JP2010277652A - シフトレジスタ回路、シフトレジスタ回路の設計方法及び半導体装置 - Google Patents

シフトレジスタ回路、シフトレジスタ回路の設計方法及び半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】オーバーラップ容量を小さくすることが可能なトランジスタを提供し、電源電圧マージン低下を防止したシフトレジスタ回路を得る。
【解決手段】第2電源端子S2,ノードN1間に介挿されるNMOSトランジスタQ3を4つのNMOSトランジスタQ3a〜Q3dによる並列接続で構成し、トランジスタ端部のドレイン電極(NMOSトランジスタQ3a,Q3dのドレイン電極3)以外のソース・ドレイン電極(NMOSトランジスタQ3a〜Q3dのソース電極4、及びNMOSトランジスタQ3b,Q3cのドレイン電極3)を、ゲート電極1上に形成されたa−Si半導体領域2上に確実に形成可能にする。そして、ノードN1に接続されたソース電極4の形成幅Lをトランジスタ端部の領域Bでのゲート・ソース電極重なり幅a1及びa2の和よりも小さくしている。
【選択図】図6

Description

この発明はシフトレジスタ回路等に関し、特にシフトレジスタ回路を構成するトランジスタの寄生容量によって生じる電源電圧マージンの低下を防止する技術に関するものである。
液晶表示装置等の画像表示装置において、表示パネルを走査するためのゲート線駆動回路(走査線駆動回路)としては、表示信号の1フレーム期間で一巡するシフト動作を行うシフトレジスタ回路を用いることができる。
シフトレジスタ回路は、通常はゲートICを用いる場合が多いが、多結晶シリコン薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置や非晶質シリコン薄膜トランジスタ(以下「a−Siトランジスタ」)を用いた一部の液晶表示装置では、パネル内にシフトレジスタ回路を作りこみ、ゲートICを削減している場合もある。このようなシフトレジスタ回路は例えば特許文献1、特許文献2等に開示されている。なお、パネル内にシフトレジスタ回路を搭載する場合、表示装置の製造プロセスにおける工程数を少なくするために、同一導電型の電界効果トランジスタのみで構成されることが望ましい。
a−Siトランジスタで構成した表示装置は、大面積化が容易で且つ生産性が高く、例えばノート型PCの画面や、大画面ディスプレイ装置などに広く採用されている。液晶表示装置には、バックライトからの光を光源とする透過型や外光を光源とする反射型、双方の特徴を併せ持つ半透過型などがある。
透過型・半透過型の液晶表示装置では、液晶セルの下側よりバックライトから照射された光を液晶セル内に導入し表示させている。a−Si膜は光伝導度が大きいため、バックライトからの光がa−Siトランジスタのチャネル領域に当たると光電流が発生しリーク電流値の増加を招く問題点がある。この問題点を避ける手段として、チャネル領域に遮光膜を設ける手法があり、ゲート電極が遮光膜を兼ねる構造となるボトムゲート型トランジスタを採用している液晶表示装置が多い。
ボトムゲート型トランジスタでは、チャネル領域からソース・ドレイン電極に至る半導体層の領域は直列抵抗成分となる。例えば、N型のトランジスタにおいて、ゲート電位が“H”レベルになると、ゲート絶縁膜を介して半導体層の表面(ゲート電極側)にチャネル領域が形成されるが、半導体層の裏面のソース電極及びドレイン電極からチャネル領域まで距離があるため、ソース電極及びドレイン電極からチャネル領域まではキャリアは拡散して流れることになる(ドリフト電流ではなく、拡散電流がながれる)。したがって、チャネル領域からソース・ドレイン電極に至る半導体層の領域は直列抵抗成分となり、高抵抗体として働く。
トランジスタの伝達特性を高めるためには、チャネル領域、ソース・ドレイン領域が形成される半導体層の膜厚を薄くする、または、チャネル領域とソース・ドレイン電極とのオーバーラップ領域を大きくする必要がある。一方、上記オーバーラップ領域は寄生容量成分となるため、オーバーラップ領域の増大もしくは半導体層の薄膜化は寄生容量の増加を招き望ましくない一面もある。
また、ボトムゲート型トランジスタを流れる電流は、上記オーバーラップ領域すべてを流れる訳ではなく、オーバーラップ領域の長さをある一定以上の大きさにすると、直列抵抗成分は一定となる。すなわち、電気伝導に影響を及ぼす特性長Lcが存在し、特性長Lc以上にオーバーラップ領域を長くしても寄生抵抗を低減させることはできない。
一方、寄生容量はオーバーラップ領域の増大に伴い増大する。従って、寄生容量の増大を抑えるためにも、オーバーラップ領域の長さ(特性長Lcを確保するため長さ)はトランジスタの伝達特性が低下しない最小の長さとすることが望ましい。
なお、ボトムゲート型トランジスタの製造工程において、一般にゲート電極とソース・ドレイン電極の形成時にはアライメントズレが生じるため、アライメントズレを考慮してオーバーラップ長を設定する必要がある。従って、オーバーラップ領域の長さ(特性長Lcを確保するため長さ)はアライメントズレを考慮して大きく形成する必要があり、オーバーラップ容量の増大を招くことになっている。
特開2004−246358号公報(図1,図7) 特開2006−277860号公報
a−Siトランジスタを用いた、特許文献1(図1,図7)に示されるシフトレジスタ回路は、クロック信号を出力端子に供給して当該出力端子の電位をプルアップする出力プルアップトランジスタ(特許文献1における図1のトランジスタQ1)と、当該出力プルアップトランジスタのゲートノード(同図のノードN1)を充電するための充電トランジスタ(同図のトランジスタQ3)とを備えている。
詳細は後述するが、シフトレジスタ回路の通常動作においては、充電トランジスタによりゲートノードが充電された後、充電トランジスタは非動作状態へと移行する。上記期間中、ゲートノードは高インピーダンス状態に維持されているため、充電トランジスタが非動作状態へ移行した瞬間に、充電トランジスタのゲート・ソース電極間に形成されるオーバーラップ容量によりフィードスルーが発生し、ノードN1の電圧レベルが低下する。従って、シフトレジスタ回路の電源電圧マージンが低下するという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、オーバーラップ容量を小さくすることが可能なトランジスタを提供し、シフトレジスタ回路をはじめとする半導体装置の電源電圧マージン低下を防止することを目的とする。
この発明に係る請求項1記載のシフトレジスタ回路は、入力端子、出力端子、クロック端子及びリセット端子と、前記クロック端子に入力されるクロック信号を前記出力端子に供給する第1のトランジスタと、前記出力端子を放電する第2のトランジスタと、前記入力端子に入力される入力信号に応じて前記第1のトランジスタのゲート電極が接続する第1のノードを充電する充電回路と、前記リセット端子に入力されるリセット信号に応じて前記第1のノードを放電する放電回路とを備え、前記充電回路は、各々の一方電極に外部信号を受け、各々の他方電極が前記第1のノードに接続され、各々のゲート電極が前記入力端子に接続される複数の第3のトランジスタを含み、前記複数の第3のトランジスタは、前記ゲート電極と、ゲート絶縁膜を介し前記ゲート電極上に形成された半導体領域とを備え、前記半導体領域は少なくともゲート長方向において前記ゲート電極全体上に形成され、前記半導体領域上に選択的に形成された前記一方電極及び前記他方電極とを含み、前記複数の第3のトランジスタの前記一方電極は複数の櫛歯部分がゲート幅方向に沿った第1の方向に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成され、前記複数の第3のトランジスタの前記他方電極は複数の櫛歯部分が前記第1の方向と反対の第2の方向に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成され、前記一方電極の複数の櫛歯部分と前記他方電極の複数の櫛歯部分とが交互に形成され、一体化形成された前記一方電極の複数の櫛歯部分は前記ゲート電極のゲート長方向における両端部上方に形成される第1及び第2の端部櫛歯部分を含み、前記第1及び第2の端部櫛歯部分は前記ゲート電極とゲート長方向における第1及び第2の端部重複長を有し、一体化形成された前記他方電極の複数の櫛歯部分それぞれのゲート長方向における前記ゲート電極との重複長は、前記第1及び第2の端部重複長の和より小さくなるように形成される。
この発明における請求項1記載のシフトレジスタ回路において充電回路を複数の第3のトランジスタにより構成している。複数の第3のトランジスタにおいて一体化形成された他方電極の複数の櫛歯部分それぞれのゲート長方向におけるゲート電極との重複長(他方電極重複長)を、一方電極における第1及び第2の端部重複長の和より小さくなるように形成している。
このため、この発明におけるシフトレジスタ回路は、他方電極の直列抵抗成分の低減に寄与する特性長を満足し、かつ第3のトランジスタのゲート電極と他方電極との間に生じるオーバーラップ容量を最小限の大きさに抑え、電源電圧マージンの低下を抑制する効果を奏する。
この発明の実施の形態1である単位シフトレジスタの回路構成を示す回路図である。 シフトレジスタ回路の回路構成を示すブロック図である。 図1で示した単位シフトレジスタの動作を示すタイミング図である。 図2で示したシフトレジスタ回路の動作を示すタイミング図である。 図1で示した単位シフトレジスタを構成するNMOSトランジスタの平面構造を示す平面図である。 図5におけるA−A断面を示す断面図である。 図5及び図6で示したNMOSトランジスタの等価回路構成を示す回路図である。 ソース・ドレインコンタクト領域における特性長Lcの定義を示す説明図である。 実施の形態2における単位シフトレジスタの回路構成を示す回路図である。 実施の形態3における単位シフトレジスタの回路構成を示す回路図である。 実施の形態4における単位シフトレジスタの回路構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、説明が重複して冗長になるのを避けるため、各図において同一または相当する機能を有する要素には同一符号を付してある。
<実施の形態1>
(前提)
まず、本発明の説明を容易にするために、従来のシフトレジスタを用いたシフトレジスタ回路について説明する。通常、シフトレジスタ回路は、複数のシフトレジスタが縦続接続(カスケード接続)して成る多段構造を有している。本明細書では、多段のシフトレジスタを構成する各段のシフトレジスタの各々を「単位シフトレジスタ」と称する。
先に述べたように、シフトレジスタ回路は表示装置のゲート線駆動回路として使用することが可能である。シフトレジスタ回路をゲート線駆動回路として用いた表示装置の具体的な構成例は、本発明者らによる先行技術文献(例えば、特許文献2の図1,図2等)に開示されている。以下では、回路の基準電圧である低電位側電源電位(VSS)を0Vとして説明するが、実際の表示装置では、画素に書き込まれるデータの電圧を基準にして基準電位が設定されるため、例えば低電位側電源電位(VSS)は−12V、高電位側電源電位(VDD)は17Vなどと設定される。
(回路構成)
図1は、この発明の実施の形態1であるシフトレジスタ回路11で用いられる単位シフトレジスタの回路構成を示す回路図である。また、図2はシフトレジスタ回路11における多段のシフトレジスタの回路構成を示すブロック図である。
図2で示すシフトレジスタ回路11は、縦続接続したn個の単位シフトレジスタSR1,SR2,SR3,・・・,SRnと、最後段の単位シフトレジスタSRnのさらに後段に設けられたダミーの単位シフトレジスタSRdとから構成されている(以下、単位シフトレジスタSR1,SR2・・・SRn,SRdを「単位シフトレジスタSR」と総称する場合がある)。シフトレジスタ回路11における各単位シフトレジスタSRが図1で示す構成を呈する。
また、図2に示すクロック発生器31は、互いに逆相の(活性期間が重ならない)2相のクロック信号CLKA,CLKBを複数の単位シフトレジスタSRに供給するものである。シフトレジスタ回路11がゲート線駆動回路として用いられる場合は、これらクロック信号CLKA,CLKBは、表示装置の走査周期に同期したタイミングで順番に活性化するよう制御される。
図1及び図2に示すように、各単位シフトレジスタSRは、入力端子IN1、出力端子OUT、クロック端子CK1及びリセット端子RSTを有している。また各単位シフトレジスタSRには、第1電源端子S1を介して低電位側電源電位VSS(=0V)が供給され、第2電源端子S2を介して高電位側電源電位VDDがそれぞれ供給される(図2では不図示)。
図1に示すように、単位シフトレジスタSRの出力段は、出力端子OUTとクロック端子CK1との間に介挿されるNMOSトランジスタQ1(第1のトランジスタ)と、出力端子OUTと第1電源端子S1との間に介挿されるNMOSトランジスタQ2(第2のトランジスタ)とにより構成されている。すなわち、NMOSトランジスタQ1は、オン状態時にクロック端子CK1に入力されるクロック信号CLKAを出力端子OUTに供給するNMOSトランジスタ(第1のトランジスタ)であり、NMOSトランジスタQ2はオン状態時に出力端子OUTを低電位側電源電位VSSに放電するNMOSトランジスタ(第2のトランジスタ)である。以下、NMOSトランジスタQ1のゲート電極(制御電極)が接続するノードを「ノードN1」(第1のノード)、NMOSトランジスタQ2のゲート電極が接続するノードを「ノードN2」(第2のノード)と定義して説明を行う。
NMOSトランジスタQ1のゲート・ソース間(すなわちノードN1と出力端子OUTとの間)には容量素子C1が設けられている。この容量素子C1は、出力端子OUTとノードN1との間を容量結合させ、出力端子OUTのレベル上昇に応じてノードN1を昇圧させる素子(ブートストラップ容量)である。但し、容量素子C1は、NMOSトランジスタQ1のゲート・チャネル間容量が充分大きい場合にはそれで置き換えることができるため、そのような場合には省略してもよい。
ノードN1と第2電源端子S2との間には、ゲート電極が入力端子IN1に接続されるNMOSトランジスタQ3(第3のトランジスタ,充電用トランジスタ)が介挿される。また、ノードN1と第1電源端子S1との間には、ゲート電極がリセット端子RSTに接続されるNMOSトランジスタQ4が介挿される。すなわち、NMOSトランジスタQ3は、入力端子IN1に入力される信号に応じてノードN1を充電する充電回路を構成しており、NMOSトランジスタQ4はリセット端子RSTに入力される信号に応じてノードN1を放電する放電回路を構成している。図1で示す回路構成においては、NMOSトランジスタQ2のゲート電極(ノードN2)もリセット端子RSTに接続されている。
図2に示すように、各単位シフトレジスタSRの入力端子IN1には、その前段の単位シフトレジスタSRの出力端子OUTが接続される。但し、第1段目である単位シフトレジスタSR1の入力端子IN1には、所定のスタートパルスSTが入力される。また、各単位シフトレジスタSRのクロック端子CK1には、前後に隣接する単位シフトレジスタSRに互いに異なる位相のクロック信号が入力されるよう、クロック信号CLKA,CLKBの片方が入力される。
そして、各単位シフトレジスタSRのリセット端子RSTには、自己の次段の単位シフトレジスタSRの出力端子OUTが接続される。但し、最後段の単位シフトレジスタSRnの次段に設けられたダミーの単位シフトレジスタSRdのリセット端子RSTには、所定のエンドパルスENが入力される。なおシフトレジスタ回路11がゲート線駆動回路として用いられる場合、スタートパルスST及びエンドパルスENは、それぞれ画像信号の各フレーム期間の先頭及び末尾に対応するタイミングで入力される。
次に、図1に示した各単位シフトレジスタSRの動作を説明する。基本的に各段の単位シフトレジスタSRは全て同様に動作するので、ここでは多段の単位シフトレジスタSRのうち第k段目の単位シフトレジスタSRkの動作を代表的に説明する。単位シフトレジスタSRkのクロック端子CK1にはクロック信号CLKAが入力されているものとする(例えば、図2における単位シフトレジスタSR1,SR3などがこれに該当する)。
ここで、クロック信号CLKA,CLKBのHレベルの電位はVDD(高電位側電源電位)であり、Lレベルの電位はVSS(低電位側電源電位)であるとする。また単位シフトレジスタSRを構成する各トランジスタQx(x=1〜n)のしきい値電圧をVth(Qx)と表すこととする。
また、クロック信号CLKAとクロック信号CLKBの出力は同時に反転させるのではなく、CLKAの立下りとCLKBの立上り、CLKBの立下りとCLKAの立上り時にはそれぞれインターバル期間Tintが設けられている。
(動作)
図3は、図1で示した単位シフトレジスタSRkの動作を示すタイミング図である。図4は図2で示したシフトレジスタ回路11の動作を示すタイミング図である。以下、これらの図を参照して、シフトレジスタSRk及びシフトレジスタ回路11の動作を説明する。
まず単位シフトレジスタSRkの初期状態として、ノードN1(N1[k]がLレベルの状態を仮定する(以下、ノードN1がLレベルの状態を「リセット状態」と称す)。また入力端子IN1([k])(前段の出力信号G(k−1))、リセット端子RST([k])(次段の出力信号G(k+1))、クロック端子CK1([k])(クロック信号CLKA)は何れもLレベルであるとする。このときNMOSトランジスタQ1,Q2は共にオフであるので出力端子OUT([k])が高インピーダンス状態(フローティング状態)となっているが、この初期状態では出力端子OUT(出力信号Gk)もLレベルであるとする。
その状態から時刻t0dにおいて、クロック信号CLKAがLレベルとなり、時刻t0dからインターバル期間Tint経過後の時刻t1においてクロック信号CLKBがHレベルに変化すると共に、前段の出力信号G(k−1)(第1段目の場合はスタートパルスST)がHレベルになる。すると、単位シフトレジスタSRkのNMOSトランジスタQ3がオン状態となり、ノードN1は充電されてHレベルになる(以下、ノードN1がHレベルの状態を「セット状態」と称す)。このときノードN1の電位レベル(以下、単に「レベル」と称す)はVDD−Vth(Q3)まで上昇する。このノードN1のレベルに応じて、NMOSトランジスタQ1がオン状態になる。
そして時刻t1dにおいて、クロック信号CLKBがLレベルとなると、前段の出力信号G(k−1)がLレベルになる。すると、NMOSトランジスタQ3がオフ状態になりノードN1がHレベルのままフローティング状態になる。また、詳細は後述するがNMOSトランジスタQ3のオフに伴いフィードスルーによってノードN1のHレベルがΔV低下する。
そして時刻t2において、クロック信号CLKAがHレベルに変化すると、NMOSトランジスタQ1がオン状態であるため、出力端子OUTにおける出力信号Gkのレベルがクロック信号CLKAに追随して上昇する。
クロック端子CK1及び出力端子OUTのレベルが上昇すると、容量素子C1及びNMOSトランジスタQ1のゲート・チャネル間容量を介する結合により、ノードN1のレベルは図3に示すように昇圧される。このときの昇圧量は、ほぼクロック信号CLKAの振幅(VDD)に相当するので、ノードN1はおよそ{2×VDD−Vth(Q3)−ΔV}まで昇圧される。
その結果、出力信号GkがHレベルとなる間も、NMOSトランジスタQ1のゲート(ノードN1)・ソース(出力端子OUT)間の電圧は大きく保たれる。つまりNMOSトランジスタQ1のオン抵抗は低く保たれるので、出力信号Gkはクロック信号CLKAに追随して高速に立ち上がってHレベルになる。また、このときNMOSトランジスタQ1は線形領域(非飽和領域)で動作するので、出力信号Gkのレベルはクロック信号CLKAの振幅と同じVDDまで上昇する。
さらに、時刻t2dにおいてクロック信号CLKAがLレベルに変化するときも、NMOSトランジスタQ1のオン抵抗は低く保たれ、出力信号Gkはクロック信号CLKAに追随して高速に立ち下がって、Lレベルに戻る。
なお、クロック信号CLKAがLレベルとなり、クロック信号CLKBがLレベルであるインターバル期間Tintの期間においてもNMOSトランジスタQ1はオン状態であるため、出力端子OUTは低インピーダンスでLレベル(VSS)に固定される。
次に時刻t3では、クロック信号CLKBがHレベルとなり、次段の出力信号G(k+1)がHレベルになるので、単位シフトレジスタSRkのNMOSトランジスタQ2,Q4がオンになる。それにより、出力端子OUTはNMOSトランジスタQ2を介して充分に低電位側電源電位VSSに放電され、確実にLレベルに保持される。またノードN1は、NMOSトランジスタQ4により低電位側電源電位VSSに放電されてLレベルになる。すなわち、単位シフトレジスタSRkはリセット状態に戻る。
そして時刻t3dで次段の出力信号G(k+1)がLレベルに戻った後は、次に前段の出力信号G(k−1)のHレベルが入力されるまで、単位シフトレジスタSRkはリセット状態に維持され、出力信号GkはLレベルに保たれる。
以上の動作をまとめると、単位シフトレジスタSRkは、入力端子IN1に信号(HレベルのスタートパルスSPまたは前段の出力信号G(k−1))が入力されない期間はリセット状態であり、NMOSトランジスタQ1がオフを維持するため、出力信号GkはLレベル(VSS)に維持される。そして入力端子IN1にHレベルの出力信号G(k−1)が入力されると、単位シフトレジスタSRkはセット状態に切り替わる。セット状態ではNMOSトランジスタQ1がオン状態になるため、クロック端子CK1の信号(クロック信号CLKA)がHレベルになる間、出力信号GkがHレベルになる。その後、リセット端子RSTに信号(Hレベルの次段の出力信号G(k+1)またはエンドパルスEN)が入力されると、元のリセット状態に戻る。
このように動作する複数の単位シフトレジスタSRから成るシフトレジスタ回路11によれば、第1段目の単位シフトレジスタSR1にスタートパルスSTが入力されると、それをトリガとして、出力信号Gi(i=1〜n,d)がクロック信号CLKA,CLKBに同期したタイミングでシフトされながら、図4で示すように単位シフトレジスタSR1,SR2,SR3・・・と順番に伝達される。シフトレジスタ回路11がゲート線駆動回路として用いられる場合、このように順番に出力される出力信号Gが表示パネルの水平(又は垂直)走査信号として用いられる。
以下、特定の単位シフトレジスタSRj(j=1〜n,dのいずれか)がHレベルの出力信号Gjを出力する期間を、単位シフトレジスタSRjの「選択期間」と称する。
なお、ダミーの単位シフトレジスタSRdは、最後段の単位シフトレジスタSRnがHレベルの出力信号Gnを出力した直後に、Hレベルの出力信号Gdによって単位シフトレジスタSRnをリセット状態にするために設けられている。例えば、シフトレジスタ回路11がゲート線駆動回路であれば、最後段の単位シフトレジスタSRnを出力信号Gnの出力直後にリセット状態にしなければ、それに対応するゲート線(走査線)が不要に活性化され、表示の不具合が生じてしまうからである。
なお、ダミーの単位シフトレジスタSRdは、出力信号Gdを出力した後のタイミングで入力されるエンドパルスENによってリセット状態にされる。ゲート線駆動回路のように、信号のシフト動作が繰り返して行われる場合には、エンドパルスENに代えて次のフレーム期間のスタートパルスSTを用いてもよい。
また、図2のように2相クロック(CLKA,CLKB)を用いた駆動の場合、各シフトレジスタSRkは、自己の次段の出力信号G(k+1)のHレベルによってリセット状態にされるので、次段の単位シフトレジスタSR(k+1)が少なくとも一度動作した後でなければ、図3及び図4に示したような通常動作を行うことができない。したがって、通常動作に先立って、ダミーの信号を第1段目から最終段まで伝達させるダミー動作を行わせる必要がある。
あるいは、上記したダミー動作に代えて、各単位シフトレジスタSRのリセット端子RST(ノードN2)と第2電源端子S2(高電位側電源)との間にリセット用のトランジスタを別途設け、通常動作の前に強制的にノードN2をHレベルにするリセット動作を行ってもよい。但し、その場合はリセット用の信号ラインが別途必要になる。
なお、図1及び図2で示す構成において、第2電源端子S2に前段のシフトレジスタSR(k−1)の出力信号G(k−1)を高電位側電源電位VDDに代えて受けるようにしても良い。すなわち、NMOSトランジスタQ3のオン状態時に高電位側電源電位VDDが供給可能な外部信号であれば、高電位側電源電位VDD自体でも、出力信号G(k−1)でも良い。
(フィードスルー電圧)
ここで、先に述べたシフトレジスタSRkの時刻t1dにおける、フィードスルー電圧ΔVに関して述べる。
図3で示したタイミング図から分かるように、単位シフトレジスタSRkのノードN1は、前段の出力信号G(k−1)がHレベルになると、Hレベル(VDD−Vth(Q3))に充電される(時刻t1)。その後に前段の出力信号G(k−1)がLレベルに戻ると、NMOSトランジスタQ3はオフ状態となりノードN1は電気的に分離されフローティング状態となるが(時刻t1d)、NMOSトランジスタQ3のゲート・ソース間の寄生キャパシタCgsを介してNMOSトランジスタQ3のゲート電圧変動の影響を受ける。ノードN1の電圧変動量ΔVは、NMOSトランジスタQ3のゲート・ソース間の寄生キャパシタCgsとノードN1に付加されている容量(Con(Q1)+C1+Cgd(Q4))との分圧比で決定され、以下の式(1)で表される。なお、式(1)において、Con(Q1)はNMOSトランジスタQ1のオン状態時におけるゲート・チャネル間容量、C1は容量素子C1の容量値、Cgd(Q4)はNMOSトランジスタQ4のゲート・ドレイン間容量を意味する。
Figure 2010277652
このようなNMOSトランジスタQ3のオフ状態の現象に伴い、ノードN1のHレベルはフィードスルー電圧ΔV分減少するため、電源電圧マージンの低下を招くことになる。したがって、フィードスルー電圧ΔVは可能な限り小さくすることが望ましい。
(NMOSトランジスタQ3の構造)
そこで、実施の形態1では、単位シフトレジスタSRにおいて充電用トランジスタとして機能するNMOSトランジスタQ3について新規な構造を実現した。
図5はこの発明の実施の形態1であるシフトレジスタ回路11において単位シフトレジスタSRkを構成するNMOSトランジスタQ3の平面構造を示す平面図であり、図6は図5におけるA−A断面を示す断面図である。図7は図5及び図6で示したNMOSトランジスタQ3の等価回路構成を示す回路図である。
これらの図に示すように、ガラス基板10上にゲート電極1が選択的に形成され、ゲート電極1及びガラス基板10上にゲート絶縁膜5が形成され、このゲート絶縁膜5を介してゲート電極1全体を覆ってa−Si半導体領域2が形成される。したがって、a−Si半導体領域2はゲート絶縁膜5を介してゲート電極1全体及びその周辺上に形成される。そして、a−Si半導体領域2上に選択的にドレイン電極3及びソース電極4が形成され、ドレイン電極3及びソース電極4上に絶縁性の保護膜6が形成される。このように、NMOSトランジスタQ3はa−Si半導体領域2に対するゲート電極1の形成面とドレイン電極3及びソース電極4の形成面とが異なるボトムゲート型のトランジスタ構造を呈している。
図5に示すように、ドレイン電極3及びソース電極4は共に平面形状は櫛歯構造を呈している。すなわち、NMOSトランジスタQ3のドレイン電極3は3本の櫛歯部分がゲート幅方向に沿った第1の方向(図中右方向)に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成される。一方、NMOSトランジスタQ3のソース電極4は2本の櫛歯部分が上記第1の方向と反対の第2の方向(図中左方向)に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成される。そして、ドレイン電極3の3本の櫛歯部分とソース電極4の2本の櫛歯部分とが交互に形成される。
そして、ドレイン電極3は3本の櫛歯部分のうち両端の2本(第1及び第2の端部櫛歯部分)がゲート電極1とガラス基板10との境界上(ゲート電極1のゲート長方向における両端部)に延びて形成され、中央の歯がゲート電極1及びa−Si半導体領域2の中央部に延びて形成される。
一方、ソース電極4の2本の櫛歯部分はゲート絶縁膜5の両端の櫛歯部分と中央の歯との間において、ゲート電極1及びa−Si半導体領域2上の図中上部中央部と下部中央部に延びて形成される。すなわち、ドレイン電極3の3本の櫛歯部分とソース電極4の2本の櫛歯部分とが交互に形成される。
そして、ドレイン電極3は第2電源端子S2(高電位側電源電位VDD)に接続され、ソース電極4はノードN1に接続される。
このような構成のNMOSトランジスタQ3は、図7に示すように、第2電源端子S2,ノードN1間に各々がゲート幅Wを有する4つのNMOSトランジスタQ3a〜Q3dを並列に設けたのと等価な構成となる。すなわち、NMOSトランジスタQ3は、各々のドレイン電極が第2電源端子S2に接続され、各々のソース電極がノードN1に接続され、各々のゲート電極が入力端子IN1に接続される複数の第3のトランジスタQ3a〜Q3dにより構成される。
図6において、図7のNMOSトランジスタQ3a〜Q3dに対応する部分を示している。すなわち、図6において、左端のドレイン電極3、左側のソース電極4と、その間のゲート電極1によりNMOSトランジスタQ3aを構成し、中央のドレイン電極3、左側のソース電極4と、その間のゲート電極1によりNMOSトランジスタQ3bを構成する。さらに、中央のドレイン電極3、右側のソース電極4と、その間のゲート電極1によりNMOSトランジスタQ3cを構成し、右端のドレイン電極3、右側のソース電極4と、その間のゲート電極1によりNMOSトランジスタQ4dを構成する。
このように、NMOSトランジスタQ3を4つのNMOSトランジスタQ3a〜Q3dによる並列接続で構成している。このため、トランジスタ端部のドレイン電極(NMOSトランジスタQ3a,Q3dのドレイン電極3)以外のソース・ドレイン電極(NMOSトランジスタQ3a〜Q3dのソース電極4、及びNMOSトランジスタQ3b,Q3cのドレイン電極3、以下、これらを「中央ソース・ドレイン電極」と略記する場合有り)は、ゲート電極1上に形成されたa−Si半導体領域2上に確実に形成することができる。
また、図8はソース・ドレインコンタクト領域における特性長Lcの定義を示す説明図である。同図に示すように、ゲート電極1上にゲート絶縁膜5を介してa−Si半導体領域2が形成され、a−Si半導体領域2上に選択的にドレイン電極3及びソース電極4が形成される。そして、ソース電極4とゲート電極1とが重なりある部分のうち、特性長Lcまでが活性領域となり、ドレイン電極3の直列抵抗成分の低減に寄与する。この特性長Lcはa−Si半導体領域2の膜厚、a−Siのバルク状態密度及びソース・ドレインコンタクト抵抗の増加に伴って大きくなる。すなわち、特性長Lcの値は、アモルファスシリコン膜厚、a−Siのバルク状態密度及びソース・ドレインコンタクト抵抗によって決定される。
図8において、ソース電極4とゲート電極1の重なり部分の特性長Lc値以上の領域は、非活性領域であるため寄生直列抵抗には影響を与えず寄生容量を増加させるだけである。寄生容量の増加はフィードスルー電圧ΔVの増加を招くため、可能な限り小さくすることが望ましい。したがって、特性長Lcと等しくなるようにソース電極4とゲート電極1とのオーバーラップ部分が形成されることが望ましい。
一方、図6で示した中央ソース・ドレイン電極には、図6の領域RB(トランジスタ端部のドレイン電極3(第1及び第2の端部櫛歯部分))に示すような、ソース・ドレイン電極(ドレイン電極3)がゲート電極1との段差を乗り越える必要が無いためゲート電極1の寸法バラツキを考慮する必要がなく形成することができる。また、ゲート電極とソース・ドレイン電極間のアライメントズレ分を考慮する必要がないため、ソース・ドレイン電極幅を小さくすることが可能である。
ここで、「Lge:ゲート電極の寸法バラツキ(片側)、Lsd:ソース・ドレイン電極の寸法バラツキ(片側)、La:ゲート電極とソース・ドレイン電極間のアライメントズレ」とする。ドレイン電極3の第1及び第2の端部櫛歯部分が形成される領域Bでのゲート・ソース電極重なり幅a1及びa2(第1及び第2の端部重複長)は各寸法バラツキ及びアライメントズレを考慮して作製する必要があるため、特性長Lcを確保すべく、端部ドレイン電極は以下の式(2)を満足させる必要がある。
Figure 2010277652
一方、前述のように、ゲート電極に内包された領域の半導体膜上の中央ソース・ドレイン電極の電極幅L(ゲート電極との重複長)は、上述したバラツキLge及びLaを考慮する必要がないため、特性長Lcを確保するため以下の式(3)を満足すればよい。
Figure 2010277652
このように、ノードN1に接続されるソース電極4の形成幅Lを式(3)の条件で形成することができるため、特性長Lcに近い形成幅の櫛歯部分を有するソース電極4を得ることができる。その結果、特性長Lcを確保し、かつNMOSトランジスタQ3の寄生容量Cgsを最小限の大きさに抑えることができる。
したがって、実施の形態1のシフトレジスタ回路11は、フィードスルー電圧ΔVを最小限に抑えるべく、単位シフトレジスタSRkを構成するNMOSトランジスタQ3を並列接続されたNMOSトランジスタQ3a〜Q3dで構成し、少なくともノードN1に接続されたソース電極4の形成幅Lが次の式(4)の関係を満たすように構成すればよい。
Figure 2010277652
なお、図5及び図6ではノードN1に接続されたソース・ドレイン電極幅のみ形成幅Lと図示しているが、中央ソース・ドレイン電極に該当するゲート電極に内包された領域のシリコン上のソース・ドレイン電極であれば第2電源端子S2に接続されたドレイン電極3(NMOSトランジスタQ3b,Q3cのドレイン電極3)においても適用可能である。
また、本実施の形態では、ボトムゲート型のトランジスタであれば、a−Si半導体領域2を用いたa−Siトランジスタのみならず、p−Si(ポリシリコン)トランジスタ、有機トランジスタなど、各種トランジスタに対しても適用可能である。
実施の形態1のシフトレジスタ回路において、充電回路を構成する複数のNMOSトランジスタQ3a〜Q3dの一体化形成されたソース電極4の複数の櫛歯部分それぞれのゲート長方向におけるゲート電極1との重複長(L:他方電極重複長)は、ドレイン電極3の第1及び第2の端部櫛歯部分とゲート電極1との重複長(a1+a2:第1及び第2の端部重複長の和)より小さくなるように形成される。
このため、実施の形態1のシフトレジスタ回路は、ソース電極4の直列抵抗成分の低減に寄与する特性長を満足し、かつNMOSトランジスタQ3全体のゲート電極とソース電極4との間に生じるオーバーラップ容量を最小限の大きさに抑え、電源電圧マージン低下を抑制することができる効果を奏する。
その結果、シフトレジスタ回路11のNMOSトランジスタQ3のオン状態後のオフ状態時におけるノードN1の電源電圧マージン低下を防止することにより、シフトレジスタ回路11の長期使用化を実現することができる。
なお、上記効果は、a−Si半導体領域2が少なくともゲート長方向においてゲート電極1全体上に形成される構成であれば発揮することができる。
NMOSトランジスタQ2のゲート電極は、リセット端子RSTに接続されることにより、リセット端子RSTに入力される外部信号により、NMOSトランジスタQ2をオン状態にして出力端子OUTを放電させることができる。
また、実施の形態1のシフトレジスタ回路におけるNMOSトランジスタQ3の設計方法は以下のステップ(a) ,(b) を実行する。
(a) ドレイン電極3の第1及び第2の端部櫛歯部分のゲート長方向におけるゲート電極との重複長(a1及びa2)を、ゲート電極の寸法バラツキ(Lge)、ソース・ドレイン電極の寸法バラツキ(Lsd)、ゲート電極とソース・ドレイン電極間のアライメントズレを考慮して、特性長Lcを満足するように設定する。
(b) 一体化形成されたソース電極4の複数の櫛歯部分それぞれのゲート長方向におけるゲート電極との重複長(L)を、ソース・ドレイン電極の寸法バラツキ(Lsd)のみを考慮して特性長Lcを満足し、かつ前記第1及び第2の端部重複長の和(a1+a2)より小さくなるように設定する。
その結果、実施の形態1のシフトレジスタ回路の設計方法によって製造されるシフトレジスタ回路は、ソース電極4の直列抵抗成分の低減に寄与する特性長Lcを満足し、かつ第NMOSトランジスタQ3のゲート電極とソース電極との間に生じるオーバーラップ容量を最小限の大きさに抑えることができる効果を奏する。
また、実施の形態1のシフトレジスタ回路を、NMOSトランジスタQ3及びその周辺に特化した半導体装置として捉えれば以下の効果を有する。
上記半導体装置における充電回路を構成する充電用トランジスタである複数のNMOSトランジスタQ3において一体化形成されたソース電極4の複数の櫛歯部分それぞれのゲート長方向におけるゲート電極との重複長Lは、ドレイン電極3の第1及び第2の端部櫛歯部分における第1及び第2の端部重複長の和(a1+a2)より小さくなるように形成される。
このため、この半導体装置は、NMOSトランジスタQ3のゲート電極とソース電極との間に生じるオーバーラップ容量を最小限の大きさに抑えることができ、第3のトランジスタのオン状態後のオフ状態時における充電用ノードの電圧マージン低下を防止する効果を奏する。
上述したように、この発明は、半導体層(a−Si半導体領域2相当部分)として非晶質シリコンや微結晶シリコンや多結晶シリコン、酸化化合物や有機膜等を使用したボトムゲート型薄膜トランジスタで構成されるシフトレジスタ回路の電源電圧マージン低下を防止することを可能とする半導体装置に適用可能である。
<実施の形態2>
以下の実施の形態2においては、実施の形態1で述べた充電用トランジスタ(NMOSトランジスタQ3(Q3a〜Q3d))を適用可能なシフトレジスタ回路におけるシフトレジスタSRkの具体例を示す。
図9は、実施の形態2における単位シフトレジスタSRkの回路構成を示す回路図である。単位シフトレジスタSRkを構成するNMOSトランジスタQ3は、図5〜図7に示すNMOSトランジスタQ3a〜Q3dにより実現する。
図1で示した実施の形態1のシフトレジスタSRkに対し、ノードN1(NMOSトランジスタQ1のゲート電極)を入力端とし、ノードN2(NMOSトランジスタQ2のゲート電極)を出力端とするインバータ20(NMOSトランジスタQ5,Q6)を設けたものである。さらに、図1と異なり、NMOSトランジスタQ2のゲート電極(ノードN2)はリセット端子RSTに接続していない点が異なる。
インバータ20は、ノードN2と第2電源端子S2との間にダイオード接続して介挿されたNMOSトランジスタQ5と、ノードN2と第1電源端子S1との間に介挿されゲート電極がノードN1に接続されるNMOSトランジスタQ6とから構成されている。NMOSトランジスタQ6は、NMOSトランジスタQ5よりもオン抵抗が充分に小さく設定されている。
ノードN1がLレベルのときは、NMOSトランジスタQ6がオフするためノードN2はHレベル(VDD−Vth(Q5))になる。逆にノードN1がHレベルのときは、NMOSトランジスタQ5,Q6ともオンするが、ノードN2はNMOSトランジスタQ5,Q6のオン抵抗の比により決まる電位(≒0V)のLレベルになる。つまり、インバータ20はいわゆる「レシオ型インバータ」として機能する。
実施の形態1における図1の単位シフトレジスタSRkにおいては、次段の出力信号G(k+1)がHレベルになったとき(すなわち次段の選択期間)にのみノードN2がHレベルになるので、NMOSトランジスタQ2はその期間だけオンして出力端子OUTを低インピーダンスのLレベルにする。そしてそれ以外の非選択期間においてNMOSトランジスタQ2はオフ状態になっており、出力端子OUTは高インピーダンス(フローティング状態)のLレベルとなる。したがって、出力信号Gkがノイズやリーク電流の影響を受けやすく、動作が不安定になりやすい。
それに対し、実施の形態2における図9の単位シフトレジスタSRkでは、ノードN1がLレベルである間、NMOSトランジスタQ5,Q6を有するインバータ20がノードN2をHレベルに維持するため、非選択期間の間中、NMOSトランジスタQ2は確実にオン状態に保たれる。つまり、非選択期間における出力端子OUT(出力信号Gk)が低インピーダンスでLレベルに維持されるので、動作が安定化する効果を奏する。
もちろん、実施の形態2においても、実施の形態1と同様、フィードスルー電圧ΔVによるノードN1の低下が抑制される効果が得られる。よって、選択期間にノードN1のレベルが低下することを防止でき、電源電圧マージンの低下を防止することができる効果を奏する。
<実施の形態3>
図10は、この発明の実施の形態3における単位シフトレジスタSRkの回路構成を示す回路図である。
図10で示す単位シフトレジスタSRkは、図9で示した実施の形態2のシフトレジスタSRkに対し、ノードN1と第1電源端子S1との間に介挿され、ゲートがノードN2に接続したNMOSトランジスタQ7(第4のトランジスタ)をさらに設けた点が異なる。すなわち、NMOSトランジスタQ7は、ノードN2に接続したゲート電極を有し、ノードN1を放電するトランジスタとして機能する。なお、単位シフトレジスタSRkを構成するNMOSトランジスタQ3は、実施の形態1及び実施の形態2と同様、図5〜図7に示す構成で実現する。
図9で示した単位シフトレジスタSRkにおいては、次段の出力信号G(k+1)がHレベルになったとき(次段の選択期間)に、NMOSトランジスタQ4がオンしてノードN1を放電するが、それ以外の非選択期間においてノードN1は高インピーダンス(フローティング状態)でLレベルとなる。したがって、非選択期間にノイズやリーク電流によりノードN1に電荷が供給されると、ノードN1のレベルが上昇する。そうなるとNMOSトランジスタQ1がオン状態となり、誤信号として出力信号Gkが出力されるという誤動作が生じる。
それに対し図10で示す実施の形態3の単位シフトレジスタSRkにおいては、ノードN1がLレベルになると、NMOSトランジスタQ5,Q6からなるインバータ20がノードN2をHレベルにし、これに応じてNMOSトランジスタQ7がオン状態になるため、ノードN1は非選択期間の間において低インピーダンスでLレベルになる。したがって、非選択期間にノードN1のレベルが上昇することが抑制され、上記の誤動作の発生が防止される。
なお、NMOSトランジスタQ7は、NMOSトランジスタQ3がノードN1のレベルを上昇させることが可能なように、NMOSトランジスタQ3よりもオン抵抗が充分大きくなるように設定される。
実施の形態3においても、実施の形態1及び実施の形態2と同様、フィードスルー電圧ΔVによるノードN1の低下が抑制される効果が得られる。よって、選択期間にノードN1のレベルが低下することを防止でき、電源電圧マージンの低下を防止することができる効果を奏する。
<実施の形態4>
実施の形態2、実施の形態3で説明したように、図9及び図10で示した単位シフトレジスタSRkにおいては、非選択期間の間においてもNMOSトランジスタQ2のゲート電極(ノードN2)が継続してHレベルになることにより、出力端子OUTを低インピーダンスのLレベルにすることができる。しかし、a−Si半導体領域2を有するa−Siトランジスタのゲート電極がソース電極に対して継続的に正バイアスされると、しきい値電圧が正方向にシフトする。NMOSトランジスタQ2においてしきい値電圧の正方向シフトが生じると、当該NMOSトランジスタQ2のオン抵抗が高くなり、出力端子OUTを充分に低インピーダンスにすることができなくなるという問題が生じる。
また、図10で示した実施の形態3の単位シフトレジスタSRkにおいては、NMOSトランジスタQ7のゲートも、非選択期間の間、継続してHレベルになるので、NMOSトランジスタQ7のしきい値電圧も正方向にシフトし、ノードN1を充分に低インピーダンスにすることができなくなるという問題も生じる。
図11は、実施の形態4における単位シフトレジスタSRkの回路構成を示す回路図である。実施の形態4のシフトレジスタSRkは、上述した問題の対策が施されたものである。図11で示す単位シフトレジスタSRkは、出力端子OUTを放電するトランジスタ(図9及び図10のNMOSトランジスタQ2に相当する)が並列に2つ設けられている(NMOSトランジスタQ2A,Q2B)。ここで、NMOSトランジスタQ2A,Q2B(一方及び他方第2のトランジスタ)のゲートが接続するノードをそれぞれ「ノードN2A」(一方第2のノード)、「ノードN2B」(他方第2のノード)と定義する。
また、図11で示す単位シフトレジスタSRkには、図10で示すNMOSトランジスタQ7に相当するトランジスタが、すなわち、ノードN1,第1電源端子S1間に介挿されるトランジスタがノードN2A,N2Bに対して設けられている(NMOSトランジスタQ7A,Q7B)。すなわち、NMOSトランジスタQ7A(一方第6のトランジスタ)は、ノードN2Aに接続したゲート電極を有し、ノードN1を放電するトランジスタであり、NMOSトランジスタQ7B(他方第6のトランジスタ)は、ノードN2Bに接続したゲート電極を有しノードN1を放電するトランジスタである。
実施の形態3における単位シフトレジスタSRkは、制御信号VFRA(一方制御信号)が入力される第1制御端子TA(一方制御端子)、及び制御信号VFRB(他方制御信号)が入力される第2制御端子TB(他方制御端子)をさらに有している。所定の制御信号である制御信号VFRA,VFRBは互いに相補な信号であり、シフトレジスタ外部の制御装置(不図示)により生成される。これらの制御信号VFRA,VFRBは、一定の周期でレベルが切り替わるものである。シフトレジスタ回路11がゲート線駆動回路として用いられる場合、表示画像のフレーム間のブランキング期間にレベルが切り替わる(交番する)よう制御されることが望ましく、例えば、表示画像の1フレーム毎にレベルが切り替わるよう制御される。
また第1制御端子TAとノードN2Aとの間にはNMOSトランジスタQ8A(一方第5のトランジスタ)が介挿され、第2制御端子TBとノードN2Bとの間にはNMOSトランジスタQ8B(他方第5のトランジスタ)が介挿される。NMOSトランジスタQ8Aのゲート電極はノードN2Bに接続され、NMOSトランジスタQ8Bのゲート電極はノードN2Aに接続される。すなわち、NMOSトランジスタQ8A及びNMOSトランジスタQ8Bは、その片方の主電極(ここではドレイン電極)がたすき掛けに互いの制御電極(ゲート)に接続されており、いわゆるフリップフロップ回路を構成している。
さらに、単位シフトレジスタSRkは、NMOSトランジスタQ5,Q6からなるインバータ20の出力端とノードN2Aとの間に介挿されるNMOSトランジスタQ9Aと、インバータ20の出力端とノードN2Bとの間に介挿されるNMOSトランジスタQ9Bとを備えている。NMOSトランジスタQ9Aのゲートは第1制御端子TAに接続され、NMOSトランジスタQ9Bのゲートは第2制御端子TBに接続される。
このような構成において、非選択期間における制御信号VFRAがHレベル、制御信号VFRBがLレベルの第1期間は、NMOSトランジスタQ9Aがオン状態、NMOSトランジスタQ9Bがオフ状態になるため、NMOSトランジスタQ5,Q6からなるインバータ20の出力端はノードN2A及びN2BのうちノードN2Aに電気的に接続される。また、このとき、NMOSトランジスタQ8A及びQ8BのうちNMOSトランジスタQ8Bがオン状態なり、ノードN2BはLレベルになる。つまり、上記第1期間には、NMOSトランジスタQ2Aが駆動され、NMOSトランジスタQ2Bは休止状態になる。
逆に、非選択期間における制御信号VFRAがLレベル、制御信号VFRBがHレベルの第2期間は、NMOSトランジスタQ9Aがオフ状態、NMOSトランジスタQ9Bがオン状態になるため、インバータ20の出力端はノードN2Bに接続される。また、このときNMOSトランジスタQ8Aがオンし、ノードN2AはLレベルになる。つまり、上記第2期間には、NMOSトランジスタQ2Bが駆動され、NMOSトランジスタQ2Aは休止状態になる。このように、NMOSトランジスタQ9A,Q9Bは、制御信号VFRA,VFRBに基づいて、インバータ20の出力端を、ノードN2A及びノードN2Bに交互に接続させる切替回路として機能する。
実施の形態4においては、非選択期間において制御信号VFRA,VFRBが反転する毎に、NMOSトランジスタQ2A,Q7AのペアとNMOSトランジスタQ2B,Q7Bのペアとが交互に休止状態になるので、それらのゲートが継続的にバイアスされることを防止できる。したがって、a−Siトランジスタのしきい値の正方向シフトによる誤動作を防止でき、動作の信頼性が向上する。
実施の形態4においても、実施の形態1〜実施の形態3と同様、フィードスルー電圧ΔVによるノードN1の低下が抑制される効果が得られる。よって、選択期間にノードN1のレベルが低下することを防止でき、電源電圧マージンの低下を防止することができる効果を奏する。
<その他>
なお、図9〜図11に示す実施の形態2〜実施の形態4の単位シフトレジスタSRkのノードN1は、NMOSトランジスタQ3の両端部に位置する端部ドレイン電極(第1及び第2の端部櫛歯部分)は、NMOSトランジスタQ1のゲート電極(ノードN1)に接続しない構成とした方が寄生容量を低減する上でより望ましい。ただし、図5及び図6で示すソース電極4及びゲート絶縁膜5の大半の櫛歯部分が中央ソース・ドレイン電極に該当し(例えば、中央ソース・ドレイン電極が10本以上)、端部ドレイン電極による影響が小さい場合、NMOSトランジスタQ3の端部ドレイン電極をノードN1に接続する構成による態様も考えられる。
加えて、図9〜図11に示す実施の形態2〜実施の形態4の単位シフトレジスタSRkにおいて、インバータ20内のNMOSトランジスタQ5のドレイン・ゲート電極は高電位側電源電位VDDを受け、NMOSトランジスタQ3のドレイン電極は前段のシフトレジスタSR(k−1)の出力信号G(k−1)を高電位側電源電位VDDに代えて受けるように構成しても良い。すなわち、NMOSトランジスタQ3のドレイン電極に受ける外部信号は、NMOSトランジスタQ3のオン状態時に高電位側電源電位VDDが供給可能な外部信号であれば、高電位側電源電位VDD自体でも、出力信号G(k−1)でも良い。
また、図1,図9〜図11に示す単位シフトレジスタSRkのNMOSトランジスタQ1のクロック端子CK1に接続されているノード部分をNMOSトランジスタQ3のノードN1として構成する。すなわち、NMOSトランジスタQ1のドレイン電極において、図5〜図8で示した中央ソース・ドレイン電極構造を適用することにより(クロック端子CK1に接続される電極がソース電極4、出力端子OUTに接続される電極がドレイン電極3)、NMOSトランジスタQ1のゲート電極とソース電極との間のオーバーラップ寄生容量の低減が図れるため、当該寄生容量の充電に伴う消費電力を低減させる効果も生じる。また、NMOSトランジスタQ2、Q4のソース・ドレイン電極においても、図5〜図8で示した中央ソース・ドレイン電極構造を適用することは勿論可能である。
例えば、シフトレジスタ回路11を液晶表示装置のゲート線駆動回路に用いた場合、液晶駆動方式にも依存するが、TN型ではソース・ドレイン電極幅が大きいとカラーフィルタ側に配置されているITOとの寄生容量が大きくなるため、駆動能力は下がることになる。このため、図5〜図8で示した中央ソース・ドレイン電極構造を適用して、ソース・ドレイン電極幅を小さくすることは効果がある。
なお、上述した実施の形態1〜実施の形態4で示したシフトレジスタSRk以外を有するシフトレジスタ回路においても、充電用トランジスタであるNMOSトランジスタQ3によってノードN1を充電し、充電後にNMOSトランジスタQ3がOFFし、かつノードN1がフローティング状態で保持される構成をとる場合には適用可能である。
1 ゲート電極、2 a−Si半導体領域、3 ドレイン電極、4 ソース電極、20 インバータ、SR1〜SRn,SRd,SRk (単位)シフトレジスタ、Q1〜Q7,Q2A,Q2B,Q7A〜Q9A,Q7B〜Q9B NMOSトランジスタ。

Claims (13)

  1. 入力端子、出力端子、クロック端子及びリセット端子と、
    前記クロック端子に入力されるクロック信号を前記出力端子に供給する第1のトランジスタと、
    前記出力端子を放電する第2のトランジスタと、
    前記入力端子に入力される入力信号に応じて前記第1のトランジスタのゲート電極が接続する第1のノードを充電する充電回路と、
    前記リセット端子に入力されるリセット信号に応じて前記第1のノードを放電する放電回路とを備え、
    前記充電回路は、
    各々の一方電極に外部信号を受け、各々の他方電極が前記第1のノードに接続され、各々のゲート電極が前記入力端子に接続される複数の第3のトランジスタを含み、
    前記複数の第3のトランジスタは、
    前記ゲート電極と、
    ゲート絶縁膜を介し前記ゲート電極上に形成された半導体領域とを備え、前記半導体領域は少なくともゲート長方向において前記ゲート電極全体上に形成され、
    前記半導体領域上に選択的に形成された前記一方電極及び前記他方電極とを含み、
    前記複数の第3のトランジスタの前記一方電極は複数の櫛歯部分がゲート幅方向に沿った第1の方向に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成され、
    前記複数の第3のトランジスタの前記他方電極は複数の櫛歯部分が前記第1の方向と反対の第2の方向に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成され、前記一方電極の複数の櫛歯部分と前記他方電極の複数の櫛歯部分とが交互に形成され、
    一体化形成された前記一方電極の複数の櫛歯部分は前記ゲート電極のゲート長方向における両端部上方に形成される第1及び第2の端部櫛歯部分を含み、前記第1及び第2の端部櫛歯部分は前記ゲート電極とゲート長方向における第1及び第2の端部重複長を有し、
    一体化形成された前記他方電極の複数の櫛歯部分それぞれのゲート長方向における前記ゲート電極との重複長は、前記第1及び第2の端部重複長の和より小さくなるように形成される、
    シフトレジスタ回路。
  2. 請求項1記載のシフトレジスタ回路であって、
    前記第2のトランジスタのゲート電極は、前記リセット端子に接続される、
    ことを特徴とするシフトレジスタ回路。
  3. 請求項1記載のシフトレジスタ回路であって、
    前記第1のノードを入力端とし、前記第2のトランジスタのゲート電極が接続する第2のノードを出力端とするインバータをさらに備える
    ことを特徴とするシフトレジスタ回路。
  4. 請求項3記載のシフトレジスタ回路であって、
    前記第2のノードに接続したゲート電極を有し、前記第1のノードを放電する第4トランジスタをさらに備える
    ことを特徴とするシフトレジスタ回路。
  5. 請求項1記載のシフトレジスタ回路であって、
    前記第2のトランジスタは一方及び他方第2のトランジスタを含み、
    前記第2のノードは一方及び他方第2のノードを含み、
    前記一方及び他方第2のトランジスタのゲート電極は前記一方及び他方第2のノードに接続され、
    前記一方及び他方第2のトランジスタは、所定の制御信号に基づいて交互に駆動されることを特徴とする、
    シフトレジスタ回路。
  6. 請求項5記載のシフトレジスタ回路であって、
    前記所定の制御信号は、互いに相補な一方及び他方制御信号を含み、
    前記一方及び他方制御信号が入力される一方及び他方制御端子と、
    前記一方制御端子と前記一方第2のノードとの間に介挿される一方第5のトランジスタと、
    前記他方制御端子と前記他方第2のノードとの間に介挿される他方第5のトランジスタとをさらに備え、
    前記一方第5のトランジスタのゲート電極が前記他方第2のノードに接続され、
    前記他方第5のトランジスタのゲート電極が前記一方第2のノードに接続される、
    シフトレジスタ回路。
  7. 請求項5または請求項6記載のシフトレジスタ回路であって、
    前記一方及び他方第2のトランジスタを前記所定の制御信号に基づいて交互に駆動する駆動手段をさらに備え、
    前記駆動手段は、
    前記第1のノードを入力端とするインバータと、
    前記所定の制御信号に基づいて、前記インバータの出力端を前記一方及び他方第2のノードへ交互に接続させる切替回路とを含む、
    シフトレジスタ回路。
  8. 請求項5ないし請求項7のうち、いずれか1項に記載のシフトレジスタ回路であって、
    前記一方第2のノードに接続したゲート電極を有し、前記第1のノードを放電する一方第6トランジスタと、
    前記他方第2ノードに接続したゲート電極を有し、前記第1のノードを放電する他方第6のトランジスタとをさらに備える、
    シフトレジスタ回路。
  9. 請求項1ないし請求項8のうち、いずれか1項に記載のシフトレジスタ回路であって、
    前記第1のトランジスタは、各々の一方電極が前記出力端子に接続され、各々の他方電極が前記クロック端子に接続され、各々のゲート電極が前記第1のノードに接続される複数の第1のトランジスタを含み、
    前記複数の第1のトランジスタは、
    前記ゲート電極と、
    ゲート絶縁膜を介し前記ゲート電極上に形成された半導体領域とを備え、前記半導体領域はゲート長方向において前記ゲート電極全体上に形成され、
    前記半導体領域上に選択的に形成された前記一方電極及び前記他方電極とを含み、
    前記複数の第1のトランジスタの前記一方電極は複数の櫛歯部分がゲート幅方向に沿った第1の方向に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成され、
    前記複数の第1のトランジスタの前記他方電極は複数の櫛歯部分が前記第1の方向と反対の第2の方向に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成され、前記一方電極の複数の櫛歯部分と前記他方電極の複数の櫛歯部分とが交互に形成され、
    一体化形成された前記一方電極の複数の櫛歯部分は前記ゲート電極のゲート長方向における両端部上方に形成される第1及び第2の端部櫛歯部分を含み、前記第1及び第2の端部櫛歯部分は前記ゲート電極とゲート長方向における第1及び第2の端部重複長を有し、
    一体化形成された前記他方電極の複数の櫛歯部分それぞれのゲート長方向における前記ゲート電極との重複長は、前記第1及び第2の端部重複長の和より小さくなるように形成される、
    シフトレジスタ回路。
  10. 請求項1ないし請求項9のうち、いずれか1項に記載のシフトレジスタ回路であって、
    前記複数の第3のトランジスタにおける前記半導体領域は、非晶質シリコン薄膜を含む、
    シフトレジスタ回路。
  11. 請求項1ないし請求項9のうち、いずれか1項に記載のシフトレジスタ回路であって、
    前記複数の第3のトランジスタにおける前記半導体領域は、有機成分を含む、
    シフトレジスタ回路。
  12. シフトレジスタ回路の設計方法であって、
    前記シフトレジスタ回路は、
    入力端子、出力端子、クロック端子及びリセット端子と、
    前記クロック端子に入力されるクロック信号を前記出力端子に供給する第1のトランジスタと、
    前記出力端子を放電する第2のトランジスタと、
    前記入力端子に入力される入力信号に応じて前記第1のトランジスタの制御電極が接続する第1のノードを充電する充電回路と、
    前記リセット端子に入力されるリセット信号に応じて前記第1のノードを放電する放電回路とを備え、
    前記充電回路は、
    各々の一方電極に外部信号を受け、各々の他方電極が前記第1のノードに接続され、各々のゲート電極が前記入力端子に接続される複数の第3のトランジスタを含み、
    前記複数の第3のトランジスタは、
    前記ゲート電極と、
    ゲート絶縁膜を介し前記ゲート電極上に形成された半導体領域とを備え、前記半導体領域は少なくともゲート長方向において前記ゲート電極全体上に形成され、
    前記半導体領域上に選択的に形成された前記一方電極及び前記他方電極とを含み、
    前記複数の第3のトランジスタの前記一方電極は複数の櫛歯部分がゲート幅方向に沿った第1の方向に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成され、
    前記複数の第3のトランジスタの前記他方電極は複数の櫛歯部分が前記第1の方向と反対の第2の方向に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成され、前記一方電極の複数の櫛歯部分と前記他方電極の複数の櫛歯部分とが交互に形成され、
    一体化形成された前記一方電極の複数の櫛歯部分は前記ゲート電極のゲート長方向における両端部上方に形成される第1及び第2の端部櫛歯部分を含み、
    前記シフトレジスタ回路の設計方法は、
    前記複数の第3のトランジスタに関し、
    (a) 前記第1及び第2の端部櫛歯部分のゲート長方向における前記ゲート電極との第1及び第2の端部重複長を、前記ゲート電極の寸法バラツキ、前記一方電極及び前記他方電極の寸法バラツキ、前記ゲート電極と前記一方電極及び前記他方電極との間の位置ズレを考慮して、それぞれ所定の特性長を満足するように設定するステップと、
    (b) 一体化形成された前記他方電極の複数の櫛歯部分それぞれのゲート長方向における前記ゲート電極との重複長を、前記一方電極及び前記他方電極の寸法バラツキを考慮して前記所定の特性長を満足し、かつ前記第1及び第2の端部重複長の和より小さくなるように設定するステップとを備える、
    シフトレジスタ回路の設計方法。
  13. 入力端子と、
    前記入力端子に入力される入力信号に応じて充電用ノードを充電する充電回路とを備え、
    前記充電回路は、
    各々の一方電極に外部信号を受け、各々の他方電極が前記充電用ノードに接続され、各々のゲート電極が前記入力端子に接続される複数の充電用トランジスタを含み、
    前記複数の充電用トランジスタは、それぞれ
    前記ゲート電極と、
    ゲート絶縁膜を介し前記ゲート電極上に形成された半導体領域とを備え、前記半導体領域は少なくともゲート長方向において前記ゲート電極全体上に形成され、
    前記半導体領域上に選択的に形成された前記一方電極及び前記他方電極とを含み、
    前記複数の充電用トランジスタの前記一方電極は複数の櫛歯部分がゲート幅方向に沿った第1の方向に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成され、
    前記複数の充電用トランジスタの前記他方電極は複数の櫛歯部分が前記第1の方向と反対の第2の方向に延びて形成される平面視櫛歯構造で一体化して形成され、前記一方電極の複数の櫛歯部分と前記他方電極の複数の櫛歯部分とが交互に形成され、
    一体化形成された前記一方電極の複数の櫛歯部分は前記ゲート電極のゲート長方向における両端部上方に形成される第1及び第2の端部櫛歯部分を含み、前記第1及び第2の端部櫛歯部分は前記ゲート電極とゲート長方向における第1及び第2の端部重複長を有し、
    一体化形成された前記他方電極の複数の櫛歯部分それぞれのゲート長方向における前記ゲート電極との重複長は、前記第1及び第2の端部重複長の和より小さくなるように形成される、
    半導体装置。
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