JP2010276652A - 表示駆動装置及び表示駆動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】応答が遅く、1フレーム分のオーバードライブを行っても目標輝度に到達しない表示装置を駆動する表示装置駆動回路において、複数フレームに亘るオーバードライブを効率化する。
【解決手段】表示駆動装置(101)は、表示階調が第1の階調から第2の階調へ切り替わった場合、切り替わり時点からのフレーム数によって、オーバードライブ駆動電圧を変化させる。それにより、高速な輝度応答を得ることができる。また、連続して同じ画像が表示されるフレーム数があらかじめわかっている場合には、表示パターン設定レジスタにフレーム数を設定し、画像の切り替わりタイミングを検出する機能を持つことにより、効率的にオーバードライブができる。さらに、低温時には温度情報に従って、数フレームに1回の表示画像更新を行うことにより、画像の視認性を高める。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示パネルを駆動する表示駆動装置、更には表示駆動システムに関し、例えば応答の遅い装置における動画特性の改善に適用して有効な技術に関する。
近年、携帯電話などのモバイル機器や車載の表示装置であるカーナビなどでは、ワンセグなどテレビ画像の表示が一般的になりつつある。また車載用途では、デザイン性などからインパネなどにも液晶表示パネルが用いられるようになってきている。
ところで、液晶表示装置は一般に低温になると輝度応答速度が低下することが知られており、広い温度範囲を保障しなければならない車載用途として液晶表示装置を用いる場合に問題となっている。またモバイル機器においても、雪山などでの使用も想定される為、一般の家庭用テレビ用液晶などに比べ、温度に対する要求は厳しい。
また、中小型の液晶表示装置は、構造上の問題やコストの問題から、家庭用テレビ向けなど液晶に比べ、一般に応答速度が遅い。
応答速度を改善する方法として、例えば特開2006−47767号公報(特許文献1)に示されるように、オーバードライブ(以後ODと表す)が知られている。ODは、表示階調の変化が発生したときに、変化の大きさに応じた補正値を階調値に加えた値を用いて液晶を駆動することにより、応答速度を改善する方法である。
さらに、低温時の応答速度を改善する方法として、例えば特開2006−267653号公報(特許文献2)に示されるように、低温時には複数フレーム毎に表示データをメモリに格納し、該メモリから読み出した複数フレーム前の表示データと現在フレームの表示データに対応するLUTの値を表示データとして出力することにより、複数フレーム前の表示データを考慮してODを行い、複数フレームに亘ってODを行うことにより、応答速度の低下により最大(最小)印加電圧をかけても1フレームで目標輝度に収束できない応答速度の遅い液晶に対して、低温時の応答速度を改善する方式が提案されている。
特開2007−125299号公報 特開2006−267653号公報
ワンセグ放送やインターネット上で配信されている動画データのフレーム周波数は、液晶表示装置のリフレッシュ周波数と必ずしも一致せず、一般的に液晶表示装置のリフレッシュ周波数が60Hzであるのに対し、ワンセグでは15fps(Frame per second),インターネット上で配信されている動画データなどでも15fpsが一般的である。一般に携帯電話などで、ワンセグ表示を行う場合、中央処理装置(CPU)またはワンセグデコーダで復号したRGBデータに変換された1画面分の表示データを、CPUが液晶表示装置のリフレッシュレートに合わせて液晶ドライバに書き込む。ワンセグ放送を表示する場合は、CPUは4フレーム分、同じ表示データを液晶ドライバに書き込む。
上記従来技術においてワンセグなどの表示を行う場合、たとえば2フレーム毎にメモリに格納する場合には、ワンセグ放送の表示データの切り替わりと表示データの格納タイミングは1/2の確率でずれる。ワンセグ放送の表示データの切り替わりと表示データの格納タイミングが合った場合は、2フレーム期間OD駆動が行われることになるが、ずれた場合は1フレーム期間のみOD駆動が行われることとなり、結果としてあまり応答速度は改善しないことになる。
また、上記従来技術においてワンセグなどの表示を行う場合、ワンセグ放送の表示データの切り替わりと表示データの格納タイミングが合ったとしても、nフレーム期間前からの表示データの影響を考慮したOD駆動が行われた場合、補正データはnフレーム後に表示輝度が表示輝度に最も近い値になるように設定しなければ過補正による画質劣化が起こるため、応答に必ず2フレームかかってしまい、応答速度をあまり向上することができないという問題があった。
また、上記従来技術において低温環境下で表示を行う場合、表示画像の変化速度が液晶の応答速度より速く、高階調と低階調を繰り返して表示するような場合、表示輝度が平均化され中間階調が表示される。画面全体が中間階調になってしまい、表示すべき模様がまったく消えてしまうということが発生するという問題がある。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は応答速度の低い液晶表示装置におけるオーバードライブ駆動による表示性能を向上させることにある。
本発明の一つの具体的な目的は、応答速度の低い液晶表示装置を駆動する表示装置駆動回路において、複数フレームにわたるオーバードライブを行う場合において、nフレーム前からの表示データの影響を考慮したOD駆動が行われた場合においても、過補正を起こすことなく、さらに、見た目の応答速度がnフレームよりも速く感じるオーバードライブ駆動を行うことが可能な表示駆動装置を提供することである。
本発明の別の具体的な目的は、ワンセグ放送やネット配信動画などのように、フレームレートが遅く、CPUから液晶ドライバへの書込みパターンが決まっている動画表示時に、動画ぼやけを少なくし、良好な画質を提供できる表示駆動装置を提供することである。
本発明の更に別の具体的な目的は、低温環境下で表示を行う場合に、表示画像の変化速度が液晶の応答速度に比べて十分速い場合においても、表示すべき模様が確実に視認できるように表示することが可能な表示駆動装置を提供することである。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
前記目的を達成するために、複数フレームに亘るODを行う場合に、表示画像の切り替わりからのフレーム数に応じてODを行う階調電圧を変更する機能を設け、輝度応答を高速に収束させ、動画特性を向上するものである。
具体的な一つの観点では、複数フレームに亘るODを行う場合に、表示画像切り替わり前の画像と現在の表示画像の階調値からルックアップテーブルを用いて駆動階調値を求め、該駆動階調値を階調電圧に変換し駆動を行うが、表示画像の切り替わりからのフレーム数に応じてルックアップテーブルを切り替えることにより、表示画像の切り替わりからのフレーム数に応じてODを行う階調電圧を変更することを可能とし、輝度応答を高速に収束させ、動画特性を向上するものである。
具体的な別の観点では、複数フレームに亘るODを行う場合に、表示画像切り替わり前の画像と現在の表示画像の階調値からルックアップテーブルを用いて第1の駆動階調値を求め、表示画像の切り替わりからのフレーム数を変数とする単調減少関数の値を前記第1の駆動階調値に乗じて得た第2の駆動階調値を階調電圧に変換し駆動を行うことにより、表示画像の切り替わりからのフレーム数に応じてODを行う階調電圧を変更することを可能とし、輝度応答を高速に収束させ、動画特性を向上するものである。
具体的な更に別の観点では、同じ表示画像が連続する周期数を設定する表示パターン設定レジスタと、1周期前の表示階調値と現在の表示階調値が異なることを検出する画像切り替わり検出回路と、該表示パターン設定レジスタと画像切り替わり検出回路の検出タイミングに従って動作するカウンタを備え、該カウンタ値に従って表示階調値を駆動回路内の格納回路に蓄えるとともに、該カウンタ値に従って、前記ルックアップテーブルを切り替えて使用することにより、確実に複数フレームのオーバードライブを行うことを可能とし、さらに、画像の切り替わりからのフレーム数に応じてODを行う階調電圧を変更することを可能とし、輝度応答を高速に収束させ、動画特性を向上するものである。
具体的な更に別の観点では、同じ表示画像が連続する周期数を設定する表示パターン設定レジスタと、1周期前の表示階調値と現在の表示階調値が異なることを検出する画像切り替わり検出回路と、該表示パターン設定レジスタと画像切り替わり検出回路の検出タイミングに従って動作するカウンタを備え、該カウンタ値に従って表示階調値を駆動回路内の格納回路に蓄えることにより、確実に複数フレームのオーバードライブを行うことを可能とし、さらに該カウンタ値を変数とする前記単調減少関数算出回路の出力値を駆動階調とすることにより、画像の切り替わりからのフレーム数に応じてODを行う階調電圧を変更することを可能とし、輝度応答を高速に収束させ、動画特性を向上するものである。
具体的な更に別の観点では、周囲温度の温度情報を検出し、出力する温度検出回路と、該温度情報に従ってカウント数の最大値を変更する機能を持ったカウンタとを表示装置の駆動回路に備え、該駆動回路は、該カウンタ値に従って前記中央処理装置から与えられた第1の表示階調値を第1の格納回路に格納し、さらに該カウンタ値に従って、第1の格納回路に蓄えられていた第2の階調値を第2の格納回路に格納することにより、複数フレームのODを行うことを可能とし、低温時に表示パネルの輝度応答が非常に遅くなった場合でも、輝度の平均化を防ぎ、画像の視認性を高めるものである。さらに、該カウンタ値に従って、複数のルックアップテーブルを切り替えて使用することにより、画像の切り替わりからのフレーム数に応じてODを行う階調電圧を変更することを可能とし、輝度応答を高速に収束させ、動画特性を向上するものである。
具体的な更に別の観点では、周囲温度の温度情報を検出し、出力する温度検出回路と、該温度情報に従ってカウント数の最大値を変更する機能を持ったカウンタとを表示装置の駆動回路に備え、該駆動回路は、該カウンタ値に従って前記中央処理装置から与えられた第1の表示階調値を第1の格納回路に格納し、さらに該カウンタ値に従って、第1の格納回路に蓄えられていた第2の階調値を第2の格納回路に格納することにより、複数フレームのODを行うことを可能とし、低温時に表示パネルの輝度応答が非常に遅くなった場合でも、輝度の平均化を防ぎ、画像の視認性を高めるものである。さらに、該カウンタ値を変数とする単調減少関数算出回路の出力値を、前記ルックアップテーブルの出力値に乗じて、画像の切り替わりからのフレーム数に応じてODを行う階調電圧を変更することを可能とし、輝度応答を高速に収束させ、動画特性を向上するものである。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、応答速度の低い液晶表示装置におけるオーバードライブ駆動による表示性能を向上させることができる。
図1は本発明の実施の形態1に係る表示駆動装置の構成を例示するブロック図である。 図2は実施の形態1におけるメモリ格納タイミング部および表示データ格納回路の動作を示すタイミングチャートである。 図3は実施の形態1におけるオーバードライブ回路および表示パネルの動作を示すタイミングチャートである。 図4は本実施形態1におけるメモリ格納タイミング生成回路の動作を示すフローチャートである。 図5は本発明の実施の形態2に係る表示駆動装置の構成を例示するブロック図である。 図6は実施の形態2における表示装置の動作を示すタイミングチャートである。 図7は実施の形態2における表示画像を例示する説明図である。 図8は実施の形態2の液晶の応答が遅いために発生する画質劣化を起こしたときの表示イメージを示す説明図である。 図9は本発明の実施の形態3におけるオーバードライブ回路およびその周辺回路の構成を例示するブロック図である。 図10は実施の形態3におけるカウンタ値とオーバードライブ回路内で演算される階調値の関係を示す説明図である。 図11は本発明の実施の形態4に係る表示駆動装置の構成を例示するブロック図である。 図12は実施の形態4における表示装置の動作を示すタイミングチャートである。 図13にはアクティブマトリクス型の表示パネルの構成を原理的に示す説明図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕<オーバードライブ駆動電圧の漸次変化>
本発明の代表的な実施の形態に係る表示駆動装置(100)は中央処理装置(102)から与えられた表示階調値に基づいて階調駆動電圧を形成して表示パネル(105)の駆動を行う装置であって、前記中央処理装置から与えられた表示階調値の変化に応答して、変化後の表示階調値による階調駆動電圧に達する前に、当該変化前の階調値による階調駆動電圧に対して絶対値的に大きな複数の階調駆動電圧で駆動するオーバードライブ制御を行う。
〔2〕<複数のLUT>
項1の表示駆動装置において、前記変化前の表示階調値と前記変化後の表示階調値とを入力し、入力した表示階調値に対応する出力を形成する複数のルックアップテーブル(114〜117)と、前記複数個のルックアップテーブルの出力を選択するセレクタ(118)と、前記セレクタの選択制御を行うタイミング生成回路(122)とを有する。前記タイミング生成回路は、前記前記中央処理装置から与えられた表示階調値の変化を基点とする表示フレーム周期の経過周期数にしたがって前記ルックアップテーブルの選択を切換える。前記セレクタで選択された出力に基づいて前記絶対値的に大きな複数の階調駆動電圧で駆動するオーバードライブ制御を行う。
〔3〕<単調減少関数>
項1の表示駆動装置において、前記変化前の表示階調値と前記変化後の表示階調値とを入力し、入力した表示階調値に対応する出力を形成するルックアップテーブル(114)と、前記複数個のルックアップテーブルの出力を入力して演算を行う演算回路(901)と、前記演算回路の演算制御を行うタイミング生成回路(122)とを有する。前記演算回路は、前記中央処理装置から与えられた表示階調値の変化を基点とする表示フレーム周期の経過周期数を変数とする単調減少関数の演算結果に前記ルックアップテーブルの出力を乗算する。前記タイミング生成回路は前記変数を前記演算回路に与える。前記演算回路で乗算された乗算出力に基づいて前記絶対値的に大きな複数の階調駆動電圧で駆動するオーバードライブ制御を行う。
〔4〕<バッファメモリ>
項2又は3の表示駆動装置において、前記中央処理装置から与えられた表示階調値の変化のインターバル毎に表示階調値のデータを一時的に蓄積するバッファメモリ(110)を有する。前記ルックアップテーブルは、表示タイミングに同期して中央処理装置から与えられた表示階調値と表示タイミングに同期して前記バッファメモリから読み出された表示階調値とに基づいて出力を形成する。
〔5〕<表示階調値の変化のインターバル>
項4の表示駆動装置において、表示階調値の変化のインターバルは1表示フレーム期間を最小単位とする期間である。前記タイミング制御回路は前記表示階調値の変化のインターバルの期間を計数するカウンタを有し、前記カウンタの計数動作の周期毎に前記バッファメモリ上で同一画素の表示階調値を書換える制御を行う。
〔6〕項5の表示駆動装置において、前記CPUによって前記カウンタのカウントアップ値が初期設定されるレジスタ(107,504)を有する。
〔7〕<圧縮・伸張>
項4の表示駆動装置において、前記中央処理装置から与えられた表示階調値を圧縮する圧縮回路(109)と、前記バッファメモリの出力を伸張する第2伸張回路(111)と、を有する。前記バッファメモリは圧縮回路で圧縮された表示階調値を蓄積する。前記ルックアップテーブルは、バッファメモリから読み出された圧縮済みの表示階調値を前記第2伸張回路で伸張して得られた表示階調値と、それらを経由せずに供給される対応する表示階調値を入力する。バッファメモリの記憶容量を小さくすることが可能になる。
〔8〕<OD制御の静止画除外>
項7の表示駆動装置において、前記ルックアップテーブルは、前記圧縮回路及び前記第1伸張回路を経由して供給される表示階調値と前記バッファメモリの出力を伸張する第2伸張回路(111)を経由して供給される対応する表示階調値とが一致していないことを条件に前記オーバードライブ制御を行う。圧縮・伸張による画像の劣化が健在化する静止画の場合を判別してオーバードライブ制御の対象外とすることができる。
〔9〕<表示フレーム周期の経過周期数カウント>
項2の表示駆動装置において、前記タイミング制御回路は、前記表示フレーム周期の経過周期数を初期値から指定された値まで計数する動作を繰り返すカウンタ(123)を有し、前記カウンタの計数値に基づいて前記セレクタ(118)による選択を切換える。
〔10〕<表示フレーム周期の経過周期数カウント>
項3の表示駆動装置において、前記タイミング制御回路は、前記表示フレーム周期の経過周期数を初期値から指定された値まで計数する動作を繰り返すカウンタ(123)を有し、前記カウンタの計数値を変数として前記演算回路(901)に与える。
〔11〕<表示パネルの領域別OD>
本発明の代表的な実施の形態に係る表示駆動装置は中央処理装置から与えられた表示階調値に基づいて階調駆動電圧を形成して表示パネルの駆動を行う装置であって、前記中央処理装置から与えられた表示階調値の変化に応答して、変化後の表示階調値による階調駆動電圧に達する前に、当該変化前の階調値による階調駆動電圧に対して絶対値的に大きな複数の階調駆動電圧で駆動する制御を、前記表示パネルの表示領域毎に別々に行う。
〔12〕<表示駆動システム>
本発明の代表的な実施の形態に係る表示駆動システムは、項1乃至11の何れかの表示駆動装置と、前記表示駆動装置に表示階調値を与えて制御する中央処理装置と、前記表示駆動装置が形成した駆動電圧によって駆動される表示パネルとを有する。前記表示パネルは、固有のTFT(1301)が接続された画素電極(1302)がコモン電極(1303)に対向してマトリクス配置され、前記TFTの選択経路を構成する複数の走査線と、前記TFTの電流経路を構成する複数の信号線とが設けられて成る。前記表示駆動装置は、前記走査線の駆動に同期して前記信号線を駆動する。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
《実施の形態1》
図1には本発明の実施の形態1に係る表示駆動装置のブロック構成が例示される。100は携帯電話などに適用される表示駆動システムであり、101は液晶ドライバなどの表示駆動装置、102は表示駆動システム100を全的に制御する中央処理装置(CPU)、103は表示データなどを格納するRAMのようなメモリ、104は内部バス、105は表示駆動装置101により駆動され表示を行う表示パネルである。本実施の形態の説明では表示データとして表示階調値に着目しており、特に明示なき場合にも表示データは表示階調値を意味するものとする。
表示パネル105は、液晶パネル、有機ELパネル、PDP、FED、電子ペーパーなど表示パネルであれば何でも良い。図13にはTFTを用いた表示パネルの概略的な構成が例示される。図13に例示される表示パネル105は、固有のTFT1301に接続された画素電極1302がコモン電極1303に対向して複数個マトリクス配置され、前記TFT1301の選択経路を構成する複数の走査線Xj,Xk…と、前記TFT1301の電流経路を構成する複数の信号線Ym,Yn…とが設けられたアクティブマトリクス型で構成される。図13では代表的に1個の画素電極1302を示しているが、実際にはマトリクス配置された多数の画素電極1302と一面が回路のグランドなどに接続されたコモン電極1303の他面との間には液晶が充填されている。信号線Ym,Yn…には対応するTFT1301のドレインが接続され、走査線Xj,Xk…には対応するTFT1301のゲートが接続される。表示パネルは単純マトリクス型で構成されていてもよい。
106は、CPU102により、各種動作モードの設定が行われる図示を省略するモードレジスタ群を備えると共に、表示データをCPU102やメモリ103から受取る入出力インタフェース回路である。107は、該入出力インタフェース回路106の中に備えられたレジスタ群の中の1つのレジスタであり、以降に示すメモリ格納タイミング生成回路122で用いる表示データの表示パターンを設定する表示パターン設定レジスタ107である。例えば、ここではCPU102から供給される動画表示データの切換わりが何フレームに1度かが指定される。108は表示データ格納回路であり、メモリ格納タイミング生成回路122の出力タイミングに従って、バッファメモリとしてのメモリ110に表示データを格納する機能を持つ。表示データ格納回路108はメモリ110と、圧縮回路109、伸張回路111、及び伸張回路112からなる。このように圧縮してメモリ110に画像データを格納することにより、メモリ110の容量を減らすことができ、コストを削減する効果がある。尚、本発明においては、必ずしもメモリ110に圧縮データを格納する必要はなく、圧縮回路109、伸張回路111及び伸張回路112を設けず、非圧縮表示データをメモリ110に格納し、そのままメモリ110から出力するようにしてもよい。
113は、動画性能を向上するためのオーバードライブ駆動値を生成するためのオーバードライブ回路であり、複数例えば4個のルックアップテーブル(LUT1、LUT2,LUT3,LUT4)114,115,116,117、セレクタ118及び加算器119からなる。120は加算器119から与えられたデジタルの階調値をアナログの階調電圧値に変換するDAコンバータである。121は、伸張回路111の出力であるメモリ110に格納された表示データと、伸張回路112の出力である現在の表示データとが不一致かどうかを検出する画像切り替わり検出回路である。伸張回路111の出力と伸張回路112の出力の一部でも不一致であれば、画像が切り替わったとして画像切り替わり信号124をメモリ格納タイミング生成回路122に出力する。メモリ格納タイミング生成回路122は、表示パターン設定レジスタ107の表示パターン設定情報125と画像切り替わり検出回路121の出力信号である画像切り替わり信号124とに基づいてメモリ110へデータを格納するタイミングを示すメモリ更新信号126を生成する。メモリ格納タイミング生成回路122内には、メモリ更新信号126と同期して計数動作し、1フレームに1ずつカウントアップするカウンタ123が備えられる。このカウンタ123のカウント値に従って、セレクタ118はルックアップテーブル114〜117の出力のうちの1つを選択し、加算機119へ出力する。カウンタ123はCPU102から与えられた表示階調値の変化を基点とする表示フレーム周期の経過周期数を初期値からレジスタ107の設定値まで計数する動作を繰り返すことが可能にされる。
ここで、液晶パネルなどアナログ電圧で制御を行うパネルの表示駆動装置の場合はDAコンバータ120であるが、電流駆動、パルス駆動などの表示パネルも考えられる。DAコンバータ120は、表示パネルの駆動方式により変更可能であり、表示画素のデジタル値を表示パネルを駆動できる信号に変換する回路機能を持つブロックであればよく、DAコンバータ120の回路ブロックが他の機能を持つ回路ブロックに変更となっても、本発明になんら影響を及ぼさない。
前記ルックアップテーブル114〜117には、CPU102から入出力インタフェース106に入力された画像データが直接供給されると共に、伸張回路111,112の出力が供給される。加算器119にはCPU102から入出力インタフェース106に入力された画像データが直接供給されると共に、セレクタ118で選択された補正値が供給される。ルックアップテーブル114〜117には伸張回路111から出力される階調値とCPU102から入出力インタフェース106に入力された画像データの階調値に応じた補正データが格納され、カウンタ123の計数値に応じて順次ルックアップテーブル114,115,116,117の出力がセレクタ118で選択されて加算器119に供給される。加算器119はCPU102から入出力インタフェース106に入力された画像データに補正データを加算して出力する。カウンタ123のカウウント値によってセレクタ118で順次選択される補正値が漸次減少又は増加される動作が繰り返されることによって表示パネル105がオーバードライブ制御される。ルックアップテーブル114,115,116,117は、前記圧縮回路109及び前記伸張回路112を経由して供給される表示階調値と前記伸張回路111を経由して供給される対応する表示階調値とが一致しているか否かを判別し、一致していないことを条件に前記オーバードライブ制御を行う。圧縮・伸張による画像の劣化が健在化する場合であっても、圧縮伸張後のデータで比較することにより、静止画の場合はその判別が一致となり、その場合にはルックアップテーブル114,115,116,117が補正値“0”を出力してオーバードライブ制御の対象外とする。
次に図2、図3及び図4を参照して、本実施の形態1の動作を説明する。図2には本実施の形態1のメモリ格納タイミング生成回路122および表示データ格納回路108の動作を示すタイミングチャートが示され、図3には本実施の形態1のOD回路および表示パネルの動作を説明するタイミングチャートが示され、図4にはメモリ格納タイミング生成回路122の動作を示すフローチャートが示される。
本実施の形態1では、一例として応答速度の遅い液晶表示パネルで、ワンセグ放送を表示する液晶駆動システムを一例として説明する。尚、説明を簡単にするためにタイミングチャートはフレーム内の一つのピクセル(カラー画像の場合は一つのサブピクセル)に着目したものとする。
最初に、図2と図4を用いて、本実施の形態1のメモリ格納タイミング生成回路122および表示データ格納回路108の動作を説明する。
ワンセグ放送は15fpsであり、1秒に15回表示が切り替わる。CPU102は、図示しないアンテナ、チューナー、デコーダなどを用いて表示画像を再生し、メモリ103のフレームバッファに蓄える。表示パネル105は60fpsで動作するため、CPU102は同じ画像を4回繰り返し、メモリ103から表示駆動装置(液晶ドライバとも記す)101に内部バス104を用いて転送する。CPU102は、ワンセグ表示前にあらかじめ表示パターン設定レジスタ107に表示パターンを設定する。ワンセグの場合には4回ずつ同じデータがCPU102から表示駆動装置101に転送されるので、ここでは“4”が表示パターン設定レジスタ107に設定されるとする。図4に示すように、液晶ドライバ101は入力データ201として4フレームずつ同じデータを入出力インタフェース回路106を通して受信する。初期状態ではメモリ更新信号126は”更新”を示す“Hi”状態であるので、第1フレームの入力データN−1は圧縮回路109で圧縮されメモリ110に格納される。メモリ110は1フレーム分の入力データを格納する。次に第2フレームの入力データN−1が入出力インタフェース回路106を通して受信されると、メモリ110に格納されているデータは伸張回路111により伸張されメモリ出力データ202としてN−1が出力される。入力データ201は、圧縮回路109で圧縮され、伸張回路112で伸張され画像切り替わり検出回路121に出力される。画像切り替わり検出回路121では、入力された2つのデータがともにN−1であり、一致しているので、画像切り替わり信号124は出力されない。メモリ格納タイミング生成回路122では、図4に示すように切り替わり信号124の有無を判断する[STEP:1]。切り替わり信号124は出力されていないので、カウンタ123は停止状態のまま、メモリ更新信号126も”Hi”のままとなる[STEP:2]。次に第3フレームになり、入力データ201がNになると、伸張回路112の出力はN、伸張回路111の出力であるメモリ出力データ202はN−1となり、不一致であるので、画像切り替わり信号124が出力される。メモリ格納タイミング生成回路122は切り替わり信号124が出力されたことを判断し[STEP:1]、カウンタ123を”0”に初期化し計数動作を起動する。またメモリ更新信号126を“Low”にする[STEP:3]。第3フレームではメモリ更新信号126は“Hi”であったので、メモリ110には表示データNが入っており、第4フレームでは伸張回路111の出力としてNが出力される。第4フレームになると、カウンタ123は1だけカウントアップして1となる。カウンタ123は表示パターン設定レジスタ値-2=2ではないので、メモリ更新信号は”Low”のままであり、メモリ110の出力値は変わらない[STEP:4]。第5フレームになると、カウンタ123は1だけカウントアップして2となる。カウンタは2なのでカウンタ値=表示パターン設定レジスタ値-2となり、メモリ更新信号126を”Hi”にする[STEP:5]。第6フレームになると、メモリ更新信号126が”Hi“なので、メモリの格納値が現在の入力データ値Nに更新される。カウンタ123は1だけカウントアップして3となる。カウンタ値は3なのでカウンタ値=表示パターン設定レジスタ値-1となり[STEP:6]、カウンタ値を0にリセットし、メモリ更新信号126を“Low”にする[STEP:7]。そして、[STEP:4]に戻る。第7、8,9フレームではメモリ更新信号126は“Low”なので、入力データ201がN+1に変化しても、メモリ110の内容は更新されずNのままである。第9フレームでカウンタ123の値が2となると、次のフレームでメモリ更新信号が“Hi”となる。そのため、第10フレームではメモリ110が更新され、第11フレームで第10フレームの入力値N+1が伸張回路111の出力値として出力される。このように動作することにより、図2では、最初の6フレーム目までは入力データ201とメモリ出力データ202が同じ値となる場合があり、効率的にオーバードライブをかけることはできないが、7フレーム以降では必ずメモリ出力データ202は4フレーム前の値となり、効率的に複数フレームに亘るオーバードライブをかけることができる。また、メモリ格納タイミング生成回路内のカウンタ123が画像の切り替わりからのフレーム数に応じた値を出力する。
次に、オーバードライブ部113の動作について図3を用いて詳細に説明を行う。第6フレーム目においてCPU102から与えられたある画素の表示階調がL0、第7フレームから第10フレームはL1、第11フレームから第14フレームはL2とすると、実施の形態1の表示パネル(液晶パネルとも記す)105は応答が遅いため、第7フレームから第10フレームにおいて、階調L1に対応する液晶印加電圧V1(302)を与えると、輝度の応答波形は303のようになり、4フレーム経ってもL1に対応する目標輝度(301)に到達しない。そこで、4フレーム後に目標輝度301に到達するようなオーバードライブ電圧304を4フレーム期間に亘って印加すると応答輝度波形は305のようになり、4フレーム後に目標輝度に到達するが、応答波形はなだらかで、動画をくっきり見せることはできない。また、オーバードライブ電圧304以上の電圧を4フレーム期間に亘って印加すると応答輝度波形は306のようになり、目標輝度を大きく超過してしまい、画質劣化が起こってしまう。実施の形態1では、画像の切り替わりからのフレーム数によって、4つの異なるルックアップテーブル114〜117を用いて液晶印加電圧を307のようにフレーム毎に変化させることにより、目標輝度波形を超えるような画質劣化を引き起こすことなく応答輝度波形の立ち上がりを応答輝度波形308のように速くすることができ、動画性能を大きく向上できる。前述のように、実施の形態1では、メモリ格納タイミング生成回路122内のカウンタ123が画像の切り替わりからのフレーム数に応じた値を出力する。セレクタ118では、カウンタ123の値にしたがって、ルックアップテーブル114〜117を選択する。メモリの出力階調値L0と現フレームの表示階調値L1の組み合わせに対応するルックアップテーブル出力値として、例えばルックアップテーブル(LUT1)114とルックアップテーブル(LUT2)115ではV1+V4(V4は該表示装置の最大印加電圧)、ルックアップテーブル(LUT3)ではV5、ルックアップテーブル(LUT4)では”0”が設定されている。これによって、第7フレームと第8フレームでは最大速度で輝度波形が立ち上がり、第9フレームでは印加電圧V2+V5により第9フレームの終わりで目標輝度L1に到達するように制御され、第10フレームではすでに目標輝度L1に到達しているため、表示輝度L1に対応する定常状態の印加電圧V1が印加され目標輝度L1が保持される。このように動作することにより、図3に示す高速応答輝度波形308を実現することができる。
以上述べてきたように実施の形態1では、ワンセグなど固定の表示パターンを持つ動画を表示する場合に表示パターンを考慮して階調駆動電圧を漸次減少又は増加させてオーバードライブをかけることにより、動画性能を大きく向上することができる。
また実施の形態1では、表示パターンは4フレーム周期であったが、連続する同一画像フレーム数が2フレーム、3フレーム、2フレーム、3フレームと交互に入れ替わる映画画像のような場合でも、表示パターンレジスタの数値を2つ設定できるようにし、交互に参照することにより、同様の制御を実現することができる。
《実施の形態2》
実施の形態2にについて図5、図6、図7、図8を参照しながら説明する。一般に、携帯電話など小型の液晶パネルは、構造やコストなどの理由により、テレビ用液晶パネルに比べ応答が遅い。また、携帯電話や車載の液晶パネルは厳しい使用環境で使用されるため、高温から低温まで広い温度範囲に対応する必要がある。一般に、液晶パネルは温度が低下すると、応答が遅くなることが知られている。非常に応答が遅い液晶パネルに高速な動画が表示されると、輝度が平均化され、表示画像が均一のグレーなどになってしまい見えなくなるという問題がある。たとえば、図7に示すようなグレーの縦線の画像を横方向に縦線の幅と同じ大きさでスクロールすることを考える。グレーの明るい方の階調の輝度をL1、暗い方の階調の輝度をL2とすると、図7のように、輝度L1、L2に対応する駆動電圧V1、V2、すなわち駆動電圧波形603で駆動した場合、理想的な輝度波形は601のようになるが、非常に遅い液晶パネルの場合、応答が追いつかず602のような輝度波形となる。その結果表示画像は図8のように平均的に濃いグレーとなり、模様が非常に見えにくくなる。実施形態2ではそのような問題を考慮し、特に低温時の視認特性を改善した構成について説明する。
図5には実施の形態2における表示駆動装置のブロック構成が例示される。実施の形態2のブロック構成は、実施の形態1のブロック図と比較して、表示パターン設定レジスタ107及び画像切り替わり検出回路121がないことと、温度計501の出力である温度情報502がメモリ格納タイミング生成回路122の入力情報として入力されていること、表示データ格納回路108の圧縮回路の前に現在の表示データ格納用メモリ503を備えること、および、入出力インタフェース回路106の中に、温度−最大カウンタ値設定レジスタ504を備えることが異なる。メモリ503はメモリ103の一部に割当てられていたフレームバッファに代替されるバッファメモリとして利用される。温度−最大カウンタ値設定レジスタ504は、温度とメモリ格納タイミングカウンタ123の最大カウント値の関係を設定するレジスタであり、温度に対して最大カウント値が決定できるようになっている。温度−最大カウンタ値設定レジスタ504は、ルックアップテーブルのような形態で値が指定されるものであってもよい。また、数1で示すように、温度(tmp)を変数とする関数の係数(A,B)をレジスタ値で設定し、関数の値(Max_cnt)が最大カウント値となるように設定しても良い。ここで、関数の式は数1に限定されない。その他の構成は図1と同様であるからその構成の詳細な説明は省略する。
Figure 2010276652
図6には実施の形態2の動作を説明するタイミングチャートが例示される。ここでは一例として、温度計501はある温度情報t502を出力しており、温度、最大カウント値設定レジスタ504による設定情報で、温度tに対応する最大カウント値が3であると仮定する。最大カウント値が3であるので、図6に示すように、メモリ格納タイミングカウンタ123は1フレームに1ずつカウントアップされるが、カウントが3の次のフレームではリセットされ、カウントは0となる。カウンタが3のとき、メモリ更新信号126はアクティブとなり、メモリ503には入出力インタフェース回路106の出力である入力データNが格納され、メモリ110には、メモリ503の出力データを圧縮した表示用メモリ出力データN−4が格納される。カウントが1から次の0までの4フレーム分の期間、伸張回路111の出力は表示データN−4、伸張回路112の出力は表示データNとなる。このように動作することにより、表示データの更新は4フレームに1回となり、安定した表示を行うことができるようになる。セレクタ118はメモリ格納タイミングカウンタ123のカウント値に従って、LUT1〜4の出力値から1つを選ぶ。たとえば、画像N−4のあるサブピクセルの表示階調がL2、画像Nのあるサブピクセルの表示階調がL1とすると、ルックアップテーブル(LUT1)114,ルックアップテーブル(LUT2)115,ルックアップテーブル(LUT3)116の入力階調値L2、L1に対する出力が駆動階調V3、ルックアップテーブル(LUT4)117の入力階調値L2、L1に対する出力が駆動階調V4であるならば、液晶の印加電圧は604のようになり、輝度応答波形は605となる。液晶の駆動電圧V3が液晶に与えられる最大電圧であるならば、第3から第5フレームでは最大の速度で輝度波形は立ち上がり、第6フレームでは第6フレームの終わりでちょうど目標輝度L1に到達するように制御される。このように動作することにより、本液晶の当該温度での最大の応答速度で応答することが可能となる。第6フレームでの液晶パネルの表示は図7に例示されるようになり、動作はゆっくりとなり、こま落ちの画像とはなるが、表示画像の視認性を高めることができ、図8に例示されるように輝度が平均化して模様が見えなくなるのを防ぐことができる。
《実施の形態3》
次に実施の形態3にについて図9及び図10を参照しながら説明する。実施の形態3においても実施の形態1及び実施の形態2と同様の動作を行うが、オーバードライブ回路113の構成が異なる点で第1の実施形態および第2の実施形態と異なる。実施の形態3のオーバードライブ回路113は、実施の形態1および実施の形態2のオーバードライブ回路と置き換えて使用できる。図9には実施の形態3のオーバードライブ回路113およびその周辺回路のブロック構成が例示される。実施の形態3ではルックアップテーブル(LUT)は1つであり、ルックアップテーブル114の出力値に対し単調減少関数乗算回路901でメモリ格納タイミングカウンタ123のカウント値を変数とした単調減少関数の値を乗算する構成となっている。
図10は実施の形態3の動作説明図である。まずあるサブピクセルにおいて、入出力インタフェース回路106の出力信号902にL1という階調値が出力されていたとする。また、1フレーム前のデータを圧縮回路109で圧縮して格納しているメモリ110の格納データを伸張回路111で伸張した同じサブピクセルの階調値がL2であったとする。さらに、現在のフレームの表示画像を圧縮・伸張して得られた同じサブピクセルの階調値がL1’であるとする。L1,L1’,L2の3つの値から得られるルックアップテーブル114の出力はLUT出力1001であったとする。単調減少関数乗算回路901では、単調減少関数の変数として関数値が単調減少する関数の計算回路を備えている。本単調減少関数は、入出力インタフェース回路106に備えられた単調減少関数パラメータ設定レジスタ903に値を設定することにより、パネルごとの調整が可能となっている。実施の形態3では、該単調減少関数は傾きが負の1次関数であり、単調減少関数パラメータ設定レジスタ903には傾きと切片を設定する。現在の単調減少関数パラメータ設定レジスタ903の設定による単調減少関数が直線1002で表されるとする。カウンタ値が0,1,2,3と増加するにしたがい、直線1002の値は1005,1006,1007,1008と減少している。1002の値に、ルックアップテーブル114の出力値1001を乗じたのが単調減少関数乗算回路901の出力となり、直線1003となる。加算器119で、単調減少関数乗算回路901の出力と入力信号902を加算する。加算器119は、加算結果が最大階調1009を超えている場合最大階調値に丸め、加算結果が最小階調値より小さいとき最小階調値に丸める機能をもつ。加算結果は直線1004のようになるが、直線1004は最大階調1009を超えているので、越えている値は最大階調1009に丸められ、カウント0,1,2,3のときの駆動階調値は1010,1011,1012,1013となる。この階調値をDAコンバータ120で駆動電圧に変換し、液晶パネルを駆動することで、図6のように、本液晶の当該温度での最大の応答速度で応答することが可能となる。ここで、単調減少関数として1次関数を用いたが、単調減少関数の形は本特許に限定を与えない。単調減少関数であれば、指数関数、対数、双曲線関数など液晶パネルの性能に最も適した関数を用いればよい。その場合、単調減少関数パラメータ設定レジスタ903には、その関数に適したパラメータ設定値(底、指数、切片など)を設定するようにするのが望ましい。
《実施の形態4》
次に実施の形態4について図11及び図12を参照しながら説明する。実施の形態4においては現在の表示画像を格納するフレームメモリ503を備え、CPU103は、表示画像が変化したときのみ表示画像の書き込みを行う点で実施の形態1と異なる。実施の形態4では、表示駆動装置101は、表示パネル105の表示領域を複数の領域1111と1112に分け、それぞれの領域でCPU102による表示画像格納メモリの書き換えが発生したかを検出するメモリ書き換え検出回路1101と領域を設定する領域設定レジスタと1102を備える。実施の形態4では、一例として領域を2分割し、第1の領域1111の左上頂点の座標を設定するレジスタ1103と、第1の領域の右下頂点の座標を設定するレジスタ1104とを備え、第1の領域以外の領域を第2の領域とする。1105,1107にはx座標が指定され、1106,1108にはy座標が指定される。この実施の形態4では2つの領域に分けたが、領域をさらに多くの領域に分けても良いことは言うまでもない。また、本実施の形態4では、メモリ格納タイミングカウンタ123の中に、第1の領域用カウンタ1109と第2の領域用カウンタ1110を別々に備える。
次に図12を参照しながら実施の形態4の動作について説明を行う。CPU102は、内部バス104および入出力インタフェース回路106を経由してメモリ503に表示データを書き込む。このとき、第1の表示領域1111と第2の表示領域1112はそれぞれ異なるコンテンツのために使用されており、表示画像の切り替えを行うタイミングはそれぞれ独立であるとする。たとえばこのような例としては、第1の表示領域1111はワンセグのTV動画を表示し、第2の表示領域1112にはワンセグの文字放送を表示する場合や、第1の表示領域1111はWEB上で配信されている動画を表示し、第2の表示領域1112には動画領域外WEB画面を表示する場合や、第1の表示領域1111は電波状態やメール受信状態などを表し、第2の表示領域である1112にワンセグテレビ放送やゲームアプリなどを表示する場合が考えられる。
たとえば、図12に示すように第1表示領域1111は4フレーム毎に第2、第6、第10フレームに表示データを書き換えられるとする。また、第2表示領域1112は6フレーム毎に第3、第9フレームに表示データを書き換えられるとする。メモリ書き換え検出回路1101は領域設定レジスタ1102の設定値とCPU102がメモリ503に書き込むため発行する内部バス104内に含まれるアドレス信号1202、そしてメモリ書き込み信号1203をチェックし、アドレス信号のアドレス値が領域設定レジスタ1102で設定された第1表示領域1111内にあるときにメモリ書き込み信号を検出した場合に、第1の表示領域1111の書き換えが行われたと判定し、メモリ格納タイミングカウンタ123の中の第1の領域用カウンタ1109を次のフレームの開始時にリセットし“0”とする。同様に、メモリ書き換え検出回路1101は、アドレス信号のアドレス値が領域設定レジスタ1102で設定された第1表示領域の外にあるときにメモリ書き込み信号を検出した場合に、第2の表示領域1112の書き換えが行われたと判定し、メモリ格納タイミングカウンタ123の中の第2の領域用カウンタ1110を次のフレームの開始時にリセットし“0”とする。
セレクタ118は、現在のオーバードライブ演算を行っている階調値が第1の表示領域の中にあるとき第1の領域用カウンタ1109に従い、例えばカウンタ値が0ならばルックアップテーブ(LUT1)1145、カウンタ値が1ならばルックアップテーブル(LUT2)115、カウンタ値が2ならばルックアップテーブル(LUT3)、カウンタ値が3ならばルックアップテーブル(LUT4)、カウンタ値が4以上ならば‘0’をセレクタ118の出力として出力する。同様に、現在のオーバードライブ演算を行っている階調値が第2の表示領域1112の中にあるとき第2の領域用カウンタ1110に従って、カウンタ値が0ならばルックアップテーブル(LUT1)114、カウンタ値が1ならばルックアップテーブル(LUT2)115、カウンタ値が2ならばルックアップテーブル(LUT3)、カウンタ値が3ならばルックアップテーブル(LUT4)、カウンタ値が4以上ならば“0”をセレクタ118の出力として出力する。
このように動作することにより、フレームメモリ503を搭載する表示駆動装置101においても、また、表示領域に複数の異なるタイミングで書き換えられる領域が存在していたとしても、図12に示すように複数フレームに亘り当該温度における最大の応答速度で応答するようにオーバードライブ駆動を行うことができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、実施の形態2と実施の形態4を組み合わせて実施可能であることは言うまでもない。同様に、実施の形態4においても、オーバードライブ回路を実施の形態3で説明した単調減少関数を乗ずる方式で実現してもよい。101で示されるような表示駆動装置は単一の半導体チップで構成しても良い。また、表示駆動システム100はマイクロコンピュータ、アクセラレータ又はSOCとして1個の半導体基板に構成し、或いは、マルチチップのモジュールとして構成してもよい。本発明は、例えば携帯電話、携帯ゲーム機、車載ディスプレイなどの液晶ディスプレイ表示駆動装置および表示駆動システムに広く適用可能である。
100…表示装置
101…表示装置駆動回路
102…CPU
103…メモリ
104…内部バス
105…表示パネル
106…入出力インタフェース回路
107…表示パターン設定レジスタ
108…表示データ格納回路
109…圧縮回路
110…メモリ
111、112…伸張回路
113…オーバードライブ回路
114,115,116,117…ルックアップテーブル
118…セレクタ
119…加算器
120…DAコンバータ
121…画像切り替わり検出回路
122…メモリ格納タイミング生成回路
123…メモリ格納タイミングカウンタ
124…画像切り替わり信号
125…表示パターン設定情報
126…メモリ更新信号
201…入力データ
202…メモリ出力データ
301…目標輝度L1
302…階調L1に対応する液晶印加電圧V1
303…液晶印加電圧V1を印加したときの応答輝度波形
304…オーバードライブ電圧
305…オーバードライブ電圧304を印加したときの応答輝度波形
306…オーバードライブ電圧304以上の電圧を4フレーム期間に亘って印加したときの応答輝度波形
307…本発明の実施形態1の液晶印加電圧
308…液晶印加電圧を307としたときの応答輝度波形
501…温度検出回路
502…温度情報
503…表示データ格納用メモリ
504…温度―最大カウンタ値設定レジスタ
601…理想的な輝度波形
602…実施の形態2の非常に遅い表示パネルを駆動電圧波形603で駆動した場合の輝度波形
603…輝度L1、L2に対応する駆動電圧V1、V2で駆動する場合の駆動波形
604…実施の形態2を用いた場合の駆動波形
605…駆動波形604で駆動したときの輝度応答波形
901…単調減少関数乗算回路
902…入力信号
903…単調減少関数パラメータ設定レジスタ
1001…L1,L1’,L2の3つの値から得られるLUT114の出力階調値
1002…単調減少関数を表す直線
1003…単調減少関数にLUT114の出力階調値を乗じた値を表す直線
1004…単調減少関数にLUT114の出力階調値を乗じた値に入力信号902を加算した値を示す直線
1005…カウンタ値が0の場合の単調減少関数の値
1006…カウンタ値が1の場合の単調減少関数の値
1007…カウンタ値が2の場合の単調減少関数の値
1008…カウンタ値が3の場合の単調減少関数の値
1009…表示パネル105を駆動できる最大階調値
1010…カウンタ値が0の場合の駆動階調値
1011…カウンタ値が1の場合の駆動階調値
1012…カウンタ値が2の場合の駆動階調値
1013…カウンタ値が3の場合の駆動階調値
1101…メモリ書き換え検出回路
1102…領域設定レジスタ
1103…第1表示領域の左上頂点座標設定レジスタ
1104…第1表示領域の右下頂点座標設定レジスタ
1105…第1表示領域の左上頂点座標x座標設定レジスタ
1106…第1表示領域の左上頂点座標y座標設定レジスタ
1107…第1表示領域の右下頂点座標x座標設定レジスタ
1108…第1表示領域の右下頂点座標y座標設定レジスタ
1109…第1の領域用カウンタ
1110…第2の領域用カウンタ
1111…第1の領域
1112…第2の領域
1201…入力信号
1202…メモリ書込み信号
1203…アドレス信号

Claims (12)

  1. 中央処理装置から与えられた表示階調値に基づいて階調駆動電圧を形成して表示パネルの駆動を行う表示駆動装置であって、
    前記中央処理装置から与えられた表示階調値の変化に応答して、変化後の表示階調値による階調駆動電圧に達する前に、当該変化前の階調値による階調駆動電圧に対して絶対値的に大きな複数の階調駆動電圧で駆動するオーバードライブ制御を行う、表示駆動装置。
  2. 前記変化前の表示階調値と前記変化後の表示階調値とを入力し、入力した表示階調値に対応する出力を形成する複数のルックアップテーブルと、前記複数個のルックアップテーブルの出力を選択するセレクタと、前記セレクタの選択制御を行うタイミング生成回路とを有し、
    前記タイミング生成回路は、前記前記中央処理装置から与えられた表示階調値の変化を基点とする表示フレーム周期の経過周期数にしたがって前記ルックアップテーブルの選択を切換え、
    前記セレクタで選択された出力に基づいて前記絶対値的に大きな複数の階調駆動電圧で駆動するオーバードライブ制御を行う、請求項1記載の表示駆動装置。
  3. 前記変化前の表示階調値と前記変化後の表示階調値とを入力し、入力した表示階調値に対応する出力を形成するルックアップテーブルと、前記複数個のルックアップテーブルの出力を入力して演算を行う演算回路と、前記演算回路の演算制御を行うタイミング生成回路とを有し、
    前記演算回路は、前記中央処理装置から与えられた表示階調値の変化を基点とする表示フレーム周期の経過周期数を変数とする単調減少関数の演算結果に前記ルックアップテーブルの出力を乗算し、
    前記タイミング生成回路は前記変数を前記演算回路に与え、
    前記演算回路で乗算された乗算出力に基づいて前記絶対値的に大きな複数の階調駆動電圧で駆動するオーバードライブ制御を行う請求項1記載の表示駆動装置。
  4. 前記中央処理装置から与えられた表示階調値の変化のインターバル毎に表示階調値のデータを一時的に蓄積するバッファメモリを有し、
    前記ルックアップテーブルは、表示タイミングに同期して中央処理装置から与えられた表示階調値と表示タイミングに同期して前記バッファメモリから読み出された表示階調値とに基づいて出力を形成する、請求項2又は3記載の表示駆動装置。
  5. 表示階調値の変化のインターバルは1表示フレーム期間を最小単位とする期間であり、
    前記タイミング制御回路は前記表示階調値の変化のインターバルの期間を計数するカウンタを有し、前記カウンタの計数動作の周期毎に前記バッファメモリ上で同一画素の表示階調値を書換える制御を行う、請求項4記載の表示駆動装置。
  6. 前記CPUによって前記カウンタのカウントアップ値が初期設定されるレジスタを有する請求項5記載の表示駆動装置。
  7. 前記中央処理装置から与えられた表示階調値を圧縮する圧縮回路と、
    前記バッファメモリの出力を伸張する第2伸張回路と、を有し、
    前記バッファメモリは圧縮回路で圧縮された表示階調値を蓄積し、
    前記ルックアップテーブルは、バッファメモリから読み出された圧縮済みの表示階調値を前記第2伸張回路で伸張して得られた表示階調値と、前記中央処理装置から与えられた表示階調値を入力する、請求項4記載の表示駆動装置。
  8. 前記圧縮回路の出力を伸張する第1伸張回路を有し、前記ルックアップテーブルは、前記圧縮回路及び該第1伸張回路を経由して供給される表示階調値とバッファメモリから読み出された圧縮済みの表示階調値を前記第2伸張回路で伸張して得られた表示階調値とが一致していないことを条件に前記オーバードライブ制御を行う、請求項7記載の表示駆動装置。
  9. 前記タイミング制御回路は、前記表示フレーム周期の経過周期数を初期値から指定された値まで計数する動作を繰り返すカウンタを有し、前記カウンタの計数値に基づいて前記セレクタによる選択を切換える、請求項2記載の表示駆動装置。
  10. 前記タイミング制御回路は、前記表示フレーム周期の経過周期数を初期値から指定された値まで計数する動作を繰り返すカウンタを有し、前記カウンタの計数値を変数として前記演算回路に与える、請求項3記載の表示駆動装置。
  11. 中央処理装置から与えられた表示階調値に基づいて階調駆動電圧を形成して表示パネルの駆動を行う表示駆動装置であって、
    前記中央処理装置から与えられた表示階調値の変化に応答して、変化後の表示階調値による階調駆動電圧に達する前に、当該変化前の階調値による階調駆動電圧に対して絶対値的に大きな複数の階調駆動電圧で駆動するオーバードライブ制御を、前記表示パネルの表示領域毎に別々に行う、表示駆動装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項記載の表示駆動装置と、前記表示駆動装置に表示階調値を与えて制御する中央処理装置と、前記表示駆動装置が形成した駆動電圧によって駆動される表示パネルとを有する表示駆動システムであって、
    前記表示パネルは、固有のTFTが接続された画素電極がコモン電極に対向してマトリクス配置され、前記TFTの選択経路を構成する複数の走査線と、前記TFTの電流経路を構成する複数の信号線とが設けられて成り、
    前記表示駆動装置は、前記走査線の駆動に同期して前記信号線を駆動する表示駆動システム。
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