JP2010284878A - インクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法及びその装置 - Google Patents

インクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インクジェットヘッドに恒常的に存在する固有の濃度ムラを検出すること。
【解決手段】各ノズルから吐出されるインクの量に関する特性値を全てのノズルに対して求め、各ノズルの配列順序に従って上記求められた全ての特性値を配列し、当該各特性値の配列上に現れる変化のうち全ての特性値の個数よりも少ない個数に対応する所定の範囲内毎における変化の量に基づいて判定パラメータを求め、この求められた判定パラメータと予め定めた閾値とを比較してインクジェットヘッドの濃度ムラを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットヘッドに恒常的に存在する固有の濃度ムラについて判定するインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法及びその装置に関する。
インクジェットプリンタには、例えばインクを吐出する複数のノズルをライン状に配列したインクジェットヘッドが設けられている。このようなインクジェットプリンタは、インクジェットヘッドのライン方向に対して垂直方向に記録紙等の記録媒体を搬送し、この搬送されている記録媒体に対してインクジェットヘッドからインクを吐き出し、記録媒体上に画像を形成する。
このようなインクジェットヘッドには、一般に、各ノズルから吐出される各インクの体積(インク量)にばらつきが存在する。このばらつきは、一般に記録媒体上に形成される画像に画質の低下をもたらす。このため、特に1パスで画像形成するラインヘッドプリンタでは、画質低下等に起因する不具合を生じる。このような事からインクジェットヘッドの吐出インク体積ばらつきの程度を判定し、良品と不良品に分けることは有益である。
インクジェットヘッドの各ノズルから吐き出される吐出インクの体積のばらつきを判定する方法としては、例えば特許文献1で開示されている技術が利用可能である。この特許文献1は、シート状の被検査物上のスジの検出方法であって、複数のラインデータを比較し、所定以上の振幅変化部分をスジムラと見なすアルゴリズムを開示する。
特開2001−092966号公報
しかしながら、特許文献1は、ランダム或いは時間周期的に発生するスジやうねりの検出を可能とするが、検査対象のインクジェットヘッドに恒常的に存在する固有の濃度ムラを検出することはできない。
本発明の目的は、インクジェットヘッドに恒常的に存在する固有の濃度ムラを検出できるインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法及びその装置を提供することにある。
本発明の主要な局面に係るインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法は、インクを吐出する複数のノズルが配列されたインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法であって、各ノズルから吐出されるインクの量に関する特性値を全てのノズルに対して求める第1のステップ(M1)と、各ノズルの配列順序に従って第1のステップにより求められた全ての特性値を配列し、当該各特性値の配列上に現れる変化のうち全ての特性値の個数よりも少ない個数に対応する所定の範囲内毎における変化の量に基づいて判定パラメータを求める第2のステップと、第2のステップにより求められた判定パラメータと予め定めた閾値とを比較してインクジェットヘッドの濃度ムラを判定する第3のステップとを有する。
本発明の主要な局面に係るインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置は、インクを吐出する複数のノズルが配列されたインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置であって、各ノズルから吐出されるインクの量に関する特性値を全てのノズルに対して求める特性データ生成部と、各ノズルの配列順序に従って特性データ生成部により求められた全ての特性値を配列し、当該各特性値の配列上に現れる変化のうち全ての特性値の個数よりも少ない個数に対応する所定の範囲内毎における各変化の量に基づいて判定パラメータを求める判定パラメータ取得部と、判定パラメータ取得部により求められた判定パラメータと予め定めた閾値とを比較してインクジェットヘッドの濃度ムラを判定する判定部とを具備する。
本発明によれば、インクジェットヘッドに恒常的に存在する固有の濃度ムラを検出するインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法及びその装置を提供できる。
本発明に係るインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置の第1の実施の形態を示す構成図。 同装置の検査対象となるインクジェットヘッドに配列されたライン状のノズル列を示す図。 同装置における濃度ムラ判定フローチャート。 同装置におけるインクジェットヘッドの試験印字を示す模式図。 同装置における特性データ生成部により生成されるインクの量に関する特性値の一例を示す図。 同装置におけるエンベロープ取得部により取得される第1と第2エンベロープを示す図。 同装置における判定パラメータ取得部による判定パラメータの取得を説明するための図。 同装置における判定パラメータ算出フローチャート。 同装置における濃度ムラの判定フローチャート。 同装置における濃度ムラのランクと閾値との関係を示す図。 本発明に係るインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置の第1の実施の形態の第1の変形例の判定パラメータ算出フローチャート。 同装置における濃度ムラの判定フローチャート。 同装置における濃度ムラのランクと閾値との関係を示す図。 本発明に係るインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置の第1の実施の形態の第2の変形例におけるエンベロープ取得部により取得されるドット径に周期λの波が現れている特性値を示す図。 同装置における周期λ毎の特性値の波形をそれぞれ切り出して重ね合わせて作成された周期λ内のドット径を示す図。 本発明に係るインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置の第2の実施の形態におけるインクジェットヘッドの濃度ムラの特性値の生成を説明するための図。 本発明に係るインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置の第3の実施の形態における記録媒体上に形成される各記録領域が略同一に重複する各ノズル列を設けたインクジェットヘッドの外観図。 同装置における2列のノズル列による試験ドットのドット径の分布を示す図。 同装置における一方のノズル列によるドット径の分布から他方のノズル列によるドット径の分布を差し引いたドット径の分布を示す図。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置のブロック構成図を示す。本装置1は、CPU等から成る主制御部2を備える。この主制御部2には、バス3等を介してプログラムメモリ4と、データメモリ5と、操作部6と、ディスプレイ7と、外部入力部8とが接続されている。
操作部6は、例えばキーボード、マウス等から成る。
ディスプレイ7は、例えば液晶ディスプレイ等から成る。
外部入力部8は、通信回線等を通して各種データ、例えばインクジェットヘッドの各ノズルから吐出されるインクの量に関する特性値等のデータを入力する。
データメモリ5は、主制御部2から発せられる指令により処理されたデータを一時的に記憶する。
プログラムメモリ4には、インクジェットヘッドに固有に存在する濃度ムラの判定を行うための濃度ムラ判定プログラムが記憶されている。この濃度ムラ判定プログラムは、インクジェットヘッドの各ノズルから吐出されるインクの量に関する特性値を全てのノズルに対して求め、各ノズルの配列順序に従って全ての特性値を配列し、当該各特性値の配列上に現れる変化のうち全ての特性値の個数よりも少ない個数に対応する所定の範囲内毎における変化の量に基づいて判定パラメータを求め、この求められた判定パラメータと予め定めた閾値とを比較してインクジェットヘッドの濃度ムラを判定する。
主制御部2は、プログラムメモリ4に記憶されている濃度ムラ判定プログラムを実行することにより特性データ生成部9と、フィルタ処理部10と、パラメータ算出部10cと、判定部11とに対して指令を発して作動させる。
特性データ生成部9は、インクジェットヘッドの各ノズルから吐出されるインクの量に関する特性値を全てのノズルに対して求める。すなわち、図2に示すようにインクジェットヘッド20には、複数のノズル21−1〜21−nがライン状に配列されている。これらノズル21−1〜21−nは、それぞれインクを吐き出す。特性データ生成部9は、複数のノズル21から吐出されるインクの量或いは直径、インクが記録媒体に着弾したときのドットの直径、面積或いは光学濃度、ノズル21−1〜21−nの直径、複数のノズル21−1〜21−nからインクを吐出するためのアクチュエータの抵抗値或いは静電容量、ノズル21−1〜21−nの寸法のうちいずれかからインクの量に関する特性値を求める。
判定パラメータ取得部10は、特性データ生成部9により取得された全てのインクの量に関する特性値に対してスムージングを行うためのフィルタ処理を実施する。この判定パラメータ取得部10は、フィルタ処理部10aと、エンベロープ取得部10bと、パラメータ算出部10cとを有する。
非対称性に起因する濃度ムラフィルタ処理部10aは、上記同様に、特性データ生成部9により取得された全てのインクの量に関する特性値に対してフィルタ処理を実施してスムージングを行う。
エンベロープ取得部10bは、フィルタ処理部10aによるフィルタ処理後の全ての特性値の配列上に現れる変化に対するエンベロープを取得する。具体的にエンベロープ取得部10bは、全ての特性値の配列上に現れる変化における最大値側と最小値側との各エンベロープとを取得する。
パラメータ算出部10cは、インクジェットヘッド20の各ノズル21−1〜21−nの配列順序に従って特性データ生成部9により求められた全ての特性値を配列し、当該各特性値の配列上に現れる変化のうち全ての特性値の個数よりも少ない個数に対応する所定の範囲内毎における変化の量に基づいて判定パラメータを求める。
すなわち、パラメータ算出部10cは、インクジェットヘッド20の各ノズル21−1〜21−nの配列順序に従って配列された全ての特性値に亘って所定の範囲毎に各変化量を算出し、これら変化量のうち最大となる変化量から判定パラメータを算出する。具体的にパラメータ算出部10cは、エンベロープ取得部10bにより取得されたエンベロープの変化量の大きな所定の範囲から判定パラメータを求める。
判定部11は、パラメータ算出部10cにより求められた判定パラメータと予め定めた閾値とを比較してインクジェットヘッド20の濃度ムラを判定する。
次に、インクジェットヘッド20の濃度ムラ判定について図3に示す濃度ムラ判定フローチャートに従って説明する。
本装置1による濃度ムラ判定の大きな流れは、ステップM1において、選別対象のインクジェットヘッド20の濃度ムラの特性値を生成し、次に、ステップM2において、濃度ムラ特性値をフィルタ処理し、次に、ステップM3において、フィルタ処理された特性値に基づいて濃度ムラの判定パラメータを算出し、次に、ステップM4において、判定パラメータに基づいてインクジェットヘッド20の濃度ムラの程度を判定する。
以下、ステップごとに順を追って説明する。
先ず、特性データ生成部9は、ステップM1において、インクジェットヘッド20の各ノズル21−1〜21−nから吐出されるインクの量に関する特性値を全てのノズルに対して求める。例えば、特性データ生成部9は、複数のノズル21−1〜21−nから吐出されるインク滴の量或いは直径、インクが記録媒体に着弾したときのドットの直径、面積或いは光学濃度、ノズル21−1〜21−nの直径、複数のノズル21−1〜21−nからインクを吐出するためのアクチュエータの抵抗値或いは静電容量、ノズル21−1〜21−nの寸法のうちいずれかからインクの量に関する特性値を求める。
図4はインクジェットヘッド20の試験印字の模式図を示す。インクジェットヘッド20の底面には、インクを吐出する複数個のノズル21−1〜21−n、例えばNZL個形成されている。このインクジェットヘッド20は、オンデマンド式のインクジェットヘッドである。このインクジェットヘッド20は、例えばピエゾ式又はサーマル式等のアクチュエータを備える。このアクチュエータは、各ノズル21−1〜21−n毎に設けられた各チャネル、すなわちインクを貯える各チャネルの壁にそれぞれ設けられる。
これにより、インクジェットヘッド20は、外部信号30が供給されると、この外部信号30に従ってアクチュエータが伸縮するので、このアクチュエータの伸縮作用によるチャネル内の圧力変化によってチャネル内に貯えられているインクが各ノズル21−1〜21−nから吐き出される。これらノズル21−1〜21−nから吐き出されたインクは、インクジェットヘッド20に対して対向配置されている記録媒体31上に着弾し、試験ドット32を形成する。
一般に、インクジェットヘッド20に起因する濃度ムラとしては、各ノズル21−1〜21−nから吐き出されるインクの吐出体積のばらつき、若しくは各ノズル21−1〜21−nから吐き出されるインクの吐出角度のばらつきに起因するところが大きい。
本実施の形態では、主として吐出体積のばらつきを評価することにする。インクジェットヘッド20の濃度ムラの程度を評価するための特性値としては、インクジェットヘッド20の各ノズル21−1〜21−nから吐出されるインクの量に関する。この特性値としては、例えば図5に示すように各ノズル21−1〜21−nが同一同条件でかつ隣接するドットと接触しないように吐出した試験ドット32の外接円33の直径(以下、ドット径と称す。ドット径(n)と記載した場合は、n番目のノズルのドット径を示す)を採用する。
この際、記録媒体31は、インクジェットプリンタ用光沢紙等が好適である。特性値としては、他に、例えば光学的手段で測定した吐出インク滴の体積或いは直径、試験ドット32の面積等が好適である。さらに特性値としては、図示しないインクジェットヘッド20又は記録媒体31の搬送手段の併用により、記録媒体31上に例えばベタ画像を形成し、光学濃度計又は色度計により測定された濃度又は明度等でもよい。
又、特性値としては、吐出体積に大きく影響を与えるノズル21−1〜21−nの直径或いは面積、インクジェットヘッド20の吐出アクチュエータの抵抗値や静電容量、インクを貯えるチャネルの寸法等、でも一定の効果を奏する。この場合、実際にインクを噴射することなく濃度ムラの程度が分かるので、濃度ムラの程度によって柔軟に使用先を決めることが可能である。
又、特性値は、単独の物理量である必要はなく、複数の物理量の重み付け平均値等でもよい。例えば、4×ドット面積/ドット周長、すなわち水理学でいうところの水力直径を特性値としてもよい。この場合、インクのにじみ等の記録媒体31の影響が特性値に入りにくく好適である。
次に、フィルタ処理部10は、ステップM2において、特性データ生成部9により取得された全てのインクの量に関する特性値に対してスムージングを行うためのフィルタ処理を実施する。このフィルタ処理は、特性値のスムージングのために実施する。
このフィルタ処理は、例えばよく知られている移動平均、有限インパルス応答(FIR)フィルタ、無限インパルス応答(IIR)フィルタ等のデジタルフィルタを使用する。フィルタのかけ方としては、例えば人間に対して目立つ空間周波数以外の成分、例えば波長1mm以下の成分を落とすローパスフィルタをかけると好適である。又、フィルタのかけ方としては、例えば波長200mm以上の低周波成分を落とすハイパスフィルタをかけてもよい。フィルタのかけ方は、かかるローパスフィルタとハイパスフィルタとを組み合わせたバンドパスフィルタをかけてもよい。また、フィルタ処理は、特性値の取り方によって省略してもよい。
本実施の形態においては、先ず、特性値であるドット径に対して波長1mm以下の成分を落とすローパスフィルタをかける。
この後、エンベロープ取得部10bは、フィルタ処理部10aによるフィルタ処理後の全ての特性値の配列上に現れる変化に対するエンベロープを取得する。具体的には、エンベロープ取得部10bは、全ての特性値の配列上に現れる変化における最大値側と最小値側との各エンベロープとを取得する。
すなわち、エンベロープ取得部10bは、例えば図6に示すように例えば3次スプライン曲線等による極大値のエンベロープ(以下、第1エンベロープと称す)Eaと極小値のエンベロープ(以下、第2エンベロープと称す)Ebとをそれぞれ得る。図6はインクジェットヘッド20の各ノズル21−1〜21−nの配列順序に従った全ての特性値、例えば図5に示すように試験ドット32の外接円33の直径であるドット径を示す。なお、インクジェットヘッド20の各ノズル21−1〜21−nは、当該各ノズル21−1〜21−nの配列順序に従ってノズル番号「21−1」〜「21−n」としている。
しかるに、エンベロープ取得部10bは、各ノズル21−1〜21−nの配列順序に従った各試験ドット32のドット径の配列上に現れる変化のうち極大値側を第1エンベロープEaとして取得し、極小値側を第2エンベロープEbとして取得する。
次に、パラメータ算出部10cは、ステップM3において、エンベロープ取得部10bにより取得された極大側の第1エンベロープEa又は極小側の第2エンベロープEbに対して所定の範囲の区間、すなわち所定区間Sを設定し、この区間Sを各ノズル21−1〜21−nの配列順序に沿って走査させ、この区間S内における第1又は第2エンベロープEa、Ebの変化の量に基づいて判定パラメータを求める。なお、図7には極小側の第2エンベロープEbにおけるノズル配列順序に対するドット径の変化量のみを示し、第1エンベロープEaについては図示を省略している。
この判定パラメータは、インクジェットヘッド20の濃度ムラの程度を判定するためのパラメータである。本実施の形態においては、エンベロープ取得部10bにより取得された第1又は第2エンベロープEa、Ebにおける所定区間S内における変化量の最大値とする。
ここで、具体的な判定パラメータの算出について図8に示す判定パラメータ算出フローチャートに従って説明する。
パラメータ算出部10cは、ステップM3−1において、図7に示すように所定区間Sを設定する。この所定区間Sは、インクジェットヘッド20が例えば300dpiの解像度を持つとすると、例えば、「100」が好適である。この所定区間Sは、全ノズル21−1〜21−nの個数NZLを超えない自然数である。この所定区間Sは、第1又は第2エンベロープEa、Ebにおける変化量の大きな領域、例えば第1又は第2エンベロープEa、Ebにより表される試験ドット32のドット径の変化の大きな領域を検出するために設定される。この所定区間Sは、区間の範囲を広げると、広い範囲で試験ドット32のドット径の変化が大きくなる領域を検出でき、区間の範囲を狭くすると、狭い範囲で試験ドット32のドット径の変化が大きくなる領域を検出できる。なお、図7ではノズル番号「k」〜「k+S−1」の範囲に所定区間Sが設定されているところを示す。
パラメータ算出部10cは、ステップM3−2において、kを「0」に初期化し、第iエンベロープに関する作業配列TiをTi={0,……,0}に初期化する。Tiの要素数は、NZL−s+1に等しい。本実施の形態では、エンベロープは第1又は第2エンベロープEa、Ebとして2つ存在するので、作業配列T1、T2が存在することになる。図7に作業配列T2を示す。
次に、パラメータ算出部10cは、ステップM3−3において、作業配列Ti(k)にノズル番号「k」のノズルk〜ノズル番号「k+s−1」のノズルk+s−1までの第iエンベロープの最大値と最小値との差を代入する。これは、i=1、2の両方である第1、第2エンベロープEa、Ebに関してそれぞれ実施する。
次に、パラメータ算出部10cは、ステップM3−4において、ノズル番号k=NZL−sが成立しているかを判定する。この判定の結果、「yes」であれば、パラメータ算出部10cは、ステップM3−5に移行し、「no」であれば、ステップM3−6に移行する。
パラメータ算出部10cは、ステップM3−5において、判定パラメータにTi(k)の最大値を代入する。又、パラメータ算出部10cは、ステップM3−6において、kをk+1にインクリメントし、所定区間Sを移動する。
すなわち、図7に示す第2エンベロープEbであれば、作業配列Tiは、T2である。パラメータ算出部10cは、所定区間Sをノズル番号「k」〜「21−n」の範囲に亘って走査し、この走査したときの所定区間S内の第2エンベロープEbの最大値maxと最小値minとの差T2(k)を順次求める。そして、パラメータ算出部10cは、ノズル番号「k」〜「21−n」の範囲で最も大きな最大値maxと最小値minとの差T2(k)を求める。パラメータ算出部10cは、最も大きな最大値maxと最小値minとの差T2(k)から判定パラメータを求める。本実施の形態において、判定パラメータは、特性値の所定区間Sにおける平均変化率に相当する。
次に、判定部11は、ステップM4において、パラメータ算出部10cにより求められた判定パラメータと予め定めた閾値とを比較してインクジェットヘッド20の濃度ムラを判定する。
インクジェットヘッド20の濃度ムラの判定について図9に示す濃度ムラの判定フローチャートに従って説明する。本実施の形態においては、濃度ムラの程度を3段階、例えば良品から順にランク「1」、ランク「2」、ランク「3」に設定して判定する。
濃度ムラの判定アルゴリズムの詳細は次の通りである。
先ず、判定部11は、ステップM4−1において、閾値Th(=Th1、Th2)をそれぞれ設定する。これら閾値Th1、Th2の値は、例えば予め複数のインクジェットヘッド20にて判定パラメータと、例えばベタ印字画像の官能評価との関係から決定しておく。一般に、閾値は、Th1<Th2の関係が成り立つ。従って、濃度ムラの程度のランク「1」〜「3」と各閾値Th1、Th2との関係は、図10に示すように閾値Th1以下がランク「1」であり、各閾値Th1、Th2の間がランク「2」であり、閾値Th2以上がランク「3」である。しかるに、ランク「1」は、判定パラメータが閾値Th1以下であって濃度ムラがランク「2」「3」よりも少なく、良品として判定される。
次に、判定部11は、ステップM4−2において、判定パラメータが閾値Th1よりも小さいか否か(判定パラメータ<閾値Th1)を判定する。
この判定の結果、判定パラメータが閾値Th1よりも小さく「yes」であれば、判定部11は、ステップM4−3に移行し、インクジェットヘッド20はランク「1」であると判定する。
判定パラメータが閾値Th1よりも大きく「no」であれば、判定部11は、ステップM4−2からステップM4−4に移行し、判定パラメータが閾値Th2よりも大きいか又は等しいか否か(判定パラメータ≧閾値Th2)を判定する。
この判定の結果、判定パラメータが閾値Th2よりも大きいか又は等しければ、判定部11は、ステップM4−5に移行し、インクジェットヘッド20はランク「2」であると判定する。すなわち、判定パラメータは、各閾値Th1、Th2の間である。
判定パラメータが閾値Th2よりも大きいか又は等しくなければ、判定部11は、ステップM4−2からステップM4−6に移行し、インクジェットヘッド20はランク「3」であると判定する。すなわち、判定パラメータは、閾値Th2以上である。
このように上記第1の実施の形態によれば、インクジェットヘッド20の各ノズル21から吐出されるインクの量に関する特性値を全てのノズル20に対して求め、各ノズル20の配列順序に従って全ての特性値を配列し、当該各特性値の配列上に現れる第1又は第2エンベロープEa、Ebの変化のうち所定区間Sにおける変化の量に基づいて判定パラメータを求め、この求められた判定パラメータと予め定めた各閾値Th1、Th2とを比較してインクジェットヘッド20の濃度ムラのランク「1」「2」又は「3」を判定する。これにより、インクジェットヘッド20に恒常的に存在する固有の濃度ムラを検出することができる。そして、インクジェットヘッド20に恒常的に存在する固有の濃度ムラの程度に応じて例えば濃度ムラのランク「1」「2」又は「3」として判定できる。
又、本実施の形態は、特性値の空間的変動の大きいところを所定の手順で発見・評価できるので、インクジェットヘッド20の濃度ムラの程度を適切に判定できる。
なお、上記第1の実施の形態は、次のように変形してもよい。
上記第1の実施の形態は、濃度ムラ判定の大きな流れを、図1に示すようにステップM1において、選別対象のインクジェットヘッド20の濃度ムラの特性値を生成し、次に、ステップM2において、濃度ムラ特性値をフィルタ処理し、次に、ステップM3において、フィルタ処理された特性値に基づいて濃度ムラの判定パラメータを算出し、次に、判定パラメータに基づいてインクジェットヘッド20の濃度ムラの程度を判定しているが、ステップM1〜M3までは、必ずしも明確に分ける必要はない。例えば、後述する第3の実施の形態で説明するように算出された特性値自体がフィルタ処理・判定パラメータを兼ねている場合もある。
上記第1の実施の形態は、第1、第2エンベロープEa、Ebの2種類のエンベロープをもとに判定パラメータを求めているが、これに限らず、例えばフィルタ処理された特性値そのものを用いて判定パラメータを算出してもよい。
上記第1の実施の形態は、濃度ムラの程度のランクの数を「3」としているが、必ずしもランクの数「3」に限らず、他のランクの数で判定してもよい。又、濃度ムラの程度の判定は、ランク分けで判定せず、判定パラメータそのものを判定結果としてもよい。例えば、濃度ムラの程度の判定は、判定パラメータのその数値そのものが濃度ムラ程度を表すスコアであるとしてもよい。
上記第1の実施の形態は、判定パラメータを第1、第2エンベロープEa、Ebの最大変化部分のみを用いて求めているが、これに限らず、例えば第1、第2エンベロープEa、Ebの複数の変化部分の順位付けを行い、これら順位のうち所定順位までの変化部分に対して重み付けを行い、その平均値を判定パラメータとしてもよい。又、第1、第2エンベロープEa、Ebの複数の変化部分のうち所定値以上の変化部分に対して重み付けを行い、その平均値を判定パラメータとしてもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態の第1の変形例について説明する。
本第1の変形例のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法は、所定の範囲である所定区間Sをそれぞれ異なる範囲で複数設定し、かつ閾値Thを複数の所定区間Sにそれぞれ複数設定する。判定パラメータを求めるステップM3は、複数の所定区間S毎にそれぞれ各特性値の配列上に現れる各変化量を求め、次に、濃度ムラを判定するステップM4は、複数の所定区間S毎にそれぞれ各特性値の配列上に現れる各変化量と各閾値とをそれぞれ比較する。
以下、具体的に説明する。
濃度ムラの判定パラメータの算出(ステップM3)では、判定パラメータ数を「1」としているが、判定パラメータを複数設定した方がより好適である。一般に、所定区間Sの幅が異なると、閾値Th1の値も異なる。例えば、所定区間S(=10、100)に対応する閾値ThがTh1(=0.5、1.0)である場合、所定区間S(=100)における判定パラメータ、すなわちドット径の平均変化率の最大値が例えば0.9であったとすると、これはインクジェットヘッド20の濃度ムラの判定(ステップM4)においてランク「1」と判定される。
ところが、例えば所定区間S(=10)における判定パラメータが0.7であったとすると、これはランク「1」と判定されない。この例は、所定区間S(=10)という、例えば所定区間S(=100)と比較しても相対的に短い区間でのみ判定パラメータに急激な変化が現れた例である。この場合、相対的に長い区間S(=100)のみでは、所定区間S(=10)での急激な変化を検出することができない。仮に、所定区間S(=100)に対応する閾値ThをTh1(=0.6)とすると、今度はランク「1」と判定されるはずの100区間かけて0.6だけ特性値が変化するインクジェットヘッド20がランク「1」とはならないことになる。
次に、n個の判定パラメータを有する場合における濃度ムラの判定パラメータの算出(ステップM3)について図11に示す判定パラメータ算出フローチャートに従って説明し、続いてインクジェットヘッド20の濃度ムラの判定(ステップM4)について図12に示す濃度ムラの判定フローチャートに従って説明する。
先ず、濃度ムラの判定パラメータの算出について説明する。
パラメータ算出部10cは、ステップM3−10において、m個の所定区間Sを設定する。例えば、インクジェットヘッド20の解像度が300dpiであれば、例えば5個の所定区間S={5,10,30,60,100}としてよい。mは大きいほどよいが、所定区間Sが例えば0.5mm〜10mm相当の範囲で5点程度設定されていれば多くの場合十分である。又、指標jを0に初期化する。
次に、パラメータ算出部10cは、ステップM3−11において、指標kを「0」に初期化し、第iエンベロープに関する作業配列TiをTi={0,……,0}に初期化する。作業配列Tiの要素数はNZL−s(j)+1に等しい。本実施の形態では、第1又は第2エンベロープEa、Ebとしてエンベロープが2つ存在するので、閾値Thが作業配列T1、T2に対して2つ(i=1,2)存在することになる。
次に、パラメータ算出部10cは、ステップM3−12において、作業配列Ti(k)にノズル番号「k」のノズルk〜ノズル番号「k+s−1」のノズルk+s−1までの第iエンベロープの最大値と最小値との差を代入する。これは、i=1、2の両方である第1、第2エンベロープEa、Ebに関してそれぞれ実施する。
次に、パラメータ算出部10cは、ステップM3−13において、k=NZL−s(j)が成立しているか否かを判定する。この判定の結果、「yes」であれば、パラメータ算出部10cは、ステップM3−14に移行し、「no」であれば、ステップM3−15に移行する。パラメータ算出部10cは、ステップM3−14において、判定パラメータ(j)に作業配列Ti(k)のi及びkについての最大値を代入する。又、パラメータ算出部10cは、ステップM3−15において、kをk+1にインクリメントし、所定区間Sを移動し、再び、ステップM3−12に移行する。
次に、パラメータ算出部10cは、ステップM3−16において、j=n−1が成立しているか否かを判定する。この判定の結果、「yes」であれば、パラメータ算出部10cは、判定パラメータの算出を終了する。「no」であれば、パラメータ算出部10cは、ステップM3−17に移行し、jをインクリメントし、再びステップM3−11に移行する。
次に、濃度ムラの判定について説明する。
判定部11は、パラメータ算出部10cにより取得された判定パラメータに基づいてインクジェットヘッド20の濃度ムラの程度を判定する。本第1の変形例においても濃度ムラの程度を3段階の良品から順にランク「1」〜「3」に判定する。
先ず、判定部11は、ステップM4−10において、閾値Thi={Thi(1)、Thi(2)、……、Thi(n)}(i=1,2)をそれぞれ設定する。これら閾値Thi(k)(k=1〜n)の値は、例えば予め複数のインクジェットヘッド20に対して判定パラメータと例えばベタ印字画像の官能評価との関係から決定する。一般に、Th1(k)<Th2(k)(k=1〜n)が成り立つ。
図13は所定区間Sと判定パラメータとに対する閾値Th1、Th2とランク「1」〜「3」との関係を示す。所定区間Sは、それぞれ異なる範囲(5,10,30,60,100)等で複数に設定される。閾値Th(Th1、Th2)は、複数の所定区間S毎にそれぞれ異なる値に複数設定される。
次に、判定部11は、ステップM4−11において、全てのkにおいて判定パラメータ(k)<Th1(k)が成立しているか否かを判定する。この判定の結果、「yes」ならば、判定部11は、ステップM4−12に移行し、インクジェットヘッド20をランク「1」と判定して終了する。
「no」ならば、判定部11は、ステップM4−13に移行し、判定パラメータ(k)≧Th2(k)なるkが存在するか否かを判定する。この判定の結果、「yes」ならば、判定部11は、ステップM4−14に移行し、インクジェットヘッド20をランク「3」と判定して終了する。「no」ならば、判定部11は、ステップM4−15に移行し、インクジェットヘッド20をランク「2」と判定して終了する。
このように上記第1の実施の形態の第1の変形例によれば、所定区間Sをそれぞれ異なる範囲で複数設定し、かつ閾値Thを複数の所定区間Sにそれぞれ複数設定し、複数の所定区間S毎にそれぞれ各特性値の配列上に現れる各変化量に基づいて判定パラメータを求め、次に、複数の所定区間S毎の判定パラメータと各閾値とをそれぞれ比較して濃度ムラを判定する。これにより、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することは言うまでもなく、例えば、相対的に長い所定区間S(=100)のみでは、相対的に短い区間に現れる第1、第2エンベロープEa、Eb等の急激な変化を検出することができないが、所定区間Sをそれぞれ異なる範囲で複数設定し、かつ閾値Thを複数の所定区間Sにそれぞれ複数設定することで、相対的に短い区間に現れる第1、第2エンベロープEa、Eb等の急激な変化を検出できる。
次に、本発明の第1の実施の形態の第2の変形例について説明する。
本第2の変形例のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法は、判定パラメータを求めるステップM3において、全ての特性値の配列上に現れるエンベロープ等に変化に周期性を有する場合、特性値の個数よりも少ない個数でかつ周期に対応する所定区間S内でのエンベロープ等に現れる変化量に基づいて判定パラメータを算出する。
すなわち、図14はインクジェットヘッド20の各ノズル21−1〜21−nの配列順序に従った全ての特性値、例えば試験ドット32の外接円33の直径であるドット径を示す。同図ではドット径に周期λの波が現れている。ドット径は、右下がりの傾向であるが、この傾向は人間の目に目立たない程度である。
このようにドット径に周期λの波が現れている場合、以下の手順で周期λの濃度ムラを判定する。
特性値(i)=Σ(ドット径(i+j×λ))/Σj
i=1〜λ、Σはjについての和とすればよい。計算結果は図15に示す。同図は図14に示す周期λ毎の特性値の波形をそれぞれ切り出し、これら切り出した周期λ毎の特性値の波形を重ね合わせて作成される。従って、図14はインクジェットヘッド20の各ノズル21−1〜21−nのノズル番号の配列順序に従ったドット径を示し、図15は周期λ内のドット径を示す。
同図に示すグラフは、周期λの波が偏在している程、或いは振幅が大きい程、凹凸が大きく、例えば最大値と最小値との差が大きくなる。なお、波に変調が加わっている場合、例えば、
特性値(i)=ΣΣ(ドット径(i+j×λ+k))/(Σj×Σk)
(i=1〜λ、Σはj或いはkについての和)
とするなどして、周期λ前後の波も含めてもよい。周期λが未知であれば、周期λを変数として扱い、例えば最も凹凸の大きくなるところを周期λと再定義してもよい。
本第2の変形例においては、例えば特性値の近似曲線の最大次数の係数を判定パラメータとしてもよい。
本第2の変形例によれば、判定パラメータを求めるステップM3において、全ての特性値の配列上に現れるエンベロープ等に変化に周期性の波があれば、特性値の個数よりも少ない個数でかつ周期に対応する所定区間S内でのエンベロープ等に現れる変化量に基づいて判定パラメータを算出するので、周期性の有する濃度ムラをより適切に判定できる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、インクジェットヘッド20の濃度ムラの特性値を生成するステップM1において、複数のノズル21−1〜21−n毎に求めた各特性値に加えて、複数のノズル21−1〜21−nからそれぞれ吐出される各インクの吐出角度、或いは記録媒体31上における各インクの各着弾位置のずれ量を積算することにより特性値を求める。
具体的に説明すると、上記第1の実施の形態は、複数のノズル21−1〜21−nのそれぞれの吐出体積を反映する特性値のみで濃度ムラの程度を評価している。本実施の形態は、それに加えて、試験ドット32の吐出角度或いは着弾位置を考慮に入れて濃度ムラの評価を実施する形態である。
例えば、図16に示すようにk番目の試験ドット32が理想的な距離xから距離dだけk−1番目の試験ドット32に近い位置にあるとする。このとき、例えばk−1番目の特性値にα×d/x(αは定数)、k+1番目の特性値にα×d/xをそれぞれ加えるといった処理をする。
これにより、各試験ドット32間の距離の狭い部分は濃く、広い部分は薄いという効果も含めて、濃度ムラを評価することが出来る。又は、例えば特性値のサンプリングレートが局所的に狂ったものとして導入してもよい。すなわち、(ノズル番号、特性値(ノズル番号))という形で特性値をサンプリングする過程で、(1,特性値(1)),(2,特性値(2)),…,(k−1,特性値(k−1)),(k−d/x、特性値(k)),(k+1,特性値(k+1)),…,(n,特性値(n))という形でサンプリングされたものと見なし、リサンプリングしてもよい。
このように上記第2の実施の形態によれば、吐出体積のみでなく、吐出角度のばらつきをも取り入れてインクジェットヘッド20の濃度ムラを判定することにより、より精密にインクジェットヘッド20の濃度ムラの程度を判定することが出来る。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
インクジェットヘッド20には、複数のノズル21−1〜21−nを配列して成るノズル列が複数列設けられ、かつこれらノズル列からそれぞれインクを吐き出して記録媒体31上に形成される各記録領域が略同一に重複するものがある。
このようなインクジェットヘッド20を用いた場合、インクジェットヘッド20の濃度ムラの特性値を生成するステップM1では、複数のノズル列毎にインクの量に関する特性値を全てのノズルに亘って求め、複数のノズル列毎に求められた全てのノズルに亘る各特性値との間の差分値を特性値として求める。
具体的に説明すると、インクジェットヘッド20には、図17に示すようにそれぞれ複数のノズル21−1〜21−nを一列に配列して成る複数のノズル列、ここでは2列のノズル列34、35が設けられている。これらノズル列34、35からそれぞれ吐き出される各インクは、記録媒体31上の略同一記録領域に重複して着弾する。このようなインクジェットヘッド20は、例えば記録媒体31上に形成される画像の画質を向上させるために用いられる。
複数のノズル列34、35のノズル21−1〜21−nを有している場合、例えば1枚のピエゾ焼結体から一体成型されている駆動部を有する場合等には、一般に複数のノズル列、ここでは2つのノズル列34、35から吐き出されるインクの吐出体積の振る舞いは類似するという特性を有する。このような特性を利用することで、ステップM2における濃度ムラ特性値のフィルタ処理をより効率的に実施できる。
例えば、図17に示すインクジェットヘッド20における各ノズル列34、35のノズル21−1〜21−nは、互いにノズル位置がノズル間隔の半分ずつずれて設けられている。これにより、当該インクジェットヘッド20の解像度は、1列のノズル列だけのものと比べ2倍になる。
これらノズル列34、35のアクチュエータは、1枚のピエゾ素子から削り出しで作製されている。インクジェットヘッド20の構造上、或いは製造工程における各ノズル列34、35の扱いが非対称である場合、試験ドット32のドット径の分布は、例えば図18に示すようにノズル列24によるドット径の分布上にノズル列35による短周期の変動を有するドット径の分布が乗ったものとなるなど、非対称性に起因する差異が現れることがある。
ノズル列35による短周期の変動は、例えば図17に示すようにノズル列24によるドット径の分布上に載っているので、当該ノズル列24によるドット径の分布の周期を含んでいる。しかるに、ノズル列35によるドット径の分布からノズル列24によるドット径の分布を差し引くと、例えば図19に示すようにノズル列35による短周期の変動のみが現れる。このノズル列35による短周期の変動は、非対称性に起因する濃度ムラである。従って、フィルタ処理部10aは、ノズル列35によるドット径の分布からノズル列24によるドット径の分布を差し引き、ノズル列35による短周期の変動を求める。
なお、例えば非対称性に起因する濃度ムラが無視できる程度であれば、ノズル列34、35のうちいずれか一方について、例えば上記第1の実施の形態に基づいて濃度ムラを評価すれば十分である。この場合、計算量が半分になるため効率的である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1:本装置、2:主制御部、3:バス、4:プログラムメモリ、5:データメモリ、6:操作部、7:ディスプレイ、8:外部入力部、9:特性データ生成部、10:判定パラメータ取得部、10a:フィルタ処理部、10b:エンベロープ取得部、10c:パラメータ算出部、11:判定部、20:インクジェットヘッド、21−1〜21−n:ノズル、30:外部信号、31:記録媒体、32:試験ドット、33:外接円、34,35:ノズル列。

Claims (18)

  1. インクを吐出する複数のノズルが配列されたインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法において、
    前記各ノズルから吐出される前記インクの量に関する特性値を全ての前記ノズルに対して求める第1のステップと、
    前記各ノズルの配列順序に従って前記第1のステップにより求められた前記全ての特性値を配列し、当該各特性値の配列上に現れる変化のうち前記全ての特性値の個数よりも少ない個数に対応する所定の範囲内毎における前記変化の量に基づいて判定パラメータを求める第2のステップと、
    前記第2のステップにより求められた前記判定パラメータと予め定めた閾値とを比較して前記インクジェットヘッドの濃度ムラを判定する第3のステップと、
    を有することを特徴とするインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法。
  2. 前記第2のステップは、前記全ての特性値に対してスムージングを行うためのフィルタ処理を実施するフィルタ処理ステップと、
    前記フィルタ処理ステップによる前記フィルタ処理後の前記全ての特性値の配列上に現れる変化に対するエンベロープを取得するエンベロープ取得ステップと、
    前記エンベロープ取得ステップにより取得された前記エンベロープの変化量の大きな前記所定の範囲から前記判定パラメータを求めるパラメータ算出ステップと、
    を有することを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法。
  3. 前記判定パラメータ算出ステップは、前記複数のノズルの配列順序に従って配列された前記全ての特性値に亘って前記所定の範囲毎に前記各変化量を算出し、これら変化量のうち最大となる変化量から前記判定パラメータを算出することを特徴とする請求項2記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法。
  4. 前記エンベロープ取得ステップは、前記全ての特性値の配列上に現れる変化における最大値側と最小値側との各エンベロープとを少なくとも取得することを特徴とする請求項2記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法。
  5. 前記所定の範囲は、それぞれ異なる範囲で複数有し、
    前記予め定めた閾値は、前記複数の所定の範囲にそれぞれ複数有し、
    前記第2のステップは、前記複数の所定の範囲毎にそれぞれ前記各特性値の配列上に現れる前記各変化量を求め、
    前記第3のステップは、前記複数の所定の範囲毎にそれぞれ前記各特性値の配列上に現れる前記各変化量と前記各閾値とをそれぞれ比較する、
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法。
  6. 前記第2のステップは、前記全ての特性値の配列上に現れる前記変化に周期性を有する場合、前記特性値の個数よりも少ない個数でかつ前記周期に対応する前記所定の範囲内での前記各特性値の配列上に現れる前記変化量に基づいて前記判定パラメータを算出することを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法。
  7. 前記第1のステップは、前記複数のノズル毎に求めた前記各特性値に加えて、前記複数のノズルからそれぞれ吐出される前記各インクの吐出角度、或いは記録媒体上における前記各インクの各着弾位置のずれ量を積算することにより前記特性値を求めることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法。
  8. 前記インクジェットヘッドは、前記複数のノズルを配列して成るノズル列が複数列設けられ、かつ前記複数のノズル列からそれぞれ前記インクを吐き出して記録媒体上に形成される各記録領域が略同一に重複するものであれば、
    前記第1のステップは、前記複数のノズル列毎に前記インクの量に関する前記特性値を全ての前記ノズルに亘って求め、前記複数のノズル列毎に求められた前記全てのノズルに亘る前記各特性値との間の差分値を前記特性値として求める、
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法。
  9. 前記第1のステップは、前記複数のノズルから吐出される前記インクの量或いは直径、前記インクが記録媒体に着弾したときのドットの直径、面積或いは光学濃度、前記ノズルの直径、前記複数のノズルから前記インクを吐出ためのアクチュエータの抵抗値或いは静電容量、前記ノズルの寸法のうちいずれかから前記特性値を求めることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定方法。
  10. インクを吐出する複数のノズルが配列されたインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置において、
    前記各ノズルから吐出される前記インクの量に関する特性値を全ての前記ノズルに対して求める特性データ生成部と、
    前記各ノズルの配列順序に従って前記特性データ生成部により求められた前記全ての特性値を配列し、当該各特性値の配列上に現れる変化のうち前記全ての特性値の個数よりも少ない個数に対応する所定の範囲内毎における前記各変化の量に基づいて判定パラメータを求める判定パラメータ取得部と、
    前記判定パラメータ取得部により求められた前記判定パラメータと予め定めた閾値とを比較して前記インクジェットヘッドの濃度ムラを判定する判定部と、
    を具備することを特徴とするインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置。
  11. 前記判定パラメータ取得部は、前記全ての特性値に対してスムージングを行うためのフィルタ処理を実施するフィルタ処理部と、
    前記フィルタ処理部による前記フィルタ処理後の前記全ての特性値の配列上に現れる変化に対するエンベロープを取得するエンベロープ取得部と、
    前記エンベロープ取得部により取得された前記エンベロープの変化量の大きな前記所定の範囲から前記判定パラメータを求めるパラメータ算出部と、
    を有することを特徴とする請求項10記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置。
  12. 前記パラメータ算出部は、前記複数のノズルの配列順序に従って配列された前記全ての特性値に亘って前記所定の範囲毎に前記各変化量を算出し、これら変化量のうち最大となる変化量から前記判定パラメータを算出することを特徴とする請求項11記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置。
  13. 前記エンベロープ取得部は、前記全ての特性値の配列上に現れる変化における最大値側と最小値側との各エンベロープとを少なくとも取得することを特徴とする請求項11記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置。
  14. 前記所定の範囲は、それぞれ異なる範囲で複数有し、
    前記予め定めた閾値は、前記複数の所定の範囲にそれぞれ複数有し、
    前記判定パラメータ取得部は、前記複数の所定の範囲毎にそれぞれ前記各特性値の配列上に現れる前記各変化量を求め、
    前記判定部は、前記複数の所定の範囲毎にそれぞれ前記各特性値の配列上に現れる前記各変化量と前記各閾値とをそれぞれ比較する、
    ことを特徴とする請求項10記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置。
  15. 前記判定パラメータ取得部は、前記全ての特性値の配列上に現れる前記変化に周期性を有する場合、前記特性値の個数よりも少ない個数でかつ前記周期に対応する前記所定の範囲内での前記各特性値の配列上に現れる前記変化量に基づいて前記判定パラメータを算出することを特徴とする請求項10記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置。
  16. 前記特性データ生成部は、前記複数のノズル毎に求めた前記各特性値に加えて、前記複数のノズルからそれぞれ吐出される前記各インクの吐出角度、或いは記録媒体上における前記各インクの各着弾位置のずれ量を積算することにより前記特性値を求めることを特徴とする請求項10記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置。
  17. 前記インクジェットヘッドは、前記複数のノズルを配列して成るノズル列が複数列設けられ、かつ前記複数のノズル列からそれぞれ前記インクを吐き出して記録媒体上に形成される各記録領域が略同一に重複するものであれば、
    前記特性データ生成部は、前記複数のノズル列毎に前記インクの量に関する前記特性値を全ての前記ノズルに亘って求め、前記複数のノズル列毎に求められた前記全てのノズルに亘る前記各特性値との間の差分値を前記特性値として求める、
    ことを特徴とする請求項10記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置。
  18. 前記特性データ生成部は、前記複数のノズルから吐出される前記インクの量或いは直径、前記インクが記録媒体に着弾したときのドットの直径、面積或いは光学濃度、前記ノズルの直径、前記複数のノズルから前記インクを吐出ためのアクチュエータの抵抗値或いは静電容量、前記ノズルの寸法のうちいずれかから前記特性値を求めることを特徴とする請求項10記載のインクジェットヘッドの濃度ムラ判定装置。
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