JP2010270734A - V型エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】V型エンジンの左右のシリンダバンクのうち、一方のシリンダバンクに連通する吸気通路を、他方のシリンダバンクに連通する吸気通路と互いに交差するように配置し、当該吸気通路に配置する制御弁を一のシャフトにより動作させることにより、部品点数を減らし、かつ空間を有効活用できる吸気装置を提供すること。
【解決手段】V型エンジン1のインテークマニホールド20は、第1シリンダバンク11の気筒とサージタンク25とを連通する第1独立吸気通路21と、第2シリンダバンク12の気筒とサージタンク25とを連通する第2独立吸気通路22とを有し、互いに交差して配置される。第1独立吸気通路21と第2独立吸気通路22との交差部にはそれぞれ、一のシャフト33に固定された第1吸気流量調整弁31又は第2吸気流量調整弁32が配置され、駆動装置34はインテークマニホールド20の下方で、V型エンジン1の谷部13の上方に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの吸気装置に関する。特にV型エンジンのシリンダに吸気を供給するインテークマニホールドに関する。
従来、車両のエンジンとして、複数の気筒を有し、各気筒に対してそれぞれ2つの吸気通路を設け、例えば2つのシリンダバンクを所定の角度を形成するように略V字型にシリンダブロックを配置したV型エンジンが知られている。そして、V字型に配置したシリンダバンクの間の上方にサージタンクを配置して、サージタンクから分岐した吸気通路をそれぞれのシリンダバンクに接続し、吸気装置を構成している。
V型エンジンの吸気装置としては、例えば特許文献1に示すように、1つの気筒に対して、長さの異なる2つの吸気通路を介してサージタンクに連通させているものが挙げられる。2つの吸気通路は、一方がエンジン低回転時に過給の効果が得られるように全長が比較的長く設定されたプライマリ用の吸気通路であり、他方がエンジン高回転時に過給の効果が得られるように全長が比較的短く設定されたセカンダリ用の吸気通路である。そして、セカンダリ用の吸気通路には途中に制御弁を設け、その開閉によりエンジンの回転数に合わせて吸気量やスワールのコントロールを行う。この制御弁は、左右のシリンダバンクに連通するそれぞれのセカンダリ用吸気通路について、並列するセカンダリ用吸気通路を片側毎に貫通した状態で弁軸が設けられ、片側の複数の制御弁が連動して開閉するように構成されている。
特開平3−271558号公報
しかし、特許文献1に記載の吸気装置では、V型エンジンの左右のシリンダバンクそれぞれに制御弁の弁軸やアクチュエータを設ける必要があるので、部品点数が増加したり、構造や制御が複雑となったりすることでコスト増につながる。また、プライマリ用吸気通路も弁軸に干渉しないように迂回して設けているので、吸気通路の構造が複雑となる。
本発明は、V型エンジンの左右のシリンダバンクのうち、一方のシリンダバンクに連通する吸気通路を、他方のシリンダバンクに連通する吸気通路と互いに交差するように配置し、当該吸気通路に配置する制御弁を一のシャフトにより動作させることにより、部品点数を減らし、かつ空間を有効活用できる吸気装置を提供することを目的とする。
(1)第1シリンダバンク(例えば、後述の第1シリンダバンク11)と、第2シリンダバンク(例えば、後述の第2シリンダバンク12)と、を備え、前記第1シリンダバンク及び前記第2シリンダバンクそれぞれに形成された複数の気筒を有するV型エンジンであって、サージタンク(例えば、後述のサージタンク25)と、前記サージタンクと前記複数の気筒とをそれぞれ連通して、前記複数の気筒それぞれに吸気を供給する複数の独立吸気通路(例えば、後述の第1〜第4独立吸気通路21〜24)と、を備えるインテークマニホールド(例えば、後述のインテークマニホールド20)を有し、前記インテークマニホールドは、前記第1シリンダバンクと前記第2シリンダバンクとの間に形成される谷部(例えば、後述の谷部13)の上方に配置され、前記複数の独立吸気通路のうち、前記サージタンクと前記第1シリンダバンクに形成された前記気筒とを連通する第1独立吸気通路(例えば、後述の第1独立吸気通路21)と、前記サージタンクと前記第2シリンダバンクに形成された前記気筒とを連通する第2独立吸気通路(例えば、後述の第2独立吸気通路22)と、を交差して形成し、前記第1独立吸気通路の交差部には、第1吸気流量調整弁(例えば、後述の第1吸気流量調整弁31)が配置され、前記第2独立吸気通路の交差部には、第2吸気流量調整弁(例えば、後述の第2吸気流量調整弁32)が配置され、前記第1独立吸気通路の前記交差部および前記第2独立吸気通路の前記交差部を貫通して配置され、前記第1吸気流量調整弁および前記第2吸気流量調整弁が固定されるシャフト(例えば、後述のシャフト33)を備え、前記シャフトを駆動する駆動装置(例えば、後述の駆動装置34)を、前記谷部の上方かつ前記インテークマニホールドの下方に配置したことを特徴とするV型エンジン。
(1)に係る発明によれば、V型エンジンは、第1シリンダバンクと第2シリンダバンクを備え、第1シリンダバンクと第2シリンダバンクとの間に形成される谷部の上方にインテークマニホールドが配置される。インテークマニホールドは、サージタンクから、複数の気筒それぞれに連通する複数の独立吸気通路が形成されている。独立吸気通路は、第1シリンダバンクの気筒とサージタンクとを連通する第1独立吸気通路と、第2シリンダバンクの気筒とサージタンクとを連通する第2独立吸気通路とを含み、第1独立吸気通路と第2独立吸気通路とは互いに交差して配置され、第1独立吸気通路の交差部と第2独立吸気通路の交差部にはそれぞれ、第1吸気流量調整弁又は第2吸気流量調整弁が配置される。第1吸気流量調整弁と第2吸気流量調整弁はシャフトに固定されており、そのシャフトの駆動装置はインテークマニホールドの下方で、V型エンジンの谷部の上方に配置される。
第1独立吸気通路と第2独立吸気通路とを交差させて配置したことにより、吸気流量調整弁を固定するシャフトを両シリンダバンクに連通する吸気通路で共用することができる。また、シャフトを駆動する駆動装置をV型エンジンの谷部の間かつインテークマニホールドの下方に配置したので両シリンダバンクのデットスペースを有効に活用することができる。また、駆動装置の上記配置位置により、駆動装置が両シリンダバンクとインテークマニホールドによって防護されるので、駆動装置に衝撃が加わったり、被水することを抑制したりすることができる。
(2)(1)に記載されたV型エンジンであって、前記シャフトおよび前記駆動装置に接続され、前記駆動装置の駆動力を伝達するリンク部材(例えば、後述のリンク部35)を備え、前記リンク部材における前記シャフト側の接続部は、前記複数の吸気流量調整弁の並び方向で、前記複数の吸気流量調整弁のうち所定の前記吸気流量調整弁と前記所定の吸気流量調整弁に隣接する吸気流量調整弁との間に配置されることを特徴とするV型エンジン。
(2)に記載の発明によれば、(1)に記載の発明に加えて、シャフトと駆動装置に接続されて、駆動装置の駆動力を伝達するリンク部材を有する。リンク部材における前記シャフト側の接続部は吸気流量調整弁の並び方向であり、かつ所定の吸気流量調整弁と、その吸気流量調整弁に隣接する吸気流量調整弁との間に配置される。
シャフトへ駆動力を伝達するにおいて、リンク部材を吸気流量調整弁の並び方向端部ではなく、吸気流量調整弁の並び方向であって、隣接する吸気流量調整弁の間に配置したので、シャフトのねじれを抑制して、各吸気流量調整弁の開閉の精度を向上することができる。
(3)(1)又は(2)に記載のV型エンジンであって、前記第1シリンダバンクのシリンダヘッドに形成され、前記第1独立吸気通路が接合される第1フランジ部(例えば、後述の第1フランジ部111)と、前記第2シリンダバンクのシリンダヘッドに形成され、前記第2独立吸気通路が接合される第2フランジ部(例えば、後述の第2フランジ部121)と、を備え、前記駆動装置は、前記第1フランジ部における第1独立吸気通路の接合面および前記第2フランジ部における前記第2独立吸気通路の接合面の最下端部よりも、前記駆動装置の最下端部が下方となるように配置されることを特徴とするV型エンジン。
(3)に記載の発明によれば、(1)又は(2)に記載の発明に加えて、第1シリンダバンクのシリンダヘッドに形成された第1独立吸気通路が接合される第1フランジ部の接合面、及び第2シリンダバンクのシリンダヘッドに形成された第2独立吸気通路が接合される第2フランジ部の接合面よりも、駆動装置の最下端部が下方となるように配置される。
これにより、第1シリンダヘッド及び第2シリンダヘッドにおける独立吸気通路の接合面よりも駆動装置が突出するように配置される。よって、V型エンジンの両シリンダバンクの間に形成された谷部の領域を有効に活用することができる。
(4)(3)に記載のV型エンジンであって、前記第1フランジ部における前記第1独立吸気通路の接合面および前記第2フランジ部における前記第2独立吸気通路の接合面は、上方に向けて形成され、前記第1フランジ部における前記第1独立吸気通路の接合面および前記第2フランジ部における前記第2独立吸気通路の接合面上に前記インテークマニホールドが載置されることを特徴とするV型エンジン。
(4)に記載の発明によれば、(3)に記載の発明に加えて、第1フランジ部における第1独立吸気通路との接合面、及び第2フランジ部における第2独立吸気通路との接合面は、上方に向けて形成されて、その接合面の上にインテークマニホールドが載置される。
これにより、シリンダヘッドとインテークマニホールドとの接合を容易に行うことができる。加えて接合面の下方にはスペースが増大するので、そのスペースに駆動装置を配置することにより、当該スペースの有効活用をすることができる。
(5)(1)から(4)のいずれかに記載のV型エンジンであって、前記駆動装置は、前記駆動装置の最下端部と前記谷部の上面とが離間するように配置されることを特徴とするV型エンジン。
(5)に記載の発明によれば、(1)から(4)のいずれかに記載の発明に加えて、駆動装置の最下端部と谷部の上面とが離間するように配置される。これにより、シリンダバンクで発生する熱や振動が駆動装置に伝達されることを抑制することができる。
(6)(1)から(5)のいずれかに記載のV型エンジンであって、前記第1独立吸気通路および前記第2独立吸気通路は、前記サージタンク内に突出するよう形成されることを特徴とするV型エンジン。
(6)に記載の発明によれば、(1)から(5)のいずれかに記載の発明に加えて、第1独立吸気通路および第2独立吸気通路は、サージタンク内に突出するように形成される。これにより、サージタンクの容量を大きくすることができる。
(7)第1シリンダバンク(例えば、後述の第1シリンダバンク11)と、第2シリンダバンク(例えば、後述の第2シリンダバンク12)と、を備え、複数の気筒を有するV型エンジン(例えば、後述のV型エンジン1)であって、サージタンク(例えば、後述のサージタンク25)と、前記サージタンクと前記複数の気筒それぞれとを連通し、前記複数の気筒それぞれに吸気を供給する複数の独立吸気通路(例えば、後述の第1〜第4独立吸気通路21〜24)と、を有するインテークマニホールド(例えば、後述のインテークマニホールド20)と、前記複数の独立吸気通路のうち、前記サージタンクと前記第1シリンダバンクの気筒とを連通する第1独立吸気通路(例えば、後述の第1独立吸気通路21)と、前記サージタンクと前記第2シリンダバンクの気筒とを連通する第2独立吸気通路(例えば、後述の第2独立吸気通路22)と、を交差して形成し、前記第1独立吸気通路の交差部に配置された第1吸気流量調整弁(例えば、後述の第1吸気流量調整弁31)と、前記第2独立吸気通路の交差部に配置された第2吸気流量調整弁(例えば、後述の第2吸気流量調整弁32)と、前記第1独立吸気通路の交差部および前記第2独立吸気通路の交差部を貫通して配置され、前記第1吸気流量調整弁および前記第2吸気流量調整弁が固定されるシャフト(例えば、後述のシャフト33)と、を備え、前記インテークマニホールドは、前記第1独立吸気通路の交差部および前記第2独立吸気通路の交差部を一体として形成した交差部体(例えば、後述の交差部体40)と、前記インテークマニホールドにおける前記交差部体とは異なる部分である残余部体と、を有し、前記交差部体は前記残余部体とは別体として形成され、前記交差部体は、前記交差部体に前記第1吸気流量調整弁、前記第2吸気流量調整弁および前記シャフトを組み付けた状態で前記残余部体と結合されることを特徴とするV型エンジン。
(7)に記載の発明によれば、V型エンジンは、第1シリンダバンクと第2シリンダバンクを備え、複数の気筒を有する。インテークマニホールドは、サージタンクと、サージタンクと複数の気筒とをそれぞれ連通する独立吸気通路を有しており、第1独立吸気通路と第2独立吸気通路とがそれぞれサージタンクと第1シリンダバンク、第2シリンダバンクに連通する。第1独立吸気通路と第2独立吸気通路は、交差するように形成され、第1独立吸気通路の交差部に第1吸気流量調整弁が配置され、第2独立吸気通路の交差部に第2吸気流量調整弁が配置される。第1吸気流量調整弁と第2吸気流量調整弁はシャフトに固定されており、そのシャフトは、第1独立吸気通路の交差部及び第2独立吸気通路の交差部を貫通する。そして、インテークマニホールドは、第1独立吸気通路の交差部及び第2独立吸気通路の交差部を一体として形成した交差部体と、その他の部分である残余部体とが別体として形成される。交差部体は、交差部体に第1吸気流量調整弁、第2吸気流量調整弁及びシャフトを組み付けた状態で残余部体に結合される。
第1独立吸気通路および第2独立吸気通路を交差させ、交差部に第1吸気流量調整弁、第2吸気流量調整弁、およびシャフトという吸気流量調整弁の集合体を配置することができるので、2つのシリンダバンクに対して単一の吸気流量調整弁の集合体で吸気流量を調節することができる。また、独立吸気通路が交差し、かつ吸気流量調整弁やシャフトが配設される箇所は、複雑な形状及び構造となる。この部分を交差部体として残余部体と別体として形成することができるので、残余部体とは別個に製造・製作が可能となり、生産性や製品精度を向上させることができる。
(8)(7)に記載のV型エンジンであって、前記交差部体と前記残余部体との境界は、前記独立吸気通路の並び方向と平行であり、かつ前記独立吸気通路を横断し、前記交差部を挟んで位置する第1平面および第2平面と、前記独立吸気通路の並び方向に垂直であり、かつ前記独立吸気通路が並んだ両端に位置する第3平面および第4平面で設定され、前記第1平面は、前記第1独立吸気通路を横断するとともに、前記第2独立吸気通路における前記サージタンク側の端部よりも前記サージタンク側であって前記第2独立吸気通路を横断せず、前記第2平面は、前記第2独立吸気通路を横断するとともに、前記第1独立吸気通路における前記サージタンク側の端部よりも前記サージタンク側であって前記第1独立吸気通路を横断しないことを特徴とするV型エンジン。
(8)に記載の発明によれば、(7)に記載の発明に加えて、交差部体と残余部体との境界は、独立吸気通路の並び方向に平行であり、かつ独立吸気通路を横断して交差部を挟んで位置する第1平面および第2平面と、独立吸気通路の並び方向に垂直であり、かつ独立吸気通路が並んだ両端に位置する第3平面および第4平面で設定される。第1平面は第1独立吸気通路を横断するが第2独立吸気通路のサージタンク側端部よりもサージタンク側となるため、第2独立吸気通路を横断しない。同様に、第2平面は第2独立吸気通路を横断するが第1独立吸気通路のサージタンク側端部よりもサージタンク側となるため、第1独立吸気通路を横断しない。よって、独立吸気通路中の切断箇所を最小限にすることができる。
(9)(7)又は(8)に記載のV型エンジンであって、前記シャフトを駆動する駆動装置を備え、前記駆動装置は、前記交差部体にのみ固定されることを特徴とするV型エンジン。
(9)に記載の発明によれば(7)又は(8)に記載の発明に加えて、シャフトを駆動する駆動装置は、交差部体にのみ固定される。これにより、第1吸気流量調整弁、第2吸気流量調整弁およびシャフトに加えて、駆動装置も交差部体に予め組み立てることが可能となる。
本発明によれば、V型エンジンの左右のシリンダバンクのうち、一方のシリンダバンクに連通する吸気通路を、他方のシリンダバンクに連通する吸気通路と互いに交差するように配置し、当該吸気通路に配置する制御弁を一のシャフトにより動作させることにより、部品点数を減らし、かつ空間を有効活用できる吸気装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るV型エンジンのインテークマニホールドを中心とした上面図である。 図1のA−A線断面図である。 図2のD−D線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図4の部分拡大図である。 図1のC−C線断面図である。 本発明の実施形態に係る交差部体の斜視分解図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1から図6を参照してV型エンジン1のインテークマニホールド20の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るV型エンジン1のインテークマニホールド20を中心とした上面図、図2は、図1におけるインテークマニホールド20のA−A方向断面図、図3は図2のD−D方向断面図、図4は図1のB−B方向断面図、図5は図4の部分拡大図、図6は図1のC−C方向断面図である。
本実施形態に係るV型エンジン1は、図1に示すように、6つの気筒(図示せず)を有し、左右にそれぞれ3気筒ずつが互いに所定の角度を形成するように配置され、左右それぞれの気筒を収納する第1シリンダバンク11、第2シリンダバンク12を有する。また、第1シリンダバンク11及び第2シリンダバンク12に挟まれた谷部13(図4参照)の上方には、インテークマニホールド20が配置されており、上流側吸気通路14からインテークマニホールド20に吸気が供給される。
インテークマニホールド20は、図1から図3に示すように、第1シリンダバンク11の各気筒に連通する第1独立吸気通路21及び第3独立吸気通路23と、第2シリンダバンク12の各気筒に連通する第2独立吸気通路22と第4独立吸気通路24と、インテークマニホールド20の内部に一時的に空気を貯める容積部となるサージタンク25と、サージタンク25内に吸気を供給する上流側吸気通路14と、各気筒への吸気流量を調節する吸気流量調整部30と、から構成される。
第1シリンダバンク11の各気筒には、サージタンク25の周縁部において互いに隣り合う第1独立吸気通路21及び第3独立吸気通路23からなる一組の吸気通路がそれぞれ連通する。また、第2シリンダバンク12の各気筒には、サージタンク25の周縁部において互いに隣り合う第2独立吸気通路22及び第4独立吸気通路24からなる一組の吸気通路がそれぞれ連通する。
第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22は、図3に示すように、サージタンク25内に突出するように形成される。また、第1独立吸気通路21と第2独立吸気通路22とは、サージタンク25内部における底面の略中央に、それぞれ交互に交差するように並んで形成される。したがって、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の上側の外壁がサージタンク25の底面の一部を構成する。
第1独立吸気通路21は、第1シリンダバンク11の各気筒に連通する。また、第2独立吸気通路22は、第2シリンダバンク12の各気筒に連通する。詳細には、図6に示すように、第1独立吸気通路21は、第1シリンダバンク11の第1フランジ部111に接合される。ここで、図6では、第1独立吸気通路21と第1シリンダバンク11との断面について示しているが、第2独立吸気通路22と第2シリンダバンク12も同様の断面を示す(図示せず)。すなわち、第1独立吸気通路21及び第1シリンダバンク11の関係と同様に、第2独立吸気通路22は、第2シリンダバンク12の第2フランジ部121に接合される。そして、第1独立吸気通路21と第1フランジ部111との接合面、及び第2独立吸気通路22と第2フランジ部121との接合面は、それぞれ上方に向けて形成される。これらの接合面は、接合面の接線が水平方向よりも鉛直方向上側を指すように形成されることが好ましい。第1シリンダバンク11の第1フランジ部111と後述の第3独立吸気通路23の接合面、及び第2シリンダバンク12の第2フランジ部121と後述の第4独立吸気通路24との接合面も同様である。
第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22が交差して形成される部分であって、第1独立吸気通路21におけるサージタンク25側の開口である第1開口211、第2独立吸気通路22におけるサージタンク25側の開口である第2開口221部分近傍には、それぞれ、第1吸気流量調整弁31及び第2吸気流量調整弁32が配置される。
図3に示すように、第1シリンダバンク11に連通する第3独立吸気通路23におけるサージタンク25側の開口である第3開口231は、第2独立吸気通路22の第2開口221に対向するように形成され、第2シリンダバンク12に連通する第4独立吸気通路24におけるサージタンク25側の第4開口241は、第1独立吸気通路21の第1開口211に対向するように形成される。
第3独立吸気通路23のサージタンク25側の開口である第3開口231、及び第4独立吸気通路24におけるサージタンク25側の開口である第4開口241は、これらの少なくとも一部がサージタンク25の底面に形成される。また、第3開口231及び第4開口241は、サージタンク25の内部における周縁部に位置するように形成される。
第4独立吸気通路24は、図4に示すように、第4開口241から単調下降するように第2シリンダバンク12の各気筒に連通する。この単調下降とは、吸気通路の軸線が常に水平方向よりも下を向く状態をいう。
図4では、第4独立吸気通路24と第2シリンダバンク12との断面について示しているが、第3独立吸気通路23と第1シリンダバンク11も同様の断面を示す(図示せず)。すなわち、第4独立吸気通路24と同様に、第3独立吸気通路23は、第3開口231から単調下降するように、第1シリンダバンク11の各気筒に連通する。
図2及び図7を参照して吸気流量調整部30について説明する。図7は、交差部体40の構成を示す斜視分解図である。
吸気流量調整部30は、図2に示すように、第1独立吸気通路21に配置される第1吸気流量調整弁31と、第2独立吸気通路22に配置される第2吸気流量調整弁32と、第1吸気流量調整弁31及び第2吸気流量調整弁32が固定されるシャフト33と、シャフト33を駆動する駆動装置34と、シャフト33に駆動装置34の駆動力を伝達するリンク部35と、を備える。
第1吸気流量調整弁31及び第2吸気流量調整弁32は、それぞれ第1独立吸気通路21又は第2独立吸気通路22を塞ぐように形成された弁であり、中心をシャフト33に固定され、シャフト33を中心に回動する。
また、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22は交差するように配置されているため、第1吸気流量調整弁31及び第2吸気流量調整弁32は、直線上に並ぶように配置され、一本のシャフト33に固定される。
シャフト33は、複数の第1独立吸気通路21及び複数の第2独立吸気通路22が交差している部分を貫通して配置される。したがって、第1シリンダバンク11に連通する第1独立吸気通路21、及び第2シリンダバンク12に連通する第2独立吸気通路22において1つのシャフト33を共用することができる。また、第3開口231及び第4開口241は、少なくとも一部分がサージタンク25の底面に形成されるため、第3独立吸気通路23及び第4独立吸気通路24をシャフト33が貫通することがない。
駆動装置34は、シャフト33を駆動させる装置であり、インテークマニホールド20の下方に配置される。また、インテークマニホールド20は、第1シリンダバンク11及び第2シリンダバンク12により形成された谷部13の上方に配置されるため、駆動装置34も同様に谷部13の上方に配置される。このとき、駆動装置34は、谷部13の底面から離間するように配置される。
さらには、駆動装置34は、第1フランジ部111と第1独立吸気通路21及び第3独立吸気通路23との接合面、及び第2フランジ部121と第2独立吸気通路22及び第4独立吸気通路24との接合面よりも、駆動装置34の最下端部が下側に位置するように配置される(図4及び図6参照)。
リンク部35は、駆動装置34の駆動力をシャフト33に伝達する部材である。このリンク部35とシャフト33との接続部は、第1独立吸気通路21と第2独立吸気通路22との並び方向における、所定の第1独立吸気通路21と第2独立吸気通路22との間に配置される。リンク部35はシャフト33の端部に配置されないので、リンク部35を端部に配置することに比べてシャフト33のねじれを抑制し、第1吸気流量調整弁31及び第2吸気流量調整弁32の開度精度を向上することができる。
吸気流量調整部30を含む第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の交差部分は、図7に示すように、交差部体40として、インテークマニホールド20の他の部分(残余部体)とは別体となっている。
交差部体40は、図7に示すように、第1独立吸気通路21と第2独立吸気通路との交差部分を一体として形成される。交差部体40と他の部分とは、図2及び図3に示すように、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の並び方向に略平行な第1平面41及び第2平面42、また、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の並び方向に略垂直であって、当該並び方向の端部に形成される第3平面43及び第4平面44により区切られる。
第1平面41は、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の並び方向に略平行であり、第1独立吸気通路21を横断する面である。また、第1平面41は、第2独立吸気通路22の第2開口221端部よりも第3独立吸気通路23の第3開口231側に形成される。したがって、第1平面41は第2独立吸気通路22を横断しない。
第2平面42は、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の並び方向に略平行であり、第2独立吸気通路22を横断する面である。また、第2平面42は、第1独立吸気通路21の第1開口211端部よりも第4独立吸気通路24の第4開口241側に形成される。したがって、第2平面は、第1独立吸気通路21を横断しない。
第3平面43は、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の並び方向に略垂直であって、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の並び方向における上流側吸気通路14側の端部に形成される。また、第4平面44は、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の並び方向に略垂直であって、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の並び方向における上流側吸気通路14側とは反対側の端部に形成される。
交差部体40は、図7に示すように、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の上面側の外壁部分となる上部部体45と、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22の下面側を構成する下部部体46と、上述の吸気流量調整部30を構成する第1吸気流量調整弁31、第2吸気流量調整弁32及びこれらの調整弁が固定されるシャフト33と、で構成される。
交差部体40は、上部部体45と下部部体46との間に、吸気流量調整部30を構成する第1吸気流量調整弁31及び第2吸気流量調整弁32、これらの調整弁が固定されるシャフト33が挟み込まれるように形成される。
また、リンク部35は、下部部体46に設けられた連通部47を通って下部部体46の下側に突出し、下部部体46の下側に配置される駆動装置34に接続される(図2参照)。
図2から図6を参照して、インテークマニホールド20内における各構成部材の位置関係について説明する。
インテークマニホールド20の略中央には、第1独立吸気通路21と第2独立吸気通路22とが交互に交差するように突出して配置されており、サージタンク25と第1シリンダバンク11の気筒又は第2シリンダバンク12の気筒とを連通する。これにより、サージタンク25の容量を大きくすることができる。また、第1独立吸気通路21と第2独立吸気通路22とを突出させて容量が大きくなった分、サージタンク25の上端を低くする等、サージタンク25に必要な容量に応じて、サージタンク25のコンパクト化に寄与することができる。
また、インテークマニホールド20の外壁に沿うように第3開口231又は第4開口241がそれぞれ設けられており、第3独立吸気通路23及び第4独立吸気通路24はサージタンク25と第1シリンダバンク11の気筒又は第2シリンダバンク12の気筒とをそれぞれ連通する。
インテークマニホールド20における独立吸気通路21〜24が形成される領域においては、サージタンク25の底面は、上流側吸気通路14側が低くなるように、傾斜して形成されている(図2参照)。このため、サージタンク25内に凝結するなどして発生した水が自重によって上流側に移動するように誘導することができる。
第1独立吸気通路21の第1開口211と第4独立吸気通路24の第4開口241とは、互いに向かい合うように形成されており、第2独立吸気通路22の第2開口221と第3独立吸気通路23の第3開口231とが互いに向かい合うように形成される。
図4及び図5に示すように、第1独立吸気通路21の第1開口211の最下部(図5の線P)は、これに対向するように形成された第4独立吸気通路24の第4開口241の最下部(図5の線Q)よりも高い位置、すなわち鉛直方向上方に位置するように形成される。第4独立吸気通路24の第4開口241よりも第1独立吸気通路21の第1開口211が高い位置に位置することで、サージタンク25内に発生した水が第1独立吸気通路21に配置される第1吸気流量調整弁31に到達することを防止することができる。なお、サージタンク25内の水は、第4開口241から第4独立吸気通路24を経由して第2シリンダバンク12の気筒に到達し、気筒内の熱により燃焼して排気通路(図示せず)により排出される。
また、第2独立吸気通路22の第2開口221と第3独立吸気通路23の第3開口231との関係も同様に、第2開口221の最下部が第3開口231の最下部よりも鉛直方向上方の高い位置に位置するように形成される。
よって、サージタンク25内に発生した水が、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22に侵入することを抑制し、自重により第3独立吸気通路23及び第4独立吸気通路24に導出させることが可能となる。
これにより、第1独立吸気通路21及び第2独立吸気通路22に配置されるバルブとしての第1吸気流量調整弁31及び第2吸気流量調整弁32に水が到達することを抑制して、これらのバルブが水分により劣化したり、凍結固着したりすることを抑制することができる。
また、第3独立吸気通路23及び第4独立吸気通路24は、第1シリンダバンク11又は第2シリンダバンク12の各気筒に向けて単調下降するように形成されるので、サージタンク25内の水が、第3独立吸気通路23又は第4独立吸気通路24内に滞留することなく、自重によって気筒まで到達可能である。
図5に示すように、第1独立吸気通路21の第1開口211の最下部(線P)は、これに隣接して形成された第3独立吸気通路23の第3開口231の最下部(線R)よりも高い位置、すなわち鉛直方向上方に位置するように形成される。
これにより、サージタンク25内に発生した水が第1独立吸気通路21に流入することをさらに抑制することができる。
また、上述のように、サージタンク25内の底面は、上流側吸気通路14側が低くなるように、また、奥に向かって高くなるように形成されているので、サージタンク25に侵入又は発生した水がサージタンク25の奥(上流側吸気通路14側とは反対側)に滞留することを防止することができる。
交差部体40には、吸気流量調整部30を構成する第1吸気流量調整弁31及び第2吸気流量調整弁32、これらの調整弁が固定されるシャフト33が挟み込まれるように配置される。そして、交差部体40の連通部47を通るリンク部35を介して下部部体46の下側に駆動装置34が配置される。このため、シャフト33を駆動する駆動装置34は、インテークマニホールド20の下側かつ谷部13の空間に納められる。よって、谷部13の空間を有効活用できるとともに、駆動装置34に衝撃が加わったり、サージタンク25内に発生した水により被水したりすることを抑制することができる。
インテークマニホールド20の組立について説明する。
インテークマニホールド20を組み立てるには、まず、下部部体46の連通部47にリンク部35を通し、シャフト33に固定された第1吸気流量調整弁31及び第2吸気流量調整弁32を下部部体46に載置する。次に、これらの上に上部部体45を載置して交差部体40を組み付けた状態とし、インテークマニホールド20の他の部分である残余部体に固定する。
交差部体40を固定した状態のインテークマニホールド20の独立吸気通路21〜24をそれぞれ第1シリンダバンク11の第1フランジ部111、及び第2シリンダバンク12の第2フランジ部121の位置に合わせて接合させ、インテークマニホールド20を第1シリンダバンク11及び第2シリンダバンク12の間に形成された谷部13の上方に載置する。
このとき、インテークマニホールド20の下面側には、吸気流量調整部30の駆動装置34が突出するように配置されているが、谷部13の底面には接触しない。このため、谷部13の空間に駆動装置34を納めることができるとともに、第1シリンダバンク11及び第2シリンダバンク12における各気筒から生じる振動等の影響を駆動装置34が直接受けないようにすることができる。
また、独立吸気通路21〜24と第1フランジ部111及び第2フランジ部121との接合面は、上方に向くように形成されるので、独立吸気通路21〜24の各通路を第1フランジ部111又は第2フランジ部121にそれぞれ位置を合わせて固定するだけでよく、V型エンジン1の組み立てを容易とすることができる。
また、サージタンク25における第1独立吸気通路21と第2独立吸気通路22の交差部分を交差部体40として別体とし、あらかじめ吸気流量調整部30を組み付けた上で、サージタンク25の残余部分と接合させるとしたので、形状が複雑となる交差部体40をインテークマニホールド20の残余部分とは別に形成することができる。このため、生産性や製品精度を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態においては、1つの気筒に対し、並列に配置した2つの吸気通路(第1独立吸気通路21と第3独立吸気通路23など)を有し、その一方の吸気通路(第1独立吸気通路21など)に吸気流量調整弁(第1吸気流量調整弁31など)を配置するとしたが、これに限らない。例えば、一の吸気通路において、途中で長さの異なる2つの通路に分岐させ、その一方に吸気流量調整弁を配置してエンジンの回転数に応じて切り替えるようにして吸気通路長を可変するようにしてもよい。
1 V型エンジン
11 第1シリンダバンク
12 第2シリンダバンク
13 谷部
14 上流側吸気通路
20 インテークマニホールド
21 第1独立吸気通路
22 第2独立吸気通路
23 第3独立吸気通路
24 第4独立吸気通路
25 サージタンク
31 第1吸気流量調整弁
32 第2吸気流量調整弁
33 シャフト
34 駆動装置
35 リンク部
40 交差部体
45 上部部体
46 下部部体

Claims (9)

  1. 第1シリンダバンクと、第2シリンダバンクと、を備え、前記第1シリンダバンク及び前記第2シリンダバンクそれぞれに形成された複数の気筒を有するV型エンジンであって、
    サージタンクと、前記サージタンクと前記複数の気筒とをそれぞれ連通して、前記複数の気筒それぞれに吸気を供給する複数の独立吸気通路と、を備えるインテークマニホールドを有し、
    前記インテークマニホールドは、前記第1シリンダバンクと前記第2シリンダバンクとの間に形成される谷部の上方に配置され、
    前記複数の独立吸気通路のうち、前記サージタンクと前記第1シリンダバンクに形成された前記気筒とを連通する第1独立吸気通路と、前記サージタンクと前記第2シリンダバンクに形成された前記気筒とを連通する第2独立吸気通路と、を交差して形成し、
    前記第1独立吸気通路の交差部には、第1吸気流量調整弁が配置され、
    前記第2独立吸気通路の交差部には、第2吸気流量調整弁が配置され、
    前記第1独立吸気通路の前記交差部および前記第2独立吸気通路の前記交差部を貫通して配置され、前記第1吸気流量調整弁および前記第2吸気流量調整弁が固定されるシャフトを備え、
    前記シャフトを駆動する駆動装置を、前記谷部の上方かつ前記インテークマニホールドの下方に配置したことを特徴とするV型エンジン。
  2. 請求項1に記載されたV型エンジンであって、
    前記シャフトおよび前記駆動装置に接続され、前記駆動装置の駆動力を伝達するリンク部材を備え、
    前記リンク部材における前記シャフト側の接続部は、前記複数の吸気流量調整弁の並び方向で、前記複数の吸気流量調整弁のうち所定の前記吸気流量調整弁と前記所定の吸気流量調整弁に隣接する吸気流量調整弁との間に配置されることを特徴とするV型エンジン。
  3. 請求項1又は2に記載のV型エンジンであって、
    前記第1シリンダバンクのシリンダヘッドに形成され、前記第1独立吸気通路が接合される第1フランジ部と、
    前記第2シリンダバンクのシリンダヘッドに形成され、前記第2独立吸気通路が接合される第2フランジ部と、を備え、
    前記駆動装置は、前記第1フランジ部における第1独立吸気通路の接合面および前記第2フランジ部における前記第2独立吸気通路の接合面の最下端部よりも、前記駆動装置の最下端部が下方となるように配置されることを特徴とするV型エンジン。
  4. 請求項3に記載のV型エンジンであって、
    前記第1フランジ部における前記第1独立吸気通路の接合面および前記第2フランジ部における前記第2独立吸気通路の接合面は、上方に向けて形成され、
    前記第1フランジ部における前記第1独立吸気通路の接合面および前記第2フランジ部における前記第2独立吸気通路の接合面上に前記インテークマニホールドが載置されることを特徴とするV型エンジン。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のV型エンジンであって、
    前記駆動装置は、前記駆動装置の最下端部と前記谷部の上面とが離間するように配置されることを特徴とするV型エンジン。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のV型エンジンであって、
    前記第1独立吸気通路および前記第2独立吸気通路は、前記サージタンク内に突出するよう形成されることを特徴とするV型エンジン。
  7. 第1シリンダバンクと、第2シリンダバンクと、を備え、複数の気筒を有するV型エンジンであって、
    サージタンクと、前記サージタンクと前記複数の気筒それぞれとを連通し、前記複数の気筒それぞれに吸気を供給する複数の独立吸気通路と、を有するインテークマニホールドと、
    前記複数の独立吸気通路のうち、前記サージタンクと前記第1シリンダバンクの気筒とを連通する第1独立吸気通路と、
    前記サージタンクと前記第2シリンダバンクの気筒とを連通する第2独立吸気通路と、を交差して形成し、
    前記第1独立吸気通路の交差部に配置された第1吸気流量調整弁と、
    前記第2独立吸気通路の交差部に配置された第2吸気流量調整弁と、
    前記第1独立吸気通路の交差部および前記第2独立吸気通路の交差部を貫通して配置され、前記第1吸気流量調整弁および前記第2吸気流量調整弁が固定されるシャフトと、を備え、
    前記インテークマニホールドは、
    前記第1独立吸気通路の交差部および前記第2独立吸気通路の交差部を一体として形成した交差部体と、
    前記インテークマニホールドにおける前記交差部体とは異なる部分である残余部体と、を有し、前記交差部体は前記残余部体とは別体として形成され、
    前記交差部体は、前記交差部体に前記第1吸気流量調整弁、前記第2吸気流量調整弁および前記シャフトを組み付けた状態で前記残余部体と結合されることを特徴とするV型エンジン。
  8. 請求項7に記載のV型エンジンであって、
    前記交差部体と前記残余部体との境界は、
    前記独立吸気通路の並び方向と平行であり、かつ前記独立吸気通路を横断し、前記交差部を挟んで位置する第1平面および第2平面と、
    前記独立吸気通路の並び方向に垂直であり、かつ前記独立吸気通路が並んだ両端に位置する第3平面および第4平面で設定され、
    前記第1平面は、前記第1独立吸気通路を横断するとともに、前記第2独立吸気通路における前記サージタンク側の端部よりも前記サージタンク側であって前記第2独立吸気通路を横断せず、
    前記第2平面は、前記第2独立吸気通路を横断するとともに、前記第1独立吸気通路における前記サージタンク側の端部よりも前記サージタンク側であって前記第1独立吸気通路を横断しないことを特徴とするV型エンジン。
  9. 請求項7又は8に記載のV型エンジンであって、
    前記シャフトを駆動する駆動装置を備え、
    前記駆動装置は、前記交差部体のみに固定されることを特徴とするV型エンジン。
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