JP2010283438A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読み取り時における消費電力を削減することで、更なる省エネルギーを実現することができる画像読取装置、及び当該画像読取装置を備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像読取部1は、画像が読み取られるべき複数の原稿Pを順次搬送可能なADF10と、ADF10で搬送される原稿Pを照明する光源24aと、原稿Pを照明して得られる原稿Pからの光を受光して画像データを得るCCDセンサ28とを備えており、ADF10で搬送される一の原稿Pと、この一の原稿Pに続いて搬送される他の原稿Pとの間の間隙部分における光源部の光量を減ずる減光制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
画像読取装置は、原稿等の記録媒体に形成された画像を画像データとして読み取るための装置であり、一般的にはスキャナと呼ばれている。この画像形成装置は、単体で販売されるもの以外に、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に設けられるものもある。単体で販売される画像読取装置及び画像形成装置に設けられる画像読取装置の何れであっても基本的な読み取り原理は同じである。つまり、光源からの光を線状にして記録媒体に照射し、その線状の光と記録媒体との相対的な位置関係を変化させながら原稿からの反射光や散乱光を受光素子で受光することで、記録媒体に形成された画像を画像データとして読み取っている。
以下の特許文献1には、冷陰極管を光源として備える画像読取装置において、読み取り不要時に光源を消灯することで省エネルギーを実現した画像読取装置が開示されている。具体的には、原稿を載置するプラテンのプラテンカバーが閉じられているか否かを検知し、“カバー閉”が検知された場合はタイマを起動し、タイマを起動してから一定時間が経過した場合に光源を消灯することで省エネルギーを実現している。尚、タイマのカウント中にキー操作がなされるか、或いは“カバー閉”でない状態(“カバー開”)になると、タイマをリセットして光源を点灯している。
特開2006−13834号公報
ところで、近年においては、環境問題に対する関心の高まりによって更なる消費電力の削減が要求されている。上述した特許文献1に開示された技術を用いれば、画像の読み取りが行われていない状態における画像読取装置の消費電力を確かに削減することはできる。しかしながら、上述した特許文献1では、画像の読み取りが行われていない状態での消費電力の削減について考慮されているのみであり、画像の読み取りが行われている状態での消費電力の削減については何ら考慮されていない。このため、画像の読み取りが行われている状態での消費電力を削減することができれば、更なる省エネルギーを実現することができると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、画像読み取り時における消費電力を削減することで、更なる省エネルギーを実現することができる画像読取装置、及び当該画像読取装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像読取装置は、記録媒体に形成された画像を画像データとして読み取る画像読取装置において、画像が読み取られるべき複数の記録媒体を順次搬送可能な搬送部と、前記搬送部で搬送される前記記録媒体を照明する光源部と、前記記録媒体を照明して得られる前記記録媒体からの光を受光して前記画像データを得る受光部と、前記搬送部で搬送される一の記録媒体と当該一の記録媒体に続いて搬送される他の記録媒体との間の間隙部分で、前記光源部の光量を減ずる減光制御を行う制御部とを備えることを特徴としている。
また、本発明の画像読取装置は、前記光源部が、複数のLED素子を備えることを特徴としている。
或いは、本発明の画像読取装置は、前記制御部が、前記複数のLED素子の発光時間を短縮することで前記光源部の光量を減ずることを特徴としている。
若しくは、本発明の画像読取装置は、前記制御部が、前記複数のLED素子のうちの一部を消灯させることで前記光源部の光量を減ずることを特徴としている。
または、本発明の画像読取装置は、前記制御部が、前記複数のLED素子の全てを消灯させることで前記光源部の光量を減ずることを特徴としている。
また、本発明の画像読取装置は、前記制御部が、前記記録媒体に形成された画像の読み取りを開始してから所定時間経過後に、前記減光制御を行うことを特徴としている。
或いは、また、本発明の画像読取装置は、前記制御部が、前記記録媒体に形成された画像の読み取りを開始してから所定数の記録媒体に形成された画像の読み取りを終了した後に、前記減光制御を行うことを特徴としている。
若しくは、また、本発明の画像読取装置は、前記制御部が、前記記録媒体の照明を開始してから所定時間経過後に、前記減光制御を行うことを特徴としている。
または、また、本発明の画像読取装置は、前記光源部の温度を検出する温度検出素子を備えており、前記制御部は、前記記録媒体に形成された画像の読み取りを開始してから前記温度検出素子で検出される温度が所定の温度に達した後に、前記減光制御を行うことを特徴としている。
本発明の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、記録媒体に形成された画像を画像データとして読み取る上記の何れかに記載の画像読取装置を備えることを特徴としている。
本発明によれば、搬送部で搬送される一の記録媒体と、この一の記録媒体に続いて搬送される他の記録媒体との間の間隙部分において、光源部の光量を減ずる減光制御を行っており、画像読み取り時における消費電力を削減することができるため、更なる省エネルギーを実現することができるという効果がある。
本発明の一実施形態による画像形成装置の外観構成を示す正面図である。 画像読取部1の内部構成を示す正面透視図である。 複合機Aの内部構成を示すブロック図である。 画像読取部で行われる減光制御を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による画像読取装置及び画像形成装置について詳細に説明する。尚、以下では、画像形成装置の一種である複合機を例に挙げて説明する。図1は、本発明の一実施形態による画像形成装置の外観構成を示す正面図である。本実施形態の画像形成装置としての複合機Aは、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ送信/受信機能を併せ持っており、原稿のコピー、コンピュータ等を用いて作成された各種データのプリントアウト、及び原稿のファクシミリ送受信が可能である。
図1に示す通り、複合機Aは、原稿P(記録媒体)の画像を読み取る画像読取部1(画像読取装置)、印刷用紙に対する画像形成等を行う本体部2、及び各種情報の表示及びユーザの操作指示の受付を行う操作表示部3を備える。画像読取部1は、ADF(Auto Document Feeder:自動原稿送り装置)10(搬送部)及びフラットベット読取部20から構成される。
ADF10は、原稿載置トレイ11上にセットされた複数枚の原稿Pを1枚ずつ順次自動給紙するものであり、プラテンカバー12、原稿載置トレイ11、並びにプラテンカバー12に収納される自動給紙機構(図示省略)からなる。尚、自動給紙機構は、ピックアップローラ、レジストローラ、プラテンローラ、及び排紙ローラ等によって構成される。図1においては、図示を省略しているが、ADF10には、自動給紙機構によって搬送される原稿の有無を検出するセンサが取り付けられている。
プラテンカバー12は、ヒンジ構造によってフラットベット読取部20に連結されることによって、フラットベット読取部20に対して開閉可能に設置されている。このプラテンカバー12は、フラットベット読取部20上に原稿Pをセットして読み取りを行う場合における原稿押さえカバーとしての役割と自動給紙機構を収容する筐体としての役割とを担っている。尚、図1に示すプラテンカバー12は、閉じられた状態を示している。
原稿載置トレイ11は、読み取り対象の原稿Pをセットするためのトレイである。原稿載置トレイ11に原稿Pがセットされた場合には、プラテンカバー12内に収納された自動給紙機構によって搬送され、搬送の途中でフラットベット読取部20によって原稿画像が読み取られる。尚、原稿載置トレイ11に複数枚の原稿Pがセットされた場合には、原稿載置トレイ11上の原稿Pが順次搬送されて、原稿画像がフラットベット読取部20で順次読み取られる。
図2は、画像読取部1の内部構成を示す正面透視図である。図2に示す通り、画像読取部1の一部をなすフラットベット読取部20は、プラテンガラス21、白色基準板22、原稿サイズ指示板23、フルレートキャリッジ24、ハーフレートキャリッジ25、キャリッジ移動用レール26、集光レンズ27、CCD(Charge Coupled Device)センサ28(受光部)、及び読取部筐体29を備えており、プラテンガラス21上にセットされた原稿、又はADF10によって自動給紙される原稿の読み取りを行う。
プラテンガラス21は、その上面に読み取り対象の原稿が1枚ずつセットされるガラス板である。白色基準板22は、シェーディング補正用の白色基準データの基になる白色板である。原稿サイズ指示板23は、ユーザがプラテンガラス21上に各種サイズの原稿をセットする際の原稿のセット位置を示したものである。フルレートキャリッジ24は、プラテンガラス21の下方において、キャリッジ移動用レール26上を移動可能に構成されており、プラテンガラス21に沿って紙面左右方向(走査方向)に往復移動する。
このフルレートキャリッジ24は、照明光を斜め上方に向けて射出する光源24a(光源部)、照明光の反射光を後述するハーフレートキャリッジ25に向けて反射する第1ミラー24b、及び温度検出素子24cを備える。ここで、本実施形態では、上記の光源24aとして、複数の白色LED(Light Emitting Diode)を備える。白色LEDは、従来の冷陰極管等に比べると、極めて短時間で点灯及び消灯することが可能であるとともに消費電力が低いという利点を有する。
現在、様々な方式の白色LEDが提案されているが、本実施形態では任意の方式のものを用いることができる。例えば、青色の光を射出するLEDから射出される光を蛍光体材料に当てて黄色の光を得て、青色と黄色の混色で白色光を作り出す方式のもの、近紫外光を射出するLEDから射出される光を蛍光体材料に当てて混色する方式のもの、或いは赤色、緑色、青色の光を射出するLEDをそれぞれ設け、これらを同時に発光させて混色する方式のものの何れも用いることができる。
上記の温度検出素子24cは、光源24aの温度を検出するために設けられたサーミスタ等の素子であり、その検出結果は本体部2に出力される。尚、本実施形態では、説明を簡単にするために温度検出素子24cがフルレートキャリッジ24に設けられている例について説明するが、この温度検出素子24cは必ずしもフルレートキャリッジ24に設けられている必要はなく、光源24aの温度検出が可能な任意の位置に設けることができる。
ハーフレートキャリッジ25は、フルレートキャリッジ24と同様に、キャリッジ移動用レール26上を移動可能に構成されており、プラテンガラス21に沿って紙面左右方向(走査方向)に往復移動する。このハーフレートキャリッジ25は、フルレートキャリッジ24に設けられた第1ミラー24bからの光を下方に向けて反射する第2ミラー25aと、この第2ミラー25aで反射された光を集光レンズ27に向けて反射する第3ミラー25bとを備える。ここで、フルレートキャリッジ24の移動量とハーフレートキャリッジ25の移動量との比率は1:0.5となるように制御される。これにより、集光レンズ27に達するまでの照明光の光路長が一定になる。
尚、プラテンガラス21上にセットされた原稿の画像は、フルレートキャリッジ24及びハーフレートキャリッジ25を走査方向に移動させることによって読み取られる。これに対し、ADF10によって自動給紙される原稿の画像は、フルレートキャリッジ24及びハーフレートキャリッジ25を所定の原稿読取位置に待機させ、ADF10が原稿を搬送することによって読み取られる。
集光レンズ27は、ハーフレートキャリッジ25に設けられた第3ミラー25bで反射された光をCCDセンサ28の受光面に集光する。CCDセンサ28は、CCD駆動部(図示略)から供給されるタイミング信号に同期して作動し、受光面に集光された光を光電変換することにより、原稿の画像に応じたアナログ信号を生成する。尚、CCDセンサ28で生成されたアナログ信号は本体部2に出力される。
図3は、複合機Aの内部構成を示すブロック図である。図3に示す通り、複合機Aの本体部2は、CPU(Central Processing Unit)31(制御部)、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、用紙搬送部34、キャリッジ駆動回路35、AFE(アナログフロントエンド)36、光源駆動回路37、画像データ記憶部38、画像形成部39、及び通信I/F部40を備える。
CPU31は、ROM32に記憶されている制御プログラムに基づき、不図示の各種センサ群から出力される各種検出信号を参照しつつ、操作表示部3から入力される操作指示、又は通信I/F部40を介してクライアントコンピュータ(図示省略)から入力される各種指示に応じて本体部2の動作を制御する。例えば、画像読取部1による画像データの読み取り制御、或いは、画像データ記憶部38に記憶されている原稿画像データ、プリント画像データ、及びファクシミリ画像データ等の各種画像データのプリント制御や送信制御を行う。
ここで、CPU31は、画像読取部1による画像データの読み取り制御を行う際に、光源駆動回路37を制御して、画像読取部1に設けられた光源24aの減光制御を行う。ここで、減光制御とはADF10によって順次自動給紙される原稿Pと原稿Pとの間の間隙部分で、光源24aから射出される照明光の光量を減ずる制御である。光量を減ずる方法としては、例えば白色LEDの発光時間を短縮する方法、複数設けられた白色LEDのうちの一部を消灯する方法、複数設けられた白色LEDの全てを消灯する方法が挙げられる。尚、CPU31で行われる制御の詳細については後述する。
ROM32は、CPU31で実行される制御プログラム及びその他のデータを記憶する不揮発性メモリである。RAM33は、CPU31が制御プログラムを実行して各種動作を行う際に、データの一時保存先となるワーキングエリアとして用いられる揮発性メモリである。用紙搬送部34は、搬送ローラ、搬送ローラ駆動用のモータ等を備えており、用紙トレイに収納されている印刷用紙を画像形成部39に搬送するとともに、画像形成部39で画像形成処理が行われた印刷用紙を排紙トレイに搬送する。
キャリッジ駆動回路35は、CPU31の制御の下で、フラットベット読取部20のフルレートキャリッジ24及びハーフレートキャリッジ25を走査方向に沿って移動させるためのキャリッジ駆動信号を生成して画像読取部1に出力する。AFE36は、増幅器及びA/D変換器を備えており、前述したCCDセンサ28(図2参照)から出力されるアナログ信号をディジタル信号(画像データ)に変換してCPU31に出力する。尚、CPU31に入力された画像データは画像データ記憶部38に記憶される。
光源駆動回路37は、CPU31の制御の下で、画像読取部1に設けられた光源24aに電流を供給して光源24aを点灯させ、或いは光源24aに対する電流の供給を停止して光源24aを消灯させる。この光源駆動回路37は、例えばPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御により光源24aに供給する電流量を変化させることにより、光源24aから射出される照明光の光量を増減させる。
画像データ記憶部38は、フラッシュメモリ等のメモリを備えており、CPU31の制御の下で、原稿画像データ、通信I/F部40がクライアントコンピュータ(図示省略)から受信するプリント画像データ、及び通信I/F部40が公衆網(図示省略)から受信するファクシミリ画像データを記憶する。尚、上記のメモリに代えてハードディスク等の磁気記憶装置を備えていても良い。
画像形成部39は、CPU31の制御の下で、画像データ記憶部38に記憶されている原稿画像データ、プリント画像データ、又はファクシミリ画像データを用いて画像形成処理を行う。具体的には、上記の各種画像データに応じた画像形成画像を用紙搬送部34から搬送される印刷用紙にトナーを用いて転写し、定着ローラによってその画像形成画像の定着処理を行う。通信I/F部40は、クライアントコンピュータ(図示省略)や公衆網(図示省略)に接続され、このクライアントコンピュータや公衆網との間で各種信号の送受信を行う。
操作表示部3は、タッチパネル3a及び各種操作キーを備えており、操作キーの操作内容をCPU31に出力するとともに、CPU31の制御の下でタッチパネル3aへ種々の情報を表示する。操作表示部3が備える各種操作キーとしては、例えばスタートキー、ストップキー、電源キー、テンキー(数値入力キー)が挙げられる。尚、タッチパネル3aは、液晶ディスプレイによって構成されており、バックライトによって画面の明るさが調節される。
次に、上記構成における複合機1の動作について説明する。ここでは、画像読取部1に設けられたADF10を用いて複数枚の原稿Pの画像を読み取る場合の動作について説明する。ユーザが複数枚の原稿PをADF10の原稿載置トレイ11上にセットし、操作表示部3を操作してスタートキーを押下すると、原稿載置トレイ11上の原稿PがADF10に収容された自動給紙機構によって順次搬送される。このとき、フラットベット読取部20に設けられたフルレートキャリッジ24及びハーフレートキャリッジ25は所定の原稿読取位置に待機している。
ADF10によって搬送される原稿PがADF10に設けられた不図示のセンサによって検出されると、本体部2に設けられたCPU31が光源駆動回路37を制御して、フルレートキャリッジ24に設けられた光源24aを点灯させ、ADF10によって搬送される原稿Pを照明する。尚、ここではADF10に設けられたセンサの検出結果に基づいて光源24aの点灯を開始させる例について説明するが、ユーザによってスタートキーが押下された時点で光源24aの点灯を開始しても良い。
原稿Pを照明して得られる反射光は、フルレートキャリッジ24に設けられた第1ミラー24b並びにハーフレートキャリッジ25に設けられた第2ミラー25a及び第3ミラー25bを順に介した後に、集光レンズ27によってCCDセンサ28の受光面に集光される。これにより、CCDセンサ28からは、原稿Pから読み取られた画像に応じたアナログ信号が出力される。CCDセンサ28からのアナログ信号はAFE36に入力されて画像データに変換され、CPU31によって画像データ記憶部38に記憶される。
ADF10によって新たな原稿Pが搬送される度に以上の動作が繰り返され、所定の条件が成立した場合にCPU31による減光制御が開始される。ここで、上記の所定の条件としては、以下の条件1〜条件4が挙げられる。
条件1:複数枚の原稿Pに対する画像の読み取りが開始されてから予め設定された時間が経過すること
条件2:予め設定された枚数の原稿Pの画像が読み取られること
条件3:光源24aの点灯を開始してから予め設定された時間が経過すること
条件4:複数枚の原稿Pに対する画像の読み取りが開始されてから温度検出素子24cで検出される温度が予め設定された温度になること
以上の条件が成立してから減光制御を行うのは、画像読取部1の内部温度を早期に安定させるとともに、その内部温度を一定の温度に維持する(温度上昇を抑制する)ためである。つまり、光源24aの特性(例えば、色度)やCCDセンサ28の特性が画像読取部1の内部温度によって変化し、画像読取部1の読み取り特性が、最初の原稿の画像を読み取るときと、複数枚の原稿の画像を読み取った後とで大きく相違して画質のバラツキが生ずるのを防止するためである。
CPU31による減光制御が開始されると、ADF10によって搬送されている原稿Pが、ADF10に設けられた不図示のセンサによって検出されている間は、光源24aの点灯が継続される。しかしながら、そのセンサによって原稿Pが検出されなくなると、CPU31は、光源駆動回路37を制御して光源24aを消灯させる。そして、再びセンサによって原稿Pが検出されると、光源駆動回路37を制御して光源24aを点灯させ、原稿Pが検出されている間は光源24aの点灯を継続する。
図4は、画像読取部で行われる減光制御を説明するための図である。図4に示す通り、ADF10によって複数の原稿Pが順次搬送されている状態において、上記のセンサによって原稿Pが検出されない部分は、ADF10によって順次自動給紙される原稿Pと原稿Pとの間の間隙部分Gである。この間隙部分Gは、本来であれば原稿Pの画像を読み取るために光源24aを点灯する必要のない部分である。このため、本実施形態では、図4に示す通り、この間隙部分Gにおいて光源24aを消灯する制御を行って消費電力を削減することにより省エネルギーを実現している。
以上の減光制御は、ADF10の原稿載置トレイ11上にセットされた全ての原稿Pの画像の読み取りが終了するまで行われる。ここで、以上の動作が終了した直後に、ユーザによって新たな複数枚の原稿PがADF10の原稿載置トレイ11上にセットされて、再び画像の読み込みが行われる場合がある。かかる場合には、画像読取部1の内部温度が既に安定した一定の温度に維持されているため、最初から減光制御を行うのが望ましい。
尚、以上では、説明を簡単にするために、間隙部分Gにおいて光源24aを消灯する減光制御を行う例について説明した。しかしながら、光源24aとして複数設けられた白色LEDのうちの一部を消灯する減光制御を行っても良く、或いはPWM制御によって光源24aに供給する電流量を変化させることにより、光源24aから射出される照明光の光量を増減させる減光制御を行っても良い。
次に、本実施形態によって削減される消費電力について考察する。ここでは、原稿PがA4サイズ(210mm×297mm)であって、画像読取部1のA4サイズの原稿の読み取り線速が210[mm/sec]であって1分当たりの読み取り枚数が40枚であるとする。このときに、1枚の原稿Pの読み取りに要する時間は1[sec]であり、間隙部分Gの時間は0.5[sec]である。このため、複数枚の原稿Pに対する画像の読み取りが開始された直後から減光制御(複数設けられた白色LEDの全てを消灯する減光制御)を行えば、33.3%の消費電力を削減することができる。
また、前述した所定の条件(条件1〜条件4)が成立した場合にCPU31による減光制御を行う場合には、読み取りが開始された直後から減光制御を行う場合に比べて消費電力の削減量は少なくなるが、各々の条件について以下の通り消費電力を削減することができる。尚、以下にいう「減光制御」は、複数設けられた白色LEDの全てを消灯する減光制御である。
条件1:複数枚の原稿Pに対する画像の読み取りが開始されてから15[sec]後に減光制御を行う場合には、11枚目以降の原稿から減光制御が開始される。すると、40枚の原稿Pの画像を読み取る場合には24.79%の消費電力を削減することができる。
条件2:10枚目の原稿の画像を読み取った後に減光制御を行う場合には、上記の「条件1」と同様に11枚目以降の原稿から減光制御が開始される。このため、40枚の原稿Pの画像を読み取る場合には24.79%の消費電力を削減することができる。
条件3:光源24aの点灯が開始されてから10[sec]後に減光制御を行う場合には、7枚目以降の原稿から減光制御が開始される。すると、40枚の原稿Pの画像を読み取る場合には28.21%の消費電力を削減することができる。
条件4:20枚目の原稿の画像を読み取っている最中に、温度検出素子24cで検出される温度が予め設定された温度になった場合には、21枚目以降の原稿から減光制御が開始される。このため、40枚の原稿Pの画像を読み取る場合には16.24%の消費電力を削減することができる。
以上説明した通り、本実施形態では、ADF10によって順次自動給紙される原稿Pと原稿Pとの間の間隙部分Gにおいて光源24aの光量を減ずる減光制御を行っているため、画像読み取り時における画像読取部1の消費電力を削減することができ、これにより更なる省エネルギーを実現することができる。また、原稿Pの画像読み取りを開始した後に所定の条件が成立してから減光制御を行っており、画像読取部1の内部温度を早期に安定させるとともに一定の温度に維持することができるため、画像が読み取られる原稿Pの間において画質のバラツキが生ずるのを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態による画像読取装置及び画像形成装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、PWM制御により光源24aに供給する電流量を変化させることによって光源24aから射出される照明光の光量を増減させるときに、温度検出素子24cの検出結果を考慮して電流量を制御しても良い。
1 画像読取部
10 ADF
24a 光源
24c 温度検出素子
28 CCDセンサ
31 CPU
G 間隙部分
P 原稿

Claims (10)

  1. 記録媒体に形成された画像を画像データとして読み取る画像読取装置において、
    画像が読み取られるべき複数の記録媒体を順次搬送可能な搬送部と、
    前記搬送部で搬送される前記記録媒体を照明する光源部と、
    前記記録媒体を照明して得られる前記記録媒体からの光を受光して前記画像データを得る受光部と、
    前記搬送部で搬送される一の記録媒体と当該一の記録媒体に続いて搬送される他の記録媒体との間の間隙部分で、前記光源部の光量を減ずる減光制御を行う制御部と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記光源部は、複数のLED素子を備えることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記複数のLED素子の発光時間を短縮することで前記光源部の光量を減ずることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部は、前記複数のLED素子のうちの一部を消灯させることで前記光源部の光量を減ずることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部は、前記複数のLED素子の全てを消灯させることで前記光源部の光量を減ずることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  6. 前記制御部は、前記記録媒体に形成された画像の読み取りを開始してから所定時間経過後に、前記減光制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記制御部は、前記記録媒体に形成された画像の読み取りを開始してから所定数の記録媒体に形成された画像の読み取りを終了した後に、前記減光制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記制御部は、前記記録媒体の照明を開始してから所定時間経過後に、前記減光制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の画像読取装置。
  9. 前記光源部の温度を検出する温度検出素子を備えており、
    前記制御部は、前記記録媒体に形成された画像の読み取りを開始してから前記温度検出素子で検出される温度が所定の温度に達した後に、前記減光制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の画像読取装置。
  10. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    記録媒体に形成された画像を画像データとして読み取る請求項1から請求項9の何れか一項に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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