JP2010285894A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

内燃機関の冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010285894A
JP2010285894A JP2009138622A JP2009138622A JP2010285894A JP 2010285894 A JP2010285894 A JP 2010285894A JP 2009138622 A JP2009138622 A JP 2009138622A JP 2009138622 A JP2009138622 A JP 2009138622A JP 2010285894 A JP2010285894 A JP 2010285894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
flow path
engine
internal combustion
egr cooler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009138622A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5083277B2 (ja
Inventor
Hideo Kobayashi
日出夫 小林
Toshihisa Sugiyama
敏久 杉山
Katsuhiko Arisawa
克彦 蟻沢
Kunihiko Hayashi
邦彦 林
Kenichi Yamada
賢一 山田
Akihito Hosoi
章仁 細井
Shusaku Sugamoto
周作 菅本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009138622A priority Critical patent/JP5083277B2/ja
Publication of JP2010285894A publication Critical patent/JP2010285894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5083277B2 publication Critical patent/JP5083277B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

【課題】ポンプ停止時においても冷媒の循環を確保することができる内燃機関の冷却装置を提供する。
【解決手段】エンジン冷却システム1は、第1流路21と、第2流路22と、第3流路23と、ウォータポンプ24と、主サーモスタット25と、副サーモスタット26と、バイパス流路27とを備えることで、ウォータポンプ24が停止している場合であっても、エンジン100内やEGRクーラ14の冷却水を循環させることができる。よって、ポンプ停止時においても冷媒の循環を確保することでオーバーヒートを抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の冷却装置に関する。
水冷式の内燃機関は、その内部に冷却水の循環流路を有し、循環流路の冷却水をウォータポンプの稼動によりラジエータ側に循環させて冷却し、冷却された冷却水を再び内燃機関側に循環させることで、内燃機関の冷却を実行する(例えば、特許文献1)。ウォータポンプとしては、内燃機関の回転と同期することで稼動する機械式や、電気モータ等によって稼動する電動式が広く用いられている。
ウォータポンプの稼動が故障等により停止すると、冷却水が循環されないために内燃機関の冷却能力が著しく低下する。そのため、内燃機関がオーバーヒートして損傷する場合がある、といった問題がある。
このような問題を解決するために、電動ウォータポンプの故障を検出し、故障を検出した場合にエンジンの制御パラメータを変更してフェイルセーフ運転を実行することによって、エンジンの損傷を未然に防止する技術が特許文献2、3に記載されている。
また、内燃機関の制御装置として、排気ガスの一部を吸気側に還流することで燃費を向上させたり窒素酸化物(NOx)の生成量を抑制したりできる排気ガス還流(Exhaust Gas Recirculation:以下、EGRと略記する)装置が広く適用されている。EGR装置は、内燃機関の冷却水の一部が循環するEGRクーラを備えており、吸気側へ還流させるEGRガスを適切な温度へ冷却する。
この場合、EGRクーラを循環する冷却水の量が不足すると、排気ガス中のNOx量の増加に伴って還流されるEGRガス量が増加した時にEGRクーラ内の冷却水が沸騰するおそれがある。冷却水が沸騰すると、EGRクーラ内の圧力が大きく上昇するために、EGR装置や冷却系が故障、破損する場合がある、といった問題点がある。
このような問題点を解決するために、ラジエータで冷却された冷却液をエンジン本体へ流す冷却ラインと、エンジン本体で加熱された冷却液をラジエータへ流す戻しラインと、冷却液をEGRクーラへ供給し得るよう冷却ラインから分岐して戻しラインに合流するEGR用ラインとを備え、冷却ラインの分岐位置からエンジン本体を介して戻しラインの合流位置まで構成される流路に、冷却液の流通を抑制する絞り部を形成してEGRクーラへ供給する水量を増加させることによって、EGRクーラ内の冷却液が沸騰することを防止する技術が特許文献4に記載されている。
実開平06−037523号公報 特開2000−303839号公報 特開2008−121656号公報 特開2008−051010号公報
近年、暖機性の大幅な向上を目的として、内燃機関の暖機運転時にウォータポンプの稼動を停止することで冷却水の循環を一時的に停止させる制御が広く実行されている。この制御を実行すると、EGR装置を備える内燃機関においては、EGRクーラ内の冷却水の循環も停止してしまう。そのため、ウォータポンプの稼動が停止された状態が続くと、高温のEGRガスが還流されることでEGRクーラ内の冷却水が沸騰してEGR装置や冷却系が故障、破損する場合がある。
しかしながら、特許文献2〜4の技術では、EGRクーラ内の冷却水を循環させることが困難であることから、EGRクーラ内の冷却水が沸騰することを適切に抑制することができない、といった問題点がある。
また、特許文献2〜4の技術では、トラブルや故障等によってウォータポンプの稼動が停止した場合に、内燃機関内やEGRクーラ内の冷却水を循環させることが困難である。よって、内燃機関やEGR装置がオーバーヒートして損傷することを適切に抑制することができない、といった問題点がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ポンプ停止時においても冷媒の循環を確保することができる内燃機関の冷却装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の内燃機関の冷却装置は、内燃機関のEGRガスを冷却するEGRクーラを備える内燃機関の冷却装置であって、ラジエータを循環した冷媒を前記内燃機関に向けて流通させる第1流路と、前記内燃機関を循環した冷媒を前記ラジエータに向けて流通させる第2流路と、前記第1流路に設けられ、前記内燃機関が第1温度以上の場合に稼動することで前記冷媒を循環させる冷媒ポンプと、前記ラジエータと前記冷媒ポンプとの間の前記第1流路に設けられ、前記内燃機関が第2温度以上の場合に開弁することで前記第1流路を冷媒を流通可能とする第1サーモスタットと、前記内燃機関と前記ラジエータとの間の前記第2流路に設けられ、前記内燃機関が第3温度以上の場合に開弁することで前記第2流路を冷媒を流通可能とする第2サーモスタットと、前記冷媒ポンプの出口側の前記第1流路から分岐して前記EGRクーラを経由して前記第2流路に合流し、前記冷媒の一部を前記EGRクーラを循環させる第3流路と、前記ラジエータと前記第1サーモスタットとの間の前記第1流路から分岐して前記第1サーモスタットと前記冷媒ポンプとの間の前記第1流路に合流し、前記冷媒を前記第1サーモスタットをバイパスさせて流通させるバイパス流路と、を備えることを特徴とする(請求項1)。
このような構成とすることにより、冷媒を循環させるポンプが停止している場合であっても、内燃機関内やEGRクーラ内の冷媒を自然対流によって循環させることができる。
特に、本発明の内燃機関の冷却装置は、前記第1流路が、前記EGRクーラよりも下方に設けられ、かつ、前記第2流路は、前記EGRクーラよりも上方に設けられることを特徴とすることができる(請求項2)。
このような構成とすることで、自然対流による冷媒の流れが発生することから、冷媒を循環させるポンプが停止している場合であっても、内燃機関内やEGRクーラ内の冷媒を循環させることができる。
また、本発明の内燃機関の冷却装置は、前記バイパス流路が、前記冷媒ポンプが稼動していない場合にのみ前記冷媒を流通させることを特徴とすることができる(請求項3)。
このような構成とすることで、冷媒を循環させるポンプが稼動している場合に、ラジエータにて冷却された冷媒を主サーモスタットを経由させて内燃機関側へ循環させることができる。よって、冷媒の温度制御が不能になることを抑制することができる。
そして、本発明の内燃機関の冷却装置は、前記第2サーモスタットが、前記第1サーモスタットよりも低温で開弁することを特徴とすることができる(請求項4)。
このような構成とすることで、第1サーモスタットによる冷媒の温度制御を第2サーモスタットが妨げることを抑制することができる。
更に、本発明の内燃機関の冷却装置は、前記EGRクーラと前記第2流路との間の前記第3流路に設けられ、前記EGRクーラが所定の温度以上の場合に開弁することで前記第3流路を連通させる第3サーモスタットを備え、前記第3サーモスタットが、前記第2サーモスタットよりも低温で開弁することを特徴とすることができる(請求項5)。
このような構成とすることで、内燃機関の暖機状態に応じてEGRクーラを循環する冷媒の量を調節することができる。よって、暖気状態に応じたEGRクーラの冷却能力に調整することができることから、適切な温度のEGRガスを吸気側に還流させることができる。
また、本発明の内燃機関の冷却装置は、前記内燃機関が第4温度以上の場合に前記ラジエータを冷却するラジエータ冷却手段を備え、前記ラジエータ冷却手段が、前記内燃機関が第4温度未満であって、前記EGRクーラの温度が第1しきい値以上の場合に、前記ラジエータを冷却することを特徴とすることができる(請求項6)。
このような構成とすることで、EGRクーラの温度が第1しきい値以上の場合に、ラジエータの冷却能力を向上させてEGRクーラを循環する冷媒を適切に冷却することができる。よって、EGRクーラの冷却能力が低下することを抑制しつつ内燃機関の暖機性を向上させることができる。
本発明の内燃機関の冷却装置によれば、自然対流による冷媒の流れが発生することから、冷媒を循環させるポンプが停止している場合であっても、内燃機関内やEGRクーラ内の冷媒を循環させることができる。よって、ポンプ停止時においても冷媒の循環を確保することができる。
実施例のエンジン冷却システムの概略構成を示した構成図である。 各温度における冷却水の流れを示している。 冷却水温と各部品の稼動領域との関係の一例を示している。 冷却水温に基づくEGRガス還流量の制御例を示している。 エンジンECUの処理の一例を示すフローチャートである。 エンジンECUの処理の一例を示すフローチャートである。 Qwマップの一例を示している。 エンジンECUの処理の一例を示すフローチャートである。 エンジンECUの処理の一例を示すフローチャートである。 実施例のエンジン冷却システムの概略構成を示した構成図である。 冷却水温と各部品の稼動領域との関係の一例を示している。 エンジンECUの処理の一例を示すフローチャートである。 各温度における冷却水の流れを示している。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。
本発明の実施例1について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の内燃機関の冷却装置を組み込んだエンジン冷却システム1の概略構成を示した構成図である。なお、図1にはエンジンの1気筒の構成のみを示している。
図1に示すエンジン冷却システム1は、動力源であるエンジン100を備えており、エンジン100を冷却するラジエータ11、およびラジエータ11を冷却するラジエータファン12を備えている。また、エンジン冷却システム1は、エンジン冷却システム1の運転動作を総括的に制御するECU(Electronic Control Unit)10を備えている。そして、エンジン冷却システム1は、排気ガス導入通路13を冷却するEGRクーラ14を備えており、排気ガス導入通路13を通過し吸気側に還流されるEGRガスの温度を調節する。更に、エンジン冷却システム1は、ラジエータ11とエンジン100とを循環する冷媒が流通する第1流路21および第2流路22、EGRクーラ14を循環する冷媒が流通する第3流路23を備えている。また、エンジン冷却システム1は、冷媒を循環させるウォータポンプ24、第1流路21の連通を制御する主サーモスタット25、第2流路22の連通を制御する副サーモスタット26を備えている。そして、エンジン冷却システム1は、第1流路21から分岐して主サーモスタット25をバイパスするバイパス流路27を備えている。
エンジン100は、車両に搭載される多気筒エンジンであって、各気筒は燃焼室を構成するピストンを備えている。各燃焼室のピストンはそれぞれコネクティングロッドを介して出力軸部材であるクランクシャフトに連結されている。
吸気ポートから燃焼室内へ流入した混合ガスは、ピストンの上昇運動により燃焼室内で圧縮される。ECU10は、クランク角センサからのピストンの位置、および吸気カム角センサからのカム軸回転位相の情報に基づき、点火タイミングを決定しイグナイタに信号を送る。イグナイタはECU10の信号に従って、指示された点火タイミングでバッテリからの電力を点火プラグに通電する。点火プラグはバッテリからの電力により点火し、圧縮混合ガスを着火させて、燃焼室内を膨張させピストンを下降させる。この下降運動がコネクティングロッドを介してクランクシャフトの軸回転に変更されることにより、エンジン100は動力を得る。
エンジン100の燃焼室の周辺にはウォータジャケットが設けられており、ウォータジャケット内部は燃焼室等を冷却するための冷媒(冷却水)が循環している。本実施例の冷却水としては、エチレングリコール水溶液からなる一般的なLLC(Long Life Coolant)を用いるが、その他の冷媒を使用してもよい。
そして、ウォータジャケットには冷却水の温度を測定するための水温センサ31が設けられており、ウォータジャケット内部の冷却水温の検出結果をECU10へ送信する。ECU10は、水温センサ31が検出した冷却水温をエンジン100の温度と認識する。この場合、水温センサ31は、エンジン100内部の比較的高温な冷却水の温度を検出できるような位置に設けられることが望ましく、例えば冷却水の出口付近(第2流路22との接続部付近)に設けることができる。
排気ガス導入通路13は、浄化触媒の上流側の排気通路より分岐してEGRクーラ14を経由し吸気通路に合流する構成により、燃焼後の排気ガスの一部を吸気側へと還流させる。排気ガス導入通路13へと分岐した排気ガスは、図示しないEGRバルブにて流量を調節されつつ吸気通路へ進み、吸入空気とともに吸気ポートに噴射される燃料と混合されて、燃焼室へと供給される。EGRバルブは、ECU10の指令に従ってバルブ開度を調節することで、吸気通路への排気ガスの還流供給量を適切な量へと調節する。このように、運転状態に応じた適切な量のEGRガスを吸気通路に還流供給することにより、エンジン100の燃焼温度を低下させてNOx排出量を低減させることができる。なお、排気通路と排気ガス導入通路13との分岐部は、浄化触媒の下流側に設けられてもよい。
排気ガス導入通路13は、EGRクーラ14をバイパスするバイパス通路(図示しない)を備えている。バイパス通路は、還流させるEGRガス温度が低温の場合にEGRガスを流通させることで、EGRクーラ14を経由させずにEGRガスを吸気側へ還流させる。これによって、EGRガスが必要以上に低温化することを抑制することができることから、エンジン100の燃焼が悪化するのを抑制することができる。
EGRクーラ14は、その内部を冷却水が循環しており、ECU10からの指令に従って循環する冷却水の流速や流量を調整することで、排気ガス導入通路13を通過するEGRガスの温度を調節する。第1流路21を流通する冷却水の一部は、ウォータポンプ24の稼動力によって第3流路23を流通してEGRクーラ14内部に送られる。そして、EGRクーラ14内部の冷却水は、排気ガス導入通路13を通過するEGRガスから熱を吸収し、EGRガス温度を燃焼に適した温度へと調節する。この場合、EGRクーラ14の冷却水入口部に冷却水流量調整バルブを設けて、EGRクーラ14内部を循環する冷却水の流量を調整することが望ましい。そして、熱交換後の冷却水は、第3流路23から第2流路22を流通してラジエータ11にて冷却された後に、再び第1流路21へと送られる。
また、EGRクーラ14には、EGRクーラ温度センサ32が設けられており、EGRクーラ14内部の冷却水の温度を検出し、検出結果をECU10へ送信する。ECU10は、EGRクーラ温度センサ32が検出した冷却水温をEGRクーラ14の温度と認識する。この場合、EGRクーラ温度センサ32は、EGRクーラ14内部の冷却水の温度に代えて、EGRクーラ14の温度を直接検出してもよい。
ラジエータ11は、上部タンク、ラジエータコア、下部タンクで構成されている放熱器である。エンジン100を冷却することで高温になった冷却水は、第2流路22を流通してラジエータ11の上部タンクに導かれ、ラジエータコアを通過する。ラジエータコアは、高温の冷却水がラジエータコアを通過する際に熱を奪って空気中に放熱するものであって、放熱効率を向上させるために多数のフィンが設けられている。ラジエータコアで冷却された冷却水は、下部タンクから第1流路21を流通して再びエンジン100に戻される。
ラジエータファン12は、ラジエータ11とエンジン100との間に配置され、ラジエータ11からエンジン100の方向へ空気の流れを作ることでラジエータ11を冷却する。ラジエータファン12は、ECU10の指令に従ってファンの回転を調整することで、ラジエータ11の冷却能力を制御する。ラジエータファン12は、エンジン100の回転と同期させることでファンを回転させても良いし、電動モータ等によってファンを回転させても良い。エンジン100の回転と同期させる場合には、回転の伝達部にクラッチ機構等の可変伝達機構を用いることで、ファンの回転を任意に調整できる構成とする。また、ラジエータファン12は、ラジエータ11とエンジン100との間に限られず、ラジエータ11を冷却できる任意の位置に配置することができる。
エンジン冷却システム1は、内部を冷却水が流通する第1流路21、第2流路22および第3流路23を備えている。第1流路21は、ラジエータ11の下部タンクとエンジン100とを連通させる構成であり、ラジエータ11で冷却された冷却水をエンジン100へと循環させる。また、第2流路22は、エンジン100とラジエータ11の上部タンクとを連通させる構成であり、エンジン100で加熱された冷却水をラジエータ11へと循環させる。そして、第3流路23は、後述するウォータポンプ24の出口(下流)側の第1流路21から分岐し、EGRクーラ14を経由して第2流路22に合流する構成であり、冷却水の一部をEGRクーラ14へと循環させる。
この場合、第1流路21は、EGRクーラ14よりも下方に設置され、第2流路22は、EGRクーラ14よりも上方に設置される構成を採用する。このような構成とすることで、エンジン100やEGRクーラ14にて加熱されて密度(比重)が小さくなった冷却水がより上方の第2流路22方向へ移動し、ラジエータ11にて冷却されて密度(比重)が大きくなった冷却水がより下方の第1流路21方向へ移動する。よって、自然対流による冷却水の流れが発生することから、ウォータポンプ24の稼動が停止している場合であっても、エンジン100内やEGRクーラ14内の冷却水が循環することができる。
そして、第3流路23は、ウォータポンプ24の出口直後で第1流路21から分岐する構成を採用する。このような構成とすることで、自然対流によってラジエータ11を通過して冷却された冷却水がエンジン100内部の冷却水と混合することを抑制することができることから、暖機性向上効果が低下することを抑制することができる。
ウォータポンプ24は、第1流路21に設けられており、その稼動力によって冷却水をラジエータ11、エンジン100およびEGRクーラ14に循環させる。ウォータポンプ24は、エンジン100のクランクシャフト軸の回転力をベルト等によって伝達されることで稼動する機械式を採用するが、電気モータ等によって稼動する電動式を採用してもよいし、両方式を組み合わせて用いてもよい。ウォータポンプ24は、クランクシャフト軸の回転力の伝達部に電磁クラッチを有し、電磁クラッチの係合率を調節してクランクシャフト軸からの回転力の伝達率を制御することで、ウォータポンプ24の稼動力を制御する。この場合、電磁クラッチに代えてその他の可変伝達機構を用いることで、ウォータポンプ24の稼動力を制御してもよい。
主サーモスタット25は、ラジエータ11とウォータポンプ24との間の第1流路21に設けられており、エンジン100の温度に基づいて第1流路21の連通を制御する。主サーモスタット25は、サーモワックスを稼動源とする一般的なサーモスタットを採用するが、リニアソレノイドを稼動源とする電動サーモスタットを採用してもよい。主サーモスタット25は、エンジン100の温度、すなわち冷却水の温度に応じてその弁開度を変化させることで、第1流路21を流通する冷却水の流量を調節する。主サーモスタット25は、冷却水温が第2温度(例えば、90[℃])未満では閉弁することで第1流路21を閉鎖し、冷却水温が第2温度以上で徐々に開弁することで第1流路21を連通させるよう構成される。
主サーモスタット25には、エンジン100のウォータジャケット上方、およびEGRクーラ14の下流側の第3流路23と連通した冷却水の流路が接続されており、加熱された冷却水の一部がラジエータ11を経由せずに主サーモスタット25に供給される。これによって、エンジン100やEGRクーラ14が高温の場合に、より確実に主サーモスタット25の弁開度を向上させて冷却水の流量を増加させることができる。
なお、主サーモスタット25は、本発明の第1サーモスタットに相当する。
副サーモスタット26は、第2流路22のよりエンジン100に隣接した位置に設けられており、エンジン100の温度に基づいて第2流路22の連通を制御する。副サーモスタット26は、主サーモスタット25と同様の構造を有し、エンジン100の温度、すなわち冷却水の温度に応じてその弁開度を変化させることで、第2流路22を流通する冷却水の流量を調節する。
この場合、副サーモスタット26は、主サーモスタット25よりも低温の第3温度(例えば、85[℃])で開弁する構成とする。このような構成とすることで、エンジン100の暖機の際に副サーモスタット26が先に開弁することから、主サーモスタット25による冷却水の温度制御を副サーモスタット26が妨げることを抑制することができる。更に、ウォータポンプ24が故障等により稼動できない場合に、エンジン100内部の冷却水温が上昇することで副サーモスタット26が早期に開弁する。それによって、エンジン100からラジエータ11方向への冷却水の自然対流が生じることから、エンジン100内部の冷却水が循環するためにエンジン100が冷却される。
なお、副サーモスタット26は、本発明の第2サーモスタットに相当する。
バイパス流路27は、ラジエータ11と主サーモスタット25との間(上流側)の第1流路21から分岐して、主サーモスタット25とウォータポンプ24との間(下流側)の第1流路21に合流する構成を採ることで、主サーモスタット25をバイパスさせて冷却水を流通させる。
このバイパス流路27を設けることによって、主サーモスタット25が第1流路21を閉鎖している場合であっても、主サーモスタット25を経由させずに冷却水を流通させることができる。よって、主サーモスタット25が閉弁し、かつウォータポンプ24の稼動が停止している場合であっても、第3流路23、ラジエータ11、第1流路21からバイパス流路27の間で自然対流による冷却水の流れが発生する(図2(b)参照)。そのため、エンジン100の暖機中にEGRクーラ14が高温となった場合に、EGRクーラ14内の冷却水が循環することができることから、EGRクーラ14がオーバーヒートすることを抑制することができる。
この場合、バイパス流路27の上流側の分岐部は主サーモスタット25の直前から分岐させる構成を採用する。このような構成とすることにより、バイパス流路27を通じて循環する冷却水の温度が主サーモスタット25周辺に伝導しやすいことから、循環する冷却水温が高い場合に主サーモスタット25の開弁を促進させることができる。よって、ラジエータ11の冷却能力が不足している場合等に、主サーモスタット25を早期に開弁させて循環する冷却水の流量を増加させることで、エンジン100の冷却能力を向上させることができる。
バイパス流路27には、一方弁27aが設けられている。一方弁27aは、ウォータポンプ24が稼動しているときは閉弁してバイパス流路27を閉鎖し、ウォータポンプ24の稼動が停止しているときに開弁してバイパス流路27を連通させ、ウォータポンプ24の方向に冷却水を流通させる。これにより、ウォータポンプ24が稼動している場合にはバイパス流路27が閉鎖されるために、主サーモスタット25を経由させて冷却水を流通させることができる(図2参照)。よって、主サーモスタット25による冷却水の温度制御を適切に実行することができる。
一方弁27aとしては、ウォータポンプ24の負圧によって閉弁し、負圧がない場合に自身の重みによって開弁する重力弁等を適用することができる。この場合、冷却水の自然対流によっては閉弁しない程度の適度な重みを有する重力弁を適用する。
ECU10は、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)と、データ等を記憶するRAM(Random Access Memory)やNVRAM(Non Volatile RAM)と、を備えるコンピュータである。ECU10は、クランク角センサ、吸気カム角センサ、エアフロメータ、スロットルポジションセンサ、排気温センサ、水温センサ31等の検出結果を読み込み、スロットルバルブの動作、吸気弁および排気弁の開閉タイミング、インジェクタの動作、点火プラグの点火時期、EGRガスの還流量など、エンジン100の運転動作を統合的に制御する。
また、ECU10は、エンジン100の暖機時にウォータポンプ24の稼動を停止させる暖機性向上制御を実行する。
図3は、冷却水温と各部品の稼動領域との関係の一例を示している。ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、エンジン100の冷却水温が所定温度未満の場合に、ウォータポンプ24の電磁クラッチを分断させる。この制御を実行することで、エンジン100の暖機中にウォータジャケット内部の冷却水が循環するのを抑制することができることから、エンジン100の暖機性を向上させることができる。ここで、電磁クラッチを分断させるか否かを判断するための所定温度は、ウォータポンプ24の稼動開始温度(第1温度)未満の任意の冷却水温を適用するが、例えば85[℃]に設定することができる。また、第1温度とは、エンジン100の冷却を優先すべき任意の冷却水温を適用するが、例えば90[℃]に設定することができる。
ECU10は、エンジン100の冷却水温が第1温度以上となった場合に、ウォータポンプ24の電磁クラッチを係合させて、冷却水の循環を開始させる。
そして、ECU10は、エンジン100の暖機の進行状況に応じて、EGRガスの還流量を変更する制御を実行する。
図4は、冷却水温に基づくEGRガス還流量の制御例を示している。ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、エンジン100の冷却水温が所定温度未満の場合に、EGRガスの還流を停止させる。内燃機関が低温の際にEGRガスを還流させると、EGRガスが低温であるために内燃機関の燃焼が悪化してしまう。そのため、冷却水温が所定温度に満たない場合にEGRガスの還流を停止させることで、エンジン100の燃焼が悪化することを抑制することができる。ここで、EGRガスの還流を停止させるか否かを判断するための所定温度は、エンジン100の燃焼が悪化しないと判断できる任意の冷却水温を適用するが、例えば40[℃]に設定することができる。
ECU10は、エンジン100の冷却水温が所定温度以上となった場合に、EGRガスの還流を開始させる。この制御を実行することで、吸気負圧が少なくなり吸気時のポンプ損が低下することから、エンジン100の燃費を向上させることができる。また、エンジン100の燃焼温度が低下することから、NOxの排出量を低減させることができる。この場合、ECU10は、冷却水温が所定温度(例えば60[℃])まではEGRクーラ14をバイパスさせてEGRガスを還流させることで、EGRガスが低温化することで燃焼が不安定化するのを抑制する。
暖機性向上制御中は主サーモスタット25が閉弁し、かつウォータポンプ24の稼動が停止しているために、冷却水温が所定温度以上となってEGRガスの還流が開始されると、徐々にEGRクーラ14の温度が上昇してゆく。ここで、EGRクーラ14の温度が上昇すると、第3流路23、ラジエータ11、第1流路21からバイパス流路27の間で自然対流による冷却水の流れが発生することから、EGRクーラ14内の冷却水が循環する。そのため、EGRクーラ14内に低温の冷却水が流入することから、EGRクーラ14がオーバーヒートすることを抑制することができる(図2(a)(b)参照)。
ECU10は、エンジン100の冷却水温が所定温度以上となった場合に、EGRガスの還流を停止させる。この制御を実行することで、高温のEGRガスが大量に還流されることでEGRクーラ14がオーバーヒートするのを抑制することができる。ここで、EGRガスの還流を停止させるか否かを判断するための所定温度は、EGRクーラ14がオーバーヒートする可能性があると判断できる任意の冷却水温を適用するが、例えば100[℃]に設定することができる。
更に、ECU10は、エンジン100の暖機中に、冷却水温またはEGRクーラ14の温度に応じてラジエータファン12の運転を制御する(図3参照)。
ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、エンジン100の冷却水温が所定温度未満の場合に、ラジエータファン12の運転を停止させる。この制御を実行することで、冷却水の温度が過度に低下することを抑制することができる。ここで、ラジエータファン12の運転を停止させるか否かを判断するための所定温度は、ラジエータファン12の運転開始温度(第4温度)未満の任意の冷却水温を適用することができるが、例えば90[℃]に設定することができる。また、第4温度とは、ラジエータ11の冷却能力に応じて任意の冷却水温を適用することができるが、例えば95[℃]に設定することができる。
ECU10は、エンジン100の冷却水温が第4温度以上となった場合に、ラジエータファン12の運転を開始させる。また、ECU10は、EGRクーラ温度センサ32の検出結果に基づいて、EGRクーラ14の温度が第1しきい値以上となった場合、すなわちEGRクーラ14の冷却が必要であると判断する場合に、ラジエータファン12の運転を開始させる。これにより、エンジン100やEGRクーラ14を循環する冷却水をより低温に冷却することができることから、エンジン100やEGRクーラ14がオーバーヒートするのを抑制することができる。ここで、第1しきい値とは、EGRクーラ14がオーバーヒートする可能性があると判断できる任意の冷却水温を適用するが、例えば100[℃]に設定することができる。
つづいて、ECU10の制御の流れに沿って、エンジン冷却システム1の動作を説明する。図5はECU10の処理の一例を示すフローチャートである。本実施例のエンジン冷却システム1は、第1流路と、第2流路と、冷媒ポンプと、主サーモスタットと、副サーモスタットと、第3流路と、バイパス流路とを備えることで、冷媒を循環させるポンプが停止している場合であっても、内燃機関内やEGRクーラ内の冷媒を循環させてオーバーヒートを抑制することができる。
ECU10の制御は、エンジンの始動要求がされると、すなわちイグニッションスイッチがONにされると開始し、イグニッションスイッチがONの間、所定時間毎に実行される。まず、ECU10はステップS1で、ウォータポンプ24の電磁クラッチを分断させつつ、ラジエータファン12の運転を停止させることで、エンジン100の暖機性向上制御を実行する(図2(a)参照)。ECU10は、ステップS1の処理を終えると、次のステップS2へ進む。
ステップS2で、ECU10は、EGRクーラ温度センサ32の検出結果に基づいて、EGRクーラ14内の冷却水温が第1しきい値未満であるか否かを判断する。ここで、第1しきい値については前述したために、その詳細な説明は省略する。EGRクーラ14内の冷却水温が第1しきい値未満でない、すなわち第1しきい値以上である場合(ステップS2/NO)、ECU10は、EGRクーラ14がオーバーヒートする可能性があると判断し、ステップS7へ進む。EGRクーラ14内の冷却水温が第1しきい値未満である場合(ステップS2/YES)は、ECU10は次のステップS3へ進む。
ステップS3で、ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、冷却水温が副サーモスタット26の開弁温度(第3温度)以上であるか否かを判断する。ここで、副サーモスタット26の開弁温度については前述したために、その詳細な説明は省略する。冷却水温が副サーモスタット26の開弁温度以上でない場合(ステップS3/NO)、ECU10は制御の処理を終了する。冷却水温が副サーモスタット26の開弁温度以上である場合(ステップS3/YES)は、ECU10は副サーモスタット26が開弁している、すなわち第2流路が連通していると判断し、次のステップS4へ進む。
ステップS4で、ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、冷却水温が主サーモスタット25の開弁温度(第2温度)以上であるか否かを判断する。ここで、主サーモスタット25の開弁温度については前述したために、その詳細な説明は省略する。冷却水温が主サーモスタット25の開弁温度以上でない場合(ステップS4/NO)、ECU10は制御の処理を終了する。冷却水温が主サーモスタット25の開弁温度以上である場合(ステップS4/YES)は、ECU10は主サーモスタット25が開弁している、すなわち第1流路が連通していると判断し、次のステップS5へ進む。
ステップS5で、ECU10は、エンジン100が充分に暖機されたと判断し、ステップS1で分断させたウォータポンプ24の電磁クラッチを係合させて、ウォータポンプ24を稼動させる。この制御を実行することで、充分に暖機されて高温となったエンジン100やEGRクーラ14に冷却水を循環させて適切な温度まで冷却することができる(図2(c)参照)。
ECU10は、ステップS5の処理を終えると、次のステップS6へ進む。
ステップS6で、ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、冷却水温がラジエータファン12の運転開始温度(第4温度)以上であるか否かを判断する。ここで、ラジエータファン12の運転開始温度については前述したために、その詳細な説明は省略する。冷却水温がラジエータファン12の運転開始温度以上でない場合(ステップS6/NO)、ECU10は制御の処理を終了する。冷却水温がラジエータファン12の運転開始温度以上である場合(ステップS6/YES)は、ECU10は次のステップS7へ進む。
ステップS2の判断がNOの場合に、またはステップS6の処理を終えると、ECU10はステップS7へ進む。ステップS7で、ECU10は、エンジン冷却システム1を循環する冷却水の温度が高いと判断し、ステップS1で停止させたラジエータファン12の運転を開始させて、ラジエータ11を冷却する。この制御を実行することで、ラジエータ11の冷却能力を向上させて、エンジン冷却システム1を循環する冷却水をより低温に冷却できることから、エンジン100やEGRクーラ14がオーバーヒートすることを抑制することができる。
ECU10は、ステップS7の処理を終えると、制御の処理を終了する。
つづいて、ウォータポンプ24の故障を判定するフローを説明する。図6はECU10の処理の一例を示すフローチャートである。ECU10の制御は、ステップS7の制御が実行されると、すなわちラジエータファン12の運転が開始されると開始し、ラジエータファン12が運転する間、所定時間毎に実行される。まず、ECU10はステップS8で、水温センサ31の検出結果に基づいて、ラジエータファン12の運転開始後から所定期間に冷却水温が低下しているか否かを判断する。ここで、所定期間は冷却水の流速等に基づいて任意の期間に設定することができる。ラジエータファン12の運転開始後から所定期間に冷却水温が低下している場合(ステップS8/YES)、ECU10は、ウォータポンプ24が正常に稼動していると判断し、制御の処理を終了する。ラジエータファン12の運転開始後から所定期間に冷却水温が低下していない場合(ステップS8/NO)は、ECU10は次のステップS9へ進む。
ステップS9で、ECU10は、ウォータポンプ24が正常に稼動していないと判断し、ウォータポンプ24が異常である旨を警告する。警告としては、警告ランプを点灯させる等、運転者にウォータポンプ24の異常を伝達できる種々の手法を採用することができる。
ECU10は、ステップS9の処理を終えると、次のステップS10へ進む。
ステップS10で、ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、自然対流による冷却水の循環によってエンジン100の冷却水温が所定温度以下に維持されているか否かを判断する。ここで、所定温度とは、エンジン100がオーバーヒートする可能性があると判断できる任意の冷却水温を適用するが、例えば100[℃]に設定することができる。エンジン100の冷却水温が所定温度以下に維持されている場合(ステップS10/YES)、ECU10は、エンジン100の出力を維持できると判断し、制御の処理を終了する。エンジン100の冷却水温が所定温度以下に維持されていない場合(ステップS10/NO)は、ECU10は次のステップS11へ進む。
ステップS11で、ECU10は、エンジン100の出力を維持するとオーバーヒートする可能性があると判断し、エンジン100の出力を制限する。この場合、ECU10は、図7のエンジン100の冷却受熱(Qw)マップに基づいて、例えばQwが最大値の50[%]を超えないようにエンジン100の出力を制限することで、エンジン100がオーバーヒートすることを抑制する。なお、エンジン100の出力制限は、車両の走行状態に応じて任意に設定することができる。
ECU10は、ステップS11の処理を終えると、次のステップS12へ進む。
ステップS12で、ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、出力制限後のエンジン100の冷却水温が所定温度以下に維持されているか否かを判断する。ここで、所定温度とは、エンジン100がオーバーヒートする危険性があると判断できる任意の冷却水温を適用するが、例えば110[℃]に設定することができる。エンジン100の冷却水温が所定温度以下に維持されている場合(ステップS12/YES)、ECU10は、エンジン100がオーバーヒートする危険性は低いと判断し、制御の処理を終了する。エンジン100の冷却水温が所定温度以下に維持されていない場合(ステップS12/NO)は、ECU10は次のステップS13へ進む。
ステップS13で、ECU10は、エンジン100がオーバーヒートする危険性があると判断し、エンジン100の出力を車両が退避走行に必要な最低限の出力に制限する。この場合、ECU10は、図7のエンジン100の冷却受熱(Qw)マップに基づいて、例えばQwが最大値の25[%]を超えないようにエンジン100の出力を制限することで、エンジン100がオーバーヒートすることを抑制する。なお、エンジン100の出力制限は、車両の走行状態に応じて任意に設定することができる。
ECU10は、ステップS13の処理を終えると、制御の処理を終了する。
次に、EGRクーラ温度センサ32の検出結果に基づいてラジエータファン12の停止を判定するフローを説明する。図8はECU10の処理の一例を示すフローチャートである。ECU10の制御は、ステップS7の制御が実行されると、すなわちラジエータファン12の運転が開始されると開始し、ラジエータファン12が運転する間、所定時間毎に実行される。まず、ECU10はステップS14で、EGRクーラ温度センサ32の検出結果に基づいて、EGRクーラ14内の冷却水温が第1しきい値以上であるか否かを判断する。ここで、第1しきい値については前述したために、その詳細な説明は省略する。EGRクーラ14内の冷却水温が第1しきい値以上である場合(ステップS14/YES)、ECU10は、ラジエータ11の冷却を継続する必要があると判断し、制御の処理を終了する。EGRクーラ14内の冷却水温が第1しきい値以上でない場合(ステップS14/NO)は、ECU10は次のステップS15へ進む。
ステップS15で、ECU10は、EGRクーラ14がオーバーヒートする可能性が低いと判断し、ステップS3で運転を開始させたラジエータファン12の運転を停止させる。ECU10は、ステップS15の処理を終えると、制御の処理を終了する。
そして、水温センサ31の検出結果に基づいてウォータポンプ24およびラジエータファン12の稼動停止を判定するフローを説明する。図9はECU10の処理の一例を示すフローチャートである。ECU10の制御は、ステップS5またはステップS7の制御が実行されると、すなわちウォータポンプ24またはラジエータファン12の稼動が開始されると開始し、ウォータポンプ24またはラジエータファン12が稼動する間、所定時間毎に実行される。まず、ECU10はステップS16で、水温センサ31の検出結果に基づいて、冷却水温がラジエータファン12の運転停止温度以下であるか否かを判断する。ここで、ラジエータファン12の運転停止温度とは、ラジエータファン12の運転開始温度(第4温度)より低温の任意の冷却水温を適用するが、例えば90[℃]とすることができる。冷却水温がラジエータファン12の運転停止温度以下でない場合(ステップS16/NO)、ECU10は、ラジエータ11の冷却を継続する必要があると判断し、制御の処理を終了する。EGRクーラ14内の冷却水温が所定温度以下である場合(ステップS16/YES)は、ECU10は次のステップS17へ進む。
ステップS17で、ECU10は、エンジン100がオーバーヒートする可能性が低いと判断し、ステップS7で運転を開始させたラジエータファン12の運転を停止させる。ECU10は、ステップS17の処理を終えると、次のステップS18へ進む。
ステップS18で、ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、冷却水温がウォータポンプ24の稼動停止温度以下であるか否かを判断する。ここで、ウォータポンプ24の稼動停止温度とは、ウォータポンプ24の稼動開始温度(第1温度)より低温の任意の冷却水温を適用するが、例えば85[℃]とすることができる。冷却水温がウォータポンプ24の稼動停止温度以下でない場合(ステップS18/NO)、ECU10は、ウォータポンプ24の稼動を継続する必要があると判断し、制御の処理を終了する。冷却水温がウォータポンプ24の稼動停止温度以下である場合(ステップS18/YES)は、ECU10は次のステップS19へ進む。
ステップS19で、ECU10は、エンジン100がオーバーヒートする可能性が低いと判断し、ステップS5で係合させた電磁クラッチを分断させてウォータポンプ24の稼動を停止させる。ECU10は、ステップS19の処理を終えると、制御の処理を終了する。
以上のように、本実施例のエンジン冷却システム1は、第1流路と、第2流路と、冷媒ポンプと、主サーモスタットと、副サーモスタットと、第3流路と、バイパス流路とを備えることで、冷媒を循環させるポンプが停止している場合であっても、内燃機関内やEGRクーラ内の冷媒を循環させることができる。よって、ポンプ停止時においても冷媒の循環を確保することでオーバーヒートを抑制することができる。
つづいて、本発明の実施例2について説明する。本実施例のエンジン冷却システム2は、EGRクーラと第2流路との間の第3流路にEGRサーモスタットを備える点でエンジン冷却システム1と相違している。
本実施例のエンジン冷却システム2は、実施例1と同様に第1流路21、第2流路22、第3流路23、ウォータポンプ24、主サーモスタット25、副サーモスタット26、バイパス流路27を備えることで、ウォータポンプ24が停止している場合であっても、エンジン100やEGRクーラ14内の冷却水を自然対流によって循環させることができる。
更に、エンジン冷却システム2は、第3流路23にEGRサーモスタット28を備えることで、エンジン100の暖機状態に応じてEGRクーラ14を循環する冷却水の流量を調整することができる。よって、適切な温度のEGRガスを吸気側に還流させることができるうえに、EGRクーラ14がオーバーヒートすることを抑制することができる。
図10は、本発明の内燃機関の冷却装置を組み込んだエンジン冷却システム2の概略構成を示した構成図である。
EGRサーモスタット28は、第3流路23のよりEGRクーラ14に隣接した位置に設けられており、EGRクーラ14の温度に基づいて第3流路23の連通を制御する。EGRサーモスタット28は、主サーモスタット25と同様の構造を有し、EGRクーラ14の温度、すなわちEGRクーラ14内部の冷却水の温度に応じてその弁開度を変化させることで、第3流路23を流通する冷却水の流量を調節する。それによって、EGRクーラ14を循環する冷却水の流量を調節し、EGRクーラ14の冷却能力を制御する。
この場合、EGRサーモスタット28は、副サーモスタット26よりも低温であって、EGRガスの冷却を開始する冷却水温(例えば、60[℃])から徐々に開弁する構成とする。このような構成とすることで、エンジン100の暖機制御においてEGRガスの還流が開始された場合に、エンジン100の暖機状態、すなわち還流されるEGRガス温度に応じてEGRサーモスタット28が開弁する。よって、EGRクーラ14を循環する冷却水の流量を適切に調節することができることから、EGRガスの過冷却または冷却不足を抑制することができる(図11参照)。
なお、EGRサーモスタット28は、本発明の第3サーモスタットに相当する。
つづいて、ECU10の制御の流れに沿って、エンジン冷却システム2の動作を説明する。図12はECU10の処理の一例を示すフローチャートである。なお、エンジン冷却システム2のECU10は、実施例1のエンジン冷却システム1のステップS1からステップS19の処理とあわせて、以下のステップS20からステップS26までの制御を行う。よってステップS1からステップS19の制御は実施例1のエンジン冷却システム1と同一であるため、その詳細な説明は省略する。
本実施例のエンジン冷却システム2は、第3流路23にEGRサーモスタット28を備えることで、エンジン100の暖機状態に応じてEGRクーラ14を循環する冷却水の流量を調整することができる。
ECU10の制御は、エンジンの始動要求がされると、すなわちイグニッションスイッチがONにされると開始し、イグニッションスイッチがONの間、所定時間毎に実行される。まず、ECU10はステップS20で、EGRバルブに閉鎖するよう指令し、EGRガスの還流を停止させる(図11参照)。この制御を実行することで、低温のEGRガスが還流することによってエンジン100の燃焼が悪化することを抑制することができる。
ECU10は、ステップS20の処理を終えると、次のステップS21へ進む。
ステップS21で、ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、エンジン100の冷却水温がEGRガス還流開始温度以上であるか否かを判断する。ここで、EGRガス還流開始温度とは、EGRガスの還流を開始させてもエンジン100の燃焼が悪化しないと判断できる任意の冷却水温を適用するが、例えば40[℃]に設定することができる。エンジン100の冷却水温がEGRガス還流開始温度以上でない場合(ステップS21/NO)、ECU10は制御の処理を終了する。エンジン100の冷却水温がEGRガス還流開始温度以上である場合(ステップS21/YES)は、ECU10は次のステップS22へ進む。
ステップS22で、ECU10は、ステップS20で閉鎖させたEGRバルブに開放するよう指令し、バイパス通路を通じて、すなわちEGRクーラ14をバイパスさせてEGRガスの還流を開始する(図11参照)。この制御を実行することで、エンジン100の燃費を向上させたりNOxの排出量を低減させたりすることができる。この場合、ECU10は、冷却水温に応じてEGRバルブ開度を制御し、適切なEGRガスの還流量に調節する(図4参照)。
ECU10は、ステップS22の処理を終えると、次のステップS23へ進む。
ステップS23で、ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、エンジン100の冷却水温がEGRガス冷却開始温度以上であるか否かを判断する。ここで、EGRガス冷却開始温度とは、EGRガスを冷却してもエンジン100の燃焼が悪化しないと判断できる任意の冷却水温を適用するが、例えば60[℃]に設定することができる。エンジン100の冷却水温がEGRガス冷却開始温度以上でない場合(ステップS23/NO)、ECU10は制御の処理を終了する。エンジン100の冷却水温がEGRガス冷却開始温度以上である場合(ステップS23/YES)は、ECU10は次のステップS24へ進む。
ステップS24で、ECU10は、EGRサーモスタット28が開弁している、すなわち第3流路23が連通していると判断し、ステップS22でバイパスさせたEGRガスをEGRクーラ14を経由させて還流させる(図11参照)。この制御を実行することで、EGRガスをEGRクーラ14にて冷却して密度を高めることができることから、より多くのEGRガスを還流させることができる。この場合、EGRサーモスタット28が開弁することで、第3流路23、ラジエータ11、第1流路21からバイパス流路27の間で自然対流による冷却水の流れが発生することから、EGRクーラ14内の冷却水が循環する。そのため、EGRクーラ14内に低温の冷却水が流入することから、ウォータポンプ24の稼動が停止している場合であってもEGRクーラ14がオーバーヒートすることを抑制することができる(図13(b)参照)。
ECU10は、ステップS24の処理を終えると、次のステップS25へ進む。
ステップS25で、ECU10は、水温センサ31の検出結果に基づいて、エンジン100の冷却水温がEGRガス還流停止温度以上であるか否かを判断する。ここで、EGRガス還流停止温度とは、EGRクーラ14がオーバーヒートする可能性があると判断できる任意の冷却水温を適用するが、例えば100[℃]に設定することができる。エンジン100の冷却水温がEGRガス還流停止温度以上でない場合(ステップS25/NO)、ECU10は制御の処理を終了する。エンジン100の冷却水温がEGRガス還流停止温度以上である場合(ステップS25/YES)は、ECU10は次のステップS26へ進む。
ステップS26で、ECU10は、EGRバルブに閉鎖するよう指令し、EGRガスの還流を停止させる(図11参照)。この制御を実行することで、高温のEGRガスが大量に還流されることでEGRクーラ14がオーバーヒートするのを抑制することができる。
ECU10は、ステップS26の処理を終えると、制御の処理を終了する。
以上のように、本実施例のエンジン冷却システム2は、EGRクーラと第2流路との間の第3流路にEGRサーモスタットを備えることにより、内燃機関の暖機状態に応じてEGRクーラを循環する冷却水の流量を調整することができる。よって、適切な温度のEGRガスを吸気側に還流させることができるうえに、EGRクーラ14がオーバーヒートすることを抑制することができる。
上記実施例は本発明を実施するための一例にすぎない。よって本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 エンジン冷却システム
10 ECU
11 ラジエータ
12 ラジエータファン
13 排気ガス導入通路
14 EGRクーラ
21 第1流路
22 第2流路
23 第3流路
24 ウォータポンプ(冷媒ポンプ)
25 主サーモスタット(第1サーモスタット)
26 副サーモスタット(第2サーモスタット)
27 バイパス流路
27a 一方弁
31 水温センサ
32 EGRクーラ温度センサ
100 エンジン

Claims (6)

  1. 内燃機関のEGRガスを冷却するEGRクーラを備える内燃機関の冷却装置であって、
    ラジエータを循環した冷媒を前記内燃機関に向けて流通させる第1流路と、
    前記内燃機関を循環した冷媒を前記ラジエータに向けて流通させる第2流路と、
    前記第1流路に設けられ、前記内燃機関が第1温度以上の場合に稼動することで前記冷媒を循環させる冷媒ポンプと、
    前記ラジエータと前記冷媒ポンプとの間の前記第1流路に設けられ、前記内燃機関が第2温度以上の場合に開弁することで前記第1流路を冷媒を流通可能とする第1サーモスタットと、
    前記内燃機関と前記ラジエータとの間の前記第2流路に設けられ、前記内燃機関が第3温度以上の場合に開弁することで前記第2流路を冷媒を流通可能とする第2サーモスタットと、
    前記冷媒ポンプの出口側の前記第1流路から分岐して前記EGRクーラを経由して前記第2流路に合流し、前記冷媒の一部を前記EGRクーラを循環させる第3流路と、
    前記ラジエータと前記第1サーモスタットとの間の前記第1流路から分岐して前記第1サーモスタットと前記冷媒ポンプとの間の前記第1流路に合流し、前記冷媒を前記第1サーモスタットをバイパスさせて流通させるバイパス流路と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  2. 前記第1流路は、前記EGRクーラよりも下方に設けられ、かつ、前記第2流路は、前記EGRクーラよりも上方に設けられることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の冷却装置。
  3. 前記バイパス流路は、前記冷媒ポンプが稼動していない場合にのみ前記冷媒を流通させることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の冷却装置。
  4. 前記第2サーモスタットは、前記第1サーモスタットよりも低温で開弁することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の内燃機関の冷却装置。
  5. 前記EGRクーラと前記第2流路との間の前記第3流路に設けられ、前記EGRクーラが所定の温度以上の場合に開弁することで前記第3流路を連通させる第3サーモスタットを備え、
    前記第3サーモスタットは、前記第2サーモスタットよりも低温で開弁することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の内燃機関の冷却装置。
  6. 前記内燃機関が第4温度以上の場合に前記ラジエータを冷却するラジエータ冷却手段を備え、
    前記ラジエータ冷却手段は、前記内燃機関が第4温度未満であって、前記EGRクーラの温度が第1しきい値以上の場合に、前記ラジエータを冷却することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の内燃機関の冷却装置。

JP2009138622A 2009-06-09 2009-06-09 内燃機関の冷却装置 Expired - Fee Related JP5083277B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009138622A JP5083277B2 (ja) 2009-06-09 2009-06-09 内燃機関の冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009138622A JP5083277B2 (ja) 2009-06-09 2009-06-09 内燃機関の冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010285894A true JP2010285894A (ja) 2010-12-24
JP5083277B2 JP5083277B2 (ja) 2012-11-28

Family

ID=43541789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009138622A Expired - Fee Related JP5083277B2 (ja) 2009-06-09 2009-06-09 内燃機関の冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5083277B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013093997A1 (ja) 2011-12-19 2013-06-27 トヨタ自動車株式会社 冷却システムの制御装置
CN103670658A (zh) * 2013-11-14 2014-03-26 潍柴动力股份有限公司 一种节温器总成及发动机冷却系统
WO2016178303A1 (ja) * 2015-05-07 2016-11-10 株式会社デンソー 内燃機関の低水温冷却装置
US9551270B2 (en) 2013-02-12 2017-01-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for coolant flow in an internal combustion engine
JP2020114995A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 マツダ株式会社 エンジンの冷却構造

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03279613A (ja) * 1990-03-28 1991-12-10 Daihatsu Motor Co Ltd 内燃機関における冷却装置
JPH11218024A (ja) * 1998-02-03 1999-08-10 Kubota Corp エンジンの強制循環式水冷装置
JP2003222023A (ja) * 2003-02-20 2003-08-08 Kawasaki Heavy Ind Ltd 水冷式v型2気筒エンジン
JP2008232004A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2008274826A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Isuzu Motors Ltd エンジンのegr装置
JP2009097352A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Mazda Motor Corp エンジンの冷却装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03279613A (ja) * 1990-03-28 1991-12-10 Daihatsu Motor Co Ltd 内燃機関における冷却装置
JPH11218024A (ja) * 1998-02-03 1999-08-10 Kubota Corp エンジンの強制循環式水冷装置
JP2003222023A (ja) * 2003-02-20 2003-08-08 Kawasaki Heavy Ind Ltd 水冷式v型2気筒エンジン
JP2008232004A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2008274826A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Isuzu Motors Ltd エンジンのegr装置
JP2009097352A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Mazda Motor Corp エンジンの冷却装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013093997A1 (ja) 2011-12-19 2013-06-27 トヨタ自動車株式会社 冷却システムの制御装置
CN103998739A (zh) * 2011-12-19 2014-08-20 丰田自动车株式会社 冷却系统的控制装置
JPWO2013093997A1 (ja) * 2011-12-19 2015-04-27 トヨタ自動車株式会社 冷却システムの制御装置
US9611811B2 (en) 2011-12-19 2017-04-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for cooling system
US9551270B2 (en) 2013-02-12 2017-01-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for coolant flow in an internal combustion engine
CN103670658A (zh) * 2013-11-14 2014-03-26 潍柴动力股份有限公司 一种节温器总成及发动机冷却系统
WO2016178303A1 (ja) * 2015-05-07 2016-11-10 株式会社デンソー 内燃機関の低水温冷却装置
JP2016211409A (ja) * 2015-05-07 2016-12-15 株式会社デンソー 内燃機関の低水温冷却装置
JP2020114995A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 マツダ株式会社 エンジンの冷却構造
JP7238413B2 (ja) 2019-01-17 2023-03-14 マツダ株式会社 エンジンの冷却構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP5083277B2 (ja) 2012-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6265171B2 (ja) 車両の熱交換装置
US10330055B2 (en) Engine cooling system having EGR cooler
JP4962657B2 (ja) 内燃機関の制御装置
KR101637779B1 (ko) 차량의 배기열 회수 장치 및 방법
JP2004116310A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008274900A (ja) 内燃機関の冷却系装置
US11022021B2 (en) Methods and systems for a cooling arrangement
JP5083277B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2011047305A (ja) 内燃機関
GB2472228A (en) Reducing the fuel consumption of an i.c. engine by using heat from an EGR cooler to heat engine oil after cold-starting
JP5541371B2 (ja) エンジンの冷却装置
US10794336B2 (en) Methods and systems for an exhaust gas recirculation cooler
BR102015031167B1 (pt) Dispositivo de controle para motor de combustão interna
JP2014009617A (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2011149385A (ja) 冷却水循環装置
JP6007128B2 (ja) 排気再循環装置の冷却装置
JP2013113118A (ja) エンジン冷却装置
JP2012167613A (ja) エンジン
JP7272077B2 (ja) エンジンの排気ガス還流装置
JP2012188966A (ja) エンジンの冷却システム
JP2011214565A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006132469A (ja) Egrガスの冷却装置
JP2008106625A (ja) スロットルボディの昇温装置
JP2006105105A (ja) エンジンの冷却装置
JP2013124546A (ja) 車両の冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees