JP2010283165A - 太陽電池モジュール及びその形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱膨張係数の差異による影響を小さくした樹脂構造体を用いた太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】表面に太陽電池ユニット32が形成された基板30と、基板30に接触し、基板30の側面及び裏面の一部を覆う樹脂構造体34と、を備える。樹脂構造体34は、樹脂40と、樹脂40よりも熱膨張係数が小さい緩衝材料42とを含んで構成され、樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が基板30から離れるにしたがって小さくなるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュール及びその形成方法に関する。
近年、自然エネルギーを利用した発電システムが着目されており、例えば、太陽光による発電を可能とする太陽電池が着目されている。
一般的に、太陽電池システムは、図6に示すような太陽電池モジュール100として構成される。太陽電池モジュール100は、表面に太陽電池ユニット12が形成されたガラス基板10、太陽電池ユニットを保護するための樹脂からなる充填材14、バックシート16、モジュールを構造的に支持する金属枠18、金属枠18でガラス基板10等を支持する際に端部を保護するためのゴム枠20等を含んで構成される。また、太陽電池ユニット12からは配線ケーブル22が引き出される(特許文献1,2等)。
特開平3−116978号公報 特開2007−165773号公報
上記のように、透明電極膜が形成されたガラス基板等にアモルファスシリコン薄膜や微結晶シリコン薄膜からなる太陽電池ユニットを成膜した薄膜太陽電池では、ガラスの熱強化ができないために太陽電池モジュールが大型化するに伴って耐荷重強度を上げるために金属枠により構造的に支持していた。これは、製造コストを大きくしてしまう要因となっていた。
本発明の1つの態様は、表面に光電変換膜が形成されたガラス基板と、前記ガラス基板に接触し、前記ガラス基板の側面及び裏面の一部を覆う樹脂構造体と、を備え、前記樹脂構造体は、樹脂と、前記樹脂よりも熱膨張係数が小さい緩衝材料と、を含んで構成され、前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が前記ガラス基板から離れるにしたがって小さくなることを特徴とする太陽電池モジュールである。
本発明の別の態様は、樹脂と、前記樹脂よりも熱膨張係数が小さい緩衝材料と、の混合材料によって表面に光電変換膜が形成されたガラス基板を覆って硬化させて第1樹脂体を形成する第1の工程と、前記樹脂と、前記緩衝材料と、の混合材料であって、前記第1の工程よりも前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が小さい混合材料によって前記第1樹脂体の少なくとも一部を覆って硬化させて第2樹脂体を形成する第2の工程と、を含み、前記ガラス基板の側面及び裏面の一部を覆うように前記第1樹脂体及び前記第2樹脂体を含む樹脂構造体を形成することを特徴とする太陽電池モジュールの形成方法である。
本発明の別の態様は、樹脂と、前記樹脂よりも熱膨張係数が小さい緩衝材料と、の混合材料によって表面に光電変換膜が形成されたガラス基板を覆い、前記ガラス基板から離れるに従って高温となるように加熱することによって前記樹脂を硬化させ、前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が前記ガラス基板から離れるにしたがって小さくなるように樹脂構造体を形成することを特徴とする太陽電池モジュールの形成方法である。
ここで、前記樹脂構造体は、前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が前記ガラス基板から離れるにしたがって段階的に小さくなることが好適である。
また、前記樹脂構造体は、前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が前記ガラス基板から離れるにしたがって連続的に小さくなることが好適である。
また、2400Paの加圧によって前記ガラス基板が割れない強度を有することが好適である。
例えば、前記樹脂は、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラニン樹脂、熱硬化性ポリイミド、ポリウレタン、不飽和ポリエステル、アルキド樹脂、ユリア樹脂、オレフィン樹脂の少なくとも1つを含むことが好適である。
また、例えば、前記緩衝材料は、酸化シリコンを含むことが好適である。
また、前記樹脂構造体は、前記ガラス基板に接触する領域において前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が64%以上であることが好適である。
本発明によれば、内部応力の影響を小さくした樹脂構造体を有する太陽電池モジュール及びその製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態における太陽電池モジュールの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における樹脂構造体の内部構造を示す模式図である。 本発明の実施の形態における樹脂構造体の内部構造を示す模式図である。 本発明の実施の形態における太陽電池モジュールの製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態における太陽電池モジュールの製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態における太陽電池モジュールの製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態における太陽電池モジュールの製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態における太陽電池モジュールの製造工程を示す図である。 従来の太陽電池モジュールの構造を示す図である。
<太陽電池モジュールの構成>
本発明の実施の形態における太陽電池モジュール200は、図1に示すように、基板30、太陽電池ユニット32、樹脂構造体34及び出力ケーブル36を含んで構成される。図1は、太陽電池モジュール200の断面構造を示す模式図であり、説明を明確にするために各部のサイズの比等は実際とは異なる。
基板30は、太陽電池モジュール200の受光面として機能し、太陽電池ユニット32において発電に利用される波長帯域の光を透過する透光性材料が用いられる。本実施の形態では、基板30には、ガラスを用いる。基板30の背面には、透光性導電膜(TCO:Transparent Conductive Oxide)が形成される。
太陽電池ユニット32は、基板30に形成された透光性導電膜上に形成される。太陽電池ユニット32は、透光性導電膜、半導体層及び裏面電極を、レーザパターニング法を適用しつつ順次積層することにより形成される。太陽電池ユニット32は、電気的に直列又は並列接続された複数の太陽電池セルから構成される集積型太陽電池とすることができる。
太陽電池ユニット32は、例えば、非晶質シリコン半導体層、微結晶シリコン半導体層の積層体或いはそれらの組み合わせとすることができる。また、ガリウム砒素等の化合物半導体としてもよい。基板30側が太陽電池ユニット32の受光面側となり、基板30の反対側が太陽電池ユニット32の裏面となる。
樹脂構造体34は、基板30及び太陽電池ユニット32を太陽電池モジュール200として支持する筐体として機能する。樹脂構造体34は、図2に示すように、樹脂40及び樹脂40に混合された緩衝材料42を含んで構成される。
本実施の形態における樹脂構造体34は、太陽電池ユニット32の裏面側の少なくとも一部並びに基板30の側面及び表面の少なくとも一部を被うように形成される。太陽電池ユニット32の裏面から基板30の側面に跨って形成される。
また、樹脂構造体34は、脚部34aを有してもよい。脚部34aは、太陽電池モジュール200を設置場所に固定するためのボルトが取付けられる孔34bを有する。また、樹脂構造体34の背面には、太陽電池モジュール200の強度の向上を目的として、複数のリブ構造34cを設けてもよい。リブ構造34cは、太陽電池モジュール200の全長に渡って複数並べて設けることが好ましい。脚部34a及びリブ構造34cも、脚部34a及びリブ構造34cに対応する型枠を用いることによって樹脂構造体34として一体的に形成することができる。
樹脂40は、樹脂構造体34を構造体として形作るための材料である。樹脂40に求められる特性は、(1)高い耐候性能(屋外で太陽電池モジュール200を使用した場合には30年以上の耐久性があること)、(2)構造的強度(太陽電池モジュール200において2400Paの加圧により基板30(ガラス)が割れないこと)、(3)加工性が良い(基板30及び太陽電池ユニット32と一体成型が可能であること)、(4)加工温度が低いこと(太陽電池ユニット32の特性低下を招かない200℃以下の温度領域で加工が可能なこと)、(5)比重が小さい(太陽電池モジュール200の重量を低減できること)、(6)材料価格が安い(太陽電池モジュール200の量産に適した材料価格であること)が挙げられる。このような条件を満たす樹脂40としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラニン樹脂、熱硬化性ポリイミド、ポリウレタン、不飽和ポリエステル、アルキド樹脂、ユリア樹脂、オレフィン樹脂の少なくとも1つを含む材料を用いることが好適である。
緩衝材料42は、樹脂構造体34と基板30との熱膨張率の差を小さくし、樹脂構造体34によって基板30を支持することによって基板30及び太陽電池ユニット32に撓みや破損が発生することを防ぐために樹脂40に混合される。緩衝材料42は、樹脂40よりも熱膨張係数が小さい材料とする。緩衝材料42としては、例えば、酸化シリコン(SiOx)等のセラミックスの粉末を用いることが好適である。緩衝材料42の粒経は10μm以上500μm以下とすることが好ましい。また、緩衝材料42は、基板30と樹脂40の接触面積を減少させ、樹脂構造体34と基板30の密着性を低下させることを抑制するために略球形の形状とすることが好ましい。
樹脂構造体34は、所定の形状の型枠内に太陽電池ユニット32が形成された基板30を配置し、緩衝材料を混合させた樹脂を流し込んだ後に樹脂を硬化させることによって一体的に形成することができる。そのため、基板30及び太陽電池ユニット32は、他の構造部材(金属枠等)を用いることなく樹脂構造体34により封止される。樹脂構造体34の形成方法については後述する。
ここで、太陽電池モジュール200として大きな不具合とならないようにするには、基板30と樹脂構造体34との界面付近における樹脂構造体34の熱膨張係数を基板30の熱膨張係数の80%以上200%以下とすることが好ましい。なお、緩衝材料42は、同一のサイズのものだけでなく、異なるサイズのものを用いても良い。これにより、緩衝材料42の形状を略球形とした場合、樹脂構造体34の緩衝材料42の混合率を多くすることができ、所望の混合率とすることが可能となる。一方、基板30から離れるにしたがって樹脂構造体34による応力は徐々に緩和される。また、樹脂構造体34の全体に緩衝材料42を均一に混合すると、緩衝材料42の使用量が増加し、太陽電池モジュール200の構造的強度を低下させ、製造コストも増大する。そこで、図2に示すように、樹脂構造体34における樹脂40内における緩衝材料42の分布は、基板30から離れるにしたがって樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が小さくなるようにすることが好ましい。
例えば、基板30として主に用いられるガラスの熱膨張率は9×10−6/K程度であり、樹脂40の熱膨張係数は50〜100×10−6/K程度であり、緩衝材料42として主に用いられる酸化シリコン(SiO)の熱膨張係数は0.5×10−6/K程度であり、この場合には基板30と樹脂構造体34との界面付近における樹脂40に対する緩衝材料42の混合比は64%以上、より好適には88%程度とし、基板30から離れるにしたがって緩衝材料42の混合比が小さくなるようにする。これによって、基板30と樹脂構造体34との界面付近では基板30と樹脂構造体34との熱膨張係数が略等しくなり、基板30及び太陽電池ユニット32が樹脂構造体34によって撓む等の影響を受け難くなる。また、基板30から離れた位置では無駄な緩衝材料42を使用することがなくなる。
なお、樹脂構造体34は、図2に示すように、樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が異なる複数の層A〜Cを積層して基板30から離れるにしたがって段階的に小さくなるような構造としてもよいし、図3に示すように、樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が連続的に小さくなるような構造としてもよい。
出力ケーブル36は、太陽電池ユニット32によって発生された電力を外部機器に送るためのケーブルである。出力ケーブル36は、導電性の芯線と芯線を覆う絶縁皮膜とから構成される。出力ケーブル36は、樹脂構造体34中に埋設され、一端が太陽電池ユニット32に設けられた端子に半田付けされ、他端が樹脂構造体34の外側に引き出されて外部機器と接続するための接続端子が取付けられる。
<太陽電池モジュールの製造方法>
以下、本発明の実施の形態における太陽電池モジュール200の製造方法について図4及び図5を参照しながら説明する。
図4(a)〜図4(c)は、樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が異なる複数の層を積層して樹脂構造体34を形成する工程を示している。
ステップS10では、図4(a)に示すように、太陽電池ユニット32が形成された基板30を型枠50内に配置し、緩衝材料42が混合された樹脂40を流し込んで硬化させる。型枠50は、樹脂40及び緩衝材料42が太陽電池ユニット32の裏面側の少なくとも一部並びに基板30の側面及び表面の少なくとも一部を被うような形状とすることが好適である。樹脂40が熱硬化性であれば、例えば、150℃程度の加熱により樹脂40を硬化させることができる。これにより層Aが形成される。
ステップS12では、図4(b)に示すように、ステップS10において層Aが形成された基板30を型枠50よりも大きい型枠52内に配置し、緩衝材料42が混合された樹脂40を流し込んで硬化させる。ここで流し込む樹脂40に対する緩衝材料42の混合比はステップS10よりも小さくする。これにより、層Aの周囲に、層Aよりも樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が小さい層Bが形成される。
ステップS14では、図4(c)に示すように、ステップS12において層Bが形成された基板30を型枠52よりも大きい型枠54内に配置し、緩衝材料42が混合された樹脂40を流し込んで硬化させる。ここで流し込む樹脂40に対する緩衝材料42の混合比はステップS12よりも小さくする。これにより、層Bの周囲に、層Bよりも樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が小さい層Cが形成される。
このようにして、図2に示すように、樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が基板30から離れるにしたがって段階的に小さくなるように層A〜Cを積層した樹脂構造体34を形成することができる。
例えば、基板30がガラスであり、樹脂40の熱膨張係数が70×10−6/Kであり、緩衝材料42の熱膨張係数が0.5×10−6/K程度である場合、層Aにおける樹脂40に対する緩衝材料42の混合比は64%以上、より好適には88%程度とし、基板30から離れるにしたがって緩衝材料42の混合比が小さくなるようにする。例えば、層Cにおける樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が0とし、層Bに樹脂40に対する緩衝材料42の混合比を64%から0、より好適には88%から0の間の値とする。
なお、本実施の形態では、樹脂構造体34を3層としたが、これに限定されるものではなく、2層又は4層以上としてもよい。また、樹脂構造体34に脚部34aやリブ構造34cを設けるときには、脚部34aやリブ構造34cに対応する形状を有する型枠を用いればよい。なお、緩衝材料42を樹脂40内で分散させるために、樹脂構造体34を形成する際に型枠52乃至54の少なくとも一つに超音波、もしくは振動を加えても良い。
図5(a)及び図5(b)は、基板30から離れるにつれて樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が連続的に小さくなるような樹脂構造体34を形成する工程を示している。
ステップS20では、図5(a)に示すように、太陽電池ユニット32が形成された基板30を型枠56内に配置し、緩衝材料42が混合された樹脂40を流し込む。型枠56は、樹脂40及び緩衝材料42が太陽電池ユニット32の裏面側の少なくとも一部並びに基板30の側面及び表面の少なくとも一部を被うような形状とすることが好適である。また、樹脂構造体34に脚部34aやリブ構造34cを設けるときには、型枠56に脚部34aやリブ構造34cに対応する形状をもたせればよい。
ステップS22では、図5(b)に示すように、基板30から離れるに従って高温となるように加熱することによって樹脂40を硬化させて樹脂構造体34を形成する。例えば、図5(b)に示すように、基板30近傍を加熱ヒータ60にて20℃〜50℃程度に加熱し、基板30からより離れた位置を加熱ヒータ62にて90℃程度に加熱する。これにより、樹脂40内を緩衝材料42が熱拡散し、基板30から離れるにつれて樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が連続的に小さくなるように緩衝材料42が再分布する。
このようにして、基板30から離れるにつれて樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が連続的に小さくなるような樹脂構造体34を形成することができる。樹脂40と緩衝材料42との混合割合及び加熱条件等を調整することによって、例えば、基板30近傍における樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が64%以上、より好適には88%となり、基板30からより離れた位置における樹脂40に対する緩衝材料42の混合比が64%以下、より好適には88%より小さくなるように構成することができる。
10 ガラス基板、12 太陽電池ユニット、14 充填材、16 バックシート、18 金属枠、20 ゴム枠、22 配線ケーブル、30 基板、32 太陽電池ユニット、34a 脚部、34b 孔、34c リブ構造、34 樹脂構造体、36 出力ケーブル、40 樹脂、42 緩衝材料、50,52,54,56 型枠、60,62 加熱ヒータ、100,200 太陽電池モジュール。

Claims (9)

  1. 表面に光電変換膜が形成されたガラス基板と、
    前記ガラス基板に接触し、前記ガラス基板の側面及び裏面の一部を覆う樹脂構造体と、
    を備え、
    前記樹脂構造体は、樹脂と、前記樹脂よりも熱膨張係数が小さい緩衝材料と、を含んで構成され、前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が前記ガラス基板から離れるにしたがって小さくなることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記樹脂構造体は、前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が前記ガラス基板から離れるにしたがって段階的に小さくなることを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記樹脂構造体は、前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が前記ガラス基板から離れるにしたがって連続的に小さくなることを特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の太陽電池モジュールであって、
    2400Paの加圧によって前記ガラス基板が割れない強度を有することを特徴とする太陽電池モジュール。
  5. 請求項4に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記樹脂は、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラニン樹脂、熱硬化性ポリイミド、ポリウレタン、不飽和ポリエステル、アルキド樹脂、ユリア樹脂、オレフィン樹脂の少なくとも1つを含むことを特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の太陽電池モジュールであって、
    前記緩衝材料は、酸化シリコンを含むことを特徴とする太陽電池モジュール。
  7. 請求項6に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記樹脂構造体は、前記ガラス基板に接触する領域において前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が64%以上であることを特徴とする太陽電池モジュール。
  8. 樹脂と、前記樹脂よりも熱膨張係数が小さい緩衝材料と、の混合材料によって表面に光電変換膜が形成されたガラス基板を覆って硬化させて第1樹脂体を形成する第1の工程と、
    前記樹脂と、前記緩衝材料と、の混合材料であって、前記第1の工程よりも前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が小さい混合材料によって前記第1樹脂体の少なくとも一部を覆って硬化させて第2樹脂体を形成する第2の工程と、
    を含み、前記ガラス基板の側面及び裏面の一部を覆うように前記第1樹脂体及び前記第2樹脂体を含む樹脂構造体を形成することを特徴とする太陽電池モジュールの形成方法。
  9. 樹脂と、前記樹脂よりも熱膨張係数が小さい緩衝材料と、の混合材料によって表面に光電変換膜が形成されたガラス基板を覆い、前記ガラス基板から離れるに従って高温となるように加熱することによって前記樹脂を硬化させ、
    前記樹脂に対する前記緩衝材料の混合比が前記ガラス基板から離れるにしたがって小さくなるように樹脂構造体を形成することを特徴とする太陽電池モジュールの形成方法。
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