JP2010275965A - エンジンの排熱回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排ガスの浄化能力の低下を防止しながら、排ガスの潜熱をも回収可能として排熱回収効率を高めること。
【解決手段】エンジン冷却部13、排熱回収熱交換器14、第1排ガス熱交換器15の順でエンジン冷却水Bを循環させるエンジン冷却回路16を備え、排気路12には、排ガスCの通流方向の上流側から順に、第1排ガス熱交換器15、第2排ガス熱交換器21が備えられ、第1排ガス熱交換器15には触媒22が備えられ、排熱回収回路4には、排熱回収媒体Aの通流方向の上流側から順に、第2排ガス熱交換器21、排熱回収熱交換器14が備えられ、第2排ガス熱交換器21に導入させる排熱回収媒体Aの温度が排ガスの露点以下に設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの排熱を回収する排熱回収媒体を通流させる排熱回収回路を備えたエンジンの排熱回収装置に関する。
従来のエンジンの排熱回収装置では、例えば、コージェネレーション装置にて動力源に用いられているエンジンからその排熱を回収するために、エンジン冷却回路のエンジン冷却水と排熱回収媒体との間で熱交換させる排熱回収熱交換器が排熱回収回路に備えられている。エンジン冷却回路には、エンジン冷却水とエンジンの排ガスとの間で熱交換させる排ガス熱交換器と、排ガス熱交換器を通過したエンジン冷却水にてエンジンを冷却させるエンジン冷却部とが備えられ、排ガス熱交換器及びエンジン冷却部にてエンジンの排熱をエンジン冷却水にて回収し、その回収した排熱を有するエンジン冷却水と貯湯タンクの湯水等の排熱回収媒体を排熱回収熱交換器にて熱交換させることにより、エンジンの排熱を排熱回収媒体にて回収している(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の装置では、排ガス熱交換器に導入されるエンジン冷却水の温度を、熱交換されるエンジンの排ガスの露点よりも低温になるようにすることで、排ガスの潜熱を回収し、排熱回収効率を高めている。
特許第3767785号公報
上記特許文献1に記載の装置において、エンジンの排ガス中の有害成分を浄化するために、排ガスを排気する排気路の途中に触媒を配置する必要があることから、例えば、排ガス熱交換器に触媒を備えることが考えられている。これにより、排気路の途中に触媒のみを配置するものと比べて、排ガス熱交換器の設置スペースや構成を活用しながら触媒を配置することができ、スペースの有効活用及び構成の簡素化を図ることができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載の装置では、排ガスの潜熱をも回収するために、排ガス熱交換器に導入されるエンジン冷却水の温度を低く設定しているので、排ガス熱交換器に導入されるエンジン冷却水の温度が低くなるだけでなく、排ガス熱交換器を通過する排ガスの温度も低くなる。よって、排ガス熱交換器に備えられた触媒の温度が低下して、排ガスを浄化する浄化能力を有効に発揮できる温度範囲から触媒の温度が外れてしまい、触媒による排ガスの浄化能力が低下するという問題が生じる。
ここで、排ガスを浄化する浄化能力を有効に発揮できる温度範囲については、例えば、三元触媒であると500〜600℃の温度範囲となっている。そして、排ガス熱交換器にて排ガスの潜熱をも回収すると、排ガス熱交換器を通過する排ガスの温度は排ガスの露点(例えば60℃)よりも低い温度となり、三元触媒の温度が500〜600℃の温度範囲よりも低い温度となる。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、排ガスの浄化能力の低下を防止しながら、排ガスの潜熱をも回収可能として排熱回収効率を高めることができるエンジンの排熱回収装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明に係るエンジンの排熱回収装置の特徴構成は、エンジンの排熱を回収する排熱回収媒体を通流させる排熱回収回路を備えたエンジンの排熱回収装置において、
エンジンを冷却させるエンジン冷却部、排熱回収熱交換器、第1排ガス熱交換器の順でエンジン冷却水を循環させるエンジン冷却回路を備え、前記エンジンの排ガスを排気させる排気路には、前記排ガスの通流方向の上流側から順に、前記排ガスと前記排熱回収熱交換器を通過したエンジン冷却水とを熱交換させる前記第1排ガス熱交換器、第2排ガス熱交換器が備えられ、前記第1排ガス熱交換器には、前記排ガスの有害成分を浄化する触媒が備えられ、前記排熱回収回路には、前記排熱回収媒体の通流方向の上流側から順に、前記第1排ガス熱交換器を通過した前記排ガスと前記排熱回収媒体とを熱交換させる前記第2排ガス熱交換器、前記エンジン冷却部を通過したエンジン冷却水と前記第2排ガス熱交換器を通過した排熱回収媒体とを熱交換させる前記排熱回収熱交換器が備えられ、前記第2排ガス熱交換器に導入させる排熱回収媒体の温度が前記排ガスの露点以下に設定されている点にある。
本特徴構成によれば、排熱回収回路では、第2排ガス熱交換器、排熱回収熱交換器の順に排熱回収媒体が通流する。エンジン冷却回路では、エンジン冷却部、排熱回収熱交換器、第1排ガス熱交換器の順にエンジン冷却水が通流する。排気路では、第1排ガス熱交換器、第2排ガス熱交換器の順に排ガスが通流する。
排熱回収回路では、排熱回収媒体が第2排ガス熱交換器に導入されて排ガスにて加熱され、第2排ガス熱交換器を通過した排熱回収媒体が排熱回収熱交換器に導入されてエンジン冷却水にて加熱されることになり、第2排ガス熱交換器及び排熱回収熱交換器にてエンジンの排熱を回収する。そして、第2排ガス熱交換器に導入させる排熱回収媒体の温度を排ガスの露点以下としているので、第2排ガス熱交換器において排ガスの潜熱をも回収することができる。
エンジン冷却回路では、エンジン出口のエンジン冷却水温度を高温にすることにより、排熱回収熱交換器への入口温度を排熱回収熱交換器に供給される排熱回収媒体を加熱可能な高温とすることができる。そして、排ガスの潜熱については第2排ガス熱交換器にて回収しているので、第1排ガス熱交換器においてエンジン冷却水の入口温度を排ガスの露点以下等の低温とする必要がない。
排気路では、第1排ガス熱交換器においてエンジン冷却水にて排ガスの熱を回収するのであるが、上述の如く、第1排ガス熱交換器において排ガスの潜熱をも回収することが求められていないので、第1排ガス熱交換器におけるエンジン冷却水及び排ガスが低温にまで温度低下することを防止できる。よって、第1排ガス熱交換器に備えられた触媒の温度低下を抑制することができ、触媒の温度が浄化能力を有効に発揮できる温度範囲から外れてしまうことを防止できる。
また、排熱回収熱交換器を通過したエンジン冷却水が低温となるのを防止することにより、第1排ガス熱交換器を通過してエンジン冷却部に導入されるエンジン冷却水が過度に低温になることを防止できる。これにより、エンジンの燃焼室内とエンジン冷却部の間の温度勾配が高くなり、材料への熱応力が大きくなって、エンジンの耐久性や性能に悪影響を与えるという問題の発生をも防止することができる。
以上のことから、エンジンの耐久性や性能に悪影響を与えることなく、触媒の温度を浄化能力を有効に発揮できる温度範囲内に維持して排ガスの浄化能力の低下を防止しながら、排ガスの潜熱をも回収可能として排熱回収効率を高めることができるエンジンの排熱回収装置を実現できる。
本発明に係るエンジンの排熱回収装置の更なる特徴構成は、前記エンジンにて駆動される発電装置と、前記発電装置の発電電力を電力負荷に供給自在で、且つ、前記発電装置の発電電力の前記電力負荷に対する余剰分である余剰電力を熱に変換自在な電気ヒータに供給自在な電力供給手段とを備え、前記電気ヒータは、前記排熱回収回路において前記排熱回収熱交換器を通過した前記排熱回収媒体を加熱自在に配置されている点にある。
本特徴構成によれば、余剰電力が発生すると、電気ヒータによりその余剰電力を熱に変換し、その変換した熱により排熱回収媒体を加熱することができる。よって、エンジンの排熱に加えて、余剰電力を熱として回収することができ、熱の回収効率を向上させることができる。しかも、電気ヒータは、排熱回収回路において排熱回収熱交換器を通過した排熱回収媒体を加熱するので、電気ヒータにて発生した熱を直接排熱回収媒体に与えることができ、電気ヒータにて発生した熱を効率よく排熱回収媒体に与えることができる。
本発明に係るエンジンの排熱回収装置の更なる特徴構成は、前記エンジンは、燃焼室で燃焼する混合気の空気過剰率がストイキ範囲内に設定され、前記触媒が、三元触媒にて構成されている点にある。
本特徴構成によれば、混合気の空気過剰率をストイキ範囲内に設定してエンジンをストイキ燃焼させているので、三元触媒により炭化水素(HC)と一酸化炭素(CO)と窒素酸化物(NOx)の3物質を同時に除去することができる。これにより、3物質が除去された排ガスが第2排ガス熱交換器に導入されることになり、第2排ガス熱交換器において排ガスを凝縮させて排ガスの潜熱をも回収しても、排ガスを凝縮させた凝縮水に腐食等の問題が生じることがなく、有用なものとなる。
コージェネレーションシステムの概略構成を示す図
本発明に係るエンジンの排熱回収装置を適応させたコージェネレーションシステムの実施形態について図面に基づいて説明する。
このコージェネレーションシステムは、図1に示すように、エンジン1にて駆動されて電力負荷3に供給する電力を発生させる発電装置2と、エンジン1の排熱を回収する排熱回収媒体Aを通流させる排熱回収回路4とを備え、排熱回収回路4の排熱回収媒体Aにて回収した熱を熱負荷5に供給自在に構成されている。
発電装置2の出力側には、系統連系用のインバータ6が設けられ、そのインバータ6は、発電装置2の出力電力を商用系統7から供給される電力と同じ電圧および同じ周波数にするように構成されている。商用系統7は、電力供給ライン8を介して、テレビ、冷蔵庫、洗濯機等の電力負荷3に電気的に接続されている。
インバータ6は、コージェネ用電力供給ライン9を介して電力供給ライン8に電気的に接続され、発電装置2からの発電電力がインバータ6及びコージェネ用電力供給ライン9を介して電力負荷3に供給自在に構成されている。電力供給ライン8には、図示は省略するが、電力負荷3の負荷電力を計測する電力負荷計測手段が設けられ、この電力負荷計測手段は、電力供給ライン8を通して流れる電流に逆潮流が発生するか否かをも検出するように構成されている。そして、逆潮流が生じないように、インバータ6により発電装置2から電力供給ライン8に供給される電力が制御され、発電電力の余剰電力は、その余剰電力を熱に変換自在な電気ヒータ10に供給されるように構成されている。これにより、電力供給手段は、インバータ6及びコージェネ用電力供給ライン9から構成されている。
電気ヒータ10は、排熱回収回路4を通流する排熱回収媒体Aを加熱自在に設けられている。電気ヒータ10は、余剰電力の大きさが大きくなるほど消費電力を大きくして排熱回収媒体Aの加熱量が大きくなるように、余剰電力の大きさに応じて排熱回収媒体Aの加熱量を調整自在に構成されている。
エンジン1の運転は、制御装置11により制御されている。エンジン1は、通常の4サイクルエンジンと同様の構成を有しており、燃料ガス(例えば天然ガス)と空気の混合気を燃焼室に吸気したのち、燃焼室において混合気を圧縮し、その後、燃焼室において混合気を点火して燃焼膨張させ、燃焼により発生した排ガスCを排気路12に排気させる。図示は省略するが、エンジン1の排気路12には、排ガスCの酸素濃度を検出する酸素センサが設けられている。そして、制御装置11は、酸素センサで検出される排ガスCの酸素濃度が略ゼロとなるように燃料ガスの供給量を調整している。これにより、エンジン1は、燃焼室に供給される混合気の空気過剰率を略1.0程度のストイキ範囲内に設定されている。ここで、空気過剰率は、混合気の空燃比を理論空燃比で割ったものを示している。
エンジン1を冷却させるためのエンジン冷却水Bを循環させる回路として、エンジン冷却部13、排熱回収熱交換器14、第1排ガス熱交換器15の順にエンジン冷却水Bを循環させるエンジン冷却回路16が備えられている。エンジン冷却部13は、例えば、シリンダヘッドやシリンダブロック等にエンジン冷却水Bを通流させることによりエンジン1を冷却させるように構成されている。エンジン冷却回路16には、エンジン冷却水Bの通流方向の上流側から順に、エンジン冷却部13、排熱回収熱交換器14、エンジン冷却水Bを貯留自在な膨張タンク17、エンジン冷却水循環ポンプ18、第1排ガス熱交換器15が備えられている。
排熱回収回路4は、貯湯タンク19の湯水を排熱回収媒体Aとし、貯湯タンク19から取り出した排熱回収媒体Aを通流させてエンジン1の排熱を回収し、その排熱を有する排熱回収媒体Aを貯湯タンク19に戻すように構成されている。そして、排熱回収回路4には、排熱回収媒体Aの通流方向の上流側から順に、排熱回収媒体循環ポンプ20、第2排ガス熱交換器21、排熱回収熱交換器14、電気ヒータ10が備えられている。
排気路12には、排ガスCの通流方向の上流側から順に、第1排ガス熱交換器15、第2排ガス熱交換器21が備えられている。第1排ガス熱交換器15は、排ガスCに含まれる有害成分(炭化水素(HC)と一酸化炭素(CO)と窒素酸化物(NOx)の3物質)を除去する三元触媒22(触媒に相当する)が一体的に配置された触媒一体型の熱交換器にて構成されている。例えば、三元触媒22は、アルミナ等の無機担体に白金、パラジウム、ロジウム等の貴金属成分を担持したものとなっている。第1排ガス熱交換器15は、例えば、排ガスCを通流させる伝熱管内にエンジン冷却水Bを通流させる伝熱管を配設させた二重管式に構成されており、三元触媒22がエンジン冷却水Bを通流させる伝熱管の周囲を覆う状態で排ガスCを通流させる伝熱管内に配設されている。
排熱回収回路4は、排熱回収媒体Aを第2排ガス熱交換器21においてエンジン1の排ガスCにて加熱したのち、排熱回収熱交換器14においてエンジン冷却部13を通過したエンジン冷却水Bにて更に加熱して排熱回収媒体Aの温度を所望温度(例えば75℃)まで昇温させ、その所望温度の排熱回収媒体Aを貯湯タンク19の上部に戻すように構成されている。また、排熱回収回路4では、排熱回収熱交換器14を通過した排熱回収媒体Aを電気ヒータ10にて加熱自在としており、エンジン1の排熱に加えて、余剰電力が変換された熱によっても排熱回収媒体Aを加熱自在に構成されている。貯湯タンク19は、温度成層を形成する状態で湯水を貯湯するように構成されており、排熱回収回路4は、エンジン1の排熱にて加熱して所望温度まで昇温させた排熱回収媒体Aを貯湯タンク19に貯湯するように構成されている。
貯湯タンク19には、貯湯タンク19に給水する給水路23、貯湯タンク17に貯湯されている高温の排熱回収媒体Aを床暖房装置や浴室暖房装置等の熱負荷5に供給する熱負荷供給路24が設けられている。これにより、回収したエンジン1の排熱を有する排熱回収媒体Aを熱負荷供給路24にて熱負荷5に供給自在に構成されている。
制御装置11は、所定のコンピュータプログラムを実行することによりエンジン1の運転等を制御するように構成されている。例えば、電力負荷3での要求電力量及び熱負荷5での要求熱量について、制御装置11は、過去の要求電力量及び過去の要求熱量に基づいて、将来の要求電力量及び要求熱量を予測自在に構成されている。そして、制御装置11は、電力負荷3での要求電力量又は熱負荷5での要求熱量を賄うために、予測した将来の要求電力量又は要求熱量に応じてエンジン1の運転を制御するように構成されている。制御装置11は、エンジン1を運転させるときに、エンジン冷却水循環ポンプ18及び排熱回収媒体循環ポンプ20を作動させて、エンジン1の排熱を排熱回収媒体Aにて回収するように構成されている。
排熱回収媒体循環ポンプ20の作動により排熱回収回路4では、貯湯タンク19の底部から取り出した排熱回収媒体Aが通流される。排熱回収媒体Aが、第2排ガス熱交換器21、排熱回収熱交換器14、電気ヒータ10の順に通過され、電気ヒータ10を通過した排熱回収媒体Aが貯湯タンク19の上部に戻される。第2排ガス熱交換器21には、第1排ガス熱交換器15を通過した排ガスCが導入されており、その排ガスCにて排熱回収媒体Aが加熱される。貯湯タンク19は、温度成層を形成する状態で排熱回収媒体Aを貯湯するので、低温の排熱回収媒体Aは貯湯タンク19の下部に存在することになる。これにより、貯湯タンク19の貯湯量が満杯状態(貯湯タンク19に貯湯されている排熱回収媒体Aの略全量が所望温度になっている状態)になるまで、貯湯タンク19の底部から取り出す排熱回収媒体Aは低温となる。そこで、排熱回収回路4は、貯湯タンク19の底部から取り出した低温の排熱回収媒体Aを第2排ガス熱交換器21に導入させて、第2排ガス熱交換器21に導入される排熱回収媒体Aの温度がエンジン1の排ガスCの露点以下の温度(例えば、20℃程度)に設定されている。これにより、第2排ガス熱交換器21では、排ガスCの潜熱をも排熱回収媒体Aにて回収でき、排熱回収効率の向上を図ることができる。
エンジン冷却水循環ポンプ18の作動によりエンジン冷却回路16では、エンジン冷却部13、排熱回収熱交換器14、膨張タンク17、第1排ガス熱交換器15、エンジン冷却部13の順にエンジン冷却水Bが循環される。排熱回収熱交換器14には、エンジン冷却部13にてエンジン1を冷却することにより加熱されたエンジン冷却水Bが導入されるとともに、第2排ガス熱交換器21を通過した排熱回収媒体Aが導入され、排熱回収媒体Aがエンジン冷却水Bにて加熱される。
排気路12では、第1排ガス熱交換器15、第2排ガス熱交換器21の順に排ガスCが通流される。第1排ガス熱交換器15には、排熱回収熱交換器14にて通過したエンジン冷却水Bが導入されるとともに、エンジン1から排気路12に排気された排ガスCが導入され、エンジン冷却水Bが排ガスCにて加熱される。ここで、第1排ガス熱交換器15は、三元触媒22(触媒に相当する)が一体的に配置された触媒一体型の熱交換器であるので、排ガスCに含まれる炭化水素(HC)と一酸化炭素(CO)と窒素酸化物(NOx)の3物質が同時に除去される。第2排ガス熱交換器21には、第1排ガス熱交換器15を通過した排ガスCが導入されるとともに、貯湯タンク19の底部から取り出した排熱回収媒体Aが導入され、排熱回収媒体Aが排ガスCにて加熱される。
上述の如く、制御装置11は、電力負荷3での要求電力量又は熱負荷5での要求熱量を賄うために、予測した将来の要求電力量又は要求熱量に応じてエンジン1の運転を制御するが、例えば、熱負荷5での要求熱量を賄うために、予測した将来の要求熱量に応じてエンジン1の運転を制御する所謂熱主運転を行う場合等に、発電装置2の発電電力の電力負荷3に対する余剰分である余剰電力が発生する。このとき、余剰電力は、インバータ6により電気ヒータ10に供給される。これにより、電気ヒータ10は、余剰電力により排熱回収熱交換器14を通過した排熱回収媒体Aを加熱することになり、エンジン1の排熱に回収することに加えて、余剰電力を熱に変換してその変換した熱をも回収自在に構成されている。
制御装置11は、エンジン冷却水循環ポンプ18の回転速度を調整することにより、エンジン冷却回路16におけるエンジン冷却水Bの循環量が調整自在に構成されている。また、制御装置11は、排熱回収媒体循環ポンプ20の回転速度を調整することにより、排熱回収回路4における排熱回収媒体Aの循環量が調整自在に構成されている。これにより、エンジン冷却回路16におけるエンジン冷却水Bの循環量や排熱回収回路4における排熱回収媒体Aの循環量を調整することにより、第1排ガス熱交換器15に導入されるエンジン冷却水Bの温度や、排熱回収熱交換器14に導入される排熱回収媒体Aの温度及び排熱回収熱交換器14を通過した排熱回収媒体Aの温度を調整自在に構成されている。
以下、排熱回収媒体A、エンジン冷却水B及び排ガスCの夫々の温度について例示しながら、本発明におけるエンジンの排熱回収装置について説明を加える。
エンジン冷却回路16では、例えば、エンジン冷却部13を通過したエンジン冷却水Bは80℃程度まで上昇されており、その温度のエンジン冷却水Bが排熱回収熱交換器14に導入され、排熱回収媒体Aを加熱することによりエンジン冷却水Bの温度が75℃程度まで温度低下する。そして、75℃程度のエンジン冷却水Bが第1排ガス熱交換器15に導入され、排ガスCにて加熱されてエンジン冷却水Bの温度が78℃程度まで温度上昇し、その後、エンジン冷却部13に導入されてエンジン冷却水Bが80℃程度まで温度上昇される。
排気路12では、エンジン1から排気される排ガスCの温度が500〜600℃となっており、その温度の排ガスCが第1排ガス熱交換器15に導入され、エンジン冷却水Bを加熱することにより排ガスCの温度が78℃程度まで温度低下する。ここで、第1排ガス熱交換器15に導入されるエンジン冷却水Bの温度は75℃程度であり、比較的高温のエンジン冷却水Bが導入される。また、第1排ガス熱交換器15では、排ガスCの潜熱をも回収することが求められていないので、第1排ガス熱交換器15に導入された排ガスCが、低温にまで温度低下することなく、78℃程度の比較的高温のまま第1排ガス熱交換器15を通過することになる。よって、第1排ガス熱交換器15に一体的に配置された三元触媒22の温度低下を抑制することができ、三元触媒22の温度が浄化能力を有効に発揮できる温度範囲(例えば、500〜600℃)から外れてしまうことを防止できる。第1排ガス熱交換器15を通過した78℃程度の排ガスCが、第2排ガス熱交換器21に導入され、排熱回収媒体Aを加熱することにより排ガスCの温度が25℃程度まで温度低下される。
排熱回収回路4では、貯湯タンク19に所望温度の排熱回収媒体Aがほとんど貯湯されていないときには、貯湯タンク19の底部から取り出した排熱回収媒体Aの温度が排ガスCの露点以下の20℃程度になっており、その温度の排熱回収媒体Aが第2排ガス熱交換器21に導入される。そして、第2排ガス熱交換器21では、排熱回収媒体Aにより排ガスCの潜熱をも回収されて、第2排ガス熱交換器21を通過した排ガスCの温度は25℃程度まで低下する。一方、第2排ガス熱交換器21を通過した排熱回収媒体Aの温度は50℃程度まで上昇され、その50℃程度の排熱回収媒体Aが排熱回収熱交換器14に導入される。排熱回収熱交換器14には、80℃程度のエンジン冷却水が導入されていることから、排熱回収媒体Aの温度が75℃程度まで上昇され、その75℃程度の排熱回収媒体Aが貯湯タンク19の上部に供給されて貯湯される。
また、第1排ガス熱交換器15に導入されるエンジン冷却水Bの温度については、エンジン冷却回路16におけるエンジン冷却水Bの循環量を調整することにより、排熱回収熱交換器14を通過したエンジン冷却水Bの温度を調整することで調整することができる。よって、制御装置11は、第1排ガス熱交換器15に導入されるエンジン冷却水Bの温度が三元触媒22の温度が浄化能力を有効に発揮できる温度範囲(例えば、500〜600℃)から外れてしまうことを防止可能な温度(例えば75℃程度)となるように、エンジン冷却水循環ポンプ18の回転速度を調整してエンジン冷却回路16におけるエンジン冷却水Bの循環量を調整している。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、エンジン冷却回路16に、エンジン冷却水Bの通流方向で第1排ガス熱交換器15よりも上流側にエンジン1のオイルクーラを設け、エンジン冷却水Bをオイルクーラに導入させたのち、オイルクーラを通過したエンジン冷却水Bを第1排ガス熱交換器15に導入させることもできる。
(2)上記実施形態では、エンジン1は、燃焼室に供給される混合気の空気過剰率を略1.0程度のストイキ範囲内に設定されているが、例えば、空気過剰率を1.0よりも大きいリーン範囲内に設定することもできる。空気過剰率を1.0よりも大きいリーン範囲内とする場合、触媒としては、例えば、白金等の酸化触媒を用いることができる。
(3)上記実施形態では、排熱回収回路4が、貯湯タンク19の湯水を排熱回収媒体Aとして、第2排ガス熱交換器21、排熱回収熱交換器14、電気ヒータ10の順に排熱回収媒体Aを通流させているが、排熱回収媒体Aについては、貯湯タンク19の湯水に限らず、その他の熱媒体を適応することもできる。
また、排熱回収回路4に備えた排熱回収媒体循環ポンプ20の作動により排熱回収媒体Aを通流させているが、例えば、給水路23における上水の水圧を利用して排熱回収媒体Aを通流させることもできる。
(4)上記実施形態では、第1排ガス熱交換器15が、三元触媒22を一体的に配置した触媒一体型の熱交換器にて構成しているが、第1排ガス熱交換器15は、単に、三元触媒22が配置されているものでもよく、触媒一体型に限らず、三元触媒22を備えるものであればよい。
本発明は、エンジンの排熱を回収する排熱回収媒体を通流させる排熱回収回路を備え、排ガスの浄化能力の低下を防止しながら、排ガスの潜熱をも回収可能として排熱回収効率を高めることができる各種のエンジンの排熱回収装置に適応可能である。
1 エンジン
2 発電装置
3 電力負荷
4 排熱回収回路
10 電気ヒータ
12 排気路
13 エンジン冷却部
14 排熱回収熱交換器
15 第1排ガス熱交換器
16 エンジン冷却回路
21 第2排ガス熱交換器
22 三元触媒
A 排熱回収媒体
B エンジン冷却水
C 排ガス

Claims (3)

  1. エンジンの排熱を回収する排熱回収媒体を通流させる排熱回収回路を備えたエンジンの排熱回収装置であって、
    前記エンジンを冷却させるエンジン冷却部、排熱回収熱交換器、第1排ガス熱交換器の順でエンジン冷却水を循環させるエンジン冷却回路を備え、前記エンジンの排ガスを排気させる排気路には、前記排ガスの通流方向の上流側から順に、前記排ガスと前記排熱回収熱交換器を通過したエンジン冷却水とを熱交換させる前記第1排ガス熱交換器、第2排ガス熱交換器が備えられ、前記第1排ガス熱交換器には、前記排ガスの有害成分を浄化する触媒が備えられ、前記排熱回収回路には、前記排熱回収媒体の通流方向の上流側から順に、前記第1排ガス熱交換器を通過した前記排ガスと前記排熱回収媒体とを熱交換させる前記第2排ガス熱交換器、前記エンジン冷却部を通過したエンジン冷却水と前記第2排ガス熱交換器を通過した排熱回収媒体とを熱交換させる前記排熱回収熱交換器が備えられ、前記第2排ガス熱交換器に導入させる排熱回収媒体の温度が前記排ガスの露点以下に設定されているエンジンの排熱回収装置。
  2. 前記エンジンにて駆動される発電装置と、前記発電装置の発電電力を電力負荷に供給自在で、且つ、前記発電装置の発電電力の前記電力負荷に対する余剰分である余剰電力を熱に変換自在な電気ヒータに供給自在な電力供給手段とを備え、前記電気ヒータは、前記排熱回収回路において前記排熱回収熱交換器を通過した前記排熱回収媒体を加熱自在に配置されている請求項1に記載のエンジンの排熱回収装置。
  3. 前記エンジンは、燃焼室で燃焼する混合気の空気過剰率がストイキ範囲内に設定され、前記触媒が、三元触媒にて構成されている請求項1又は2に記載のエンジンの排熱回収装置。
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