JP2010277526A - 通信機器およびサーバおよび健康対策情報提供システムおよび健康対策情報提供方法 - Google Patents

通信機器およびサーバおよび健康対策情報提供システムおよび健康対策情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 連続する経時的な体調情報を容易に収集でき、これにより、体調判断の正確さの向上および適切な対策情報の提供を可能にする。
【解決手段】 通信機器1は、録音機能部2と、体調情報送信部3とを備えている。録音機能部2は、周囲の音を取り込んで録音する機能を備える。体調情報送信部3は、所定の期間全体に亘って録音された録音機能部2による録音データを体調情報として所定の送付先に向けて送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、体調情報を収集する機能を備えた通信機器およびサーバおよび健康対策情報提供システムおよび健康対策情報提供方法に関するものである。
国民病の一つとも言われるようになっている花粉症は、その患者数が年々増加傾向にある。この花粉症の対策のための情報として、毎年、杉や檜の花粉の飛散時期になると、その花粉の飛散予測量に関する情報がテレビ等で提供されている。
ところで、花粉飛散量に対する花粉症症状には個人差がある。特許文献1には、個人に応じた花粉症対策情報を提供する手法が示されている。
特許文献1では、情報提供対象者の携帯端末から、その情報提供対象者のくしゃみの回数や、花粉症の症状の程度等のデータをサーバに送信している。サーバでは、その携帯端末から送信されてきたデータに基づいて、情報提供対象者の花粉症症状の予測モデルを作成する。そして、サーバは、その予測モデルを利用して情報提供対象者の花粉症症状を予測し、予測した症状に応じた対策情報を情報提供対象者の携帯端末に送信している。
特開2005−63218号公報 特開2008−102784号公報 特開2002−157511号公報
特許文献1に提案されている手法では、上記のように、携帯端末からサーバに、くしゃみの回数のデータを送信している。このため、当然に、サーバは、その送信されてきたデータに基づいて、くしゃみの回数を検知することはできる。しかしながら、サーバは、そのくしゃみが、連続的に発せられたのか、単発的だったものなのかは判別できない。
花粉症症状等の体調を判断する際に、くしゃみ等の体の現象が連続的に現れるか、単発的に現れるかという連続する経時的な体調情報は重要である。換言すれば、体調判断の正確さを高めるためには、連続する経時的な体調情報が必要である。しかしながら、特許文献1では、そのような連続する経時的な体調情報を利用していないので、体調判断の正確さは高くないと言える。このため、特許文献1の構成では、情報提供対象者の症状に合っていない対策情報が提供される虞がある。
本発明は上記課題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明の目的は、連続する経時的な体調情報を容易に収集できて、体調判断の正確さの向上および適切な対策情報の提供を可能にする通信機器およびサーバおよび健康対策情報提供システムおよび健康対策情報提供方法を提供することにある。
本発明の通信機器は、
周囲の音を取り込んで録音する録音機能部と、
所定の期間全体に亘って録音された前記録音機能部による録音データを体調情報として所定の送付先に向けて送信する体調情報送信部と、
を備えている。
本発明のサーバは、
所定の期間全体に亘り所定の収集対象音が収録されて外部から体調情報として送信されてきた録音データを利用して体調を判断する体調判断部を備えている。
本発明の健康対策情報提供システムは、
体調情報を送信する通信機器と、
当該通信機器から送信された体調情報を受信するサーバと、
を含み、
前記サーバは、
前記受信した前記体調情報に基づいて体調を判断する体調判断部と、
その体調判断結果を少なくとも含む所定の情報に基づき取得した健康対策情報を前記通信機器に返信する情報送信部と、
を備えている。
本発明の健康対策情報提供方法は、
録音機能部を備えた通信機器から、所定の期間全体に亘って録音された前記録音機能部による録音データを体調情報として受信し、
その受信した録音データに基づいて体調を判断し、
その判断結果を少なくとも含む所定の情報に基づき取得した健康対策情報を前記通信機器に返信する。
本発明によれば、連続する経時的な体調情報を容易に収集でき、これにより、体調判断の正確さの向上および適切な対策情報の提供を可能にする。
第1実施形態を説明するための図である。 第2実施形態における健康対策情報提供システムのイメージ図である。 第2実施形態の通信機器(携帯電話機)における健康対策情報提供システムに関わる構成を表したブロック図である。 第2実施形態のサーバにおける健康対策情報提供システムに関わる構成を表したブロック図である。 第2実施形態における通信機器の健康対策モードの動作例を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態におけるサーバにおいて画像データの分析動作の一例を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態におけるサーバの健康対策情報提供動作の一例を説明するためのフローチャートである。 その他の実施形態を説明するための図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1(a)に示されるように、第1実施形態の通信機器1は、録音機能部2と、体調情報送信部3とを備えている。録音機能部2は、周囲の音を取り込んで録音する機能を備えている。体調情報送信部3は、所定の期間全体に亘って録音された録音機能部2による録音データを体調情報として所定の送付先に向けて送信する機能を備えている。
この通信機器1では、録音機能部2を利用することによって、連続する経時的な体調を表す音のデータを得ることが容易である。連続する経時的な体調情報は、体調判断に有効な情報であることから、その連続する経時的な体調情報を利用し体調判断を行うことによって、体調判断の正確さを高めることができる。
上記のような通信機器1の体調情報は、例えば、図1(b)に示されるようなサーバ5に送信される。そのサーバ5は、体調判断部6を備えている。体調判断部6は、所定の期間全体に亘り所定の収集対象音が収録されて外部から体調情報として送信されてきた録音データを受信すると、当該受信した体調情報(録音データ)を利用して体調判断を行う機能を備えている。このサーバ5は、例えば通信機器1から送信された体調情報、つまり、連続する経時的な体調情報を利用して、体調判断を行うので、体調判断の正確さを高めることができるという効果が得られる。さらに、健康良好時に対する音声の変化も体調判断に重要な情報である。このことから、体調判断に利用する音のデータとして音声を含ませることによって、より一層、体調判断の正確さを向上させることができる。
上記した通信機器1とサーバ5を用いて、図1(c)に示されるような健康対策情報提供システム8を構築できる。この健康対策情報提供システム8では、サーバ5は、図1(b)に示す構成に加えて、さらに、情報送信部9を備えている。この情報送信部9は、体調判断部6による体調判断結果を少なくとも含む所定の情報に基づき取得した健康対策情報を通信機器1に返信する機能を備えている。
この健康対策情報提供システム8では、例えば、サーバ5は、通信機器1から体調情報(録音データ)を受信すると(図1(d)のステップS1)、体調判断部6が、その体調情報に基づいて体調を判断する(ステップS2)。然る後に、サーバ5の情報送信部9は、その体調判断結果を含む所定の情報に基づいて取得した健康対策情報を通信機器1に返信する(ステップS3)。
この健康対策情報提供システム8では、連続した経時的な体調情報に基づいて体調を判断するので、前記のように、体調判断の正確さ(信頼性)を高めることができる。さらに、そのように信頼性が高められた体調判断結果を少なくとも含む所定の情報に基づいて取得した健康対策情報を通信機器1に返信するので、個人の体調に適合する健康対策情報を提供できる。
(第2実施形態)
以下に、第2実施形態を説明する。
図2は、第2実施形態の健康対策情報提供システムのイメージ図である。この第2実施形態の健康対策情報提供システム10は、花粉症対策の情報を健康対策情報として個人に提供するものである。当該健康対策情報提供システム10は、通信機器である携帯電話機11と、サーバ12とを備えている。それら携帯電話機11とサーバ12は、無線電話通信網を通して通信可能となっている。サーバ12は、花粉症対策情報の提供元である。携帯電話機11は、花粉症対策情報の提供先である。図3には、携帯電話機11における健康対策情報提供システム10に関わる構成がブロック図により示されている。また、図4には、サーバ12における健康対策情報提供システム10に関わる構成がブロック図により示されている。
まず、携帯電話機11について説明する。なお、携帯電話機は、特定の個人のみの使用が一般的である。この第2実施形態においても、携帯電話機11は、特定の個人のみが使用することを想定している。
この第2実施形態では、携帯電話機11は、図3に示されるように、録音機能部15と、撮影機能部16と、表示部17と、操作部18と、健康対策モード制御部19と、記憶部20と、表示制御部21とを備えている。さらに、携帯電話機11は、画像加工部22と、基準輪郭データ作成部23と、外出先位置情報取得部24と、体調情報送信部25と、取得情報報知部26と、現在位置情報取得部27と、無線通信部28とを備えている。
表示部17は、文字や画像を表示する例えば液晶画面等の画面を含むものである。表示制御部21は、表示部17の表示動作を制御するものである。操作部18は、数字キーやファンクションキー等のキーや、タッチパネル等のような、携帯電話機11を操作するためのものである。
録音機能部15は、マイク部30を含むものであり、そのマイク部30によって携帯電話機11の周囲の音を所定の収集対象音として取り込み当該取り込んだ音を電気信号に変換して記憶部20に保存(録音)する機能を備えている。この第2実施形態では、マイク部30は、通話の際に通話の音声の取り込みにも利用されるものである。このため、通話の音声取り込み用のマイク部と、周囲の音の取り込み用のマイク部とを別個に設ける場合に比べて、部品点数の増加を抑制できる。
撮影機能部16は、レンズ31を含むものであり、レンズ31を通して得た像のデータを表示制御部21に出力し、当該表示制御部21によって、その像を表示部17にプレビュー画像として表示させる機能を備えている。さらに、撮影機能部16は、レンズ31を通して得た像を静止画像として撮影し、当該撮影画像を記憶部20に保存する機能を備えている。この第2実施形態では、レンズ31は、例えば図2に示されるように、少なくとも、携帯電話機11において表示部17が形成されている面と同じ面側に設けられている。このため、撮影者は、自身の画像を、表示部17によるプレビュー画像を見ながら撮影することができる。
画像加工部22は、撮影機能部16により撮影されて記憶部20に保存されている画像を加工する機能と、加工後の画像を記憶部20に保存する機能とを備えている。例えば、記憶部20には、明暗を明確化する画像加工のためのプログラムや、カラー画像を白黒画像にする画像加工のためのプログラム等の画像加工のためのプログラムが予め与えられている。画像加工部22は、操作部18の操作情報に基づいて、どの画像を加工するか、また、どのような画像加工が要求されているかを検知すると、その要求に応じた画像加工のためのプログラム、及び、画像加工対象の画像を記憶部20から読み出す。そして、画像加工部22は、その読み出したプログラムに従って、画像加工対象の画像を加工する。なお、例えば、画像加工する際に、画像の部分的な画像加工が指示された場合には、その指示された部分の画像加工が行われる。それ以外、つまり、部分的な画像加工の指示が無かった場合には、画像全体の画像加工が行われる。このように、この第2実施形態では、画像全体の画像加工も画像の部分的な画像加工も可能となっている。
無線通信部28は、アンテナ32を含むものであり、信号を搬送波に乗せてアンテナ32により所定の無線電話通信網に向けて無線送信する機能と、アンテナ32で受信した搬送波から信号を検出する機能とを備えている。
基準輪郭データ作成部23は、記憶部20から、健康対策モード制御部19により指定された顔画像を読み出し当該読み出した顔画像の顔の輪郭を基準輪郭として検出し、当該検出した基準輪郭データを記憶部20に保存する機能を備えている。
健康対策モード制御部19は、次に示すような健康対策モードの制御を行うものである。この第2実施形態では、健康対策モードとは、花粉症に対する対策情報を得るためのモードである。当該健康対策モードは、対策情報要求者(例えば携帯電話機11の所持者)の花粉症症状(体調情報)の収集に関する動作と、サーバ12に対する花粉症対策情報の要求に関わる動作とを含むものである。つまり、健康対策モード制御部19は、花粉症症状の収集に関する動作として、録音機能部15と、撮影機能部16と、画像加工部22と、基準輪郭データ作成部23とを制御する機能を備えている。また、健康対策モード制御部19は、サーバ12に対する花粉症対策情報の要求に関わる動作として、外出先位置情報取得部24と、体調情報送信部25と、現在位置情報取得部27とを制御する機能を備えている。
すなわち、健康対策モード制御部19は、例えば携帯電話機11の所持者による操作部18の操作によって花粉症症状監視を開始する指令が携帯電話機11に加えられたことを操作部18の操作情報に基づき検知した場合には、次のように動作する。つまり、健康対策モード制御部19は、花粉症症状監視を開始する指令が加えられたことを検知すると、録音機能部15に向けて録音開始の指示信号を出力し、録音機能部15に録音動作(体調情報の収集動作)を開始させる機能を備えている。なお、健康対策モード制御部19の指示に基づいた録音機能部15による録音データには、花粉症症状監視によるデータであることを示す情報(つまり、体調情報であることを示す情報)が付与される。
また、健康対策モード制御部19は、前記のように花粉症症状監視を開始する指令が加えられたことを検知した場合には、撮影機能部16にも動作開始の指示信号を出力し、撮影機能部16の動作(体調情報の収集動作)を開始させる機能を備えている。その撮影機能部16の動作開始により、表示部17には、レンズ31を通して得られた画像がプレビュー画像として表示され始める。なお、この第2実施形態では、例えばデスクワーク中のように対策情報要求者の動きが少ないときに、対策情報要求者の花粉症症状監視を携帯電話機11に行わせる旨の指示が予め対策情報要求者に知らされているものとする。また、花粉症症状監視を行う場合には、携帯電話機11は、例えば対策情報要求者が作業している机上等において対策情報要求者の音声を録音することができ、かつ、対策情報要求者の顔画像を明瞭に撮影可能な位置に載置されるものとする。
さらに、健康対策モード制御部19は、前記のように花粉症症状監視の開始指令が加えられたことを検知した際に、記憶部20に基準輪郭データが保存されているか否かを判断する機能を備えている。そして、健康対策モード制御部19は、基準輪郭データが保存されていることを検知した場合には、その基準輪郭データを記憶部20から読み出す機能を備えている。さらに、健康対策モード制御部19は、その読み出した基準輪郭データを表示制御部21に出力し、当該基準輪郭データに基づいた顔の基準輪郭を、表示部17に、プレビュー画像と共に、表示させる。さらに、健康対策モード制御部19は、そのように基準輪郭を表示させる場合には、次のようなメッセージを例えば表示部17に報知させる機能を備えている。そのメッセージとは、例えば表示部17のプレビュー画像中の顔画像が、基準輪郭にほぼ一致するように、撮影対象者(対策情報要求者)と携帯電話機11との間の間隔や、画像の拡大・縮小を調整させる内容のものである。
さらに、健康対策モード制御部19は、前記したような基準輪郭データの保存の有無判断によって、基準輪郭データが保存されていないことを検知した場合には、基準輪郭データ作成部23に基準輪郭データを作成させる機能を備えている。例えば、健康対策モード制御部19は、その基準輪郭データの基となる顔画像として、花粉症症状監視を開始してから最初に撮影された顔画像を指定する。
さらに、健康対策モード制御部19は、撮影機能部16に動作開始の指示を出力した以降には、所定の時間間隔毎(例えば1分間隔毎)に、画像撮影の指示を撮影機能部16に出力して画像を撮影させる機能を備えている。なお、その撮影の時間間隔の設定は、固定であっても、適宜に変更可能であってもよい。また、そのように撮影された画像データには、花粉症症状監視によるデータであることを示す情報(つまり、体調情報であることを示す情報)が付与されて記憶部20に保存される。
さらに、健康対策モード制御部19には、花粉症症状監視期間の情報(例えば、前記のように花粉症症状監視を開始する指令が加えられてから、花粉症症状監視を終了するまでの時間が例えば20分間というような時間の情報)が与えられている。健康対策モード制御部19は、その花粉症症状監視期間が終了したことを検知したとき、又は、対策情報要求者により操作部18が操作されて外出する旨の情報が入力されたときに、録音機能部15および撮影機能部16に向けて動作停止の指示信号を出力する。これにより、録音機能部15および撮影機能部16は、体調情報の収集動作を停止し、花粉症症状監視が終了する。
さらにまた、健康対策モード制御部19は、画像加工部22に向けて、花粉症症状監視期間中に撮影された画像の加工の指示およびその画像加工の内容を出力する機能を備えている。その指示を出力するタイミングは、例えば、花粉症症状監視期間中に撮影機能部16に撮影させる度であってもよいし、撮影機能部16に動作停止の指示信号を出力したときであってもよい。画像加工部22は、健康対策モード制御部19からの指示に従い、花粉症症状監視期間中に撮影された画像を加工し加工後の画像を記憶部20に保存する。例えば、この第2実施形態では、花粉症症状監視期間中に撮影された画像は、顔の輪郭や、花粉症の症状が現れ易い顔部分(例えば目)の状態を分かり易くするための加工が施される。
さらに、健康対策モード制御部19は、予め定められた症状送付タイミングであることを検知したときに、体調情報送信部25に、サーバ12に向けて情報を送付させるための情報送付の指示信号を出力する機能を備えている。その症状送付タイミングとは、例えば、花粉症症状監視期間が終了したことを検知したときや、対策情報要求者による操作部18の操作によって、情報送付が指令されたときや、外出する旨の情報が入力されたとき等の適宜設定されたタイミングである。
さらに、健康対策モード制御部19は、対策情報要求者により操作部18が操作されて外出する旨の情報が入力されたことを検知した場合に、外出先位置情報取得部24および現在位置情報取得部27に向けてサーバ12への情報送付の指示信号を出力する。
体調情報送信部25は、健康対策モード制御部19から前記情報送付の指示信号を受け取った場合には、記憶部20に格納されている花粉症症状監視による録音データのうち、未送信の録音データを読み出す機能を備えている。さらに、体調情報送信部25は、上記のように健康対策モード制御部19から前記情報送付の指示信号を受け取った場合には、記憶部20に格納されている花粉症症状監視により撮影された加工済みの画像のうち、未送信の画像データをも読み出す機能を備えている。そして、体調情報送信部25は、それら読み出した録音データおよび画像データを体調情報としてサーバ12に向けて無線送信すべく、当該録音データおよび画像データを無線通信部28に出力する機能を備えている。
外出先位置情報取得部24は、表示制御部21により表示部17に、外出予定先の位置情報を入力させるための画面を表示させる機能を備えている。さらに、外出先位置情報取得部24は、外出予定先の位置情報が操作部18の操作によって入力されたことを検知した場合には、その外出予定先の位置情報を記憶部20に登録する機能を備えている。
さらに、外出先位置情報取得部24は、健康対策モード制御部19から前記情報送付の指示信号を受け取ったことを検知した場合には、その外出先の位置情報を記憶部20から読み出す機能を備えている。さらに、外出先位置情報取得部24は、その読み出した外出先の位置情報を、サーバ12に向けて無線送信させるべく、無線通信部28に出力する機能を備えている。
現在位置情報取得部27は、携帯電話機11の現在位置の情報を次のように取得する機能を備えている。例えば、現在位置情報取得部27は、表示制御部21により、表示部17に現在位置入力用の画面を表示させ、操作部18の操作によって現在位置を入力させることによって現在位置の情報を取得する。あるいは、現在位置情報取得部27は、GPS(Global-Positioning-System)を利用して、現在位置の情報を取得する。なお、現在位置情報取得部27が現在位置の情報を取得する手法は上記手法に限定されるものではなく、他の適宜の現在位置情報取得手法を採用してもよい。
さらに、現在位置情報取得部27は、前記情報送付の指示信号を受け取ったことを検知した場合には、上記のように取得した現在位置情報をサーバ12に向けて送信させるべく、その取得した現在位置情報を無線通信部28に出力する機能を備えている。
取得情報報知部26は、サーバ12から健康対策情報である花粉症対策の情報が無線通信部28で受信されたことを検知した場合には、その花粉症対策の情報を表示制御部21に出力し、当該表示制御部21によって表示部17に表示させる機能を備えている。さらに、取得情報報知部26は、受信した花粉症対策の情報に音のデータが含まれていることを検知した場合には、その音データをスピーカ部(図示せず)に出力し、当該スピーカ部によって音を発生させる機能を備えている。
次に、携帯電話機11における健康対策情報提供システムに関わる動作の一例を図5のフローチャートに基づいて説明する。
例えば、健康対策モード制御部19は、操作部18の操作情報に基づいて、花粉症症状監視の開始が指示されたことを検知すると、録音機能部15および撮影機能部16の動作を開始させる。これにより、前記の如く録音機能部15および撮影機能部16による体調情報(花粉症症状)の収集が行われる(ステップS101)。なお、花粉症症状監視中には、健康対策モード制御部19の指示によって、記憶部20の基準輪郭データに基づいた顔の基準輪郭がプレビュー画像と共に表示部17に表示される。ただ、花粉症症状監視の開始時に、記憶部20に基準輪郭データが保存(登録)されていなかった場合には、健康対策モード制御部19は、基準輪郭データ作成部23に基準輪郭データを作成させる。
然る後、健康対策モード制御部19は、所定の花粉症症状監視期間が終了したか否かを例えば前記のような花粉症症状監視を開始する指令が加えられてからの経過時間の情報に基づいて判断する(ステップS102)。花粉症症状監視期間が終了していないと判断した場合には、体調情報の収集は継続される。健康対策モード制御部19は、花粉症症状監視期間が終了したと判断した場合には、録音機能部15および撮影機能部16の動作を停止させて体調情報収集を終了させる(ステップS103)。
そして、健康対策モード制御部19は、対策情報要求者により操作部18が操作されて外出する旨の情報が入力されたか否か(外出するか否か)を判断する(ステップS104)。健康対策モード制御部19は、外出する旨の情報が入力されていないので、対策情報要求者が外出しないと判断した場合には、体調情報送信部25に向けてサーバ12への情報送付の指示信号を出力する。これにより、体調情報送信部25が動作して、花粉症症状監視期間中に収集した体調情報(録音データおよび画像データ)がサーバ12に向けて送信される(ステップS109)。なお、サーバ12に送信される体調情報には、例えば、携帯電話機11の電話番号や予め付与された固有番号等の識別情報が添付されている。
また、ステップS104において、健康対策モード制御部19は、外出すると判断した場合には、体調情報送信部25および外出先位置情報取得部24および現在位置情報取得部27に向けてサーバ12への情報送付の指示信号を出力する。これにより、記憶部20に保存(登録)されている情報等に基づいて、外出先位置情報取得部24が外出先の位置情報を、および、現在位置情報取得部27が現在位置を、それぞれ取得する。また、体調情報送信部25が花粉症症状監視期間中に収集した体調情報(録音データおよび画像データ)を取得する(ステップS105)。そして、そのように取得された情報が無線通信部28に出力される。これにより、無線通信部28は、現在位置情報と、外出先情報と、体調監視期間中に収集された体調情報とをサーバ12に向けて無線送信する(ステップS106)。なお、サーバ12に送信される現在位置情報と、外出先情報と、体調情報とには、例えば、上記したような携帯電話機11の電話番号や予め付与された固有番号等の識別情報が添付されている。
そのように情報を無線送信した後には、取得情報報知部26が、サーバ12から健康対策情報である花粉症対策情報を受信したか否かを判断する(ステップS107)。取得情報報知部26は、受信していないと判断した場合には、受信の有無判断を繰り返し行う。また、取得情報報知部26は、サーバ12から花粉症対策情報を受信したと判断した場合には、その受信した花粉症対策情報を表示制御部21によって表示部17に表示させたり、スピーカ部から音を出力させる(ステップS108)。
上記のように、この第2実施形態における携帯電話機11は、健康対策情報提供システムに関わる動作を行う。
次に、この第2実施形態の健康対策情報提供システム10におけるサーバ12について説明する。
この第2実施形態におけるサーバ12は、図4に示されるように、通信部40と、体調情報分析部41と、情報送信部42と、体調判断部43と、健康対策情報取得部44と、記憶装置45とを備えている。
通信部40は、情報通信網に接続して外部との通信を可能にする機能を備えており、当該通信部40によって、携帯電話機11と情報の遣り取りが可能になっている。
体調情報分析部41は、携帯電話機11から送信された体調情報を通信部40を通して受け取ると、当該体調情報を次のように分析する機能を備えている。例えば、体調情報である録音データに関しては、花粉症症状監視期間におけるくしゃみの回数を計測する。また、複数のくしゃみの発生を検知した場合には、くしゃみの発生の時間間隔、つまり、くしゃみの連続具合の情報を検出する。なお、くしゃみは、例えば、音の大きさの急激な変化等を利用して検出される。
また、体調情報である画像データの分析に関しては、例えば、健康良好時に携帯電話機11で撮影された対策情報要求者の顔画像を基準顔画像情報として予め記憶装置45に登録しておく。なお、その登録される基準顔画像情報には、例えば、前述した体調情報に添付される識別情報と同様の識別情報が関連付けられる。
体調情報分析部41は、携帯電話機11から体調情報である画像データを受け取ると、その画像データの中に顔画像が有るか否かを判断する機能を備えている。さらに、体調情報分析部41は、顔画像が有ると判断した場合には、その画像データ(体調情報)に関連付けられている識別情報に基づいて、基準顔画像情報を記憶装置45から読み出す機能を備えている。さらに、体調情報分析部41は、送信されてきた体調情報の顔画像と、読み出した基準顔画像とを比較し、健康良好時に対して花粉症発症により変化する所定の顔部分の変化の有無を検出する機能を備えている。例えば、花粉症発症による顔の変化には、顔腫れや、目の充血や、涙目や、マスクの装着等がある。体調情報分析部41は、そのような花粉症発症により現れる顔の変化が有る場合には、花粉症症状有りと判断する機能を備えている。
さらに、体調情報分析部41は、上記のような分析結果を、前記同様の識別情報に関連付けて記憶装置45の体調情報記憶部48に格納する機能を備えている。
なお、この第2実施形態では、携帯電話機11で顔画像を撮影する際に、表示部17に基準輪郭を表示させ、撮影対象の顔画像がその基準輪郭に合うように撮影対象者(対策情報要求者)とレンズ31との間隔等を調整することが推奨されている。そのように調整されて撮影された顔画像と、基準顔画像との比較は、大幅な画像補正を行わなくて済むので、容易となる。
情報送信部42は、携帯電話機11から送信された現在位置情報と外出先位置情報を通信部40を通して受け取ると、それら位置情報を送信してきた携帯電話機11は花粉症対策情報の提供を要求しているとして、次のような動作を行う機能を備えている。その動作の一つは、現在位置情報と外出先位置情報に基づいて、所定の花粉情報提供部46から、現在地と外出先とのそれぞれの花粉飛散予測量の情報を取得する動作である。その花粉情報提供部46は、花粉飛散予測量の情報を提供する例えば公的な機関や企業のサーバ等である。
また、情報送信部42の別の動作の一つは、それら取得した花粉飛散予測量の情報と、体調判断の開始指示とを後述する体調判断部43に出力する動作である。さらに別の動作の一つは、体調判断部43から後述するような情報を受信した場合に、その情報を健康対策情報取得部44に出力する動作である。さらにまた別の動作の一つは、健康対策情報取得部44から受け取った情報を、例えば、現在地と外出先とのそれぞれの花粉飛散予測量の情報と共に、現在位置情報および外出先位置情報を送信してきた携帯電話機11に向けて返信する動作である。
体調判断部43は、情報送信部42から体調判断の開始指示を受け取ると、次のような体調判断動作を行う機能を備えている。例えば、体調判断部43は、体調情報記憶部48に記憶されている最新の情報と、次に示すような症状判断用情報とに基づいて、現在地での花粉症の症状の軽重の度合いを判断する。例えば、くしゃみの回数が多くなるに従って花粉症の症状は重いと想定される。また、くしゃみの連続回数が多い程、花粉症の症状は重いと想定される。さらに、花粉症有りと判断された顔部分(例えば、充血目や顔腫れやマスク装着等)の数が多い程、花粉症の症状は重いと想定される。このようなことを考慮して花粉症の症状の軽重度合いを判断するための情報(例えば統計的手法による推測のためのモデル)が症状判断用情報として記憶装置45に与えられている。なお、その花粉症の症状の軽重度合いを判断する際に、くしゃみの大きさを利用してもよい。ただし、そのくしゃみの大きさが、症状の軽重判断に関与する割合はくしゃみの回数等に比べれば、小さいものである。
さらに、体調判断部43は、上記のように判断した現在地での花粉症の症状の軽重度合いの情報と、現在地と外出先の花粉飛散予測量の差分の情報と、予め与えられている症状予測用情報とに基づいて、外出先における花粉症の症状の軽重度合いを予測する。さらにまた、体調判断部43は、上記のような現在地での花粉症の症状の軽重度合いの判断情報と、外出先における花粉症の症状の軽重度合いの予測情報とを情報送信部42に出力する。
記憶装置45の健康対策情報記憶部49には、花粉症の症状の軽重度合いに応じた花粉症対策情報が格納されている。その花粉症対策情報は、例えば、「花粉症の症状が軽い」に対しては「マスク装着」、「花粉症の症状が重い」に対しては「マスクの装着および薬の服用」、「花粉症の症状が更に重い」に対しては「外出中止推奨」というような対策情報である。
健康対策情報取得部44は、現在地と外出先とのそれぞれにおける花粉症の軽重度合いの情報を体調判断部43から情報送信部42を介して受け取ると、それら軽重の度合いに応じた花粉症対策情報を健康対策情報記憶部49から読み出す機能を備えている。さらに、健康対策情報取得部44は、そのように読み出した花粉症対策情報を情報送信部42に出力する機能を備えている。そのように花粉症対策情報が情報送信部42に出力されることによって、前述したような情報送信部42の動作によって、花粉症対策情報が、現在地と外出先とのそれぞれの花粉飛散量情報と共に、携帯電話機11に返信される。なお、例えば、外出先での花粉飛散量が非常に少なくて花粉症の症状が出ないと予測される場合もあると想定される。この場合には、例えば、その旨を知らせる情報を花粉症対策情報に代えて送信することが考えられる。
次に、上記のようなサーバ12の体調情報分析部41の分析動作の一例を図6のフローチャートに基づいて説明する。
まず、分析対象の画像データから目領域のデータを抽出する(ステップS201)。その後、その抽出したデータを、記憶装置45に登録されている基準顔画像情報に比較して、目が充血しているか否かを判断する(ステップS202)。そして、充血していると判断した場合には、目の充血に関して花粉症症状有りという情報を記憶装置45の体調情報記憶部48に保存する(ステップS203)。次に、涙目になっているか否かを判断する(ステップS204)。そして、涙目になっていると判断した場合には、涙目に関して花粉症症状有りという情報を記憶装置45の体調情報記憶部48に保存する(ステップS205)。
その後、分析対象の画像データから顔全体のデータを抽出する(ステップS206)。そして、その抽出した顔データを記憶装置45の基準顔画像情報に比較して、顔色が悪いか否かを判断する(ステップS207)。そして、顔色が悪いと判断した場合には、顔色に関して花粉症症状有りという情報を記憶装置45の体調情報記憶部48に保存する(ステップS208)。次に、顔が腫れているか否かを判断する(ステップS209)。そして、顔が腫れていると判断した場合には、顔腫れに関して花粉症症状有りという情報を記憶装置45の体調情報記憶部48に保存する(ステップS210)。さらに、マスクを装着しているか否かを判断する(ステップS211)。そして、マスク装着していると判断した場合には、マスク装着に関して花粉症症状有りという情報を記憶装置45の体調情報記憶部48に保存する(ステップS212)。
次に、サーバ12における健康対策情報提供動作に関わる動作の一例を図7のフローチャートに基づいて説明する。
まず、サーバ12は、対策情報要求者の携帯電話機11から体調情報を受信すると(ステップS301)、体調情報分析部41がその体調情報である録音データおよび画像データを分析する(ステップS302)。そして、その分析結果を記憶装置45の体調情報記憶部48に保存する(ステップS303)。その後、体調情報と共に現在地と外出先の各位置情報が送信されてきたか否かを判断することによって対策情報要求者が外出するか否かを判断する(ステップS304)。対策情報要求者が外出すると判断した場合には、情報送信部42が、所定の花粉情報提供部46から現在地と外出先とのそれぞれの花粉飛散予測量の情報を収集する(ステップS305)。その後、体調判断部43が、体調情報記憶部48に保存されている、前記外出する対策情報要求者の最新の情報等を利用して、その対策情報要求者の現在地での花粉症の症状の軽重度合いを判断する。また、体調判断部43は、前記の如く、その判断した現在地での花粉症の症状の軽重度合いの情報と、現在地と外出先の花粉飛散予測量の差分の情報等に基づいて、その対策情報要求者の外出先での花粉症の症状の軽重度合いを予測する(ステップS306)。
然る後に、健康対策情報取得部44が、現在地での花粉症の症状に応じた花粉症対策情報と、外出先での花粉症の症状に応じた花粉症対策情報とを記憶装置45の健康対策情報記憶部49から取得する(ステップS307)。そして、情報送信部42は、それら取得した花粉症対策情報と、花粉情報提供部46からの花粉飛散予測量の情報とを、外出先位置情報を送信してきた携帯電話機11に向けて返信する(ステップS308)。
第2実施形態における健康対策情報提供システム10は、上記のように構成されているので、次のような効果を得ることができる。すなわち、この第2実施形態では、携帯電話機11が体調情報を収集する手段として、録音機能を利用するので、連続する経時的な体調情報を容易に得ることができる。このため、その体調判断に重要な、連続する経時的な体調情報に基づいて、体調判断の正確さを高めることができる。さらに、この第2実施形態では、携帯電話機11が体調情報を収集する手段として、撮影機能をも利用するので、体調情報として収集する情報の数が増加する。つまり、体調判断に利用する情報が増加するので、体調判断の正確さをより一層向上させることができる。
また、提供する健康対策情報(花粉症対策情報)は、上記のように正確さが高められた体調判断の結果に基づいたものであるから、個人の花粉症症状に適合する花粉症対策情報を提供することができる。
(その他の実施形態)
なお、この発明は第1と第2の各実施形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得るものである。例えば、第2実施形態では、携帯電話機11において、花粉症症状監視期間中に、所定の時間毎に定期的に撮影機能部16がレンズ31を通して得た像を自動的に撮影していた。これに対して、例えば、図8に示されるような体調情報取得指示部52を設けて、撮影対象者(対策情報要求者)によって手動により顔画像を撮影させてもよい。その体調情報取得指示部52は、例えば、健康対策モード制御部19の情報に基づいて花粉症症状監視の開始を検知したときに、撮影機能部16を利用した顔画像の撮影を要請する旨のメッセージを報知させる機能を備えている。そのメッセージの報知は、例えば、表示部17による表示が利用される。
第2実施形態では、花粉症症状監視期間中に自動的に顔の撮影画像を取得しようとしている。このために、撮影範囲から撮影対象者(対策情報要求者)の顔が外れて顔の撮影画像を取得できない場合があると想定されるが、この第2実施形態では、花粉症症状監視期間中に複数の画像を撮影している。これにより、その花粉症症状監視期間中に顔の撮影画像を取得できないという事態を回避しようとしている。これに対して、上記のような体調情報取得指示部52による要請に従って、撮影対象者自身が手動により顔画像を撮影することによって、確実に顔画像を得ることができる。このため、花粉症症状監視期間中に撮影機能部16が複数回撮影を行わなくとも済むという効果を得ることができる。換言すれば、花粉症症状監視期間中における携帯電話機11の動作の軽減を図ることができる。また、例えば、花粉症症状監視期間中において、撮影機能部16の駆動時間を、撮影対象者が手動により顔画像を撮影するときのみとすることができる。このため、花粉症症状監視の全期間に亘って撮影機能部16が駆動している場合に比べて、携帯電話機11のバッテリーの減りを抑制することができる。
さらに、第2実施形態では、操作部18の操作によって花粉症症状監視が開始されていたが、例えば、花粉症症状監視を自動的に開始させる構成を設けてもよい。例えば、図8に示されるような音分析部53と、体調情報自動収集部54とを設けてもよい。音分析部53は、マイク部30により取り込まれた周囲の音の情報に基づいて、くしゃみが検出されたか否かを監視する機能を備えている。体調情報自動収集部54は、その音分析部53によって、くしゃみが検出されたことを検知した場合に、健康対策モード制御部19に向けて、花粉症症状の監視の開始を指示する機能を備えている。
さらに、第2実施形態では、携帯電話機11には基準輪郭データ作成部23が設けられていたが、この基準輪郭データ作成部23は、必要に応じて設ければよく、基準輪郭データ作成部23を省略してもよい。
さらに、第2実施形態では、花粉症症状監視期間中に、撮影機能部16は定期的に撮影動作を行っていた。これに対して、例えば、プレビュー画像中の顔画像を検出し、当該検出した顔画像が基準輪郭に許容範囲内の正確さでもって一致した場合に、撮影機能部16が自動的に撮影してもよい。
さらに、第2実施形態では、サーバ12の体調情報分析部41は、例えば、取得された顔画像のデータに基づいて、目や顔の輪郭等に花粉症の症状が現れているか否かを判断するだけであった。これに対して、体調情報分析部41は、例えば、基準顔画像に対する変化率(変化レベル)を検出する機能を備えていてもよい。この場合には、例えば、体調判断部43による体調判断の正確さをより高めることが可能となる。
さらに、第2実施形態では、花粉症症状監視期間中に体調情報を収集するために撮影機能部16をも利用していた。これに対して、例えば、花粉症症状の監視対象者が外出の準備等により動き回っているときに花粉症症状監視を行うことを想定する場合には、撮影機能部16によって自動的に顔画像を撮影することは困難である。このことから、そのような場合には、録音機能部15によって収集された体調情報に基づいて花粉症症状が判断され、当該花粉症症状に応じた花粉症対策情報が提供される機能を備えさせてもよい。
さらに、第2実施形態では、通信機器として携帯電話機11を例にして説明したが、例えば、携帯電話機以外の通信機器にも、本発明を適用することができる。さらに、第2実施形態では、健康対策情報として花粉症対策情報を提供する例を示したが、本発明は、他の健康対策情報を提供するシステムにも適用することができる。
1 通信機器
2,15 録音機能部
3,25 体調情報送信部
5,12 サーバ
6,43 体調判断部

Claims (11)

  1. 周囲の音を取り込んで録音する録音機能部と、
    所定の期間全体に亘って録音された前記録音機能部による録音データを体調情報として所定の送付先に向けて送信する体調情報送信部と、
    を備えている通信機器。
  2. さらに、撮影機能部を備え、
    前記体調情報送信部は、さらに、その撮影機能部により撮影された画像のデータをも体調情報として前記所定の送付先に向けて送信する機能を備えている請求項1記載の通信機器。
  3. 前記撮影機能部により撮影された所定の顔画像に基づいて基準輪郭データを作成する基準輪郭データ作成部と、
    前記撮影機能部により撮影される撮影対象のプレビュー画像を表示する表示部と、
    前記表示部に、前記プレビュー画像と共に、前記基準輪郭データに基づいた顔の基準輪郭を表示させる表示制御部と、
    を、さらに、備えている請求項2記載の通信機器。
  4. 前記撮影機能部を利用した顔画像の撮影を要請する旨のメッセージを報知する体調情報取得指示部をさらに備えている請求項2又は請求項3記載の通信機器。
  5. 所定の音の発生を検知する音分析部と、
    前記所定の音の発生を検知した場合に、前記体調情報の収集を開始させる体調情報自動収集部と、
    を、さらに、備えている請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の通信機器。
  6. 所定の期間全体に亘り所定の収集対象音が収録されて外部から体調情報として送信されてきた録音データを利用して体調を判断する体調判断部を備えているサーバ。
  7. 前記体調判断部は、前記録音データの送信元が別の体調情報として送信してきた画像のデータをも利用して体調を判断する請求項6記載のサーバ。
  8. 前記体調判断部による体調判断結果を少なくとも含む所定の情報に基づき取得した健康対策情報を前記録音データの送信元に返信する情報送信部を、さらに、備えている請求項6又は請求項7記載のサーバ。
  9. 請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載の通信機器と、
    当該通信機器から送信された体調情報を受信するサーバと、
    を含み、
    前記サーバは、
    前記受信した前記体調情報に基づいて体調を判断する体調判断部と、
    その体調判断結果を少なくとも含む所定の情報に基づき取得した健康対策情報を前記通信機器に返信する情報送信部と、
    を備えている健康対策情報提供システム。
  10. 前記通信機器は、さらに、当該通信機器の現在位置情報および外出先位置情報を前記サーバに向けて送信する機能を備え、
    前記サーバの前記体調判断部は、前記体調情報に基づき花粉症症状を判断する機能を備え、
    前記情報送信部は、前記通信機器から送信された前記現在位置情報および前記外出先位置情報と、前記体調判断部による花粉症症状の判断結果とを利用して取得した健康対策情報である外出に関する花粉症対策情報を前記通信機器に返信する機能を備えている請求項9記載の健康対策情報提供システム。
  11. 録音機能部を備えた通信機器から、所定の期間全体に亘って録音された前記録音機能部による録音データを体調情報として受信し、
    その受信した録音データに基づいて体調を判断し、
    その判断結果を少なくとも含む所定の情報に基づき取得した健康対策情報を前記通信機器に返信する健康対策情報提供方法。
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