JP2010278902A - 放送信号送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上り回線でもハイビジョン方式の映像を容易に、かつ安価に伝送できることで、臨場感や没入感が得られる映像を取材先から加入者宅まで配信することが可能な放送信号送信装置を提供する。
【解決手段】放送信号送信装置1は、映像信号をMPEG−2信号にエンコードしてMPEG−2TSとするMPEG−2HDエンコーダ部21と、音声信号をMPEG−2AACにエンコードしてMPEG−2TSとするMPEG−2AACエンコーダ部22と、これらの信号を多重するTS多重化部23と、下り回線より低い周波数帯域(90MHzから770MHz)であって、上り回線で使用される周波数帯域(10MHzから55MHz)で誤り訂正のための符号化および周波数インタリーブされた信号のOFDM変調信号に変調するOFDM変調部31と、OFDM変調部31からの変調信号を、周波数を変更せずにCATVの上り回線へ送出する送信部32とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、CATV(Common Antenna Television)の上り回線を利用して、映像や音声を伝送する放送信号送信装置に関するものである。
CATVでは、放送設備が設置されている放送局から家庭や職場などの各加入者宅までケーブルが敷設され、このケーブルにより映像や音声が伝送されている。最近では、映像として、ハイビジョン映像も配信されるようになってきている。
例えば、特許文献1には、CATVで配信されるハイビジョン映像を受信するためのデジタルテレビ受像機が記載されている。この特許文献1に記載のデジタルテレビ受信機の番組選択装置は、伝送路から配信される信号の中から伝送チャンネルを選局して選択チャンネル信号として出力するチューナと、選択チャンネル信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式に対応して伝送路復調して、MPEG(Moving Picture Experts Group)のトランスポートストリームに復号する伝送路復調器と、MPEGのトランスポートストリームから番組配列情報を抽出し制御部に出力するとともに、制御部の指示する映像及び画像の番組要素情報を抽出するMPEG分離器と、MPEG分離器の抽出した番組要素情報をそれぞれ映像及び音声信号に復号し、表示・出力回路へ送り出すMPEG復号器とを備えたものである。
CATVでは、ケーブルを利用して放送局からの映像・音声を伝送するだけでなく、加入者宅とインターネットをつなぐ伝送路としても活用されている。加入者が視聴する映像の配信は下り回線だけが使用される。一方、インターネットの通信では、下り回線と上り回線の両方が使用されるが、大容量のデータ伝送が必要な下りに比べ、上りのデータ量は少ないため、下り回線が90MHzから770MHzまでの幅広い周波数帯域に対し、上り回線では10MHzから55MHz程度の周波数帯域が割り当てられている。
インターネットに利用される上り回線ではあるが、現地取材を行うような場合には映像や音声の伝送に利用されることがある。この場合には、カメラを現場へ持ち込み、カメラを放送信号送信装置に接続し、放送信号送信装置を現場の近くに配線されたケーブルに接続して、映像を放送局まで伝送する。このように現場から放送局まで伝送される映像は、上り回線が利用される。従来はハイビジョン方式と比較して画質が粗いが、MPEG−2方式でエンコードを行うとことで6Mbpsで伝送できるスタンダード方式では、使用周波数帯域幅が2MHz程度で伝送できる16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)が変調方式として採用されている。
特開2001−136444号公報
地上波放送のデジタル化、ハイビジョン化に伴い中継現地からの映像をハイビジョン方式とすることが要望されている。ハイビジョン方式で伝送する場合に、例えば、映像のエンコードをMPEG−2としても15Mbps程度が必要であり、16QAMで変調すると、使用周波数帯域幅として6MHzが必要となる。CATVの上り回線は、前述したように10MHzから55MHzが使用され、元々周波数帯域の幅が狭い上に、より低い帯域である10MHzから20MHz程度までは、アマチュア無線やトラック無線などの雑音が混入しやすい周波数帯域でもあるため、伝送用としては適さないため使用されていない。
映像の符号化を圧縮率の高いH.264とすることで使用周波数帯域幅を2MHz〜3MHzとすることができ、占有周波数帯域を削減させることも可能であるが、H.264のエンコーダ装置は高価である。また、取材先でH.264のエンコーダ装置と16QAMの2台を設置することになるので使い勝手が悪い。その上、CATV放送のHE(ヘッドエンド)では、受信したデータを、デジタルテレビ受信機で受信できる形式に変更する必要がある。デジタルテレビ受信機は、MPEG−2形式でなければならない。そのための装置も高価となる。
ハイビジョン方式は、スタンダード方式と比べ、高精細であるため現場での取材による映像は、現場の雰囲気をそのまま加入者へ伝えることができるので、上り回線でもハイビジョン方式の映像を容易に、かつ安価に伝送できる新たな放送信号送信装置の開発が望まれている。
そこで本発明は、上り回線でもハイビジョン方式の映像を容易に、かつ安価に伝送できることで、臨場感や没入感が得られる映像を取材先から加入者宅まで配信することが可能な放送信号送信装置を提供することを目的とする。
本発明の放送信号送信装置は、MPEG方式でエンコードされた映像信号と音声信号とを多重し、MPEG−2トランスポートストリーム(以下、MPEG−2TSと称す。)信号として出力するエンコーダ部と、前記エンコーダ部からのMPEG−2TS信号を、CATVの下り回線で使用される周波数帯域より低い周波数帯域であって、上り回線で使用される周波数帯域で誤り訂正のための符号化および周波数インタリーブされた信号のOFDM変調信号に変調し、前記CATVの上り回線へ送出するOFDM変調送信部とを備えたことを特徴とする。
本発明の放送信号送信装置では、エンコーダ部によりMPEG方式でエンコードされた映像信号および音声信号をMPEG−2TS信号として出力し、このMPEG−2TS信号を、OFDM変調送信部によりCATVの上り回線で使用される周波数帯域の周波数に、誤り訂正のための符号化および周波数インタリーブすると共にOFDM変調して、CATVの上り回線へ送出する。この構成により、アマチュア無線やトラック無線などが発するスプリアス妨害波が混入しやすい周波数帯域を使用するCATVの上り回線であっても、ハイビジョン方式の放送信号を、変調方式をOFDM変調とすることで、誤り訂正のための符号化および周波数インタリーブの処理がスプリアス妨害波に対して有効になり耐スプリアス妨害性の高いハイビジョン方式の映像を上り回線を使って伝送することができる。
前記OFDM変調送信部は、前記エンコーダ部からのMPEG−2TS信号を、誤り訂正のための符号化および周波数インタリーブすると共に、前記上り回線で使用される周波数帯域のOFDM変調信号に変調するOFDM変調部と、前記OFDM変調部からのOFDM変調信号を、周波数を変更せずに前記CATVの上り回線へ送出する送信部とを備えるのが望ましい。OFDM変調部が上り回線で使用される周波数帯域のOFDM変調信号とすることで、送信部はOFDM変調信号の周波数を上り回線で使用される周波数帯域に合わせて変換することなく上り回線へ放送信号を送出することができるので、送信部の回路を簡素化することができる。
前記OFDM変調部が、前記MPEG−2TS信号を逆フーリエ変換した後の被直交変調信号を、前記上り回線で使用される周波数帯域に含まれる周波数の信号により直交変調する直交変調部を備えることにより、MPEG−2TSにエンコードされた映像信号および音声信号をOFDM変調すると同時に、上り回線で使用される周波数帯域の変調信号を得ることができる。
本発明の放送信号送信装置は、MPEG方式でエンコードされた映像信号および音声信号によるMPEG−2TS信号を、誤り訂正のための符号化および周波数インタリーブされた信号のOFDM変調信号とすることにより、耐スプリアス妨害性が向上し、スプリアス妨害波の多い上り回線へデータ量が多いハイビジョン方式のMPEG−2TS信号を伝送することができるので、H.264のエンコード装置を準備することなく中継現地からハイビジョン方式の映像を伝送することができる。従って、本発明の放送信号送信装置は、上り回線でもハイビジョン方式の映像を容易に、かつ安価に伝送できることで、臨場感や没入感が得られる映像を取材先から加入者宅まで配信することが可能である。
CATVの放送設備を説明するための概略図である。 図1に示すCATVの放送設備の放送信号送信装置の構成を示すブロック部である。 図2に示す放送信号送信装置1のOFDM変調部の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係る放送信号送信装置を、図面に基づいて説明する。図1は、CATVの放送設備を説明するための概略図である。なお、図1においてはインターネットへ接続するための設備や、敷設ケーブルC中に配置された伝送信号を増幅する中継装置は省略している。
図1に示すように、CATV放送のHE(ヘッドエンド)10には、衛星回線用放送設備11と、地上波用放送設備12と、自局で制作した番組や放送番組の再編成を行った番組を放送するための自主放送設備13と、これらの設備からの放送信号を選択したり、重畳させて多重化したりする多重化装置14とを備えている。これらは下り回線用の設備である。
現地取材を行う際には、ビデオカメラ15が接続された放送信号送信装置1を、近くの敷設ケーブルCに接続する。そして、HE10側では、放送信号送信装置1からの放送信号を受信する放送信号受信装置16が設けられている。放送信号受信装置16は自主放送用設備13に接続されている。放送信号送信装置1は、上り回線を使用する。
本実施の形態では、下り回線が90MHzから770MHzの周波数帯域を使用し、上り回線が10MHzから55MHzの周波数帯域を使用している。
次に、本実施の形態に係る放送信号送信装置1を、図2に基づいて説明する。図2は、図1に示すCATVの放送設備の放送信号送信装置1の構成を示すブロック部である。
放送信号送信装置1は、エンコード部2と、OFDM変調送信部3と、インターカム接続部4とを備えている。
エンコーダ部2は、MPEG−2HDエンコーダ部21、MPEG−2AACエンコーダ部21、TS(トランスポートストリーム)多重化部23とで構成される。
MPEG−2HDエンコーダ部21は、映像信号をMPEG−2でエンコードしてMPEG−2TS信号として出力するエンコーダ部である。本実施の形態では、MPEG−2HDエンコーダ部2は、コネクタC1から入力されたデジタル化されたハイビジョン映像信号を、もしくはコネクタC2から入力されたコンポジットの映像信号をMPEG−2にエンコードする機能を備えている。
MPEG−2AACエンコーダ部22は、コネクタC3から入力された平衡音声信号を、もしくはコネクタC4から入力された不平衡音声信号をMPEG−2AACにエンコードし、MPEG−2TS信号として出力する機能を備えている。
TS多重化部23は、映像信号がエンコードされたMPEG−2TS信号と音声信号がエンコードされたMPEG−2TS信号とを多重化する機能を備えている。
OFDM変調送信部3は、OFDM変調部31と送信部32から構成されている。OFDM変調部31は、TS多重化部23からのMPEG−2TS信号を、誤り訂正のための符号化、時間インタリーブ、周波数インタリーブなどの各種処理を行い、OFDM変調してOFDM変調信号として出力する機能を備えている。送信部32は、OFDM変調されたOFDM変調信号を、周波数変換を行うことなく増幅を行ってCATVの上り回線へコネクタC5を介して出力すると共に、コネクタC6を介してモニタ装置へ出力する機能を備えている。
インターカム接続部4は、HE10との音声によるやり取りに使用されるインターカム5を接続することができる。
ここで、OFDM変調部31について、図3に基づいて詳細に説明する。図3は、図2に示す放送信号送信装置1のOFDM変調部の構成を示すブロック図である。
OFDM変調部31に入力されるMPEG−2TSにエンコードされた信号は、まず、入力信号の多重化を行うTS再多重化部3101に入力される。TS再多重化部3101から出力された信号は、リードソロモン符号による誤り訂正符号を付与する外符号化部3102に入力される。外符号化部3102から出力された信号は、階層分割部3103により階層(レイヤー)に分割される。
階層分割部3103により各階層に分割された信号は、それぞれ内符号化・変調部3104a〜3104cにより構成される並列処理部にて、遅延補正、インタリーブ、畳み込み符号化(誤り訂正のための符号化)、サブキャリア変調される。そして、階層合成部3105により各階層の信号が合成される。
次に、階層合成部3105からの信号は、時間インタリーブ部3106により時間軸上でのデータの並び替えが行われる。また、時間インタリーブ部3106により時間インタリーブされた信号は、次の周波数インタリーブ部3107により周波数軸上でのデータの並び替えが行われる。
OFDMフレーム構成部3108では、周波数インタリーブ部3107からの周波数インタリーブされた信号に、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号部3109からのTMCC信号により受信装置に対する制御情報を付加し、パイロット信号部3110からのパイロット信号により同期再生用情報を付加するなどして、OFDMフレーム構成するものである。
OFDMフレーム構成部3108からの信号は、IFFT部3111によりIFFT(逆フーリエ)変換され、ガードインターバル付加部3112によりガードインターバルが付加され、IデータおよびQデータが出力される。IデータおよびQデータは、アップサンプリング部3113a,3113bによりアップサンプリングされた後、内蔵のLPF(Low-pass filter)により高周波域のエイリアス信号が除去される。
アップサンプリング部3113a,3113bからの信号は、直交変調部3114により直交変調される。直交変調部3114は、SIN信号と、SIN信号との位相差がπ/2となるCOS信号とを生成するDDS(Direct Digital Synthesizer)部3114aと、アップサンプリングされたIデータにSIN信号を乗算する乗算器3114bと、アップサンプリングされたIデータにCOS信号を乗算する乗算器3114cと、乗算器3114b,3114cからの信号を加算する加算器313dとを備えている。
本実施の形態では、DDS部3114aからの信号の周波数を、上り回線で使用される周波数帯域10MHz〜55MHzに含まれる所定周波数としている。DDS部3114aから上り回線で使用される周波数帯域10MHz〜55MHzに含まれる周波数のSIN信号とCOS信号とを出力して、アップサンプリング部3113a,3113bからの被直交変調信号を、乗算器3114b,3114bおよび加算器3114dにより直交変調することで、サブキャリアが上り回線で使用される周波数帯域に含まれるOFDM方式によるOFDM変調信号を得ることができる。
従って、直交変調部3114により直交変調されたOFDM変調信号は、送信部32で変調信号の周波数を変更することなく、上り回線へ送信することができる。
このように、スタンダード方式と比較して使用周波数帯域幅が広くなるハイビジョン方式のMPEG−2TS信号を、OFDM変調部31により誤り訂正のための符号化および周波数インタリーブされた信号のOFDM変調信号に変調することで、耐スプリアス妨害性が高い変調信号とすることができる。これにより、映像および音声を上り回線を使って伝送することができるので、アマチュア無線やトラック無線などが発するスプリアス妨害波が混入しやすい周波数帯域を使用するCATVの上り回線であっても、上り回線を使って伝送することができる。従って、放送信号送信装置1は、上り回線でも、圧縮率は高いが高価なH.264によるエンコード装置を使用する必要がないので、ハイビジョン方式の映像を容易に、かつ安価に伝送できる。
また、放送信号送信装置1は、MPEG−2TS信号に、OFDM変調部31の外符号化部3102によりリードソロモン符号による誤り訂正符号が付与され、内符号化・変調部3104a〜3104cにより畳み込み符号化されることで、ホワイトノイズのような広帯域に一様な強度で発生するノイズに対しても、耐ノイズ性の更なる向上が図られているので、ノイズ混入により伝送品質が悪化しても、ノイズの少ないハイビジョン方式の映像を上り回線を使って伝送することができる。
また、敷設ケーブルCのそれぞれの箇所に設けられた中継装置は、下り回線や上り回線が使用する周波数帯域に合わせた仕様で設計されているが、放送信号送信装置1がハイビジョン方式の中継放送用の信号を、上り回線の周波数帯域に合わせて送信するので、中継装置を取り替えることなく、既存のものがそのまま流用できる。
更に、OFDM変調部31の直交変調部3114が、上り回線で使用される周波数帯域に含まれる周波数の信号により直交変調するので、映像信号をOFDM変調すると同時に、上り回線で使用される周波数帯域に含まれる周波数の変調信号を得ることができる。
なお、本実施の形態では、エンコードされた映像信号および音声信号を、OFDM変調部31により上り回線で使用される周波数帯域の周波数に変調しているため、送信部7は変調信号の周波数を変換することなく増幅するだけで上り回線に出力しているが、OFDM変調送信部3として上り回線で使用される周波数帯域の放送信号が出力できればよいので、例えば、OFDM変調部が上り回線で使用される周波数帯域より高い周波数に変調し、送信部が変調信号の周波数を上り回線で使用される周波数帯域に変換することも可能である。
これは、送信部において周波数変換を行う局部発振周波数が中継放送用の周波数に近いと、局部発振周波数の漏洩信号および送信部で乗算された後のOFDM変調信号のイメージ信号が中継放送用周波数近傍に発生し、これら不要な信号を除去するために高性能なフィルタが必要になるためである。従って、OFDM変調部が上り回線で使用される周波数帯域より高い周波数に変調し、送信部が変調信号の周波数を上り回線で使用される周波数帯域に変換することで、LPFとして緩慢な特性のものを採用することができる。
しかし、送信部として、変調信号の周波数を、上り回線で使用される周波数帯域に変換する必要があるので、回路規模が増大し、装置が大型化すると共にコストアップの要因となる。そこで、本実施の形態では、OFDM変調部31が上り回線で使用している周波数帯域に含まれる周波数の変調信号とすることで、送信部32は変調信号の周波数を変更することなく上り回線へ放送信号を送出することができるので、送信部7の回路を簡素化することができ、小型化を図ることができると共にコストを抑制することが可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、放送信号送信装置1が中継放送用としてMPEG−2TS信号を上り回線へ送出しているが、中継放送用だけでなく、既設のまたは新設のCATVの敷設ケーブルを使用してMPEG−2TS信号を上り回線へ送出する場合には本発明を適用することができる。
また、本実施の形態に係る放送信号送信装置1では、映像信号をMPEG−2で、音声信号をMPEG−2AACでエンコードしているが、MPEG−1やMPEG−4などの他のMPEG方式とすることもできる。
本発明は、CATVの上り回線を利用して、映像や音声を伝送する放送信号送信装置に
に好適である。
1 放送信号送信装置
2 エンコード部
21 MPEG−2HDエンコーダ部
22 MPEG−2ACCエンコーダ部
23 TS多重化部
3 OFDM変調送信部
31 OFDM変調部
3101 TS再多重化部
3102 外符号化部
3103 階層分割部
3104a〜3104c 内符号化・変調部
3105 階層合成部
3106 時間インタリーブ部
3107 周波数インタリーブ部
3108 OFDMフレーム構成部
3109 TMCC信号部
3110 パイロット信号部
3111 IFFT部
3112 ガードインターバル付加部
3113a,3113b アップサンプリング部
3114 直交変調部
3114a DDS部
3114b,3114c 乗算器
3114d 加算器
32 送信部
4 インターカム接続部
5 インターカム
C1〜C6 コネクタ
10 HE(ヘッドエンド)
11 衛星回線用放送設備
12 地上波用放送設備
13 自主放送用設備
14 多重化装置
15ビデオカメラ
16 放送信号受信装置

Claims (3)

  1. MPEG方式でエンコードされた映像信号と音声信号とを多重し、MPEG−2トランスポートストリーム(以下、MPEG−2TSと称す。)信号として出力するエンコーダ部と、
    前記エンコーダ部からのMPEG−2TS信号を、CATVの下り回線で使用される周波数帯域より低い周波数帯域であって、上り回線で使用される周波数帯域の周波数で誤り訂正のための符号化および周波数インタリーブされた信号のOFDM変調信号に変調し、前記CATVの上り回線へ送出するOFDM変調送信部とを備えたことを特徴とする放送信号送信装置。
  2. 前記OFDM変調送信部は、
    前記エンコーダ部からのMPEG−2TS信号を、誤り訂正のための符号化および周波数インタリーブすると共に、前記上り回線で使用される周波数帯域のOFDM変調信号に変調するOFDM変調部と、
    前記OFDM変調部からのOFDM変調信号を、周波数を変更せずに前記CATVの上り回線へ送出する送信部とを備えた放送信号送信装置。
  3. 前記OFDM変調部は、前記MPEG−2TS信号を逆フーリエ変換した後の被直交変調信号を、前記上り回線で使用される周波数帯域に含まれる周波数の信号により直交変調する直交変調部を備えた請求項1記載の放送信号送信装置。
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