JP2010270909A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シールリップ13の摺動部Sの潤滑性を向上させる。
【解決手段】横向きの回転軸2の外周で潤滑油を含む流体を密封する密封装置10であって、ハウジング1の内周に挿通された回転軸2の外周面に機内空間A側を向いた状態で摺動可能に密接されるシールリップ13と、その機内空間A側を覆うように延びる油供給部材16とを備え、この油供給部材16にはシールリップ13の上側に位置して所要数の窓部161,162が開設され、内径側に、機内空間A側を向いた先端が回転軸2の外周面に近接されると共にシールリップ13の外周側へ向けて大径になるガイド筒部16dが形成される。
【選択図】図1
【解決手段】横向きの回転軸2の外周で潤滑油を含む流体を密封する密封装置10であって、ハウジング1の内周に挿通された回転軸2の外周面に機内空間A側を向いた状態で摺動可能に密接されるシールリップ13と、その機内空間A側を覆うように延びる油供給部材16とを備え、この油供給部材16にはシールリップ13の上側に位置して所要数の窓部161,162が開設され、内径側に、機内空間A側を向いた先端が回転軸2の外周面に近接されると共にシールリップ13の外周側へ向けて大径になるガイド筒部16dが形成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車あるいはその他の機器の回転部分をシールリップにより密封する密封装置に関するものである。
回転軸の外周で流体を密封する密封装置として、従来から、シールリップを有するものが広く知られている。すなわちこの種の密封装置100は、例えば図9に示されるように、断面形状が略L字型の補強環101と、この補強環101の外周筒部にゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料によって一体的に成形された固定シール部102と、補強環101の内径部にゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料によって一体的に成形されて機内空間A側を向いたシールリップ103とを備え、固定シール部102が、ハウジング200の内周面に圧入固定されると共に、シールリップ103が、ハウジング200の内周に挿通された回転軸300の外周面に摺動可能に密接されることによって、機内空間Aを密封するものである。
この種の密封装置100では、回転軸300が横向き(略水平)で、かつ高速回転するものである場合、機内空間A側から供給されて回転軸300の外周面に付着した潤滑油が遠心力によって振り切られてしまい、回転軸300に対するシールリップ103の摺動部に十分な潤滑油膜が形成されにくくなる。また、供給される潤滑油の量が少ない場合も同様である。そして十分な潤滑油膜が形成されないと、摩擦熱によってシールリップ103の摺動部が劣化してクラックを発生したり、異常摩耗が起こったりし、早期に漏れを生じるおそれがあった。
そこで、図10に示される密封装置100は、シールリップ103の摺動部に十分な潤滑油膜を形成させるために、固定シール部102の内周に、シールリップ103の機内空間A側を覆うように延びる油供給部材104を取り付けてある。この油供給部材104は、機内空間A側から飛来するミスト状の潤滑油を受け止めて表面に付着させ、このうち、シールリップ103の上側で油供給部材104に付着した油滴Oを、案内突起104aから、回転軸300の外周面のうちシールリップ103の摺動部の近傍となる部分へ滴下させることによって、シールリップ103の摺動部の潤滑性を確保しようとするものである(特許文献1参照)。しかしながら、従来技術による油供給部材104では、シールリップ103の摺動部への潤滑油の供給量が必ずしも十分とは言えず、更なる改良が望まれていた。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、シールリップの摺動部の潤滑性を一層向上させることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る密封装置は、横向きの回転軸の外周で流体を密封する密封装置であって、ハウジングの内周に挿通された回転軸の外周面に機内空間側を向いた状態で摺動可能に密接されるシールリップと、前記シールリップの機内空間側を覆うように延びる油供給部材とを備え、この油供給部材にはシールリップの上側に位置して所要数の窓部が開設され、内径側に、機内空間側を向いた先端が前記回転軸の外周面に近接されると共に前記シールリップの外周側へ向けて大径になるガイド筒部が形成されたものである。
請求項2の発明に係る密封装置は、請求項1に記載の構成において、窓部に、シールリップの摺動部近傍へ油滴の落下を案内するガイド板が形成されたものである。
請求項3の発明に係る密封装置は、請求項1に記載の構成において、油供給部材の機内空間側に、前記油供給部材のガイド筒部へ向けて油を噴射する油噴射口が設けられ、前記ガイド筒部が、油噴射口からの油を前記油供給部材の窓部側へ向けて刎ね返す傾斜を有するものである。
請求項1の発明に係る密封装置によれば、機内空間側から飛来する油滴の一部は油供給部材にシールリップの上側に位置して開設された窓部を通ってシールリップの摺動部近傍へ落下し、回転軸の外周面に付着した油滴のうち、油供給部材のガイド筒部の内周側に位置するものは、遠心力で振り切られて飛散しても、ガイド筒部に捕集され、その大径側へ案内されてシールリップの摺動部近傍へ落下するので、シールリップの摺動部の潤滑性を向上させて長期間にわたり良好な密封性能を維持することができる。
請求項2の発明に係る密封装置によれば、請求項1による効果に加え、窓部に形成されたガイド板が、窓部へ飛来した油滴を受け止めてシールリップの摺動部近傍へ落下を案内するため、一層確実にシールリップの摺動部の潤滑性を向上させることができる。
請求項3の発明に係る密封装置によれば、請求項1による効果に加え、油噴射口から噴射された油を油供給部材のガイド筒部によって油供給部材の窓部側へ向けて刎ね返すため、この油滴の一部は前記窓部からガイド筒部の内面に案内されてシールリップの摺動部近傍へ落下するので、シールリップの摺動部の潤滑性を向上させて長期間にわたり良好な密封性能を維持することができる。
以下、本発明に係る密封装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1及び図2は、本発明に係る密封装置の第一の形態を示すものである。
図1において、参照符号1は機器のハウジング、参照符号2は軸心が横向き(略水平)であるこのハウジング1の内周に挿通された回転軸である。すなわち回転軸2は略水平な軸心を中心として回転されるものであり、ハウジング1の内周面1aには、本発明に係る密封装置10が装着されている。
密封装置10は、図1及び図2に示されるように、補強環11と、この補強環11にゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料によって一体的に成形された固定シール部12、シールリップ13及びダストリップ14と、シールリップ13の先端近傍の外周面に嵌着されたガータスプリング15と、シールリップ13の機内空間A側を覆うように延びる油供給部材16とを備える。
詳しくは、補強環11は、金属板のプレス成形等によって製作されたものであって、外周面に固定シール部12が一体に加硫接着された外径筒部11aと、この外径筒部11aにおける機内空間Aと反対側となる端部から内径側へ延びる内向きフランジ11bからなる断面略L字形を呈する。
固定シール部12は、ハウジング1の内周面1aに圧入・密嵌される部分であって、装着状態において、補強環11の外径筒部11aとハウジング1の内周面1aとの間で、径方向に適当に予圧縮されるようになっている。
シールリップ13は、補強環11の内向きフランジ11bの内径部から機内空間A側を向いて延び、その先端近傍の略V字形断面をなす内径部が、回転軸2の外周面に適当な締め代をもって摺動可能に密接されるようになっている。
ダストリップ14は、シールリップ13の根元から機内空間Aと反対側を向いて延びており、その内径端部が、回転軸2の外周面に微小な隙間をもって近接されるか、あるいは僅かな締め代をもって摺動可能に密接されるようになっている。
ガータスプリング15は、金属製のコイルスプリングの両端を繋げて環状にしたものであって、シールリップ13の外周面に形成された環状溝に嵌着され、回転軸2の外周面に対するシールリップ13の緊迫力を補償するものである。
油供給部材16は、金属板のプレス成形等によって製作されたものであって、補強環11の外径筒部11aの内周面に圧入嵌着された取付筒部16aと、その機内空間A側の端部から内径側へ延びる円盤部16bと、シールリップ13の先端部の外径側に位置する前記円盤部16bの内径からシールリップ13の正面側(機内空間A側)へ向けて傾斜して延びる中間円錐部16cと、さらにその内径から機内空間A側へ向けて延び、中間円錐部16cよりも緩勾配で、シールリップ13の外周側へ向けて大径になる円錐筒状をなすガイド筒部16dとからなる。
油供給部材16における円盤部16b及び中間円錐部16cには、それぞれ複数の窓部161,162が円周方向所定間隔で開設されている。また、油供給部材16におけるガイド筒部16dは、機内空間A側を向いた先端が回転軸2の外周面に近接されている。
以上のように構成された第一の形態による密封装置10は、シールリップ13が機内空間A側を向くように、言い換えれば油供給部材16におけるガイド筒部16dの先端が機内空間A側を向くように、固定シール部12がハウジング1の内周面1aに圧入嵌着されると共に、シールリップ13の内径部が、回転軸2の外周面に摺動可能に密接されることによって、機内空間Aに存在する例えばミスト状の潤滑油が軸周から機外Bの大気側へ漏洩するのを防止すると共に、機外Bからの異物の侵入を防止するものである。
ここで、潤滑油が機内空間Aにミスト状になって存在するような場合は、一般に、回転軸2の外周面に対するシールリップ13の摺動部Sには良好な潤滑油膜が形成されにくい。しかしながら、この実施の形態の密封装置10によれば、回転軸2の上側では、機内空間Aから飛来する油滴の一部は、図3に参照符号O1,O2で示されるように、窓部161,162を通じて油供給部材16の内側へ取り込まれ、シールリップ13の摺動部Sの近傍へ落下するので、摺動部Sへの良好な潤滑油膜の形成が促される。
また、回転軸2の上側で油供給部材16における円盤部16b、中間円錐部16c及びガイド筒部16dの機内空間A側の表面に付着した油滴の一部は、矢印F1で示されるようにガイド筒部16dの外周面を伝ってその先端から回転軸2の外周面へ流れ落ち、さらに参照符号O4で示されるように、遠心力によって機内空間Aへ飛散するが、他の一部は矢印F2で示されるように、油供給部材16におけるガイド筒部16dの内周に取り込まれ、油滴に作用する回転方向の気流の遠心力によって、ガイド筒部16dの大径側へ案内されてシールリップ13の摺動部Sの近傍へ落下するので、これによっても、摺動部Sへの良好な潤滑油膜の形成が促される。
しかも、油供給部材16は機内空間A側へ突出した中間円錐部16c及びガイド筒部16dを有することによって、従来技術として示した図10の油供給部材104のような、軸と直交する平面で油滴を捕集するものに比較して、より多くの潤滑油を捕集することができる。
したがって、これらの作用によって、シールリップ13の摺動部Sの潤滑性を向上させて長期間にわたり良好な密封性能を維持することができる。
なお、油供給部材16によるシールリップ13の摺動部Sへの油滴の滴下は、当然、回転軸2の上側(シールリップ13の上側)から行われるので、窓部161,162は、基本的に回転軸2(シールリップ13)より上側となる位置にのみ開設されていればよいが、円周方向全域に所定間隔で開設しておけば、ハウジング1への密封装置10の装着に際して、窓部161,162が回転軸2(シールリップ13)より上側となるように円周方向の位置合わせを行う必要がない。
次に、図4及び図5は、本発明に係る密封装置の第二の形態を示すものである。
この第二の形態において、上述した第一の形態と異なるところは、油供給部材16の円盤部16bには窓部が開設されておらず、中間円錐部16cに開設された窓部163が、完全に打ち抜かれたものではなく、中間円錐部16cをコ字形の切り込みによって舌片状のガイド板164を打ち出すことにより形成された点にある。
詳しくは、ガイド板164は円盤部16bと平行、言い換えれば軸心と略直交する平面をなすものであって、シールリップ13の先端の外周側に位置し、先端部164aが内径側を向いている。そして窓部163は、中間円錐部16cから、ガイド板164を軸心と略直交する平面をなすように打ち出すことによって開設されたものである。
以上のように構成された第二の形態による密封装置10も第一の形態と同様、シールリップ13が機内空間A側を向くように、言い換えれば油供給部材16におけるガイド筒部16dの先端が機内空間A側を向くように、固定シール部12がハウジング1の内周面1aに圧入嵌着されると共に、シールリップ13の内径部が、回転軸2の外周面に摺動可能に密接されることによって、機内空間Aに存在する例えばミスト状の潤滑油が軸周から機外Bの大気側へ漏洩するのを防止すると共に、機外Bからの異物の侵入を防止するものである。
そして回転軸2の上側では、機内空間Aから飛来する油滴の一部は、図6に参照符号O5で示されるように、窓部163を通じて油供給部材16の内側へ取り込まれ、シールリップ13の摺動部Sの近傍へ落下するので、摺動部Sへの良好な潤滑油膜の形成が促される。
また、回転軸2の上側で油供給部材16の円盤部16bやガイド板164における機内空間A側の表面に衝突して付着した油滴の一部は、参照符号O6で示されるように、ガイド板164を伝ってその先端部164aからシールリップ13の摺動部Sの近傍へ落下する。
さらに、回転軸2の上側で中間円錐部16cやガイド筒部16dの外周面に付着した油滴は、矢印F1で示されるように回転軸2の外周面へ流れ落ち、参照符号O4で示されるように、遠心力によって機内空間Aへ飛散するが、回転軸2の外周面へ流れ落ちたO3の他の一部は、矢印F2で示されるようにガイド筒部16dの内周に取り込まれ、油滴に作用する回転方向の気流の遠心力によって、ガイド筒部16dの大径側へ案内されてシールリップ13の摺動部Sの近傍へ落下するので、これによっても、摺動部Sへの良好な潤滑油膜の形成が促される。
そしてこの場合も、油供給部材16は機内空間A側へ突出した中間円錐部16c及びガイド筒部16dを有することによって、従来技術として示した図10の油供給部材104のような、軸と直交する平面で油滴を捕集するものに比較して、より多くの潤滑油を捕集することができる。
次に図7は、本発明に係る密封装置の第三の形態を示すものである。
この第三の形態において、密封装置10は、基本的には第一又は第二の形態と同様、補強環11にゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で一体成形された略円筒状の固定シール部12、シールリップ13及びダストリップ14と、シールリップ13の先端近傍の外周面に嵌着されたガータスプリング15と、シールリップ13の機内空間A側を覆うように延びる油供給部材16とを備える。
そしてこの第三の形態において、上述した第一又は第二の形態と異なるところは、油供給部材16が、補強環11の外径筒部11aの内周面に圧入嵌着された取付筒部16aと、その圧入方向の端部から内径側へ延びる円盤部16eと、その内径端部からシールリップ13の正面側(機内空間A側)へ向けて小径になるような円錐筒状をなすガイド筒部16fとからなり、その内径端がシールリップ13の先端面13aと軸方向に近接対向し、ハウジング1におけるシール装着部の立ち上がり面1bに、ガイド筒部16fへ向けて油を噴射する油噴射口1cが回転軸2の上側に位置して開設された点にある。
油供給部材16の円盤部16eには、複数の窓部165が円周方向所定間隔で開設されている。そしてガイド筒部16fの傾斜角度は、油噴射口1cから噴射された油をこの窓部165へ向けて刎ね返すように設定されている。
以上のように構成された第三の形態による密封装置10も、シールリップ13が機内空間A側を向くように、固定シール部12がハウジング1のシール装着部の内周面に圧入嵌着されると共に、シールリップ13の内径部が、回転軸2の外周面に摺動可能に密接されることによって、機内空間Aに存在する例えばミスト状の密封対象油が軸周から機外Bの大気側へ漏洩するのを防止し、かつダストリップ14によって、機外Bの異物の侵入を防止するものである。
ハウジング1におけるシール装着部の立ち上がり面1bに開設された油噴射口1cからは、図8に示されるように回転軸2の外周面に対するシールリップ13の摺動部Sを潤滑するための潤滑油Oが略水平に噴射される。そしてこの潤滑油Oは、油噴射口1cの正面に位置する油供給部材16のガイド筒部16fに衝突することによって、その一部O11はガイド筒部16fの外径側(上側)へ向けて斜めに刎ね返って、円盤部16eに開設された窓部165の内面に付着し、そこから参照符号O12で示されるようにガイド筒部16fの内面に沿って案内され、油滴O13となってシールリップ13の摺動部Sの近傍へ落下するので、摺動部Sへの良好な潤滑油膜の形成が促される。
なお、この形態でも、油供給部材16によるシールリップ13の摺動部Sへの油滴O13の滴下は回転軸2の上側から行われるので、窓部165は、基本的に回転軸2(シールリップ13)より上側となる位置にのみ開設されていればよいが、円周方向全域に所定間隔で開設しておけば、ハウジング1への密封装置10の装着に際して、窓部165が回転軸2(シールリップ13)より上側となるように円周方向の位置合わせを行う必要がない。
また、窓部165の開設位置は必ずしも円盤部16eとなっている必要はなく、ガイド筒部16fで刎ね返ったO11を捕捉できて、回転軸2(シールリップ13)より上側となる位置であれば、特に限定しない。
1 ハウジング
1c 油噴射口
2 回転軸
10 密封装置
11 補強環
12 固定シール部
13 シールリップ
16 油供給部材
16a 取付筒部
16b 円盤部
16c 中間円錐部
16d,16f ガイド筒部
161,162,163,165 窓部
164 ガイド板
A 機内空間
B 機外
S 摺動部
1c 油噴射口
2 回転軸
10 密封装置
11 補強環
12 固定シール部
13 シールリップ
16 油供給部材
16a 取付筒部
16b 円盤部
16c 中間円錐部
16d,16f ガイド筒部
161,162,163,165 窓部
164 ガイド板
A 機内空間
B 機外
S 摺動部
Claims (3)
- 横向きの回転軸の外周で流体を密封する密封装置であって、ハウジングの内周に挿通された回転軸の外周面に機内空間側を向いた状態で摺動可能に密接されるシールリップと、前記シールリップの機内空間側を覆うように延びる油供給部材とを備え、この油供給部材にはシールリップの上側に位置して所要数の窓部が開設され、内径側に、機内空間側を向いた先端が前記回転軸の外周面に近接されると共に前記シールリップの外周側へ向けて大径になるガイド筒部が形成されたことを特徴とする密封装置。
- 窓部に、シールリップの摺動部近傍へ油滴の落下を案内するガイド板が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
- 油供給部材の機内空間側に、油供給部材のガイド筒部へ向けて油を噴射する油噴射口が設けられ、前記ガイド筒部が、油噴射口からの油を前記油供給部材の窓部側へ向けて刎ね返す傾斜を有することを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
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- 2010-04-23 JP JP2010099418A patent/JP2010270909A/ja active Pending
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