JP2010286239A - 水圧センサ及び携帯型電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】より簡易に水圧を測定可能な水圧センサ及び携帯型電子機器を実現する。
【解決手段】防水仕様のデジタルカメラ1に備えられる水圧センサ10において、水圧により弾性変形するダイアフラム13に設けられている導電性部材14が接触した、基板12上の電極(121、122、123)に応じて、水深を検出することを可能にした。
【選択図】図3
【解決手段】防水仕様のデジタルカメラ1に備えられる水圧センサ10において、水圧により弾性変形するダイアフラム13に設けられている導電性部材14が接触した、基板12上の電極(121、122、123)に応じて、水深を検出することを可能にした。
【選択図】図3
Description
本発明は、水圧センサ及び水圧センサを備える携帯型電子機器に関する。
近時、水中で使用可能なデジタルカメラなどの電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
その電子機器には、水圧センサが備えられており、水圧センサが検出した水圧に応じて水深を判断し、ユーザに水深に関する情報を報知することが可能になっている。
その電子機器には、水圧センサが備えられており、水圧センサが検出した水圧に応じて水深を判断し、ユーザに水深に関する情報を報知することが可能になっている。
しかしながら、上記特許文献1の場合、水圧センサは、シリコンダイアフラムを用いた半導体式圧力センサであり、水圧に応じて変形するダイアフラムの変形量を、そのダイアフラム上に形成されたブリッジ抵抗回路における電圧の変化量として検出するものであるので、正確に水深を測定することができるものの高価なセンサであった。
そのため、所定の水深(例えば、5m)に達したか否かを測定することが可能であれば十分な電子機器に、そのような水圧センサを設けることによっては、コストが増大してしまうという問題があった。
そのため、所定の水深(例えば、5m)に達したか否かを測定することが可能であれば十分な電子機器に、そのような水圧センサを設けることによっては、コストが増大してしまうという問題があった。
本発明の目的は、より簡易に水圧を測定可能な水圧センサ及び携帯型電子機器を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、水圧センサであって、
基板と、
前記基板に対向して配置され、印加された水圧により弾性変形する可撓板と、
前記基板に向かって弾性変形した前記可撓板が、前記基板に接触した面積に応じて、水深を検出する検出部と、
を備えることを特徴とする。
基板と、
前記基板に対向して配置され、印加された水圧により弾性変形する可撓板と、
前記基板に向かって弾性変形した前記可撓板が、前記基板に接触した面積に応じて、水深を検出する検出部と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の水圧センサにおいて、
前記基板には複数の電極が設けられ、前記可撓板における前記基板と対向する面には導電性部材が設けられており、
前記検出部は、前記可撓板が前記基板に向かって弾性変形した際に、前記導電性部材が接触した前記基板上の電極に応じて水深を検出することを特徴とする。
前記基板には複数の電極が設けられ、前記可撓板における前記基板と対向する面には導電性部材が設けられており、
前記検出部は、前記可撓板が前記基板に向かって弾性変形した際に、前記導電性部材が接触した前記基板上の電極に応じて水深を検出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の水圧センサにおいて、
前記複数の電極は、同心円状に設けられており、
前記可撓板が前記基板側に近接する程、前記導電性部材は、より外側の電極と接触可能になることを特徴とする。
前記複数の電極は、同心円状に設けられており、
前記可撓板が前記基板側に近接する程、前記導電性部材は、より外側の電極と接触可能になることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の水圧センサにおいて、
前記基板と前記可撓板は、接離可能に備えられていることを特徴とする。
前記基板と前記可撓板は、接離可能に備えられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、水圧センサであって、
同心円状に複数の電極が設けられた基板と、
前記基板に対向して配置され、印加された水圧により弾性変形する可撓板と、
前記可撓板における前記基板と対向する面に設けられた導電性部材と、
前記基板に向かって弾性変形した前記可撓板が前記基板に接触する面積に対応し、前記導電性部材が接触した前記基板上の電極に応じて水深を検出する検出部と、
を備えることを特徴とする。
同心円状に複数の電極が設けられた基板と、
前記基板に対向して配置され、印加された水圧により弾性変形する可撓板と、
前記可撓板における前記基板と対向する面に設けられた導電性部材と、
前記基板に向かって弾性変形した前記可撓板が前記基板に接触する面積に対応し、前記導電性部材が接触した前記基板上の電極に応じて水深を検出する検出部と、
を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、
複数の電極が設けられた基板と、
前記基板に対向して配置され、印加された水圧により弾性変形する可撓板と、
前記可撓板における前記基板と対向する面に設けられた導電性部材と、
前記可撓板が前記基板に向かって弾性変形して、前記導電性部材が接触した前記基板上の電極に応じて水深を検出する検出部と、を有する水圧センサを備える携帯型電子機器であって、
前記検出部により検出された水深に関する情報を報知する報知部を備えることを特徴とする。
複数の電極が設けられた基板と、
前記基板に対向して配置され、印加された水圧により弾性変形する可撓板と、
前記可撓板における前記基板と対向する面に設けられた導電性部材と、
前記可撓板が前記基板に向かって弾性変形して、前記導電性部材が接触した前記基板上の電極に応じて水深を検出する検出部と、を有する水圧センサを備える携帯型電子機器であって、
前記検出部により検出された水深に関する情報を報知する報知部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、水圧センサにおいて、水圧により弾性変形する可撓板に設けられている導電性部材が接触した基板上の電極に応じて、水深を検出することができる。
このように簡易な構成をとる水圧センサは、単純な動作によって、より簡易に水圧を測定することができるセンサであるといえる。
このように簡易な構成をとる水圧センサは、単純な動作によって、より簡易に水圧を測定することができるセンサであるといえる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、発明の範囲は図示例に限定されない。
なお、本実施形態においては携帯型電子機器として、水中で使用可能な防水仕様のデジタルカメラを例に説明する。
なお、本実施形態においては携帯型電子機器として、水中で使用可能な防水仕様のデジタルカメラを例に説明する。
電子機器であるデジタルカメラ1は、図1(a)(b)に示すように、外装ケース体の上面に、デジタルカメラ1の起動動作及びシャットダウン動作を指示するためのパワースイッチ2と、撮影指示を行うためのレリーズスイッチ3とが配設されている。
また、デジタルカメラ1の前面には、撮影レンズユニット4と、フラッシュ発光装置5とが配設されており、後面には、撮影時に被写体像を表示する表示パネル6と、デジタルカメラ1の動作モードやパラメータ等の設定を行うための十字方向スイッチ7とが配設されている。ここで前面とは、撮影時に撮影対象である被写体に臨む面のことを指す。
また、デジタルカメラ1には、報知部としてのアラーム8(図3参照)が配設されている。
さらに、デジタルカメラ1の前面に、水圧センサ10が配設されている。
また、デジタルカメラ1の前面には、撮影レンズユニット4と、フラッシュ発光装置5とが配設されており、後面には、撮影時に被写体像を表示する表示パネル6と、デジタルカメラ1の動作モードやパラメータ等の設定を行うための十字方向スイッチ7とが配設されている。ここで前面とは、撮影時に撮影対象である被写体に臨む面のことを指す。
また、デジタルカメラ1には、報知部としてのアラーム8(図3参照)が配設されている。
さらに、デジタルカメラ1の前面に、水圧センサ10が配設されている。
水圧センサ10は、図2、図3に示すように、枠体11と、枠体11の内部に備えられる基板12と、枠体11の上面側に配設される可撓板であるダイアフラム13と、ダイアフラム13の下面に設けられた導電性部材14等を備えている。
基板12の上面には、同心円状に複数の電極が設けられており、中心から外側に向かう順に、接地電極120、第一電極121、第二電極122、第三電極123が配されている。
接地電極120は、基準電位点(GND)に接続されている。
第一電極121、第二電極122、第三電極123には、それぞれ図示しないプルアップ抵抗が取り付けられており、各電極(121、122、123)は、図3に示すように、検出部15に接続されている。
第一電極121は、例えば、水深3mに対応する水圧を検知するための電極であり、第二電極122は、例えば、水深5mに対応する水圧を検知するための電極であり、第三電極123は、例えば、水深10mに対応する水圧を検知するための電極である。
接地電極120は、基準電位点(GND)に接続されている。
第一電極121、第二電極122、第三電極123には、それぞれ図示しないプルアップ抵抗が取り付けられており、各電極(121、122、123)は、図3に示すように、検出部15に接続されている。
第一電極121は、例えば、水深3mに対応する水圧を検知するための電極であり、第二電極122は、例えば、水深5mに対応する水圧を検知するための電極であり、第三電極123は、例えば、水深10mに対応する水圧を検知するための電極である。
ダイアフラム13は、基板12に対向して配設されており、印加された水圧により弾性変形して基板12に向かって撓み、ダイアフラム13が基板12に接触するようになっている。
このダイアフラム13は、高い水圧が作用するほど変形量が大きくなり、基板12と接触する面積が広くなるので、水深に対応する水圧が作用した際にダイアフラム13が基板12と接触する範囲に、その水深(水圧)に対応する電極が設けられている。
そして、ダイアフラム13における基板12と対向する面である下面には、例えば、カーボン材料からなる導電性部材14が設けられているので、弾性変形したダイアフラム13が基板12と接触する際に、導電性部材14が基板12上の電極と接触して、導通することになる。
つまり、ダイアフラム13に高い水圧がかかり大きく変形する程、導電性部材14が、より外側の電極(第三電極123)に接触可能となる。なお、ダイアフラム13にかかる水圧が下がれば、ダイアフラム13は基板12から離間するように復元して、元の形状に戻る。
このダイアフラム13は、高い水圧が作用するほど変形量が大きくなり、基板12と接触する面積が広くなるので、水深に対応する水圧が作用した際にダイアフラム13が基板12と接触する範囲に、その水深(水圧)に対応する電極が設けられている。
そして、ダイアフラム13における基板12と対向する面である下面には、例えば、カーボン材料からなる導電性部材14が設けられているので、弾性変形したダイアフラム13が基板12と接触する際に、導電性部材14が基板12上の電極と接触して、導通することになる。
つまり、ダイアフラム13に高い水圧がかかり大きく変形する程、導電性部材14が、より外側の電極(第三電極123)に接触可能となる。なお、ダイアフラム13にかかる水圧が下がれば、ダイアフラム13は基板12から離間するように復元して、元の形状に戻る。
例えば、この水圧センサ10が設けられているデジタルカメラ1が、地上あるいは水深3m未満の水中で使用されている場合、ダイアフラム13の弾性変形は生じていない、或いは弾性変形は僅かであるため、導電性部材14は基板12上の電極と接触しないので、検出部15には、第一電極121、第二電極122、第三電極123からそれぞれHighレベルの信号入力がなされている。
そして、水圧センサ10を備えるデジタルカメラ1が、水深3mに達した場合、図4に示すように、ダイアフラム13が弾性変形することで、導電性部材14が基板12上の接地電極120と第一電極121に接触して、接地電極120と第一電極121とが導通する。この場合、検出部15には、第一電極121からLowレベルの信号入力がなされて、第二電極122と第三電極123からそれぞれHighレベルの信号入力がなされる。
同様に、水圧センサ10を備えるデジタルカメラ1が、水深5mに達した場合、ダイアフラム13が弾性変形することで、導電性部材14が基板12上の接地電極120と第一電極121と第二電極122に接触して、接地電極120と第一電極121と第二電極122とが導通する。この場合、検出部15には、第一電極121と第二電極122からそれぞれLowレベルの信号入力がなされて、第三電極123からHighレベルの信号入力がなされる。
同様に、水圧センサ10を備えるデジタルカメラ1が、水深10mに達した場合、ダイアフラム13が弾性変形することで、導電性部材14が基板12上の接地電極120と第一電極121と第二電極122と第三電極123に接触して、接地電極120と第一電極121と第二電極122と第三電極123とが導通する。この場合、検出部15には、第一電極121と第二電極122と第三電極123からそれぞれLowレベルの信号入力がなされる。
そして、水圧センサ10を備えるデジタルカメラ1が、水深3mに達した場合、図4に示すように、ダイアフラム13が弾性変形することで、導電性部材14が基板12上の接地電極120と第一電極121に接触して、接地電極120と第一電極121とが導通する。この場合、検出部15には、第一電極121からLowレベルの信号入力がなされて、第二電極122と第三電極123からそれぞれHighレベルの信号入力がなされる。
同様に、水圧センサ10を備えるデジタルカメラ1が、水深5mに達した場合、ダイアフラム13が弾性変形することで、導電性部材14が基板12上の接地電極120と第一電極121と第二電極122に接触して、接地電極120と第一電極121と第二電極122とが導通する。この場合、検出部15には、第一電極121と第二電極122からそれぞれLowレベルの信号入力がなされて、第三電極123からHighレベルの信号入力がなされる。
同様に、水圧センサ10を備えるデジタルカメラ1が、水深10mに達した場合、ダイアフラム13が弾性変形することで、導電性部材14が基板12上の接地電極120と第一電極121と第二電極122と第三電極123に接触して、接地電極120と第一電極121と第二電極122と第三電極123とが導通する。この場合、検出部15には、第一電極121と第二電極122と第三電極123からそれぞれLowレベルの信号入力がなされる。
検出部15は、基板12に向かって弾性変形したダイアフラム13が基板12に接触する面積に対応し、導電性部材14が接触した基板12上の電極に応じて水深を検出する。
具体的に、検出部15は、第一電極121、第二電極122、第三電極123からの信号入力に応じて、水圧センサ10或いはその水圧センサ10を備えるデジタルカメラ1が位置する水深を検出する。
そして、検出部15は、第一電極121と第二電極122と第三電極123からそれぞれHighレベルの信号入力がなされている場合、その水深は3m未満(あるいは地上の大気中)であると検出する。
また、検出部15は、第一電極121からLowレベルの信号入力がなされて、第二電極122と第三電極123からそれぞれHighレベルの信号入力がなされている場合、その水深は3m以上5m未満であると検出する。
また、検出部15は、第一電極121と第二電極122からそれぞれLowレベルの信号入力がなされて、第三電極123からHighレベルの信号入力がなされている場合、その水深は5m以上10m未満であると検出する。
また、検出部15は、第一電極121と第二電極122と第三電極123からそれぞれLowレベルの信号入力がなされている場合、その水深は10m以上であると検出する。
具体的に、検出部15は、第一電極121、第二電極122、第三電極123からの信号入力に応じて、水圧センサ10或いはその水圧センサ10を備えるデジタルカメラ1が位置する水深を検出する。
そして、検出部15は、第一電極121と第二電極122と第三電極123からそれぞれHighレベルの信号入力がなされている場合、その水深は3m未満(あるいは地上の大気中)であると検出する。
また、検出部15は、第一電極121からLowレベルの信号入力がなされて、第二電極122と第三電極123からそれぞれHighレベルの信号入力がなされている場合、その水深は3m以上5m未満であると検出する。
また、検出部15は、第一電極121と第二電極122からそれぞれLowレベルの信号入力がなされて、第三電極123からHighレベルの信号入力がなされている場合、その水深は5m以上10m未満であると検出する。
また、検出部15は、第一電極121と第二電極122と第三電極123からそれぞれLowレベルの信号入力がなされている場合、その水深は10m以上であると検出する。
そして、検出部15は、検出した水深に関する情報を、デジタルカメラ1の報知部(表示パネル6、アラーム8)を介してユーザに報知する。
例えば、検出部15により検出された水深に基づき、報知部として機能するデジタルカメラ1の表示パネル6に水深に関する情報を表示することで、ユーザに報知する。具体的には、表示パネル6に「水深3m」、「水深10m、浮上せよ」などの表示を行い、ユーザに水深に関する情報を報知することができる。
また、検出部15により検出された水深に基づき、報知部として機能するデジタルカメラ1のアラーム8を鳴動させたり、振動させたりして、ユーザに水深に関する情報を報知することができる。
例えば、検出部15により検出された水深に基づき、報知部として機能するデジタルカメラ1の表示パネル6に水深に関する情報を表示することで、ユーザに報知する。具体的には、表示パネル6に「水深3m」、「水深10m、浮上せよ」などの表示を行い、ユーザに水深に関する情報を報知することができる。
また、検出部15により検出された水深に基づき、報知部として機能するデジタルカメラ1のアラーム8を鳴動させたり、振動させたりして、ユーザに水深に関する情報を報知することができる。
以上のように、この水圧センサ10は、水圧により弾性変形するダイアフラム13に設けられている導電性部材14が接触した、基板12上の電極(121、122、123)に応じて、水深を検出することができる。
そして、このように簡易な構成をとる水圧センサ10は、単純な動作によって、より簡易に水圧を測定することができるセンサであるといえ、この水圧センサ10を備えるデジタルカメラ1は、より簡易に水圧を測定可能な携帯型電子機器であるといえる。
そして、このように簡易な構成をとる水圧センサ10は、単純な動作によって、より簡易に水圧を測定することができるセンサであるといえ、この水圧センサ10を備えるデジタルカメラ1は、より簡易に水圧を測定可能な携帯型電子機器であるといえる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図5に示すように、電極が設けられた基板12を、ダイアフラム13と接離可能に、枠体11に備えるようにしてもよい。そして、基板12とダイアフラム13の位置(距離)を調整することで、検出可能な水圧(水深)を切り替えることが可能になる。
例えば、図5に示すように、電極が設けられた基板12を、ダイアフラム13と接離可能に、枠体11に備えるようにしてもよい。そして、基板12とダイアフラム13の位置(距離)を調整することで、検出可能な水圧(水深)を切り替えることが可能になる。
例えば、水深3m、5m、10mを検出可能な基準位置に配置された基板12をスライド移動させ、その基板12をダイアフラム13から離間する方向に配置した場合、より高い水圧が印加されることでダイアフラム13の変形量が大きくならないと、そのダイアフラム13は基板12に接触することができないので、このような基板位置調整によって、より高水圧の深い水深、例えば、水深5m、10m、15mを検出可能な水圧センサとすることが可能になる。
同様に、基準位置に配置された基板12をスライド移動させ、その基板12をダイアフラム13に近接する方向に配置した場合、より低い水圧が印加されたダイアフラム13の小さな弾性変形で、そのダイアフラム13が基板12に接触することが可能になるので、このような基板位置調整によって、より低水圧の浅い水深、例えば、水深1m、3m、5mを検出可能な水圧センサとすることが可能になる。
なお、基板12側の位置調整を行うことに限らず、ダイアフラム13側を位置調整するようにしてもよい。
同様に、基準位置に配置された基板12をスライド移動させ、その基板12をダイアフラム13に近接する方向に配置した場合、より低い水圧が印加されたダイアフラム13の小さな弾性変形で、そのダイアフラム13が基板12に接触することが可能になるので、このような基板位置調整によって、より低水圧の浅い水深、例えば、水深1m、3m、5mを検出可能な水圧センサとすることが可能になる。
なお、基板12側の位置調整を行うことに限らず、ダイアフラム13側を位置調整するようにしてもよい。
なお、以上の実施の形態においては、ダイアフラム13に導電性部材14を配設する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ダイアフラム13と導電性部材14を一体にするように、例えば、ダイアフラム13を導電性材料によって成型して、導電性部材を用いないようにしてもよい。
また、以上の実施の形態において、携帯型電子機器として、デジタルカメラ1を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電気機器は、水中において動作可能な、デジタルビデオカメラ、テレビ、携帯電話機、録音再生機器、PDA、ゲーム機、デジタルメディアプレーヤー、デジタルオーディオプレーヤー、GPS、時計等であってもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 デジタルカメラ(携帯型電子機器)
6 表示パネル(報知部)
8 アラーム(報知部)
10 水圧センサ
11 枠体
12 基板
120 接地電極
121 第一電極
122 第二電極
123 第三電極
13 ダイアフラム(可撓板)
14 導電性部材
15 検出部
6 表示パネル(報知部)
8 アラーム(報知部)
10 水圧センサ
11 枠体
12 基板
120 接地電極
121 第一電極
122 第二電極
123 第三電極
13 ダイアフラム(可撓板)
14 導電性部材
15 検出部
Claims (6)
- 基板と、
前記基板に対向して配置され、印加された水圧により弾性変形する可撓板と、
前記基板に向かって弾性変形した前記可撓板が、前記基板に接触した面積に応じて、水深を検出する検出部と、
を備えることを特徴とする水圧センサ。 - 前記基板には複数の電極が設けられ、前記可撓板における前記基板と対向する面には導電性部材が設けられており、
前記検出部は、前記可撓板が前記基板に向かって弾性変形した際に、前記導電性部材が接触した前記基板上の電極に応じて水深を検出することを特徴とする請求項1に記載の水圧センサ。 - 前記複数の電極は、同心円状に設けられており、
前記可撓板が前記基板側に近接する程、前記導電性部材は、より外側の電極と接触可能になることを特徴とする請求項2に記載の水圧センサ。 - 前記基板と前記可撓板は、接離可能に備えられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の水圧センサ。
- 同心円状に複数の電極が設けられた基板と、
前記基板に対向して配置され、印加された水圧により弾性変形する可撓板と、
前記可撓板における前記基板と対向する面に設けられた導電性部材と、
前記基板に向かって弾性変形した前記可撓板が前記基板に接触する面積に対応し、前記導電性部材が接触した前記基板上の電極に応じて水深を検出する検出部と、
を備えることを特徴とする水圧センサ。 - 複数の電極が設けられた基板と、
前記基板に対向して配置され、印加された水圧により弾性変形する可撓板と、
前記可撓板における前記基板と対向する面に設けられた導電性部材と、
前記可撓板が前記基板に向かって弾性変形して、前記導電性部材が接触した前記基板上の電極に応じて水深を検出する検出部と、を有する水圧センサを備える携帯型電子機器であって、
前記検出部により検出された水深に関する情報を報知する報知部を備えることを特徴とする携帯型電子機器。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018133287A1 (zh) * | 2017-01-23 | 2018-07-26 | 珠海安润普科技有限公司 | 压力传感器和可穿戴设备 |
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2009
- 2009-06-09 JP JP2009137774A patent/JP2010286239A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018133287A1 (zh) * | 2017-01-23 | 2018-07-26 | 珠海安润普科技有限公司 | 压力传感器和可穿戴设备 |
US10712213B2 (en) | 2017-01-23 | 2020-07-14 | Zhuhai Advanpro Technology Co., Ltd. | Pressure sensor and wearable device |
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