JP2010287959A - 同期通信システム、通信装置および同期通信方法 - Google Patents

同期通信システム、通信装置および同期通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡潔な手段により同一の伝送路にて異なる同期周期で通信を行うことを可能とし、また指令データの受信から指令実行までの遅れを少なくし、同一伝送周期で動作するスレーブ間を効率よく同期させる手段を提供する。
【解決手段】第1通信装置は、第2通信装置の属する同期周期情報を通知する手段と、設定された周期で同期フレームをブロードキャストする手段と、同期フレームを受信後に同期処理をするべき第2通信装置グループを指定する情報を付加する手段を備え、第2通信装置は、同期周期情報を記憶する手段と、同期フレーム受信時に自グループ宛てかどうかを判定する手段と、同期周期タイマをリロードする手段と、同期周期タイマの値が割込みタイミングの値と一致すると、割込み信号を出力する手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、伝送路に接続されたマスタ−スレーブが1対Nで通信を行う同期通信システムに関し、特に同一の伝送路にて異なる同期周期で通信を行う同期通信システムと、そのための通信装置および同期通信方法に関する。
一般に製造システムでは、1台のコントローラ等の制御機器がマスタとなり、複数台のセンサ、リレーおよびサーボドライブ等の機器がスレーブとなり、マスタとスレーブが周期的に指令データと応答データの交換を行って制御している。指令データと応答データは各機器間を接続する伝送路を介してマスタ−スレーブ間で送受信される。このようなシステムにおいて、工作機械やチップマウンタ等のモーション制御システムでは、マスタからの指令データを複数のスレーブが一斉に同期して処理することが要求される。このような同期通信システムでは、1台のマスタが同一伝送路上に接続された複数台のスレーブ各々に対し指令データを送信する。またマスタはスレーブに対し同期フレームをブロードキャストし、各スレーブが同期フレーム受信タイミングで指令データを取り込むことで、同期動作を行う。(例えば、特許文献1参照)
この従来のシステムでは、ブロードキャストされた同期フレームを伝送路に接続された全スレーブが一斉に受信するため、一つの伝送路上の全ての機器で同期周期が同じになる。しかし、システムによっては異なる制御周期を持つスレーブが混在するものがある。例えばロボットの腕を制御するような場合、制御周期が速いトルク制御を行うハンドユニットと、制御周期が遅い位置制御を行う腕ユニットがある。これらを同一の伝送路に接続して1台のコントローラで制御する場合、従来は同期周期は制御周期の速い方に合わせなければならず、遅い周期でよいものまで速い周期で制御することになり、コントローラに余分な負荷が掛かってしまうという問題があった。
この問題に対し、特許文献2の同期通信システムでは、マスタが自局に登録された送信先アドレステーブルに従った順序で同期フレームの送信先アドレスを変えて送信し、スレーブは自局の同期アドレス登録テーブルに登録されたアドレス宛ての同期フレームのみ受信することで、一つの伝送路上で同期周期の異なるスレーブを制御するようにしている。図13は特許文献2の従来の方法を適用した場合の同期通信システムのタイムチャートである。図13においてSは同期フレームを表す。ここでは、スレーブ1が500us周期で同期フレームを受信し、スレーブ2,3が125us周期で同期フレームを受信している。
特公平6−19660号公報 特開2005−229322号公報
しかしながら、特許文献2が開示する手段では、異なる同期周期の種類が増加すると、マスタの送信先アドレステーブルとスレーブの同期アドレス登録テーブルが複雑になる。またスレーブでは同期アドレス登録テーブル分のアドレスフィルタが必要であり、受信回路が複雑になることが考えられる。また、一般的には通信割込み出力のタイミングで指令データを一斉取得するので、例えば図13のスレーブ1では、指令データを500usの周期前半に受信した場合、次の同期フレームを受信するまで指令データの処理が待たされ、効率が悪い。
本発明は、特許文献2に記載の発明の改善に係るものであって、簡潔な手段により同一の伝送路にて異なる同期周期で通信を行うことを可能とし、また指令データの受信から指令実行までの遅れを少なくし、同一伝送周期で動作するスレーブ間を効率よく同期させる手段を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のようにしたのである。
請求項1に記載の発明は、送受信データを制御する通信制御部と、該通信制御部が受信したデータを基に演算処理を実行し、また送信データを作成して該通信制御部へ送信要求を行う演算処理部と、をそれぞれ有する1台の第1通信装置と複数台の第2通信装置が同一の伝送路に接続され、前記第1通信装置がマスタとして前記複数台の第2通信装置を同期して動作させる指令を出力し、前記複数台の第2通信装置はスレーブとして前記第1通信装置の指令により動作する同期通信システムにおいて、前記第1通信装置は、同期通信開始前に同一の伝送路に接続された前記複数台の第2通信装置それぞれに、該第2通信装置の属する同期周期グループ情報と、同期周期と、割込みタイミング値を同期周期情報通知フレームにより通知する手段と、前記演算処理部により設定された周期で同期フレームをブロードキャストする手段と、前記同期フレームに該同期フレームを受信後に同期処理をするべき第2通信装置グループを指定する同期処理実行グループ情報を付加する手段を備え、前記第2通信装置は、同期周期を作り出す同期周期タイマと、前記第1通信装置から通知された前記同期周期グループ情報と、前記同期周期と、前記割込みタイミング値とを記憶する手段と、前記同期フレーム受信時に自グループ宛てかどうかを判定する手段と、自グループ宛ての前記同期フレーム受信時に前記同期周期タイマをリロードする手段と、前記同期周期タイマの値が前記割込みタイミングの値と一致すると、前記演算処理部に割込み信号を出力する手段と、を備えることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、送受信データを制御する通信制御部と、該通信制御部が受信したデータを基に演算処理を実行し、また送信データを作成して該通信制御部へ送信要求を行う演算処理部と、を有し、マスタとして同一伝送路に接続された複数台のスレーブの通信装置を同期させて制御する通信装置において、同一伝送路に接続された前記複数台のスレーブの通信装置の同期情報を格納した個別情報記憶部を備え、前記通信制御部は、伝送路から自局宛てのデータを受信する受信制御部と、自局からの送信データを伝送路へ送出する送信制御部と、自局が管理する同期周期グループを設定する同期周期グループ情報設定部と、を備え、前記送信制御部は、前記同期周期グループ情報設定部の情報を基に同期フレームに同期処理実行グループ情報を付加して該同期フレームを作成する同期フレーム作成部と、前記同期フレームを送信する基本周期を作り出す基本周期タイマと、を備え、前記基本周期タイマは、前記演算処理部より設定された値でタイムアップを繰り返し、タイムアップのタイミングを前記同期フレーム作成部に通知することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の通信装置において、前記基本周期タイマには、同一伝送路に接続された前記複数台のスレーブの通信装置の同期周期の公約数を設定することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2記載の通信装置において、前記個別情報記憶部は、同一伝送路に接続された前記スレーブの通信装置の台数分の領域を持ち、各領域には、同期グループを表す同期周期グループ情報の領域と、同期周期を表す同期周期の領域と、割り込みタイミングの値を表す割込みタイミングの領域と、を備えることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、送受信データを制御する通信制御部と、該通信制御部が受信したデータを基に演算処理を実行し、また送信データを作成して該通信制御部へ送信要求を行う演算処理部と、を有し、マスタからの指令を受けてスレーブとして動作する通信装置において、前記通信制御部は、伝送路から自局宛てのデータを受信する受信制御部と、自局からの送信データを伝送路へ送出する送信制御部と、マスタの通信装置から通知された同期情報を記憶する同期情報格納部と、同期周期を作り出す同期周期タイマと、割込みタイミングを通知されると前記演算処理部に割込み信号を出力する同期割込み発生部と、を備え、前記受信制御部は、同期フレーム検出時に該同期フレームが自局の属する同期周期グループ宛てであるかどうかを判定する同期フレーム受信判定部を備え、前記同期周期タイマは、前記同期情報格納部に設定された同期周期でタイムアップを繰り返し、前記同期情報格納部に設定された割込みタイミング値になるとそのタイミングを前記同期割込み発生部を経由して前記演算処理部に通知することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の通信装置において、前記同期情報格納部は、同期周期グループ情報を格納する自局グループ情報領域と、割込みタイミングの値を格納する自局割込みタイミング値領域と、を備えることを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、送受信データを制御する通信制御部と、当該通信制御部が受信したデータを基に演算処理を実行し、また送信データを作成して当該通信制御部へ送信要求を行う演算処理部とをそれぞれ有する1台の第1通信装置と複数台の第2通信装置が同一の伝送路に接続され、前記第1通信装置がマスタとして前記複数台の第2通信装置を同期して動作させる指令を出力し、前記複数台の第2通信装置はスレーブとして前記第1通信装置の指令により動作する同期通信システムにおける同期通信方法において、前記第1通信装置に、同一伝送路に接続された前記複数台の第2通信装置の同期情報を格納した個別情報記憶部と、同期フレームを送信する基本周期を作り出す基本周期タイマと、自局が管理する同期周期グループを設定する同期周期グループ情報設定部と、を備え、前記第2通信装置に、同期周期を作り出す同期周期タイマを備え、前記第1通信装置は、同期通信開始前に自局の管理する同期周期グループを、前記個別情報記憶部に格納された情報を基に前記同期周期グループ情報設定部に設定するステップと、前記同期フレームを送信する基本周期を、前記個別情報記憶部に格納された情報を基に前記基本周期タイマに設定するステップと、同一の伝送路に接続された前記複数台の第2通信装置それぞれに、前記第2通信装置の属する同期周期グループ情報と、同期周期と、割込みタイミング値とを同期周期情報通知フレームにより通知するステップと、前記基本周期タイマをスタートさせて同期通信を開始するステップと、前記同期フレームの同期処理実行グループ情報領域を設定するステップと、基本周期ごとに前記同期フレームを送信するステップと、前記各第2通信装置グループごとの同期周期に合わせた指令データ/応答データの送受信を繰り返し行うステップを実行し、前記第2通信装置は、同期通信開始前に前記第1通信装置から同期周期情報通知フレームを受信するステップと、同期周期情報通知フレームに格納された同期周期グループ情報と、割込みタイミング値とを内部に格納するステップと、同期周期を前記同期周期タイマに設定するステップと、前記同期周期タイマをスタートさせ同期通信を開始するステップと、自局が属するグループ宛ての前記同期フレームを受信した場合に前記同期周期タイマをリロードするステップと、自局宛ての指定データを受信した場合に応答データを送信するステップを実行することを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の同期通信方法において、前記基本周期タイマには、同一伝送路に接続された前記複数台のスレーブの通信装置の同期周期の公約数を設定することを特徴とするものである。
本発明によると、1台の第1通信装置と複数台の第2通信装置が同一の伝送路に接続された同期通信システムにおいて、同期周期情報通知フレームに同期周期グループ情報を持つことにより第2通信装置をグループ分けし、それぞれのグループに対して異なる同期周期を割り当てることが可能となるため、簡潔な手段により同一の伝送路にて異なる同期周期で通信を行うことが可能となる。また、各グループごとに任意のタイミングで同期割込みを一斉に出力することができ、指令データの受信から指令処理開始までの遅れを最小に抑えることができ、同一伝送周期で動作するスレーブ間を効率よく同期させることができる。
本発明の同期通信システムの構成を示すブロック図 本発明の同期通信システムで使用するデータフォーマットの例 個別情報記憶部の構成例 同期周期グループ情報設定部の構成例 同期情報格納部の構成例 本発明の同期通信システムの構成例 本発明の同期通信システムのフレーム伝送のタイムチャートの例 本発明の同期通信システムのフレーム伝送と割込みタイミングのタイムチャートの例 本発明の第1通信装置の初期化手順を示すフローチャート 本発明の第1通信装置の同期通信手順を示すフローチャート 本発明の第2通信装置の初期化手順を示すフローチャート 本発明の第2通信装置の同期通信手順を示すフローチャート 従来の方法を適用した同期通信システムのタイムチャートの例
以下、本発明の方法の具体的実施例について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の同期通信システムの構成を示すブロック図である。
図1では第1通信装置1と第2通信装置2が伝送路3によって相互に接続されている。図1には伝送路3には1台の第2通信装置2のみ記載しているが、複数の第2通信装置2が接続されているものとする。ここで第1通信装置1はマスタとして複数台の第2通信装置2を同期して動作させる指令を出力する。また、複数台の第2通信装置2はスレーブとして第1通信装置の指令により動作する。
図1の第1通信装置1は送受信データを制御する通信制御部10と、通信制御部10が受信したデータを基に演算処理を実行し、また送信データを作成して通信制御部10へ送信要求を行う演算処理部11と、同一伝送路上に接続された複数台の第2通信装置2の同期情報を格納した個別情報記憶部12を備えている。
また、通信制御部10は、伝送路3から受信したデータを演算処理部11へ転送する受信制御部100と、演算処理部11が作成した送信データを伝送路3へ転送する送信制御部101と、演算処理部11が、伝送路3に接続された複数台の第2通信装置により構成される同期周期グループを設定するときに使用する同期周期グループ情報設定部102を備えている。
更に、送信制御部101は、同期周期グループ情報設定部102の情報を基に後述の同期フレームを作成する同期フレーム作成部1010と、同期フレームを送信する基本周期を作り出す基本周期タイマ1011を備える。基本周期タイマ1011は、演算処理部11により設定された周期でタイムアップする。通信制御部10は基本周期タイマ1011がタイムアップを検出すると、同期フレーム作成部1010が作成した同期フレームを伝送路に送出し、その後同期フレーム作成部1010は次タイムアップ時に送信する同期フレームを作成する。
図1の第2通信装置2は送受信データを制御する通信制御部20と、通信制御部20が受信したデータを基に演算処理を実行し、また送信データを作成して通信制御部20へ送信要求を行う演算処理部21を備えている。
また、通信制御部20は、伝送路3から受信したデータを演算処理部21へ転送する受信制御部200と、演算処理部21が作成した送信データを伝送路3へ転送する送信制御部201と、第1通信装置1から送信された、後述する同期周期情報通知フレームに格納された情報を記憶する同期情報格納部202と、同期周期を作り出す同期周期タイマ203と、同期割込み発生部204を備えている。
同期周期タイマ203は、同期周期情報通知フレーム受信時に、フレーム内の同期周期領域307(図2)に格納された値(タイマ上限値)を受信制御部200により設定されるカウントダウンタイマである。同期周期タイマ203は受信制御部200から出力された同期フレーム受信信号を検出するとタイマをタイマ上限値に設定(リロード)し、また同期情報格納部202に格納された割込みタイミング値になると割込みタイミング信号を出力する。同期割込み発生部204は、同期周期タイマ203からの割込みタイミング信号を検出すると演算処理部21へ割込み信号を出力する。
更に、受信制御部200は、同期フレーム受信判定部2000を備える。同期フレーム受信判定部2000は同期フレーム受信処理時に同期フレーム内の同期処理実行グループ情報領域304(図2)をチェックし、自局の属するグループ宛でない場合は同期フレームを破棄し、自局グループ宛であった場合は同期周期タイマ203へ同期フレーム受信信号を出力する。
ここで、通信装置間で送受信に使用するデータのフォーマットについて説明する。
図2は本発明の同期通信システムで使用するデータフォーマットの例である。
図2の(a)(b)は、第1通信装置1が送信する同期フレームおよび同期周期情報通知フレーム、(c)は第1通信装置1が第2通信装置2へ送信する指令フレームおよび第2通信装置2が第1通信装置1へ送信する応答フレームの例である。これらのフレームには共通して、送信先アドレス300、送信元アドレス301、制御コード302、データ長303に加えて伝送データの誤りを検出するCRC305がある。本例では、制御コード302にてフレームを識別する。
同期フレームの送信先アドレス300にはブロードキャストアドレスを格納する。同期フレームは前述のように、第1通信装置1の送信制御部101により基本周期タイマ1011の周期ごとに送信され、その際同期処理実行グループ情報領域304は、同期フレーム受信後に同期処理をするべき第2通信装置グループに対応したbitの値が1となっている。
同期周期情報通知フレームは、第1通信装置1より同期通信前に各第2通信装置2に送信される。同期周期グループ情報領域306、同期周期領域307、割込みタイミング値領域308には、個別情報記憶部12の値が格納され、送信される。
指令フレームは各グループの同期周期に合わせて第1通信装置1より送信され、応答フレームは第2通信装置2が指令フレームを受信した直後に第2通信装置2より送信される。
次に第1通信装置1の個別情報記憶部12の詳細について説明する。
図3は個別情報記憶部12の構成例である。
個別情報記憶部12は、第2通信装置1情報領域から第2通信装置n情報領域までのn個の領域を備え(nは伝送路3に接続された第2通信装置の台数)、更に第2通信装置m情報領域(mは1〜nまでの任意の数)は同期周期グループ情報12m0と、同期周期12m1と、割込みタイミング12m2とで構成される。同期周期グループ情報12m0は、16bitのデータで構成される。bit0からbit15にはそれぞれグループ0からグループ15を割り付け、bitの値が0の場合そのグループは無効であり、値が1の場合そのグループは有効であるとする。グループ0は全ての同期フレーム受信に対し同期割込みを発生するグループであり、グループ1は同期フレーム受信2回に1回同期割込みを発生するグループ、グループ2は同期フレーム受信3回に1回同期割込みを発生するグループ、以下同様にしてグループ15は同期フレーム受信16回に1回同期割込みを発生するグループであるとする。同期フレームは基本周期タイマ1011がタイムアップするごとに送信される為、基本周期の1倍から16倍の周期で同期割込みを発生する16種類のグループを設定できる。同期周期グループ情報12m0には、第2通信装置mが属するグループに対応したbitの値を1に設定する。ここでは同期周期グループ情報12m0は16bitとしたが、bit長はこれに限定されるものではない。
同期周期12m1には第2通信装置mの同期周期が格納されている。演算処理部11が基本周期タイマ1011に設定する値は、全ての同期周期領域12m1の値の公約数とする。例えば、同期周期領域12m1に125us、500us、1000usが設定されている場合、基本周期タイマ1011には125usを設定し、また、200us、300us、500usが設定されている場合は100usを設定する。
割込みタイミング値12m2には第2通信装置mの割込みタイミングの値が格納されている。割込みタイミングの値は、例えば第2通信装置mの属するグループへの指令/応答フレームの送受信が全て終了した直後のタイミングを設定する(図8参照)。
前述した同期周期情報通知フレームの同期周期グループ情報領域306、同期周期領域307、割込みタイミング値領域308には、それぞれ同期周期グループ情報12m0、同期周期12m1、割込みタイミング12m2が格納され送信される。
また、個別情報記憶部12の情報は、本システム設計者により同期通信開始前に予め設定されているものとする。
次に第1通信装置1の通信制御部10の同期周期グループ情報設定部102の詳細を説明する。
図4は同期周期グループ情報設定部102の構成例である。同期周期グループ情報設定部102は、同期周期グループ情報12m0と同じbit構成になっており、同期周期グループ情報1210から同期周期グループ情報12n0の論理和演算結果が設定される。例えば、基本周期タイマ1011に125usを設定し、伝送路3に同期周期125usの第2通信装置グループと同期周期500usの同期周期グループが存在している場合、同期周期グループ情報設定部102のbit0とbit3の値が1に設定され、その他のbitの値は0に設定される。また同期フレーム作成部1010はこの同期周期グループ情報設定部102に設定されたbit情報を基に同期フレーム内の同期処理実行グループ情報領域304に設定する。例えば、前述のように同期周期グループ情報設定部102のbit0とbit3の値が1で、その他のbitの値が0の場合、同期処理実行グループ情報領域304のbit0には同期フレーム作成ごとに1を設定し、bit3には4フレーム作成ごとに1を設定し、その他のbitの値は常に0にする。
次に第2通信装置2の同期情報格納部202の詳細を説明する。
図5は同期情報格納部202の構成例である。
同期情報格納部202は、同期周期情報通知フレーム内の同期周期グループ情報領域306の情報を格納する自局グループ情報領域2020と、割込みタイミング値領域308の情報を格納する自局割込みタイミング値領域2021を備える。自局グループ情報領域2020は、同期周期グループ情報設定部102と同じbit構成を持ち、同期フレーム受信判定部2000は、同期フレーム受信処理時に同期フレーム内の同期処理実行グループ情報領域304と自局グループ情報領域2020のbit論理積演算を行い、演算結果が0でない場合に自局の属するグループ宛の同期フレームを受信したと判定する。
次に本発明の同期通信システムの構成例とデータ伝送と割込み実行のタイミングについて説明する。
図6は本発明の同期通信システムの構成例である。
本例では5台の通信装置が伝送路3に接続されている。図6で示している第1通信装置1が図1で示した第1通信装置1と同様のブロック図からなり、第2通信装置61〜64が図1で示した第2通信装置2と同様のブロック図からなる。第1通信装置1をコントローラ、第2通信装置61〜64をサーボドライブとすれば、図6の同期通信システムは工作機械やチップマウンタ等のモーション制御システムとみなすことができる。なお、図6では第1通信装置1を伝送路の末端となるように接続しているが、伝送路の途中に接続しても良い。
次に、データ伝送のタイミングと割込み実行について説明する。
図7は本発明の同期通信システムのフレーム伝送のタイムチャートの例である。また、図8は本発明の同期通信システムのフレーム伝送と割込みタイミングのタイムチャートの例である。ここでは、図6と同様に1台の第1通信装置1と4台の第2通信装置61〜64が接続されているものとする。以下、図7、図8では、第1通信装置1をコントローラ、第2通信装置61〜64をサーボドライブであるとみなしている。
また、図7、図8でSは同期フレームを表す。1C〜4Cは第1通信装置から第2通信装置61〜64への指令データを表す。同様に1R〜4Rは第2通信装置61〜64から第1通信装置1への応答データを表す。
図7では、4台の第2通信装置61〜64が、同期通信開始前に予め同期周期情報通知フレームにより、第2通信装置61、62がグループ0に、第2通信装置63、64がグループ1にそれぞれ割り付けられ、グループ0が第1通信装置の基本周期(同期周期A)に同期し、グループ1が基本周期の2倍に同期している(同期周期B)。
まず第1通信装置1より、同期処理実行グループ情報領域304のbit0とbit1の値が1でその他のbitが0である同期フレームが送信される。この同期フレームは第2通信装置61〜64全局で受信される。続けて第1通信装置1と第2通信装置61〜64の間で順次指令/応答フレームの送受信が行われる。その後同期周期Aだけ経過後に、第1通信装置1より同期処理実行グループ情報領域304のbit0の値が1でその他のbitが0である同期フレームが送信される。この同期フレームも第2通信装置61〜64全局で受信される。続けて第1通信装置1と第2通信装置61、62の間で順次指令/応答フレームの送受信が行われる。しかし、第1通信装置1と第2通信装置63、64との間では指令/応答フレームの送受信は行われない。以下、同様のシーケンスを繰り返す。
次に割込み実行タイミングについて説明する。
なお、この説明では例えば指令フレームは指令データとして位置指令を格納していて、第2通信装置はこれを取り込みサーボ制御を行うものとする。
図8では、同期通信開始前に予め同期周期情報通知フレームにより、第2通信装置61、62に割込みタイミング0と同期周期A(図7)が、第2通信装置63、64に割込みタイミング1と同期周期B(図7)がそれぞれ設定されている。第2通信装置61、62は、同期フレーム受信時にそれぞれの同期周期タイマ203(図1)が同時にリロードされ、タイマスタートする。その後、同期周期タイマ203の値が割込みタイミング0と一致すると同期割込みが同時に出力され、それを起点にサーボ制御を開始する。割込みタイミング0の値を、コントローラ(第1通信装置1)からの指令フレームを第2通信装置61、62の両方が受信する直後に設定すれば、グループ0の第2通信装置は次の自グループ宛の同期フレーム受信を待ち合せることなく指令データを一斉に取り込むことができる。同期周期タイマ203は同期フレームを受信する度にリロードされ、同期割込み出力は常にグループ内で同期する。
第2通信装置63、64に関しては、同期周期A(図7)ごとに同期フレームを受信するが、同期周期2回に1回のみ同期周期タイマ203(図1)が同時にリロードされ、タイマスタートする。その後、同期周期タイマ203の値が割込みタイミング1と一致すると同期割込みが同時に出力され、それを起点にサーボ制御を開始する。割込みタイミング1の値を、上記と同様に指令フレームを第2通信装置63、64の両方が受信する直後に設定すれば、グループ1の第2通信装置も次の自グループ宛の同期フレーム受信を待ち合せることなく最速で指令データを一斉に取り込むことができる。
次に各通信装置の初期化と通信手順についての詳細を説明する。
まず、第1通信装置1の初期化手順について説明する。
図9は本発明の第1通信装置1の初期化手順を示すフローチャートである。
第1通信装置1の演算処理部11は、ステップS101で予め個別情報記憶部12に格納された各第2通信装置の同期周期グループ情報12m0(mは1からnまでの整数、nは伝送路に接続された第2通信装置の台数)の値の全てに対し論理和演算を行い、その結果を同期周期グループ情報設定部102に設定する。次にステップS102で、演算処理部11が基本周期タイマ1011に、同期周期12m1の値の公約数を基本周期として設定する。次にステップS103で、演算処理部11が第2通信装置mに対し個別情報記憶部12に格納された同期周期グループ情報12m0、同期周期12m1、割込みタイミング12m2を同期周期グループ情報領域306、同期周期領域307、割込みタイミング値領域308に格納して同期周期情報通知フレームを作成し、送信制御部101に転送する。次にステップS104で送信制御部101が同期周期情報通知フレームを送信する。次にステップS105で演算処理部11が同期周期情報通知フレームを第2通信装置全てに送信完了したか判定し、完了していなければステップS103に戻り、完了していれば初期化処理を終了する。
次に第1通信装置1の通信手順について説明する。
図10は本発明の第1通信装置1の同期通信手順を示すフローチャートである。
第1通信装置1の演算処理部11は、ステップS111で基本周期タイマ1011をスタートさせる。次にステップS112で同期フレーム作成部1010が同期周期グループ情報設定部102のbit情報をそのまま同期処理実行グループ情報領域304に設定する。次にステップS113で基本周期タイマ1011がタイムアップするのを待ち、タイムアップするとステップS114へ進む。ステップS114では送信制御部101が同期フレームを送信し、同時に同期フレーム作成部1010が同期周期グループ情報設定部102の設定値から次周期に送信する同期フレームの同期処理実行グループ情報領域304を設定して次に送信する同期フレームを作成する。次にステップS115で送信制御部101、受信制御部100が今回の基本周期で行うべき第2通信装置との指令/応答フレームの送受信を実施し、ステップS113へ戻る。以下ステップS113からステップS115を繰り返す。
次に第2通信装置2の初期化手順について説明する。
図11は本発明の第2通信装置2の初期化手順を示すフローチャートである。
第2通信装置2の受信制御部200は、ステップS201で第1通信装置1が送信する同期周期情報通知フレームの受信を待ち、受信するとステップS202へ進む。ステップS202では、受信制御部200が受信した同期周期情報通知フレーム内の同期周期グループ情報領域306に格納された値を自局グループ情報領域2020に格納する。次に、ステップS203で受信制御部200が割込みタイミング値領域308の値を自局割込みタイミング値領域2021に格納する。次に、ステップS204で受信制御部200が同期周期領域307の値を同期周期タイマ203へ設定する。
次に第2通信装置2の通信手順について説明する。
図12は本発明の第2通信装置2の同期通信手順を示すフローチャートである。
第2通信装置2の演算処理部21は、ステップS211で同期周期タイマ203をスタートさせる。次にステップS212で受信制御部200が第1通信装置1からの同期フレームを受信したかチェックし、受信した場合はステップS213へ、しなかった場合はステップS216へ進む。ステップS213では同期フレーム受信判定部2000が、受信した同期フレームの同期処理実行グループ情報領域304の値と、自局グループ情報領域2020との論理積演算を行い、その結果が0でなければ同期フレームを自グループ宛と判定し、ステップS214へ進んで同期周期タイマ203がタイマ値をリロードし、ステップS212へ戻る。論理積演算結果が0である場合ステップS215へ進んで受信制御部200が同期フレームを破棄し、ステップS212へ戻る。
ステップS216では受信制御部200が第1通信装置1からの指令フレームを受信したかチェックし、受信した場合はステップS217へ進んで送信制御部201が第1通信装置1へ応答フレームを送信し、ステップS212へ戻る。受信しなかった場合はステップS212へ戻る。以下ステップS212からステップS217を繰り返す。
このように、同期フレーム内に同期周期グループ情報を持ち、受信する通信装置をグループ分けするので、同一伝送路に異なる同期周期を持つような通信装置グループを1台の通信装置により制御する事ができる。このように同一伝送路上で異なる同期周期をもつ複数のグループを制御することで、例えば従来ではロボットの腕を、ハンドユニット(トルク制御:同期周期が速い)と腕ユニット(位置制御:同期周期が遅い)それぞれを2台のコントローラで制御していたが、ひとつのコントローラで制御できるようになる。またグループごとに同期周期タイマ値および同期割込みのタイミング値を設定することで同期割込み出力タイミングを調整できるので、指令データの受信から指令実行までの遅れを最小に抑えることができる。
1 第1通信装置
10 通信制御部
100 受信制御部
101 送信制御部
1010 同期フレーム作成部
1011 基本周期タイマ
102 同期周期グループ情報設定部
11 演算処理部
12 個別情報記憶部
121 第2通信装置1情報領域
1210 同期周期グループ情報
1211 同期周期
1212 割込みタイミング
12n 第2通信装置n情報領域
12n0 同期周期グループ情報
12n1 同期周期
12n2 割込みタイミング
2 第2通信装置
20 通信制御部
200 受信制御部
2000 同期フレーム受信判定部
201 送信制御部
202 同期情報格納部
2020 自局グループ情報領域
2021 自局割込みタイミング値領域
203 同期周期タイマ
204 同期割込み発生部
21 演算処理部
300 送信先アドレス
301 送信元アドレス
302 制御コード
303 データ長
304 同期処理実行グループ情報領域
305 CRC
306 同期周期グループ情報領域
307 同期周期領域
308 割込みタイミング値領域
309 指令/応答データ領域
61〜64 第2通信装置

Claims (8)

  1. 送受信データを制御する通信制御部と、該通信制御部が受信したデータを基に演算処理を実行し、また送信データを作成して該通信制御部へ送信要求を行う演算処理部と、をそれぞれ有する1台の第1通信装置と複数台の第2通信装置が同一の伝送路に接続され、前記第1通信装置がマスタとして前記複数台の第2通信装置を同期して動作させる指令を出力し、前記複数台の第2通信装置はスレーブとして前記第1通信装置の指令により動作する同期通信システムにおいて、
    前記第1通信装置は、同期通信開始前に同一の伝送路に接続された前記複数台の第2通信装置それぞれに、該第2通信装置の属する同期周期グループ情報と、同期周期と、割込みタイミング値を同期周期情報通知フレームにより通知する手段と、前記演算処理部により設定された周期で同期フレームをブロードキャストする手段と、前記同期フレームに該同期フレームを受信後に同期処理をするべき第2通信装置グループを指定する同期処理実行グループ情報を付加する手段を備え、
    前記第2通信装置は、同期周期を作り出す同期周期タイマと、前記第1通信装置から通知された前記同期周期グループ情報と、前記同期周期と、前記割込みタイミング値とを記憶する手段と、前記同期フレーム受信時に自グループ宛てかどうかを判定する手段と、自グループ宛ての前記同期フレーム受信時に前記同期周期タイマをリロードする手段と、前記同期周期タイマの値が前記割込みタイミングの値と一致すると、前記演算処理部に割込み信号を出力する手段と、を備えることを特徴とする同期通信システム。
  2. 送受信データを制御する通信制御部と、該通信制御部が受信したデータを基に演算処理を実行し、また送信データを作成して該通信制御部へ送信要求を行う演算処理部と、を有し、マスタとして同一伝送路に接続された複数台のスレーブの通信装置を同期させて制御する通信装置において、
    同一伝送路に接続された前記複数台のスレーブの通信装置の同期情報を格納した個別情報記憶部を備え、
    前記通信制御部は、伝送路から自局宛てのデータを受信する受信制御部と、自局からの送信データを伝送路へ送出する送信制御部と、自局が管理する同期周期グループを設定する同期周期グループ情報設定部と、を備え、
    前記送信制御部は、前記同期周期グループ情報設定部の情報を基に同期フレームに同期処理実行グループ情報を付加して該同期フレームを作成する同期フレーム作成部と、前記同期フレームを送信する基本周期を作り出す基本周期タイマと、を備え、
    前記基本周期タイマは、前記演算処理部より設定された値でタイムアップを繰り返し、タイムアップのタイミングを前記同期フレーム作成部に通知することを特徴とする通信装置。
  3. 前記基本周期タイマには、同一伝送路に接続された前記複数台のスレーブの通信装置の同期周期の公約数を設定することを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 前記個別情報記憶部は、同一伝送路に接続された前記スレーブの通信装置の台数分の領域を持ち、各領域には、同期グループを表す同期周期グループ情報の領域と、同期周期を表す同期周期の領域と、割り込みタイミングの値を表す割込みタイミングの領域と、を備えることを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  5. 送受信データを制御する通信制御部と、該通信制御部が受信したデータを基に演算処理を実行し、また送信データを作成して該通信制御部へ送信要求を行う演算処理部と、を有し、マスタからの指令を受けてスレーブとして動作する通信装置において、
    前記通信制御部は、伝送路から自局宛てのデータを受信する受信制御部と、自局からの送信データを伝送路へ送出する送信制御部と、マスタの通信装置から通知された同期情報を記憶する同期情報格納部と、同期周期を作り出す同期周期タイマと、割込みタイミングを通知されると前記演算処理部に割込み信号を出力する同期割込み発生部と、を備え、
    前記受信制御部は、同期フレーム検出時に該同期フレームが自局の属する同期周期グループ宛てであるかどうかを判定する同期フレーム受信判定部を備え、
    前記同期周期タイマは、前記同期情報格納部に設定された同期周期でタイムアップを繰り返し、前記同期情報格納部に設定された割込みタイミング値になるとそのタイミングを前記同期割込み発生部を経由して前記演算処理部に通知することを特徴とする通信装置。
  6. 前記同期情報格納部は、同期周期グループ情報を格納する自局グループ情報領域と、割込みタイミングの値を格納する自局割込みタイミング値領域と、を備えることを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 送受信データを制御する通信制御部と、当該通信制御部が受信したデータを基に演算処理を実行し、また送信データを作成して当該通信制御部へ送信要求を行う演算処理部とをそれぞれ有する1台の第1通信装置と複数台の第2通信装置が同一の伝送路に接続され、前記第1通信装置がマスタとして前記複数台の第2通信装置を同期して動作させる指令を出力し、前記複数台の第2通信装置はスレーブとして前記第1通信装置の指令により動作する同期通信システムにおける同期通信方法において、
    前記第1通信装置に、同一伝送路に接続された前記複数台の第2通信装置の同期情報を格納した個別情報記憶部と、同期フレームを送信する基本周期を作り出す基本周期タイマと、自局が管理する同期周期グループを設定する同期周期グループ情報設定部と、を備え、
    前記第2通信装置に、同期周期を作り出す同期周期タイマを備え、
    前記第1通信装置は、同期通信開始前に自局の管理する同期周期グループを、前記個別情報記憶部に格納された情報を基に前記同期周期グループ情報設定部に設定するステップと、前記同期フレームを送信する基本周期を、前記個別情報記憶部に格納された情報を基に前記基本周期タイマに設定するステップと、同一の伝送路に接続された前記複数台の第2通信装置それぞれに、前記第2通信装置の属する同期周期グループ情報と、同期周期と、割込みタイミング値とを同期周期情報通知フレームにより通知するステップと、前記基本周期タイマをスタートさせて同期通信を開始するステップと、前記同期フレームの同期処理実行グループ情報領域を設定するステップと、基本周期ごとに前記同期フレームを送信するステップと、前記各第2通信装置グループごとの同期周期に合わせた指令データ/応答データの送受信を繰り返し行うステップを実行し、
    前記第2通信装置は、同期通信開始前に前記第1通信装置から同期周期情報通知フレームを受信するステップと、同期周期情報通知フレームに格納された同期周期グループ情報と、割込みタイミング値とを内部に格納するステップと、同期周期を前記同期周期タイマに設定するステップと、前記同期周期タイマをスタートさせ同期通信を開始するステップと、自局が属するグループ宛ての前記同期フレームを受信した場合に前記同期周期タイマをリロードするステップと、自局宛ての指定データを受信した場合に応答データを送信するステップを実行することを特徴とする同期通信方法。
  8. 前記基本周期タイマには、同一伝送路に接続された前記複数台のスレーブの通信装置の同期周期の公約数を設定することを特徴とする請求項7記載の同期通信方法。
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