JP2010283530A - 映像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現状の映像処理ICでは最大で1980×1080のフルHD映像の処理までしか対応できないため、2560×1080のシネスコ映像に拡張する際には、一旦メイン映像を水平方向にダウンスケーリングしたものと副映像とを合成した上で伸張する必要がある。したがって、一旦メイン映像がダウンスケーリングされているため、画質が劣化するという問題があった。このとき、映像情報に文字が含まれる場合には、スケーリングの際に文字が横方向に伸びてしまうという課題も生じうる。
【解決手段】本発明は、従来の予定縦横比の映像を生成するための予定映像生成専用ICに加えて、副映像を生成する拡張縦横比専用でない非専用ICを用いて、メイン映像と副映像とを、拡張縦横比の映像となるように合成して出力する映像装置を提案するものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、取得した映像情報が予定している縦横比である予定縦横比の映像を他の副映像と合成することで前記予定されている縦横比よりも横長の拡張縦横比の映像として出力する映像装置に関するものである。
現状の映像処理ICでは最大で1980×1080のフルHD映像の処理までしか対応できないため、メイン映像と副映像とからなる合成映像を例えば2560×1080のシネスコ映像サイズで表示する際には、一旦メイン映像を水平方向にダウンスケーリングしたものと副映像とを合成した上で伸張する必要がある。なお、メイン映像の余白部分にサブチューナーからの映像を表示する技術はすでに特許文献1に開示されている。
特開2008−167265号公報
しかしながら、上記現状のシネスコ映像の出力方法では、一旦メイン映像がダウンスケーリングされているため、画質が劣化するという問題があった。このとき、映像情報に文字が含まれる場合には、スケーリングの際に文字が横方向に伸びてしまうという課題も生じうる。また、上記特許文献1においても、現状の映像処理ICにてシネスコ映像を出力するための解決方法は提示されていない。
本発明はかかる実情に鑑みて、従来の予定縦横比の映像を生成するための予定映像生成専用ICに加えて、副映像を生成する拡張縦横比専用でない非専用ICを用いて、メイン映像と副映像とを、拡張縦横比の映像となるように合成して出力する映像装置を提案するものである。
さらに、非専用ICにて、予定縦横比の映像空間の両端に副映像を配置した両端副映像用情報を生成し、両端副映像用情報で示される映像空間中で副映像を構成しないデータ部分を識別することで映像情報取得部が取得した映像を識別された空間に配置し、両端に副映像を配置する合成をおこなう映像装置も提案するものである。
本件発明に係る映像装置においては、従来のように一旦メイン映像を水平方向にダウンスケーリングしたものと副映像とを合成した上で伸張する処理は行わないため、画質の劣化や、映像情報に含まれる文字がスケーリングの際に横方向に伸びてしまうという事象を回避できる。また、メインの映像処理には映像処理を行うICとして特化した専用ICを用いつつ、副映像の映像処理にはMPUを利用することによって、装置の低コスト化を図ることができるという効果を有する。
以下に、各発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。実施形態1は、主に請求項1から3、5などについて説明する。 実施形態2は、主に請求項4などについて説明する。
また、以下に記載する各機能ブロックは、ハードウェア、またはメモリ上に展開しハードウェアを制御することでその作用が得られるソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの両方として実現されうる。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU、メモリ、ハードディスクドライブ、CD−ROM/DVD−ROMなどの読み取りドライブ、各種通信用の送受信ポート・インターフェイス・その他の周辺装置などのハードウェア構成部、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラム、その他アプリケーションプログラムなどが挙げられる。
さらに、この発明は装置またはシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。またこのような発明の一部をソフトウェアとして構成することもできる。さらにそのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である。)
<<実施形態1>>
<実施形態1:概要> 本実施形態は、従来の予定縦横比の映像を生成するための予定映像生成専用ICに加えて、副映像を生成する拡張縦横比専用でない非専用ICを用いて、メイン映像と副映像とを、拡張縦横比の映像となるように合成して出力する映像装置を提案するものである。
図1は、本実施形態の映像装置の一例を示すものである。図で示したように、本件は拡張縦横比の画面を有するディスプレイに対して映像情報を出力表示するための映像装置である。従来は(a)で示すように一旦水平方向にダウンスケーリングした映像に副映像を合成し、再スケーリングすることで拡張縦横比の映像を生成していた。しかし、一旦メイン映像がダウンスケーリングされることで画質が劣化する。また、映像情報に文字が含まれる場合には、スケーリングの際に文字が横方向に伸びてしまうという課題がある。これは、予め文字を圧縮させておくことで回避できる場合もあるが、文字の精細さが失われてしまうという別の課題が生じてしまう。
一方、本件は(b)で提案するように、専用ICで予定縦横比のメイン映像を生成し、それとは別の非専用ICで副映像を生成した後にこれらを合成することで拡張縦横比の映像を生成する。なお、図には予定縦横比として1980×1080を、拡張縦横比として2560×1080と記載したが、これは一例であり、限定されるものではない。
<実施形態1:構成> 図2は、本実施形態における映像装置の機能ブロックの一例を示したものである。図2に示す本実施形態の「映像装置」(0200)は、「映像情報取得部」(0201)と、「第一映像処理部」(0202)と、「第二映像処理部」(0203)と、「合成部」(0204)と、「出力部」(0205)と、からなる。
(映像装置 0200) 「映像装置」(0200)は、映像を表示するための機能等を有する装置一般を広く含み、多くの場合、拡張縦横比の画面を有するディスプレイを備える。したがって映像装置は、取得した映像情報が予定している縦横比である予定縦横比の映像を他の副映像と合成することで前記予定されている縦横比よりも横長の拡張縦横比の映像として出力する。予定縦横比は主に1980×1080を、拡張縦横比は主に2560×1080を想定している。
(映像情報取得部 0201) 「映像情報取得部」(0201)は、映像情報を取得する。映像情報は、主に放送局などから送信される。
また、映像情報取得部は、フルHD映像情報取得手段を有する場合もある。フルHD映像情報とは、1980×1080サイズの映像情報のことをいい、フルHD映像情報取得手段は、映像情報として予定縦横比が1980×1080であるフルHD映像情報を取得する。
(第一映像処理部 0202) 「第一映像処理部」(0202)は、取得した映像情報から予定縦横比の映像を生成するための処理を行なう。取得した映像情報が、予定縦横比よりも小さい場合には、アップスケーリングを行い、予定縦横比と同じ場合には、特段の処理は行なわない。なお、現状の映像処理ICでは最大で1980×1080のフルHD映像の処理までしか対応できないため、予定縦横比よりも大きい映像情報が送信される事象は想定していない。また、第一映像処理部は予定映像生成専用ICを含む場合がある。予定映像生成専用ICは、高速画像処理に特化したICであり、予定縦横比の映像を生成するための処理を行なう。
(第二映像処理部 0203) 「第二映像処理部」(0203)は、第一映像処理部にて生成される映像とともにディスプレイに表示される副映像を生成する。副映像とは、拡張縦横比の画面に予定縦横比の映像を表示した際に生じる余剰領域に表示するための映像である。副映像として表示される映像は、データ放送のメニューや電子番組表、文字ニュースなどが例示でき、ディスプレイ上の上下左右等に配置される。これについては後述する。
また、第二映像処理部は、拡張縦横比専用でない非専用ICにて副映像を生成する処理が実行されてもよい。非専用ICは、例えば映像装置の機能管理用CPU(MPU)の場合がある。副映像は必ずしも高品質の映像処理を必要としない場合が多いため、映像装置の機能管理用CPUとの兼用で充足する。これにより、メインの映像処理には映像処理を行うICとして特化した専用ICを用いつつ、副映像の映像処理にはMPUを利用し、装置の低コスト化を図ることができる。なお、機能管理用CPUにおいて管理される副映像の生成以外の機能としては、画像視聴環境設定、電子番組表のデータ解読、ファイル管理、録画予約情報の管理、インターネット接続処理、スクリーンセーバの出力処理などが列挙できる。
(合成部 0204) 「合成部」(0204)は、第一映像処理部で生成される映像と第二映像処理部で生成される副映像とを、拡張縦横比の映像となるように合成する。合成は、メインの映像と副映像とを連結する(重畳する場合もある)ことによって実現する。従来のように一旦メイン映像を水平方向にダウンスケーリングしたものと副映像とを合成した上で伸張する処理は行わないため、画質の劣化や、映像情報に含まれる文字がスケーリングの際に横方向に伸びてしまうという事象は生じない。
なお、図3に、メイン映像と副映像とを合成してできる予定縦横比の映像の一例を示した。(a)は予定縦横比のメイン映像の左右両側に副映像を配置し拡張縦横比の映像とした場合、(b)は左側のみに副映像を配置した場合、(c)は右側のみに副映像を配置した場合の一例を図示した。また、(d)にはメイン映像の上部に副映像を配置した場合の映像のバリエーションを示した。例えば、(d−1)は予定縦横比のメイン映像を垂直方向に圧縮した上で、これと重ならない態様で副映像を上部に配置し、メイン映像の左右両側は黒帯などを配置した映像を、(d−2)は予定縦横比のメイン映像はそのままで、これに重畳する態様で副映像を上部に配置し、メイン映像の左右両側は黒帯などを配置した映像を示した。また、(d−3)は予定縦横比のメイン映像を垂直方向には圧縮し、水平方向には伸張した上で、これと重ならない態様で副映像を上部に配置し、拡張縦横比の映像とする場合を、(d−4)は予定縦横比のメイン映像は水平方向には伸張した上で、これに重畳する態様で副映像を上部に配置し、拡張縦横比の映像とする場合を示した。なお、上記は一例であり、これに限定されるものではない。
また、合成部は、シネスコ合成手段を有する場合もある。シネスコ映像情報とは、拡張縦横比が2560×1080サイズの映像情報のことをいい、シネスコ映像情報取得手段は、映像情報として拡張縦横比が2560×1080であるシネスコ映像情報を合成する。
(出力部 0205) 「出力部」(0205)は、合成映像を拡張縦横比の画面を有するディスプレイに対して出力する。
<実施形態1:ハードウェア構成> 図4は、本実施形態のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、映像装置の処理実行におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。図4は、映像装置におけるハードウェア構成の一例を示す概略図である。映像装置(0400)は、「CPU(中央演算装置)」(0401)と、「ROM」(0402)と、「RAM(メインメモリ)」(0403)と、「I/O」(0404)と、を備える。さらに、「HDMI Port」(0406)と、「予定映像生成専用IC」(0407)と、「倍速制御IC」(0408)と、「スケールIC」(0409)と、「MIX部」(0410)と、「LCDコントローラ」(0411)と、「ディスプレイ」(0412)と、を備える。これらは、「システムバス」(0405)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ROM(0402)は、CPU(0401)にて実行されるシステムプログラムなどを記憶している。また、RAM(0403)はROMに記憶されているプログラムを実行するために、そのプログラムを読み出して展開する領域であるワーク領域と、データなどを一時的に格納するデータ領域とを提供する。さらに、このROMやRAMにはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやり取りを行い、処理することが可能となっている。以上が各ハードウェア構成の機能である(本明細書において同様である。)。
まず、映像装置(0400)の電源を入れると、ROMに記憶されている映像情報取得プログラムと、第一映像処理プログラムと、第二映像処理プログラムと、合成プログラムと、がRAMのワーク領域にそれぞれ展開される。映像装置の起動がトリガとなり、CPUはRAMのワーク領域に展開された映像情報取得プログラムを実行する。映像情報取得プログラムは、HDMI Port(0406)を介して映像情報を取得し、復調等の処理が実行され、グラフィックメモリ(図では省略)に対して出力されることで映像がディスプレイ(0412)に表示される。
次に、ユーザの操作等による制御信号を受け付けたとすると、これがトリガとなり、CPUはRAMのワーク領域に展開された第一映像処理プログラムと、第二映像処理プログラムと、を実行する。第一映像処理プログラムは、取得した映像情報から予定縦横比の映像を生成する。具体的には、制御信号に基づいて、予定映像生成専用IC(0407)にて、フルHD映像のデータ内でのスケーリングや、画質調整などの処理を行なう。その後、倍速制御IC(0408)にて、映像の動きを滑らかにするための処理を実行する。
一方、第二映像処理プログラムは、CPUにて副映像を生成する。副映像は、メインの映像情報を取得した際に、放送波に多重化して含まれているデータ放送の信号から抽出する、あるいは、RAMに前もって格納さている映像を読み込むなどして取得し、これをスケールIC(0409)にて所定のサイズに生成する。なお、副映像のサイズのバリエーションとしては、横580、縦1080や、横290、縦1080などがある。
映像処理の完了がトリがとなり、続いてCPUはRAMのワーク領域に展開された合成プログラムを実行する。合成プログラムは、メイン映像と副映像とを、拡張縦横比の映像となるように合成する。具体的には、MIX部(0410)にて、メインの映像と副映像とを連結し(重畳する場合もある)、LCDコントローラ(0411)からの制御信号に基づいて、グラフィックメモリ(図では省略)に対して出力されることで拡張縦横比の映像がディスプレイに表示される。メイン映像と、副映像を配置する際の位置関係についての詳細は後述する。
なお、グラフィックメモリ上ではディスプレイの表示解像度に合わせたメモリが確保されており、拡張縦横比の映像情報はグラフィックメモリ上で確保されている全てのメモリに格納されることで表示が実現できる。
<実施形態1:処理の流れ> 図5は、本実施形態の映像装置における映像の合成方法の一例を示したものである。なお、以下に示す処理の流れは、計算機に実行させるためのプログラムで実行することができ、またこのプログラムを計算機によって読取り可能な記録媒体に記録することができる。(本明細書のその他の処理の流れについても同様である。)
まず、映像装置は、映像情報をする(映像情報取得ステップ S0501)。次に、予定映像生成専用ICにて、取得した映像情報から予定縦横比の映像を生成するための処理を行なう(予定映像生成ステップS0502)。また、映像装置の機能管理用CPUなど拡張縦横比専用でない非専用ICにて、予定映像生成ステップにおいて生成される映像とともにディスプレイに表示される副映像を生成する(副映像生成ステップ S0503)。続いて、予定映像生成ステップにおいて生成される映像と、副映像生成ステップにおいて生成される副映像とを、拡張縦横比の映像となるように合成する(合成ステップ S0504)。最後に、合成ステップにおいて合成された合成映像を拡張縦横比の画面を有するディスプレイに対して出力する(出力ステップ S0505)。
<実施形態1:効果> 本実施形態は、従来の予定縦横比の映像を生成するための予定映像生成専用ICに加えて、副映像を生成する拡張縦横比専用でない非専用ICを用いて、メイン映像と副映像とを、拡張縦横比の映像となるように合成して出力する映像装置を提案するものである。従来のように一旦メイン映像を水平方向にダウンスケーリングしたものと副映像とを合成した上で伸張する処理は行わないため、画質の劣化や、映像情報に含まれる文字がスケーリングの際に横方向に伸びてしまうという事象を回避できる。
また、メインの映像処理には映像処理を行うICとして特化した専用ICを用いつつ、副映像の映像処理にはMPUを利用することによって、装置の低コスト化を図ることができる。
<<実施形態2>>
<実施形態2:概要> 本実施形態は、非専用ICにて、予定縦横比の映像空間の両端に副映像を配置した両端副映像用情報を生成し、両端副映像用情報で示される映像空間中で副映像を構成しないデータ部分を識別することで映像情報取得部が取得した映像を識別された空間に配置し、両端に副映像を配置する合成をおこなう映像装置である。
あるいは、同様に、非専用ICにて、予定縦横比の映像空間の片側に副映像を配置した片側副映像用情報を生成し、片側副映像用情報で示される映像空間中で副映像を構成しないデータ部分を識別することで映像情報取得部が取得した映像を識別された空間に配置し、片側に副映像を配置する合成をおこなう映像装置である。
図6は、本実施形態の映像装置における表示態様の一例を示すものである。(a)は非専用ICにて生成する副映像を、(b)は専用ICにて生成する予定縦横比のメイン映像を、(c)はこれらの映像を合成して生成する拡張縦横比の映像を示したものである。
(1)においては、非専用ICにて生成した副映像が、予定縦横比の映像空間の両端に配置されている例を示した。このとき、両端副映像用情報を生成し、映像空間中で副映像を構成しないデータ部分を識別可能とする。したがって、副映像と、メイン映像との合成の際には、両端副映像用情報で識別された副映像を構成しないデータ部分にメイン映像を、両端に副映像を配置する合成が可能となる。
さらに、(2)においては、非専用ICにて生成した副映像が、予定縦横比の映像空間の左側に配置されている例を示した。このとき、片側副映像用情報を生成し、映像空間中で副映像を構成しないデータ部分を識別可能とする。したがって、副映像と、メイン映像との合成の際には、片側副映像用情報で識別された副映像を構成しないデータ部分にメイン映像を、画面左側空間に副映像を配置する合成が可能となる。(3)では、副映像の配置が右側になるだけで(2)と同様である。このように非専用ICにて副映像と、副映像を構成しないデータ部分を識別することで、自動的に適切な配置での合成映像の表示が実行される。
<実施形態2:構成> 本実施形態における映像装置の構成は、すでに図2にて示した機能ブロックを用いて説明する。図2に示す本実施形態の「映像装置」(0200)は、「映像情報取得部」(0201)と、「第一映像処理部」(0202)と、「第二映像処理部」(0203)と、「合成部」(0204)と、「出力部」(0205)と、からなり、これら各構成要素については、実施形態1にてすでに説明したとおりである。本実施形態においてはさらに、「第二映像処理部」(0203)は「両端副映像用情報生成手段」を、「合成部」(0204)は「両端合成手段」を有する。
(両端副映像用情報生成手段) 「両端副映像用情報生成手段」は、非専用ICにて予定縦横比の映像空間の両端に副映像を配置した両端副映像用情報を生成する。なお、現状の映像処理ICでは最大で1980×1080のフルHD映像の処理までしか対応できない。したがって、一旦予定縦横比の映像空間内で副映像を生成するが、その際の位置に基づいてメイン映像との合成時に副映像がどこに配置されるかが定まる。両端副映像用情報は、予定縦横比の映像空間の両端に副映像が配置される。
また、両端副映像用情報生成手段に替えて、予定縦横比の映像空間の片側に副映像を配置した片側副映像用情報を生成する片側副映像用情報生成手段を有する場合もある。片側副映像用情報は、予定縦横比の映像空間の片側(右側、あるいは、左側、さらに、上側、下側の場合もある。)に副映像が配置される。
(両端合成手段) 「両端合成手段」は、両端副映像用情報で示される映像空間中で副映像を構成しないデータ部分を識別することで映像情報取得部が取得した映像を識別された空間に配置し、両端に副映像を配置する合成をおこなう。つまり、映像空間中、副映像を構成しない中央部分にメイン映像を配置し、両端に副映像を配置することで拡張縦横比の映像を生成する。
また、両端合成手段に替えて、片側副映像用情報で示される映像空間中で副映像を構成しないデータ部分を識別することで映像情報取得部が取得した映像を識別された空間に配置し、片側に副映像を配置する合成をおこなう片側合成手段を有する場合もある。片側副映像用情報は、予定縦横比の映像空間の片側(右側、あるいは、左側、さらに、上側、下側の場合もある。)に副映像が配置される。映像空間中、副映像を構成しない左より部分(あるいは右より部分、さらに、下より部分、上より部分の場合もある。)にメイン映像を配置し、片側に副映像を配置することで拡張縦横比の映像を生成する。
<実施形態2:ハードウェア構成> 本実施形態における映像装置のハードウェア構成は、すでに図4にて示したハードウェア構成図を用いて説明する。まず、映像装置(0400)の電源を入れると、ROM(0402)に記憶されている各種プログラムがRAM(0403)のワーク領域にそれぞれ展開される。映像装置の起動がトリガとなり、CPU(0401)はRAMのワーク領域に展開された映像情報取得プログラムを実行する。映像情報取得プログラムは、HDMI Port(0406)を介して映像情報を取得し、復調等の処理が実行され、グラフィックメモリに対して出力されることで映像がディスプレイ(0412)に表示される。
次に、ユーザの操作等による制御信号を受け付けたとすると、これがトリガとなり、CPUはRAMのワーク領域に展開された第一映像処理プログラムと、第二映像処理プログラムと、を実行する。第一映像処理プログラムは、取得した映像情報から予定縦横比の映像を生成する。具体的には、制御信号に基づいて、予定映像生成専用IC(0407)にて、フルHD映像のデータ内でのスケーリングや、画質調整などの処理を行なう。その後、倍速制御IC(0408)にて、映像の動きを滑らかにするための処理を実行する。
一方、第二映像処理プログラムは、CPUにて副映像用の情報を生成する。副映像は、メインの映像情報を取得した際に、放送波に多重化して含まれているデータ放送の信号から抽出する、あるいは、RAMに前もって格納さている映像を読み込むなどして取得し、これをスケールIC(0409)にて所定のサイズに生成する。なお、副映像は、予定縦横比の映像よりも小さく、生成された副映像は予定縦横比の映像空間内の一部に配置される。このとき、予定縦横比の映像空間内には副映像を構成しないデータ部分も生じる。副映像用の情報としては、副映像自体のほかに、副映像を構成しないデータ部分を識別可能な情報を含めることができる。
映像処理の完了がトリがとなり、続いてCPUはRAMのワーク領域に展開された合成プログラムを実行する。合成プログラムは、メイン映像と副映像とを、拡張縦横比の映像となるように合成する。具体的には、MIX部(0410)にて、メインの映像と副映像とを連結する(重畳する場合もある)。このとき、副映像用情報で示される映像空間中で副映像を構成しないデータ部分を識別し、この空間にメイン映像を配置し、副映像を合成する。合成してできた拡張縦横比の映像は、LCDコントローラ(0411)からの制御信号に基づいて、グラフィックメモリ(図では省略)に対して出力されることで拡張縦横比の映像がディスプレイに表示される。
<実施形態2:効果> 本実施形態は、非専用ICにて、予定縦横比の映像空間の両端に副映像を配置した両端副映像用情報を生成し、両端副映像用情報で示される映像空間中で副映像を構成しないデータ部分を識別することで映像情報取得部が取得した映像を識別された空間に配置し、両端に副映像を配置する合成をおこなう映像装置を提案するものである。このように非専用ICにて副映像と、副映像を構成しないデータ部分を識別することで、自動的に適切な配置での合成映像の表示が実行され有益である。
実施形態1の概要を説明するための概念図 実施形態1のシステム構成における機能ブロックの一例を示した図 メイン映像と副映像とを合成してできる予定縦横比の映像の一例を示した図 実施形態1のハードウェア構成の一例を示した図 実施形態1の処理の流れの一例の示した図 実施形態2の概要を説明するための概念図
0200 映像装置
0201 映像情報取得部
0202 第一映像処理部
0203 第二映像処理部
0204 合成部
0205 出力部

Claims (5)

  1. 取得した映像情報が予定している縦横比である予定縦横比の映像を他の副映像と合成することで前記予定されている縦横比よりも横長の拡張縦横比の映像として出力する映像装置であって、
    映像情報を取得する映像情報取得部と、
    取得した映像情報から予定縦横比の映像を生成するための第一映像処理部と、
    第一映像処理部にて生成される映像とともにディスプレイに表示される副映像を生成する第二映像処理部と、
    第一映像処理部で生成される映像と第二映像処理部で生成される副映像とを、拡張縦横比の映像となるように合成する合成部と、
    合成映像を拡張縦横比の画面を有するディスプレイに対して出力する出力部と、
    を有する映像装置。
  2. 第一映像処理部は、
    取得した映像情報から予定縦横比の映像を生成する予定映像生成専用ICを含み、
    第二映像処理部は、
    副映像を生成する拡張縦横比専用でない非専用ICを含む請求項1に記載の映像装置。
  3. 非専用ICは、映像装置の機能管理用CPUである請求項2に記載の映像装置。
    (旧請求項3、4削除)
  4. 非専用ICは、予定縦横比の映像空間の両端に副映像を配置した両端副映像用情報を生成する両端副映像用情報生成手段を有し、
    合成部は、両端副映像用情報で示される映像空間中で副映像を構成しないデータ部分を識別することで映像情報取得部が取得した映像を識別された空間に配置し、両端に副映像を配置する合成をおこなう両端合成手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の映像装置。
  5. 非専用ICは、予定縦横比の映像空間の片側に副映像を配置した片側副映像用情報を生成する片側副映像用情報生成手段を有し、
    合成部は、片側副映像用情報で示される映像空間中で副映像を構成しないデータ部分を識別することで映像情報取得部が取得した映像を識別された空間に配置し、片側に副映像を配置する合成をおこなう片側合成手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の映像装置。
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