JP2010500971A - 抗腫瘍活性を有するカンプトテシン誘導体 - Google Patents

抗腫瘍活性を有するカンプトテシン誘導体 Download PDF

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Abstract

抗腫瘍活性を有する5−置換カンプトテシン誘導体、それらの製造方法、抗腫瘍薬としてのそれらの使用およびそれらを含む医薬組成物。

Description

本発明は、抗腫瘍活性を有する新規なカンプトテシン誘導体、それらの製造方法、抗腫瘍薬としてのそれらの使用およびそれらを含む医薬組成物に関する。
発明の背景
カンプトテシンは、1966年にWallおよびWaniにより最初に記述された(J. Am. Chem. Soc. 1966, 88, 3888-3890)、カンレンボク(Camptotheca acuminata(ヌマミズキ科(Nyssaceae)))から抽出されるアルカロイドである。カンプトテシンは、特に結腸腫瘍および他の固形腫瘍ならびに白血病に対する広いスペクトルの抗腫瘍活性を有するにもかかわらず、その高い毒性のために治療には使用されておらず、その毒性は、出血性膀胱炎、胃腸毒性および骨髄抑制の形で現れる。
低毒性および高溶解性を有する化合物を得るために、多くのカンプトテシン類似体が合成されている。現在、2種の薬剤、すなわちCPT−11およびトポテカンが臨床に使用されている。他の誘導体、例えばベロテカン、ルビテカン、エクサテカン、ギマテカン、ペガモテカン、ルルトテカン(Lurtotecan)、カレニテシン、アフェレテカン、ホモカンプトテシン、ジフロモテカン、および多くの他のものが、臨床試験中である。化合物CPT−11は、多くの固形腫瘍および腹水症(結腸直腸、皮膚、胃、肺、子宮頸管、卵巣、非ホジキンリンパ腫)の処置に承認されている、10−ヒドロキシ−7−エチルカンプトテシン(SN−38として一般に知られている)の高溶解性プロドラッグである。
トポテカンは、生理食塩水に可溶性で、肺、胃、肝臓、卵巣、乳房、前立腺、食道、直腸、軟組織肉腫、頭部および頸部、神経膠芽細胞腫、慢性および急性白血病の腫瘍に対して活性な化合物である。しかしながら、トポテカンは、好中球減少および血小板減少等の重大な副作用を示す。
ルルトテカンは、頚部、卵巣、乳房、結腸−直腸、および肺微小細胞腫の腫瘍に活性を有する、より可溶性の誘導体である。しかしながら、ルルトテカンは、血液毒性をも有する。
ルビテカンは、膵臓、卵巣および乳房の腫瘍に対して有効な、経口使用のためのプロドラッグである。
カンプトテシンおよびその類似体は、全てのトポイソメラーゼI阻害剤と同様に、トポイソメラーゼII阻害剤を含む慣用の薬剤に耐性の腫瘍に対して有効であり;細胞周期全体に亘って、高いトポイソメラーゼレベルを維持し;多剤耐性(PgoまたはMRP)または酵素が仲介する解毒代謝を引き起こさない。
ここに、現在使用されている薬剤よりも低い毒性を有するトポイソメラーゼIの新規な阻害剤に研究の焦点が当てられる。
開環型カンプトテシン誘導体は、高いタンパク質結合性(特にアルブミンとの)および腫瘍組織における低い分布を示す。その結果、その生成物は体内に蓄積され、腫瘍には、不十分にしか影響を与えない。
逆に、ラクトン型の高い親油性は、カンプトテシン誘導体の細胞膜、特に赤血球への接着を促進し、組織/血漿分布比率に影響を与える。この理由から、研究は、2つの選択的アプローチ:a)依然として良好な溶解性を有する低いタンパク質結合性の生成物の設計;b)極めて低い投与量でさえも治療効果を有する効力の高い生成物の設計に焦点が当てられている。
7位、9位、10位および11位での修飾は、通常、その錯体形成が化合物の抗腫瘍活性をもたらす、DNA−トポイソメラーゼI−カンプトテシン3元系錯体の安定性に影響を与えずに、十分に許容されることが判明した。
20R立体配置を有する生成物は、不活性であるか、あるいは天然の立体配置と一致する20S立体配置を有する生成物よりも非常に低い活性であるかのいずれかであることが判明した。
概して、5位での修飾は、3元系錯体の形成に好ましくないと考えられ、一方、ピリドン環DおよびEでの修飾は、生成物の活性に有害であることが報告されている。
発明の開示
第一の態様において、本発明は、一般式I:
Figure 2010500971
(式中、
Rは、F、Cl、Br、I、−N3、NH2、−NR’R”、−COOR’、−CONR’R”、−NHR’”−NR’R”(ここで、R’、R”およびR’”は、H、アルキル、アリール、アリールアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニルであることができる)であり;
R1は、アルキル、アミノアルキル、ヒドロキシアルキル、ニトリル、アルコキシミノ、アリールオキシミノ、シリルアルキルであり;
R2は、水素、ヒドロキシル、アルコキシ、アミノアルキルであり;
R3は、水素、場合により保護されているヒドロキシル、アルコキシ、アミノアルキルであり;
ここで、アルキル、アシル、アルコキシ、アミノアルキルまたはアルコキシミノ基は、直鎖状または分岐鎖状の、1〜8個、好ましくは1〜4個の炭素原子を含むことができ、アリールおよびアリールオキシ基は、5〜10個の炭素原子を含むことができる)
のカンプトテシン誘導体、その薬学的に許容しうる塩、異性体、鏡像異性体、ジアステレオマー、および対応する混合物に関する。
本発明の化合物は、低いタンパク質結合性を示し、良好な溶解性および非常に低い投与量でさえも高い効力を有する。
本発明の化合物を製造するための好ましい合成経路は、スキームに示されており、以下の工程:
a)前駆体ヒドロキシ基の保護;
b)カルバニオンの生成と求電子試薬との反応による5での誘導体化;
c)ヒドロキシ基の脱保護;
を含む。
Figure 2010500971
スキーム中、R、R1、R2およびR3は、上記の意味を有し、PGは、ヒドロキシ保護基である。
前駆体は、市販されているか、あるいは文献に記載されているようにして得ることができる。
5でのカルバニオンは、前駆体を強有機塩基、好ましくはLiHMDSで処理することにより得ることができる。
カルバニオンは、その場で、求電子試薬、例えばハロゲン源またはアゾジカルボキシレート、イソシアネート、クロロカルボニル誘導体、トシルアジドと反応させる。
シリル類およびカーバメート類またはそれらの組み合わせが、ヒドロキシ保護基として好ましい。
本発明の化合物は、広い範囲の腫瘍細胞について細胞毒性アッセイで試験した。例として、カンプトテシンおよび薬剤トポテカンとSN−38を参照として用いて、式(I)の2つの化合物に関してNCI−H460細胞系(NSCL癌)についての細胞毒性データを報告する:
Figure 2010500971

Figure 2010500971
最も活性な化合物は、活性濃度および損傷持続性を測定するDNA開裂アッセイで評価した(「実施例」の項参照)。式(I)の誘導体は、驚くことに、参照標準(特に、トポテカンおよびカンプトテシン)よりも、DNA複製の阻止においてより高い持続性を示す一方、有効な細胞毒性活性を維持している。
さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物を、薬学的に許容しうる担体および賦形剤と一緒に含む医薬組成物に関する。化合物(I)の経口投与または非経口投与に適した形態は、固形剤、好ましくは、カプセル剤、錠剤および顆粒剤、または液剤、好ましくは、注射可能な溶液もしくは注入溶液であることができる。
本発明の好適に製剤化された化合物は、固形腫瘍および白血病、特に肺、卵巣、乳房、胃、肝臓、前立腺、軟組織肉腫、頭部および頸部、食道、膵臓、結腸、直腸、神経膠芽細胞腫、慢性および急性白血病の腫瘍の処置に使用することができる。
実施例
実施例I−20−OTES−カンプトテシン
カンプトテシン(0.100g、0.287ミリモル)を不活性雰囲気下で、無水ジメチルホルムアミド(3mL)中に懸濁し、得られた懸濁液に、イミダゾール(0.980g、1.44ミリモル)を加えた。混合物を10分間撹拌し、その後、塩化トリエチルシリル(TES−Cl)(0.193mL、1.15ミリモル)をその中に滴下し、次いで、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.040g、0.287ミリモル)を加えた。46h後、反応混合物を真空下でエバポレートした(試薬の完全な消失をTLCで管理、溶離液CHCl/MeOH=30/1)。その後、固体をCHClに再溶解し、HOと飽和NHClで洗浄した。水相をCHCl(2X10mL)で抽出した。有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して、所望の生成物(0.133g、0.287ミリモル)を淡黄色固体として得た。
Figure 2010500971
実施例II−20−OTES SN−38
SN−38(0.100g、0.255ミリモル)を不活性雰囲気下で、無水ジメチルホルムアミド(5mL)中に懸濁し、得られた懸濁液に、イミダゾール(0.087g、1.28ミリモル)を加えた。混合物を10分間撹拌し、その後、塩化トリエチルシリル(TES−Cl)(0.171mL、1.02ミリモル)をその中に滴下し、次いで、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.031g、0.255ミリモル)を加えた。52h後、試薬の完全な消失をTLC(CHCl/MeOH=10/1)でモニターし、反応混合物を真空下でエバポレートした。その後、固体をCHClに再溶解し、HOと飽和NHClで洗浄した。水相をCHCl(2X10mL)で抽出した。有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して、所望の生成物(0.121g、0.240ミリモル、94%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2010500971
実施例III−10−OTBDMS SN−38
20−OTES SN−38(0.121g、0.240ミリモル)を不活性雰囲気下で、CHCl/THF=1:1(8mL)の無水混合物中に溶解した。そこに、イミダゾール(0.081g、1.20ミリモル)を加え、10分後に、塩化tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS−Cl)(0.144mg、0.957ミリモル)、次いで、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.029g、0.240ミリモル)を加えた。18h後、試薬の消失をTLC(ヘキサン/AcOEt=1/1)でモニターし、反応混合物を真空下でエバポレートした。その後、固体をCHClに再溶解し、HOと飽和NHClで洗浄した。水相をCHCl(2X10mL)で抽出し、有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)で精製して、所望の生成物(0.127g、0.205ミリモル、85%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2010500971
実施例IV−20−OTES トポテカン
トポテカン(0.100g、0.238ミリモル)を不活性雰囲気下で、無水ジメチルホルムアミド(5mL)中に懸濁し、得られた懸濁液に、イミダゾール(0.081g、1.19ミリモル)を加えた。混合物を10分間撹拌し、その後、塩化トリエチルシリル(TES−Cl)(0.160mL、0.952ミリモル)をその中に滴下し、次いで、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.029g、0.238ミリモル)を加えた。52h後、試薬の完全な消失をTLC(CHCl/MeOH=10/1)でモニターし、反応混合物を真空下でエバポレートした。その後、固体をCHClおよびHOと飽和NHClに再溶解し、水相をCHCl(2X15mL)で抽出した。有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して、所望の生成物(0.120g、0.224ミリモル、94%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2010500971
実施例V−10−OTBDMS 20−OTES トポテカン
20−OTES トポテカン(0.120g、0.224ミリモル)を不活性雰囲気下で、CHCl/THF=1:1の無水混合物(8mL)中に溶解した。イミダゾール(0.076g、1.12ミリモル)を加え、10分後に、塩化tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS−Cl)(0.135mg、0.896ミリモル)、次いで、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.027g、0.224ミリモル)を加えた。21h後、試薬の消失をTLC(ヘキサン/AcOEt=1/1)でモニターし、反応混合物を真空下でエバポレートした。その後、固体をCHClおよびHOと飽和NHClに再溶解し、水相をCHCl(2X15mL)で抽出した。有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)で精製して、所望の生成物(0.116g、0.179ミリモル、80%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2010500971
実施例VI−20−OTES 10−ヒドロキシカンプトテシン
10−ヒドロキシカンプトテシン(0.100g、0.275ミリモル)を不活性雰囲気下で、無水ジメチルホルムアミド(5mL)中に懸濁し、得られた懸濁液に、イミダゾール(0.225g、3.31ミリモル)を加えた。混合物を10分間撹拌し、その後、塩化トリエチルシリル(TES−Cl)(0.460mL、2.75ミリモル)をその中に滴下し、次いで、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.068g、0.550ミリモル)を加えた。24h後、試薬の完全な消失をTLCでモニターし(CHCl/MeOH=20/1)、反応混合物を真空下でエバポレートした。その後、固体をCHClに再溶解し、HOと飽和NHClで洗浄した。水相をCHCl(2X10mL)で抽出した。有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して、所望の生成物(0.124g、0.259ミリモル、94%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2010500971
実施例VII−10−OTBDMS−20−OTES カンプトテシン
10−ヒドロキシ−20−OTES−カンプトテシン(0.105g、0.219ミリモル)を不活性雰囲気下で、CHCl/THF=1:1の無水混合物(4mL)中に溶解した。イミダゾール(0.097g、1.42ミリモル)を加え、10分後に、塩化tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS−Cl)(0.164mg、1.10ミリモル)、次いで、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.040g、0.329ミリモル)を加えた。18h後、試薬の完全な消失をTLCでモニターし(シクロヘキサン/AcOEt=1/3)、反応混合物を真空下でエバポレートした。その後、固体をCHClに再溶解し、HOと飽和NHClで洗浄し、水相をCHCl(2X10mL)で抽出した。有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、シクロヘキサン/AcOEt=1/3)で精製して、所望の生成物(0.117g、0.197ミリモル、90%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2010500971
実施例VIII−5−F−20−OTES カンプトテシン
カンプトテシン20−OTES(0.100g、0.216ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(6mL)中に溶解し、次いで、−78℃の温度に冷却し、THF中の1.0M LiHMDS溶液(0.260mL、0.260ミリモル)をその中に滴下した。20’後、無水THF(2mL)中のNFSI(0.089g、0.281ミリモル)を加えた。−78℃で2h後、温度が25℃に上がるまで放置し、試薬の消失をTLC(ヘキサン/AcOEt=1/2)でモニターした。2つのジアステレオマーの生成が認められた。室温で3h後、反応を、飽和NHClを加えて停止させた。水相をCHCl(3X15mL)で抽出し、有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=3/1、次いで2/1、最後は1/1)で精製して、2つの異性体の混合物(0.101g、0.210ミリモル、97%)(1:1の異性体比)を淡黄色固体として得た。2つの異性体は、さらにクロマトグラフィーで分離した。溶出順に:
Figure 2010500971
実施例IX−5−F−カンプトテシンの一番目のジアステレオマーの調製
5−F−20−OTES−カンプトテシンの一番目のジアステレオマー(0.025g、0.052ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(5mL)中に溶解した。その後、Et3N・3HF(0.060mL、0.368ミリモル)をその中に滴下した。反応混合物を室温で28h反応させ、試薬の消失をTLCでモニターした(ヘキサン/AcOEt=1/2)。溶媒を真空下でエバポレートし、残渣をクロマトグラフィーに付して(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)、所望の生成物(0.019g、0.051ミリモル、98%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2010500971
実施例X−5−F−カンプトテシンの二番目のジアステレオマーの調製
5−F−20−OTES−カンプトテシンの二番目のジアステレオマー(0.025g、0.052ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(5mL)中に溶解し、その後、Et3N・3HF(0.060mL、0.368ミリモル)をその中に滴下した。反応混合物を室温で28h反応させ、試薬の消失をTLCでモニターした(ヘキサン/AcOEt=1/2)。溶媒を真空下でエバポレートし、残渣をクロマトグラフィーに付して(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)、所望の生成物(0.018g、0.050ミリモル、97%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2010500971
実施例XI−5−N3−20−OTES−カンプトテシン
カンプトテシン20−OTES(0.100g、0.216ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(6mL)中に溶解し、次いで、−78℃の温度に冷却し、THF中の1.0M LiHMDS溶液(0.260mL、0.260ミリモル)をその中に滴下した。20分後、無水THF(2mL)中のアジ化トシル(TsN)(0.055g、0.281ミリモル)を加えた。−78℃で2h後、温度が25℃に上がるまで放置し、試薬の消失をTLC(ヘキサン/AcOEt=2/1)でモニターした。2つのジアステレオマーの生成が認められた。室温で2時間30分後、反応を、飽和NHClを加えて停止させた。水相をCHCl(3x15mL)で抽出し、有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。2つのジアステレオマーよりなる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=3/1、次いで2/1、最後は1/1)で精製して、2つの異性体の混合物(0.106g、0.210ミリモル、97%)(異性体の比1:1)を淡黄色固体として得た。2つの異性体は、さらにクロマトグラフィーで分離した。溶出順に:
Figure 2010500971
実施例XII−5−N3−カンプトテシンの一番目のジアステレオマーの調製
5−N3−20−OTES−カンプトテシンのジアステレオマー1(0.070g、0.139ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(6mL)中に溶解し、その後、Et3N・3HF(0.170mL、1.016ミリモル)をその中に滴下した。反応混合物を室温で26h反応させ、試薬の消失をTLCでモニターした(ヘキサン/AcOEt=1/1)。溶媒を真空下でエバポレートし、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)で精製して、所望の生成物(0.053g、0.136ミリモル、98%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2010500971
実施例XIII−5−N3−カンプトテシンの二番目のジアステレオマーの調製
5−N3−20−OTES−カンプトテシンのジアステレオマー2(0.055g、0.109ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(6mL)中に溶解し、その後、Et3N・3HF(0.135mL、0.820ミリモル)をその中に滴下した。反応混合物を室温で26h反応させ、試薬の消失をTLCでモニターした(ヘキサン/AcOEt=1/1)。溶媒を真空下でエバポレートし、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)で精製して、所望の生成物(0.042g、0.107ミリモル、98%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2010500971
実施例XIV−5−NH−カンプトテシンの調製
5−N3−20−OH−カンプトテシンのジアステレオマー2(0.050g、0.129ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(1.5mL)と無水MeOH(6mL)の混合物中に溶解し、その後、Pd/C(14mg〜10%)を加え、真空/H(H風船圧)の2つのサイクルを実施した。反応混合物を、試薬の消失をTLC(ヘキサン/AcOEt=1/3)でモニターしながら、室温で3h反応させ、次いで、セライトを通して濾過し、CHCl(2x15mL)で洗浄した。溶媒を真空下で留去した。反応粗生成物のH NMRスペクトル分析から、所望の生成物がC5位での2つのエピマーの1:1混合物として存在していることが判明した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO、CHCl/MeOH=35/1、次いで25/1)により、2つのジアステレオマーの混合物(0.046g、0.126ミリモル、98%)が回収できた。
Figure 2010500971
実施例XV−5−ジ−t−ブトキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシン
カンプトテシン20−OTES(0.100g、0.216ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(6mL)中に溶解し、次いで、−78℃の温度に冷却し、THF中の1.0M LiHMDS溶液(0.281mL、0.281ミリモル)をその中に滴下した。20’後、無水THF(2mL)中のジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレート(DTBAC)(0.075g、0.324ミリモル)を加えた。−78℃で4h後、試薬の消失をTLC(ヘキサン/AcOEt=3/1)でモニターした。2つのジアステレオマーの生成が認められた。反応を、飽和NHClを加えて停止させた。水相をCHCl(3x15mL)で抽出し、有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=3/1)で精製して、2つの異性体の混合物(0.145g、0.210ミリモル、97%)を得た。2つの異性体は、さらにクロマトグラフィーで分離した。溶出順に:
Figure 2010500971
実施例XVI−5−ジ−t−ブトキシカルボニルヒドラジノ−カンプトテシンの一番目のジアステレオマーの調製
5−ジ−t−ブトキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシンの一番目のジアステレオマー(0.050g、0.072ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(4mL)中に溶解し、その後、EtN・3HF(0.088mL、0.542ミリモル)をその中に滴下した。反応混合物を室温で35h反応させ、試薬の消失をTLCでモニターした(ヘキサン/AcOEt=3/2)。溶媒を真空下で留去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=3/2)で精製し、所望の化合物(0.041g、0.071ミリモル、98%)を淡黄色固体として得た。
生成物を、CHCl/ペンタン=1/50から結晶化することによりさらに精製した。
Figure 2010500971
実施例XVII−5−ジ−t−ブトキシカルボニルヒドラジノ−カンプトテシンの二番目のジアステレオマーの調製
5−ジ−t−ブトキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシンの二番目のジアステレオマー(0.050g、0.072ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(4.5mL)中に溶解し、その後、EtN・3HF(0.088mL、0.542ミリモル)をその中に滴下した。反応混合物を室温で35h反応させ、試薬の消失をTLCでモニターした(ヘキサン/AcOEt=3/2)。溶媒を真空下で留去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=3/2)で精製し、所望の化合物(0.040g、0.069ミリモル、96%)を淡黄色固体として得た。生成物を、CHCl/ペンタン=1/50から結晶化することによりさらに精製した。
Figure 2010500971
実施例XVIII−5−ジベンジルオキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシンの調製
カンプトテシン20−OTES(0.100g、0.216ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(6mL)中に溶解し、次いで、−78℃の温度に冷却し、THF中の1.0M LiHMDS溶液(0.281mL、0.281ミリモル)をその中に滴下した。20’後、無水THF(2mL)中のジベンジルアゾジカルボキシレート(0.097g、0.324ミリモル)を加えた。−78℃で3h後、温度が25℃に上がるまで放置し、試薬の消失をTLC(ヘキサン/AcOEt=3/1)でモニターした。2つのジアステレオマーの生成が認められた。室温で90分後、反応を、飽和NHClを加えて停止させた。水相をCHCl(3x15mL)で抽出し、有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=4/1、次いで7/2)で精製して、淡黄色固体(0.161g、0.212ミリモル、98%)を得た。2つの異性体は、さらにクロマトグラフィーで分離した。溶出順に:
Figure 2010500971
実施例XIX−5−ジベンジルオキシカルボニルヒドラジノ−カンプトテシンの一番目のジアステレオマーの調製
5−ジベンジルオキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシンの一番目のジアステレオマー(0.140g、0.184ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(6mL)中に溶解し、その後、EtN・3HF(0.225mL、1.380ミリモル)をその中に滴下した。反応混合物を室温で52h反応させ、試薬の消失をTLCでモニターした(ヘキサン/AcOEt=1/3)。溶媒を真空下で留去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1、次いで2/3)で精製し、(0.113g、0.175ミリモル、95%)を淡黄色固体として得た。生成物を、CHCl/ペンタン=1/50から結晶化することによりさらに精製した。
Figure 2010500971
実施例XX−5−ジベンジルオキシカルボニルヒドラジノ−カンプトテシンの二番目のジアステレオマーの調製
5−ジベンジルオキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシンの二番目のジアステレオマー(0.140g、0.184ミリモル)を不活性雰囲気下で撹拌しながら、無水THF(6mL)中に溶解し、その後、EtN・3HF(0.150mL、0.921ミリモル)をその中に滴下した。反応混合物を室温で55h反応させ、試薬の消失をTLCでモニターした(ヘキサン/AcOEt=3/2)。溶媒を真空下で留去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)で精製し、所望の化合物(0.113g、0.175ミリモル、95%)を淡黄色固体として得た。生成物を、CHCl/ペンタン=1/50から結晶化することによりさらに精製した。
Figure 2010500971
実施例XXI−細胞成長阻害アッセイ
ヒト大細胞型肺腫瘍からのH460細胞を、10%ウシ胎仔血清を含有するRPMI−1640培地中で培養した。細胞感受性は、1〜72hの薬剤暴露後の、細胞成長阻害アッセイにより決定した。対数増殖における細胞を収集し、6ウエルプレート中で重複して接種した。接種24時間後、細胞を薬剤に暴露し、IC50を決定するために、薬剤への暴露72時間後に、コールターカウンターで計測した。IC50は、非処理の対照の成長と比較して、細胞成長を50%阻害する濃度として定義される。
実施例XXI−トポイソメラーゼI依存性DNA開裂アッセイ
DNA開裂は、751bpのBamHI−EcoRI DNA SV40精製ゲルを用いて決定した(Beretta GL, Binaschi M, Zagni AND, Capuani L, Capranico G. Tethering a type IB topoisomerase to a DNA site by enzyme fusion to a heterologous site-selective DNA-binding protein domain. Cancer Res 1999; 59:3689-97)。DNAフラグメントは、3’でのみ標識されていた。DNA開裂反応(20,000cpm/試料)は、10mMトリス−HCL(pH7.6)、150mM KCl、5mM MgCl、15μg/mL BSA、0.1mMチオトレイトール、およびヒト組換え酵素(完全長トップ1)の中で、37℃で30分間実施した。反応は、0.5%SDSおよび0.3mg/mLのKプロテイナーゼを用いて、42℃で45分間ブロックした。DNA損傷持続性は、10μMの薬剤と共に30分間インキュベートしたのち、0.6M NaClを加えたその時々に、試験した。沈殿後に、変性ゲル(TBE緩衝液中の7%ポリアミド)中での接種前に、DNAを変性緩衝液(80%ホルムアミド、10mM NaOH、0.01M EDTAおよび1mg/mL染料)中に再懸濁した。DNA開裂レベルの全てを、PhosphoImager425型(Molecular Dynamics)を用いて測定した(Dallavalle S, Ferrari A, Biasotti B, et al. Novel 7-oxyiminomethyl camptothesin derivatives with potent in vitro and in vivo antitumor activity. J Med Chem 2001; 44:3264-74)。
Figure 2010500971

Claims (7)

  1. 一般式I:
    Figure 2010500971

    (式中、
    Rは、F、Cl、Br、I、−N3、NH2、−NR’R”、−COOR’、−CONR’R”、−NHR’”−NR’R”(ここで、R’、R”およびR’”は、H、アルキル、アリール、アリールアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニルであることができる)であり;
    R1は、アルキル、アミノアルキル、ヒドロキシアルキル、ニトリル、アルコキシミノ、アリールオキシミノ、シリルアルキルであり;
    R2は、水素、ヒドロキシル、アルコキシ、アミノアルキルであり;
    R3は、水素、場合により保護されているヒドロキシル、アルコキシ、アミノアルキルであり;
    ここで、アルキル、アシル、アルコキシ、アミノアルキルまたはアルコキシミノ基は、直鎖状または分岐鎖状の、1〜8個、好ましくは1〜4個の炭素原子を含むことができ、アリールおよびアリールオキシ基は、5〜10個の炭素原子を含むことができる)
    の化合物、その薬学的に許容しうる塩、異性体、鏡像異性体、ジアステレオマー、および対応する混合物。
  2. a)5−F−カンプトテシン;
    b)5−N3−カンプトテシン;
    c)5−NH2−カンプトテシン;
    d)5−ジ−tertブトキシカルボニルヒドラジノカンプトテシン;
    e)5−ジ−ベンジルオキシカルボニルヒドラジノカンプトテシン;
    よりなる群から選択される、請求項1記載の式(I)の化合物。
  3. 実質的に、以下のスキームで示される工程:
    a)前駆体ヒドロキシ基の保護;
    b)カルバニオンの生成と求電子試薬との反応による5での誘導体化;
    c)ヒドロキシ基の脱保護;
    Figure 2010500971

    (式中、R、R1、R2およびR3は、上記の意味を有し、PGは、OH保護基である)
    を含む、式(I)の化合物の合成方法。
  4. 、式(I)の化合物を、薬学的に許容しうる担体および賦形剤と一緒に含む医薬組成物。
  5. 経口投与または非経口投与に適した形態にある、請求項4記載の医薬組成物。
  6. 腫瘍の処置用の薬剤を製造するための、請求項1〜2に記載の化合物または請求項4〜5に記載の組成物の使用。
  7. その薬剤が、固形腫瘍および白血病、特に肺、卵巣、乳房、胃、肝臓、前立腺、軟組織肉腫、食道、膵臓、頭部および頸部、神経膠芽細胞腫、慢性および急性白血病の腫瘍の処置に使用される、請求項6記載の使用。
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