JP2010282516A - 電磁界シミュレーション装置、電磁界シミュレーションプログラムおよび近傍界測定装置 - Google Patents

電磁界シミュレーション装置、電磁界シミュレーションプログラムおよび近傍界測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電磁界シミュレーションの解析規模の拡大を抑止し、電磁界シミュレーションの計算コストを削減することを課題とする。
【解決手段】本願が開示する電磁界シミュレーション装置は、電磁界シミュレーション対象であるプリント配線板CADデータの所定領域を、近傍界測定器によって測定された測定データで置き換えて、新たなプリント配線板CADデータを生成する。続いて、電磁界シミュレーション装置は、生成された新たなプリント配線板CADデータにおける測定データ部分について、近傍界測定器によって測定された電界または磁界を波源として設定した解析用モデルデータを生成する。その後、電磁界シミュレーション装置は、波源が設定された解析用モデルデータに対して、電磁界シミュレーションを実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁界シミュレーション装置、電磁界シミュレーションプログラムおよび近傍界測定装置に関する。
従来、電子機器やアンテナの性能などを解析するために、通信電波などを対象とした電磁界を計算する有限差分時間領域法(FDTD法:Finite Difference Time Domain法)などの電磁界シミュレータが利用されている。
FDTD法は、有限差分ビーム伝搬法(FD-BPM)の時間変化を含む場合まで適用できるように拡張された電磁界数値解析法である。また、FDTD法は、マクスウェルの基本方程式(ファラデーの電磁誘導法則とアンペールの法則)を差分化して、Yee格子といわれるメッシュ上に配置し、空間と時間において磁界と電界を交互に計算し、電場や磁場を決定する解析法である。
近年、電子機器類のEMC(Electro-Magnetic Compatibility)対策やアンテナ放射パターンを目的とした近傍界測定器が活発に利用されるようになってきた。近傍界測定器とは、図13に示すように、システムソフトウェア(PC)とスペクトルアナライザー(スペアナ)と測定器とを有する測定装置である。図13は、近傍界測定器の構成を示す図である。
測定器は、基板(EUT)に電流を供給することで発生する磁界(電圧)の振幅を磁界プローブで取得し、スペアナに出力する。スペアナでは、測定器から入力されたデータを、横軸を周波数、縦軸を電力または電圧とする二次元グラフで画面に表示する。PCでは、計測用ソフトウエアを使用して磁界プローブの位置を制御したり、スペアナが表示する情報や測定器により取得された情報に基づいて磁界強度分布を取得したり、周波数範囲において詳細解析を実施してノイズ源などを特定することができる。
最近では、図14に示すように、光磁界プローブやネットワークアナライザを使用して、振幅と位相とを測定できる近傍界測定器も開示されている。図14は、振幅と位相とを測定できる近傍界測定器の構成を示す図である。
特開2001−318961号公報 特開2002−19547号公報
しかしながら、近年の計算機の発達に伴い、電子機器を丸ごと解析したいというニーズがあり、そのためには、数10μmのオーダーの電子部品を正確にモデル化する必要がある。ところが、上述した従来の技術を用いた場合、離散化要素数の増大などが原因で解析規模が膨大になり、多大な計算コストを要するという課題があった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、電磁界シミュレーションの解析規模の拡大を抑止し、電磁界シミュレーションの計算コストを削減することが可能である電磁界シミュレーション装置、電磁界シミュレーションプログラムおよび近傍界測定装置を提供することを目的とする。
本願の開示する電磁界シミュレーション装置は、一つの態様において、電磁界シミュレーション対象であるプリント配線板CADデータの所定領域を、近傍界測定器によって測定された測定データで置き換えて、新たなプリント配線板CADデータを生成するデータ生成手段と、前記データ生成手段により生成された新たなプリント配線板CADデータにおける測定データ部分について、前記近傍界測定器によって測定された電界または磁界を波源として設定した解析用モデルデータを生成する波源設定手段と、前記波源設定手段により波源が設定された解析用モデルデータに対して、前記電磁界シミュレーションを実行するシミュレーション実行手段と、を有する。
本願の開示する電磁界シミュレーション装置の一つの態様によれば、電磁界シミュレーションの解析規模の拡大を抑止し、電磁界シミュレーションの計算コストを削減することが可能であるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る電磁界シミュレーション装置の構成を示すブロック図である。 図2は、プリプロセッサの構成を示す図である。 図3は、表面等価定理を利用した等価電磁流の設定手法を示した図である。 図4は、時間領域に電界または磁界を波源として設定する例を示す図である。 図5は、電界設定の拡大図を示す図である。 図6は、波源設定の別例を示す図である。 図7は、測定された電界の例を示す図である。 図8は、測定された磁界の例を示す図である。 図9は、実施例1に係る電磁界シミュレーション装置による処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、測定位置とYeeセルとの位置関係を示す図である。 図11は、本願が開示する電磁界シミュレーション装置の活用例を示す図である。 図12は、電磁界シミュレーションプログラムを実行するコンピュータシステムの例を示す図である。 図13は、近傍界測定器の構成を示す図である。 図14は、振幅と位相とを測定できる近傍界測定器の構成を示す図である。
以下に、本願の開示する電磁界シミュレーション装置、電磁界シミュレーションプログラムおよび近傍界測定装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本願が開示する電磁界シミュレーション装置は、プリント配線板CADデータに対して、例えば、FDTD法を活用した三次元電磁界シミュレーション(三次元電磁界解析)を実行することで、電磁界の逐次変化がわかる時間領域のシミュレーションを行うことができる。特に、本願が開示する電磁界シミュレーション装置は、電磁界シミュレーションの解析規模の拡大を抑止し、電磁界シミュレーションの計算コストを削減することが可能である。
具体的には、電磁界シミュレーション装置は、電磁界シミュレーション対象であるプリント配線板CADデータの所定領域を、近傍界測定器によって測定された測定データで置き換えて、新たなプリント配線板CADデータを生成する。例えば、電磁界シミュレーション装置は、利用者によって入力されたプリント配線板CADデータをデータベースに記憶しておき、利用者が指定するデータをデータベースから読み込む。そして、電磁界シミュレーション装置は、読み込んだプリント配線板CADデータのどの領域で、近傍界測定器によって測定された測定データを使用するのかを示す領域指定を利用者から受け付ける。その後、電磁界シミュレーション装置は、指定された領域に対応する測定データを取得し、プリント配線板CADデータ上の指定された領域を測定データで置き換えた新たなプリント配線板CADデータを生成する。なお、利用者からの領域指定方法としては、例えば、電磁界シミュレーション装置のディスプレイなどに画面表示されるGUIを用いるようにすればよい。
そして、電磁界シミュレーション装置は、生成された新たなプリント配線板CADデータにおける測定データ部分について、近傍界測定器によって測定された電界または磁界を波源として設定した解析用モデルデータを生成する。例えば、電磁界シミュレーション装置は、新たなプリント配線板CADデータ上の指定領域における近傍電磁界測定データに対して逆フーリエ変換(IFFT)を行って、測定データを周波数領域から時間領域(時間波形)に変換する。続いて、電磁界シミュレーション装置は、新たなプリント配線板CADデータにおける測定データ部分について、近傍界測定器によって測定された電界または磁界を波源として設定する。なお、波源とは、回路に電流を流すための電圧源や電流源のことであり、電磁波を伝搬させるものである。一方、電磁界シミュレーション装置は、新たなプリント配線板CADデータにおける測定データでない部分については、従来のように、材質・回路部品・波源などの設定を利用者から受け付けて設定する。このようにして、電磁界シミュレーション装置は、解析用モデルデータを生成する。
その後、電磁界シミュレーション装置は、波源が設定された解析用モデルデータに対して、電磁界シミュレーションを実行する。例えば、電磁界シミュレーション装置は、測定された電界または磁界を波源として設定された測定データと、従来と同様に利用者の入力情報を用いて設定されたCADデータとを含む解析用モデルデータに対して、FDTD法を用いた電磁界シミュレーションを実行する。
このように、本願が開示する電磁界シミュレーション装置は、電磁界シミュレーション対象であるモデルデータを作成するのに際して、近傍界測定器によって測定されたデータを一部使用することができる。そのため、膨大なモデルデータ全てに対して、材質・回路部品・波源を設定する必要がない。また、モデルデータの一部に測定データを用いてモデルを簡略化したので、効率の良い解析が可能である。したがって、本願が開示する電磁界シミュレーション装置は、電磁界シミュレーションの解析規模の拡大を抑止し、電磁界シミュレーションの計算コストを削減することが可能である。
[電磁界シミュレーション装置の構成]
次に、電磁界シミュレーション装置の構成について説明する。図1は、実施例1に係る電磁界シミュレーション装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施例1に係る電磁界シミュレーション装置20は、CADデータDB21と、プリプロセッサ22と、ソルバ23と、ポストプロセッサ24と、結果ファイルDB25とを有し、近傍界測定器10や測定データDB15に接続される。なお、近傍界測定器10や測定データDB15は、係る電磁界シミュレーション装置20内に組み込まれているもよく、図1のように別の装置であってもよい。
まず、電磁界シミュレーション装置20に接続される近傍界測定器10について説明する。近傍界測定器10は、図1に示すように、測定器11と、スペアナ12と、制御用PC13と、測定データDB15とを有する。
測定器11は、基板(EUT)に電流を供給することで発生する磁界(電圧)の振幅と位相を磁界プローブで取得し、スペアナ12に出力する。スペアナ12は、測定器11から入力されたデータを、横軸を周波数、縦軸を電力または電圧とする二次元グラフで画面に表示する。
制御用PC13は、計測用ソフトウエアを使用して磁界プローブの位置を制御したり、スペアナ12が表示する情報や測定器11により取得された情報に基づいて磁界強度分布を取得したり、周波数範囲において詳細解析を実施してノイズ源や磁界強度分布などを特定することができる。また、制御用PC13は、測定器11により測定されたデータや上述した情報を測定データDB15に格納する。
測定データDB15は、測定器11によって測定された磁界および電界の振幅や位相を含む格子状に配置された測定データや制御用PC13により解析されたノイズ源や磁界強度分布などを記憶する。つまり、測定データDB15は、様々なEUTを用いて測定された測定データをEUTに対応付けて記憶する。
次に、電磁界シミュレーション装置20の構成について説明する。電磁界シミュレーション装置20は、図1に示すように、CADデータDB21と、プリプロセッサ22と、ソルバ23と、ポストプロセッサ24と、結果ファイルDB25とを有する。
CADデータDB21は、CADなどのツールを用いて、利用者によって作成されたプリント配線板CADデータを記憶する。なお、CADデータDB21が記憶するデータは、例えば、平面図に高さの情報を加えるだけや複数の層を表現するなど、CADで画面上の物体を簡易的に立体表示されたデータであり、いわゆる、完全な3次元ではない2.5次元CADデータである。
プリプロセッサ22は、CADデータDB21に記憶されるデータと測定データDB15に記憶される測定データとに基づいて、電磁界シミュレーション対象となる解析用モデルを作成する。具体的には、プリプロセッサ22は、図2に示すように、使用領域指定部22aと、測定データ読み込み部22bと、逆変換部22cと、波源等設定部22dと、解析用モデルデータ作成部22eとを有し、これらによって解析用モデルを作成する。図2は、プリプロセッサの構成を示す図である。
使用領域指定部22aは、利用者が指定するEUTに対応するプリント配線板CADデータをCADデータDB21から読み込む。そして、使用領域指定部22aは、読み込んだプリント配線板CADデータのどの領域で、近傍界測定器10によって測定された測定データを使用するのかを示す領域指定を利用者から受け付ける。また、使用領域指定部22aは、読み込んだプリント配線板CADデータ、利用者が指定したEUTの情報や領域を測定データ読み込み部22bに出力する。
また、使用領域指定部22aは、読み込んだプリント配線板CADデータに対して、所定の変換ツールを実行することで、信号層、電源/GND層などのデータを抽出し、抽出したデータをモデルデータとして測定データ読み込み部22bに出力してもよい。なお、使用領域指定部22aは、解析対象となるEUTや領域の指定を受け付けるGUIをディスプレイなどに表示し、GUI上で利用者からの指定を受け付ける。
測定データ読み込み部22bは、電磁界シミュレーション対象であるプリント配線板CADデータの所定領域を、近傍界測定器10によって測定された測定データで置き換えて、新たなプリント配線板CADデータを生成する。具体的には、測定データ読み込み部22bは、使用領域指定部22aから受け付けたEUTの測定データであって、使用領域指定部22aから受け付けた領域の測定データを測定データDB15から取得する。そして、測定データ読み込み部22bは、使用領域指定部22aから受け付けたプリント配線板CADデータ(モデルデータ)上の指定された領域を、測定データDB15から取得した測定データで置き換えた新たなプリント配線板CADデータを生成する。
例えば、測定データ読み込み部22bは、使用領域指定部22aからEUT(A)に対応するプリント配線板CADデータを受け付け、指定された領域A「(x1、y1、z1)〜(x2、y2、z2)」であったとする。この場合、測定データ読み込み部22bは、EUT(A)の測定データを測定データDB15から読み込み、領域B「(x1、y1、z1)〜(x2、y2、z2)」の領域を抽出する。そして、測定データ読み込み部22bは、使用領域指定部22aから受け付けたEUT(A)に対応するプリント配線板CADデータの領域Aを、測定データから抽出した領域Bで置き換えて、新たなプリント配線板CADデータを生成する。なお、ここでは、座標によって領域を特定して置き換える例について説明したが、これに限定されるものではなく、複数層を有するCADデータの場合には、第2層などのように領域として層を指定することもできる。
逆変換部22cは、測定データ読み込み部22bから受け付けた新たなプリント配線板CADデータに対して、逆フーリエ変換(IFFT)を行い、置き換えられた測定データを周波数領域から時間領域(時間波形)に変換する。そして、逆変換部22cは、変換した測定データを含む新たなプリント配線板CADデータを波源等設定部22dに出力する。
波源等設定部22dは、逆変換部22cにより生成された新たなプリント配線板CADデータにおける測定データ部分について、近傍界測定器10によって測定された電界または磁界を波源として設定する。具体的には、波源等設定部22dは、逆変換部22cから受け付けた新たなプリント配線板CADデータに対して、波源等などを設定する処理部であり、例えば、材質の設定、回路部品や波源の設定、出力項目の設定などを行う。
かかる波源等設定部22dは、新たなプリント配線板CADデータにおける測定データ部分に対して、様々な手法で波源を設定することができる。例えば、近傍界測定器10は、図3に示すように、EUT(被測定物)上ではなくEUTを囲む閉じた面上の電磁界の振幅と位相とを測定し、EUTに流れる電流の代わりに面上に等価電磁流を設定する。そして、波源等設定部22dは、上記等価電磁流をFDTDモデル上、すなわち、新たなプリント配線板CADデータにおける測定データ部分の波源として設定する。なお、図3は、表面等価定理を利用した等価電磁流の設定手法を示した図である。
また、例えば、波源等設定部22dは、近傍界測定器10により測定された測定結果(磁界や電界、振幅や位相など)を逆フーリエ変換し、グリッド各領域の電界・磁界を測定データ部分の波源として設定することもできる。具体的に説明すると、近傍界測定器10が図4の(1)に示した領域の表面の電界及び磁界を測定したとする。この場合、波源等設定部22dは、図4の(2)に示すように、時間領域の電界Ezまたは磁界Hx、Hyを測定データ部分の波源として設定するようにすればよい。なお、近傍界測定器10は、電界と磁界との両方を測定する必要はなく、磁界Hx、Hyのみを測定するようにしてもよい(図5参照)。また、別の設定例としては、図6に示すように、格子の真ん中に磁界Hzを設定し、x軸、y軸上に電界ExとEyとを設定することもできる。なお、図4は、時間領域に電界または磁界を波源として設定する例を示す図であり、図5は、電界設定の拡大図を示す図であり、図6は、波源設定の別例を示す図である。
また、例えば、波源等設定部22dは、近傍界測定器10により測定された測定結果の磁界Hを電流源Jに変換したり、測定結果の電界Eを磁流源Mに変換したりして、変換した電流源Jや磁流源Mを測定データ部分の波源として設定することもできる。具体的には、波源等設定部22dは、測定結果である磁界Hや電界Eを式(1)や式(2)に代入することで、電流源Jや磁流源Mを算出する。なお、式(1)と式(2)における「n」は、磁界測定面に対する法線ベクトルを示している。
Figure 2010282516
Figure 2010282516
例えば、近傍界測定器10が図7に示したように、y軸を法線ベクトルとして、測定面におけるx軸とz軸での電界(Ex1、Ex2、Ey1、Ey2)を測定したとする。この場合、波源等設定部22dは、式(2)の「n」に「y」を代入し、電界Eを測定された電界(Ex1、Ex2、Ey1、Ey2)で置き換えることで、式(3)に示した変換式を得ることができる。なお、式(3)のx、y、zは、単位ベクトルを表している。
Figure 2010282516
また、近傍界測定器10が図8に示したように、y軸を法線ベクトルとして、測定面におけるx軸とy軸での磁界(Hx1〜Hx4、Hz1〜Hz4)を測定したとする。この場合、波源等設定部22dは、式(1)の「n」に「y」を代入し、磁界Hを測定された磁界(Ex1、Ex2、Ey1、Ey2)で置き換えることで、式(4)に示した変換式を得ることができる。なお、式(4)のx、y、zは、単位ベクトルを表している。
Figure 2010282516
そして、波源等設定部22dは、近傍界測定器10により測定された測定結果の磁界Hを式(4)を用いて電流源Jに変換し、測定結果の電界Eを式(3)を用いて磁流源Mに変換して、変換した電流源Jや磁流源Mを測定データ部分の波源として設定する。なお、図7は、測定された電界の例を示す図であり、図8は、測定された磁界の例を示す図である。
さらに、波源等設定部22dは、新たなプリント配線板CADデータにおける測定データでない部分について、材質・回路部品・波源などの設定を利用者から受け付けて設定する。具体的には、波源等設定部22dは、誘電率、導電率、透磁率などの材質の設定、抵抗、キャパシタ、インダクタ、抵抗など回路部品の設定を利用者から受け付けて新たなプリント配線板CADデータに設定する。さらに、波源等設定部22dは、どこの位置でどのくらいの電圧を掛けるかの設定や回路に電流を流すための電圧源や電流源の波源の設定、電磁界シミュレーション(電磁界解析)の結果として、どのような値を出力するかやどこに出力するか(例えば、ネットワークで接続される管理装置など)など出力設定を利用者から受け付けて設定する。
そして、波源等設定部22dは、近傍界測定器10によって測定された電界または磁界を波源として設定する測定データ部分と、材質・回路部品・波源などの設定がされた領域とを含む新たなプリント配線板CADデータを解析用モデルデータ作成部22eに出力する。
図2に戻り、解析用モデルデータ作成部22eは、波源等設定部22dから受け付けた新たなプリント配線板CADデータを、電磁界シミュレーション用の解析用モデルデータに変換する。具体的には、解析用モデルデータ作成部22eは、新たなプリント配線板CADデータに対して、シミュレータの観測時間を設定したり、空間又は時間軸で離散化したりして解析用モデルデータを作成する。
例えば、電磁界シミュレーションは、モデルデータ全体のインパルス応答を観測し、モデルデータに電流を供給したのに対して、発生する電磁界の時間変化を出力する。そのため、解析用モデルデータ作成部22eは、モデルデータに電流を供給してからどのくらい先まで観測するのかを示す観測時間を設定する。なお、離散化手法は、FDTD法による離散化手法を用いるので、ここでは詳細な説明は省略する。
図1に戻り、ソルバ23は、電磁界シミュレーションを実行し、シミュレーションで得られた情報に対して数値解析を実行するプログラム実行部である。具体的には、ソルバ23は、プリプロセッサ22により作成された解析用モデルデータに対して電磁界シミュレーションを実行する。そして、ソルバ23は、シミュレーションで得られた結果に対して、有限差分時間領域法(FDTD)等の数値解析を実行し、解析結果をポストプロセッサ24に出力する。
ポストプロセッサ24は、解析用モデルデータ作成部22eによって設定された出力結果に従って、アンテナ遠方界放射パターンや電流密度分布などのシミュレーション結果を算出する。具体的には、ポストプロセッサ24は、解析用モデルデータ作成部22eによって設定された出力結果に従って、ソルバ23から受け付けた数値解析結果からアンテナ遠方界放射パターンや電流密度分布などを算出する。そして、ポストプロセッサ24は、算出したシミュレーション結果をディスプレイなどに表示出力したり、結果ファイルDB25に格納したりする。
結果ファイルDB25は、電磁界シミュレーション結果を記憶するデータベースであり、例えば、EUTに対応付けて、アンテナ遠方界放射パターンや電流密度分布などのシミュレーション結果を記憶する。
[電磁界シミュレーション装置による処理の流れ]
次に、図9を用いて、電磁界シミュレーション装置による処理の流れを説明する。図9は、実施例1に係る電磁界シミュレーション装置による処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、電磁界シミュレーション装置20の使用領域指定部22aは、変換ツールによって、利用者に指定されたEUTに対応するプリント配線板CADデータから信号層、電源/GND層などのデータが抽出されたモデルデータを読み込む(ステップS101)。
そして、使用領域指定部22aは、利用者によって測定データを使用すると指定されている場合(ステップS102肯定)、測定データを使用する領域の指定を利用者から受け付ける(ステップS103)。続いて、電磁界シミュレーション装置20の測定データ読み込み部22bは、モデルデータのEUTに対応する測定データを読み込み、モデルデータ上の指定された領域を測定データで置き換えて、新たなプリント配線板CADデータを生成する(ステップS104)。
そして、電磁界シミュレーション装置20の逆変換部22cは、生成された新たなプリント配線板CADデータに対して、逆フーリエ変換(IFFT)を行い、置き換えられた測定データを周波数領域から時間領域(時間波形)に変換する(ステップS105)。
その後、電磁界シミュレーション装置20の波源等設定部22dは、新たなプリント配線板CADデータにおける測定データでない部分(CADデータの領域)について、材質・回路部品・波源などの設定を利用者から受け付けて設定する(ステップS106〜ステップS108)。ここでは、波源等設定部22dは、生成された新たなプリント配線板CADデータにおける測定データ部分について、上述した手法を用いて、近傍界測定器10によって測定された電界または磁界を波源として設定する。
続いて、電磁界シミュレーション装置20の解析用モデルデータ作成部22eは、波源等が設定された新たなプリント配線板CADデータ(モデルデータ)に対して、シミュレータの観測時間を設定する(ステップS109)。さらに、解析用モデルデータ作成部22eは、波源等が設定された新たなプリント配線板CADデータ(モデルデータ)に対して、空間又は時間軸で離散化したりして解析用モデルデータを作成する(ステップS110)。
その後、作成された解析用モデルデータに対して実施される電磁界シミュレーション処理は、一般的な電磁化シミュレーション処理と同様であるので、ここでは省略する。
[実施例1による効果]
このように、実施例1によれば、電磁界シミュレーション対象であるモデルデータを作成するのに際して、近傍界測定器によって測定されたデータを一部使用することができる。そのため、膨大なモデルデータ全てに対して、材質・回路部品・波源を設定する必要がない。また、モデルデータの一部に測定データを用いてモデルを簡略化したので、効率の良い解析が可能である。したがって、本願が開示する電磁界シミュレーション装置は、電磁界シミュレーションの解析規模の拡大を抑止し、電磁界シミュレーションの計算コストを削減することが可能である。
また、実施例1によれば、モデルデータの一部に測定データを用いることができるので、LSI(Large Scale Integration)等ブラックボックスとみなせる部品が存在する電子機器であっても、ブラックボックスとみなせる部品をモデルデータに置き換えることができる。その結果、ブラックボックスとみなせる部品が存在する電子機器であっても、精度の高い電磁界シミュレーションを実施することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)効率の良い測定、(2)活用例、(3)補間、(4)システム構成等、(5)プログラムにそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)効率の良い測定
例えば、電磁界シミュレーション装置20は、近傍界測定器10による電界または磁界の測定位置がFDTD法におけるYeeセルの位置と対応するように測定された測定データを用いることで、測定データを容易にシミュレーションとして利用できる。具体的には、近傍界測定器10は、図10に示すように、FDTDにおけるセル構造(Yeeセル)上におけるx軸上でHx、y軸でHyを測定するように測定位置を決定した状態で、電界や磁界を測定する。そして、電磁界シミュレーション装置20は、このようにして測定データを用いることで、測定データを容易にシミュレーションとして利用できる。図10は、測定位置とYeeセルとの位置関係を示す図である。
(2)活用例
また、本願が開示する電磁界シミュレーション装置20は、携帯電話などに対する電磁界シミュレーションにも有効である。具体的には、図11の(1)に示すように、携帯電話に対して電磁界シミュレーションを行う場合、可動部について精密にモデル化しようとすると規模が大きくなり、電磁界シミュレーションの計算コストも大きくなる。ここで、図11の(2)に示すように、携帯電話の可動部を上述した格子状に整列した測定データに置き換えることで、モデル規模が少なくてすみ、電磁界シミュレーションの計算コストを削減することが可能である。図11は、本願が開示する電磁界シミュレーション装置の活用例を示す図である。
(3)補間
例えば、電磁界シミュレーション装置20は、離散化して解析モデルデータを作成するのに際して、格子状に配置された測定データを補間することで、Yeeセル上の電磁界に自動的に置き換えることが可能である。
(4)システム構成等
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(5)プログラム
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムを他の実施例として説明する。
図12は、電磁界シミュレーションプログラムを実行するコンピュータシステムの例を示す図である。図12に示すように、コンピュータシステム100は、RAM101と、HDD102と、ROM103と、CPU104とから構成される。ここで、ROM103には、上記の実施例と同様の機能を発揮するプログラム、つまり、図12に示すように使用領域指定プログラム103aと、測定データ読み込みプログラム103bとが記憶されている。また、逆変換プログラム103cと、波源等設定プログラム103dと、解析用モデルデータ作成プログラム103eと、シミュレーション実行プログラム103fとがあらかじめ記憶されている。
そして、CPU104には、これらのプログラム103a〜103fを読み出して実行することで、図12に示すように、使用領域指定プロセス104aと、測定データ読み込みプロセス104bとなる。また、逆変換プロセス104cと、波源等設定プロセス104dと、解析用モデルデータ作成プロセス104eと、シミュレーション実行プロセス104fとなる。なお、使用領域指定プロセス104aは、図2に示した、使用領域指定部22aに対応し、同様に、測定データ読み込みプロセス104bは、測定データ読み込み部22bに対応し、逆変換プロセス104cは、逆変換部22cに対応する。同様に、波源等設定プロセス104dは、波源等設定部22dに対応し、解析用モデルデータ作成プロセス104eは、解析用モデルデータ作成部22eに対応し、シミュレーション実行プロセス104fは、図1のソルバ23とポストプロセッサ24とに対応する。
また、HDD102には、CADなどのツールを用いて、利用者によって作成されたプリント配線板CADデータを記憶するCADデータテーブル102aが設けられる。また、HDD102には、近傍界測定器によって測定された磁界および電界の振幅や位相を含む格子状に配置された測定データなどを記憶する測定データテーブル102bが設けられる。
なお、CADデータテーブル102aは、図2に示したCADデータDB21に対応し、同様に、測定データテーブル102bは、測定データDB15に対応する。
ところで、上記したプログラム103a〜103fは、必ずしもROM103に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータシステム100に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」の他に、コンピュータシステム100の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらに、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータシステム100に接続される「他のコンピュータシステム」に記憶させておき、コンピュータシステム100がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
10 近傍界測定器
11 測定器
12 スペアナ
13 制御用PC
15 測定データDB
20 電磁界シミュレーション装置
21 CADデータDB
22 プリプロセッサ
22a 使用領域指定部
22b 測定データ読み込み部
22c 逆変換部
22d 波源等設定部
22e 解析用モデルデータ作成部
23 ソルバ
24 ポストプロセッサ
25 結果ファイルDB
100 コンピュータシステム
101 RAM
102 HDD
102a CADデータテーブル
102b 測定データテーブル
103 ROM
103a 使用領域指定プログラム
103b 測定データ読み込みプログラム
103c 逆変換プログラム
103d 波源等設定プログラム
103e 解析用モデルデータ作成プログラム
103f シミュレーション実行プログラム
104 CPU
104a 使用領域指定プロセス
104b 測定データ読み込みプロセス
104c 逆変換プロセス
104d 波源等設定プロセス
104e 解析用モデルデータ作成プロセス
104f シミュレーション実行プロセス

Claims (7)

  1. 電磁界シミュレーション対象であるプリント配線板CADデータの所定領域を、近傍界測定器によって測定された測定データで置き換えて、新たなプリント配線板CADデータを生成するデータ生成手段と、
    前記データ生成手段により生成された新たなプリント配線板CADデータにおける測定データ部分について、前記近傍界測定器によって測定された電界または磁界を波源として設定した解析用モデルデータを生成する波源設定手段と、
    前記波源設定手段により波源が設定された解析用モデルデータに対して、前記電磁界シミュレーションを実行するシミュレーション実行手段と、
    を有することを特徴とする電磁界シミュレーション装置。
  2. 前記波源設定手段は、前記近傍界測定器によって測定された電界または磁界を磁流源または電流源に変換し、変換した磁流源または電流源を波源として設定して、前記解析用モデルデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の電磁界シミュレーション装置。
  3. 前記波源設定手段は、前記近傍界測定器によって測定された磁界を表面電流に換算し、換算した表面電流を波源として設定して、前記解析用モデルデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の電磁界シミュレーション装置。
  4. 前記データ生成手段は、前記近傍界測定器による電界または磁界の測定位置がFDTD法におけるYeeセルの位置と対応するように測定された測定データで置き換えて、前記新たなプリント配線板CADデータを生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電磁界シミュレーション装置。
  5. 前記シミュレーション実行手段は、前記波源設定手段により波源が設定された解析用モデルデータに対して、前記電磁界シミュレーションを実行するのに際して、格子状に配置された測定データを補間した上で、前記電磁界シミュレーションを実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電磁界シミュレーション装置。
  6. 電磁界シミュレーション対象であるプリント配線板CADデータの所定領域を、近傍界測定器によって測定された測定データで置き換えて、新たなプリント配線板CADデータを生成するデータ生成手順と、
    前記データ生成手順により生成された新たなプリント配線板CADデータにおける測定データ部分について、前記近傍界測定器によって測定された電界または磁界を波源として設定した解析用モデルデータを生成する波源設定手順と、
    前記波源設定手順により波源が設定された解析用モデルデータに対して、前記電磁界シミュレーションを実行するシミュレーション実行手順と、
    を電磁界シミュレーション装置としてのコンピュータに実行することを特徴とする電磁界シミュレーションプログラム。
  7. 被測定物に電流を供給して、前記被測定物に発生する電界または磁界を測定するのに際して、前記発生する電界または磁界を取得するプローブの位置と、FDTD法におけるYeeセルの位置とが対応するように制御して、前記被測定物に発生する電界または磁界を測定する測定手段を有することを特徴とする近傍界測定装置。
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