JP2010279199A - 圧電アクチュエータ制御装置 - Google Patents

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宏昭 岡田
Kenji Sudo
健二 須藤
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Abstract

【課題】圧電素子から生じる音を低減することができる圧電アクチュエータ制御装置を提供する。
【解決手段】第1の圧電素子としてのバイモルフ型圧電素子110および第2の圧電素子としての積層型圧電素子120を備える圧電アクチュエータ100に制御電流を供給する圧電アクチュエータ制御装置200は以下を備える。複数の通知信号を周期的に順次出力するカウンタ221と、カウンタ221からの通知信号に基づき第2の昇圧回路232で緩やかに増減する第2の電圧V2を形成する第2の昇圧回路232とを備える。そして、この緩やかに増減する第2の電圧V2により増幅されたPWM信号が、積層型圧電素子120に印加される。
【選択図】図1

Description

この発明は、圧電アクチュエータ制御装置に関し、特に、複数の圧電素子を有する複合型の圧電アクチュエータに制御電流を供給する圧電アクチュエータ制御装置に関するものである。
小型の回転駆動型アクチュエータとして、近年、バイモフル型圧電素子を用いた圧電アクチュエータが開発され、その実用化が進められている。この圧電アクチュエータは、バイモルフ型圧電素子を用いて形成された板状の駆動体を有し、このバイモルフ型圧電素子から形成される駆動体の一端には、略円柱形状の回転軸が取り付けられている。この回転軸は固定板の一部に設けられている軸受部に回転自在に支持されているとともに、回転軸の一方の端面は、ばね部材により軸受部に押圧され、この回転軸一方の端面と軸受部との間には摩擦接触による回転抵抗力が付与されている。
予め定められた周波数の鋸歯形状の電圧がバイモルフ型圧電素子に印加される。そして、この電圧によりバイモルフ型圧電素子は、緩慢な屈曲変位と急峻な屈曲変位を周期的に繰り返す屈曲振動をするとともに、この急峻な屈曲変位により駆動体には、周期的に一の回転方向に大きく作用する慣性力が生じる。この大きく作用するときの慣性力は、上記の回転抵抗力より大きくなるように設定されており、この大きく作用する慣性力により、駆動体が取り付けられている回転軸と軸受部との間には、一の回転方向と異なる他の回転方向に滑りが生じ、この滑りにより駆動体は回転する。
上記に示すように、この圧電アクチュエータの駆動体は、摩擦接触する回転軸と軸受部との間の滑りにより回転するため、回転軸と軸受部との摩擦接触の状態が変化すると、駆動体の回転力や回転速度も変化してしまう。例えば、この圧電アクチュエータが動作する環境の湿度が高くなった場合等には、摩擦接触の状態が変化し、駆動体の回転力や回転速度が変化してしまう。
そこで、駆動体として用いられるバイモルフ型圧電素子の他に、軸受部に積層型圧電素子を別途取り付け、駆動体が急峻に屈曲変位するときに積層型圧電素子を振動させる複合型の圧電アクチュエータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この複合型の圧電アクチュエータは、積層型圧電素子の振動により軸受部を振動させることで、回転軸と軸受部との間の回転抵抗力を制御することができ、駆動体が急峻に屈曲変位し駆動体が回転するときに、軸受部を振動させるとこで回転抵抗力を減少させ、駆動体の回転を円滑に行わせることができる。従って、例えば、この複合型の圧電アクチュエータが動作する環境の湿度が高くなり、摩擦接触の状態が変化した場合にも、駆動体の回転を円滑に行わせることができる。
特開2008−259384号公報
上記の複合型の圧電アクチュエータが、例えば、人の近くに配置された場合等には、バイモルフ型圧電素子および積層型圧電素子の振動により生ずる音の低減が求められる場合
もある。
そこで、この発明は、バイモルフ型圧電素子に供給される電流および積層型圧電素子に印加される電圧を制御し、バイモルフ型圧電素子および積層型圧電素子に生ずる音を低減することができる圧電アクチュエータ制御装置を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明の圧電アクチュエータ制御装置は、第1および第2の圧電素子を備える圧電アクチュエータに電圧を印加し、制御電流を供給する圧電アクチュエータ制御装置において、複数の通知信号を周期的に順次出力するカウンタと、前記カウンタから予め定められた通知信号が供給されると、前記通知信号に基づきHブリッジ制御信号を出力するHブリッジ回路制御部と、PWM信号を出力するPWM信号生成部と、前記PWM信号生成部から前記PWM信号が供給され、前記カウンタから予め定められた第1の通知信号が供給されると前記PWM信号の出力を開始し、前記カウンタから前記第1の通知信号の後に供給される予め定められた第2の通知信号が供給されると前記PWM信号の出力を停止するハーフブリッジ回路制御部と、電源からの電源電圧の電圧値を第1の電圧値まで昇圧し、昇圧された第1の電圧を出力する第1の昇圧回路と、前記カウンタから前記第1の通知信号が供給されると、電源からの電源電圧の電圧を第2の電圧値まで徐々に昇圧する動作を開始し、前記第1の通知信号と前記第2の通知信号との間に前記カウンタから出力される予め定められた第3の通知信号が供給されると昇圧する動作を停止するとともに前記第2の電圧値まで昇圧された電圧を減少させ、この繰り返し増減する第2の電圧を出力する第2の昇圧回路232と、4つのスイッチ素子を備え、かつ、前記第1の圧電素子が接続され、前記第1の昇圧回路により前記第1の電圧が印加されるとともに、前記Hブリッジ回路制御部から前記スイッチ素子のオンオフを制御する前記Hブリッジ制御信号が供給され、前記スイッチ素子のオンオフにより第1の方向または前記第1の方向と逆の第2の方向に流れる第1の制御電流を前記第1の圧電素子に供給するHブリッジ回路と、2つのスイッチ素子を備え、かつ、前記第2の圧電素子が接続され、前記第2の昇圧回路により前記第2の電圧が印加されるとともに、前記ハーフブリッジ回路制御部から前記スイッチ素子のオンオフを制御する前記PWM信号が供給され、前記スイッチ素子のオンオフにより第2の制御電流を前記第2の圧電素子に供給するハーフブリッジ回路と、を備え、前記第1および第2の方向に流れ出す前記第1の制御電流の電流値は、両方向において略同じ値となるように設定されており、前記第1の方向に前記第1の制御電流が供給されているときに、前記第2の制御電流は、前記第2の圧電素子に供給されることを特徴とする。
第1および第2の圧電素子に供給される電流および印加される電圧を制御し、第1の圧電素子としてのバイモルフ型圧電素子および第2の圧電素子としての積層型圧電素子に生ずる音を低減することができる。
本発明の実施形態における圧電アクチュエータ装置のブロック図である。 本発明の実施形態における圧電アクチュエータ制御装置からバイモルフ型圧電素子に印加される電圧等を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態における圧電アクチュエータ制御装置から積層型圧電素子に印加される電圧等を示すタイミングチャートである。
次に、この発明の実施形態を図1に基づき説明する。図1は、圧電アクチュエータ装置1を示すブロック図であり、圧電アクチュエータ装置1は、圧電アクチュエータ100と
、圧電アクチュエータ100に制御電流を供給する圧電アクチュエータ制御装置200とを備えている。
圧電アクチュエータ100は、第1の圧電素子としてバイモルフ型圧電素子110を用いて形成された板状の駆動体を有し、このバイモルフ型圧電素子110から形成される駆動体の一端には、略円柱形状の回転軸(図示せず)が取り付けられている。この回転軸は固定板(図示せず)の一部に設けられている軸受部(図示せず)に回転自在に支持されているとともに、回転軸の一方の端面は、ばね部材(図示せず)により軸受部に押圧され、この回転軸一方の端面と軸受部との間には摩擦接触による回転抵抗力が付与されている。
さらに、圧電アクチュエータ100は、軸受部に第2の圧電素子としての積層型圧電素子120が別途取り付けられており、積層型圧電素子120の振動により、軸受部を振動させることで、回転軸と軸受部との間の回転抵抗力を制御することができる。
圧電アクチュエータ制御装置200は、駆動指令部210、制御回路部としてのマイコン220、昇圧回路部230、およびスイッチ回路部240を備えている。駆動指令部210は、制御回路部220に処理の開始および停止を指令し、この駆動指令部210の指令により、圧電アクチュエータ制御装置200の処理の開始および停止がなされる。
制御回路部としてのマイコン220は、第1から第3の通知信号を含む複数の通知信号(S1からS7)を出力するカウンタ221、PWM信号生成部222、Hブリッジ回路制御部223、およびハーフブリッジ回路制御部224とを備える。なお、カウンタ221は、インクリメント動作を行う所謂アップカウンタであり、カウンタ221から出力される通知信号(S1からS7)については後述する。
Hブリッジ回路制御部223は、カウンタから予め定められた複数の通知信号(S1、S3、S4、S7)が供給されると、これらの通知信号(S1、S3、S4、S7)に基づきHブリッジ制御信号をHブリッジ回路に供給する。PWM信号生成部222は、予め定められた周波数のPWM信号を連続して出力する。
ハーフブリッジ回路制御部224は、PWM信号生成部222から連続して出力されるPWM信号が供給され、カウンタ221から予め定められた通知信号S5(第1の通知信号)が供給されるとPWM信号の出力を開始し、カウンタ221から通知信号S5(第1の通知信号)の後に供給される予め定められた通知信号S2(第2の通知信号)が供給されるとPWM信号の出力を停止する。
次に、昇圧回路部230について説明する。昇圧回路部230は、第1および第2の昇圧回路231、232を備えている。
第1の昇圧回路231は、電源から印加される電源電圧の電圧値を第1の電圧値V1pまで昇圧し、昇圧された第1の電圧V1を出力する。
第2の昇圧回路232は、出力コンデンサ(図示せず)を有し、この出力コンデンサへの充電および充電の停止を繰り返し、出力コンデンサに充電され、繰り返し増減する第2の電圧V2と出力する。第2の昇圧回路232は、カウンタ221から通知信号S5(第1の通知信号)が供給されると、この出力コンデンサへの充電を開始し、電源から印加される電源電圧により出力コンデンサに蓄積される電荷による充電電圧は、第2の電圧値V2Pまで徐々に昇圧される。次に、通知信号S5(第1の通知信号)と通知信号S2(第2の通知信号)との間にカウンタ221から出力される予め定められた通知信号S6(第
3の通知信号)が供給されると、第2の昇圧回路232は、出力コンデンサへの充電を停止し、第2の電圧値V2まで昇圧された出力コンデンサの充電電圧は徐々に減少される。このようにして、第2の昇圧回路232は繰り返し増減する第2の電圧V2と出力する。
Hブリッジ回路241は、4つのスイッチ素子を備え、かつ、第1の圧電素子としてのバイモフルフ型圧電素子110が接続され、第1の昇圧回路231により第1の電圧V1が印加されるとともに、Hブリッジ回路制御部223からこれらのスイッチ素子のオンオフを制御するHブリッジ制御信号が供給される。また、Hブリッジ回路241には、接地Gとの間に定電流回路が接続されており、Hブリッジ回路241、これらのスイッチ素子のオンオフにより第1の方向D1または第1の方向D1と逆の第2の方向D2に流れる第1の制御電流I1をバイモフルフ型圧電素子110に供給する。
バイモフルフ型圧電素子110に供給される第1および第2の方向(D1、D2)の第1の制御電流I1は、ともに定電流回路を流れるため、第1および第2の方向(D1、D2)に流れ出す第1の制御電流I1の電流値は、両方向において略同じ値となる。
ハーフブリッジ回路242は、2つのスイッチ素子を備え、かつ、第2の圧電素子としての積層型圧電素子120が接続され、第2の昇圧回路232により第2の電圧V2が印加される。そして、ハーフブリッジ回路制御部224からこれらのスイッチ素子のオンオフを制御するPWM信号が供給され、これらのスイッチ素子のオンオフにより第2の制御電流I2を第2の圧電素子としての積層型圧電素子120に供給する。
次に本実施の形態の圧電アクチュエータ制御装置200での信号の処理等について図2および図3に基づき説明する。
図2および図3に示すように、カウンタ221は、カウント値ゼロ(0)からカウント値Cmaxまでを周期ΔTごと周期にカウントし、カウント値CがC1からC7になったときに、それぞれ通知信号(S1からS7)を通知する。
本実施の形態では、カウンタ221は、時刻t0においてカウント値ゼロ(0)からカウントを開始しており、時刻t1(t9)においてカウント値CがC1となり、カウンタ221からは通知信号S1が出力される。同様に、時刻t2(t10)においてカウント値CがC2となり通知信号S2が、時刻t3(t11)においてカウント値CがC3となり通知信号S3が、時刻t4(t12)においてカウント値CがC4となり通知信号S4が、時刻t5(t13)においてカウント値CがC5となり通知信号S5が、時刻t6(t14)においてカウント値CがC6となり通知信号S6が、時刻t7(t15)においてカウント値CがC7となり通知信号S7が、カウンタ221からそれぞれ出力される。
次に、図2に基づき、Hブリッジ回路241の動作およびバイモルフ型圧電素子110に充電される充電電圧V3について説明する。
カウンタ221から通知信号(S1、S3、S4、S7)がHブリッジ回路制御部223に供給され、この通知信号(S1、S3、S4、S7)に基づきHブリッジ制御信号がHブリッジ回路制御部223からHブリッジ回路に供給される。
Hブリッジ回路241は、ハイサイドスイッチ素子SH1とローサイドスイッチ素子SL1とを有する第1のハーフブリッジ(図示せず)、およびハイサイドスイッチ素子SH2とローサイドスイッチ素子SL2とを有する第2のハーフブリッジ(図示せず)を備えている。
Hブリッジ回路制御部223から通知信号S1に基づくHブリッジ制御信号がHブリッジ回路241に供給されると、ハイサイドスイッチ素子SH1とローサイドスイッチ素子SL2がオン状態となる。ハイサイドスイッチ素子SH1とローサイドスイッチ素子SL2がオン状態となると、バイモルフ型圧電素子110には、第1の方向D1に第1の制御電流I1の供給が開始され、バイモルフ型圧電素子110の充電電圧V3は電圧値(−V1P)まで徐々に緩やかに低下する。そして、回路制御部223から通知信号S3に基づくHブリッジ制御信号がHブリッジ回路241に供給されると、ハイサイドスイッチ素子SH1とローサイドスイッチ素子SL2がオフ状態となる。
Hブリッジ回路制御部223から通知信号S4に基づくHブリッジ制御信号がHブリッジ回路241に供給されると、ハイサイドスイッチ素子SH2とローサイドスイッチ素子SL1がオン状態となる。ハイサイドスイッチ素子SH2とローサイドスイッチ素子SL1がオン状態となると、バイモルフ型圧電素子110には、第2の方向D2に第1の制御電流I1の供給が開始され、バイモルフ型圧電素子110の充電電圧V3は電圧値(V1P)まで徐々に緩やかに増加する。そして、回路制御部223から通知信号S7に基づくHブリッジ制御信号がHブリッジ回路241に供給されると、ハイサイドスイッチ素子SH2とローサイドスイッチ素子SL1がオフ状態となる。
上記のように、本実施の形態の圧電アクチュエータ制御装置200は、バイモルフ型圧電素子110に充電される充電電圧V3の電圧値が緩やかに変化するように設定されている。そのため、バイモルフ型圧電素子110の屈曲変位も緩やかとなり、バイモルフ型圧電素子110から発生する振動音は低減される。
次に、図3に基づき、ハーフブリッジ回路制御部224の動作、第2の昇圧回路232により昇圧される第2の電圧V2、および積層型圧電素子120に充電される充電電圧V4について説明する。
カウンタ221から通知信号S5(第1の通知信号)がハーフブリッジ回路制御部224に供給されると、ハーフブリッジ回路制御部224からはPWM信号の出力が開始される。そして、その後、カウンタ221から通知信号S2(第2の通知信号)がハーフブリッジ回路制御部224に供給されると、ハーフブリッジ回路制御部224からのPWM信号の出力は停止される。なお、このPWM信号は、ハーフブリッジ回路242に供給される。
カウンタ221から通知信号S5(第1の通知信号)が第2の昇圧回路232に供給されると第2の昇圧回路232は、電源から印加される電源電圧を第2の電圧値V2Pの電圧まで徐々に昇圧することを開始する。そして、その後、通知信号S5(第1の通知信号)と通知信号S2(第2の通知信号)との間にカウンタ221から出力される通知信号S6(第3の通知信号)が供給されると、昇圧する動作を停止し、第2の電圧値V2Pまで昇圧された電圧は徐々に減少される。その結果、第2の昇圧回路232は、緩やかに増減を繰り返す第2の電圧V2を出力する。
ハーフブリッジ回路242には、第2の昇圧回路242により第2の電圧V2が印加されているとともに積層型圧電素子120が接続されている。そのため、ハーフリッジ回路制御部224から供給されるPWM信号が第2の電圧V2により増幅され、増幅されたPWM信号が積層型圧電素子120に印加され、第2の制御電流I2が積層型圧電素子120に供給される。また、通知信号S6により昇圧する動作が停止した後は、第2の昇圧回路232の出力コンデンサに蓄積された電荷が、ハーフブリッジ回路242のスイッチングにより積層型圧電素子120へ移動することにより、第2の電圧の電圧値は徐々に低下する。その結果、図3に示すように、緩やかに増減を繰り返す充電電圧V4が積層型圧電
素子120に充電される。
上記のように、積層型圧電素子120には、緩やかに増減を繰り返す充電電圧V4による充放電がなされるため、積層型圧電素子120の伸縮の開始および伸縮の停止が緩やかに行われ、積層型圧電素子120から発生する振動音は低減される。
さらに、少なくとも第1の方向D1に第1の制御電流I1が供給されているときに、第2の制御電流I2が、積層型圧電素子120に供給されるよう設定されている。その結果、バイモルフ型圧電素子110が一の方向に屈曲変位しているときに、積層型圧電素子120の振動により軸受部を振動させ、回転軸と軸受部との間の回転抵抗力を低下させ、バイモルフ型圧電素子110から形成される駆動体を所定の方向に回転されることができる。
本実施の圧電アクチュエータ100は、一の方向および他の方向に揺動動作するものであって良く、その場合、一の方向に動作するときは、第1の方向D1に第1の制御電流I1が供給されているときに、第2の制御電流I2が、積層型圧電素子120に供給され、他の方向に動作するときは、第2の方向D2に第1の制御電流I1が供給されているときに、第2の制御電流I2が、積層型圧電素子120に供給される設定とされる。
本実施の形態の圧電アクチュエータ制御装置200は、バイモルフ型圧電素子に供給される電流および積層型圧電素子および印加される電圧を制御し、上述のようにバイモルフ型圧電素子110から発生する音を低減することができるとともに、積層型圧電素子120から発生する音は低減することができる。
1 圧電アクチュエータ装置
100 圧電アクチュエータ
110 バイモルフ型圧電素子(第1の圧電素子)
120 積層型圧電素子(第2の圧電素子)
200 圧電アクチュエータ制御装置
210 駆動指令部
220 制御回路部(マイコン)
221 カウンタ
222 PWM信号生成部
223 Hブリッジ回路制御部
224 ハーフブリッジ回路制御部
230 昇圧回路部
231 第1の昇圧回路
232 第2の昇圧回路
240 スイッチ回路部
241 Hブリッジ回路
242 ハーフブリッジ回路

Claims (1)

  1. 第1および第2の圧電素子を備える圧電アクチュエータに制御電流を供給する圧電アクチュエータ制御装置において、
    複数の通知信号を周期的に順次出力するカウンタと、
    前記カウンタから予め定められた通知信号が供給されると、前記通知信号に基づきHブリッジ制御信号を出力するHブリッジ回路制御部と、
    PWM信号を出力するPWM信号生成部と、
    前記PWM信号生成部から前記PWM信号が供給され、前記カウンタから予め定められた第1の通知信号が供給されると前記PWM信号の出力を開始し、前記カウンタから前記第1の通知信号の後に供給される予め定められた第2の通知信号が供給されると前記PWM信号の出力を停止するハーフブリッジ回路制御部と、
    電源からの電源電圧の電圧値を第1の電圧値まで昇圧し、昇圧された第1の電圧を出力する第1の昇圧回路と、
    前記カウンタから前記第1の通知信号が供給されると、電源からの電源電圧の電圧値を第2の電圧値の電圧まで徐々に昇圧する動作を開始し、前記第1の通知信号と前記第2の通知信号との間に前記カウンタから出力される予め定められた第3の通知信号が供給されると昇圧する動作を停止するとともに前記第2の電圧値まで昇圧された電圧を減少させ、この繰り返し増減する第2の電圧を出力する第2の昇圧回路232と、
    4つのスイッチ素子を備え、かつ、前記第1の圧電素子が接続され、前記第1の昇圧回路により前記第1の電圧が印加されるとともに、前記Hブリッジ回路制御部から前記スイッチ素子のオンオフを制御する前記Hブリッジ制御信号が供給され、前記スイッチ素子のオンオフにより第1の方向または前記第1の方向と逆の第2の方向に流れる第1の制御電流を前記第1の圧電素子に供給するHブリッジ回路と、
    2つのスイッチ素子を備え、かつ、前記第2の圧電素子が接続され、前記第2の昇圧回路により前記第2の電圧が印加されるとともに、前記ハーフブリッジ回路制御部から前記スイッチ素子のオンオフを制御する前記PWM信号が供給され、前記スイッチ素子のオンオフにより第2の制御電流を前記第2の圧電素子に供給するハーフブリッジ回路と、を備え、
    前記第1および第2の方向に流れ出す前記第1の制御電流の電流値は、両方向において略同じ値となるように設定されており、
    少なくとも前記第1の方向に前記第1の制御電流が供給されているときに、前記第2の制御電流は、前記第2の圧電素子に供給されることを特徴とする圧電アクチュエータ制御装置。
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