JP2010280565A - モールドプレス成形装置及び光学素子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
凸面を有する下型上に成形素材を供給するにあたり、成形素材の形状、予備成形方法、供給方法、位置修正方法などに自由度を持たせつつ、成形素材を下型上で支承できるようにする。
【解決手段】
成形面41に凸面を有する下型40と、その上方に対向配置される上型10とを備え、下型40上に配した成形素材PFを、加熱軟化した状態でプレス成形するモールドプレス成形装置において、下型成形面41の周囲に、成形素材PFの下面側周辺部を支承する下リング50を設けるとともに、下リング50で支承された成形素材PFの周縁部外方を開放空間とし、成形素材PFの周縁部を自由端にする。
【選択図】 図2
Description
特に、両面凹レンズを成形する場合には、凸形状の下型上にガラス素材を載置しなければならず、これを位置がずれたままにすると、下型上からガラス素材が落下する可能性があるため、成形型内において、光学素材に当接して所定位置に位置決めする方法が有効であるとしている。
これ以外にも、下型成形面の中心に適切な曲率をもった凹面が無い場合(下型成形面中心部分が凸面、又は平面の場合)、成形素材の位置決めは困難である。例えば、図9に示すように、下型上に配置した成形素材が、プレス成形時に位置ずれを生じると、成形される光学素子が偏肉し、形状不良となるとともに、偏肉に起因する荷重印加の不均一によって光学機能面の面精度劣化が生じる。
この方法によると、成形型内部に位置決め部材を配置することで成形型構造に制約が生じる上、成形型の熱容量が大きくなるために、昇温、降温の温度制御が非効率的である。さらに、ラックとピニオンのような構造体を成形型近傍に配置することは、装置を大型化する上、これら構造体の熱変形による影響などを考慮する必要が生じ、装置設計が著しく複雑化する。
この方法においては、プリフォームは常に下胴型の内周に接触しているため、下型成形面が凸形状であってもプリフォームの位置ずれは生じにくいとみられる。
したがって、成形素材の載置位置精度を十分に確保できない場合、例えば、成形素材を落下供給する場合や、成形素材の外形が真円でなく長短径差がある場合などには、保持リングの上端に成形素材を載置すること自体が困難になってしまう。
このような場合、成形素材を機械的手段で保持して搬送すると、成形素材との接触のために成形素材に表面欠陥が生じる可能性が避けられないため、成形素材を治具上で噴出するガスにより浮上させ、実質的に非接触の状態で搬送、供給することが最も有利である。
また、胴型を大きくすることも考えられるが、この場合には、成形素材が偏在して偏肉の原因となるだけでなく、偏在した成形素材の位置修正も困難である。
このように構成すれば、凸面を有する下型上に成形素材を供給するにあたり、成形素材の形状、予備成形方法、供給方法、位置修正方法などに自由度を持たせつつ、下型上で成形素材を支承することができる。これにより、成形素材の形状、予備成形方法、供給方法、位置修正方法などを最適化し、面精度の高い光学素子を効率良く製造することができる。
このように構成すれば、成形体の下面側に、下型成形面と支承部材の境界段差が転写されることを防止できる。これにより、成形体に角面が転写された場合のように、成形体に内部歪みが生じたり、成形体が割れ易くなるなどの不良を回避し、得られる光学素子の品質を高めることができる。
このように構成すれば、成形素材を利用して支承部材を退避させることができるので、成形装置の構造を簡略化することができる。
このように構成すれば、支承部材を確実に退避させることができるだけでなく、成形素材を介して支承部材を退避させる場合に比べ、成形素材に対する影響も抑えることができる。
このように構成すれば、成形素材の位置ズレに起因する面不良の発生も抑えることができる。
このように構成すれば、予め予熱した成形素材を下型上に効率良く供給することができる。
このような方法にすれば、凸面を有する下型上に成形素材を供給するにあたり、成形素材の形状、予備成形方法、供給方法、位置修正方法などに自由度を持たせつつ、下型上で成形素材を支承することができる。これにより、成形素材の形状、予備成形方法、供給方法、位置修正方法などを最適化し、面精度の高い光学素子を効率良く製造することができる。
このような方法にすれば、成形体の下面側に、下型成形面と支承部材の境界段差が転写されることを防止できる。これにより、成形体に角面が転写された場合のように、成形体に内部歪みが生じたり、成形体が割れ易くなるなどの不良を回避し、得られる光学素子の品質を高めることができる。
このような方法にすれば、成形素材を利用して支承部材を退避させることができるので、成形装置の構造を簡略化することができる。
このような方法にすれば、支承部材を確実に退避させることができるだけでなく、成形素材を介して支承部材を退避させる場合に比べ、成形素材に対する影響も抑えることができる。
このような方法にすれば、支承部材によって成形素材を安定良く支承することができる。
このような方法にすれば、表面欠陥のない曲面に覆われたガラス素材が得られるので、プレス成形された光学素子の面精度を向上させることができる。
このような方法にすれば、型温を相対的に低くすることによって型寿命を伸ばすとともに、成形サイクルタイムを短くでき、さらには、成形するレンズの面精度も向上させることができる。
このような方法にすれば、成形素材の位置ズレに起因する面不良の発生も抑えることができる。
このとき、本発明における光学素子の製造方法は、前記成形素材の周縁部外方の解放空間を移動する位置修正手段を、前記成形素材の周縁部に接触させることにより、前記成形素材の位置を修正する方法とすることができる。
このような方法にすれば、成形素材を光学有効径外で支承できるので、支承部材との接触による外観不良や面不良の発生を防止できる。
このような方法にすれば、上型の成形面が成形素材に当接するまで、成形素材を支承し、成形素材の位置ズレを防止することができる。
このような方法にすれば、成形素材と下型との間に形成される空間(成形空間)内の雰囲気ガスを、通気孔を介してスムーズに成形型の外部に排出できるため、残存ガスによる成形体の形状不良を抑止できる。
まず、本発明の第一実施形態に係るモールドプレス成形装置(以下、成形装置という)について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係るモールドプレス成形装置の要部断面図である。
また、プレス時には、上型の上端面及び下型の下端面が荷重印加軸機構のプレス成形軸に接触し、荷重が印加される構成となっている。
ガラス素材としては、ブロック状の光学ガラスを切断、研磨して、円盤状、球形状などに加工(冷間加工)したものや、溶融状態から受け型上に滴下又は流下することによって、球形状、両凸曲面形状などに予備成形(熱間成形)したものを用いることができる。本発明においては、冷間加工した円盤状のガラス素材、又は熱間成形した両凸曲面形状のガラス素材が好ましい。特に、熱間成形による両凸曲面形状のものは生産効率の点から有利である。
なお、本実施形態では、上型10の成形面径(上型ボス径)を下型40の成形面径(下型ボス径)より大きくしてあるが、本発明はこれに限定されない。
なお、本実施形態の下リング50には、その内外周に通じる通気孔50aが形成してある。
図2は、第一実施形態の成形装置による光学素子の製造工程を示す説明図、図3(a)は、落下供給手段の部分平面図、図3(b)は、落下供給手段のA−A断面図、図4(a)は、位置修正手段の平面図、図4(b)は、位置修正手段の作用説明図である。
このとき、ガラス素材PFは、プレス成形に適した粘度に予め予熱されていることが好ましい。例えば、粘度で105.5〜109ポアズ相当の温度に予熱しておくことが好ましい。また、上下型10、40も、例えば、プレス成形の対象とするガラス素材PFの粘度で108〜1012ポアズ相当の所定温度に予熱しておくことが好ましい。さらに、ガラス素材PFの予熱温度は、上下型10、40の予熱温度より高いことが好ましい。
このような温度条件を充足すると、成形サイクルタイムが短く、また、成形するレンズの面精度も良好であり、量産上極めて有利である。
支持アーム61及び浮上皿62は、その幅方向の中心線において二つに分割されており、図示しない開閉駆動手段によって水平方向(図3において上下方向)に開閉される。つまり、下型40の上方位置で支持アーム61及び浮上皿62を開くことにより、浮上皿62の受け部で浮上保持されたガラス素材PFが、下型40上に落下供給される。
[数1]
光学的有効径≦光学素子有効径(=芯取り径)<下リング内径(支承位置)<ガラス素材径
さらに、下リング50の素材は、ガラスとの融着を生じにくいものが好ましく、耐熱性が高く、かつ熱伝導性の高い超硬合金や炭化珪素などとすることができる。また、適宜、融着防止のためのコーティングを施してもよい。
ガラス素材PFが下型40上に落下供給された直後は、図2(c)に示すようにガイド部材72が開状態であり、その後に閉動作される。ガイド部材72が閉じるとき、図2(d)に示すように、その内周面がガラス素材PFの外周に接触し、ガラス素材PFを下型40の成形面中心位置へ移動させる。また、位置修正動作後は、ガイド部材72を開き、下型40上から退避させる(図2(e))。
なお、退避位置において、位置修正手段70を予熱しておくと、成形素材PFとの接触時に成形素材PFの熱を散逸しないため好ましい。
そして、ガラス粘度が1010ポアズ相当、又はそれ以上となった時点で、第一荷重より小さい第二荷重(第一荷重の30〜70%程度)を印加することが好ましい。成形体の熱収縮に対しては、上型10又は下型40を追従させ、上下成形面11、41との密着を維持するが、このとき、上型10を自重により追従させるのが好ましい。
このように、冷却と連動した多段階の荷重印加スケジュールを採ることによって、優れた面精度(例えば、アス、クセが2本以内)及び肉厚精度の光学素子を安定に得ることができる。
取り出した成形体は、芯取り加工を施し、光学中心と外径中心を一致させつつ、外縁部分を除去することで、所定のレンズ形状とすることができる。
次に、本発明の第二実施形態に係る成形装置と、この成形装置を用いた光学素子の製造方法について、図5及び図6を参照して説明する。ただし、第一実施形態と共通の構成については、第一実施形態と同じ符号を付し、第一実施形態の説明を援用する。
図5は、本発明の第二実施形態に係る成形装置の要部断面図、図6は、第二実施形態の成形装置による光学素子の製造工程を示す説明図である。
ガラス素材PFの搬送、供給方法は、第一実施形態と同様に行うことができる。また、下型40の成形面中心に対して、ガラス素材PFの中心がずれた場合に備え、特に図示しないが、第一実施形態と同様の位置修正手段70を設け、ガラス素材PFの供給後、直ちに位置修正することが好ましい。
その後、図6(d)に示すように、下型40が上昇することによって(又は上型10の下降によって)、上下型10、40が接近し、プレス成形が行われる。このとき、下リング51がガラス素材PFの下面に当接しているため、バネ52の収縮によって上昇が妨げられる。換言すると、下リング51は、上下型10、40の接近動作に伴い、ガラス素材PFを介して、上型10で下方に押され、下型成形面下に退避される。
ついで、下型40が最終位置まで上昇して、成形体は所定の肉厚となる(図5(e))。このとき、下型40の成形面41と下リング51の上端面の高さはほぼ等しくなる。
以後、第一実施形態と同様に、上下成形面11、41と成形体の密着を維持したまま冷却するとともに、離型して取り出しを行う。強制離型手段30も、第一実施形態と同様に機能する。
また、本実施形態では、成形素材PFを利用して下リング51を退避させるので、部品点数の増加を回避し、成形装置の構造を簡略化することができる。
つぎに、本発明の第三実施形態に係る成形装置と、この成形装置を用いた光学素子の製造方法について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、本発明の第三実施形態に係る成形装置の要部断面図、図8は、第三実施形態の成形装置による光学素子の製造工程を示す説明図である。
また、下リング51の退避は、下リング51の上端面が完全に下型成形面下となる場合のほか、下リング51の上端面が下型成形面と滑らかにつながる場合や、下リング51の一部が下型成形面上にある場合も含まれる。
図1の成形装置を用い、両凹形状のレンズを成形した。
上型成形面の径(上型ボス径)はφ18.3mm、下型成形面径(下型ボス径)はφ12.6mmとした。下リング上端部の内径はφ16であり、下型ボス径部までに傾斜が付してある。ガラス素材は外径φ17の両凸曲面形状のものを使用した。
上下型を離間する際には、上型の周囲に配置された離型部材がバネにより下方に付勢されていることから、上型成形面外にはみ出した成形体の周縁部分と接触し、成形体を上型成形面から確実に離型させた。取り出しは、吸着パッドを備えたロボットによって行った。
得られた成形体は、後述する評価方法によって評価した。
図5の成形装置を用い、両凹形状のレンズを成形した。成形装置は、上型、上胴型、強制離型手段、下型、下胴型及び下リングから構成されており、上型成形面径(ボス径)はφ18.3mm、下型成形面径(ボス径)及び下リング内径はφ12.6mmである。ガラス素材は外径φ16の両平面円盤状のものを使用した。
実施例1と同様に、別途予熱したガラス素材を下リング上に落下供給し、位置修正手段により中心位置に位置修正した。この際、上型、上胴型、下型、下リング及び下胴型からなる成形部は、実施例1と同様に予備加熱されている。
上下型を離間する際には、実施例1と同様に強制離型手段が機能し、上型成形面から成形体を確実に離型させた。
得られた成形体について、後述する方法によって評価した。
支承部材が設けられていない図9の成形装置を用いて、レンズを成形した。この成形装置は、上型、上胴型、強制離型手段及び下型から構成されており、上型成形面径(ボス径)はφ18.3mm、下型成形面径(ボス径)はφ30mmである。ガラス素材は外径φ16の両平面円盤状のものを使用した。
第一荷重印加中に、冷却を開始し、ガラス粘度が1010ポアズになった時点にて第二荷重を印加した。その後、ガラス粘度が1013ポアズ以上となったときに、上下型を離間し、成形レンズの取出しを行った。
本実施例及び比較例では、本発明の型構造の有効性を確認するために、試験的に第1面、第2面の両面に球面を有する両凹レンズを使用した。成形レンズ寸法は表1の通りである。
比較例の場合では、下型位置上昇の際に、ガラス素材が下型位置からずれてしまい、その結果、オフセンター率分布は劣化している。これに対し、実施例1、2では成形開始時点まで位置ズレが生じず、その結果、オフセンター率分布が大幅に向上している様子がうかがえる。
下表はそれぞれの型構造にてプレス成形した各100個のレンズの面形状ランク分布調査結果である。
11 成形面
20 上胴型
30 強制離型手段
40 下型
41 成形面
50 下リング(支承部材)
51 下リング(支承部材)
52 バネ
60 落下供給手段
70 位置修正手段
80 下胴型
90 ピン
PF 成形素材(ガラス素材)
Claims (19)
- 成形面に凸面を有する下型と、その上方に対向配置される上型とを備え、前記下型上に供給した成形素材を、加熱軟化した状態でプレス成形するモールドプレス成形装置において、
前記下型成形面の周囲に、前記成形素材の下面側周辺部を支承する支承部材を設けるとともに、当該支承部材で支承された前記成形素材の周縁部外方の少なくとも一部を開放空間とすることにより、前記成形素材の周縁部の少なくとも一部を自由端にすることを特徴とするモールドプレス成形装置。 - 前記成形素材をプレス成形する際に、前記上型と前記下型の相対的な接近動作に伴って、前記支承部材を前記下型の成形面下に退避させることを特徴とする請求項1記載のモールドプレス成形装置。
- 前記上型と前記下型の相対的な接近動作を、前記成形素材を介して前記支承部材に伝えることによって、前記支承部材を前記下型の成形面下に退避させることを特徴とする請求項2記載のモールドプレス成形装置。
- 前記上型と前記下型の相対的な接近動作を前記支承部材に伝える連動部材を有し、当該連動部材によって、前記支承部材を前記下型の成形面下に退避させることを特徴とする請求項2記載のモールドプレス成形装置。
- 前記下型上に供給された前記成形素材の周縁部に接触して、前記成形素材の位置を修正する位置修正手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のモールドプレス成形装置。
- 前記成形素材を前記下型上に落下供給する落下供給手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のモールドプレス成形装置。
- 予備成形された所定体積の成形素材を、成形面に凸面を有する下型と、その上方に対向配置される上型によりプレス成形して得られる光学素子の製造方法において、
前記下型上に前記成形素材を供給する際に、前記成形素材の下面側周辺部の少なくとも一部を支承部材で支承するとともに、当該支承部材で支承された前記成形素材の周縁部外方の少なくとも一部に開放空間を確保することにより、前記成形素材の周縁部の少なくとも一部を自由端とし、その後にプレス成形を行うことを特徴とする光学素子の製造方法。 - 前記上型と前記下型の相対的な接近動作に伴い、前記支承部材を前記下型の成形面下に退避させて、プレス成形を行うことを特徴とする請求項7記載の光学素子の製造方法。
- 前記上型と前記下型の相対的な接近動作を、前記成形素材を介して前記支承部材に伝えることによって、前記支承部材を前記下型の成形面下に退避させることを特徴とする請求項8記載の光学素子の製造方法。
- 前記上型と前記下型の相対的な接近動作に、前記支承部材を連動させることによって、前記支承部材を前記下型の成形面下に退避させることを特徴とする請求項8記載の光学素子の製造方法。
- 前記成形素材が、両凸曲面形状に予備成形されたものであることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
- 前記成形素材が、溶融状態から流下又は滴下することによって予備成形されたガラス素材であることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
- 前記成形素材が、ガラス素材であり、105.5〜109ポアズの粘度に相当する温度に予熱されて、前記下型上に落下供給されることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
- 前記成形素材を、前記下型上に供給した後、位置修正することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
- 前記成形素材の周縁部外方の解放空間を移動する位置修正手段を、前記成形素材の周縁部に接触させることにより、前記成形素材の位置を修正することを特徴とする請求項14記載の光学素子の製造方法。
- 前記成形素材が、光学素子有効径よりも大きい径を有することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
- 前記支承部材が前記成形素材の下面側周辺部を支承した状態で、前記上型の成形面を前記成形素材に当接させた後、前記下型の成形面と前記成形素材を当接させて、前記上型と前記下型を所定間隔まで近接させることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
- 前記成形素材を供給する成形型として、上型、下型、該下型の周囲に設けられ前記成形素材の下面側周辺部を支承する筒状の支承部材、及び前記上型と前記下型を嵌入する胴型とを有する成形型を用いることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
- 前記支承部材として、前記成形素材を支承したときに、前記成形素材と前記下型との間に形成される空間と、前記成形型の外部とを連通する通気孔を形成した支承部材を用いることを特徴とする請求項18の光学素子の製造方法。
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