JP2010278629A - 出画モード切替システム及び出画モード切替方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】モニタの画質向上を図りながらも、パンチルト操作をスムーズに行うことができる出画モード切替システム及び出画モード切替方法を提供する。
【解決手段】制御機器2は、カメラ4に対してパン動作やチルト動作させるためのパンチルトコマンドを送信する際に画質切替コマンドを送信し、モニタ5は、カメラ4からの映像信号を一時的に保持するフレームメモリ52を有し、制御機器2から送信された画質切替コマンドを受信すると、カメラ4からの映像信号を表示する出画モードを、フレームメモリ52を使用する「画質優先」モードからフレームメモリ52を使用しない「動き優先」モードに切替える。これにより、パンチルト操作の際に、パンチルト操作とモニタ5上の映像の動きが一致し、パンチルト操作をスムーズに行うことが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】制御機器2は、カメラ4に対してパン動作やチルト動作させるためのパンチルトコマンドを送信する際に画質切替コマンドを送信し、モニタ5は、カメラ4からの映像信号を一時的に保持するフレームメモリ52を有し、制御機器2から送信された画質切替コマンドを受信すると、カメラ4からの映像信号を表示する出画モードを、フレームメモリ52を使用する「画質優先」モードからフレームメモリ52を使用しない「動き優先」モードに切替える。これにより、パンチルト操作の際に、パンチルト操作とモニタ5上の映像の動きが一致し、パンチルト操作をスムーズに行うことが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、監視システムに用いて好適な出画モード切替システム及び出画モード切替方法に関する。
監視システムは、一般的に、複数のカメラと、各カメラからの映像を記録するレコーダと、各カメラからの映像を表示するモニタとから構成される。
従来の監視システムでは、モニタの画質を向上させるために、カメラからの映像信号をフレームメモリに蓄積して出力するようにしている。すなわち、現在のフレームと前のフレームとを比較してノイズを除去するために映像信号をフレームメモリに蓄積するようにしている。
フレームメモリを使用して高画質に動画を表示するようにしたものとして、例えば特許文献1で開示された液晶表示方法が知られている。この特許文献1で開示された液晶表示方法は、輝度情報及び色差情報を有する入力映像情報を入力し、入力映像情報の輝度情報から、入力映像情報を1フレーム遅延させて得られる遅延輝度情報を引いて輝度差分情報を求め、入力映像情報の色差情報から、入力映像情報を1フレーム遅延させて得られる遅延色差情報を引いて色差差分情報を求め、輝度差分情報と色差差分情報とに強調補正係数を乗じ、強調補正係数を乗じた輝度差分情報に遅延輝度情報を加算するとともに、強調補正係数を乗じた色差差分情報に遅延色差情報を加算して、強調された映像情報である強調映像情報を求めて赤、緑、青に関する階調情報である強調階調情報に変換し、強調階調情報に基づいて液晶表示装置の映像表示領域の表示を行う。
しかしながら、モニタの画質向上のためにカメラからの映像信号をフレームメモリに蓄積するようにすると、パンチルト操作した際に、カメラの動きが操作者の感覚より遅くなってしまい、スムーズな操作性が得られなくなる問題がある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、モニタの画質向上を図りながらも、パンチルト操作をスムーズに行うことができる出画モード切替システム及び出画モード切替方法を提供することを目的とする。
本発明の出画モード切替システムは、カメラに対してパン動作またはチルト動作させるためのパンチルトコマンドを送信する際、画質切替コマンドを送信する制御機器と、前記制御機器から送信された前記画質切替コマンドを受信して、前記カメラからの映像信号を表示する出画モードを「画質優先」モードから「動き優先」モードに切替えるモニタと、を備えた。
上記構成によれば、パンチルト操作の際に、モニタ側でカメラからの映像信号を表示する出画モードを「画質優先」モードから「動き優先」モードに切替えるので、パンチルト操作とモニタ上の映像の動きが一致し、パンチルト操作をスムーズに行うことが可能となる。
上記構成において、前記制御機器は、前記カメラからの映像信号を前記モニタに出力する映像切替部を有している。
上記構成によれば、任意のカメラの映像信号を、任意のモニタに出力することができる。
上記構成において、前記モニタは、前記「画像優先」モードにおいて前記カメラからの映像信号を一時的に保持するフレームメモリを有している。
上記構成によれば、フレームメモリに映像信号を保持させることで、現在のフレームと前のフレームとを比較してノイズを除去することができ、モニタの画質向上が図れる。
本発明の出画モード切替方法は、カメラに対してパン動作またはチルト動作させるためのパンチルトコマンドを送信する際、画質切替コマンドを送信するコマンド送信ステップと、前記コマンド送信ステップで送信された前記画質切替コマンドを受信して、前記カメラからの映像信号を表示する出画モードを「画質優先」モードから「動き優先」モードに切替えるモード切替ステップと、を備えた。
上記方法によれば、パンチルト操作の際に、モニタ側でカメラからの映像信号を表示する出画モードを「画質優先」モードから「動き優先」モードに切替えるので、パンチルト操作とモニタ上の映像の動きが一致し、パンチルト操作をスムーズに行うことが可能となる。
本発明は、モニタの画質向上を図りながらも、パンチルト操作をスムーズに行うことができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る出画モード切替システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態の出画モード切替システム1は、例えば監視システムに適用したものであり、制御機器2と、コントローラ3と、カメラ4と、モニタ(例えば液晶モニタ)5とを備えて構成される。カメラ4及びモニタ5は、実際にはそれぞれ複数台設けられるが、図1ではそれぞれを1台示している。
制御機器2は、CPU(Central Processing Unit)21と、入出力接続テーブル22と、コマンド送信部23と、映像切替部24と、コマンド処理部25と、コマンド送信部26と、各部を接続するバスライン27とを備えて構成される。CPU21は、制御機器2の各部を制御するものであり、図示せぬROM等の不揮発性メモリに格納されたプログラムに従って動作する。入出力接続テーブル22は、カメラ4とモニタ5の接続関係を示すテーブルである。操作者がコントローラ3を操作してカメラ4とモニタ5の選択を行った際に、その接続関係が入出力接続テーブル22に記録される。カメラ4とモニタ5の選択を行う毎にテーブル内容が更新される。
コマンド送信部23は、カメラ4に対して、パン動作やチルト動作をさせるためのパンチルトコマンドを送信する。この場合、コマンド送信部23は、コントローラ3からパンチルトコマンドが出力された際に、CPU21の制御によってパンチルトコマンドを送信する。映像切替部24は、映像の切替えを行うものであり、操作者が選択したカメラ4とモニタ5とを接続する。図1では#1のカメラ4と#1のモニタ5とが選択されており、#1のカメラ4からのアナログ映像信号又はデジタル映像信号(以下、単に“映像信号”と呼ぶ)S1が、#1のモニタ5へ送られる。カメラ4とモニタ5の選択は、上述したようにコントローラ3の操作によって行われる。
コマンド処理部25は、コントローラ3からのパンチルトコマンド、カメラ及びモニタの選択コマンド等の各種コマンドを受付けて、CPU21の処理に利用可能な形式のデータに変換してCPU21に与える。コマンド送信部26は、操作者が選択したモニタ5に対して画質切替コマンドを送信する。コマンド送信部26は、コントローラ3からパンチルトコマンドが出力された場合、CPU21の制御によって画質切替コマンドを送信する。コントローラ3は、ジョイスティック31を有し、操作者によるジョイスティック31の操作に応じて、上述したパンチルトコマンド、カメラ及びモニタの選択コマンド等の各種コマンドを出力する。
モニタ5は、出画モードとして「画質優先」と「動き優先」の2つのモードを有し、通常は「画質優先」モードとなり、制御機器2から画質切替コマンドを受けた場合に「動き優先」モードに切替わる。「動き優先」モードは、映像信号をフレームメモリに蓄えて画質を向上させる処理を飛ばして映像信号を遅延なく表示するもので、コントローラ3のジョイスティック31の動きとモニタ上の映像の動きが一致し、パンチルト操作をスムーズに行うことを可能にするものである。また、モニタ5は、一定時間画質切替コマンドが来ない場合は自動的に「画質優先」モードに切替える。
図2は、モニタ5の概略構成を示すブロック図である。同図において、モニタ5は、LCDパネル51と、フレームメモリ52と、コマンド処理部53と、切替スイッチ54とを備えて構成される。フレームメモリ52は、上述したように映像信号を蓄積する。「画質優先」モードでは、フレームメモリ52に蓄積された前のフレームの映像信号と現在のフレームの映像信号とが比較されてノイズの除去が行われる。この画質向上処理はLCDパネル51に内蔵された処理回路(図示略)にて行われる。コマンド処理部53は、入力されたコマンドを処理し、画質切替コマンドの場合には切替スイッチ54を「動き優先」モード側に切替える。すなわち、切替スイッチ54の共通端子cを端子a側から端子b側に切替える。これにより、制御機器2からの映像信号が直接LCDパネル51に入力される。
このように、カメラ4のパンチルトを調整するために、操作者がコントローラ3を操作することで、制御機器2から画質切替コマンドがモニタ5に発行される。モニタ5は、画質切替コマンドを受け取ると、出画モードを「画質優先」モードから「動き優先」モードに切替える。「動き優先」モードになると、コントローラ3のジョイスティック31の動きとモニタ上の映像の動きが一致し、パンチルト操作をスムーズに行うことが可能となる。また、一定時間画質切替コマンドが来ない場合、モニタ5は自動的に「画質優先」モードに切替わる。
図3は、本実施の形態の出画モード切替システム1の動作を説明するための図である。 (1)まず操作者がコントローラ3を操作してカメラ映像を表示させるモニタ5を複数のモニタ5の中から1つ選択する。このとき#1のモニタ5を選択したとすると、コントローラ3から#1のモニタ5を選択するコマンドが制御機器2に発行される。
(2)次いで、操作者がコントローラ3を操作して複数のカメラ4の中から1つ選択する。このとき#1のカメラ4を選択したとすると、コントローラ3から#1のカメラ4を選択するコマンドが制御機器2に発行される。これにより、#1のモニタ5に#1のカメラ4の映像が映し出される。このとき、CPU21により#1のモニタ5と#1のカメラ4の接続関係が入出力接続テーブル22に反映され、更新される。
(2)次いで、操作者がコントローラ3を操作して複数のカメラ4の中から1つ選択する。このとき#1のカメラ4を選択したとすると、コントローラ3から#1のカメラ4を選択するコマンドが制御機器2に発行される。これにより、#1のモニタ5に#1のカメラ4の映像が映し出される。このとき、CPU21により#1のモニタ5と#1のカメラ4の接続関係が入出力接続テーブル22に反映され、更新される。
(3)次いで、操作者がコントローラ3のジョイスティック31を操作する。これにより、パンチルトコマンドが制御機器2に発行される。制御機器2は、コントローラ3から発行されたパンチルトコマンドを受けると、#1のカメラ4にパンチルトコマンドを発行し、#1のカメラ4を動作させる。それと同時に、入出力接続テーブル22により#1のカメラ4の映像を出力している#1のモニタ5に画質切替コマンドを発行する。これにより、#1のモニタ5は、それまでの「画質優先」モードから「動き優先」モードに切替わる。以後、ジョイスティック31が操作される毎に、制御機器2から#1のカメラ4に対してパンチルトコマンドが発行されるとともに、#1のモニタ5に対して画質切替コマンドが発行される。
(4)#1のモニタ5は、一定時間を超えて画質切替コマンドを受けない場合は、自動的に「画質優先」モードに切替わる。
以上の動作は、#1のカメラ4及び#1のモニタ5に限らず、他の全てのカメラ4とモニタ5にて同様に行われる。
なお、モニタ5は、多画面表示している場合でも画質切替コマンドを受けることで、「動き優先」モードに切替えるようにしてもよい。多画面表示している場合に「動き優先」モードに切替えると、該当画面以外の画面も画質が低下するので、このような状況になるのを好まなければ、「動き優先」モードに切替えるようにしなくてもよい。
以上の動作は、#1のカメラ4及び#1のモニタ5に限らず、他の全てのカメラ4とモニタ5にて同様に行われる。
なお、モニタ5は、多画面表示している場合でも画質切替コマンドを受けることで、「動き優先」モードに切替えるようにしてもよい。多画面表示している場合に「動き優先」モードに切替えると、該当画面以外の画面も画質が低下するので、このような状況になるのを好まなければ、「動き優先」モードに切替えるようにしなくてもよい。
このように本実施の形態の出画モード切替システム1によれば、制御機器2は、カメラ4に対してパン動作やチルト動作させるためのパンチルトコマンドを送信する際に画質切替コマンドを送信し、モニタ5は、カメラ4からの映像信号を一時的に保持するフレームメモリ52を有し、制御機器2から送信された画質切替コマンドを受信すると、カメラ4からの映像信号を表示する出画モードを、フレームメモリ52を使用する「画質優先」モードからフレームメモリ52を使用しない「動き優先」モードに切替えるので、パンチルト操作の際に、パンチルト操作とモニタ5上の映像の動きが一致し、パンチルト操作をスムーズに行うことが可能となる。
本発明は、モニタの画質向上を図りながらも、パンチルト操作をスムーズに行うことができるといった効果を有し、監視システムなどへの適用が可能である。
1 出画モード切替システム
2 制御機器
3 コントローラ
4 カメラ
5 モニタ
21 CPU
22 入出力接続テーブル
23、26 コマンド送信部
24 映像切替部
25、53 コマンド処理部
27 バスライン
31 ジョイスティック
51 LCDパネル
52 フレームメモリ
54 切替スイッチ
2 制御機器
3 コントローラ
4 カメラ
5 モニタ
21 CPU
22 入出力接続テーブル
23、26 コマンド送信部
24 映像切替部
25、53 コマンド処理部
27 バスライン
31 ジョイスティック
51 LCDパネル
52 フレームメモリ
54 切替スイッチ
Claims (4)
- カメラに対してパン動作またはチルト動作させるためのパンチルトコマンドを送信する際、画質切替コマンドを送信する制御機器と、
前記制御機器から送信された前記画質切替コマンドを受信して、前記カメラからの映像信号を表示する出画モードを「画質優先」モードから「動き優先」モードに切替えるモニタと、
を備えた出画モード切替システム。 - 前記制御機器は、前記カメラからの映像信号を前記モニタに出力する映像切替部を有している請求項1に記載の出画モード切替システム。
- 前記モニタは、前記「画像優先」モードにおいて前記カメラからの映像信号を一時的に保持するフレームメモリを有している請求項1又は請求項2に記載の出画モード切替システム。
- カメラに対してパン動作またはチルト動作させるためのパンチルトコマンドを送信する際、画質切替コマンドを送信するコマンド送信ステップと、
前記コマンド送信ステップで送信された前記画質切替コマンドを受信して、前記カメラからの映像信号を表示する出画モードを「画質優先」モードから「動き優先」モードに切替えるモード切替ステップと、
を備えた出画モード切替方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009127685A JP2010278629A (ja) | 2009-05-27 | 2009-05-27 | 出画モード切替システム及び出画モード切替方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009127685A JP2010278629A (ja) | 2009-05-27 | 2009-05-27 | 出画モード切替システム及び出画モード切替方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010278629A true JP2010278629A (ja) | 2010-12-09 |
Family
ID=43425197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009127685A Withdrawn JP2010278629A (ja) | 2009-05-27 | 2009-05-27 | 出画モード切替システム及び出画モード切替方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010278629A (ja) |
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2009
- 2009-05-27 JP JP2009127685A patent/JP2010278629A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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