JP2010279349A - 適度な甘味とスッキリとした後味を持つアルコール飲料の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明による適度な甘味とスッキリとした後味を持つアルコール飲料の製造方法は、炭酸ガス圧0.1〜0.4MPa(20℃におけるガス圧)の炭酸ガスを含み、アルコール濃度が12v/v%以下でかつpH2.3〜4.0であるアルコール飲料の製造方法であって、糖類濃度が12w/v%以下に、かつ、アセスルファムカリウム濃度が0.001〜0.012w/v%の範囲になるように、糖類とアセスルファムカリウムとを加えることによって、アルコール飲料に、適度な甘みとスッキリとした後味を持たせることを特徴とするものである。
【選択図】なし
Description
本発明は、適度な甘味とスッキリとした後味を持つアルコール飲料の製造方法に関する。詳しくは本発明は、適度な甘さを持ちながらも,くどさのない香味のスッキリとした低アルコール飲料の製造方法に関する。また本発明はそのような製造方法により得られるアルコール飲料に関する。
炭酸ガス圧0.1〜0.4MPa(20℃におけるガス圧)の炭酸ガスを含み、アルコール濃度が12v/v%以下でかつpH2.3〜4.0である、アルコール飲料の製造方法において、
糖類濃度が12w/v%以下に、かつ、アセスルファムカリウム濃度が0.001〜0.012w/v%の範囲になるように、糖類とアセスルファムカリウムとを加えることによって、アルコール飲料に、適度な甘みとスッキリとした後味を持たせることを特徴とするものである。
下記の甘味評価に関する式(1)と後味評価に関する式(2)とを満たすように、アルコール飲料中の糖類とアセスルファムカリウムの濃度を調整することをさらに含んでなる:
[甘味評価]
4.5≦F1−S+F1−Acek ・・・・ (1)
(式(1)中、
糖の甘味変動要素(F1−S)=0.4×糖類の濃度(w/v%)÷0.75、
アセスルファムカリウムの甘味変動要素(F1−Acek)=200×アセスルファムカリウムの濃度(w/v%)
である);
[後味評価]
F2−S+F2−Acek+F2−k≦7.5 ・・・ (2)
(式(2)中、
糖の後味変動要素(F2−S)=0.23×糖類の濃度(w/v%)÷0.75、
アセスルファムカリウムの後味変動要素(F2−Acek)=100×アセスルファムカリウムの濃度(w/v%)、
アルコールの後味変動要素(F2−k)=0.49×アルコール濃度(v/v%)である)。
スクラロース濃度が0.003w/v%以下となるようにスクラロースを添加することによって、アルコール飲料に、適度な甘みとスッキリとした後味を持たせることをさらに含んでなる。
加えようとする糖類および/またはアセスルファムカリウムの一部を、飲料における濃度が0.003w/v%以下となる量のスクラロースに置き換えることによって、アルコール飲料に、適度な甘みとスッキリとした後味を持たせることをさらに含んでなる。
炭酸ガス圧0.1〜0.4MPa(20℃におけるガス圧)の炭酸ガスを含み、アルコール濃度が12v/v%以下でかつpH2.3〜4.0であるアルコール飲料の製造方法であって、
糖類濃度が12w/v%以下に、かつ、アセスルファムカリウム濃度が0.001〜0.012w/v%の範囲になるように、糖類とアセスルファムカリウムとを加えることによって、アルコール飲料に、適度な甘みとスッキリとした後味を持たせることを特徴とする、適度な甘味とスッキリとした後味を持つアルコール飲料の製造方法である。
なお、液糖などにおいては、糖類以外の成分も含まれることがあるので、そのような場合には、含有する糖類量に換算して、液糖を使用することが望ましい。
スクラロースは、糖類、アセスルファムカリウムの両方および一方の使用量の一部と置き換えることができ、好ましくはアセスルファムカリウムの使用量の一部と置き換えることができる。
まず、タンク中において、アルコールを含有した水溶液に(a)糖類を加え甘みを調整し、次いで(b)酸味料を加え、酸味を調整し、さらに必要に応じて香味の調整に香料を加え、さらに、(c)高甘味度甘味料を加え、甘味等の香味を整える。次いで、香味を整えた水溶液に炭酸ガスを加えて、炭酸ガス含有飲料を製造することができる。ただし、これは具体例であって、ここでの原材料を加える順序や使用はこれに限定されるものではなく、またここでの記載される全ての原材料を使用する必要もない。
すなわち、本発明による方法は、このような飲料の製造過程において、糖類濃度と、高甘味度甘味料であるアセスルファムカリウム濃度とを調整し、加えることで実施することができる。なおスクラロースをさらに使用する場合には、このような飲料の製造過程において、糖類濃度と、高甘味度甘味料であるアセスルファムカリウム濃度およびスクラロース濃度とを調整し、加えることで、本発明による方法を実施することができる。
下記の甘味評価に関する式(1)と後味評価に関する式(2)とを満たすように、アルコール飲料中の糖類とアセスルファムカリウムの濃度を調整することをさらに含んでなる:
[甘味評価]
4.5≦F1−S+F1−Acek ・・・・ (1)
(式(1)中、
糖の甘味変動要素(F1−S)=0.4×糖類の濃度(w/v%)÷0.75、
アセスルファムカリウムの甘味変動要素(F1−Acek)=200×アセスルファムカリウムの濃度(w/v%)
である);
[後味評価]
F2−S+F2−Acek+F2−k≦7.5 ・・・ (2)
(式(2)中、
糖の後味変動要素(F2−S)=0.23×糖類の濃度(w/v%)÷0.75、
アセスルファムカリウムの後味変動要素(F2−Acek)=100×アセスルファムカリウムの濃度(w/v%)、
アルコールの後味変動要素(F2−k)=0.49×アルコール濃度(v/v%)である)。
5.5≦F1−S+F1−Acek ・・・・ (1’)
とすることができる。このような式を満たすことで、より適切な甘味を飲料に付与することができる。
6.0≦F1−S+F1−Acek ・・・・ (1’’)
とすることができる。このような式を満たすことで、さらに適切な甘味を飲料に付与することができる。
F2−S+F2−Acek+F2−k≦7.0 ・・・ (2’)
とすることができる。このような式を満たすことで、よりスッキリとした後味を飲料に付与することができる。
以下で行う官能評価に用いる試作アルコール飲料を下記のようにして調製した。
まず、アルコールを含有した水溶液に、糖類、酸味料、アセスルファムカリウムを加え、その水溶液に炭酸ガス0.2MPa(at20℃)を付加した。このとき、アルコール濃度5〜12v/v%となるようにし、糖類については果糖ブドウ糖液糖(液糖中の全糖類量75w/v%、この内、液糖全量に対して、果糖分55w/v%、ブドウ糖分15w/v%、オリゴ糖分5w/v%)を使用した。糖類濃度が0〜12w/v%(果糖ブドウ糖の濃度換算で、0〜16w/v%)となるように、酸味料についてはクエン酸を使用し、飲料のpHが3.0となるよう該濃度が0.1w/v%となるように、そして、アセスルファムK濃度が0〜0.014w/v%となるように、それぞれ調整し加えた。なおこのとき、香料は加えなかった。
(2−1) 糖類の甘味係数の算出
高甘味度甘味料であるアセスファムKを使用せずに、所定の各アルコール濃度(5、6、8、12%)において、糖類濃度を増やしたときの甘味評価の増加率(糖類の甘味係数)を算出した。
前記試作飲料を、チューハイおよびカクテル系飲料の評価に熟練したパネル10名によって下記に基準に従って甘味の強度を評価した。
甘味の強度評価は各パネルが独立し、1〜7点の7段階で点数付けを行い、その平均を算出した。
評価値
1: 甘くないと感じた、
2: あまり甘くないと感じた、
3: 甘味が弱いと感じたが、許容できる範囲であった
4: 適度な甘味であると感じた、
5: 甘味が強いと感じた、
6: 甘すぎると感じた、
7: 極度に甘いと感じた。
そこで、本発明では、評価値「3」の甘味を「目指す香味」の下限とした(すなわち、甘味強度の評価値3以上を目指す香味としてここでは設定することとした)。
所定の各アルコール濃度(5、6、8、12%)において、アセスルファムKの濃度を増やしたときの甘味評価の増加率(アセスルファムKの甘味係数)を算出した。
このとき、アセスルファムKの甘味を評価するためには、香味のベースとして、ある程度の糖類の使用が必要であったため、果糖ブドウ糖液糖を8%使用した状態で実験を行った。
甘味の強度の評価については、前記(2−1)項の「糖類の甘味係数の算出」の場合と同様に行った。
前記(2−1)および(2−2)項の結果から、実際の糖類濃度およびアセスルファムK濃度に対して、各甘味係数を使用することによって、その甘味評価値が算出でき、これらの合計を、ここで、アルコール飲料全体の甘味評価値としてすることとした。具体的には、アルコール飲料の甘味評価値の算出式(式(3))は下記のとおりとなった。
[アルコール飲料の甘味評価値]
甘味評価値=(0.4×果糖ブドウ糖液糖の濃度)+(200×アセスルファムK濃度)
ここで、果糖ブドウ糖液糖中の糖類濃度は75%であったので、上記式を糖類濃度に換算すると、以下の式が成り立つ。
甘味評価値=(0.4×製品の糖類濃度÷0.75)+(200×アセスルファムK濃度) ・・・・・・・・ (3)
甘味評価値の算出式の確からしさを下記の通りに検証した。
例1の試作飲料に基づいて、アルコール濃度5、6、8および12%とし、糖類を含む果糖ブドウ糖液糖を6、8、10、12、14および16%とし、さらにアセスルファムカリウム濃度を0,0.004、0.008および0.012%とする各試作資料をそれぞれ作成し、前記(2−1)項の「糖類の甘味係数の算出」の場合と同様に甘味の官能評価を行った。
以上から、甘味評価値の算出式(式(3))が官能評価と相関していることが確認された。また、少なくとも、糖類濃度4.5%〜12%の範囲内、およびアセスルファムK濃度0%〜0.012%の範囲内において、アルコール濃度5〜12%における飲料の甘味を推定する値を算出できることが分かった。
上記で得られた式(3)に、先に設定した、本発明において最低限必要とされる甘味の度合い(目指す香味(甘味評価値)の下限)を適用して、本発明に従う適度な甘味の飲料を実現するための「甘味評価に関する関係式」を求めた。
まず、前記(2−4)項の結果より、パネルによる官能評価値を計算から求められる甘味評価値へ変換するには下式(4)のとおりであった。
甘味評価値=官能評価値+1.5 ・・・ (4)
3+1.5≦(0.4×糖類濃度÷0.75)+(200×アセスルファムカリウム濃度)
4.5≦F1−S+F1−Acek ・・・・ (1)
(式(1)中、
糖の甘味変動要素(F1−S)=0.4×糖類の濃度(w/v%)÷0.75、
アセスルファムカリウムの甘味変動要素(F1−Acek)=200×アセスルファムカリウムの濃度(w/v%)
である)。
5.5≦F1−S+F1−Acek ・・・・ (1‘)
(3−1) 糖類の後味係数の算出
さらに適度な甘味を持ちながらも、後味の残らないすっきり感のある飲料を開発するために、後味残りについても、検討した。
ここで、「後味の残り」とは飲料を飲み込んだ後、4〜5秒にて舌に残る香味の8割が消失した状態を「後味が残らない」と定義した。このとき、飲料は舌の上を唇から喉へ向かう順方向に一度だけ通過するのものし、飲料を舌の上で意図的に往復させるような飲み方はしなかった。
前記試作飲料を、チューハイおよびカクテル系飲料の評価に熟練したパネル10名によって下記に基準に従って後味を評価した。
後味の評価は各パネルが独立し、1〜7点の7段階で点数付けを行い、その平均を算出した。
評価値
1: 非常にスッキリしていた、
2: 爽快感があり、かなりスッキリしていた、
3: スッキリ感を強く感じた、
4: スッキリしていた、
5: スッキリしていたが少し重かった、
6: スッキリしていなかった、
7: 極重たくスッキリしていなかった。
所定の各アルコール濃度(5、6、8、12%)において、アセスルファムKの濃度を増やしたときの後味評価の増加率(アセスルファムKの後味係数)を算出した。
このとき、アセスルファムKの後味を評価するためには、香味のベースとして、ある程度の糖類の使用が必要であったため(前記(2−2)項と同様)、果糖ブドウ糖液糖を8%使用した状態で実験を行った。
後味の評価については、前記(3−1)項の「糖類の後味係数の算出」の場合と同様に行った。
後味の香味にはアルコール分の寄与が無視できない。このため、後味評価式へアルコール度数の関与を加えるため、アルコール度数が後味評価に与える影響を調べて、後味評価の増加率(アルコールの後味係数)を算出した。
アセスファムKを使用せずに、所定の各糖類濃度(ここでは果糖ブドウ糖液糖濃度として、6、8、10、12、14および16%)において、アルコール濃度を増やしたときの後味評価の変化を調べた。
後味の評価については、前記(3−1)項の「糖類の後味係数の算出」の場合と同様に行った。
前記(3−1)、(3−2)および(3−3)項の結果から、実際の糖類濃度、アセスルファムK濃度およびアルコール濃度に対して、各後味係数を使用することによって、その後味評価値が算出でき、これらの合計を、ここで、アルコール飲料全体の後味評価値とすることとした。具体的には、アルコール飲料の後味評価値の算出式(式(5))は下記のとおりとなった。
[アルコール飲料の後味評価値]
後味評価値=(0.23×果糖ブドウ糖液糖の濃度)+(100×アセスルファムK濃度)+(0.34×アルコール濃度)
ここで、果糖ブドウ糖液糖中の糖類濃度は75%であったので、上記式を糖類濃度に換算すると、以下の式が成り立つ。
後味評価値=(0.23×糖類濃度÷0.75)+(100×アセスルファムK濃度)
+(0.34×アルコール濃度) ・・・・・・ (5)
後味評価値の算出式の確からしさを下記の通りに検証した。
例1の試作飲料に基づいて、アルコール濃度5、6、8および12%とし、糖類を含む果糖ブドウ糖液糖を6、8、10、12、14および16%とし、さらにアセスルファムカリウム濃度を0,0.004、0.008および0.012%とする各試作資料をそれぞれ作成し、前記(3−1)項の「糖類の後味係数の算出」の場合と同様に後味の官能評価を行った。
差分=(−0.15×アルコール度数)+3.5
上記で得られた式(5)に、先に設定した、本発明において最低限必要とされる後味スッキリさの度合い(目指す香味(後味評価値)の上限)を適用して、本発明に従う後味のスッキリした飲料を実現するための「後味評価に関する関係式」を求めた。
まず、前記(3−5)項の結果より、パネルによる官能評価値を計算から求められる後味評価値へ変換するには下式(6)のとおりであった。
後味評価値=官能評価値+差分 ・・・ (6)
(0.23×糖類濃度÷0.75)+(100×アセスルファムカリウム濃度)+(0.34×アルコール濃度)≦4(点)+(-0.15×アルコール濃度)+3.5
(0.49×アルコール濃度)≦7.5−(0.23×糖類濃度÷0.75)−(100×アセスルファムカリウム濃度)
(式(2)中、
糖の後味変動要素(F2−S)=0.23×糖類の濃度(w/v%)÷0.75、
アセスルファムカリウムの後味変動要素(F2−Acek)=100×アセスルファムカリウムの濃度(w/v%)、
アルコールの後味変動要素(F2−k)=0.49×アルコール濃度(v/v%)である)。
糖類(果糖ブドウ糖液糖)、アセスルファムK、およびスクラロース濃度を下記の通りとした以外は、例1と同様にして試作飲料を作成し、熟練したパネル10名によって下記基準に従って、甘味の強度と後味とを総合的に評価した。
評価
◎: 適度な甘味があり、後味も非常にスッキリしていた、
○: 充分な甘味があり、後味もスッキリしていた、
△: 甘味または後味のスッキリ感の何れかが不十分であった、
×: 甘味および後味の双方が不十分であった。
Claims (6)
- 炭酸ガス圧0.1〜0.4MPa(20℃におけるガス圧)の炭酸ガスを含み、アルコール濃度が12v/v%以下でかつpH2.3〜4.0であるアルコール飲料の製造方法であって、
糖類濃度が12w/v%以下に、かつ、アセスルファムカリウム濃度が0.001〜0.012w/v%の範囲になるように、糖類とアセスルファムカリウムとを加えることによって、アルコール飲料に、適度な甘みとスッキリとした後味を持たせることを特徴とする、適度な甘味とスッキリとした後味を持つアルコール飲料の製造方法。 - アルコール飲料の甘味については、飲料の糖類濃度とアセスルファムカリウム濃度とを調整することによって調節し、飲料の後味については、糖類濃度とアセスルファムカリウム濃度とに加えて、アルコール濃度も調整することによって調節して、飲料に適度な甘みとスッキリとした後味を持たせることを含んでなる、請求項1に記載の製造方法。
- 下記の甘味評価に関する式(1)と後味評価に関する式(2)とを満たすように、アルコール飲料中の糖類とアセスルファムカリウムの濃度を調整することをさらに含んでなる、請求項1または2に記載の方法:
[甘味評価]
4.5≦F1−S+F1−Acek ・・・・ (1)
(式(1)中、
糖の甘味変動要素(F1−S)=0.4×糖類の濃度(w/v%)÷0.75、
アセスルファムカリウムの甘味変動要素(F1−Acek)=200×アセスルファムカリウムの濃度(w/v%)
である);
[後味評価]
F2−S+F2−Acek+F2−k≦7.5 ・・・ (2)
(式(2)中、
糖の後味変動要素(F2−S)=0.23×糖類の濃度(w/v%)÷0.75、
アセスルファムカリウムの後味変動要素(F2−Acek)=100×アセスルファムカリウムの濃度(w/v%)、
アルコールの後味変動要素(F2−k)=0.49×アルコール濃度(v/v%)である)。 - アルコール飲料のアルコール濃度が5〜10v/v%であること、請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法。
- スクラロース濃度が0.003w/v%以下となるようにスクラロースを添加することによって、アルコール飲料に、適度な甘みとスッキリとした後味を持たせることをさらに含んでなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 炭酸ガス圧0.1〜0.4MPa(20℃におけるガス圧)の炭酸ガスを含み、アルコール濃度が12v/v%以下でかつpH2.3〜4.0である、アルコール飲料であって、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の製造方法により得られる、適度な甘味とスッキリとした後味を持つアルコール飲料。
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