JP2010501444A - ホッパ取付け機構 - Google Patents

Abstract

ホッパ（１０）であって、ホッパ側壁（１２）とホッパシュー（３０）とが設けられており、ホッパシュー（３０）がホッパ側壁（１２）に固定されており、ホッパ（１０）がホッパベース（１４）に固定されている時に、ホッパ（１０）が、ホッパシュー（３０）に対して旋回可能であるホッパが提供される。さらにホッパ側壁（１２）と、ホッパシュー（３０）と、該ホッパシュー（３０）をホッパ側壁（１２）に固定するためのばね負荷されたクランプ（４０）とが設けられたホッパ（１０）であって、ばね負荷されたクランプ（４０）が、該ばね負荷されたクランプ（４０）をホッパベース（３０）に固定するためのボルト（４４）を有しているホッパが提供される。さらにその方法も提供される。

Description

本願は、引用したことにより本明細書に記載されたものとする２００６年８月２１日に出願された米国特許仮出願第６０／８３９１０６号明細書の利益を請求する。

背景技術
本発明は印刷装置に関し、より詳細にはホッパに関する。

無線綴じ機、中綴じ機およびメールインサータ等の丁合い装置(gathering machine)は、シート材料を集めるためにホッパまたはフィーダを使用することができる。中綴じ機または無線綴じ機は、たとえばホッパまたはフィーダから供給された折り畳まれた被印刷材料をそれぞれ中綴じコンベアまたは無線綴じコンベアに集めることができ、これにより雑誌またはその他の印刷製品を形成する。本願文中では、ホッパおよびフィーダは同義語である。

米国特許第５１７１１２５号明細書により、ホッパおよび積層されたシート材料を直立向きから傾斜向きに移動させることが開示されている。ホッパとシート材料積層体とが傾斜させられると、シート材料積層体の下端部の部分が、上方に向かって傾いた傾斜面に沿って移動させられ、シート材料フィードアセンブリと係合する。

引用したことにより本明細書に記載されたものとする米国特許第６０８２７２４号明細書は、シート材料をコンベア上の受取り位置に供給する複数のホッパを有するインサータのような折り丁丁合い装置を開示している。

米国特許出願公開第２００６／０１０３０６４号明細書により、モジュラー式折り丁フィーダが開示されている。この折り丁フィーダには、該モジュラー式折り丁フィーダを別のモジュラー式折り丁フィーダか、または折り丁丁合いフィードアセンブリに関連した折り丁搬送アセンブリに解離可能に取り付けることができるように構成されたベースを有するフレームが設けられている。

発明の概要
本発明の実施態様によれば、ホッパが、ホッパ側壁とホッパシューとを有している。ホッパシューは、側壁に固定されている。ホッパがホッパベースに固定されている場合に、ホッパはホッパシューに対して旋回可能である。

本発明の別の実施態様によれば、ホッパはホッパ側壁と、ホッパシューと、該ホッパシューをホッパ側壁に固定するためのばね負荷されたクランプとを有しており、ばね負荷されたクランプは、該ばね負荷されたクランプをホッパベースに固定するためのボルトを有している。

本発明の実施態様によれば、ホッパを移動させるための方法は、ホッパを、該ホッパの枢着点を中心に旋回させ、ホッパを第１のホッパベースから可動ホッパベース上に摺動させ、ホッパと可動ホッパベースとを移動させることを含有する。

以下に本発明の好適な実施例を図面につき詳しく説明する。
ホッパ、ホッパベースおよび可動ホッパベースを示す図である。 本発明によるホッパとホッパ取付けアセンブリとを示す図である。 図２に示したホッパ取付けアセンブリを示す図である。 可動ベース上に固定されたホッパを示す図である。

従来の丁合い装置の設計において、ホッパはスチール管に固く緊締されている。ホッパベースからのホッパの取外しおよびホッパベースへのホッパの装着は時間のかかるプロセスであった。ホッパのクランプは物理的に取り外され、ホッパを動かすためにはオーバヘッド式リフト装置が必要とされていた。

さらにホッパの高さは、以前の印刷装置の設計では調節することができなかった。ホッパの高さは、真空分離コンポーネントによって左右される。真空分離コンポーネントが使用されない場合、丁合いチェーンの近傍に設置されることはホッパにとって有利である。

図１は、ホッパベース１４上に取り付けられたホッパ１０を示している。さらに可動ホッパベース６０も図示されている。ホッパ１０は、ホッパベース１４と可動ホッパベース６０との間を移動することができる。可動ホッパベース６０は、たとえばホッパ１０を配置替えするか、または修理のためにホッパ１０を搬送するために、ホッパと一緒に移動することができる。ホッパ１０は、ホッパシュー３０と、ホッパ側壁１２と、丁合いチェーン１００等の丁合いコンベア上に延びた突出区分１０８と、ホッパ１０がホッパベース１４に固定されている中間区分１１０とを有している。ホッパ１０は、丁合いチェーン１００に製品を供給するために、作業位置では丁合いチェーン１００の上に配置されている。丁合いチェーン１００に製品を供給するためのホッパ１０の内側のこのような機構は、あらゆる慣用の構造であることができ、ここでは説明しない。

図２は、ホッパ１０とホッパ取付けアセンブリ２０とを示している。ホッパシュー３０は、たとえば締付けボルト３２のような緊締部材により垂直方向のスロット３４を貫通して側壁１２にピン固定されている。締付けボルト３２は、ホッパシュー３０と側壁１２との間の固い結合を提供し、振動を減じる。ホッパシュー３０はさらに、ばね負荷されたクランプ４０と係合する長手方向のスロット３６を有している。

ニューマチック式シリンダ１６０も、一方の端部１６２でホッパシュー３０に取り付けられていて、他方の端部１６４でホッパ側壁１２に取り付けられている。ニューマチック式シリンダ１６０は、ホッパ１０の重量を支えかつホッパ１０を枢着点７０を中心に旋回させることができる。端部１６２はホッパ１０の中間区分１１０に位置している。ニューマチック式シリンダ１６０は、作動させられると、ホッパ１０を側壁１２を介して上昇させる。締付けボルト３２は、垂直方向のスロット３４内で上方に摺動するが、ホッパシュー３０はホッパベース１４に固定されたままである。ホッパ１０は枢着点７０を中心として旋回し、突出区分１０８と中間区分１１０とを上昇させる。したがって、中間区分１１０の位置は作業の必要性に合うように調整され得る。ホッパ１０は、たとえば真空コンポーネントが必要な場合に上方に旋回させられるか、または真空コンポーネントが用いられない場合に挿入チェーンの近傍に設置されるように下方に旋回させられてよく、インサータチェーンへの信頼性の良い投下を保証する。ホッパ１０は、たとえば１５°以下の角度で旋回されてよい。

さらにホッパ１０の突出区分１０８は、ホッパ１０がホッパベース１４から取り外される前に上方に旋回させられるので、ホッパ１０は丁合いチェーン１００（図１）を避けることができる。典型的な作業位置では、ホッパ１０が水平方向にホッパベース６０から引き抜かれると、突出区分１０８が丁合いチェーン１００に引っかかることがある。

図２および図３は、ブラケット２２と、ばね負荷されたクランプ４０と、ガイド５０とが設けられたホッパ取付けアセンブリ２０を示している。ばね負荷されたクランプ４０は、ばね４２と、ボルト４４と、面取り縁部４６とを有している。ばね４２は、ばね負荷されたクランプ４０を付勢して、ホッパシュー３０の長手方向のスロット３６と係合させる。ボルト４４は、ホッパ１０をホッパベース１４に固定するためにブラケット２２にねじ込まれている。ホッパ１０をホッパベース１４から移動させるためには、ボルト４４はたとえば１／２回転から１回転だけ緩められる必要がある。ホッパ１０がホッパベース１４から引き抜かれると、面取り縁部４６が、長手方向のスロット３６の縁部に接触し、この縁部が、ばね負荷されたクランプ４０をガイド５０内に押し戻す。ホッパシュー３０は、ホッパ１０がホッパベース１４から引き抜かれ可動ホッパベース６０上に移動するまで、ばね負荷されたクランプ４０を通過して摺動し続ける。ホッパ１０が可動ベース６０上に適切に配置されると、ばね２４がクランプ４０を長手方向のスロット３６内に押し込みホッパシュー３０を可動ベース６０上にロックする。次いでボルト４４が締め付けられ、ホッパ１０をホッパベース６０上に固定する。ホッパ１０をホッパベース上１０または可動ベース６０上で整列させるために、付加的なガイド５２が設けられていてもよい。このガイドは、たとえばスチールから製作されていてよい。これにより、ばね負荷されたクランプ４０とホッパシュー３０とは、ホッパ１０の取付けおよび取外しに必要な時間を著しく減じることができる。

図４は、複数のホッパ１０，１０’，１０"が設けられた丁合い装置２００を示している。ホッパ１０は、ブラケット２２と、ばね負荷されたクランプ４０と、ホッパシュー３０とを介して可動ベース６０に取り付けられている。ホッパ１０は典型的なフィーダ側位置からオペレータ側に移動されていて、たとえばホッパ１０が逆ラップの折り丁（reverse lap signatures）を容易に供給することを可能にしている。ホッパ１０が持ち上げられて、枢着点７０を中心にホッパ１０を旋回させることにより、突出区分１０８は、丁合いチェーン１００上の所望の位置に配置され得る。

上記の説明では、本発明が特定の例示的な実施形態および実施例に関して記載されている。しかし、特許請求の範囲に示された発明の精神および範囲から逸脱することなく、実施形態および実施例に種々の変更が加えられ得ることは明らかである。したがって、明細書および図面は、制限的な意味ではなく例示的な形式で見なされるべきである。

Claims (24)

1. ホッパにおいて、ホッパ側壁と、ホッパシューとが設けられており、該ホッパシューがホッパ側壁に固定されており、ホッパがホッパベースに固定されている時に、ホッパがホッパシューに対して旋回可能であることを特徴とする、ホッパ。
2. ホッパシューが、ホッパをホッパベースに固定している、請求項１記載のホッパ。
3. ホッパシューが、ブラケットを介してホッパをホッパベースに固定している、請求項２記載のホッパ。
4. ホッパシューが、クランプを介してブラケットに固定されている、請求項３記載のホッパ。
5. クランプが面取り縁部を有している、請求項４記載のホッパ。
6. クランプがばね負荷されている、請求項４記載のホッパ。
7. ブラケットが、ボルトを介してホッパベースに固定されている、請求項４記載のホッパ。
8. さらにニューマチック式シリンダが設けられており、該ニューマチック式シリンダのそれぞれの端部が、ホッパシューとホッパ側壁とに結合されている、請求項１記載のホッパ。
9. ニューマチック式シリンダが、ホッパを枢着点を中心に旋回させる、請求項８記載のホッパ。
10. ホッパが、１５°以下の角度で旋回させられる、請求項９記載のホッパ。
11. ホッパシューが、垂直方向のスロットを有する、請求項９記載のホッパ。
12. 垂直方向のスロットが、ホッパシューをホッパ側壁に固定するための緊締部材と係合している、請求項１１記載のホッパ。
13. ホッパシューが、ホッパをホッパベースに固定するためのクランプと係合するスロットを有している、請求項１記載のホッパ。
14. ホッパシューが、長手方向のスロットを有している、請求項１記載のホッパ。
15. 長手方向のスロットが、ホッパをホッパベースに固定するためのクランプと係合する、請求項１４記載のホッパ。
16. クランプが、面取り縁部を有している、請求項１５記載のホッパ。
17. クランプが、ばねにより負荷されている、請求項１５記載のホッパ。
18. ホッパシューが、垂直方向のスロットを有している、請求項１５記載のホッパ。
19. 垂直方向のスロットが、ホッパシューをホッパ側壁に固定するための緊締部材と係合する、請求項１８記載のホッパ。
20. ホッパシューが、ボルトおよび枢着部を介してホッパ側壁に結合されている、請求項１記載のホッパ。
21. ホッパシューが、ホッパをホッパベースから取り外すためにホッパベースから摺動して外される、請求項１記載のホッパ。
22. ホッパにおいて、ホッパ側壁と、ホッパシューと、該ホッパシューをホッパ側壁に固定するためのばね負荷されたクランプとが設けられており、該ばね負荷されたクランプが、該ばね負荷されたクランプをホッパベースに固定するためのボルトを有していることを特徴とする、ホッパ。
23. ホッパシューがスロットを有しており、ばね負荷されたクランプが、さらにばねとクランプとを含んでおり、該クランプが面取り縁部を有していて、ばねがクランプを付勢していて、面取り縁部がホッパシューのスロットと係合している、請求項２２に記載のホッパ。
24. ホッパを移動させる方法において、以下のステップ：
    ホッパを、該ホッパの枢着点を中心に旋回させ、
    ホッパを、第１のホッパベースから可動ホッパベース上に摺動させ、
    ホッパと可動ホッパベースとを移動させる
    を含むことを特徴とする、ホッパを移動させる方法。

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