JP2010270583A - 貼紙防止処理用補助具および貼紙防止方法 - Google Patents

貼紙防止処理用補助具および貼紙防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シートを使用することなく、比較的簡単に柱状体の表面に貼紙が貼られにくいようにする。
【解決手段】電柱1の外周表面にプライマを塗布してから含侵接着樹脂を塗布し、この含侵接着樹脂の上にアラミド繊維シート9を巻き付けて貼付し、このアラミド繊維シート9の表面に含侵接着樹脂を塗布し、この含侵接着樹脂の全領域を所定の隙間あけて覆うように筒状体13を設け、隙間にカラー骨材15を投入して充填し、この隙間に充填されたカラー骨材15を筒状体13と含侵接着樹脂との間で挟んで押圧して、カラー骨材15を含侵接着樹脂に付着させて貼り付ける。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば電柱などの柱状体の表面に広告用などの貼紙が貼られにくいようにする貼紙防止方法、貼紙防止方法に使用される貼紙防止処理用補助具およびこの補助具を使用した貼紙防止方法に関する。
柱状体である、例えばコンクリート製の電柱は、多数の人々が通る道路に適当な間隔で多数立設されているものであるため、この電柱に広告用などの貼紙を貼れば、絶好の広告効果を得ることができるので、多数の広告用の貼紙が無断で貼られている。
このような無断で貼られた広告用の貼紙は、美観上好ましくないだけでなく、内容的にも好ましくないものがある上に、電柱の保守点検上も好ましいものでない。特に、広告用の貼紙が貼られる人の高さ程度の電柱の位置には、電柱を補強するために電柱内に補強用棒状部材やモルタルなどの補強材を入れるための側部開口が開けられ、この側部開口から電柱内に補強材を入れて電柱を補強してから、この側部開口をモルタルなどで閉塞しているものであるため、このように閉塞した側部開口の完全性の保守点検などのためにも、電柱上の、特に閉塞された側部開口があるような人の高さ程度の電柱の位置に貼紙が貼られることは好ましくない。
このように電柱などの外周表面に貼紙が貼られることを防止するために、または貼られた貼紙がすぐに剥がれるようにするために、例えば特許文献1に示すように、貼紙防止用のシートを電柱の外周表面に貼り付けたり、または特許文献2に示すように、シリコン樹脂を塗布した繊維シートを電柱の外周表面に巻き付けるものがある。
特開2003―120046号公報 特開2009−97177号公報
上述した従来技術の特許文献1のように、貼紙防止用のシートを電柱の外周表面に貼り付ける方法は、貼紙防止用のシートを種々様々な大きさの電柱の外周表面の大きさに合わせて切断したり、この切断した貼紙防止用のシートをしわもなくきれいに貼り付けることが比較的困難である。
また、特許文献2に示すように、シリコン樹脂を塗布した繊維シートを電柱の外周表面に巻き付ける方法は、比較的太かったりして種々様々な大きさの電柱に対して比較的幅広の繊維シートを巻き付けることが比較的困難である上に、しわもなくきれいに巻き付けることも困難である。
本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、比較的簡単に柱状体の表面に貼紙が貼られにくいようにすることができる貼紙防止方法を提供することにある。
上記課題を達成するため、請求項1記載の貼紙防止方法は、柱状体の外周表面への貼紙を防止する貼紙防止方法であって、柱状体の外周表面の所定領域を被貼付面として設定し、該被貼付面に対して粒状体を貼り付ける工程を有することを要旨とする。
請求項1記載の貼紙防止方法にあっては、柱状体の外周表面に粒状体を貼り付けるため、柱状体の外周表面は粒状体で覆われて、凸凹状態となり、滑らかではないため、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになる。
請求項2記載の貼紙防止方法は、柱状体の外周表面への貼紙を防止する貼紙防止方法であって、柱状体の外周表面の所定領域に長尺の帯状である繊維シートを巻き付けて貼付する工程と、この巻き付けられた繊維シートの表面を被貼付面として設定し、該被貼付面に対して粒状体を貼り付ける工程とを有することを要旨とする。
請求項2記載の貼紙防止方法にあっては、柱状体の外周表面に繊維シートを巻き付け、この繊維シートの表面に粒状体を貼り付けるため、柱状体の外周表面は粒状体で覆われて、凸凹状態となり、滑らかではないため、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになるとともに、柱状体は繊維シートで補強され、強固なものとなる。
請求項3記載の貼紙防止方法は、前記繊維シートを巻き付けて貼付する工程が、前記柱状体の外周表面にプライマを塗布してから含侵接着樹脂を塗布する工程と、この塗布された含侵接着樹脂の上に前記繊維シートを巻き付けて貼付する工程とを有することを要旨とする。
請求項3記載の貼紙防止方法にあっては、柱状体の外周表面にプライマを塗布してから含侵接着樹脂を塗布し、この塗布された含侵接着樹脂の上に前記繊維シートを巻き付けて貼付するため、繊維シートの巻き付けは含侵接着樹脂で確実に固着され、柱状体を強固に補強することができる。
請求項4記載の貼紙防止方法は、前記被貼付面に対して粒状体を貼り付ける工程が、前記被貼付面に含侵接着樹脂を塗布する工程と、この塗布された含侵接着樹脂に粒状体を押圧して付着させる工程とを有することを要旨とする。
請求項4記載の貼紙防止方法にあっては、被貼付面に含侵接着樹脂を塗布し、この塗布された含侵接着樹脂に粒状体を押圧して付着させるため、粒状体を被貼付面に対して確実に貼り付けることができ、柱状体の外周表面は粒状体で確実に覆われ、凸凹状態となり、滑らかではないため、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになる。
請求項5記載の貼紙防止方法は、前記粒状体を押圧して付着させる工程が、前記塗布された含侵接着樹脂の全領域を所定の隙間あけて覆うように筒状体を柱状体の外側に設ける工程と、筒状体と含侵接着樹脂との間の前記隙間に粒状体を投入して充填する工程と、前記隙間に充填された粒状体を筒状体と含侵接着樹脂との間で挟んで筒状体を含侵接着樹脂に対して押圧して、粒状体を含侵接着樹脂に付着させる工程とを有することを要旨とする。
請求項5記載の貼紙防止方法にあっては、塗布された含侵接着樹脂を覆うように隙間あけて筒状体を設け、この隙間に粒状体を充填し、この隙間に充填された粒状体を筒状体で含侵接着樹脂に対して押圧して、粒状体を含侵接着樹脂に付着させるため、筒状体を柱状体の外側に設け、粒状体を隙間に充填するだけで、柱状体の外周表面は粒状体で覆われて、凸凹状態となり、滑らかではなくなるため、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになる。
請求項6記載の貼紙防止方法は、前記筒状体が、柱状体の長手方向に沿って複数に分割された部分筒状体で構成され、この複数の部分筒状体を合わせて柱状体を囲むとともに含侵接着樹脂の全領域に対して所定の隙間あけて覆うように柱状体の外側に設けられることを要旨とする。
請求項6記載の貼紙防止方法にあっては、筒状体が複数の部分筒状体で構成され、この複数の部分筒状体で柱状体を囲むとともに含侵接着樹脂に対して隙間あけて覆うように柱状体の外側に設けられるため、柱状体を囲むように筒状体を設けることが容易にできるとともに、隙間に充填された粒状体を筒状体で含侵接着樹脂に対して押圧することが容易にできる。
請求項7記載の貼紙防止方法は、前記粒状体がカラー骨材であることを要旨とする。
請求項7記載の貼紙防止方法にあっては、粒状体がカラー骨材であるため、種々の色のものを使用でき、例えば特定の用途や特定の場所に設けられる柱状体に対しては特定の色のものを使用して、目立つようにして注意を喚起することなどできる。
請求項8記載の貼紙防止方法は、前記粒状体が、0.05乃至2.0mmの直径を有することを要旨とする。
請求項8記載の貼紙防止方法にあっては、粒状体が0.05乃至2.0mmの直径(粒径)であるため、非常に密に貼り付け覆うことが出来、美観にも優れ、貼紙防止に有効である。
請求項9記載の貼紙防止処理用補助具は、柱状体の外周表面への貼紙を防止する貼紙防止処理に使用される貼紙防止処理用補助具であって、柱状体を三方から囲むことができるコの字状の筒状体と、この筒状体の開口部を閉塞する蓋体とを有することを要旨とする。さらに詳しくは柱状体を該柱状体の前面を除く左右両側面と背面からコの字状に囲う筒状体と、当該前面開口部を上下スライド式に、或いは扉式に閉塞する蓋体とで構成される。
請求項9記載の貼紙防止処理用補助具にあっては、柱状体を前面を除く左右両側面と背面の三方から囲むことができるコの字状の筒状体とその開口部を閉塞する蓋体とで構成されるため、柱状体の外周面を筒状体と蓋体とで簡単に囲うことが出来、これにより柱状体との隙間への粒状体の投入を安定して簡単に行うことが可能となる。これにより柱状体の外周面を簡単かつ完全均一に粒状体で覆うことができることから、アラミド繊維シート等を有害な紫外線等から防ぎ、耐候性を高めることができ、さらに粒状体の細かな凸凹状態により、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれ落ちてしまうことになる。
請求項10記載の貼紙防止処理用補助具は、前記筒状体と蓋体の少なくとも一方に、下方寄りの部分に開放可能な排出孔を設けたことを要旨とする。
請求項10記載の貼紙防止処理用補助具にあっては、筒状体と蓋体の少なくとも一方に、下方寄りの部分に開放可能な排出孔を有するため、貼紙防止処理用補助具内部、柱状体との隙間に投入された粒状体を下部から排出することができ、これにより粒状体をバケツ等で受けることが容易になり、粒状体の回収効率を上げることができる。
請求項11記載の貼紙防止方法は、請求項9記載の貼紙防止処理用補助具を用いて柱状体の外周表面への貼紙を防止する貼紙防止方法であって、柱状体の外周表面の所定領域に下地処理用のプライマを塗布してから含侵接着樹脂を塗布する工程と、この塗布された含侵接着樹脂の上に長尺の帯状である繊維シートを巻き付けて貼付する工程と、この巻き付けられた繊維シートの表面を被貼付面として設定し、該被貼付面に対して含侵接着樹脂を塗布する工程と、この含侵接着樹脂の塗布された領域を所定の隙間あけて三方から囲むように貼紙防止処理用補助具のコの字状の筒状体を柱状体の外側に設ける工程と、前記貼紙防止処理用補助具の筒状体の開口部を貼紙防止処理用補助具の蓋体で閉塞する工程と、この蓋体で開口部を閉塞された筒状体と柱状体との間の隙間に粒状体を投入して充填する工程と、この筒状体と柱状体との間の隙間に充填された粒状体を隙間から除去する工程とを有することを要旨とする。
請求項11記載の貼紙防止方法にあっては、柱状体の外周表面に繊維シートを巻き付け、この繊維シートに対して含侵接着樹脂を塗布した柱状体を三方から囲むように補助具の筒状体を設け、筒状体の開口部を蓋体で閉塞し、筒状体と柱状体との間の隙間に粒状体を投入した後、粒状体を隙間から除去するため、柱状体の外周表面は簡単かつ完全均一に粒状体で覆われ、粒状体の細かな凸凹状態となり、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになるとともに、柱状体は繊維シートで補強され、強固なものとなることに加えて、粒状体で覆われた繊維シートは紫外線により劣化しにくくなって、耐候性に優れ、強度を長く持続でき、柱状体の強化を更に増大することができる。
請求項12記載の貼紙防止方法は、前記粒状体を隙間から除去する工程が、貼紙防止処理用補助具の筒状体と蓋体の少なくとも一方の下方寄りの部分に形成された開放可能な排出孔を開放し、この開放された排出孔から粒状体を外部に排出する工程と、この排出孔からの粒状体の排出により粒状体が減少した後、貼紙防止処理用補助具の蓋体を筒状体の開口部から取り外し、この蓋体が取り外された筒状体の開口部から粒状体を更に除去する工程とを有することを要旨とする。
請求項12記載の貼紙防止方法にあっては、蓋体の下方寄りの部分に形成された開放可能な排出孔から粒状体を排出して減少させた後、蓋体を取り外し、開口部から粒状体を更に除去するようにしたので、粒状体の回収効率及び回収率を高め、かつ隙間に投入された粒状体を簡単に排出することができる。
本発明によれば、柱状体の外周表面に粒状体を貼り付けるので、柱状体の外周表面は粒状体で覆われて、凸凹状態となり、滑らかではないため、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになる。
また、本発明によれば、柱状体の外周表面に繊維シートを巻き付け、この繊維シートの表面に粒状体を貼り付けるので、柱状体の外周表面は粒状体で覆われて、凸凹状態となり、滑らかではなくなり、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになるとともに、柱状体は繊維シートで補強され、強固なものとなる。
更に、本発明によれば、粒状体の被貼付面に含侵接着樹脂を塗布し、この含侵接着樹脂の上に粒状体を押圧して付着させるので、粒状体を被貼付面に対して確実に貼り付けることができ、柱状体の外周表面は粒状体で確実に覆われ、凸凹状態となり、滑らかではなくなるため、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになるとともに、含侵接着樹脂の上に粒状体を押圧するだけで、粒状体を柱状体の外周表面に貼り付けることができ、従来のように繊維シートを切断したり、しわもなく貼り付ける必要がなく、作業性を向上させることができる。
本発明によれば、含侵接着樹脂を覆うように隙間あけて筒状体を設け、この隙間に粒状体を充填し、筒状体で押圧して、粒状体を含侵接着樹脂に付着させるので、筒状体を柱状体の外側に設け、粒状体を隙間に充填するだけという簡単な方法で、柱状体の外周表面は粒状体で覆われ、凸凹状態となり、滑らかではなくなり、貼紙を貼ることが困難になり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになる。
また、本発明によれば、筒状体が複数の部分筒状体で構成され、この複数の部分筒状体で柱状体を囲むように柱状体の外側に設けられるので、筒状体によって柱状体を容易に囲むことができるとともに、隙間に充填された粒状体を筒状体で含侵接着樹脂に対して押圧することが容易にでき、粒状体の含侵接着樹脂への全体的貼り付けを確実におこなうことができる。
本発明によれば、貼紙防止処理用補助具は柱状体を三方から囲むことができるコの字状の筒状体とその開口部を閉塞する蓋体とで構成されるので、柱状体の外周面を筒状体と蓋体とで簡単に囲んで隙間に粒状体を簡単に投入し、柱状体の外周面を簡単かつ完全均一に粒状体で覆うことができ、粒状体の細かな凸凹状態となり、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになる。
また、本発明によれば、柱状体の外周表面に繊維シートを巻き付け、この繊維シートに対して含侵接着樹脂を塗布した柱状体を三方から囲むように補助具の筒状体を設け、筒状体の開口部を蓋体で閉塞し、筒状体と柱状体との間の隙間に粒状体を投入した後、粒状体を隙間から除去するので、柱状体の外周表面は簡単かつ完全均一に粒状体で覆われ、粒状体の細かな凸凹状態となり、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになるとともに、柱状体は繊維シートで補強され、強固なものとなることに加えて、粒状体で覆われた繊維シートは紫外線により劣化しにくくなって、耐候性に優れ、強度を長く持続でき、柱状体の強化を更に増大することができる。
本発明の一実施形態に係わる貼紙防止方法により貼紙防止処理を下部に施された柱状体である電柱を示す図である。 貼紙防止処理を施す前の電柱の下部をこの下部に形成されている側部開口とともに拡大して示す図である。 貼紙防止処理を施す前において電柱の下部の側部開口を閉塞した状態を示す図である。 貼紙防止処理を施す前において図3に示すように側部開口を閉塞された電柱の下部にアラミド繊維シートを巻き付けた状態を示す図である。 図4に示したようにアラミド繊維シートを巻き付けられた電柱の下部を筒状体で囲んだ状態を示す図である。 図5に示す筒状体の分解斜視図である。 図4に示したようにアラミド繊維シートを巻き付けられた電柱の下部と筒状体との間の隙間にカラー骨材を充填する状態を示す図である。 図7に示したようにカラー骨材を充填した後、筒状体を取り外して、電柱の下部の周囲にカラー骨材が貼り付けられた状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係わる貼紙防止方法に使用される貼紙防止処理用補助具を示す分解斜視図である。 貼紙防止処理を施す前において電柱の下部にアラミド繊維シートを巻き付けた状態を示す斜視図である。 図10に示したようにアラミド繊維シートを巻き付けられた電柱の下部を断面がコの字状の筒状体で囲んだ状態を示す斜視図である。 図11に示したように電柱の下部を囲んだ筒状体の開口部を蓋体で閉塞した状態を示す斜視図である。 図12に示したように電柱の下部を囲んだ筒状体の開口部を閉塞した蓋体の前側にL型金具を取り付けて補強した状態を示す斜視図である。 図13に示したように電柱の下部を囲んだ筒状体と電柱の下部との間の隙間にカラー骨材を投入する処理を示す斜視図である。 図14に示すように電柱と筒状体との間の隙間にカラー骨材を投入した結果、隙間の上方に溢れるほどにカラー骨材が充填された状態を示す斜視図である。 図15に示すように電柱と筒状体との間の隙間に充填されたカラー骨材を蓋体の排出孔から排出する状態を示す斜視図である。 図16に示すように排出したカラー骨材が排出孔の高さ程度まで減少した後、蓋体を上方に引き上げて下方からカラー骨材を排出する様子を示す斜視図である。 図17に示すようにカラー骨材を排出した後、筒状体を取り外して、電柱の下部の周囲にカラー骨材が貼り付けられた状態を示す斜視図である。
以下、図面を用いて、本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる貼紙防止方法により柱状体である、例えばコンクリート製の電柱1の下部を後述するように補強してから、その下部の外周表面に粒状体であるカラー骨材3を貼り付け、これにより電柱1の下部を補強するとともに貼紙を貼りにくくした電柱1を示しているものである。なお、電柱1は、その基端部が地中に埋設され、地上部が例えば十数メートル上方に延出している。そして、カラー骨材3は、電柱1の地際から上方に例えば2メートル程度までの下部に貼り付けられ、この下部に広告用の貼紙などが貼られにくくしている。
図2は、図1のようにカラー骨材3が貼り付けられず、また補強もされていない状態の電柱1の下部5を示しているものである。この電柱1の下部5には、電柱1を補強するための補強材を電柱1内に入れるための側部開口7が形成されている。具体的に説明すると、電柱1は、下部を地中に埋設して立設した最初は、その外周部が鉄筋とコンクリートにより形成された筒状体であり、その内部は空洞になっている。従って、この空洞状の電柱を補強するために、側部開口7から補強用棒状部材やモルタルなどの補強材を入れて補強するようになっている。そして、電柱1を補強材で補強した後は、側部開口7を閉塞板やモルタルなどで完全に埋めるようになっている。
図3は、このように図2に示した側部開口7を閉塞板やモルタルなどで完全に埋めて閉塞した状態の電柱1の下部5を示している。なお、本発明の貼紙防止方法は、側部開口7があったか否かは関係ないものであり、側部開口7が最初からないようなものにも適用し得ることは勿論であるし、または図2に示したように側部開口7があった場合には、図3に示すように側部開口7を閉塞板やモルタルなどで完全に閉塞してから適用し得るものである。
図3に示すように、電柱1の下部5に側部開口7もなく、または側部開口7があったとしても、側部開口7を閉塞板やモルタルなどで完全に閉塞した状態の下部5を更に補強するとともに、この下部5に貼紙が貼られにくくするための前処理として、本実施形態では、まず図3に示す電柱1の下部5を例えば研磨機(サンダー)などにより研磨し、それからこの研磨した下部5に対して、スポンジや刷毛等によりプライマを十分に塗布する。
ここで、電柱1の下部5に上述したように閉塞した側部開口7がある場合には、この閉塞した側部開口7を部分的に補強するために、この側部開口7の部分に、例えばエポキシ系接着樹脂等の含侵接着樹脂をスポンジや刷毛等により塗布し、その上から補強用の繊維シートである例えばアラミド繊維シートを側部開口7に合わせて縦貼りする。そして、この縦貼りしたアラミド繊維シートの表面から脱泡ローラなどにて縦貼りアラミド繊維シートの表面に含侵接着樹脂が染み出るまでしごき、アラミド繊維シートの内側に空気が入ったり、ムラになったりしないようにすることが望ましい。
上述したように、プライマを塗布するとともに側部開口7がある場合にはアラミド繊維シートを側部開口7に合わせて縦貼りした後、次に、電柱1の下部5の全体にエポキシ系接着樹脂等の含侵接着樹脂をスポンジや刷毛等により塗布し、それから図4に示すように、引張強度が大きい繊維シートであるアラミド繊維シート9を巻き付け、これにより電柱1の下部5を更に強固に補強する。なお、繊維シートは、アラミド繊維シート9に限定されるものでなく、引張強度が大きな繊維シートであれば、任意の繊維シートを使用することができる。
図4に示すように、アラミド繊維シート9を電柱1の下部5に巻き付けた後は、この上に例えばエポキシ系接着樹脂などの含侵接着樹脂を十分に塗布する。
このようにアラミド繊維シート9を巻き付けた上に含侵接着樹脂を充分に塗布した後は、次に図5に示すように、この含侵接着樹脂を塗布された電柱1の下部5を例えばアクリル樹脂などからなる部分筒状体13a、13bからなる筒状体13で囲んで覆うように設ける。この筒状体13は、図6に示すように、複数の分割された部分筒状体13a、13bで構成され、これにより電柱1の下部5の周囲を囲んで覆うことが容易にできるようになっている。
なお、筒状体13は、本実施形態では2つに分割した部分筒状体13a、13bで構成されているが、本発明はこれに限定されるものでなく、3分割でもよいし、更に多い分割でもよい。要は、電柱1の下部5を筒状体13で囲んで覆う処理を容易に行い得ればよいものである。すなわち、電柱1の下部5を全体的に囲んで覆うには筒状体13が複数に分割されていることが好ましいものである。また、このように筒状体13を分割する理由は、具体的には後述するが、電柱1の下部5を筒状体13で囲んで覆った後、この筒状体13を内側に、すなわち電柱1の下部5の表面に向かうように押圧するようにしぼめ易くするためにも有効である。
上述したように、含侵接着樹脂を塗布された電柱1の下部5を筒状体13で囲んで覆う処理において、更に詳しくは、複数の部分筒状体13a、13bからなる筒状体13は、含侵接着樹脂の塗布された電柱1の下部5の全領域を所定の隙間、例えば1センチメートル程度の隙間をあけて覆うように電柱1の下部5の外側に設けられる。
すなわち、筒状体13の全内面と電柱1の下部5の塗布された含侵接着樹脂の全表面との間には1センチメートル程度の隙間が存在するように筒状体13は、電柱1の下部5の外側に設けられる。なお、電柱1は、通常、下方の外径が大であることから、この筒状体13の内径も下方の内径が大であるように形成しても良く、あるいは上記1センチメートル程度の隙間を2〜5センチメートルとして、筒状体13の下部で1センチメートル程度の隙間、上部で2センチメートル等の隙間となるようにしても良い。さらに、電柱1の外径が真円とは限らないため、この誤差を吸収するように若干大きめの内径としておいてもよいことは言うまでもない。但し、隙間が必要以上に大であると、後述するように、使用するカラー骨材15の量が増えるため作業効率および作業性の低下を招来することも有り得るので内径の余裕量は適宜、調整する必要がある。
そして、この筒状体13の内面と電柱1の下部5の塗布された含侵接着樹脂の表面との間の隙間には、図7に示すように、カラー骨材15が矢印17で示すように投入され、この隙間の下から上までの全体がカラー骨材15でいっぱいになるまで充填される。この結果、電柱1の下部5の含侵接着樹脂の塗布された面には、含侵接着樹脂の接着粘性によりカラー骨材15が付着する。
また、このカラー骨材15の付着を更に完全かつ強固にするために、カラー骨材15を充満された隙間を挟んで電柱1の下部5を囲み覆っている部分筒状体13a、13bからなる筒状体13を内側に向かってしぼめるように、すなわち電柱1の下部5の表面に向かって人手などで押圧したり、または部分筒状体13a、13bの周囲を紐などで強く縛りつけたり、締め上げるなどして押圧し、これにより隙間内のカラー骨材15を電柱1の下部5の表面の含侵接着樹脂に対して強く押し付け、カラー骨材15が含侵接着樹脂に対して完全に強くかつ多数付着貼付するようにすることが望ましい。このように筒状体13を押圧するために、筒状体13が複数の部分筒状体13a、13bに分割されていることが好ましいものであるが、分割されていなくても、または分割されていても、筒状体13の全周を一度にまたは同時に押圧するのでなく、筒状体13の周囲の一部のみを押圧し、この一部の周囲の押圧を順にずらすようにしながら、全周を順に押圧してもよいものである。
そして、このような押圧状態を含侵接着樹脂が固まるまで所定時間維持すれば、含侵接着樹脂に貼り付いたカラー骨材15は、その貼り付いた状態で含侵接着樹脂の固化とともに完全に固まり、カラー骨材15は含侵接着樹脂から剥がれなくなり、ひいては電柱1の下部5からも剥がれることもなくなる。それから、筒状体13の部分筒状体13a、13bを静かにゆっくりと剥がして取り除けば、図8に示すように、電柱1の下部5は、完全に貼り付いたカラー骨材15で覆われることなる。
カラー骨材15は、直径が例えば0.6乃至2.0ミリメートルの粒状体であるため、このようなカラー骨材15で全体的に覆われた電柱1の下部5の表面は、カラー骨材15の粒状体で凸凹していて、滑らかではないため、貼紙を貼ることは困難であり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになり、本発明の貼紙防止機能を十分に達成し得るものである。
なお、カラー骨材15は、例えば天然珪石、コランダム、玄武岩、砂岩、火山灰軽石などの珪砂に陶磁器用無機顔料を特殊化工し、高温窯炉において約800度で焼成溶着して形成されるものであり、耐候性および耐薬品性に優れているとともに、変色や退色にも極めて強いものである。また、カラー骨材15は、種々の色のものがあり、本実施形態ではグレーのものを使用しているが、例えば特定の用途や特定の場所に設けられる柱状体に対しては特定の色、例えば赤や黄色のカラー骨材を使用して、目立つようにして注意を喚起する注意喚起用用途として兼用することもできる。なお、カラー骨材に代えて、通常の砂を用いても良いのは言うまでもない。
図9は、本発明の他の実施形態に係わる貼紙防止方法に使用される貼紙防止処理用補助具を示す分解斜視図である。同図に示す貼紙防止処理用補助具21は、断面がコの字状の筒状体21aとこの筒状体21aの前側の開口部29を閉塞する蓋体21bとから構成されている。
以下で用いられる粒状体としてのカラー骨材15は粒径が一様でかつ微細であり、本実施形態では、直径(粒径)が最大でも0.05乃至0.3ミリメートル(但し、中心粒径0.1乃至0.2ミリメートル)の粒状体であり、またカラー骨材に代えて砂でもよいが、粒径が一様でかつ微細な砂を用いた方が好ましいのは言うまでもない。
図9に示す筒状体21aは、例えば図11に示すように柱状体である電柱1を所定の隙間あけて三方から囲むように左側板23と右側板25を後側板27の両側に連結して構成され、後側板27に対向する前側は開口し、開口部29を形成している。筒状体21aは、図11に示すように電柱1を囲んで立設し得るように左側板23、右側板25、後側板27の最下部が外側に広がるように折り曲げられている。
また、筒状体21aは、左側板23、右側板25、後側板27の最上部が外側を向いて上方に広がるように折り曲げられ、後述するように上方から流し込まれるカラー骨材35を受け入れやすいように構成されている。更に、開口部29に連結されていない左側板23と右側板25の端部には、すなわち開口部29に該当する左側板23と右側板25の前側端部には、複数のフック23a、25aがそれぞれ形成されている。これらのフック23a、25aは、後述するように蓋体21bを固定するためのものであるが、これらのフック23a、25aには、ゴム板43a、43bが取り付けられ、蓋体21bを密接に固定するようになっている。
また、図9に示す蓋体21bは、筒状体21aの開口部29を閉塞するためのものであり、蓋体21bの下端部を筒状体21aの開口部29の上方から左側板23、右側板25の複数のフック23a、25aに通すように下降させながら挿入すると、蓋体21bは複数のフック23a、25aを通って最下部まで下降して、例えば図12に示すように開口部29を閉塞し、複数のフック23a、25aで固定される。なお、この時、蓋体21bは、ゴム板43a、43bを介して筒状体21aの開口部29を閉塞するため、蓋体21bは、筒状体21aの開口部29を完全に密着性よく閉塞するようになっている。
また、蓋体21bは、下方寄りの部分に開放可能な排出孔31が形成されている。この排出孔31は、ねじ締めなどにより通常は閉塞されているが、必要時にはねじを緩めるなどにより開放し得るように構成されている。更に、蓋体21bは、その最下部が外側に広がるように折り曲げられているとともに、最上部が外側を向いて上方に広がるように折り曲げられ、後述するように上方から流し込まれるカラー骨材35を受け入れやすいように構成されている。
次に、上述したように構成される貼紙防止処理用補助具21を用いて柱状体である電柱1の外周表面への貼紙を防止する貼紙防止方法について説明する。
まず、電柱1は、図3および図4で説明したと同様に、貼紙が貼られにくくするための前処理として、貼紙を防止する電柱1の下部の外周表面の所定領域を研磨機などで研磨し、それから下地処理用のプライマを十分に塗布し、次に例えばエポキシ系接着樹脂等の含侵接着樹脂を塗布し、その上から図10に示すように、引張強度が大きい補強用の繊維シートであるアラミド繊維シート9を巻き付け、これにより電柱1の下部を更に強固に補強する。
図10に示すように、アラミド繊維シート9を電柱1の下部に巻き付けた後は、この上に更に含侵接着樹脂を十分に塗布し、それから図11に示すように、この含侵接着樹脂の塗布された領域の電柱1に対して所定の隙間あけて貼紙防止処理用補助具21の筒状体21aを三方から囲むように電柱1の外側に設置する。
次に、図11に示すように、電柱1の下部を三方から囲むように設置された筒状体21aの開口部29に対して上方から蓋体21bの下端部を複数のフック23a、25aの間に挿入しながら下降させると、蓋体21bは複数のフック23a、25aを通って最下部まで下降し、図12に示すように開口部29を閉塞し、複数のフック23a、25aで固定される。
図12に示すように、筒状体21aの開口部29を蓋体21bで閉塞した後、図13(b)に示すようなL型金具33を複数、図13(a)に示すように開口部29を閉塞した蓋体21bを固定している複数のフック23a、25aの間に取り付け、これにより蓋体21bの保持を強化する。
次に、図13(a)に示すように強化された蓋体21bで開口部29を閉塞された筒状体21aと電柱1との間の隙間に上方から図14に示すようにカラー骨材35を投入して隙間を充填し、図15に示すように隙間の上方に溢れるほどに全体的に充填する。
図15に示すように、筒状体21aと電柱1との間の隙間に溢れるほどにカラー骨材35を充填すると、この隙間に充填されたカラー骨材35は、上述したように電柱1に巻き付けられたアラミド繊維シート9に塗布された含侵接着樹脂にムラ無く非常に密に付着する。このようにカラー骨材35が隙間に充填した後、次に蓋体21bの下方寄りの部分に形成された排出孔31の蓋を開放し、図16に示すように、筒状体21aと電柱1との間の隙間に充填されたカラー骨材35を排出孔31から外部に排出し、この排出されたカラー骨材35をバケツ37などに受け入れ回収する。
なお、カラー骨材35は、超微粒子のものであるため、筒状体21aと電柱1との間の隙間に充填されたカラー骨材35は、あたかも水のようにさらさらと滑らかに排出孔31から流出する。このカラー骨材35は超微粒子であることから、通常の砂よりは高価であり、バケツ37などにより効率的に回収する。また、排出孔31からカラー骨材35を徐徐に排出することになるため、カラー骨材35の排出の際の勢いで既に付着したカラー骨材35が剥がれ落ちることが防止される。
このように排出孔31からカラー骨材35を排出し、筒状体21aと電柱1との間の隙間のカラー骨材35が例えば排出孔31の高さ程度まで減少したら、図17に示すように、蓋体21bを上方に引き上げてカラー骨材35を下方から排出し、それから更に蓋体21bを筒状体21aの開口部29から取り外し、蓋体21bが取り外された筒状体21aの開口部29からカラー骨材35を隙間から完全に除去する。
このようにカラー骨材35を隙間から除去した後、貼紙防止処理用補助具21の筒状体21aを除去すると、図18に示すように、電柱1の下部には、すなわち貼紙を防止する電柱1の下部の外周表面の所定領域であって、上述したようにアラミド繊維シート9を巻き付けた上に含侵接着樹脂を塗布された貼紙防止領域には、カラー骨材35が全面的にかつ密に完全に貼り付き、この領域はカラー骨材35で覆われる。この結果、この領域は、ざらざらとした表面となるため、貼紙を貼ることが困難となり、仮に貼ることができてもすぐに剥がれおちてしまうことになる。
また、上述したように、貼紙防止領域に巻き付けられたアラミド繊維シート9の上に含侵接着樹脂によりカラー骨材35を付着させて、アラミド繊維シート9を砂で全体的に覆うことにより、アラミド繊維シート9の耐候性を強化することができ、このアラミド繊維シート9による電柱1の下部の強化を長年にわたって持続させることができる。すなわち、アラミド繊維シート9は、紫外線に比較的弱いものであるが、このアラミド繊維シート9をカラー骨材35で覆うことにより、アラミド繊維シート9を紫外線から保護し、アラミド繊維シート9の耐候性を強化し、その強度劣化を防止することができるのである。
なお、上記実施形態では、本発明の貼紙防止方法を柱状体として電柱に適用した場合について説明しているが、本発明は、これに限定されるものでなく、任意の柱状体に適用し得るものである。また、繊維シートもアラミド繊維シートに限定されるものでない。
1 電柱
3 カラー骨材
5 電柱の下部
7 側部開口
9 アラミド繊維シート
13 筒状体
13a、13b 部分筒状体
15 カラー骨材
21 貼紙防止処理用補助具
21a 筒状体
21b 蓋体
23 左側板
25 右側板
23a、25a フック
27 後側板
29 開口部
31 排出孔
33 L型金具
35 カラー骨材
43a、43b ゴム板

Claims (12)

  1. 柱状体の外周表面への貼紙を防止する貼紙防止方法であって、
    柱状体の外周表面の所定領域を被貼付面として設定し、該被貼付面に対して粒状体を貼り付ける工程
    を有することを特徴とする貼紙防止方法。
  2. 柱状体の外周表面への貼紙を防止する貼紙防止方法であって、
    柱状体の外周表面の所定領域に長尺の帯状である繊維シートを巻き付けて貼付する工程と、
    この巻き付けられた繊維シートの表面を被貼付面として設定し、該被貼付面に対して粒状体を貼り付ける工程と
    を有することを特徴とする貼紙防止方法。
  3. 前記繊維シートを巻き付けて貼付する工程は、
    前記柱状体の外周表面にプライマを塗布してから含侵接着樹脂を塗布する工程と、
    この塗布された含侵接着樹脂の上に前記繊維シートを巻き付けて貼付する工程と
    を有することを特徴とする請求項2記載の貼紙防止方法。
  4. 前記被貼付面に対して粒状体を貼り付ける工程は、
    前記被貼付面に含侵接着樹脂を塗布する工程と、
    この塗布された含侵接着樹脂に粒状体を押圧して付着させる工程と
    を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の貼紙防止方法。
  5. 前記粒状体を押圧して付着させる工程は、
    前記塗布された含侵接着樹脂の全領域を所定の隙間あけて覆うように筒状体を柱状体の外側に設ける工程と、
    筒状体と含侵接着樹脂との間の前記隙間に粒状体を投入して充填する工程と、
    前記隙間に充填された粒状体を筒状体と含侵接着樹脂との間で挟んで筒状体を含侵接着樹脂に対して押圧して、粒状体を含侵接着樹脂に付着させる工程と
    を有することを特徴とする請求項4記載の貼紙防止方法。
  6. 前記筒状体は、柱状体の長手方向に沿って複数に分割された部分筒状体で構成され、この複数の部分筒状体を合わせて柱状体を囲むとともに含侵接着樹脂の全領域に対して所定の隙間あけて覆うように柱状体の外側に設けられることを特徴とする請求項5記載の貼紙防止方法。
  7. 前記粒状体は、カラー骨材であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の貼紙防止方法。
  8. 前記粒状体は、0.05乃至2.0mmの直径を有することを特徴とする請求項7記載の貼紙防止方法。
  9. 柱状体の外周表面への貼紙を防止する貼紙防止処理に使用される貼紙防止処理用補助具であって、
    柱状体を三方から囲むことができるコの字状の筒状体と、
    この筒状体の開口部を閉塞する蓋体と
    を有することを特徴とする貼紙防止処理用補助具。
  10. 前記筒状体と蓋体の少なくとも一方に、下方寄りの部分に開放可能な排出孔を設けたことを特徴とする請求項9記載の貼紙防止処理用補助具。
  11. 請求項9記載の貼紙防止処理用補助具を用いて柱状体の外周表面への貼紙を防止する貼紙防止方法であって、
    柱状体の外周表面の所定領域に下地処理用のプライマを塗布してから含侵接着樹脂を塗布する工程と、
    この塗布された含侵接着樹脂の上に長尺の帯状である繊維シートを巻き付けて貼付する工程と、
    この巻き付けられた繊維シートの表面を被貼付面として設定し、該被貼付面に対して含侵接着樹脂を塗布する工程と、
    この含侵接着樹脂の塗布された領域を所定の隙間あけて三方から囲むように貼紙防止処理用補助具のコの字状の筒状体を柱状体の外側に設ける工程と、
    前記貼紙防止処理用補助具の筒状体の開口部を貼紙防止処理用補助具の蓋体で閉塞する工程と、
    この蓋体で開口部を閉塞された筒状体と柱状体との間の隙間に粒状体を投入して充填する工程と、
    この筒状体と柱状体との間の隙間に充填された粒状体を隙間から除去する工程と
    を有することを特徴とする貼紙防止方法。
  12. 前記粒状体を隙間から除去する工程は、
    貼紙防止処理用補助具の前記筒状体と蓋体の少なくとも一方の下方寄りの部分に形成された開放可能な排出孔を開放し、この開放された排出孔から粒状体を外部に排出する工程と、
    この排出孔からの粒状体の排出により粒状体が減少した後、貼紙防止処理用補助具の蓋体を筒状体の開口部から取り外し、この蓋体が取り外された筒状体の開口部から粒状体を更に除去する工程と
    を有することを特徴とする請求項11記載の貼紙防止方法。
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