JP2010270885A - 耐摩耗チェーン - Google Patents

耐摩耗チェーン Download PDF

Info

Publication number
JP2010270885A
JP2010270885A JP2009125464A JP2009125464A JP2010270885A JP 2010270885 A JP2010270885 A JP 2010270885A JP 2009125464 A JP2009125464 A JP 2009125464A JP 2009125464 A JP2009125464 A JP 2009125464A JP 2010270885 A JP2010270885 A JP 2010270885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
pin
peripheral surface
wear
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009125464A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Aoki
敏彦 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP2009125464A priority Critical patent/JP2010270885A/ja
Publication of JP2010270885A publication Critical patent/JP2010270885A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

【課題】チェーン引張力を分散して受けるとともにピン外周面の垂直方向に働くチェーン引張力の分力を小さくしてピン外周面とブシュ内周面の摩耗損傷を抑制し、しかも、円滑なチェーン屈曲運動を実現するとともに、連結ピンと外プレートとの間における安定した嵌合状態を長期に亘って維持する耐摩耗チェーンを提供すること。
【解決手段】内プレート110と中空の円筒体からなるブシュ120と連結ピン140と外プレート150とで構成され、連結ピン140が、連結ピン140のチェーン張力負荷側周面142を連結ピン140の中心をチェーン長手方向に結んだチェーン張力負荷ラインLを跨いだ状態で一部凹陥してブシュ120のブシュ内周面121に2ヶ所で線接触させるピン外周面141を備えている耐摩耗チェーン100。
【選択図】図3

Description

本発明は、搬送コンベヤチェーン、伝動チェーンなどに用いる耐摩耗チェーンに係るものであって、特に、離間配置された左右一対の内プレートと該内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合された中空の円筒体からなる前後一対のブシュと該ブシュに遊嵌された前後一対の連結ピンと該連結ピンをそれぞれ圧入嵌合するピン圧入孔を形成して内プレートをチェーン長手方向に連結する左右一対の外プレートとで構成されている耐摩耗チェーンに関する。
従来、図9に示すように、2本のピン540の両端に外プレート550を圧入した外リンクとローラ530を回転自在に嵌めた中空の円筒体からなる2本のブシュ520の両端に内プレート510を圧入した内リンクとを相互に連結することで構成されるローラチェーン500が知られている(例えば特許文献1参照。)。
特開2000−249198号公報(特許請求の範囲、図5)
前述したような従来のローラチェーン500では、図9に示すように、ピン外周面541の輪郭およびブシュ内周面の輪郭521が断面真円状を呈しており、チェーン引張時に、ピン540の中心をチェーン長手方向の相互間で結んだチェーン張力負荷ラインL上に位置するピン外周面541の線接触部542aで、ピン外周面541がブシュ内周面521に対して1箇所で線接触するため、チェーン引張力がピン外周面541の線接触部542aとこの線接触部542aに対応するブシュ内周面521の一部に集中し、ピン外周面541の線接触部542aと対応のブシュ内周面521の一部の摩耗が進行するという問題があった。
また、ピン外周面541の輪郭および外プレート550に形成されたピン圧入孔551の輪郭が断面真円状を呈しており、チェーン張力が大きくピン外周面541の線接触部542aとブシュ内周面521との間における潤滑が充分でない場合やチェーンに衝撃が加わる場合、線接触部542aとブシュ内周面521との間で生じる摺動抵抗に起因して、ピン外周面541とピン圧入孔551の内周面との間に滑りが生じ、ピン540がピン圧入孔551内で回転するため、ピン外周面541およびピン圧入孔551の内周面が摺動摩耗を生じ、ピン540と外プレート550との間の嵌合が緩むことがあるという問題があった。
そこで、本発明は、従来の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、チェーン引張力を分散して受けるとともにピン外周面の垂直方向に働くチェーン引張力の分力を小さくしてピン外周面とブシュ内周面の摩耗損傷を抑制し、しかも、円滑なチェーン屈曲運動を実現するとともに、連結ピンと外プレートとの間における安定した嵌合状態を長期に亘って維持する耐摩耗チェーンを提供することである。
請求項1に係る本発明は、離間配置された左右一対の内プレートと該内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合された中空の円筒体からなる前後一対のブシュと該ブシュに遊嵌された前後一対の連結ピンと該連結ピンをそれぞれ圧入嵌合するピン圧入孔を形成して内プレートをチェーン長手方向に連結する左右一対の外プレートとで構成されている耐摩耗チェーンにおいて、前記連結ピンが、該連結ピンのチェーン張力負荷側周面を該連結ピンの中心をチェーン長手方向の相互間で結んだチェーン張力負荷ラインを跨いだ状態で一部凹陥して前記ブシュのブシュ内周面に2ヶ所で線接触させるピン外周面を備えていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項2に係る本発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記連結ピンのピン外周面が、チェーン引張状態でチェーン張力負荷ラインを跨いで対称に輪郭形成されていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項3に係る本発明は、請求項1または請求項2に記載の構成に加えて、前記ブシュ内周面に線接触するピン外周面の線接触部が、曲面で輪郭形成されていることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
請求項4に係る本発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の構成に加えて、前記外プレートが、前記ピン外周面の輪郭に相応するピン圧入孔を有していることにより、前述した課題をさらに解決したものである。
なお、本発明の耐摩耗チェーンで言うところの「チェーン張力負荷側周面」とは、チェーン引張時にブシュ内周面と接触してチェーン張力を負荷するピン外周面の一部領域を意味している。
そこで、本発明は、離間配置された左右一対の内プレートとこの内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合された中空の円筒体からなる前後一対のブシュとブシュに遊嵌された前後一対の連結ピンとこの連結ピンをそれぞれ圧入嵌合するピン圧入孔を形成して内プレートをチェーン長手方向に連結する左右一対の外プレートとで構成されていることにより、円滑なチェーン駆動を実現できるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
請求項1に係る本発明の耐摩耗チェーンによれば、連結ピンが、連結ピンのチェーン張力負荷側周面を該連結ピンの中心をチェーン長手方向の相互間で結んだチェーン張力負荷ラインを跨いだ状態で一部凹陥したピン外周面を備えていることにより、チェーン引張時に、ピン外周面が2箇所の線接触部でブシュ内周面に接触してチェーン引張力を分散して受けるため、ピン外周面とブシュ内周面の摩耗損傷を抑制できる。
また、チェーン張力負荷ラインを跨いでチェーン内周側とチェーン外周側にそれぞれ位置する2箇所の線接触部においてピン外周面がブシュ内周面に線接触する、すなわち、2箇所の線接触部がチェーン張力負荷ライン上に位置していないことにより、線接触部でピン外周面の垂直方向に作用する力はチェーン引張力の分力になるため、ピン外周面とブシュ内周面の摩耗損傷を著しく低減できる。
請求項2に係る本発明の耐摩耗チェーンによれば、請求項1に記載の耐摩耗チェーンが奏する効果に加えて、連結ピンのピン外周面が、チェーン引張状態でチェーン張力負荷ラインを跨いで対称に輪郭形成されていることにより、チェーン張力負荷ラインから等間隔の箇所に位置する2箇所の線接触部でピン外周面がブシュ内周面に接触してチェーン引張力を均等に受けるため、ピン外周面に形成された線接触部の一方に応力が集中して過度に摩耗損傷することを防止できる。
請求項3に係る本発明の耐摩耗チェーンによれば、請求項1または請求項2に記載の耐摩耗チェーンが奏する効果に加えて、ブシュ内周面に線接触するピン外周面の線接触部が、曲面で輪郭形成されていることにより、チェーン屈曲時に、ブシュ内周面に対してピン外周面が円滑に摺動してピン外周面とブシュ内周面との間における摺動抵抗が低減するため、特定箇所に応力を集中させることなくピン外周面とブシュ内周面の摺動摩耗を低減するとともに、円滑なチェーン屈曲運動を実現できる。
請求項4に係る本発明の耐摩耗チェーンによれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の耐摩耗チェーンが奏する効果に加えて、外プレートが、ピン外周面の輪郭に相応するピン圧入孔を有していることにより、ピン外周面の輪郭およびピン圧入孔の輪郭が断面真円状を呈している場合に発生しがちなピン外周面とピン圧入孔との間における相対的な回転を抑制して、ピン外周面が摺動摩耗することを防止するため、連結ピンと外プレートとの間における安定した嵌合状態を維持できる。
本発明の第1実施例である耐摩耗チェーンの連結状態を示す全体概要図。 図1に示す耐摩耗チェーンを一部拡大視した断面図。 図1に示す耐摩耗チェーンのチェーン引張状態を示す説明図。 図3に示す耐摩耗チェーンの連結ピンとブシュを中心として示す説明図。 第2実施例である耐摩耗チェーンのチェーン引張状態を示す説明図。 図5に示す耐摩耗チェーンの連結ピンとブシュを中心として示す説明図。 第3実施例である耐摩耗チェーンのチェーン引張状態を示す説明図。 図7に示す耐摩耗チェーンの連結ピンとブシュを中心として示す説明図。 従来のローラチェーンのチェーン引張状態を示す説明図。
本発明は、離間配置された左右一対の内プレートと内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合された中空の円筒体からなる前後一対のブシュとブシュに遊嵌された前後一対の連結ピンと連結ピンをそれぞれ圧入嵌合するピン圧入孔を形成して内プレートをチェーン長手方向に連結する左右一対の外プレートとで構成されている耐摩耗チェーンにおいて、連結ピンが、連結ピンのチェーン張力負荷側周面を該連結ピンの中心をチェーン長手方向の相互間で結んだチェーン張力負荷ラインを跨いだ状態で一部凹陥してブシュのブシュ内周面に2ヶ所で線接触させるピン外周面を備えて、チェーン引張力を分散して受けるとともにピン外周面の垂直方向に働くチェーン引張力の分力を小さくしてピン外周面とブシュ内周面の摩耗損傷を抑制し、しかも、円滑なチェーン屈曲運動を実現するとともに、連結ピンと外プレートとの間における安定した嵌合状態を長期に亘って維持するものであれば、その具体的な実施の形態は如何なるものであっても何ら構わない。
例えば、本発明の耐摩耗チェーンは、ローラチェーン、ブシュチェーンのいずれのものがその対象であっても差し支えないが、ローラチェーンの場合には、スプロケットとの噛み合いが円滑になり、チェーンの摩耗を防止するため、より好ましい。
また、本発明の耐摩耗チェーンにおいてチェーン幅方向に並列配置する内プレートとブシュとからなる内リンクの列数は、単列、または、2列や3列などの複列のいずれであっても良い。
以下、本発明の第1実施例である耐摩耗チェーン100を図面に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である耐摩耗チェーンの連結状態を示す全体概要図であり、図2は、図1に示す耐摩耗チェーンを一部拡大視した断面図であり、図3は、図1に示す耐摩耗チェーンのチェーン引張状態を一枚の外プレートを取り外して示す説明図であり、図4は、図3に示す耐摩耗チェーンの連結ピンとブシュを中心として示す説明図である。
まず、本発明の第1実施例である耐摩耗チェーン100は、図1乃至図3に示すように、離間配置された左右一対の内プレート110と、この内プレート110のブシュ圧入孔に圧入嵌合された中空の円筒体からなる前後一対のブシュ120と、このブシュ120に外嵌されるローラ130と、ブシュ120に遊嵌された中実の円柱体からなる前後一対の連結ピン140と、この連結ピン140をそれぞれ圧入嵌合するピン圧入孔151を形成して内プレート110をチェーン長手方向に連結する左右一対の外プレート150とで構成されている。
そこで、本実施例の耐摩耗チェーン100が最も特徴とする連結ピン140の具体的な形態について図3および図4により詳しく説明する。
まず、連結ピン140は、図3および図4に示すように、チェーン引張時にブシュ内周面121と接触してチェーン張力を負荷するチェーン張力負荷側周面142と、チェーン引張時にブシュ内周面121に接触しない非チェーン張力負荷側周面143とから構成されるピン外周面141を備えている。
連結ピン140のチェーン張力負荷側周面142は、図3および図4に示すように、チェーン引張時にブシュ内周面121と直接的に線接触してチェーン張力を負荷する2つの線接触部142aと、これら線接触部142aの間に形成されてチェーン張力負荷ラインLを跨いだ状態で一部凹陥、すなわち、一部切り欠いた非線接触部142bとから構成されている。
なお、ここで言う「チェーン張力負荷ラインL」とは、連結ピン140の中心をチェーン長手方向の相互間で結んだ仮想ラインを意味している。
図3および図4に示すように、連結ピン140の非線接触部142bは、チェーン張力負荷ラインLの近傍領域に位置する直線領域と、この直線領域の両側、すなわち、チェーン内周側およびチェーン外周側に位置して非チェーン張力負荷側周面143の曲率半径よりも小さな曲率半径で設定された2つの円弧状領域とから構成され、この非線接触部142bの直線領域と非線接触部142bの2つの円弧状領域と2つの線接触部142aとは、相互に滑らかに接続され、面取りされている。
前述したように、本実施例の耐摩耗チェーン100は、チェーン引張時に、2箇所の線接触部142aでチェーン引張力Tを受けるため、図4に示すように、線接触部142aに作用する力はそれぞれT/2になる。
2箇所の線接触部142aはチェーン張力負荷ラインLを跨いでチェーン内周側とチェーン外周側とにそれぞれ位置していることにより、図4に示すように、この線接触部142aに作用する力T/2は、ピン外周面141の垂直方向への分力Tvと、ピン外周面141の接線方向への分力Thとに分けられるため、垂直方向への分力TvはT/2より小さくなり、線接触部142aにおけるピン外周面141とブシュ内周面121の摩耗損傷が低減するように設計されている。
連結ピン140のピン外周面141は、図3および図4に示すように、チェーン引張状態でチェーン張力負荷ラインLを跨いで対称に輪郭形成されている。
ブシュ内周面121に線接触するピン外周面141の線接触部142aは、図3および図4に示すように、曲面で輪郭形成されている。
外プレート150は、図3に示すように、ピン外周面141の輪郭に相応する輪郭、すなわち、断面真円状ではない輪郭で形成されたピン圧入孔151を有している。
このようにして得られた本実施例の耐摩耗チェーン100は、連結ピン140が、連結ピン140のチェーン張力負荷側周面142をチェーン張力負荷ラインLを跨いだ状態で一部凹陥してブシュ120のブシュ内周面121に2ヶ所で線接触させるピン外周面141を備えている。
したがって、チェーン引張時に、ピン外周面141が2箇所の線接触部142aでブシュ内周面121に接触してチェーン引張力を分散して受けるため、ピン外周面141とブシュ内周面121の摩耗損傷を抑制できる。
また、チェーン張力負荷ラインLを跨いでチェーン内周側とチェーン外周側にそれぞれ位置する2箇所の線接触部142aにおいてピン外周面141がブシュ内周面121に線接触する、すなわち、2箇所の線接触部142aがチェーン張力負荷ラインL上に位置していないことにより、線接触部142aでピン外周面141の垂直方向に作用する力はチェーン引張力の分力になるため、ピン外周面141とブシュ内周面121の摩耗損傷を著しく低減できる。
また、連結ピン140のピン外周面141が、チェーン引張状態でチェーン張力負荷ラインLを跨いで対称に輪郭形成されている。
したがって、チェーン張力負荷ラインLから等間隔の箇所に位置する2箇所の線接触部142aでピン外周面141がブシュ内周面121に接触してチェーン引張力を均等に受けるため、ピン外周面141に形成された線接触部142aの一方に応力が集中して過度に摩耗損傷することを防止できる。
また、ブシュ内周面121に線接触するピン外周面141の線接触部142aが、曲面で輪郭形成されている。
したがって、チェーン屈曲時に、ブシュ内周面121に対してピン外周面141が円滑に摺動してピン外周面141とブシュ内周面121との間における摺動抵抗が低減するため、特定箇所に応力を集中させることなくピン外周面141とブシュ内周面121の摺動摩耗を低減するとともに、円滑なチェーン屈曲運動を実現できる。
そして、外プレート150が、ピン外周面141の輪郭に相応するピン圧入孔151を有している。
したがって、ピン外周面141の輪郭およびピン圧入孔151の輪郭が断面真円状を呈している場合に発生しがちなピン外周面141とピン圧入孔151との間における相対的な回転を抑制して、ピン外周面141が摺動摩耗することを防止するため、連結ピン140と外プレート150との間における安定した嵌合状態を維持できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第2実施例である耐摩耗チェーン200について、図5および図6に基づいて説明する。
ここで、本発明の第2実施例である耐摩耗チェーン200における連結ピン240の非線接触部242b以外の構成は、前述した第1実施例の耐摩耗チェーン100と全く同じであるため、第1実施例の耐摩耗チェーン100に関する明細書、および、図1乃至図4に示す100番台の符号を200番台の符号に読み替えることによって、連結ピン240の非線接触部242b以外の構成についてはその説明を省略する。
本実施例の耐摩耗チェーン200では、図5および図6に示すように、連結ピン240の非線接触部242bが、チェーン張力負荷ラインLの近傍領域に位置してピン外周面241の外側に中心を有する内側円弧状領域と、この内側円弧状領域の両側、すなわち、チェーン内周側およびチェーン外周側に位置してピン外周面241の内側に中心を有する外側円弧状領域とから構成され、この非線接触部242bの内側円弧状領域と非線接触部242bの2つの外側円弧状領域と2つの線接触部242aとは、相互に滑らかに接続されて、面取りされている。
つぎに、本発明の第3実施例である耐摩耗チェーン300について、図7および図8に基づいて説明する。
ここで、本発明の第3実施例である耐摩耗チェーン300における連結ピン340の非線接触部342b以外の構成は、前述した第1実施例の耐摩耗チェーン100と全く同じであるため、第1実施例の耐摩耗チェーン100に関する明細書、および、図1乃至図4に示す100番台の符号を300番台の符号に読み替えることによって、連結ピン340の非線接触部342b以外の構成についてはその説明を省略する。
本実施例の耐摩耗チェーン300では、図7および図8に示すように、連結ピン340の非線接触部342bが、チェーン張力負荷ラインLを跨いで2つの線接触部342aを結ぶ直線領域で構成され、この非線接触部342bの直線領域と2つの線接触部342aとは相互に滑らかに接続されて、面取りされている。
100、 200、 300 ・・・ 耐摩耗チェーン
110、 210、 310 ・・・ 内プレート
120、 220、 320 ・・・ ブシュ
121、 221、 321 ・・・ ブシュ内周面
130、 230、 330 ・・・ ローラ
140、 240、 340 ・・・ 連結ピン
141、 241、 341 ・・・ ピン外周面
142、 242、 342 ・・・ チェーン張力負荷側周面
142a、242a、342a ・・・ 線接触部
142b、242b、342b ・・・ 非線接触部
143、 243、 343 ・・・ 非チェーン張力負荷側周面
150、 250、 350 ・・・ 外プレート
151、 251、 351 ・・・ ピン圧入孔
L ・・・ チェーン張力負荷ライン

Claims (4)

  1. 離間配置された左右一対の内プレートと該内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合された中空の円筒体からなる前後一対のブシュと該ブシュに遊嵌された前後一対の連結ピンと該連結ピンをそれぞれ圧入嵌合するピン圧入孔を形成して内プレートをチェーン長手方向に連結する左右一対の外プレートとで構成されている耐摩耗チェーンにおいて、
    前記連結ピンが、該連結ピンのチェーン張力負荷側周面を該連結ピンの中心をチェーン長手方向の相互間で結んだチェーン張力負荷ラインを跨いだ状態で一部凹陥して前記ブシュのブシュ内周面に2ヶ所で線接触させるピン外周面を備えていることを特徴とする耐摩耗チェーン。
  2. 前記連結ピンのピン外周面が、チェーン引張状態でチェーン張力負荷ラインを跨いで対称に輪郭形成されていることを特徴とする請求項1に記載の耐摩耗チェーン。
  3. 前記ブシュ内周面に線接触するピン外周面の線接触部が、曲面で輪郭形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の耐摩耗チェーン。
  4. 前記外プレートが、前記ピン外周面の輪郭に相応するピン圧入孔を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の耐摩耗チェーン。


JP2009125464A 2009-05-25 2009-05-25 耐摩耗チェーン Withdrawn JP2010270885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009125464A JP2010270885A (ja) 2009-05-25 2009-05-25 耐摩耗チェーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009125464A JP2010270885A (ja) 2009-05-25 2009-05-25 耐摩耗チェーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010270885A true JP2010270885A (ja) 2010-12-02

Family

ID=43419077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009125464A Withdrawn JP2010270885A (ja) 2009-05-25 2009-05-25 耐摩耗チェーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010270885A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4297939B2 (ja) 無給油チェーン
JP4302754B2 (ja) 無給油チェーン
JP2000249197A (ja) 低摩耗伸びサイレントチェーン
JP2002130385A (ja) 耐摩耗伸びサイレントチェーン
JP2010096193A (ja) チェーン
KR20080098523A (ko) 크롤러 벨트
JP3091456B1 (ja) 耐摩耗性サイレントチェーン
JP4450843B2 (ja) 伝動用多列チェーン
JP2007298112A (ja) 伝動用多列チェーン
JP2010169252A (ja) 細幅シールチェーン
JP2008232444A (ja) 耐摩耗性チェーン
JP2008164043A (ja) 無給油チェーン
JP2010270885A (ja) 耐摩耗チェーン
US20200166105A1 (en) Chain drive mechanism
JP2007309489A (ja) 伝動用多列チェーン
JP2010112503A (ja) ブシュ付きサイレントチェーン
JP2001108022A (ja) サイレントチェーン
JP2008190547A (ja) 固体潤滑無給油チェーン
JP2010001977A (ja) ブシュチェーン
JP2009210006A (ja) チェーン
JP4937848B2 (ja) 無給油チェーン
JP2009210007A (ja) チェーン
JP2020023393A (ja) 搬送機能付きリンク部材、搬送機能付きリンク部材を備えた搬送チェーン及びチェーン駆動式搬送装置
US11566697B2 (en) Drive sprocket
US20220196115A1 (en) Chain

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120807