JP2010284095A - 緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品 - Google Patents
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Abstract
【課題】大量生産に適し、更に安全性が確保された緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品を提供する。
【解決手段】基食素材と、茶葉を原料とする呈色素材とを含み、これらが可食状態に加工される食品であって、基食素材は野菜由来材料であり、また呈色素材は、含有されている銅イオン量が把握された銅イオン水と、茶葉とが混合され、更に加熱されて銅クロロフィル化処理が施された茶加工品であって、このものは、水分中に茶葉成分が溶出または分散した状態の液茶であることを特徴として成り、呈色素材は大量生産が可能であるため、緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品の大量生産が可能となり、安価な製品として市場に提供することが可能となる。
【選択図】なし
【解決手段】基食素材と、茶葉を原料とする呈色素材とを含み、これらが可食状態に加工される食品であって、基食素材は野菜由来材料であり、また呈色素材は、含有されている銅イオン量が把握された銅イオン水と、茶葉とが混合され、更に加熱されて銅クロロフィル化処理が施された茶加工品であって、このものは、水分中に茶葉成分が溶出または分散した状態の液茶であることを特徴として成り、呈色素材は大量生産が可能であるため、緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品の大量生産が可能となり、安価な製品として市場に提供することが可能となる。
【選択図】なし
Description
本発明は基食素材に添加される茶葉本来の鮮やかな緑色発色を維持することのできる野菜加工食品に関するものである。
従来より、天ぷら、茶飯、茶そば等の和食や、和菓子、氷菓、洋菓子等の食品に抹茶等の粉末茶を加えることにより、茶の風味を各種食品に付与することが広く行われている。
しかしながらただ単に抹茶等を加えた場合には、クロロフィルの変質により緑色ではなく黄緑色、褐色となってしまっているのが実情である。これは緑色を呈するクロロフィルは、光、熱、酸に極めて弱く、更に水が共存した状態ではポリフェノール類の酸化重合等により褐色化してしまうからである。
特に例えばイモ類の場合には一般的に加熱処理が必要であり、また糠漬け等の漬物の場合には糠床が乳酸醗酵しているものであるため、このような緑色発色の低下は避けることができなかった。
しかしながらただ単に抹茶等を加えた場合には、クロロフィルの変質により緑色ではなく黄緑色、褐色となってしまっているのが実情である。これは緑色を呈するクロロフィルは、光、熱、酸に極めて弱く、更に水が共存した状態ではポリフェノール類の酸化重合等により褐色化してしまうからである。
特に例えばイモ類の場合には一般的に加熱処理が必要であり、また糠漬け等の漬物の場合には糠床が乳酸醗酵しているものであるため、このような緑色発色の低下は避けることができなかった。
このため、例えば茶そばを作る際に、炭酸マグネシウムを生地に加えることにより、退色、褐変の速度を大幅に遅らすことのできる先行技術も存在する(例えば特許文献1参照)。
しかしながらこのような手法によると、そばとしては本来は不要である成分が混入されるため、本来の滋味を損ねてしまうといった弊害がある。
しかしながらこのような手法によると、そばとしては本来は不要である成分が混入されるため、本来の滋味を損ねてしまうといった弊害がある。
ところで茶葉等の植物成分本来の緑色を保持するための技術として、クロロフィル中のマグネシウムを銅イオンに置換する銅クロロフィル化と呼ばれる手法が知られており、茶の抽出液や葉の緑色を維持した状態で製品として提供することが可能となっている(例えば特許文献2、3参照)。
これら植物本来の緑色を保持するための技術は、茶抽出液や葉を銅製の鍋で煮沸することにより鍋から溶出した銅イオンをクロロフィルに作用させたり、茶抽出液を銅粒が充填されたカラムに流し込んでクロロフィルと銅粒とを接触させる等の手法が採られるものである。
しかしながらこれらの手法にあっては、銅イオンの溶出量の調整が困難であり、更に銅の溶出速度が遅いため、少量生産ではさほど問題は無いが、大量生産には不向きなものであった。
また銅は人間にとって必須の元素ではあるものの、過剰に摂取された場合には中毒を引き起こしてしまうこともあるため、銅イオンの溶出量が把握できない従来手法は、安全性が確保されたものとは言えなかった。
特開平9−224599号公報
特許第3538167号公報
特開平7−112号公報
これら植物本来の緑色を保持するための技術は、茶抽出液や葉を銅製の鍋で煮沸することにより鍋から溶出した銅イオンをクロロフィルに作用させたり、茶抽出液を銅粒が充填されたカラムに流し込んでクロロフィルと銅粒とを接触させる等の手法が採られるものである。
しかしながらこれらの手法にあっては、銅イオンの溶出量の調整が困難であり、更に銅の溶出速度が遅いため、少量生産ではさほど問題は無いが、大量生産には不向きなものであった。
また銅は人間にとって必須の元素ではあるものの、過剰に摂取された場合には中毒を引き起こしてしまうこともあるため、銅イオンの溶出量が把握できない従来手法は、安全性が確保されたものとは言えなかった。
本発明はこのような背景を考慮してなされたものであって、安全性が確保されるとともに大量生産に適した、新規な緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品の開発を技術課題としたものである。
すなわち請求項1記載の緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品は、基食素材と、茶葉を原料とする呈色素材とを含み、これらが可食状態に加工される食品であって、前記基食素材は野菜由来材料であり、また前記呈色素材は、含有されている銅イオン量が把握された銅イオン水と、乾燥茶葉とが混合され、更に加熱されて銅クロロフィル化処理が施された茶加工品であって、このものは、水分中に茶葉成分が溶出または分散した状態の液茶であることを特徴として成るものである。
また請求項2記載の緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品は、基食素材と、茶葉を原料とする呈色素材とを含み、これらが可食状態に加工される食品であって、前記基食素材は野菜由来材料であり、また前記呈色素材は、含有されている銅イオン量が把握された銅イオン水と、乾燥茶葉とが混合され、更に加熱されて銅クロロフィル化処理が施された茶加工品であって、このものは、水分中に茶葉成分が溶出または分散した状態のものを、そのままあるいは濾過した後に、乾燥させた加工茶葉であることを特徴として成るものである。
更にまた請求項3記載の緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品は、前記要件に加え、前記基食素材は、一種または二種以上の野菜由来材料を煮沸または蒸煮後にすりつぶし、その後、成形されるものであることを特徴として成るものである。
更にまた請求項4記載の緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記基食素材は、一種または二種以上の野菜由来材料をカットするとともに、調味液に浸漬されるものであることを特徴として成るものである。
更にまた請求項5記載の緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記基食素材は、一種または二種以上の野菜由来材料がペースト状にされるものであることを特徴として成るものである。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
まず請求項1記載の発明によれば、緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品を市場に供給するにあたり、野菜加工食品に含まれる銅の量が把握されているため、消費者は一日の所要量あるいは摂取制限量以上に摂取してしまうのを回避することができる。
また呈色素材は大量生産が可能であるため、緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品の大量生産が可能となり、安価な製品として市場に提供することが可能となる。
更にまた呈色素材として液茶が用いられることにより、水分を含んだ基食素材に対して馴染んだ状態で混合することができ、茶葉成分が均等に分散した野菜加工食品を実現することができる。
また呈色素材は大量生産が可能であるため、緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品の大量生産が可能となり、安価な製品として市場に提供することが可能となる。
更にまた呈色素材として液茶が用いられることにより、水分を含んだ基食素材に対して馴染んだ状態で混合することができ、茶葉成分が均等に分散した野菜加工食品を実現することができる。
また請求項2記載の発明によれば、緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品を市場に供給するにあたり、野菜加工食品に含まれる銅の量が把握されているため、消費者は一日の所要量あるいは摂取制限量以上に摂取してしまうのを回避することができる。
また呈色素材は大量生産が可能であるため、緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品の大量生産が可能となり、安価な製品として市場に提供することが可能となる。
更にまた呈色素材として用いられる加工茶葉は乾燥状態のものであるため、特に乾燥状態の基食素材や水分の添加が好ましくない基食素材に対して良好な状態で混合することができ、茶葉成分が均等に分散した野菜加工食品を実現することができる。
また呈色素材は大量生産が可能であるため、緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品の大量生産が可能となり、安価な製品として市場に提供することが可能となる。
更にまた呈色素材として用いられる加工茶葉は乾燥状態のものであるため、特に乾燥状態の基食素材や水分の添加が好ましくない基食素材に対して良好な状態で混合することができ、茶葉成分が均等に分散した野菜加工食品を実現することができる。
更にまた請求項3記載の発明によれば、野菜加工食品としてのコロッケ、いもようかん、マッシュポテト等を、緑色発色が鮮明に維持されたものとして提供することが可能となる。
更にまた請求項4記載の発明によれば、野菜加工食品としての漬物等を、緑色発色が鮮明に維持されたものとして提供することが可能となる。
更にまた請求項5記載の発明によれば、野菜加工食品としての山芋おろし、だいこんおろし、野菜ペースト等を、緑色発色が鮮明に維持されたものとして提供することが可能となる。
以下、本発明の緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品1(以下、単に野菜加工食品1と称す。)について説明を行う。
まず本発明の野菜加工食品1は、基食素材2と、茶葉を原料とする呈色素材3とを含み、これらが可食状態に加工される食品である。
ここで可食状態とは、基食素材2が実際に消費する(口にする)ことができる状態を意味するものであり、一方、基食素材2が未加熱等の状態であって、その状態では消費する(口にする)ことができない状態を適食状態とするものである。
まず本発明の野菜加工食品1は、基食素材2と、茶葉を原料とする呈色素材3とを含み、これらが可食状態に加工される食品である。
ここで可食状態とは、基食素材2が実際に消費する(口にする)ことができる状態を意味するものであり、一方、基食素材2が未加熱等の状態であって、その状態では消費する(口にする)ことができない状態を適食状態とするものである。
そして前記基食素材2としては野菜由来材料が採用されるものである。ここで本発明において「野菜」とは、穀物(豆類も穀物に含まれるものとする)以外の農産物を意味するものであり、更に樹液等も含んだものとして定義されるものとする。
なお基食素材2の種類によっては、未加熱の状態であっても可食正体となっているもの(サラダに使用される生野菜、山芋等)もある。
なお基食素材2の種類によっては、未加熱の状態であっても可食正体となっているもの(サラダに使用される生野菜、山芋等)もある。
次に前記呈色素材3は請求項1で定義したように、含有されている銅イオン量が把握された銅イオン水W1と、茶葉6とが混合され、更に加熱されて銅クロロフィル化処理が施された茶加工品であって、水分中に茶葉成分が溶出または分散した状態の液茶7として用いられるものである。
また呈色素材3としては請求項2で定義したように、含有されている銅イオン量が把握された銅イオン水W1と、茶葉6とが混合され、更に加熱されて銅クロロフィル化処理が施された茶加工品であって、水分中に茶葉成分が溶出または分散した状態のもの(中間製品L1)を濾過した後に、固形状物を乾燥させた加工茶葉8の形態で用いることもできる。また前記中間製品L1を、そのまま乾燥させた加工茶葉81の形態で用いることもできる。更にまた前記中間製品L1を濾過して得られる液状物を液茶70として用いたり、このものを乾燥させて加工茶葉80として用いることもできる。
また呈色素材3としては請求項2で定義したように、含有されている銅イオン量が把握された銅イオン水W1と、茶葉6とが混合され、更に加熱されて銅クロロフィル化処理が施された茶加工品であって、水分中に茶葉成分が溶出または分散した状態のもの(中間製品L1)を濾過した後に、固形状物を乾燥させた加工茶葉8の形態で用いることもできる。また前記中間製品L1を、そのまま乾燥させた加工茶葉81の形態で用いることもできる。更にまた前記中間製品L1を濾過して得られる液状物を液茶70として用いたり、このものを乾燥させて加工茶葉80として用いることもできる。
次に前記茶葉6は、一例としてやぶきた品種の生茶葉T0を原材料とするものであるが、他の品種更には今後現れる新たな品種を原材料とすることもできる。
また茶葉6としては一番芽、二番芽に加え、三番芽、更には四番芽や芽以外のものであって、従来は製品とすることができずに刈り落とされていた茶葉を用いることも可能である。因みに、三番芽、四番芽及び芽以外の茶葉には、多くのクロロフィルが含まれており、このものを用いた茶葉6は鮮やかな緑色を呈するものである。
また茶葉6としては一番芽、二番芽に加え、三番芽、更には四番芽や芽以外のものであって、従来は製品とすることができずに刈り落とされていた茶葉を用いることも可能である。因みに、三番芽、四番芽及び芽以外の茶葉には、多くのクロロフィルが含まれており、このものを用いた茶葉6は鮮やかな緑色を呈するものである。
そして前記呈色素材3としての液茶7は、一例として図1に示すような銅イオン水調製工程S1、不活化工程S2、粉砕工程S3、原料液調製工程S4及び銅クロロフィル化処理工程S5が順次実行されるフローに従って製造されるものである。また呈色素材としての加工茶葉8は、銅クロロフィル化処理工程S5の次段に乾燥・粉末化工程S7が追加され、これらが順次実行されるフローに従って製造されるものである。
なお前記原料液調製工程S4と銅クロロフィル化処理工程S5との間あるいは銅クロロフィル化処理工程S5の後段には、塩基物添加工程S8が設けられる。
以下これら各工程について図2、3の概念図を参照しながら説明する。
なお前記原料液調製工程S4と銅クロロフィル化処理工程S5との間あるいは銅クロロフィル化処理工程S5の後段には、塩基物添加工程S8が設けられる。
以下これら各工程について図2、3の概念図を参照しながら説明する。
(1)銅イオン水調製工程
まず銅イオン水調製工程S1は、図2に示すように銅または銅を含む合金を素材として成る電極101、102を電解槽103内に配して構成された調製装置100を用いて、電極101、102に通電することにより、これらの間に位置する水Wに銅イオンを溶出させて銅イオン水W1を得るための工程である。
なお電解槽103に投入される水Wに、可食性キレート剤Cを添加することにより、最大溶解度を高めて銅イオンの析出を抑えることができる。このように可食性キレート剤Cを添加したときには、水W中に溶出した銅イオンはその一部または全部が錯体(錯イオン)の状態となる(一例としてグリシンが用いられた場合、グリシナト銅となる。)。
ここで前記可食性キレート剤Cとしては、EDTA、フィチン酸、リンゴ酸、グルコン酸、コウジ酸、クエン酸、システイン、グルタチオン、ハロゲン化塩、グルコン酸ナトリウム、グリシンの中から選択される一または複数のものが採用される。なお可食性キレート剤Cとしては好ましくはシステインまたはグルタチオンが採用され、更に好ましくはハロゲン化塩、グルコン酸ナトリウムが採用され、より更に好ましくはグリシンが採用される。更に前記可食性キレート剤Cとしては、加水分解によって上述した物質となる物質を用いることもできる。
また前記水Wに対する可食性キレート剤Cの添加量は、0.01重量%(100mg/l)以上とするものである。
まず銅イオン水調製工程S1は、図2に示すように銅または銅を含む合金を素材として成る電極101、102を電解槽103内に配して構成された調製装置100を用いて、電極101、102に通電することにより、これらの間に位置する水Wに銅イオンを溶出させて銅イオン水W1を得るための工程である。
なお電解槽103に投入される水Wに、可食性キレート剤Cを添加することにより、最大溶解度を高めて銅イオンの析出を抑えることができる。このように可食性キレート剤Cを添加したときには、水W中に溶出した銅イオンはその一部または全部が錯体(錯イオン)の状態となる(一例としてグリシンが用いられた場合、グリシナト銅となる。)。
ここで前記可食性キレート剤Cとしては、EDTA、フィチン酸、リンゴ酸、グルコン酸、コウジ酸、クエン酸、システイン、グルタチオン、ハロゲン化塩、グルコン酸ナトリウム、グリシンの中から選択される一または複数のものが採用される。なお可食性キレート剤Cとしては好ましくはシステインまたはグルタチオンが採用され、更に好ましくはハロゲン化塩、グルコン酸ナトリウムが採用され、より更に好ましくはグリシンが採用される。更に前記可食性キレート剤Cとしては、加水分解によって上述した物質となる物質を用いることもできる。
また前記水Wに対する可食性キレート剤Cの添加量は、0.01重量%(100mg/l)以上とするものである。
なお可食性キレート剤Cを添加することにより、銅イオン水調製工程S1における、水Wに対する電極101、102からの銅イオンの溶出速度を高めることができる他、各々の可食性キレート剤Cに特有の作用を液茶7、加工茶葉8ひいては野菜加工食品1に対して付与することができる。
例えばグリシンは、甘味を呈し、更にうま味を増したり味をまろやかにする効果がある。
またグルコン酸ナトリウムは、食品の味にあまり影響を与えず、酸味、苦味、渋味、甘味の質を和らげることができる。
更にまたシステインは、素材(パン生地等)を柔らかくする効果がある。
もちろん可食性キレート剤Cとしては上述したものの他、本発明者によって確認されていないものであっても採用することができる。
例えばグリシンは、甘味を呈し、更にうま味を増したり味をまろやかにする効果がある。
またグルコン酸ナトリウムは、食品の味にあまり影響を与えず、酸味、苦味、渋味、甘味の質を和らげることができる。
更にまたシステインは、素材(パン生地等)を柔らかくする効果がある。
もちろん可食性キレート剤Cとしては上述したものの他、本発明者によって確認されていないものであっても採用することができる。
また前記銅イオン水W1に含まれる銅イオンの量は、電極101、102間に印加する電圧、流れる電流及び通電時間を調節することにより、原料液調製工程S4において使用される粉砕茶葉Tに含まれるクロロフィル1重量部に対して、0.1重量部以上となるよう調製されるものである。ここで前記銅イオンの量とは、銅イオンのみならず、銅錯イオンに含まれる銅の量も意味するものとする。
一例として粉砕茶葉100gあたり625mg(クロロフィルaが440mg、クロロフィルbが185mg)のクロロフィルが含まれている場合であって、銅イオン水100重量部に対する粉砕茶葉Tの混合量を0.05〜60重量部とした場合には、銅イオン水W1に含まれる銅イオンの量が、0.3〜375mg/lとなるように調製される。
もちろん予め銅イオン水W1に含まれる銅の量が多いもの(一例として600mg/l、1000mg/l等)を用意しておき、このままあるいは適宜希釈することにより所望の銅濃度として供するようにしてもよい。
なお図2にはバッチ式の調製装置100を示したが、適宜電解槽103に給水口及び排水口を設けるなどして、連続的に銅イオン水W1が得られるように構成してもよい。
一例として粉砕茶葉100gあたり625mg(クロロフィルaが440mg、クロロフィルbが185mg)のクロロフィルが含まれている場合であって、銅イオン水100重量部に対する粉砕茶葉Tの混合量を0.05〜60重量部とした場合には、銅イオン水W1に含まれる銅イオンの量が、0.3〜375mg/lとなるように調製される。
もちろん予め銅イオン水W1に含まれる銅の量が多いもの(一例として600mg/l、1000mg/l等)を用意しておき、このままあるいは適宜希釈することにより所望の銅濃度として供するようにしてもよい。
なお図2にはバッチ式の調製装置100を示したが、適宜電解槽103に給水口及び排水口を設けるなどして、連続的に銅イオン水W1が得られるように構成してもよい。
また銅イオン水調製工程S1を、他の工程とは独立した別の工程で成されるようにしてもよく、この場合には、銅イオン水W1を貯蔵しておき、このものを用いることにより効率的な生産を行うことが可能となる。
(2)不活化工程
一方、不活化工程S2においては生茶葉T0の不活化が行われるものであり、生茶葉T0を蒸煮または釜炒りにて加熱することにより、酵素を不活化させる。
更にこの実施例では、不活化後の茶葉の含水率を低下させ、7%程度の含水率の乾燥茶葉が得られるようにした。
なおこのような乾燥にあたっては、生茶葉T0に含まれるクロロフィルを破壊しないようにすることが重要であり、生茶葉T0を蒸熱した後、揉まずに乾燥したり(てん茶)、通常の製茶工程における粗揉あるいは中揉までの揉乾処理を行った後、乾燥を行うようにする。
一方、不活化工程S2においては生茶葉T0の不活化が行われるものであり、生茶葉T0を蒸煮または釜炒りにて加熱することにより、酵素を不活化させる。
更にこの実施例では、不活化後の茶葉の含水率を低下させ、7%程度の含水率の乾燥茶葉が得られるようにした。
なおこのような乾燥にあたっては、生茶葉T0に含まれるクロロフィルを破壊しないようにすることが重要であり、生茶葉T0を蒸熱した後、揉まずに乾燥したり(てん茶)、通常の製茶工程における粗揉あるいは中揉までの揉乾処理を行った後、乾燥を行うようにする。
(3)粉砕工程
次いで茶葉粉砕工程S3においては、乾燥茶葉を粒径が20μm〜600μmに粉砕あるいは8mm角以下の小片に加工するものであり、適宜のボールミルやカッターが用いられる。
なおこのように乾燥茶葉を細粒状、小片状とすることにより、クロロフィルが露出した状態となる。
また以下の説明においては、このような細粒状または小片状の乾燥茶葉を、ともに粉砕茶葉Tと称するものとする。
因みに不活化後の茶葉を乾燥することなく原料液調製工程S4に供給し、このものに銅イオン水W1を作用させるような形態を採ることもできる。
次いで茶葉粉砕工程S3においては、乾燥茶葉を粒径が20μm〜600μmに粉砕あるいは8mm角以下の小片に加工するものであり、適宜のボールミルやカッターが用いられる。
なおこのように乾燥茶葉を細粒状、小片状とすることにより、クロロフィルが露出した状態となる。
また以下の説明においては、このような細粒状または小片状の乾燥茶葉を、ともに粉砕茶葉Tと称するものとする。
因みに不活化後の茶葉を乾燥することなく原料液調製工程S4に供給し、このものに銅イオン水W1を作用させるような形態を採ることもできる。
(4)原料液調製工程
次いで原料液調製工程S4においては、銅イオン水W1と粉砕茶葉Tとを混合して原料液L0を調製するものであり、一例として銅イオン水100重量部に対し、粉砕茶葉Tを0.05〜60重量部混合する。このため原料液調製工程S4において用いられる銅イオン水W1の量に応じて、原料液L0中に含まれている銅イオンの量が把握されることとなる。
なお液茶7または加工茶葉8の成分が酸化してしまうのを防ぐために、原料液L0にビタミンC、ビタミンCナトリウム等を抗酸化剤Vとして加えておくこともできる。更にビタミンCの破壊を防止するためにクエン酸を加えたり、EDTAを加えるようにしてもよい。
次いで原料液調製工程S4においては、銅イオン水W1と粉砕茶葉Tとを混合して原料液L0を調製するものであり、一例として銅イオン水100重量部に対し、粉砕茶葉Tを0.05〜60重量部混合する。このため原料液調製工程S4において用いられる銅イオン水W1の量に応じて、原料液L0中に含まれている銅イオンの量が把握されることとなる。
なお液茶7または加工茶葉8の成分が酸化してしまうのを防ぐために、原料液L0にビタミンC、ビタミンCナトリウム等を抗酸化剤Vとして加えておくこともできる。更にビタミンCの破壊を防止するためにクエン酸を加えたり、EDTAを加えるようにしてもよい。
(5)銅クロロフィル化処理工程
次に銅クロロフィル化処理工程S5においては、前記原料液L0を所定の温度(85〜135℃、好ましくは100〜135℃とすることにより、より確実な殺菌作用も発揮される。)で所定の時間(20〜120分)加熱を行うことにより、粉砕茶葉Tに含まれるクロロフィル中のマグネシウムを、銅イオン水W1に含まれる銅(銅錯イオン中の銅原子)に置換する銅クロロフィル化処理を施す。
なお銅クロロフィル化処理を行うための装置としては、適宜の加熱機能が具えられた密閉型の耐熱容器が用いられる。ここで密閉型の耐熱容器を用いる理由は、100℃以上の高温状態を得ることに加え、水分の蒸発を防止して銅の濃度を一定に保つためである。
更にこの装置には、原料液L0を攪拌するための機構を設けることが好ましい。
またこの銅クロロフィル化処理工程S5においては、粉砕茶葉Tの各種成分が水Wに溶出することとなり、液茶7が得られる。
次に銅クロロフィル化処理工程S5においては、前記原料液L0を所定の温度(85〜135℃、好ましくは100〜135℃とすることにより、より確実な殺菌作用も発揮される。)で所定の時間(20〜120分)加熱を行うことにより、粉砕茶葉Tに含まれるクロロフィル中のマグネシウムを、銅イオン水W1に含まれる銅(銅錯イオン中の銅原子)に置換する銅クロロフィル化処理を施す。
なお銅クロロフィル化処理を行うための装置としては、適宜の加熱機能が具えられた密閉型の耐熱容器が用いられる。ここで密閉型の耐熱容器を用いる理由は、100℃以上の高温状態を得ることに加え、水分の蒸発を防止して銅の濃度を一定に保つためである。
更にこの装置には、原料液L0を攪拌するための機構を設けることが好ましい。
またこの銅クロロフィル化処理工程S5においては、粉砕茶葉Tの各種成分が水Wに溶出することとなり、液茶7が得られる。
(6)塩基物添加工程
また酸味調整あるいはphの調整が必要な場合には、図1中、仮想線でに示すように、前記原料液調製工程S4と銅クロロフィル化処理工程S5との間あるいは銅クロロフィル化処理工程S5の後段、一例として銅クロロフィル化処理工程S5と包装工程S6との間に、炭酸ナトリウム等の可食性塩基物Aを添加するための塩基物添加工程S8が設けられる。
なお可食性塩基物Aを添加することにより、可食性キレート剤Cによる味、匂いへの影響を除去することができるものであり、特に加工茶葉8の酸臭を除去するのに効果的である。
また可食性塩基物Aとしては、前記炭酸ナトリウムの他、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、燐酸、水酸化ナトリウム等を採用することもできる。この場合、例えば炭酸水素ナトリウム溶液を加熱することにより、二酸化炭素を抜いておくことが好ましい。
また酸味調整あるいはphの調整が必要な場合には、図1中、仮想線でに示すように、前記原料液調製工程S4と銅クロロフィル化処理工程S5との間あるいは銅クロロフィル化処理工程S5の後段、一例として銅クロロフィル化処理工程S5と包装工程S6との間に、炭酸ナトリウム等の可食性塩基物Aを添加するための塩基物添加工程S8が設けられる。
なお可食性塩基物Aを添加することにより、可食性キレート剤Cによる味、匂いへの影響を除去することができるものであり、特に加工茶葉8の酸臭を除去するのに効果的である。
また可食性塩基物Aとしては、前記炭酸ナトリウムの他、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、燐酸、水酸化ナトリウム等を採用することもできる。この場合、例えば炭酸水素ナトリウム溶液を加熱することにより、二酸化炭素を抜いておくことが好ましい。
(7)包装工程
そして液茶7は包装工程S6においてペットボトル、ポーションカップ、紙パック、アルミパウチ等に充填される。
そして液茶7は包装工程S6においてペットボトル、ポーションカップ、紙パック、アルミパウチ等に充填される。
以上のようにして製造された液茶7に含有される銅の量(銅イオン、銅錯体または銅化合物中の銅原子の総量)は、原料液調製工程S4において把握されたままの量であるため、適宜希釈する等して例えば成人男性の一日の銅所要量1.8mgあるいは成人女性の一日の銅所要量1.6mg毎に小分けして包装することにより、消費者は所要量を確実に摂取することができるとともに、一日の許容上限摂取量(9mg)を超えて摂取してしまうようなことが回避される。
なお図1中、仮想線で示したように、包装工程S6を前記原料液調製工程S4の次段に位置させてもよく、この場合には、原料液L0をペットボトル、ポーションカップ、紙パック、アルミパウチ等に充填した後、このものを湯煎やレトルト釜によって加熱することにより銅クロロフィル化を図るものとする。
もちろんこのような包装工程S6は、呈色素材3を予め製造するとともに貯蔵しておき、野菜加工食品1を製造する際に所要量を用いるような場合に設けられるものであり、銅イオン水調製工程S1、不活化工程S2、粉砕工程S3、原料液調製工程S4及び銅クロロフィル化処理工程S5とともに野菜加工食品1の製造工程も具える設備の場合には、包装工程S6を設けなくてもよい。
もちろんこのような包装工程S6は、呈色素材3を予め製造するとともに貯蔵しておき、野菜加工食品1を製造する際に所要量を用いるような場合に設けられるものであり、銅イオン水調製工程S1、不活化工程S2、粉砕工程S3、原料液調製工程S4及び銅クロロフィル化処理工程S5とともに野菜加工食品1の製造工程も具える設備の場合には、包装工程S6を設けなくてもよい。
(8)乾燥・粉末化工程
また呈色素材3として加工茶葉8を製造する場合には、銅クロロフィル化処理工程S5の次段に乾燥・粉末化工程S7が追加されるものである(図1、3参照)。
この乾燥・粉末化工程S7においては、銅クロロフィル化処理工程S5において得られた中間製品L1を濾過して得られた固形物を乾燥することにより加工茶葉8が得られる。なおこの際得られる液状物L2を液茶70として用いたり、この液茶70を乾燥させて加工茶葉80として用いることもできる。
なお乾燥・粉末化工程S7において、中間製品L1を濾過することなく乾燥させることにより得られるものを、加工茶葉81とする。
また呈色素材3として加工茶葉8を製造する場合には、銅クロロフィル化処理工程S5の次段に乾燥・粉末化工程S7が追加されるものである(図1、3参照)。
この乾燥・粉末化工程S7においては、銅クロロフィル化処理工程S5において得られた中間製品L1を濾過して得られた固形物を乾燥することにより加工茶葉8が得られる。なおこの際得られる液状物L2を液茶70として用いたり、この液茶70を乾燥させて加工茶葉80として用いることもできる。
なお乾燥・粉末化工程S7において、中間製品L1を濾過することなく乾燥させることにより得られるものを、加工茶葉81とする。
(9)野菜加工食品の製造工程
そして少なくとも呈色素材3と、基食素材2とを含んだ材料を、適食状態または可食状態に加工することにより、本発明の野菜加工食品1が製造される。
以下、呈色素材3としての液茶7及び加工茶葉8並びに野菜加工食品1の様々な実施例を例示する。
そして少なくとも呈色素材3と、基食素材2とを含んだ材料を、適食状態または可食状態に加工することにより、本発明の野菜加工食品1が製造される。
以下、呈色素材3としての液茶7及び加工茶葉8並びに野菜加工食品1の様々な実施例を例示する。
(I)液茶としての呈色素材(図2参照)
・原料茶葉として、やぶきた品種四番茶(含有クロロフィル量600mg/100g)を 用いた。
・銅イオン水調製工程S1において、水Wに可食性キレート剤Cとしてグリシンを0.0 1重量%添加した後、通電することにより銅含有量が600mg/lの銅イオン水W1 (グリシナト銅水溶液)を得た。
・不活化工程S2において、生茶葉T0を揉まずに加熱、乾燥して原料茶葉を得た。
・茶葉粉砕工程S3において、原料茶葉を粒径20μm程度に粉砕して粉砕茶葉Tを得た 。
・原料液調製工程S4において、銅イオン水W1を50g、水Wを22.9g、粉砕茶葉 Tを25g混合し、更に抗酸化剤VとしてビタミンCナトリウムを0.1g混合し、更 に可食性塩基物Aとして二酸化炭素を抜いた炭酸水素ナトリウム水溶液(10%)を2 g添加した(塩基物添加工程S8)。これにより粉砕茶葉Tの含有率が25重量%の原 料液L0を得た(銅含有量30mg/100g)。
・銅クロロフィル化処理工程S5において、原料液L0を128℃の温度下で30分間加 熱して、濃縮状態の液茶7を得た(銅含有量30mg/100g)。
・原料茶葉として、やぶきた品種四番茶(含有クロロフィル量600mg/100g)を 用いた。
・銅イオン水調製工程S1において、水Wに可食性キレート剤Cとしてグリシンを0.0 1重量%添加した後、通電することにより銅含有量が600mg/lの銅イオン水W1 (グリシナト銅水溶液)を得た。
・不活化工程S2において、生茶葉T0を揉まずに加熱、乾燥して原料茶葉を得た。
・茶葉粉砕工程S3において、原料茶葉を粒径20μm程度に粉砕して粉砕茶葉Tを得た 。
・原料液調製工程S4において、銅イオン水W1を50g、水Wを22.9g、粉砕茶葉 Tを25g混合し、更に抗酸化剤VとしてビタミンCナトリウムを0.1g混合し、更 に可食性塩基物Aとして二酸化炭素を抜いた炭酸水素ナトリウム水溶液(10%)を2 g添加した(塩基物添加工程S8)。これにより粉砕茶葉Tの含有率が25重量%の原 料液L0を得た(銅含有量30mg/100g)。
・銅クロロフィル化処理工程S5において、原料液L0を128℃の温度下で30分間加 熱して、濃縮状態の液茶7を得た(銅含有量30mg/100g)。
(II)加工茶葉としての呈色素材(図3参照)
・原料茶葉として、やぶきた品種四番茶(含有クロロフィル量600mg/100g)を 用いた。
・銅イオン水調製工程S1において、水Wに可食性キレート剤Cとしてグリシンを0.0 1重量%添加した後、通電することにより銅含有量が600mmg/lの銅イオン水W 1を得た。
・不活化工程S2において、生茶葉T0を揉まずに加熱、乾燥して原料茶葉を得た。
・茶葉粉砕工程S3において、原料茶葉を8m角に裁断して粉砕茶葉Tを得た。
・原料液調製工程S4において、銅イオン水W1を50g、水Wを22.9g、粉砕茶葉 Tを25g混合し、更に抗酸化剤VとしてビタミンCナトリウムを0.1g混合し、更 に二酸化炭素を抜いた炭酸水素ナトリウム水溶液(10%)を2g添加した(塩基物添 加工程S8)。これにより粉砕茶葉Tの含有率が25重量%の原料液L0を得た(銅含 有量30mg/100g )。
・銅クロロフィル化処理工程S5において、原料液L0を128℃の温度下で30分間加 熱して中間製品L1を得た。
・乾燥・粉末化工程S7において、中間製品L1を市販のコーヒー用ペーパーフィルター (AVANCE社製)により濾過したのち、分離された固形成分を70℃の温度下で6 0分間乾燥し、含水率6%D.Bにまで乾燥させ、更にその後、粒径20μmに粉砕す ることにより加工茶葉8を得た。
・原料茶葉として、やぶきた品種四番茶(含有クロロフィル量600mg/100g)を 用いた。
・銅イオン水調製工程S1において、水Wに可食性キレート剤Cとしてグリシンを0.0 1重量%添加した後、通電することにより銅含有量が600mmg/lの銅イオン水W 1を得た。
・不活化工程S2において、生茶葉T0を揉まずに加熱、乾燥して原料茶葉を得た。
・茶葉粉砕工程S3において、原料茶葉を8m角に裁断して粉砕茶葉Tを得た。
・原料液調製工程S4において、銅イオン水W1を50g、水Wを22.9g、粉砕茶葉 Tを25g混合し、更に抗酸化剤VとしてビタミンCナトリウムを0.1g混合し、更 に二酸化炭素を抜いた炭酸水素ナトリウム水溶液(10%)を2g添加した(塩基物添 加工程S8)。これにより粉砕茶葉Tの含有率が25重量%の原料液L0を得た(銅含 有量30mg/100g )。
・銅クロロフィル化処理工程S5において、原料液L0を128℃の温度下で30分間加 熱して中間製品L1を得た。
・乾燥・粉末化工程S7において、中間製品L1を市販のコーヒー用ペーパーフィルター (AVANCE社製)により濾過したのち、分離された固形成分を70℃の温度下で6 0分間乾燥し、含水率6%D.Bにまで乾燥させ、更にその後、粒径20μmに粉砕す ることにより加工茶葉8を得た。
このようにして得られた加工茶葉8は、鮮やかな緑色を呈しており、更に濾過により分離された液体成分に含まれていた銅イオンが除かれているため、銅の含有量が30mg未満として把握されているものである。なおこの際得られるろ過液を液茶70とした場合、このものは銅の含有量が30mg未満として把握されているものである。またこの液茶70を乾燥させて得られる加工茶葉80は銅の含有量が30mg未満として把握されているものである。
また乾燥・粉末化工程S7において、中間製品L1を濾過することなく乾燥させて得られる加工茶葉81は、銅の含有量が30mgとして把握されたものとなる。
また乾燥・粉末化工程S7において、中間製品L1を濾過することなく乾燥させて得られる加工茶葉81は、銅の含有量が30mgとして把握されたものとなる。
(III)野菜加工食品の実施例
〔実施例1:コロッケとしての加工食品〕
以下、コロッケ11としての野菜加工食品1である実施例1を例示するものであり、各材料の配合を以下に示す。
ジャガイモ :300g
合挽肉 : 75g
たまねぎ : 50g
塩 :小さじ1/4
コショウ :少々
液茶 : 15g(水12g、粉砕茶葉3g)
〔実施例1:コロッケとしての加工食品〕
以下、コロッケ11としての野菜加工食品1である実施例1を例示するものであり、各材料の配合を以下に示す。
ジャガイモ :300g
合挽肉 : 75g
たまねぎ : 50g
塩 :小さじ1/4
コショウ :少々
液茶 : 15g(水12g、粉砕茶葉3g)
〔比較例1〕
比較例1として、実施例1の液茶7を市販の粉茶に置き換えたコロッケ11′を用意する。各材料の配合は以下に示すようにした。
ジャガイモ :300g
合挽肉 : 75g
たまねぎ : 50g
塩 :小さじ1/4
コショウ :少々
粉茶 : 3g
比較例1として、実施例1の液茶7を市販の粉茶に置き換えたコロッケ11′を用意する。各材料の配合は以下に示すようにした。
ジャガイモ :300g
合挽肉 : 75g
たまねぎ : 50g
塩 :小さじ1/4
コショウ :少々
粉茶 : 3g
そしてジャガイモを茹でた後または蒸かした後にすり潰し、上記実施例1及び比較例1の材料をそれぞれよく混ぜた後、更に一口大に成形する。次いでこれをとき卵に浸し、更にパン粉をまぶして適食状態とした後、油で揚げることにより可食状態としたコロッケ11、11′を得た。このとき、液茶7は液状であるため、このものを基食素材2(すり潰したジャガイモ等)に混ぜる際に、 粉砕茶葉Tを素早く全域に分散させることができた。一方、粉茶の場合には、ダマになって一カ所に固まってしまう傾向にあり、全域に分散させるためには少しずつ数回に分けて行うなどの工夫が必要であった。
そしてコロッケ11、11′の比較を目視により行った。
図4に実施例1のコロッケ11及び比較例1のコロッケ11′の断面を撮影した写真を示すものであり、コロッケ11は鮮明な緑色を呈していることが確認できる。
なお図中には、丸で囲んだ範囲のウェブ上のカラーチャート(HTMLタグ・カラーチャート、各色256階調で表した数値)のRGB値(平均値)を示してある。
一方、比較例1としてのコロッケ11′は鮮やかな緑色とはならず、茶色味を帯びて変色してしまっていることが確認できる。
そしてコロッケ11、11′の比較を目視により行った。
図4に実施例1のコロッケ11及び比較例1のコロッケ11′の断面を撮影した写真を示すものであり、コロッケ11は鮮明な緑色を呈していることが確認できる。
なお図中には、丸で囲んだ範囲のウェブ上のカラーチャート(HTMLタグ・カラーチャート、各色256階調で表した数値)のRGB値(平均値)を示してある。
一方、比較例1としてのコロッケ11′は鮮やかな緑色とはならず、茶色味を帯びて変色してしまっていることが確認できる。
またこのようにして製造されたコロッケ11としての野菜加工食品1は、食感、味等が、通常のコロッケと遜色ないものとなっており、ほどよい茶の風味が加えられていることが確認された。
なおコロッケ11においては、液茶7に含まれる粉砕茶葉Tとして、20μm〜600μmの細粒状物と、8mm角以下の小片状物とが混在したものとすることにより、全体に緑色の粒(小片状物)がマーブル状に分散した状態となり、視覚的により自然な印象を与えることが可能となる。もちろん粉砕茶葉Tをこのように混在させることは、コロッケ11以外の他の野菜加工食品1においても適用することができる。
更にこのように一種または二種以上の野菜由来材料を煮沸または蒸煮後にすりつぶし、その後、成形されるものとしては、いもようかん、マッシュポテト等が挙げられる。
なおコロッケ11においては、液茶7に含まれる粉砕茶葉Tとして、20μm〜600μmの細粒状物と、8mm角以下の小片状物とが混在したものとすることにより、全体に緑色の粒(小片状物)がマーブル状に分散した状態となり、視覚的により自然な印象を与えることが可能となる。もちろん粉砕茶葉Tをこのように混在させることは、コロッケ11以外の他の野菜加工食品1においても適用することができる。
更にこのように一種または二種以上の野菜由来材料を煮沸または蒸煮後にすりつぶし、その後、成形されるものとしては、いもようかん、マッシュポテト等が挙げられる。
〔実施例2:漬物(キムチ)としての加工食品〕
次に、漬物12としての野菜加工食品1である実施例2を例示するものであり、各材料の配合を以下に示す。
白菜 :600g
塩 : 18g
白醤油 : 60g
砂糖 : 35g
乳酸 : 6g
うまみ調味料 : 4g
増粘剤 : 1g
にんにく : 10g
水 : 74ml
唐辛子 : 1g
液茶 : 12g(水9.6g、粉砕茶葉2.4g)
次に、漬物12としての野菜加工食品1である実施例2を例示するものであり、各材料の配合を以下に示す。
白菜 :600g
塩 : 18g
白醤油 : 60g
砂糖 : 35g
乳酸 : 6g
うまみ調味料 : 4g
増粘剤 : 1g
にんにく : 10g
水 : 74ml
唐辛子 : 1g
液茶 : 12g(水9.6g、粉砕茶葉2.4g)
〔比較例2〕
比較例2として、実施例2の液茶7を市販の粉茶に置き換えた漬物12′を用意する。各材料の配合は以下に示すようにした。
白菜 :600g
塩 : 18g
白醤油 : 60g
砂糖 : 35g
乳酸 : 6g
うまみ調味料 : 4g
増粘剤 : 1g
にんにく : 10g
水 : 83.6g
唐辛子 : 1g
粉茶 : 2.4g
比較例2として、実施例2の液茶7を市販の粉茶に置き換えた漬物12′を用意する。各材料の配合は以下に示すようにした。
白菜 :600g
塩 : 18g
白醤油 : 60g
砂糖 : 35g
乳酸 : 6g
うまみ調味料 : 4g
増粘剤 : 1g
にんにく : 10g
水 : 83.6g
唐辛子 : 1g
粉茶 : 2.4g
上記実施例2及び比較例2の材料(白菜)を適当な大きさにカットした後、他の材料とそれぞれよく混ぜるとともに、漬け込むことにより、可食状態としたキムチとしての漬物12、12′を得た。このとき、液茶7は液状であるため、このものを基食素材2(水飴、水)に混ぜる際に、 粉砕茶葉Tを素早く全域に分散させることができた。一方、粉茶の場合には、ダマになって一カ所に固まってしまう傾向にあり、全域に分散させるためには少しずつ数回に分けて行うなどの工夫が必要であった。
そして漬物12、12′の比較を目視により行った。
図5に実施例2の漬物12及び比較例2の漬物12′を撮影した写真を示すものであり、漬物12は鮮明な緑色を呈していることが確認できる。
一方、比較例2としての漬物12′は鮮やかな緑色とはならず、茶色味を帯びて変色してしまっていることが確認できる。
またこのようにして製造された漬物12としての野菜加工食品1は、食感、味等が通常の漬物と遜色ないものとなっており、ほどよい茶の風味が加えられていることが確認された。
なお漬物12は数日経過しても鮮明な緑色に変化は無かったが、漬物12′の場合には変色とともに色褪せていることが確認された。
そして漬物12、12′の比較を目視により行った。
図5に実施例2の漬物12及び比較例2の漬物12′を撮影した写真を示すものであり、漬物12は鮮明な緑色を呈していることが確認できる。
一方、比較例2としての漬物12′は鮮やかな緑色とはならず、茶色味を帯びて変色してしまっていることが確認できる。
またこのようにして製造された漬物12としての野菜加工食品1は、食感、味等が通常の漬物と遜色ないものとなっており、ほどよい茶の風味が加えられていることが確認された。
なお漬物12は数日経過しても鮮明な緑色に変化は無かったが、漬物12′の場合には変色とともに色褪せていることが確認された。
更にまた、前記漬物12に対して、加工茶葉8を振りかけてトッピングしてもよく、この場合には見た目が鮮やかになり、視覚的な演出を行うことができる。
またこのように、一種または二種以上の野菜由来材料をカットするとともに、調味液に浸漬されるものとしては、たくあん、おしんこ等が挙げられる。
またこのように、一種または二種以上の野菜由来材料をカットするとともに、調味液に浸漬されるものとしては、たくあん、おしんこ等が挙げられる。
〔実施例3:山芋おろしとしての加工食品〕
次に、山芋おろし13としての野菜加工食品1である実施例3を例示するものであり、各材料の配合を以下に示す。
山芋 :150g
液茶 : 7.5g(水6g、粉砕茶葉1.5g)
次に、山芋おろし13としての野菜加工食品1である実施例3を例示するものであり、各材料の配合を以下に示す。
山芋 :150g
液茶 : 7.5g(水6g、粉砕茶葉1.5g)
〔比較例3〕
比較例3として、実施例3の液茶7を市販の粉茶に置き換えた山芋おろし13′を用意する。各材料の配合は以下に示すようにした。
山芋 :150g
水 : 6g
粉茶 : 1.5g
比較例3として、実施例3の液茶7を市販の粉茶に置き換えた山芋おろし13′を用意する。各材料の配合は以下に示すようにした。
山芋 :150g
水 : 6g
粉茶 : 1.5g
そして山芋をすりおろしてペースト状にするとともに、上記実施例3及び比較例3の材料をそれぞれよく混ぜることにより、可食状態とした山芋おろし13、13′を得た。このとき、液茶7は液状であるため、このものを基食素材2(山芋)に混ぜる際に、 粉砕茶葉Tを素早く全域に分散させることができた。一方、粉茶の場合には、ダマになって一カ所に固まってしまう傾向にあり、全域に分散させるためには少しずつ数回に分けて行うなどの工夫が必要であった。
そして山芋おろし13、13′の比較を目視により行った。
図6に実施例3の山芋おろし13及び比較例2の山芋おろし13′を撮影した写真を示すものであり、山芋おろし13は鮮明な緑色を呈していることが確認できる。
一方、比較例3としての山芋おろし13′は鮮やかな緑色とはならず、茶色味を帯びて変色してしまっていることが確認できる。
またこのようにして製造された山芋おろし13としての野菜加工食品1は、食感、味等が、通常のものと遜色ないものとなっており、ほどよい茶の風味が加えられていることが確認された。
そして山芋おろし13、13′の比較を目視により行った。
図6に実施例3の山芋おろし13及び比較例2の山芋おろし13′を撮影した写真を示すものであり、山芋おろし13は鮮明な緑色を呈していることが確認できる。
一方、比較例3としての山芋おろし13′は鮮やかな緑色とはならず、茶色味を帯びて変色してしまっていることが確認できる。
またこのようにして製造された山芋おろし13としての野菜加工食品1は、食感、味等が、通常のものと遜色ないものとなっており、ほどよい茶の風味が加えられていることが確認された。
なおこのように一種または二種以上の野菜由来材料がペースト状にされるものとしては、だいこんおろし等の野菜ペーストが挙げられる。
〔他の実施例〕
本発明の野菜加工食品1は前述した実施例の他に、以下のような実施例を採ることもできる。
すなわち基食素材2として、樹液を加熱・混練して得られるガムベースを用い、このガムベースに甘味料、香料を加えた後、成形することにより得られるガムを野菜加工食品1とすることができる。因みに前記ガムベースに対しては水分の添加が好ましくないため、呈色素材3として加工茶葉8を採用することにより、ガムの性状を所望のものとすることができる。
また基食素材2として、砂糖やその他糖類を用い、これら砂糖やその他糖類砂糖やその他糖類を加熱して熔融した後、冷却して成形される飴を野菜加工食品1とすることができる。
本発明の野菜加工食品1は前述した実施例の他に、以下のような実施例を採ることもできる。
すなわち基食素材2として、樹液を加熱・混練して得られるガムベースを用い、このガムベースに甘味料、香料を加えた後、成形することにより得られるガムを野菜加工食品1とすることができる。因みに前記ガムベースに対しては水分の添加が好ましくないため、呈色素材3として加工茶葉8を採用することにより、ガムの性状を所望のものとすることができる。
また基食素材2として、砂糖やその他糖類を用い、これら砂糖やその他糖類砂糖やその他糖類を加熱して熔融した後、冷却して成形される飴を野菜加工食品1とすることができる。
1 野菜加工食品
11 コロッケ
12 漬物
13 山芋おろし
2 基食素材
3 呈色素材
6 茶葉
7 液茶
70 液茶
8 加工茶葉
80 加工茶葉
81 加工茶葉
100 調製装置
101 電極
102 電極
103 電解槽
A 可食性塩基物
C 可食性キレート剤
L0 原料液
L1 中間製品
S1 銅イオン水調製工程
S2 不活化工程
S3 粉砕工程
S4 原料液調製工程
S5 銅クロロフィル化処理工程
S6 包装工程
S7 乾燥・粉末化工程
S8 塩基物添加工程
T 粉砕茶葉
T0 生茶葉
V 抗酸化剤
W 水
W1 銅イオン水
11 コロッケ
12 漬物
13 山芋おろし
2 基食素材
3 呈色素材
6 茶葉
7 液茶
70 液茶
8 加工茶葉
80 加工茶葉
81 加工茶葉
100 調製装置
101 電極
102 電極
103 電解槽
A 可食性塩基物
C 可食性キレート剤
L0 原料液
L1 中間製品
S1 銅イオン水調製工程
S2 不活化工程
S3 粉砕工程
S4 原料液調製工程
S5 銅クロロフィル化処理工程
S6 包装工程
S7 乾燥・粉末化工程
S8 塩基物添加工程
T 粉砕茶葉
T0 生茶葉
V 抗酸化剤
W 水
W1 銅イオン水
Claims (5)
- 基食素材と、茶葉を原料とする呈色素材とを含み、これらが可食状態に加工される食品であって、前記基食素材は野菜由来材料であり、また前記呈色素材は、含有されている銅イオン量が把握された銅イオン水と、乾燥茶葉とが混合され、更に加熱されて銅クロロフィル化処理が施された茶加工品であって、このものは、水分中に茶葉成分が溶出または分散した状態の液茶であることを特徴とする緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品。
- 基食素材と、茶葉を原料とする呈色素材とを含み、これらが可食状態に加工される食品であって、前記基食素材は野菜由来材料であり、また前記呈色素材は、含有されている銅イオン量が把握された銅イオン水と、乾燥茶葉とが混合され、更に加熱されて銅クロロフィル化処理が施された茶加工品であって、このものは、水分中に茶葉成分が溶出または分散した状態のものを、そのままあるいは濾過した後に、乾燥させた加工茶葉であることを特徴とする緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品。
- 前記基食素材は、一種または二種以上の野菜由来材料を煮沸または蒸煮後にすりつぶし、その後、成形されるものであることを特徴とする請求項1または2記載の緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品。
- 前記基食素材は、一種または二種以上の野菜由来材料をカットするとともに、調味液に浸漬されるものであることを特徴とする請求項1または2記載の緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品。
- 前記基食素材は、一種または二種以上の野菜由来材料がペースト状にされるものであることを特徴とする請求項1または2記載の緑色発色を鮮明に維持した野菜加工食品。
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JPWO2013146465A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2015-12-10 | オリエンタル酵母工業株式会社 | 銅高含有酵母抽出物及びその製造方法、並びに、食品、及び野菜の緑色保持復元剤 |
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WO2020136981A1 (ja) | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 株式会社Mizkan Holdings | 乾燥食用植物組成物の製造方法、乾燥方法及び乾燥食用植物組成物及び飲食品 |
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2009
- 2009-06-10 JP JP2009139143A patent/JP2010284095A/ja active Pending
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