JP2010284773A - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体圧シリンダによって移動体を支える場合に移動体のコンパクト化を図ることができる工作機械を提供する。
【解決手段】工作機械1は、コラム12と、コラム12に上下方向に移動自在に設けられる主軸頭13と、主軸頭13の移動を案内する案内機構20と、主軸頭13を移動させる送り機構25と、上下方向に沿うように配置され、主軸頭13を支えるガスシリンダ50であって、高圧の窒素ガスが内部に充填されたシリンダ本体51と、このシリンダ本体51から一端が突出し、往復動自在に設けられるロッド52とを有し、シリンダ本体51が主軸頭13に固設されるとともに、ロッド52の一端がコラム12に接続されたガスシリンダ50とを備える。主軸頭13は、シリンダ本体51の少なくとも一部が収容される収容部を備え、シリンダ本体51は、その少なくとも一部が前記収容部内に配置された状態で主軸頭13に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、支持体と、前記支持体に上下方向に移動自在に設けられる移動体と、前記移動体の移動を案内する案内機構と、前記移動体を移動させる送り機構とを備えた工作機械において、前記移動体の重量の少なくとも一部を流体圧シリンダによって支えるように構成された工作機械に関する。
前記工作機械として、従来、例えば、特開2007−98494号公報に開示されたものが知られている。この工作機械は、ベースと、ベースの上面に一定間隔を隔てて立設された一対のコラムと、一対のコラム間に上下方向に移動自在に設けられる主軸ヘッドと、主軸ヘッドによって、垂直な軸線中心に回転自在に支持される主軸と、主軸ヘッドを移動させる送り機構などを備える。
前記送り機構は、軸線が上下方向に沿うように且つ軸線中心に回転自在となるように各コラムに支持された一対のボールねじと、各ボールねじに螺合し、主軸ヘッドの両側面に固設された一対のナットと、各ボールねじを軸線中心に回転させる一対のサーボモータとから構成される。
前記一対のコラムには、その前記主軸ヘッド側の面に、該主軸ヘッドの移動を案内するためのレールがそれぞれ形成され、一対のコラムの両外側には、一対のガスシリンダが上下方向に沿うように設けられる。このガスシリンダは、高圧ガスが封入されたシリンダ本体と、このシリンダ本体内から下端が突出し、上下動自在に設けられるロッドとをそれぞれ有しており、前記各シリンダ本体は、前記各ナットにそれぞれ接続され、前記各ロッドは、その下端が前記ベースの上面にそれぞれ接続されている。
そして、このように構成された工作機械では、主軸ヘッドが送り機構だけでなく、ガスシリンダによっても支持されるので、主軸ヘッドが重量物であったとしても送り機構に掛かる負荷が軽減される。これにより、サーボモータの消費電力及び発熱、ナットの発熱が抑制されるとともに、サーボモータ及びナットの発熱によりボールねじが伸びて位置決め精度が低下するのが防止される。
特開2007−98494号公報
しかしながら、上記従来の工作機械では、ガスシリンダがコラムの両外側に配置されているため、主軸ヘッドの横幅が大きく、そのコンパクト化を図ることができないという問題があった。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、流体圧シリンダによって移動体を支える場合に、移動体のコンパクト化を図ることができる工作機械の提供をその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
支持体と、前記支持体に上下方向に移動自在に設けられる移動体と、案内方向が上下方向に沿うように前記支持体に設けられる支持体側案内部、及び、前記移動体に設けられて前記支持体側案内部と係合した移動体側案内部を有し、これらの案内部の係合関係によって前記移動体の上下方向の移動を案内する案内機構と、前記移動体を移動させる送り機構と、上下方向に沿うように配置され、前記移動体を支える流体圧シリンダであって、作動流体が内部に充填されたシリンダ本体と、このシリンダ本体から一端が突出し、往復動自在に設けられるロッドとを有し、前記シリンダ本体が前記移動体に固設されるとともに、前記ロッドの一端が前記支持体に接続される流体圧シリンダとを備えた工作機械において、
前記移動体は、前記シリンダ本体が収容される収容部を備え、
前記シリンダ本体は、その少なくとも一部が前記収容部内に配置された状態で前記移動体に取り付けられてなることを特徴とする工作機械に係る。
この発明では、シリンダ本体の収容部を移動体に形成し、この収容部内にシリンダ本体の少なくとも一部を配置して該シリンダ本体を移動体に取り付けたので、移動体の内部(内側)にシリンダ本体を設けることができ、主軸ヘッドの両外側にシリンダ本体が設けられていた従来に比べ、移動体の横幅を小さくして移動体をコンパクトにすることができる。
尚、前記移動体は、前記移動体側案内部の近傍に前記収容部を備えていても良い。移動体の移動時に支持体側案内部及び移動体側案内部で抵抗が生じる点(部分)と、流体圧シリンダによって移動体が支えられている点(部分)とがそれぞれ接近していると、これらが離れているときよりも、移動体の駆動時に生じるモーメントを小さくして移動体を円滑に移動させることができる。したがって、このような観点から前記移動体側案内部の近傍に前記収容部を形成することが好ましい。
また、前記支持体側案内部及び移動体側案内部は滑り案内部から構成されていても良い。特に滑り案内では、転がり案内などに比べて、移動体の移動時に生じる抵抗(摩擦力)が大きいことから上述の効果をより顕著に得ることができる。
また、前記工作機械は、冷却流体を循環させる冷却流体循環機構を更に備え、前記収容部は、その内径が前記シリンダ本体の外径よりも大きく形成され、前記シリンダ本体は、その外周面が前記収容部の内周面と間隔を隔てて配置され、前記冷却流体循環機構は、前記シリンダ本体と取付穴との間に形成される空間内に冷却流体を供給して循環させるように構成されていても良い。
シリンダ本体及びロッドは、これらの間の摺動抵抗による摩擦熱によって温度上昇し、これらの熱が移動体や工作機械の各部に伝わると、これらが熱変形して加工精度が低下する。また、シリンダ本体内の作動流体は、ロッドの往復動によって圧縮と膨張を繰り返すために発熱して温度上昇し、作動流体の温度が上昇すると、シリンダ本体内の作動流体の圧力が高くなって流体圧シリンダの移動体支持力が大きくなり、例えば、送り機構を構成するボールねじに掛かる負荷が変化する。そして、ボールねじに掛かる負荷が変化すると、例えば、ボールねじの補正量を、ある基準状態における負荷に応じて設定しているような場合には位置決め精度が低下することになる。特に、本発明のように、移動体の収容部内に流体圧シリンダを設けると、ガスシリンダが主軸ヘッドの両外側に設けられていた従来に比べて、当該流体圧シリンダの冷却効果が得られ難くなることから、このような問題がより顕著に現れる。
そこで、冷却流体によってシリンダ本体を冷却すれば、このような問題が生じるのを防止することができる。また、前記収容部を前記移動体側案内部の近傍に設けている場合には、流体圧シリンダだけでなく、移動体側案内部も合わせて冷却することができる。
斯くして、本発明に係る工作機械によれば、流体圧シリンダによって移動体を支えた場合であっても、移動体のコンパクト化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る工作機械の概略構成を示した斜視図である。 図1における矢示A−A方向の断面図である。 図2における矢示B−B方向の断面図である。 本発明の他の実施形態に係るZ軸案内機構を示した断面図である。 本発明の他の実施形態に係るガスシリンダ取付状態を示した断面図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面に基づき説明する。尚、図1は、本発明の一実施形態に係る工作機械の概略構成を示した斜視図であり、図2は、図1における矢示A−A方向の断面図であり、図3は、図2における矢示B−B方向の断面図である。
図1に示すように、本例の工作機械1は、矩形状をしたベッド11と、ベッド11の上面に立設された矩形状のコラム12と、コラム12の前面に上下方向(Z軸方向)に移動自在に配設される主軸頭13と、軸線がZ軸と平行且つ軸線中心に回転自在に主軸頭13によって支持され、下端部に工具(図示せず)が装着される主軸14と、ベッド11の上面に水平方向(Y軸方向)に移動自在に配設されたサドル15と、サドル15上にZ軸及びY軸の双方と直交するX軸方向に移動自在に配設され、上面にワーク(図示せず)が載置されるテーブル16と、主軸頭13のZ軸方向への移動を案内するZ軸案内機構20と、主軸頭13をZ軸方向に移動させるZ軸送り機構25と、サドル15のY軸方向への移動を案内するY軸案内機構30と、サドル15をY軸方向に移動させるY軸送り機構35と、テーブル16のX軸方向への移動を案内するX軸案内機構40と、テーブル16をX軸方向に移動させるX軸送り機構45と、上下方向に沿うようにそれぞれ設けられ、主軸頭13を支える一対のガスシリンダ50などから構成される。
前記Z軸案内機構20は、コラム12の前面にZ軸に沿って形成されたコラム側滑り案内部21と、主軸頭13の後部にZ軸に沿って形成された主軸頭側滑り案内部22とからなり、これらの滑り案内部21,22の係合関係によって主軸頭13の移動を案内する。尚、前記主軸頭側滑り案内部22は、X軸方向における主軸頭13の両側に間隔を隔てて設けられており、これに対応して前記コラム側滑り案内部21が設けられている。また、コラム側滑り案内部21は主軸頭側滑り案内部22を保持するように形成されている。
前記Z軸送り機構25は、コラム12に配設された駆動モータ26と、コラム12にZ軸に沿って配設され、駆動モータ26によって軸中心に回転せしめられるボールねじ27と、主軸頭13の後面のX軸方向における中央部に固設され、ボールねじ27と螺合したナット28とからなる。尚、前記ボールねじ27は、各コラム側滑り案内部21の間に設けられ、前記ナット28は、各主軸頭側滑り案内部22の間に設けられている。
前記コラム12の前面下部には、X軸方向に間隔を隔ててブラケット12aが固設され、前記主軸頭13の各主軸頭側滑り案内部22の近傍には、収容穴13aが上下に貫通するように形成される。
前記一対のガスシリンダ50は、内部に高圧の窒素ガスが封入されたシリンダ本体51と、このシリンダ本体51内に上端が挿入されて下端がシリンダ本体51内から突出し、上下方向に往復動自在に設けられるロッド52とを備え、ロッド52の上端面に作用するガス圧力によって主軸頭13の重量の少なくとも一部を受けるようになっている。
尚、前記ガスシリンダ50は、上記構成のものに限定されるのではなく、シリンダ本体51の内部にピストンが摺動可能に嵌入されるとともに、このピストンにロッド52の上端が固設され、このピストン端面に作用するガス圧力によって主軸頭13の重量の少なくとも一部を受けるように構成されていても良い。
前記各シリンダ本体51は、その外径が前記収容穴13aの内径よりも小さく形成され、その上部が前記収容穴13a内から突出するように、且つ外周面が前記収容穴13aの内周面と間隔を隔てるようにこの収容穴13a内に配置される。また、各シリンダ本体51の下端には、フランジ部51aがそれぞれ形成されており、このフランジ部51aが前記主軸頭13の下面に取り付けられている。一方、前記各ロッド52は、その下端が前記ブラケット12aにそれぞれ取り付けられている。
前記シリンダ本体51の外周面と収容穴13aの内周面との間に形成された空間Sは、前記主軸頭13の上面に設けられた封止リング53と、フランジ部51aに設けられたシール部材(図示せず)とによって気密に保たれている。
また、前記主軸頭13には、更に、前記空間Sの下部に接続した供給路13bと、前記空間Sの上部に接続した排出路13cとが形成されており、この供給路13b及び排出路13cには、冷却油を循環させる冷却油循環装置60が接続されている。
前記冷却油循環装置60は、冷却油を供給する供給源61と、供給源61と供給路13bとを接続する供給管62と、供給源61と排出路13cとを接続する回収管63とから構成されており、供給源61から供給管62及び供給路13bを介して前記空間S内に冷却油を供給するとともに、供給した冷却油をこの空間S内から排出路13c及び回収管63を介し回収して、前記空間Sと供給源61との間で冷却油を循環させる。
前記Y軸案内機構30は、ベッド11の上面にY軸に沿って配設されたガイドレール31と、サドル15の下面に固設され、ガイドレール31に移動自在に係合したスライダ32とからなる。尚、前記ガイドレール31は、X軸方向に間隔を隔てて設けられている。
前記Y軸送り機構35は、ベッド11に配設された駆動モータ36と、ベッド11にY軸に沿って配設され、駆動モータ36によって軸中心に回転せしめられるボールねじ37と、サドル15の下面のX軸方向における中央部に固設され、ボールねじ37と螺合したナット(図示せず)とからなる。
前記X軸案内機構40は、サドル15の上面にX軸に沿って配設されたガイドレール41と、テーブル16の下面に固設され、ガイドレール41に移動自在に係合したスライダ42とからなる。尚、前記ガイドレール41は、Y軸方向に間隔を隔てて設けられている。
前記X軸送り機構45は、サドル15に配設された駆動モータ46と、サドル15にX軸に沿って配設され、駆動モータ46によって軸中心に回転せしめられるボールねじ47と、テーブル16の下面のX軸方向における中央部に固設され、ボールねじ47と螺合したナット(図示せず)とからなる。
以上のように構成された本例の工作機械1によれば、主軸頭13をZ軸送り機構25(駆動モータ26,ボールねじ27及びナット28)及び一対のガスシリンダ50によって支持するようにしたので、主軸頭13の重量が重い場合であっても、駆動モータ26,ボールねじ27及びナット28に掛かる負荷を軽減することができる。これにより、駆動モータ26の消費電力及び発熱、ナット28の発熱を抑制することができるとともに、駆動モータ26及びナット28の発熱によりボールねじ27が伸びて位置決め精度が低下するのを防止することができる。
また、主軸頭13に収容穴13aを形成し、この収容穴13a内にシリンダ本体51の一部が配置されるようにこのシリンダ本体51を主軸頭13に取り付けたので、主軸頭13の内部(内側)にシリンダ本体51を設けることができ、主軸ヘッドの両外側にシリンダ本体が設けられていた従来に比べ、主軸頭13の横幅(X軸方向の幅)を小さくして主軸頭13をコンパクトにすることができる。
また、収容穴13aを主軸頭側滑り案内部22の近傍に形成するようにしたので、次のような効果を得ることができる。即ち、主軸頭13の移動時にコラム側滑り案内部21と主軸頭側滑り案内部22との間で摩擦抵抗が生じる点と、ガスシリンダ50によって主軸頭13が支えられている点とがそれぞれ離れていると、これらが接近しているときに比べ、主軸頭13の駆動時に生じるモーメントが大きくなって主軸頭13を円滑に移動させることができないが、上記のように、収容穴13aを主軸頭側滑り案内部22の近傍に形成すれば、前記摩擦抵抗が生じる点と、ガスシリンダ50で支えられている点とを接近させることができ、主軸頭13の駆動時に生じるモーメントを小さくして主軸頭13を円滑に移動させることができる。また、更に、主軸頭側滑り案内部22がボールねじ27及びナット28の両側に形成されていることから、収容穴13aを主軸頭側滑り案内部22に形成することで、ガスシリンダ50で支えられている点をボールねじ27及びナット28(即ち、駆動点)に接近させることもでき、このことによっても、主軸頭13の駆動時に生じるモーメントを小さくしてより円滑に主軸頭13を移動させることができる。
また、本例では、シリンダ本体51の外周面と収容穴13aの内周面との間に空間Sを形成してこの空間Sに冷却油を供給している。冷却油により冷却する必要があるのは、シリンダ本体51及びロッド52の摺動抵抗による摩擦熱によってシリンダ本体51及びロッド52が温度上昇し、これらの熱が主軸頭13や工作機械1の各部に伝わると、これらが熱変形して加工精度が低下するからである。また、シリンダ本体51内の窒素ガスは、ロッド52の往復動によって圧縮と膨張を繰り返すために発熱して温度上昇し、窒素ガスの温度が上昇すると、シリンダ本体51内の窒素ガスの圧力が高くなってガスシリンダ50の支持力が大きくなり、ボールねじ27に掛かる負荷が変化する。そして、ボールねじ27に掛かる負荷が変化すると、例えば、ボールねじ27の補正量を、ある基準状態における負荷に応じて設定しているような場合には位置決め精度が低下することになる。特に、本例のように、収容穴13a内にガスシリンダ50を設けた場合には、ガスシリンダが主軸ヘッドの両外側に設けられていた従来に比べ、当該ガスシリンダ50の冷却効果が得られ難くなることから、このような問題がより顕著に現れる。また、更に、コラム側滑り案内部21及び主軸頭側滑り案内部22で生じた摩擦熱がシリンダ本体51や工作機械1の各部に伝わっても、上述のような問題を生じる。
したがって、前記空間S内に冷却油を供給して循環させれば、ガスシリンダ50とコラム側滑り案内部21及び主軸頭側滑り案内部22との両方を同時に冷却することができ、上記問題が生じるのを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
上例では、移動体の一例として主軸頭13を挙げたが、これに限定されるものではなく、また、Z軸案内機構20やZ軸送り機構25の構造についても、上例のものに限定されるものではない。例えば、上例では、コラム側滑り案内部21が主軸頭側滑り案内部22を保持するように形成されていたが、図4に示すように、主軸頭側滑り案内部22がコラム側滑り案内部21を保持するように形成されていても良い。また、上例では、Z軸案内機構20を滑り案内としたが、転がり案内としても良い。
また、前記収容穴13aに代えて、図5に示すような収容溝13dを主軸頭13に形成し、この収容溝13d内にシリンダ本体51を設けるようにしても良い。但し、この場合、シリンダ本体51の外周面と収容穴13aの内周面との間の空間Sに冷却油を供給することはできない。
また、前記ガスシリンダ50の機能を、単に主軸頭13を支えるものとしたが、単に支えるだけでなく、バランサとしての機能をガスシリンダ50に持たせるようにしても良い。単に主軸頭13を支えるだけでは、主軸頭13を下方に移動させるときにZ軸送り機構25に掛かる負荷が主軸頭13を上方に移動させるときよりも大きくなるが、バランサとしての機能を持たせるようにすれば、主軸頭13を上方に移動させるとき及び下方に移動させるときにZ軸送り機構25に掛かる負荷をそれぞれ同じにすることができる。また、更に、ガスシリンダ50の配置数は、何ら限定されるものではない。
1 工作機械
12 コラム
12a ブラケット
13 主軸頭
13a 収容穴
20 Z軸案内機構
21 コラム側滑り案内部
22 主軸頭側滑り案内部
25 Z軸送り機構
26 駆動モータ
27 ボールねじ
28 ナット
50 ガスシリンダ
51 シリンダ本体
51a フランジ部
52 ロッド
60 冷却油循環装置

Claims (4)

  1. 支持体と、前記支持体に上下方向に移動自在に設けられる移動体と、案内方向が上下方向に沿うように前記支持体に設けられる支持体側案内部、及び、前記移動体に設けられて前記支持体側案内部と係合した移動体側案内部を有し、これらの案内部の係合関係によって前記移動体の上下方向の移動を案内する案内機構と、前記移動体を移動させる送り機構と、上下方向に沿うように配置され、前記移動体を支える流体圧シリンダであって、作動流体が内部に充填されたシリンダ本体と、このシリンダ本体から一端が突出し、往復動自在に設けられるロッドとを有し、前記シリンダ本体が前記移動体に固設されるとともに、前記ロッドの一端が前記支持体に接続される流体圧シリンダとを備えた工作機械において、
    前記移動体は、前記シリンダ本体が収容される収容部を備え、
    前記シリンダ本体は、その少なくとも一部が前記収容部内に配置された状態で前記移動体に取り付けられてなることを特徴とする工作機械。
  2. 前記移動体は、前記移動体側案内部の近傍に前記収容部を備えてなることを特徴とする請求項1記載の工作機械。
  3. 前記支持体側案内部及び移動体側案内部は滑り案内部から構成されてなることを特徴とする請求項2記載の工作機械。
  4. 冷却流体を循環させる冷却流体循環機構を更に備え、
    前記収容部は、その内径が前記シリンダ本体の外径よりも大きく形成され、
    前記シリンダ本体は、その外周面が前記収容部の内周面と間隔を隔てて配置され、
    前記冷却流体循環機構は、前記シリンダ本体と収容部との間に形成される空間内に冷却流体を供給して循環させるように構成されてなることを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれかの工作機械。
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