JP2010270603A - Egrクーラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EGRガスの冷却性能を確保しつつエンジンの補機駆動損失を低減できるEGRクーラ装置を提供する。
【解決手段】EGRクーラ装置63を、液体冷媒が充填される冷却水路631と、冷却水路の内部に設けられ、略円筒状に形成されてEGRガスが内部に流されるとともに、冷却水路に対して中心軸回りに回転可能に支持された回転筒632と、回転筒の内周面から内径側に突き出して形成され、EGRガスの流れによって回転筒を中心軸回りに回転させる内側スクリュー部634と、回転筒の外周面から外径側に突き出して形成され、回転筒の回転時に液体冷媒の流れを発生させる外側スクリュー部635とを備える構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ディーゼルエンジン等の排ガスの一部をEGRガスとして吸気管路に再循環させるEGR装置に設けられ、このEGRガスを水等の液体冷媒によって冷却するEGRクーラ装置に関するものである。
ディーゼルエンジンにおいては、NOx等の有害物質の低減及び燃費向上を目的として、所定の運転条件下で排気ガスの一部を吸気管路に還流するEGR装置を設けることが一般的となっている。
このようなEGR装置において、高温の排気ガスをそのまま吸気管路に導入すると、エンジンの吸気温度が高くなり、体積効率の低下による燃費の悪化や、燃焼温度の向上によるNOx発生量の増加の原因となる。
このため、EGR装置には、EGRガスを冷却するEGRクーラを設けることが一般的である。
一般に、EGRクーラは、ウォーターポンプによって循環される冷却水がEGRクーラ内の伝熱管の周囲に設けられた水回路を通る際に、高温のEGRガスと熱交換することにより、EGRガス温度を所定の温度まで低下させる機能を有する。
冷却されたEGRガスは吸入空気と混合されることによって、燃焼温度を下げることができるので、NOx排出量を低減できるとともに、燃費の悪化を防止することができる。
このようなEGRクーラに関する従来技術として、例えば特許文献1には、EGRガスに含まれる煤の伝熱管内壁への付着を防止するため、伝熱管の内部にスパイラル状の突条を形成してEGRガスに旋回流を与えるようにしたものが記載されている。
また、特許文献2には、冷却性能をより向上するため、熱伝導率の高いステンレス素材をプレス成型して形成したEGRクーラが記載されている。
特開平11−108578号公報 特開2002−339810号公報
上述したようなEGRクーラにエンジン冷却水を供給するためのウォーターポンプは、一般に電動ウォーターポンプ、又は、電磁クラッチを介してエンジンに駆動されるウォーターポンプが用いられる。上述した従来技術によれば、高温のEGRガスを冷却するためにエンジン駆動中は常時ウォーターポンプを駆動する必要があり、エンジンの補機駆動損失が増加して燃料消費率が悪化してしまう。
本発明の課題は、EGRガスの冷却性能を確保しつつエンジンの補機駆動損失を低減できるEGRクーラ装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、エンジンの排ガスの一部をEGRガスとして排気管路から吸気管路に導入するEGR装置に設けられ、前記EGRガスを液体冷媒によって冷却するEGRクーラ装置であって、前記液体冷媒が充填される冷却水路と、前記冷却水路の内部に設けられ、略円筒状に形成されて前記EGRガスが内部に流されるとともに、前記冷却水路に対して中心軸回りに回転可能に支持された回転筒と、前記回転筒の内周面から内径側に突き出して形成され、前記EGRガスの流れによって前記回転筒を中心軸回りに回転させる内側スクリュー部と、前記回転筒の外周面から外径側に突き出して形成され、前記回転筒の回転時に前記液体冷媒の流れを発生させる外側スクリュー部とを備えることを特徴とするEGRクーラ装置である。
請求項2の発明は、前記内側スクリュー部は、前記回転筒の側面を内径側に凹ませて形成されスパイラル状に延びた溝部であることを特徴とする請求項1に記載のEGRクーラ装置である。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)EGRガスが回転筒内を流れ内側スクリュー部を通過すると回転筒が回転し、このとき、外側スクリュー部によって液体冷媒が攪拌されて流れが発生する。これによって、ウォーターポンプの能力を低減し、あるいはウォーターポンプを停止した場合であっても液体冷媒とEGRガスとの熱交換を行うことができる。さらに、内側スクリュー部及び外側スクリュー部はこの熱交換における伝熱面積を拡大するフィンとして機能する。これによって、エンジンの補機駆動損失を低減しつつEGRガスの冷却性能を確保することができる。
(2)内側スクリュー部は、回転筒の側面を内径側に凹ませて形成されスパイラル状に延びた溝部である構成としたことによって、EGRクーラ装置の部品点数を低減して簡素な構成とすることができる。また、このような内側スクリュー部は、回転筒を形成する際にプレス加工によって形成することができるため、製造工程も簡素化されかつ回転筒本体と同様の耐食性、熱伝導性を内側スクリュー部にも持たせることができる。
本発明を適用したEGRクーラ装置の実施例を含む車両用ディーゼルエンジンのシステム構成を示す図である。 実施例のEGRクーラ装置の構造を示す模式的断面図である。
本発明は、EGRガスの冷却性能を確保しつつエンジンの補機駆動損失を低減できるEGRクーラ装置を提供する課題を、冷却水路内に設けられ回転可能に支持され、内部にEGRガスが流される回転筒を備え、回転筒の内部にEGRガスの流れによって回転筒を回転させる内側スクリュー部を設けるとともに、回転筒の外部に冷却水を搬送する外側スクリュー部を設けることによって解決した。
以下、本発明を適用したEGRクーラ装置の実施例について説明する。
図1は、実施例のEGRクーラ装置を含む車両用ディーゼルエンジンのシステム構成を示す図である。
エンジン10は、ターボチャージャ20、インテークシステム30、エキゾーストシステム40、燃料供給装置50、EGR装置60、酸化触媒(DOC)70、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)80、エンジン制御ユニット(ECU100)等を備えて構成されている。
エンジン10は、例えば、乗用車等の自動車の走行用動力源として用いられる4ストロークのディーゼルエンジンである。
エンジン10は、クランクシャフト11、ピストン12、シリンダブロック13、ヘッド14、燃焼室15、グロープラグ16、グローコントローラ17等を備えて構成されている。
クランクシャフト11は、エンジン10の出力軸である。
ピストン12は、シリンダ内を往復運動し、コンロッドを介して燃焼圧力をクランクシャフト11に伝達する部材である。
シリンダブロック13は、ピストン12が収容されるシリンダ部及びクランクシャフト11が回転可能に支持されるクランクケース部を一体に形成したものである。
ヘッド14は、シリンダブロック13のピストン12の冠側の端部に設けられ、吸気ポート、排気ポート及びこれらに設けられた吸気バルブ及び排気バルブを開閉する動弁駆動機構等を備えている。
燃焼室15は、ピストン12の冠面とヘッド14のこれに対向する部分との間に形成されている。
グロープラグ16は、先端部が燃焼室15内に露出した状態でヘッド14に設けられた予備加熱装置である。
グローコントローラ17は、ECU100の制御に応じてグロープラグ16への通電量を制御するものである。
ターボチャージャ20は、エンジン10の排ガス(既燃ガス)のエネルギを用いて、エンジン10が吸入する燃焼用空気(新気)を圧縮するものである。
ターボチャージャ20は、コンプレッサ21、タービン22、アクチュエータ23、負圧制御弁24等を備えている。
コンプレッサ21は、燃焼用空気を圧縮する遠心型圧縮機である。
タービン22は、コンプレッサ21と同軸に設けられ、エンジン10の排ガスによって駆動されるとともに、コンプレッサ21を駆動するものである。タービン22は、タービンホイールの周囲のノズルに設けられる可動式のべーンによってジオメトリを連続的に変更可能な可変ジオメトリ式のものである。
アクチュエータ23は、タービン22の可動ベーンを駆動する負圧式のアクチュエータである。
負圧制御弁24は、図示しない負圧源からの負圧を、ECU100の制御に従ってアクチュエータ23に導入する電磁弁である。
インテークシステム30は、エンジン10に燃焼用空気を導入するものである。
インテークシステム30は、インテークダクト31、エアクリーナ32、エアフローメータ33、インタークーラ34、スロットルバルブ35、アクチュエータ36、インテークチャンバ37、吸気圧センサ38、インテークマニホールド39等を備えて構成されている。
インテークダクト31は、大気から燃焼用空気を導入し、ターボチャージャ20のコンプレッサ21を経由してエンジン10に供給する空気流路である。
エアクリーナ32は、空気を濾過して埃等を除去するフィルタエレメントを備えている。エアクリーナ32を通過した空気はターボチャージャ20のコンプレッサ21に導入され、圧縮される。
エアフローメータ33は、エアクリーナ32の出口部に設けられ、空気流量を検出するセンサを備えている。また、エアフローメータ33には、吸気温度を検出する吸気温度センサが内蔵されている。
インタークーラ34は、ターボチャージャ20のコンプレッサ21を出た空気を、走行風との熱交換によって冷却する熱交換器である。
スロットルバルブ35は、インタークーラ34の下流側に設けられ、エンジン10の吸入空気量を調節するものである。
アクチュエータ36は、ECU100からの制御信号に応じてスロットルバルブ35を開閉駆動するものである。
インテークチャンバ37は、スロットルバルブ35を通過した空気が導入される空気室であって、インテークマニホールド39を介してエンジン10の吸気ポートに接続されている。
吸気圧センサ38は、インテークチャンバ37に設けられ、エンジン10の吸気圧力と実質的に等しいインテークチャンバ37内の圧力を検出するものである。
インテークマニホールド39は、インテークチャンバ37からエンジン10の各気筒の吸気ポートに空気を導入する分岐管路である。
エキゾーストシステム40は、エキゾーストマニホールド41、エキゾーストパイプ42等を備えて構成されている。
エキゾーストマニホールド41は、エンジン10の各気筒の排気ポートから排出される排ガスを集合させてターボチャージャ20のタービン22に導入する管路である。
エキゾーストパイプ42は、タービン22から出た排気を車外に排出する管路である。エキゾーストパイプ42には、DOC70、DPF80等の排ガス後処理装置が設けられている。
燃料供給装置50は、エンジン10の燃焼室15内に燃料を供給するものである。燃料供給装置50は、サプライポンプ51、吸入調量電磁弁52、燃料温度センサ53、コモンレール54、燃圧センサ55、インジェクタ56等を備えたコモンレール式の高圧燃料噴射装置である。
サプライポンプ51は、例えばインナカム式の圧送系を備え、燃料である軽油を加圧してコモンレール54に供給するものである。
吸入調量電磁弁52は、サプライポンプ51の燃料の吸入量を調整するものであって、ECU100からの制御信号に応じて駆動される。
燃料温度センサ53は、サプライポンプ51における燃料の温度を検出するものである。
コモンレール54は、サプライポンプ51が吐出した高圧の燃料を貯留する蓄圧器である。
燃圧センサ55は、コモンレール54内の燃料の圧力(燃圧)を検出するものである。上述した吸入調量電磁弁52は、燃圧センサ55の出力を用いたフィードバック制御により、燃圧が例えばエンジン回転数及び負荷に応じて設定される所定の目標値となるようにその開度を調節される。
インジェクタ56は、コモンレール54から供給される燃料を各気筒の燃焼室15内に噴射するものである。インジェクタ56は、例えばピエゾ素子やソレノイド等のアクチュエータによって開閉される弁体を有し、ECU100からの噴射パルス信号に応じて開弁される。インジェクタ56の噴射タイミング及び噴射量はECU100によって制御されている。
EGR装置60は、燃焼温度を抑制してNOxの排出量を低減することを目的とし、エキゾーストマニホールド41から抽出したエンジン10の排ガスの一部を、EGRガスとしてインテークダクト31内に還流させるものである。
EGR装置60は、EGR通路61、EGR制御弁62、EGRクーラ63等を備えて構成されている。
EGR通路61は、エキゾーストマニホールド41からインテークダクト31に排ガスを導入する管路である。
EGR制御弁62は、ECU100の制御に応じてEGR通路61の排ガス流量(EGR量)を調節するものである。
EGRクーラ63は、EGR通路61を流れる排ガス(EGRガス)を、冷却水との熱交換によって冷却するものである。このEGRクーラ63の詳細な構成については、後に詳しく説明する。
なお、EGRクーラ63で用いられる冷却水は、例えばエンジン10の冷却水と共通の冷却水を用いることができるが、別個の冷却系を用いる構成としてもよく、また水以外の液体冷媒を用いてもよい。
DOC70は、エキゾーストパイプ42に設けられ、排ガス中の主として炭化水素(HC)を酸化処理するものである。DOC70は、例えばコーディエライトハニカム構造体等のセラミック製担体の表面に、白金やパラジウム等の貴金属やアルミナ等の金属酸化物を担持させて形成されている。
DOC70には、入口部分の排ガス温度を検出する温度センサ71が設けられている。
DPF80は、エキゾーストパイプ42のDOC70よりも下流側に設けられ、排ガスを濾過して粒子状物質(PM)を捕集するフィルタを備えている。ここで、PMには、スート(煤)、有機溶剤可溶性成分(SOF)、サルフェート(SO)等が含まれる。
フィルタは、例えば、コーディエライト等の耐熱性セラミックスをハニカム構造に形成し、ガス流路となる多数のセルを、入口側、出口側が互い違いとなるように端面に封をして形成されたいわゆるウォールフロータイプのものである。
DPF80は、入口圧力と出口圧力との間の差圧を検出する差圧センサ81、及び、出口の排ガス温度を検出する温度センサ82を備えている。
ECU100は、上述したエンジン10及びその補機類を統括的に制御するものであって、CPU等の情報処理装置、ROMやRAM等の記憶装置、入出力インターフェイス、及び、A/D変換器、タイマ、カウンタ、各種ロジック回路等の周辺回路を備えている。
ECU100には、上述した各種センサのほか、アクセルペダルセンサ101、大気圧センサ102の出力が入力される。
アクセルペダルセンサ101は、ドライバが操作するアクセルペダルのポジションを検出することによって、ドライバ要求トルクを検出する要求トルク検出手段である。
大気圧センサ102は、車両の周囲雰囲気における大気圧を検出するものである。
ECU100は、アクセルペダルセンサ101の出力に応じて設定される要求トルクに応じて、スロットルバルブ35の開度、燃料供給装置50の燃料噴射量及び時期、燃圧等を制御する。
以下、本発明を適用したEGRクーラ装置の実施例であるEGRクーラ63について、より詳細に説明する。
図2は、EGRクーラ63の構造を示す模式的断面図である。
EGRクーラ63は、ハウジング631、回転筒632、メカニカルシール633、内側スクリュー部634、外側スクリュー部635等を備えて構成されている。
ハウジング631は、略円筒状の容器として形成され、その軸方向における中間部分は両端部に対して拡径して形成されている。EGRガスは、ハウジング631の一方の開口端から導入され、後述する回転筒632内を通過して冷却された後、ハウジング631の他方の開口端から排出される。ハウジング631の中間部は、エンジン冷却水が充填された冷却水路の一部を構成している。エンジン冷却水は、ウォーターポンプWによって図示しない循環水路内を循環され、その途中に設けられた図示しないラジエータコアにおいて、走行風との熱交換によって冷却される。ハウジング631の外周面部には、その中心軸方向に離間して配置された冷却水入口631a及び冷却水出口631bが設けられている。冷却水出口631bから出た冷却水は、ラジエータコアで冷却された後に冷却水入口631aに戻る。
回転筒632は、略円筒状に形成され、ハウジング631の内部に略同心に配置されており、その内部にEGRガスが流される。回転筒632は、ハウジング631に対して、その中心軸回りに回転可能に支持されている。回転筒632は、例えば、ステンレス鋼をプレス成型して形成されている。回転筒632は、中間部分を両端部に対して拡径して形成されている。回転筒632の中間部分における外周面は、ハウジング631内において冷却水に直接接している。
メカニカルシール633は、回転筒632の両端部に設けられ、ハウジング631の内周面と回転筒632の外周面との間を微小な空隙によってシールし、冷却水のEGR通路内への漏出を防止するものである。
内側スクリュー部634は、回転筒632の中間部分の内周面から内径側に突き出して形成されている。内側スクリュー部634は、回転筒632の側面をビード状に内径側へ凹ませることによって、外径側から見た場合には溝状かつ内径側から見た場合には突条状に形成されている。内側スクリュー部634は、スパイラル状に延びて形成され、回転筒632の軸方向から見た場合に、中央部に円形開口を有するスクリュー状に形成されている。内側スクリュー部634は、回転筒632の内部にEGRガスが流された際に、旋回力を発生させて回転筒632を中心軸回りに回転させる。
外側スクリュー部635は、回転筒632の中間部分の外周面から外径側へ突き出して形成されている。外側スクリュー部635は、例えば、回転筒632の外周面に板金製のフィンを固定することによって形成される。外側スクリュー部635は、回転筒632の回転時に、冷却水を攪拌するとともに、冷却水入口631a側から冷却水出口631b側へ流れる方向の水流を発生させる。
以上説明した実施例によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)EGRガスが回転筒632内を流れ内側スクリュー部634を通過すると、回転筒632が回転し、このとき、外側スクリュー部635によって冷却水が攪拌されて水流が発生する。このため、ウォーターポンプWの能力を低減し、あるいはウォーターポンプWを停止した場合であっても冷却水とEGRガスとの熱交換を行いEGRガスを冷却することができる。さらに、内側スクリュー部634及び外側スクリュー部635は、この熱交換における伝熱面積を拡大するフィンとして機能する。これによって、エンジン10の補機駆動損失を低減しつつEGRガスの冷却性能を確保することができる。
(2)内側スクリュー部634は、回転筒632の側面を内径側に凹ませて形成されスパイラル状に延びた溝部である構成としたことによって、EGRクーラ63の部品点数を低減して簡素な構成とすることができる。また、このような内側スクリュー部632は、回転筒を形成する際にプレス加工によって形成することができるため、製造工程も簡素化されかつ回転筒632本体と同様の耐食性、熱伝導性を内側スクリュー部634にも持たせることができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)EGRクーラ装置の構造や各部材、部位の形状、構造、材質等の詳細な構成は、上述した実施例のものに限定されず、適宜変更することができる。例えば、実施例では内側スクリュー部は回転筒と一体に形成されているが、これに限らず、別部材を装着するようにしてもよい。また、回転筒両端部で液体冷媒をシールする手段もメカニカルシールに限らず、他のシール手段を適用してもよい。
(2)実施例のEGRクーラ装置は、例えばディーゼルエンジンのEGR装置に設けられているが、適用対象となるエンジンの種類はディーゼルエンジンに限定されず、例えばガソリンエンジン等の他種のエンジンであっても本発明を適用することができる。
10 エンジン 11 クランクシャフト
12 ピストン 13 シリンダブロック
14 ヘッド 15 燃焼室
16 グロープラグ 17 グローコントローラ
20 ターボチャージャ 21 コンプレッサ
22 タービン 23 アクチュエータ
24 負圧制御弁
30 インテークシステム 31 インテークダクト
32 エアクリーナ 33 エアフローメータ
34 インタークーラ 35 スロットルバルブ
36 アクチュエータ 37 インテークチャンバ
38 吸気圧センサ 39 インテークマニホールド
40 エキゾーストシステム 41 エキゾーストマニホールド
42 エキゾーストパイプ
50 燃料供給装置 51 サプライポンプ
52 吸入調量電磁弁 53 燃料温度センサ
54 コモンレール 55 燃圧センサ
56 インジェクタ
60 EGR装置 61 EGR通路
62 EGR制御弁 63 EGRクーラ
70 酸化触媒(DOC) 71 温度センサ
80 ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)
81 差圧センサ 82 温度センサ
100 エンジン制御ユニット(ECU)
101 アクセルペダルセンサ 102 大気圧センサ
631 ハウジング 631a 冷却水入口
631b 冷却水出口 632 回転筒
633 メカニカルシール 634 内側スクリュー部
635 外側スクリュー部

Claims (2)

  1. エンジンの排ガスの一部をEGRガスとして排気管路から吸気管路に導入するEGR装置に設けられ、前記EGRガスを液体冷媒によって冷却するEGRクーラ装置であって、
    前記液体冷媒が充填される冷却水路と、
    前記冷却水路の内部に設けられ、略円筒状に形成されて前記EGRガスが内部に流されるとともに、前記冷却水路に対して中心軸回りに回転可能に支持された回転筒と、
    前記回転筒の内周面から内径側に突き出して形成され、前記EGRガスの流れによって前記回転筒を中心軸回りに回転させる内側スクリュー部と、
    前記回転筒の外周面から外径側に突き出して形成され、前記回転筒の回転時に前記液体冷媒の流れを発生させる外側スクリュー部と
    を備えることを特徴とするEGRクーラ装置。
  2. 前記内側スクリュー部は、前記回転筒の側面を内径側に凹ませて形成されスパイラル状に延びた溝部であること
    を特徴とする請求項1に記載のEGRクーラ装置。
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