JP2010279083A - 保護回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】逆転領域において、充電器の接続の有無の判定を行わずに負荷端子間電圧を所定電圧とすることが可能な保護回路を提供することを目的としている。
【解決手段】放電制御用スイッチ素子を電圧制御素子とするシリーズレギュレータを構成するアナログ回路と、過放電検出回路とを有し、逆転領域になった場合には過放電検出回路をオフさせてアナログ回路をオンとし、アナログ回路により負荷端子間電圧を定電圧とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池と負荷との間に接続されており、前記二次電池を保護する保護回路に関する。
近年では、リチウムイオン電池等の二次電池で駆動するデジタルカメラや携帯電話等の携帯機器が普及している。リチウムイオン電池等の二次電池は、使用上の安全性を確保するために保護回路が備えられた電池パックの形態で使用される。例えば特許文献1には保護回路が開示されている。
図5は、従来の保護回路を説明するための図である。従来の保護回路10は、二次電池11と負荷30との間に接続されており、二次電池11の保護を行う。
保護回路10は、コンデンサC1、C2、サーミスタR1、抵抗R2、保護IC20、トランジスタM1、M2を有する。サーミスタR1は、二次電池11の温度を検出する。トランジスタM1は放電制御用スイッチ素子であり、M2は充電制御用スイッチ素子である。保護IC20は、VDD端子、VTH端子、VSS端子、Dout端子、Cout端子、V−端子を有する。また保護IC20は、温度検出部21、過放電検出部22、充電過電流検出部23、放電過電流検出部24、過充電検出部25、負荷端子間電圧低下検出部26、論理回路27、タイマー28を有する。
VDD端子は、二次電池11の正極と接続されており、VSS端子は二次電池11の負極と接続されている。VTH端子は、二次電池11の正極と負極との間に直列に接続されたサーミスタR1と抵抗R2との接続点と接続されている。Dout端子はトランジスタM1のゲートに接続されており、Cout端子はトランジスタM2のゲートに接続されている。V−端子はP−端子と接続されている。P−端子とP+端子は、それぞれ負荷30の負極と正極とに接続される負荷端子である。
保護IC20において、温度検出部21はVTH端子の電圧に基づき、二次電池11の温度を検出し、検出結果を論理回路27へ出力する。過放電検出部22は、VDD端子の電圧に基づき過放電を検出し、過放電を検出したとき過放電検出信号を論理回路27へ出力する。充電過電流検出部23、放電過電流検出部24は、V−端子とVSS端子との間の電流を監視して、充電過電流又は放電過電流を検出する。
過充電検出部25は、VDD端子の電圧を監視して二次電池11の過充電を検出し、過充電検出信号を論理回路27へ出力する。負荷端子間電圧低下検出部26は、V−端子の電圧を監視してP−端子の電圧低下を検出し、電圧低下検出信号を論理回路27へ出力する。
論理回路27は、各検出部から出力される信号と、タイマー28に設定された遅延時間とに基づき、トランジスタM1、M2のオン/オフを制御して、二次電池11の充電又は放電を制御する。
従来の保護回路10の過充電検出部25では、二次電池11の温度領域毎に過充電を検出する際の閾値電圧である充電禁止電圧が設定されている。例えば保護回路10では、二次電池11の温度の領域を低温領域、中温領域、高温領域、充電禁止領域にわけ、過充電検出部25に各領域毎に充電禁止電圧を設定している。通常中温領域での二次電池の使用は、低温領域及び高温領域での二次電池の使用よりも安全性が高い。よって中温領域の充電禁止電圧は、低温領域及び高温領域の充電禁止電圧よりも高い電圧に設定されている。
保護回路10は、逆転領域になると充電禁止状態となったと判断し、トランジスタM2をオフにして充電を禁止する。逆転領域においてトランジスタM2がオフされたとき、二次電池11に充電器が接続されておらず負荷30が接続されている場合、二次電池11からの電流は負荷30へ流れる。このとき電流は、トランジスタM2の寄生ダイオードを介して負荷30へ流れる。よって負荷端子間電圧(P−端子とP+端子間の電圧)は、電池電圧から寄生ダイオードによる電圧降下分低下した電圧となる。このとき電池電圧が、逆転領域での最低値(例えば4.0V)である場合、負荷端子間電圧は、寄生ダイオードによる電圧降下でさらに低下し(例えば3.2〜3.4V)、負荷へ適切な電力を供給することができなくなる。
そこで保護回路10では、逆転領域となったときに二次電池11に充電器が接続されているか否かを判断することが重要となる。充電器が接続されていない場合、逆転領域において保護回路10はトランジスタM2をオンのままとすれば、上記問題を解決できる。また逆転領域において充電器が接続されていれば、保護回路10はトランジスタM2をオフしたままとすれば良い。
特開2009−5558号公報
上記従来の保護回路10では、逆転領域においても負荷30へ適切な電力を供給するために、逆転領域において充電器の接続の有無を判定する必要があった。充電器の有無を判定する方法として、例えば保護回路に二次電池の温度検出用のサーミスタ端子を設け、このサーミスタ端子を充電器側へ接続してサーミスタ端子の電圧を監視することで、充電器の接続の有無を判定する方法がある。
しかしながら、充電器には、正極と負極の負荷端子とサーミスタ端子との3端子を有するもの以外に、負荷端子(2端子)のみを有するものもある。このような2端子の充電器では、上記方法を用いて充電器の接続の有無を判定することはできない。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべくなされた発明であり、逆転領域において、充電器の接続の有無の判定を行わずに負荷端子間電圧を所定電圧とすることが可能な保護回路を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために以下の如き構成を採用した。
本発明は、二次電池(110)と負荷(120)との間に接続されており、前記二次電池(110)を保護する保護回路(100)であって、
前記二次電池(110)の負極と前記負(120)荷の負極とを接続する配線に設けられた放電制御用スイッチ手段(M10)と、
前記二次電池(110)による過放電を検出する過放電検出手段(281)と、
前記負荷(120)の正極と負極との間の電圧を一定とする電圧制御手段(282)と、
前記二次電池(110)の電池電圧が、前記二次電池(110)の過充電検出を行う際の閾値電圧である充電禁止電圧よりも高くなったことを検出する検出手段(260)と、
前記検出手段(260)により前記二次電池(110)の電池電圧が前記充電禁止電圧より高くなったことが検出されたとき、前記過放電検出手段(281)をオフさせ前記電圧制御手段(282)をオンさせる切換手段(SW1、SW2、SW3)と、を有する構成とした。
また本発明の保護回路において、前記電圧制御手段(282)は、
前記放電制御用スイッチ素子(M10)を電圧制御素子とし、前記二次電池(110)を電源とするシリーズレギュレータを構成するアナログ回路である。
また本発明の保護回路は、前記二次電池(110)の過充電を検出する過充電検出手段(260)を有し、
前記切換手段(SW1、SW2、SW3)は、
前記検出手段(292)により前記二次電池(110)の電池電圧が前記充電禁止電圧より高くなったことが検出されたとき、前記過充電検出手段(292)をオフさせ前記電圧制御手段(282)をオンさせる構成としても良い。
また本発明の保護回路は、前記二次電池(110)の負極と前記負荷(120)の負極とを接続する配線に設けられた充電制御用スイッチ手段(M20)を有し、
前記電圧制御手段(282)は、
前記充電制御用スイッチ素子(M20)を電圧制御素子とし、制御された負荷端子間電圧を電源とするシリーズレギュレータを構成するアナログ回路であっても良い。
本発明は、二次電池(110)と負荷(120)との間に接続されており、前記二次電池(110)の負極と前記負荷(120)の負極とを接続する配線に設けられた前記二次電池(110)の放電制御用スイッチ手段(M10)をオン/オフさせて前記二次電池(110)を保護する保護回路(200)であって、
前記二次電池(110)による過放電を検出する過放電検出手段(281)と、
前記負荷(120)の正極と負極との間の電圧を一定とする電圧制御手段(282)と、
前記二次電池(110)の電池電圧が、前記二次電池(110)の過充電検出を行う際の閾値電圧である充電禁止電圧よりも高くなったことを検出する検出手段(260)と、
前記検出手段(260)により前記二次電池(110)の電池電圧が前記充電禁止電圧より高くなったことが検出されたとき、前記過放電検出手段(281)をオフさせ前記電圧制御手段(282)をオンさせる切換手段(SW1、SW2、SW3)と、を有する構成とした。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、逆転領域において、充電器の接続の有無の判定を行わずに負荷端子間電圧を所定電圧とすることができる。
第一の実施形態の保護回路を説明するための図である。 第一の実施形態の切換制御部を説明するための図である。 第一の実施形態のアナログ回路の動作を説明するタイミングチャートである。 第二の実施形態の保護回路を説明するための図である。 従来の保護回路を説明するための図である。
本発明は、放電制御用スイッチ素子を電圧制御素子とするシリーズレギュレータを構成するアナログ回路と、過放電検出回路とを有し、逆転領域になった場合には過放電検出回路をオフさせてアナログ回路をオンとし、アナログ回路により負荷端子間電圧を定電圧とする。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の保護回路を説明するための図である。本実施形態の保護回路100は、二次電池110と負荷120との間に接続されて、二次電池110の保護を行う。
保護回路100は、保護IC200、外付け回路300、サーミスタR10、抵抗R20、コンデンサC10、C20、トランジスタM10、M20、B+端子、B−端子、P+端子、P−端子を有する。
B+端子とB−端子とには、二次電池110の正極と負極とがそれぞれ接続される。P+端子とP−端子とには、負荷130の正極と負極とがそれぞれ接続される。コンデンサC10は、B+端子とB−端子との間に接続されている。サーミスタR10と抵抗R20とは、B+端子とB−端子との間に直列に接続されている。コンデンサC20は、P+端子とP−端子との間に接続されている。トランジスタM10、M20は、P−端子とB−端子との間に接続されている。トランジスタM10は放電制御用スイッチ素子であり、トランジスタM20は充電制御用スイッチ素子である。
保護IC200は、VTH端子、VDD端子、VSS端子、Dout端子、Cout端子、V−端子、Din端子を有する。また保護IC200は、温度検出部210、短絡検出部220、充電過電流検出部230、放電過電流検出部240、論理回路250、電池電圧・逆転領域・過充電検出部260(以下、電圧検出部260)、過大充電器電圧検出部270、過放電検出・負荷端子間定電圧制御部280(以下、切換制御部280)を有する。
VTH端子は、サーミスタR10と抵抗R20との接続点と接続されている。VDD端子はB+端子と接続されている。VSS端子はB−端子と接続されている。Dout端子は、外付け回路300を介してトランジスタM10のゲートと接続されている。Cout端子は、トランジスタM20のゲートと接続されている。Din端子は、外付け回路300と接続されている。V−端子はP−端子と接続されている。
温度検出部210は、VTH端子の電圧を監視して二次電池110の温度を検出する。本実施形態の温度検出部210は、二次電池110の温度を検出し、さらに二次電池110の温度が低温領域、中温領域、高温領域、充電禁止領域の何れの領域にあるかを検出する。尚低温領域とは、例えば15℃以下の領域であり、中温領域とは15℃より高く42℃より低い領域であり、高温領域とは42℃以上60℃以下の領域であり、充電禁止領域とは60℃より高い領域である。
短絡検出部220は、VDD端子とV−端子間の電圧を監視して、過大な電圧低下を負荷端子短絡として検出する。
充電過電流検出部230は、V−端子とVSS端子とのを流れる電流を監視し、充電過電流を検出する。放電過電流検出部240は、V−端子とVSS端子とのを流れる電流を監視し、放電過電流を検出する。
論理回路250は、上記各検出部からの信号を受けて、トランジスタM10、M20のオン/オフに係る制御を行う。
電圧検出部260は、VDD端子の電圧を監視して二次電池110の電池電圧を検出する。また本実施形態の電圧検出部260は、過充電を検出すると、トランジスタM20をオフさせて二次電池110への充電を禁止する。また電圧検出部260は、温度検出部210により検出された二次電池110の温度領域と、充電禁止電圧と、二次電池110の電池電圧とに基づき、逆転領域となったことを検出する。
以下に本実施形態における逆転領域について説明する。
本実施形態の電圧検出部260には、過充電を検出する際の閾値電圧となる充電禁止電圧が二次電池110の温度領域毎に複数設定されている。例えば本実施形態では、二次電池110の温度領域を低温領域、中温領域、高温領域、充電禁止領域にわけ、電圧検出部260に各領域毎の充電禁止電圧を設定している。
通常、中温領域での二次電池110の使用は、低温領域及び高温領域での二次電池110の使用よりも安全性が高い。よって中温領域の充電禁止電圧は、低温領域及び高温領域の充電禁止電圧よりも高い電圧に設定されている。
このため、例えば二次電池110が中温領域で充電禁止電圧まで充電された状態で、二次電池110の温度が低温領域又は高温領域となると、二次電池110の電池電圧が設定された充電禁止電圧よりも高くなる場合がある。以下の説明では、電池電圧が充電禁止電圧よりも高くなる温度領域を逆転領域と呼ぶ。
過大充電器電圧検出部270は、P+端子とP−端子との間に過大な電圧が供給され、二次電池110に対して過大な充電電圧が供給されたことを検出する。過大充電器電圧検出部270は、過大な充電電圧が供給されたことが検出されると、充電制御用スイッチ素子であるトランジスタM20をオフとし、放電制御用スイッチ素子であるトランジスタM10の寄生ダイオードDiを介して充電電流が流れ込むことを回避する。
切換制御部280は、二次電池110の温度領域が逆転領域でない場合には二次電池110の過放電を検出し、二次電池110の温度領域が逆転領域である場合にはアナログ回路により負荷端子間電圧(P+端子とP−端子との間の電圧)を所定電圧とする制御を行う。切換制御部280の詳細は後述する。
外付け回路300は、切換制御部280の有するアナログ回路を駆動させる際の補償用の抵抗R30、抵抗R40、コンデンサC30を有する。コンデンサC30は、Dout端子とDin端子との間に接続されている。抵抗R30はDout端子とトランジスタM10のゲートとの間に接続されており、抵抗R40は、Din端子とトランジスタM10のゲートとの間に接続されている。
本実施形態では、切換制御部280に含まれるアナログ回路により、二次電池110の温度が逆転領域内となったときに負荷端子間電圧を一定電圧とすることにより、充電器の接続の有無を判定せずに負荷端子間電圧の降下を防止する。
以下に図2を参照して本実施形態の切換制御部280について説明する。図2は、第一の実施形態の切換制御部を説明するための図である。
切換制御部280は、過放電検出回路281とアナログ回路282とを有する。本実施形態の切換制御部280は、電圧検出部260により逆転領域を検出したことを示す逆転領域検出信号を受けると、過放電検出回路281をオフしてアナログ回路282をオンする。本実施形態のアナログ回路282は、シリーズレギュレータを構成しており、アナログ回路282を起動させることで負荷端子間電圧を一定に保つ。
以下に、本実施形態の切換制御部280の説明に先立ち、切換制御部280の周辺の回路について説明する。
本実施形態の保護IC200は、コンパレータ291、コンパレータ292、基準電圧源293、デジタル回路294、レベルシフト回路295、抵抗網・スイッチ群296、NAND回路297、NOT回路298を有する。
コンパレータ291は、過大充電器電圧検出部270に含まれており、過大充電器電圧を検出する。コンパレータ292は、電圧検出部260に含まれており、二次電池110の過充電を検出する。基準電圧源293は、コンパレータ291とコンパレータ292とに基準電圧Vref1を供給する。デジタル回路294は、その一部が電圧検出部260に含まれ、抵抗網・スイッチ群296へ制御信号を送る。抵抗網・スイッチ群296は、デジタル回路294からの信号により、例えば温度検出部210が検出した温度領域に対応した充電禁止電圧の選択等を行う。
NAND回路297とNOT回路298とは、電圧検出部260に含まれており、逆転領域となったことを検出するための回路の一部である。電圧検出部260で逆転領域となったことが検出されると、逆転領域検出信号が切換制御部280へ供給される。
次に切換制御部280について説明する。
本実施形態の切換制御部280は、過放電検出回路281とアナログ回路282とを有する。過放電検出回路281は、コンパレータ283、デジタル回路284、スイッチSW1を有する。
コンパレータ283は、二次電池110の過放電を検出する。デジタル回路284は、抵抗網・スイッチ群296へ制御信号を送る。抵抗網・スイッチ群296は、デジタル回路284からの信号により、例えば温度検出部210が検出した温度領域に対応した放電禁止電圧の選択等を行う。放電禁止電圧とは、過放電検出を行う際の閾値電圧である。スイッチSW1は、逆転領域検出信号を受けるとオフされるスイッチ素子である。例えば逆転領域検出信号が、逆転領域を検出した際にハイレベル(以下、Hレベル)となる信号である場合、スイッチSW1はHレベルの信号を受けてオフされ、ローレベル(以下、Lレベル)の信号を受けてオンされる。
アナログ回路282は、オペアンプ285、基準電圧源286、抵抗R28、スイッチSW2、スイッチSW3を有する。抵抗R28の一端は基準電圧源286と接続されており、抵抗R28の他端はスイッチSW3の一端と接続されている。スイッチSW3の他端はDin端子と接続されている。
オペアンプ285の一方の入力は、抵抗R28とスイッチSW3との接続点の電圧が供給される。またオペアンプ285の他方の入力には、抵抗網・スイッチ群296により分圧された電池電圧が供給される。オペアンプ285の出力は、スイッチSW2を介してDout端子へ供給される。
スイッチSW2とスイッチSW3は、逆転領域検出信号を受けるとオンされる。例えば逆転領域検出信号が、逆転領域を検出した際にHレベルとなる信号である場合、スイッチSW2SW3は、Hレベルの信号を受けてオンされ、Lレベルの信号を受けてオフされる。
すなわち本実施形態の切換制御部280では、スイッチSW1、SW2、SW3が過放電検出回路281とアナログ回路282とを切り換える切換手段となる。本実施形態では、逆転領域であることが検出されると、切換手段により過放電検出回路281がオフされ、アナログ回路282がオンとされ、アナログ回路282が起動する。
アナログ回路282は、シリーズレギュレータを構成しており、トランジスタM10が負荷120と直列に接続された電圧制御素子として機能する。本実施形態のアナログ回路282は、負荷端子間電圧を定電圧とする。
以下に図3を参照して逆転領域における本実施形態のアナログ回路282の動作を説明する。図3は、第一の実施形態のアナログ回路の動作を説明するタイミングチャートである。図3では、本実施形態の二次電池110により駆動される機器本体が、例えば携帯電話等の通信機器である場合のアナログ回路282の動作を示している。
逆転領域において充電器が接続されていない場合、機器本体がデータ受信を行う際の放電電流は、機器本体がデータ送信を行う際の放電電流より小さい。充電器が接続されていない場合に、図3の時点t10に示すように放電電流が大きくなると、P−端子の電圧が持ち上がり負荷端子間電圧が降下する。するとアナログ回路282では、トランジスタM10のゲート電圧が高くなり、トランジスタM10がオンされる。トランジスタM10がオンされると、二次電池110から負荷120へ電力が供給され、負荷端子間電圧が定電圧となる。
逆転領域において充電器が接続された場合、充電器から負荷120へ電力が供給され、負荷端子間電圧はアナログ回路282に設定された定電圧よりも高くなる。よって充電器が接続された場合、二次電池110から負荷120へ電力を供給する必要はなく、トランジスタM10はオフされる。よって充電器からの充電電流により二次電池110が充電されることはない。
このように本実施形態では、充電器の接続の有無に関わらず、逆転領域となった場合にはアナログ回路282により負荷端子間電圧が一定に維持される。よって本実施形態では、逆転領域において充電器の接続の有無を判定することなく、負荷端子間電圧の低下を抑えることができる。
また本実施形態のアナログ回路282は、逆転領域において、例えば機器本体のデータの送信時に負荷端子間電圧が降下した際も、負荷端子間電圧を一定に維持することができる。データの送信時に負荷端子間電圧が降下する場合とは、例えば弱電波領域においてデータ送信を行う際に負荷電流が充電器から供給される電流を上回る場合等である。
アナログ回路282では、図2の時点t20において、大電流によるデータ送信が開始されると、放電電流が大きくなってトランジスタM10のゲート電圧が高くなり、トランジスタM10がオンされる。トランジスタM10がオンされると、二次電池110から負荷120へ電力が供給され、負荷端子間電圧が定電圧となる。
このように本実施形態では、例えば弱電波領域において大電流でデータ送信を行う場合等にも負荷端子間電圧の低下を抑え、負荷端子間電圧を一定に維持することができる。
尚本実施形態では、外付け回路300は、保護IC200の外部に設ける構成としたが、これに限定されない。本実施形態の外付け回路300は、保護IC200の内部に設けられていても良い。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本実施形態では、充電制御用スイッチ素子をアナログ回路の電圧制御素子とする点が第一の実施形態と相違する。以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図4は、第二の実施形態の保護回路を説明するための図である。本実施形態の保護回路100Aは、二次電池110と負荷120との間に接続されて二次電池110の保護を行う。
本実施形態の保護回路100Aは、保護IC200、外付け回路300A、トランジスタM10、M20、サーミスタR10、抵抗R20、コンデンサC10、C20、B+端子、B−端子、P+端子、P−端子を有する。
本実施形態の保護IC200Aは、VTH端子、VDD端子、VSS端子、Dout端子、Cout端子、V−端子、Cin端子を有する。また保護IC200Aは、温度検出部210、短絡検出部220、充電過電流検出部230、放電過電流検出部240、論理回路250、逆転領域検出・過充電検出・負荷端子間定電圧制御部260A(以下、切換制御部260A)、過放電検出部270Aを有する。
切換制御部260Aは、温度検出部210により検出された二次電池110の温度領域と、充電禁止電圧と、二次電池110の電池電圧とに基づき、逆転領域となったことを検出する。また本実施形態の切換制御部260Aは、二次電池110の電池電圧と充電禁止電圧とに基づき過充電を検出し、トランジスタM20をオフさせる信号をCout端子から出力する。尚本実施形態の切換制御部260Aには、温度領域毎の充電禁止電圧が設定されている。また本実施形態の切換制御部260Aは、負荷端子間電圧を定電圧とする制御を行うアナログ回路を有する。
本実施形態の切換制御部260Aの有するアナログ回路は、例えば第一の実施形態のアナログ回路282と同様の構成であっても良い。この場合オペアンプ285の出力はCout端子と接続され、スイッチSW3の一端はCin端子に接続されている。尚本実施形態のトランジスタM10、M20は、NMOSトランジスタで構成されるが、トランジスタM10、M20がPMOSトランジスタの場合は、二次電池110の正極と負荷120の正極との間にトランジスタM10、M20を配置し、第一の実施形態と同様の働きをする回路を構成することができる。
本実施形態では、以上の構成により、第一の実施形態と同様に逆転領域において充電器の接続の有無を判定することなく、負荷端子間電圧の低下を抑えることができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100、100A 保護回路
110 二次電池
120 負荷
200、200A 保護IC
210 温度検出部
220 短絡検出部
230 充電過電流検出部
240 放電過電流検出部
250 論理回路
260 電池電圧・逆転領域・過充電検出部(電圧検出部)
260A 逆転領域検出・過充電検出・負荷端子間定電圧制御部(切換制御部)
270 過大充電器電圧検出部
280 過充電検出・負荷端子間定電圧制御部(切換制御部)
300 外付け回路

Claims (5)

  1. 二次電池と負荷との間に接続されており、前記二次電池を保護する保護回路であって、
    前記二次電池の負極と前記負荷の負極とを接続する配線に設けられた放電制御用スイッチ手段と、
    前記二次電池による過放電を検出する過放電検出手段と、
    前記負荷の正極と負極との間の電圧を一定とする電圧制御手段と、
    前記二次電池の電池電圧が、前記二次電池の過充電検出を行う際の閾値電圧である充電禁止電圧よりも高くなったことを検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記二次電池の電池電圧が前記充電禁止電圧より高くなったことが検出されたとき、前記過放電検出手段をオフさせ前記電圧制御手段をオンさせる切換手段と、を有する保護回路。
  2. 前記電圧制御手段は、
    前記放電制御用スイッチ素子を電圧制御素子とし、前記二次電池を電源とするシリーズレギュレータを構成するアナログ回路である請求項1記載の保護回路。
  3. 前記二次電池の過充電を検出する過充電検出手段を有し、
    前記切換手段は、
    前記検出手段により前記二次電池の電池電圧が前記充電禁止電圧より高くなったことが検出されたとき、前記過充電検出手段をオフさせ前記電圧制御手段をオンさせる請求項1記載の保護回路。
  4. 前記二次電池の負極と前記負荷の負極とを接続する配線に設けられた充電制御用スイッチ手段を有し、
    前記電圧制御手段は、
    前記充電制御用スイッチ素子を電圧制御素子とし、制御された負荷端子間電圧を電源とするシリーズレギュレータを構成するアナログ回路である請求項3記載の保護回路。
  5. 二次電池と負荷との間に接続されており、前記二次電池の負極と前記負荷の負極とを接続する配線に設けられた前記二次電池の放電制御用スイッチ手段をオン/オフさせて前記二次電池を保護する保護回路であって、
    前記二次電池による過放電を検出する過放電検出手段と、
    前記負荷の正極と負極との間の電圧を一定とする電圧制御手段と、
    前記二次電池の電池電圧が、前記二次電池の過充電検出を行う際の閾値電圧である充電禁止電圧よりも高くなったことを検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記二次電池の電池電圧が前記充電禁止電圧より高くなったことが検出されたとき、前記過放電検出手段をオフさせ前記電圧制御手段をオンさせる切換手段と、を有する保護回路。






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