JP2010288411A - マグネットロータ - Google Patents

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JP2010288411A
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shaft
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Takatoshi Horiuchi
崇利 堀内
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Sanyo Electric Co Ltd
Nidec Seimitsu Corp
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

【課題】円筒状マグネット片端面の凹陥状口に注入して硬化した接着剤硬化塊だけで十分な固着強度が得られる構造のマグネットロータの提供。
【解決手段】マグネットロータは、片端面に形成された凹陥空部12の中央で貫通した軸孔14を持つ円筒状マグネット10と、軸孔14に嵌挿したシャフト20と、凹陥空部12内のシャフト部分を接着剤で埋めて硬化した接着剤硬化塊30とを有する。円筒状マグネット10は、凹陥空部12内でシャフト部分の周り方向に3つの分割空部12aを区画する仕切り凸部12bを一体的に有し、接着剤硬化塊30は分割空部12a毎に接着剤が溜って硬化した根張り部32を一体的に有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、PM型ステッピングモータなどに用いるマグネットロータに関する。
特許文献1に記載のマグネットロータは、軸孔が貫通した円筒状マグネットの片端面に軸孔に連通するすり鉢状の凹陥空部を形成し、周面に点状または線状に接着剤を塗布したシャフトを凹陥空部を介して軸孔に嵌挿し、軸孔から外へはみ出した接着剤は凹陥空部内に残留して硬化した接着剤硬化塊となっている。シャフトと軸孔とをすき間嵌めとすると、シャフトと軸孔内周面との隙間に接着剤が介在することになり、しかも、はみ出し接着剤が接着剤硬化塊としてシャフト部分を埋め込むため、十分な固着力を得ることができる。
実開平4−97445(図1,図2)
しかしながら、上記のマグネットロータにおいては、シャフトと軸孔とがすき間嵌めであるため、シャフトと軸孔内周面との隙間に接着剤が偏在し、シャフト中心と軸孔中心との不整合が生じ易く、そのため心合わせ用の治具等を必要とするなど、作業性の悪さを招く。ここで、シャフトと軸孔とを締まり嵌めとした場合、軸孔内に接着剤が入らず、凹陥空部内にのみ接着剤を充填したものとなるため、十分な接着面積が確保できず、接着剤硬化塊の接着界面が剥離し易く、円筒状マグネットとシャフトとの固着力を十分に得ることはできない。
そこで、本発明の課題は、上記問題点を解決するものであり、円筒状マグネット片端面の凹陥空部に注入して硬化した接着剤硬化塊だけで十分な固着強度が得られる構造のマグネットロータを提供することにある。
本発明は、少なくとも片端面に形成された凹陥空部の中央で貫通した軸孔を持つ円筒状マグネットと、軸孔に嵌挿したシャフトと、凹陥空部内のシャフト部分を接着剤で埋めて硬化した接着剤硬化塊とを有するマグネットロータにおいて、円筒状マグネットは、凹陥空部内でシャフト部分の周り方向に複数の分割空部を区画する仕切り凸部を一体的に有し、接着剤硬化塊は分割空部毎に接着剤が溜って硬化した根張り部を一体的に有することを特徴とする。
接着剤硬化塊が複数の根張り部を持つことにより接着面積が拡大すると共に、仕切り凸部が接着剤硬化塊に対し回り止め作用を発揮するため、十分高い固着強度を得ることができる。
円筒状マグネットは、シャフト部分の周面とこれに臨む仕切り凸部の内側面との間に接着剤流通隙間を有し、接着剤硬化塊は、この接着剤流通隙間に溜って隣接する根張り部同士を連結する連結部を一体的に有する。円筒状マグネットの軸孔にシャフトを嵌挿した後、1つの分割空部内に接着剤を注入するだけで、接着剤流通隙間を介してすべての分割空部内に接着剤を行き渡らすことができ、しかも、シャフト部分の周面に対する接着剤流通隙間に溜る連結部による接着力の方がシャフト部分の周面に対する仕切り凸部の内側面の当接摩擦力よりも相当強くなるため、十分高い固着強度を得ることができる。
なお、マグネットロータはPM型ステッピングモータに用いることが望ましい。
本発明によれば、円筒状マグネット片端面の凹陥状口に注入して硬化した接着剤硬化塊だけで十分な固着強度が得られる構造のマグネットロータを提供できる。
(A)は本発明の一実施例において接着剤注入前のマグネットロータを示す斜視図、(B)は同マグネットロータの縦断面図である。 (A)は同マグネットロータにおける円筒状マグネットを示す斜視図、(B)は同円筒状マグネットの縦断面図である。 同マグネットロータにおいて円筒状マグネットにシャフトを嵌挿した状態で逆切頭円錐状の凹陥空部の近傍部分を拡大して示す縦断面図である。 同凹陥空部に接着剤を注入して硬化した状態を示す縦断面図である。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
本例のPM型ステッピングモータ用のマグネットロータは、円筒状マグネット10及びシャフト20から成り、図1に示す如く、円筒状マグネット10は、片端面に形成された逆切頭円錐状の凹陥空部12と、この凹陥空部12の中央で貫通した軸孔14と、凹陥空部12内の底面とテーパ面から一体的に隆起しており、軸孔14の周り3方の分割空部12aを区画する仕切り凸部12bとを有する。仕切り凸部12bの隆起高さは凹陥空部12内に収まっている。図1及び図3に示す如く、シャフト20は円筒状マグネット10の軸孔14に嵌挿しており、凹陥空部12内のシャフト部分の周面とこれに臨む仕切り凸部12bの内側面との間に接着剤流通隙間Gを残してある。
図3に示す状態において、いずれか1つの分割空部12aに例えば紫外線硬化型接着剤を注入すると、接着剤が接着剤流通間隙Gを介して他の2つの分割空部12a内へ行き渡り、図4に示す如く、凹陥空部12内で仕切り凸部12bの高さを越えたレベルまで充填される。この後、紫外線を照射すると、凹陥空部12内でシャフト部分を埋めて硬化した接着剤硬化塊30は、分割空部12a内で硬化した根張り部32と、接着剤流通間隙G内で硬化し隣接する根張り部32同士を連結する連結部34とを有する。
このように本例においては、接着剤硬化塊30が3つの根張り部32を持つことにより接着面積が拡大すると共に、仕切り凸部12bが接着剤硬化塊30に対し回り止め作用を発揮するため、十分高い固着強度を得ることができる。
円筒状マグネット10は、シャフト部分の周面とこれに臨む仕切り凸部12bの内側面との間に接着剤流通隙間Gを有し、接着剤硬化塊30は、この接着剤流通隙間Gに溜って隣接する根張り部32同士を連結する連結部34を一体的に有する。円筒状マグネット10の軸孔14にシャフトを嵌挿した後、1つの分割空部12a内に接着剤を注入するだけで、接着剤流通隙間Gを介してすべての分割空部12a内に接着剤を行き渡らすことができ、しかも、シャフト部分の周面に対する接着剤流通隙間Gに溜る連結部34による接着力の方がシャフト部分の周面に対する仕切り凸部12bの内側面の当接摩擦力よりも相当強くなるため、十分高い固着強度を得ることができる。
なお、接着剤としては紫外線硬化型接着剤に限らず熱硬化型接着剤などを用いることができる。また、凹陥空部12は逆切頭円錐状に限らず、すり鉢状などを採用できる。
10…円筒状マグネット
12…凹陥空部
12a…分割空部
12b…仕切り凸部
14…軸孔
20…シャフト
30…接着剤硬化塊
32…根張り部
34…連結部
G…接着剤流通隙間

Claims (3)

  1. 少なくとも片端面に形成された凹陥空部の中央で貫通した軸孔を持つ円筒状マグネットと、前記軸孔に嵌挿したシャフトと、前記凹陥空部内のシャフト部分を接着剤で埋めて硬化した接着剤硬化塊とを有するマグネットロータにおいて、前記円筒状マグネットは、前記凹陥空部内で前記シャフト部分の周り方向に複数の分割空部を区画する仕切り凸部を一体的に有し、前記接着剤硬化塊は前記分割空部毎に前記接着剤が溜って硬化した根張り部を一体的に有することを特徴とするマグネットロータ。
  2. 請求項1に記載のマグネットロータにおいて、前記円筒状マグネットは、前記シャフト部分の周面とこれに臨む前記仕切り凸部の内側面との間に接着剤流通隙間を有し、前記接着剤硬化塊は、前記接着剤流通隙間に溜って隣接する前記根張り部同士を連結する連結部とを一体的に有することを特徴とするマグネットロータ。
  3. 請求項1又は請求項2に規定するマグネットロータを備えて成ることを特徴とするPM型ステッピングモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106787509A (zh) * 2016-12-22 2017-05-31 宁波韵升股份有限公司 一种电机转子组件的制作方法

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