JP2010278599A - Ofdmアレー受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、伝送路歪みが存在する場合であっても最適Wベクトルの高速応答性および収束安定性を向上させることが可能なOFDMアレー受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明によるOFDMアレー受信装置は、各受信信号の所定シンボルにおけるDFT結果を、同一タイミングかつ同一キャリア番号順にj(jは2以上の整数)回繰り返して出力する周波数ドメインデータ供給手段10と、周波数ドメインデータ供給手段10から入力されたキャリア番号に対応するキャリアデータと、アンテナ素子の指向性を制御するWベクトルとの合成演算を行い、SPキャリアを参照信号とする理想値と合成演算の結果との誤差をSPキャリアに対応するキャリア番号において算出し、誤差とキャリアデータとからWベクトルを算出して更新するアダプティブアレー手段4とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、OFDM信号を複数のアンテナ素子にて受信するOFDMアレー受信装置に関する。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)において、GI(Guard Interval:ガードインターバル)長以上の遅延広がりを有する伝送路や、GI長以上の時間差があるSFN(Single Frequency Network:単一周波数ネットワーク)波環境にて受信するとき、受信信号をフーリエ変換した結果には所望のキャリア以外の妨害成分が混在してCN比(Carrier to Noise ratio)が悪くなるという問題がある。
従来のOFDM復調技術では、アンテナ素子にて受信した信号に対してダウンコンバータを行ってAD変換を行い、例えば、Bit Timing RecoveryなどによってDFT(Discrete Fourier Transform:離散フーリエ変換)窓位置を制御し、DFT結果に対してスキャッタードパイロット(Scattered Pilot:SP、以下SPとする)による伝送路推定を行う。そして、伝送路結果およびDFT結果によって等化し、誤り訂正および多値QAMなど各キャリアのディジタル復調を行うことによってOFDM復調を行っている(例えば、非特許文献1参照)。
また、複数のアンテナ素子を配列したアレーアンテナを設け、伝播環境に応じて各アンテナ素子に対してアダプティブアレー手段にてアダプティブ制御を行うことによって重み(以下、Wベクトルとする)付けし、各アンテナ素子の指向性を電気的に変えるOFDM受信装置がある。アダプティブアレー手段によるWベクトルの最適化アルゴリズムとしては、例えば、直接解法(Sample Matrix Inversion:SMI)(例えば、非特許文献2参照)、最急降下法(Least Mean Square:LMS)、CMA法(Constant Modulus Algorithm)などがある。
「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式」、ARIB STD−B31 菊間信良著、「アダプティブアンテナ技術」、オーム社
従来のアダプティブアレー手段を備えたOFDM受信装置において、直接解法では、k種のアンテナ素子でのWベクトルはk行k列の逆行列を行って最適Wベクトルを求めているため、複素演算回路部の回路規模が増大する問題があった。また、最急降下法では、SPキャリア数がデータ数に比べて少ないため高速応答性に問題があり、GI長を超える遅延波混在時に伝送路変動が生じる環境下では、伝送路変動に追従しながらDFT区間を理想的に抽出することが困難となってアンテナ素子単位でDFT区間にずれが生じた場合に各アンテナ素子でDFT区間のずれによる位相回転を含んだDFT結果となるため、最適Wベクトルの収束安定性を確保することが困難になるという問題もあった。CMA法では、受信信号の振幅を扱うためDFT結果にDFT区間のずれによる影響はないが、伝送路歪みがある場合などでは捕捉すべき到来波を継続して捕捉することが難しく、最適Wベクトルの収束安定性を確保することが困難であるという問題があった。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、SPキャリアの振幅のみを扱う最急降下型のアダプティブアレーで、伝送路歪みが存在する場合であっても最適Wベクトルの高速応答性および収束安定性を向上させることが可能なOFDMアレー受信装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明によるOFDMアレー受信装置は、復調後の信号レベルが既知であるパイロットキャリアを含むOFDM信号をk(kは2以上の整数)個のアンテナ素子にて受信し、各アンテナ素子にて受信された受信信号に対してAD変換およびキャリア周波数同期処理を行う時間ドメイン処理手段と、時間ドメイン処理手段から入力された時間軸シリアルデータ列をパラレルデータ列に変換して出力するシリアル−パラレル変換手段と、シリアル−パラレル変換手段から入力されたパラレルデータ列に対して離散フーリエ変換してDFT結果を出力するDFT手段と、各受信信号の所定シンボルにおけるDFT結果を、同一タイミングかつ同一キャリア番号順にj(jは2以上の整数)回繰り返して出力する周波数ドメインデータ供給手段と、周波数ドメインデータ供給手段から入力されたキャリア番号に対応するキャリアデータと、アンテナ素子の指向性を制御するウェイトベクトルとの合成演算を行い、パイロットキャリアを参照信号とする理想値と合成演算の結果との誤差をパイロットキャリアに対応するキャリア番号において算出し、誤差とキャリアデータとからウェイトベクトルを算出して更新するアダプティブアレー手段と、アダプティブアレー手段から入力された演算結果とパイロットキャリアとから伝送路測定を行い、キャリアデータの等化を行う等化手段と、等化手段による等化結果に対してインタリーバおよび誤り訂正を行うFEC手段と、TMCC復調を行うTMCC復調手段と、TMCC復調手段による復調結果に基づいて所定シンボルのシンボル番号情報を周波数ドメインデータ供給手段に出力するシンボル番号情報供給手段とを備えることを特徴とする。
本発明によると、各受信信号の所定シンボルにおけるDFT結果を、同一タイミングかつ同一キャリア番号順にj(jは2以上の整数)回繰り返して出力する周波数ドメインデータ供給手段と、周波数ドメインデータ供給手段から入力されたキャリア番号に対応するキャリアデータと、アンテナ素子の指向性を制御するウェイトベクトルとの合成演算を行い、パイロットキャリアを参照信号とする理想値と合成演算の結果との誤差をパイロットキャリアに対応するキャリア番号において算出し、誤差とキャリアデータとからウェイトベクトルを算出して更新するアダプティブアレー手段とを備えるため、伝送路歪みが存在する場合であっても最適Wベクトルの高速応答性および収束安定性を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態1によるOFDMアレー受信装置のブロック図である。 本発明の実施形態1による周波数ドメインデータ供給手段のブロック図である。 本発明の実施形態1による周波数ドメインデータ供給手段から出力されるデータ列を示す図である。 本発明の実施形態1によるアダプティブアレー手段のブロック図である。 本発明の実施形態2によるアダプティブアレー手段のブロック図である。 本発明の実施形態2による先頭Wベクトル選択手段のブロック図である。 本発明の実施形態4による先頭Wベクトル選択手段のブロック図である。 本発明の実施形態5によるOFDMアレー受信装置のブロック図である。 本発明の実施形態6による周波数ドメインデータ供給手段から供給されるデータ列を示す図である。 前提技術によるアダプティブアレーを備えたOFDM受信装置のブロック図である。
本発明の実施形態について、図面を用いて以下に説明する。
〈前提技術〉
まず初めに、本発明の前提となる技術について説明する。
図10は、前提技術によるアダプティブアレーを備えたOFDM受信装置のブロック図であり、SPキャリアを参照信号として扱う一般的なPost−DFT型のアダプティブアレー手段を備えたOFDM受信装置である。
図10に示すように、時間ドメイン処理手段11〜1k(以下、kは2以上の任意の整数とする)では、各ブランチ(アレーアンテナ素子)による受信信号に対してAD変換やキャリア周波数同期処理を行う。S−P(シリアル−パラレル)変換手段21〜2kでは、DFT区間における時間軸シリアルデータ列に対してDFTを行うためにDFTサンプル数のパラレルデータ列に変換し、DFT手段31〜3kでは、S−P変換手段21〜2kにて変換された結果に対してDFTを行う。アダプティブアレー手段4では、各DFT結果に対してアダプティブアレー処理を行い、等化手段5では、アダプティブアレー処理の結果に対してSPキャリアなどから伝送路推定を行ってキャリア等化を行う。
また、P−S変換手段6では、等化手段5による等化結果をシリアルデータ列に変換し、FEC(Forward Error Correction)手段7にてデインタリーバや誤り訂正などを行ってトランスポートパケットデータ(TSデータ)を生成して出力する。TMCC復調手段8では、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)キャリアのDBPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)復調を行ってTMCC情報を生成する。シンボル番号情報供給手段9では、TMCC復調手段8にて得られたTMCC情報から該当するシンボルのシンボル番号情報をアダプティブアレー手段4および等化手段5に供給する。シンボル番号によってSPキャリア位置のキャリア番号が確定されるため、アダプティブアレー手段4および等化手段5では、供給されたシンボル番号情報からSPキャリア位置を確定する。
アダプティブアレー手段4において、SPキャリアは、例えば非特許文献1に記載のように、PRBS生成回路によって生成されたBPSK信号であり、TMCC復調によってシンボル番号が既知であり、かつ復調データのキャリア番号が既知であるときSPキャリアの理想位置は既知となる。このことを利用して、最小二乗誤差法(Minimum Mean Square Error:MMSE)では、アダプティブアレー手段4の結果とSPキャリアとの誤差情報によって、より最適なWベクトルを生成し、生成した最適Wベクトルをアダプティブアレー手段4にて合成して等化手段5に出力する。
このように、アダプティブアレー手段4において、生成したWベクトルを用いてSPキャリアがより理想位置に近づき、また干渉成分を抑制する合成を行うことによって、所望波とそれ以外の雑音成分との比であるSINR比(Signal−to−Interference and Noise power Ratio:信号対雑音、干渉電力比)が向上して干渉波の影響が抑制される。しかし、上述の通り、伝送路歪みが存在する場合に最適Wベクトルの高速応答性および収束安定性が確保できないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、以下に詳細を説明する。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1によるOFDMアレー受信装置のブロック図である。図1に示すように、本実施形態1によるOFDMアレー受信装置は、復調後の信号レベルが既知であるパイロットキャリアを含む直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)信号をk(kは2以上の整数)種のアンテナ素子にて受信し、各アンテナ素子にて受信された受信信号に対してAD変換およびキャリア周波数同期処理を行う時間ドメイン処理手段11〜1kと、時間ドメイン処理手段11〜1kから入力された時間軸シリアルデータ列をパラレルデータ列に変換して出力するS−P変換手段21〜2k(シリアル−パラレル変換手段)と、S−P変換手段21〜2kから入力されたパラレルデータ列に対して離散フーリエ変換してDFT結果を出力するDFT(Discrete Fourier Transform)手段31〜3kと、各受信信号の所定シンボルにおけるDFT結果を、同一タイミングかつ同一キャリア番号順にj(jは2以上の整数)回繰り返して出力する周波数ドメインデータ供給手段10と、周波数ドメインデータ供給手段10から入力されたキャリア番号に対応するキャリアデータと、アンテナ素子の指向性を制御するウェイトベクトルとの合成演算を行い、パイロットキャリアを参照信号とする理想値と合成演算の結果との誤差をパイロットキャリアに対応するキャリア番号において算出し、誤差とキャリアデータとからウェイトベクトルを算出して更新するアダプティブアレー手段4と、アダプティブアレー手段4から入力された演算結果とパイロットキャリアとから伝送路測定を行い、キャリアデータの等化を行う等化手段5と、等化手段5による等化結果に対してインタリーバおよび誤り訂正を行うFEC(Forward Error Correction)手段7と、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)復調を行うTMCC復調手段8と、TMCC復調手段8による復調結果に基づいて所定シンボルのシンボル番号情報を周波数ドメインデータ供給手段10に出力するシンボル番号情報供給手段9とを備えている。
図2は、本発明の実施形態1による周波数ドメインデータ供給手段10のブロック図である。図2に示すように、本実施形態1による周波数ドメインデータ供給手段10において、記憶手段101〜10kは、第1アンテナ素子〜第kアンテナ素子の各DFT結果(DFTデータ)をそれぞれ記憶し、キャリアアドレス供給手段100から入力されるキャリア番号情報に対応するキャリアデータをアダプティブアレー手段4に供給する。また、キャリアアドレス供給手段100は、シンボル番号情報供給手段9から入力されるシンボル番号情報から対応するシンボルのSP位置を確定し、記憶手段101〜10kにキャリア番号を出力するとともに、アダプティブアレー手段4にSPキャリア位置情報およびインデックス先頭キャリア位置情報を出力する。
周波数ドメインデータ供給部10では、第1アンテナ素子〜第kアンテナ素子に対応する各DFT手段31〜3kでのDFT結果のデータがそれぞれ101〜10k記憶手段に供給され、全て(k種)のアンテナ素子に対応するDFT結果は、同じキャリアデータが同じタイミングとなるようにアダプティブアレー手段4に出力される。また、キャリアアドレス供給手段100では、シンボル番号情報供給手段9から入力されたシンボル番号情報から対応するシンボルのSPキャリア位置を確定し、アダプティブアレー手段4に出力するDFTデータのSPキャリア位置に対応する位置を示す信号としてSPキャリア位置情報を出力する。このとき、アダプティブアレー手段4に対しては、キャリア番号0からキャリア番号N−1からなる任意のシンボル番号mのDFTデータをj回繰り返して供給する。ここで、Nは1シンボルの有効キャリアデータ数、jは2以上の整数である。
図3は、本発明の実施形態1による周波数ドメインデータ供給手段10から出力されるデータ列を示す図であり、DFTデータ列、SPキャリア位置情報、およびインデックス先頭キャリア位置情報の時系列を示す図である。図3に示すように、SPキャリア位置情報は、HighのときはSPキャリア位置であることを示し、キャリア番号12a+bで表され、例えば、非特許文献1に記載のISDB−Tの方式では、bはシンボル番号によって0、3、6、9の順に値を持ち、 aは1シンボルでのSPキャリア総数である。該当セグメントがSPキャリアを持たない方式のときは、該当位置であってもHighにしない。また、インデックス先頭キャリア位置情報はキャリア番号0のキャリアデータ供給位置を示す情報である。
図4は、本発明の実施形態1によるアダプティブアレー手段4のブロック図である。図4に示すように、アダプティブアレー手段4では、周波数ドメインデータ供給部10から入力されるk種のキャリアデータをベクトルXとし、アダプティブアレー合成演算手段41にてWベクトル更新手段46から入力されるWベクトルとの合成演算を行ってアダプティブアレー合成結果y(m,n)を算出する。アダプティブアレー合成演算手段41にて算出されたy(m,n)は誤差検出手段42に入力され、周波数ドメインデータ供給手段10からキャリア番号制御手段47に入力されたSPキャリア位置情報によるSPキャリアに対応するキャリア位置情報が誤差検出手段42に入力される。誤差検出手段42では、アダプティブアレー合成演算手段41による合成結果y(m,n)と、キャリア番号制御手段47から入力されるSPキャリア位置情報から既知のxref(理想値)との誤差e(m,n)を算出する。算出された誤差e(m,n)は、複素乗算手段43にてベクトルXの受信データとの複素演算を行って最新のWベクトル補正値を算出する。複素乗算手段43にて算出されたWベクトルは、ステップサイズ演算手段44にて1以下のゲインが乗じられる。ステップサイズ演算手段44の結果は、Wベクトル加算手段45にて以前のWベクトル(当該シンボル以前のシンボルにて算出された最適Wベクトル)に対して加算され、Wベクトル更新手段46にてWベクトルを更新する。アダプティブアレー合成演算手段41での合成結果y(m,n)は、j回目のDFT結果に対して演算を行った結果として等化手段5に出力される。すなわち、アダプティブアレー手段4では、j回繰り返して演算してWベクトルを収束させ、最適なWベクトルを算出している。
次に、誤差検出手段42における誤差e(m,n)の算出方法について説明する。式(1)に示すように、誤差e(m,n)は既知のxrefの位相を合成結果y(m,n)と同位相となるようにするための位相情報であり、式(2)に示すように、合成結果y(m,n)の振幅情報を導くことによってSPキャリアの振幅は既知であるため単純な演算で誤差を求めることが可能となる。このように、誤差の検出によってDFT区間が理想の位置ではなくてもDFT区間のずれによる影響を受けないため、シンボル単位でのDFT区間のずれの変動やDFT区間のずれによるキャリア方向での位相回転の影響を受けずにWベクトルの更新をすることが可能となる。
Figure 2010278599
Figure 2010278599
以下に示す式(3)は、本発明にて用いるWベクトルの更新式である。式(3)において、itaは任意の更新回数を表し、Wベクトルの初期化時にita=0となる。Javeは複素乗算手段43での結果の任意の平均回数を表し、SPキャリアごとにWベクトルの更新をする場合はJave=1である。また、上添字*は複素共役を表す。
Figure 2010278599
以上のことから、アダプティブアレー手段4にて同じシンボル(1シンボル)期間でのDFT結果に対してWベクトルの最適化をj回(複数回)行うことが可能となり、伝送路歪みが存在する場合であっても最適Wベクトルの高速応答性および収束安定性を向上させることが可能となる。また、シンボル単位で最適Wベクトルに近づけることが可能となるためSINRの向上も期待できる。
なお、Javeまたはステップサイズは、インデックス単位またはアダプティブアレー開始以降の任意のシンボル数の前後で切り替えるなど変更してもよい。また、周波数ドメインデータ供給手段10からアダプティブアレー手段4にデータ列を供給するクロックをDFTサンプル速度よりも数倍高い速度のクロックで供給することによって、アダプティブアレー手段4に繰り返し供給するために要する時間を短縮してもよい。
〈実施形態2〉
本発明の実施形態2では、該当シンボル以前(該当シンボルの1シンボル前)の最適Wベクトルと、各アンテナ素子の無指向性(Wベクトル初期値)から開始して1シンボル期間中のSPキャリアによって生成した最適Wベクトルとのそれぞれについて誤差情報の比較を行い、誤差の小さいWベクトルを最適Wベクトルとして選択することを特徴としている。
周波数ドメインデータ供給手段10では、第1アンテナ素子から第kアンテナ素子に対応する各DFTデータは、同じキャリアデータが同じタイミングとなるようにアダプティブアレー手段4に出力される。また、アダプティブアレー手段4に出力するDFTデータのSPキャリア位置に対応する位置を示す信号としてSPキャリア位置情報を出力する。このとき、アダプティブアレー手段4に対しては、キャリア番号0からキャリア番号N−1からなる任意のシンボル番号mのDFTデータを少なくともj回繰り返して供給する。ここで、jは式(4)の条件を満たすものとする。
Figure 2010278599
図5は、本発明の実施形態2によるアダプティブアレー手段4のブロック図である。図5に示すアダプティブアレー手段4の構成要素のうち、アダプティブアレー合成演算手段41、誤差検出手段42、複素乗算手段43、ステップサイズ演算手段44、およびWベクトル加算手段45については、構成及び動作が実施形態1(図4)と同様であるためここでは説明を省略する。
図5に示すように、キャリア番号制御手段47では、周波数ドメインデータ供給手段10から入力されたSPキャリア位置情報を誤差検出手段42、Wベクトル更新手段46、および誤差累積加算手段49に出力し、該当シンボル内最終時点のタイミングをシンボル最終Wベクトル抽出手段48に出力する。誤差累積加算手段49では、SPキャリア位置での合成結果y(m,n)と既知のxrefとの誤差の自乗を1シンボル分のSPキャリア数単位で累積加算する。シンボル最終Wベクトル抽出手段48では、1シンボル分のSPキャリア数分更新した後のWベクトル更新結果を先頭Wベクトル選択手段410に出力する。
図6は、本発明の実施形態2による先頭Wベクトル選択手段410のブロック図である。図6に示すように、先頭Wベクトル選択手段415には、任意のアンテナ素子のWを1としてそれ以外のアンテナ素子を0とする既知のWベクトル(無指向性Wベクトル)をk種と、該当シンボルの1シンボル前にて最後に更新されたWベクトルと、Wベクトル選択手段414にて選択されたWベクトルとが入力される。
先頭Wベクトル選択制御手段416において、アダプティブアレー手段4による繰り返し演算の1回目からk回目までは、各アンテナ素子の無指向性Wベクトルが先頭Wベクトルとして選択され、k+1回目では、該当シンボルの1シンボル前にて最後に更新されたWベクトルが先頭Wベクトルとして選択される。各先頭Wベクトルを初期値としてWベクトルの更新および誤差検出を1シンボル期間行い、1シンボル期間に存在するSPキャリア位置にて検出された誤差は誤差累積加算手段49にて累積加算された後に誤差累積記憶手段412に入力して記憶され、1シンボル期間に存在するSPキャリア位置で更新して生成したWベクトルのうちの最終SPキャリア位置で更新されたWベクトル更新結果はシンボル最終Wベクトル抽出手段48からWベクトル記憶手段411に入力して記憶される。
k+1回目のWベクトル更新結果が出た後に、誤差累積比較手段413にて誤差累積記憶手段412に記憶されているk+1種の誤差の累積和の中で最小値を選択し、そのときのシンボル最終SPキャリアのWベクトル更新結果がWベクトル選択手段414にて最適なWベクトルとして選択されて先頭Wベクトル選択手段415に入力され、k+2回目の先頭WベクトルとしてWベクトル更新手段46に出力する。なお、k+3回目以降は、先頭Wベクトルはそのまま前回のWベクトル結果(すなわち、k+2回目の先頭Wベクトル)を引き継ぐこととする。
すなわち、本実施形態2によるOFDMアレー受信装置は、周波数ドメインデータ供給手段10は、各受信信号の所定シンボルにおけるDFT結果を、同一タイミングかつ同一キャリア番号順にj(jはk+2以上の整数)回繰り返して出力し、アダプティブアレー手段4は、周波数ドメインデータ供給手段10からj回繰り返して出力するデータ列のうちの1回分を1インデックスとし、パイロットキャリアを参照信号とする理想値と合成演算の結果との誤差をインデックス単位内における任意のパイロットキャリア数分を累積加算する誤差累積加算手段49と、累積加算の結果をインデックス単位で各アンテナ素子に対して記憶する誤差累積記憶手段412と、インデックス単位内において最終に更新されたWベクトル(ウェイトベクトル)を出力するシンボル最終Wベクトル抽出手段48(シンボル最終ウェイトベクトル抽出手段)と、シンボル最終Wベクトル抽出手段48から出力されたWベクトルをインデックス単位で各アンテナ素子に対して記憶するWベクトル記憶手段411(ウェイトベクトル記憶手段)と、誤差累積記憶手段412に記憶された各アンテナ素子の累積加算結果と、誤差累積記憶手段412に予め記憶されている1シンボル前の最終インデックス(j回目のインデックス)における誤差の累積加算結果との中で比較し、誤差が最小のインデックスを選択する誤差累積比較手段413と、誤差累積比較手段413にて選択されたインデックスに対応するWベクトルをWベクトル記憶手段411から選択するWベクトル選択手段414(ウェイトベクトル選択手段)と、各アンテナ素子のうちの1つのWを1とし、それ以外のアンテナ素子のWを0とするk種の無指向性Wベクトル(無指向性ウェイトベクトル)と、Wベクトル記憶手段411にて予め記憶されている1シンボル前の最終インデックスにおけるWベクトルと、Wベクトル選択手段414にて選択されたWベクトルとから、1つのWベクトルを選択して先頭ウェイトベクトルする先頭Wベクトル選択手段415(先頭ウェイトベクトル選択手段)と、先頭Wベクトル選択手段415にて選択される先頭Wベクトルをインデックスごとに選択するために先頭Wベクトル選択手段415に対して選択情報を出力する先頭Wベクトル選択制御手段416(先頭ウェイトベクトル選択制御手段)とを備えている。その他の構成および動作は実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上のことから、各アンテナ素子の無指向性から開始して1シンボル期間に存在するSPキャリアによって生成したWベクトルと、該当シンボルの1シンボル前にて最後に更新されたWベクトルとについてそれぞれ誤差比較を行い、誤差の少ない方を最適なWベクトルとして選択するため、収束安定性の向上が期待できる。また、到来波角度差が変動するような伝送路歪みが存在する環境下において、Wベクトルの継続更新による最適Wベクトルの収束安定化の劣化を未然に防ぐことが可能となる。
なお、周波数ドメインデータ供給手段10からアダプティブアレー手段4にデータ列を供給するクロックをDFTサンプル速度よりも数倍高い速度のクロックで供給することによって、アダプティブアレー手段4に繰り返し供給するために要する時間を短縮してもよい。また、Javeは、インデックス単位またはアダプティブアレー開始以降の任意のシンボル数の前後で切り替えるなど変更してもよい。
また、誤差累積加算手段49における誤差累積加算は、全ての該当SPキャリアに対して行う必要はなく、任意のサンプル数、例えばWベクトル更新の後半のSPキャリアの数個を累積加算してもよい。
ステップサイズ演算手段44のμは、1インデックス目〜k+1インデックス目までのものとそれ以外のインデックスとで違うものとしてもよく、また、アダプティブアレー開始以降の任意のシンボル数の前後で切り替えるなど変更してもよい。また、Javeは、1インデックス目〜k+1インデックス目までのものとそれ以外のインデックスとでアダプティブアレー開始以降の任意のシンボル数の前後で切り替えるなど変更してもよい。
〈実施形態3〉
実施形態2では、各アンテナ素子のWベクトル初期値からのWベクトルの更新を1シンボル期間のSPキャリア数単位で切り替えて誤差の少ない最適なWベクトルを選択していたが、本発明の実施形態3では、各アンテナ素子のWベクトル初期値からのWベクトルの更新を1シンボル期間のSPキャリア数単位で複数回繰り返すことによって最適なWベクトルを選択することを特徴としている。
周波数ドメインデータ供給手段10では、実施形態2と同様に、第1アンテナ素子から第kアンテナ素子に対応する各DFTデータは、同じキャリアデータが同じタイミングとなるようにアダプティブアレー手段4に出力される。また、アダプティブアレー手段4に出力するDFTデータのSPキャリア位置に対応する位置を示す信号としてSPキャリア位置情報を出力する。このとき、アダプティブアレー手段4に対しては、キャリア番号0からキャリア番号N−1からなる任意のシンボル番号mのDFTデータを少なくともj回繰り返して供給する。ここで、jは式(5)の条件を満たすものとする。
Figure 2010278599
式(5)に示すように、本実施形態3による先頭Wベクトル選択制御手段416において、p回ごとに各アンテナ素子の無指向性Wベクトルが先頭Wベクトルとして選択され、p*k+1回目では、該当シンボルの1シンボル前にて最後に更新されたWベクトルが先頭Wベクトルとして選択される。各先頭Wベクトルを初期値としてWベクトル更新および誤差検出を1シンボル単位で複数回行い、SPキャリア位置にて検出された誤差は誤差累積加算手段49にて累積加算された後に誤差累積記憶手段412に入力して記憶され、更新して生成したWベクトルのうちの最終SPキャリア位置で更新されたWベクトル更新結果はシンボル最終Wベクトル抽出手段48からWベクトル記憶手段411に入力して記憶される。誤差累積比較手段413にて誤差累積記憶手段412に記憶されているk+1種の誤差の累積和の中で最小値を選択し、そのときのシンボル最終SPキャリアのWベクトル更新結果がWベクトル選択手段414にて最適なWベクトルとして選択されて先頭Wベクトル選択手段415に入力され、の先頭WベクトルとしてWベクトル更新手段46に出力する。なお、先頭Wベクトル選択手段では、p*(k+1)+2回目以降、先頭Wベクトルはそのまま前回のWベクトルの結果(すなわち、p*(k+1)+1回目の先頭Wベクトル)を引き継ぐこととする。
すなわち、本実施形態3によるOFDMアレー受信装置では、周波数ドメインデータ供給手段10は、各受信信号の所定シンボルにおけるDFT結果を、同一タイミングかつ同一キャリア番号順にj(jはp*(k+1)+1以上の整数であり、かつ、pは2以上の整数)回繰り返して出力し、誤差累積加算手段49は、周波数ドメインデータ供給手段10からj回繰り返して出力するデータ列のうちのp回分を1インデックスとし、SPキャリア(パイロットキャリア)を参照信号とする理想値と合成演算の結果との誤差をインデックス単位の期間で累積加算することを特徴とする。その他の構成および動作は実施形態2と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上のことから、各アンテナ素子のWベクトル初期値からのWベクトルの更新を1シンボル期間のSPキャリア数単位で複数回繰り返すことによって最適なWベクトルを選択するため、収束安定性の向上が期待できる。また、到来波角度差が変動するような伝送路歪みが存在する環境下において、Wベクトルの継続更新による最適Wベクトルの収束安定化の劣化を未然に防ぐことが可能となる。
なお、周波数ドメインデータ供給手段10からアダプティブアレー手段4にデータ列を供給するクロックをDFTサンプル速度よりも数倍高い速度のクロックで供給することによって、アダプティブアレー手段4に繰り返し供給するために要する時間を短縮してもよい。また、Javeは、インデックス単位またはアダプティブアレー開始以降の任意のシンボル数の前後で切り替えるなど変更してもよい。
また、誤差累積加算手段49における誤差累積加算は、全ての該当SPキャリアに対して行う必要はなく、任意のサンプル数、例えばWベクトル更新の後半のSPキャリアの数個を累積加算してもよい。
さらに、ステップサイズ演算手段44のμまたはJaveは、1インデックス目〜k+1インデックス目までのものとそれ以外のインデックスとで違うものとしてもよく、また、アダプティブアレー開始以降の任意のシンボル数の前後で切り替えるなど変更してもよい。
〈実施形態4〉
本発明の実施形態4では、各アンテナ素子のWベクトル初期値(無指向性Wベクトル)からのWベクトルの更新を複数シンボル間に渡って更新することを特徴としている。
周波数ドメインデータ供給手段10は、アダプティブアレー手段4に対して、キャリア番号0からキャリア番号N−1からなる任意のシンボル番号のDFTデータを少なくともj回繰り返して供給する。ここで、jは式(6)の条件を満たすものとする。
Figure 2010278599
図7は、本発明の実施形態4による先頭Wベクトル選択手段410のブロック図である。図7に示すように、先頭Wベクトル選択制御手段416によって制御されるk種のアンテナ素子に対応する繰り返し演算の1回目からk回目までの各回では複数シンボル期間に渡ってWベクトルの更新が行われており、各回について素子Wベクトル選択手段4171〜417kは、1シンボル目は各アンテナ素子の無指向性ベクトル(Wベクトル初期値)を選択し、残りのシンボル期間は各アンテナ素子の無指向性ベクトルを初期値としてWベクトルの更新を行うよう選択する。複数シンボル期間に渡って更新されたk種の最終のWベクトル更新結果のそれぞれは、先頭Wベクトルとして先頭Wベクトル選択手段415に出力されるとともに、Wベクトル記憶手段411に記憶され、Wベクトル更新期間中に誤差検出手段42にて検出されたk種の誤差は誤差累積加算手段49にて累積加算され誤差累積記憶手段412に記憶される。
k+1回目では、継続Wベクトル選択手段417kpは、該当シンボルの1シンボル前にて最後に更新されたWベクトルを選択し、先頭Wベクトルとして先頭Wベクトル選択手段415に出力する。また、1シンボル目で選択されたWベクトルを初期値として複数シンボル期間Wベクトルの更新し、Wベクトル更新期間中に誤差検出手段42にて検出されたk種の誤差は誤差累積加算手段49にて累積加算され誤差累積記憶手段412に記憶される。
k+1回目のWベクトル更新結果が出た後に、誤差累積比較手段413にて誤差累積記憶手段412に記憶されているk+1種の誤差の累積和の中で最小値を選択し、そのときのシンボル最終SPキャリアのWベクトル更新結果がWベクトル選択手段414にて最適なWベクトルとして選択されて先頭Wベクトル選択手段415に入力され、k+2回目で先頭WベクトルとしてWベクトル更新手段46に出力する。なお、k+3回目以降は、先頭Wベクトルはそのまま前回のWベクトル結果(すなわち、k+2回目の先頭Wベクトル)を引き継ぐこととする。
すなわち、本実施形態4によるOFDMアレー受信装置では、周波数ドメインデータ供給手段10は、各受信信号の所定シンボルにおけるDFT結果を、同一タイミングかつ同一キャリア番号順にj(jはp*(k+1)+1以上の整数であり、かつ、pは2以上の整数)回繰り返し、かつ、各受信信号の複数シンボル分出力し、アダプティブアレー手段4は、周波数ドメインデータ供給手段10からj回繰り返して出力するデータ列の複数シンボル分を1インデックスとし、SPキャリア(パイロットキャリア)を参照信号とする理想値と合成演算の結果との誤差をインデックス単位内における任意のSPキャリア数分を累積加算する誤差累積加算手段49と、累積加算の結果をインデックス単位で各アンテナ素子に対して記憶する誤差累積記憶手段412と、インデックス単位内において最終に更新されたWベクトル(ウェイトベクトル)を出力するシンボル最終Wベクトル抽出手段48(シンボル最終ウェイトベクトル抽出手段)と、シンボル最終Wベクトル抽出手段48から出力されたWベクトルをインデックス単位で各アンテナ素子に対して記憶するWベクトル記憶手段411(ウェイトベクトル記憶手段)と、誤差累積記憶手段412に記憶された各アンテナ素子の累積加算結果と、誤差累積記憶手段412に予め記憶されている1シンボル前の最終インデックス(j回目のインデックス)における誤差の累積加算結果との中で比較し、誤差が最小のインデックスを選択する誤差累積比較手段413と、誤差累積比較手段413にて選択されたインデックスに対応するWベクトルをWベクトル記憶手段411から選択するWベクトル選択手段414(ウェイトベクトル選択手段)と、複数シンボルのうちの1シンボル目は無指向性Wベクトル(無指向性ウェイトベクトル)を選択し、それ以降は当該無指向性Wベクトルを初期値として各シンボル期間で更新されたWベクトルを選択する素子Wベクトル選択手段4171〜417k(アンテナ素子ウェイトベクトル選択手段)と、複数シンボルのうちの1シンボル目はWベクトル記憶手段411にて予め記憶されている1シンボル前の最終インデックスにおけるWベクトルを選択し、それ以降は当該Wベクトルを初期値として各シンボル期間で更新されたWベクトルを選択する継続Wベクトル選択手段(継続ウェイトベクトル選択手段)と、素子Wベクトル選択手段4171〜417kから入力されたWベクトルと、継続Wベクトル選択手段417kpから入力されたWベクトルと、Wベクトル選択手段414にて選択されたWベクトルとから、1つのWベクトルを選択して先頭Wベクトル(先頭ウェイトベクトル)とする先頭Wベクトル選択手段415(先頭ウェイトベクトル選択手段)と、先頭Wベクトル選択手段415にて選択される先頭Wベクトルをインデックスごとに選択するために先頭Wベクトル選択手段415に対して選択情報を出力する先頭Wベクトル選択制御手段416(先頭ウェイトベクトル選択制御手段)とを備えることを特徴とする。その他の構成および動作は実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上のことから、各アンテナ素子の無指向性から開始して複数シンボル期間に渡って更新して生成したWベクトルと、該当シンボルの1シンボル前にて最後に更新されたWベクトルを複数シンボル期間に渡って更新して生成したWベクトルとについてそれぞれ誤差比較を行い、誤差の少ない方を最適なWベクトルとして選択するため、収束安定性の向上が期待できる。また、実施形態2よりもさらに最適なWベクトルを生成することが可能となる。
なお、周波数ドメインデータ供給手段10からアダプティブアレー手段4にデータ列を供給するクロックをDFTサンプル速度よりも数倍高い速度のクロックで供給することによって、アダプティブアレー手段4に繰り返し供給するために要する時間を短縮してもよい。
また、誤差累積加算手段49における誤差累積加算は、全ての該当SPキャリアに対して行う必要はなく、任意のサンプル数、例えばWベクトル更新の後半のSPキャリアの数個を累積加算してもよい。
ステップサイズ演算手段44のμは、1インデックス目〜k+1インデックス目までのものとそれ以外のインデックスとで違うものとしてもよく、また、アダプティブアレー開始以降の任意のシンボル数の前後で切り替えるなど変更してもよい。また、Javeは、1インデックス目〜k+1インデックス目までのものとそれ以外のインデックスとでアダプティブアレー開始以降の任意のシンボル数の前後で切り替えるなど変更してもよい。
〈実施形態5〉
本発明の実施形態5では、各アンテナ素子にて受信された信号を元に、Wベクトル更新を行うアンテナ素子を限定することを特徴としている。
図8は、本発明の実施形態5によるOFDMアレー受信装置のブロック図である。本実施形態5では、図8に示すように、時間ドメイン処理手段11〜1kのそれぞれにGI相関レベル累積和検出手段111〜11kを備え、GI相関レベル累積和検出手段111〜11kにて検出された相関レベルを比較することによってWベクトルの更新を行うアンテナ素子を選択する比較候補選択手段11を備えることを特徴としている。
図8に示すように、GI相関レベル累積和検出手段111〜11kでは、各アンテナ素子での時間ドメインデータd(m,n)と、当該時間ドメインデータd(m,n)を1シンボル期間遅延させたd(m,t−Ts)とで自己相関演算を行い、GI期間の相関レベルの大きさc1〜ckを検出する。d(m,n)およびd(m,t−Ts)は複素データであり、式(7)のように表される。このとき、上添字*は複素共役、TgはGI期間、Tsは1シンボル期間、tは任意の時刻を表す。
Figure 2010278599
比較候補選択手段11では、GI相関レベル累積和検出手段111〜11kにて検出されたGI相関レベルの累積和が同時刻で入力され、k種のアンテナ素子の中からGI相関レベル累積和が大きいものから所定数選択するよう設定される。
すなわち、本実施形態5によるOFDMアレー受信装置は、各アンテナ素子にて受信された信号に基づいて、Wベクトルの更新を行うアンテナ素子を選択して限定する比較候補選択手段11を備え、各アンテナ素子がガードインターバル(Guard Interval:GI)信号を含むOFDM信号を受信するとき、比較候補選択手段11は、各アンテナ素子におけるOFDM信号を元にGI区間の相関レベルの大きさを比較して選択することを特徴としている。
GI相関レベル累積和検出手段111〜11kにて検出されたGI相関レベルは、各アンテナ素子で受信した信号の所望波成分の大きさによって差が生じる。すなわち、各アンテナ素子でのGI相関レベルの大きさの差は、各アンテナ素子のSINRの差として評価することが可能である。また、アダプティブアレーでは、初期Wベクトルを1とするアンテナ素子のSINRが高いほどWベクトルの収束性が高くなり、捕捉正確性も高くなる。
以上のことから、GI相関レベル累積和が大きいものから所定数選択される、すなわち、SINRの良好なアンテナ素子を選択することによって、繰り返し供給の回数を削減することが可能となる。
なお、GI相関レベル累積和検出手段111〜11kにて検出された結果は、所望波のGI期間のGI相関レベル累積和と、抑制したい遅延波のGI期間でのGI相関レベル累積和との比として比較候補選択手段11に出力し、比較候補選択手段11での比較時に重み付けを行うことによって所定数のアンテナ素子を選択してもよい。
〈実施形態6〉
実施形態1〜5では、周波数ドメインデータ供給部10は、アダプティブアレー手段4に対して任意のシンボル番号mのDFTデータについてキャリア番号0からキャリア番号N−1まで連続してj回繰り返して供給していたが、本実施形態6では、アダプティブアレー手段4に供給するDFTデータを、繰り返しの最終回(j回目)のみキャリア番号0からキャリア番号N−1まで連続して供給し、それ以外ではSPキャリアに対応するキャリアデータのみを供給することを特徴としている。すなわち、周波数ドメインデータ供給部10は、DFT結果をアダプティブアレー手段4に繰り返して出力するインデックス回数のうち、最終回のみDFT結果の全キャリアを出力し、それ以外はDFT結果のうち少なくとも1つ以上のSPキャリア(パイロットキャリア)を繰り返して出力することを特徴としている。
図9は、本発明の実施形態6による周波数ドメインデータ供給手段10から供給されるデータ列を示す図であり、j=2、ISDB−T方式と同様に12キャリアにつき1つのSPキャリアを設けたシンボルデータとして示している。図9に示すように、ISDB−T方式の場合では、j−1回目までに周波数ドメインデータ供給手段10から供給されるデータは、1シンボル分のSPデータを供給するために1シンボル分供給するサイクル数の1/12でよいことがわかる。
以上のことから、周波数ドメインデータ供給手段10は、j−1回目まではWベクトルの最適化に必要なSPキャリアデータのみを連続しているため、j回繰り返す時間が短縮され、その結果、受信データの復調にかかる時間が短縮される。また、実施形態1で本実施形態6を適用した場合において、同じ時間で11倍多くのキャリア数をサンプルとしてWベクトルの最適化に利用することが可能となる。
なお、周波数ドメインデータ供給手段10からアダプティブアレー手段4にデータ列を供給するクロックをDFTサンプル速度よりも数倍高い速度のクロックで供給することによって、アダプティブアレー手段4に繰り返し供給するために要する時間を短縮してもよい。
11〜1k 時間ドメイン処理手段、111〜11k GI相関レベル累積和検出手段、21〜2k S−P変換手段、31〜3k DFT手段、4 アダプティブアレー手段、41 アダプティブアレー合成演算手段、42 誤差検出手段、43 複素乗算手段、44 ステップサイズ演算手段、45 Wベクトル加算手段、46 Wベクトル更新手段、47 キャリア番号制御手段、48 シンボル最終Wベクトル抽出手段、49 誤差累積加算手段、410 先頭Wベクトル選択手段、411 Wベクトル記憶手段、412 誤差累積記憶手段、413 誤差累積比較手段、414 Wベクトル選択手段、415 先頭Wベクトル選択手段、416 先頭Wベクトル選択制御手段、4171〜417k 素子Wベクトル選択手段、417kp 継続Wベクトル選択手段、5 等化手段、6 P−S変換手段、7 FEC手段、8 TMCC復調手段、9 シンボル番号情報供給手段、10 周波数ドメインデータ供給手段、100 キャリアアドレス供給手段、101〜10k 記憶手段。

Claims (7)

  1. 復調後の信号レベルが既知であるパイロットキャリアを含む直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)信号をk(kは2以上の整数)個のアンテナ素子にて受信するOFDMアレー受信装置において、
    各前記アンテナ素子にて受信された受信信号に対してAD変換およびキャリア周波数同期処理を行う時間ドメイン処理手段と、
    前記時間ドメイン処理手段から入力された時間軸シリアルデータ列をパラレルデータ列に変換して出力するシリアル−パラレル変換手段と、
    前記シリアル−パラレル変換手段から入力された前記パラレルデータ列に対して離散フーリエ変換してDFT結果を出力するDFT(Discrete Fourier Transform)手段と、
    各前記受信信号の所定シンボルにおける前記DFT結果を、同一タイミングかつ同一キャリア番号順にj(jは2以上の整数)回繰り返して出力する周波数ドメインデータ供給手段と、
    前記周波数ドメインデータ供給手段から入力された前記キャリア番号に対応するキャリアデータと、前記アンテナ素子の指向性を制御するウェイトベクトルとの合成演算を行い、前記パイロットキャリアを参照信号とする理想値と前記合成演算の結果との誤差を前記パイロットキャリアに対応するキャリア番号において算出し、前記誤差と前記キャリアデータとから前記ウェイトベクトルを算出して更新するアダプティブアレー手段と、
    前記アダプティブアレー手段から入力された演算結果と前記パイロットキャリアとから伝送路測定を行い、前記キャリアデータの等化を行う等化手段と、
    前記等化手段による等化結果に対してインタリーバおよび誤り訂正を行うFEC(Forward Error Correction)手段と、
    TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)復調を行うTMCC復調手段と、
    前記TMCC復調手段による復調結果に基づいて前記所定シンボルのシンボル番号情報を前記周波数ドメインデータ供給手段に出力するシンボル番号情報供給手段と、
    を備えることを特徴とする、OFDMアレー受信装置。
  2. 前記周波数ドメインデータ供給手段は、各前記受信信号の所定シンボルにおける前記DFT結果を、同一タイミングかつ同一キャリア番号順にj(jはk+2以上の整数)回繰り返して出力し、
    前記アダプティブアレー手段は、
    前記周波数ドメインデータ供給手段からj回繰り返して出力するデータ列のうちの1回分を1インデックスとし、前記パイロットキャリアを参照信号とする理想値と前記合成演算の結果との誤差を前記インデックス単位内における任意の前記パイロットキャリア数分を累積加算する誤差累積加算手段と、
    前記累積加算の結果を前記インデックス単位で各前記アンテナ素子に対して記憶する誤差累積記憶手段と、
    前記インデックス単位内において最終に更新された前記ウェイトベクトルを出力するシンボル最終ウェイトベクトル抽出手段と、
    前記シンボル最終ウェイトベクトル抽出手段から出力された前記ウェイトベクトルを前記インデックス単位で各前記アンテナ素子に対して記憶するウェイトベクトル記憶手段と、
    前記誤差累積記憶手段に記憶された各前記アンテナ素子の前記累積加算結果と、前記誤差累積記憶手段に予め記憶されている1シンボル前の最終インデックス(j回目のインデックス)における誤差の累積加算結果との中で比較し、誤差が最小のインデックスを選択する誤差累積比較手段と、
    前記誤差累積比較手段にて選択された前記インデックスに対応するウェイトベクトルを前記ウェイトベクトル記憶手段から選択するウェイトベクトル選択手段と、
    各前記アンテナ素子のうちの1つの前記ウェイトを1とし、それ以外のアンテナ素子の前記ウェイトを0とするk種の無指向性ウェイトベクトルと、前記ウェイトベクトル記憶手段にて予め記憶されている1シンボル前の最終インデックスにおける前記ウェイトベクトルと、前記ウェイトベクトル選択手段にて選択された前記ウェイトベクトルとから、1つの前記ウェイトベクトルを選択して先頭ウェイトベクトルする先頭ウェイトベクトル選択手段と、
    前記先頭ウェイトベクトル選択手段にて選択される前記先頭ウェイトベクトルを前記インデックスごとに選択するために前記先頭ウェイトベクトル選択手段に対して選択情報を出力する先頭ウェイトベクトル選択制御手段と、
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載のOFDMアレー受信装置。
  3. 前記周波数ドメインデータ供給手段は、各前記受信信号の所定シンボルにおける前記DFT結果を、同一タイミングかつ同一キャリア番号順にj(jはp*(k+1)+1以上の整数であり、かつ、pは2以上の整数)回繰り返して出力し、
    誤差累積加算手段は、前記周波数ドメインデータ供給手段からj回繰り返して出力するデータ列のうちのp回分を1インデックスとし、前記パイロットキャリアを参照信号とする理想値と前記合成演算の結果との誤差を前記インデックス単位の期間で累積加算することを特徴とする、請求項2に記載のOFDMアレー受信装置。
  4. 前記周波数ドメインデータ供給手段は、各前記受信信号の所定シンボルにおける前記DFT結果を、同一タイミングかつ同一キャリア番号順にj(jはp*(k+1)+1以上の整数であり、かつ、pは2以上の整数)回繰り返し、かつ、各前記受信信号の複数シンボル分出力し、
    前記アダプティブアレー手段は、
    前記周波数ドメインデータ供給手段からj回繰り返して出力するデータ列の複数シンボル分を1インデックスとし、前記パイロットキャリアを参照信号とする理想値と前記合成演算の結果との誤差を前記インデックス単位内における任意の前記パイロットキャリア数分を累積加算する誤差累積加算手段と、
    前記累積加算の結果を前記インデックス単位で各前記アンテナ素子に対して記憶する誤差累積記憶手段と、
    前記インデックス単位内において最終に更新された前記ウェイトベクトルを出力するシンボル最終ウェイトベクトル抽出手段と、
    前記シンボル最終ウェイトベクトル抽出手段から出力された前記ウェイトベクトルを前記インデックス単位で各前記アンテナ素子に対して記憶するウェイトベクトル記憶手段と、
    前記誤差累積記憶手段に記憶された各前記アンテナ素子の前記累積加算結果と、前記誤差累積記憶手段に予め記憶されている1シンボル前の最終インデックス(j回目のインデックス)における誤差の累積加算結果との中で比較し、誤差が最小のインデックスを選択する誤差累積比較手段と、
    前記誤差累積比較手段にて選択された前記インデックスに対応するウェイトベクトルを前記ウェイトベクトル記憶手段から選択するウェイトベクトル選択手段と、
    前記複数シンボルのうちの1シンボル目は前記無指向性ウェイトベクトルを選択し、それ以降は当該無指向性ウェイトベクトルを初期値として各シンボル期間で更新されたウェイトベクトルを選択するアンテナ素子ウェイトベクトル選択手段と、
    前記複数シンボルのうちの1シンボル目は前記ウェイトベクトル記憶手段にて予め記憶されている1シンボル前の最終インデックスにおける前記ウェイトベクトルを選択し、それ以降は当該ウェイトベクトルを初期値として各シンボル期間で更新されたウェイトベクトルを選択する継続ウェイトベクトル選択手段と、
    前記アンテナ素子ウェイトベクトル選択手段から入力されたウェイトベクトルと、前記継続ウェイトベクトル選択手段から入力されたウェイトベクトルと、前記ウェイトベクトル選択手段にて選択された前記ウェイトベクトルとから、1つの前記ウェイトベクトルを選択して先頭ウェイトベクトルする先頭ウェイトベクトル選択手段と、
    前記先頭ウェイトベクトル選択手段にて選択される前記先頭ウェイトベクトルを前記インデックスごとに選択するために前記先頭ウェイトベクトル選択手段に対して選択情報を出力する先頭ウェイトベクトル選択制御手段と、
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載のOFDMアレー受信装置。
  5. 各前記アンテナ素子にて受信された信号に基づいて、前記ウェイトベクトルの更新を行う前記アンテナ素子を選択して限定する比較候補選択手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のOFDMアレー受信装置。
  6. 各前記アンテナ素子は、ガードインターバル(Guard Interval:GI)信号を含むOFDM信号を受信し、
    前記比較候補選択手段は、各前記アンテナ素子における前記OFDM信号を元にGI区間の相関レベルの大きさを比較して選択することを特徴とする、請求項5に記載のOFDMアレー受信装置。
  7. 前記周波数ドメインデータ供給部は、前記DFT結果を前記アダプティブアレー手段に繰り返して出力する前記インデックス回数のうち、最終回のみ前記DFT結果の全キャリアを出力し、それ以外は前記DFT結果のうち少なくとも1つ以上の前記パイロットキャリアを繰り返して出力することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載のOFDMアレー受信装置。
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