JP2010270490A - 車両用ドアのアウトハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベース部材に回動可能に支承されたアウトハンドルの押し操作時に第1戻しばねのばね力がアウトハンドルに作用し、アウトハンドルの引き操作時に第2戻しばねのばね力がアウトハンドルに作用するようにした車両用ドアのアウトハンドル装置において、第1および第2戻しばねのばね荷重の設定を容易とするとともにアウトハンドルの操作性を高めることを可能とし、外観見栄えを良好とする。
【解決手段】アウトハンドル14の中立位置からの引き操作時に第1戻しばね22のばね力がアウトハンドル14に作用することを規制する第1規制手段25と、アウトハンドル14の中立位置からの押し操作時に第2戻しばね28のばね力がアウトハンドル14に作用することを規制する第2規制手段29とが、ベース部材13の背面側に配設される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用ドアに固定されるベース部材と、中立位置から車両内方側への押し操作ならびに車両外方側への引き操作を可能として前記ベース部材に回動可能に支承されるアウトハンドルと、該アウトハンドルの前記中立位置からの押し操作時に戻し側のばね力を発揮する第1戻しばねと、前記アウトハンドルの前記中立位置からの引き操作時に戻し側のばね力を発揮する第2戻しばねとを備える車両用ドアのアウトハンドル装置に関する。
ベース部材との間に第1戻しばねが設けられたレバーと、第1戻しばねよりも小さなばね荷重の第2戻しばねがベース部材との間に設けられたアウトハンドルとがベース部材に回動可能に支承され、第1戻しばねによる回動付勢方向での前記レバーの回動限が前記ベース部材に当接することで規制され、その回動限にある前記レバーに当接することでアウトハンドルの中立位置が保持されるようにした車両用ドアのアウトハンドル装置が、特許文献1で知られている。
特公平7−960号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたものでは、アウトハンドルを中立位置に保持するために第1および第2戻しばねのばね荷重を異なって設定することが必要であり、その設定管理が難しくなるだけでなく、アウトハンドルの中立位置からの押し操作時には引き操作時よりも大きな操作荷重が必要となり、車両ユーザーによるアウトハンドルの操作性が悪い。しかも車両用ドアの外面側に配置されるアウトハンドルに当接することが必要であることから前記レバーの一部が、アウトハンドルの引き操作時に外方から見えてしまい、外観見栄えの点で課題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、第1および第2戻しばねのばね荷重の設定を容易とするとともにアウトハンドルの操作性を高めることを可能とし、外観見栄えを良好とした車両用ドアのアウトハンドル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車両用ドアに固定されるベース部材と、中立位置から車両内方側への押し操作ならびに車両外方側への引き操作を可能として前記ベース部材に回動可能に支承されるアウトハンドルと、該アウトハンドルの前記中立位置からの押し操作時に戻し側のばね力を発揮する第1戻しばねと、前記アウトハンドルの前記中立位置からの引き操作時に戻し側のばね力を発揮する第2戻しばねとを備える車両用ドアのアウトハンドル装置において、前記アウトハンドルの前記中立位置からの引き操作時に前記第1戻しばねのばね力が前記アウトハンドルに作用することを規制する第1規制手段と、前記アウトハンドルの前記中立位置からの押し操作時に前記第2戻しばねのばね力が前記アウトハンドルに作用することを規制する第2規制手段とが、前記ベース部材の背面側に配設されることを第1特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記第2規制手段が、前記ベース部材との間に前記第2戻しばねが設けられるようにして前記ベース部材に回動可能に支承されるレバー部材と、前記第2戻しばねによる回動付勢方向での前記レバー部材の回動限を前記ベース部材で規制する際に該ベース部材および前記レバー部材間に介在すべく前記ベース部材および前記レバー部材の少なくとも一方に取付けられる弾性部材と、前記中立位置からの前記アウトハンドルの引き操作時には第2戻しばねのばね力に抗して前記レバー部材に当接するものの前記中立位置からの前記アウトハンドルの押し操作時には前記回動限にあるレバー部材から離隔するようにして前記アウトハンドルに設けられるレバー当接部とで構成されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記レバー部材が、前記車両用ドアに設けられたドアロック装置に連結されることを第3の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、第1および第2戻しばねのばね荷重が同一に設定されることを第4の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、第1規制手段によって中立位置からの引き操作時に第1戻しばねのばね力がアウトハンドルに作用することが規制され、第2規制手段によって中立位置からの押し操作時に第2戻しばねのばね力がアウトハンドルに作用することが規制されるので、第1および第2戻しばねのばね荷重を個別に設定することが可能であり、アウトハンドルを中立位置に保持するために第1および第2戻しばねの一方のばね荷重を他方のばね荷重よりも大きく設定する等のばね荷重の設定管理を行う必要がなく、第1および第2戻しばねのばね荷重の設定が容易となる。しかも第1および第2規制手段はベース部材の背面側に配設されるので、車両用ドアの外部から第1および第2規制手段が視認されることはなく、優れた外観見栄えを得ることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、第2規制手段では、アウトハンドルの中立位置では該アウトハンドルのレバー当接部が当接した状態にあるレバー部材が弾性部材を介してベース部材に当接することでアウトハンドルの中立位置が保持されることになり、レバー部材がベース部材に当接する際の異音の発生を抑えることができ、またアウトハンドルの非操作時にはレバー部材が第2戻しばねのばね力によって弾性部材を介してベース部材側に押圧されているので、振動等による異音の発生を抑えることができる。
本発明の第3の特徴によれば、アウトハンドルの操作力をドアロック装置に伝達する機能をも果たすようにしてレバー部材がドアロック装置に連結されており、レバー部材は第2規制手段専用に設けられるものではないので、第2規制手段を構成することによる部品点数の増大を抑制することができる。
さらに本発明の第4の特徴によれば、第1および第2戻しばねのばね荷重が同一に設定されるので、アウトハンドルの押し操作および引き操作の操作荷重を同一としてアウトハンドルの操作性を高めることができる。
アウトハンドル装置の正面図である。 アウトハンドル装置の背面図である。 アウトハンドル装置を図2の3矢視方向から見た図である。 アウトハンドル装置の斜視図である。 アウトハンドル装置の分解斜視図である。 アウトハンドルが中立位置にあるときの図3の6矢示部拡大図である。 アウトハンドルの押し操作時の図6に対応した図である。 アウトハンドルの引き操作時の図6に対応した図である。 アウトハンドルが中立位置にあるときの図2の9−9線拡大断面図である。 アウトハンドルの押し操作時の図9に対応した図である。 アウトハンドルの引き操作時の図9に対応した図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態について図1〜図11を参照しながら説明すると、先ず図1〜図3において、たとえば乗用車両が備えるサイドドアである車両用ドア11のアウターパネル12には、メカニカルキーを用いないキーレスエントリーシステムに用いられるアウトハンドル装置が本発明に従って構成されるようにして取り付けられており、該アウトハンドル装置は、前記アウターパネル12に固定されるベース部材13と、該ベース部材13で回動可能に支承されるアウトハンドル14と、該アウトハンドル14の操作に応じてスイッチング態様を変化させるようにして前記ベース部材13に取付けられるロック・アンロックスイッチ15とを備える。
前記アウターパネル12には、車両の前後方向(図1および図2の左右方向)に長く延びる開口部16が設けられており、該開口部16を閉じるようにして前記ベース部材13が前記アウターパネル12の内面側に固定され、開口部16の周縁で前記アウターパネル12の内面に弾発的に接触するシール部材17が前記ベース部材13に装着される。
図4および図5を併せて参照して、アウトハンドル14は、車両のユーザーが一端部を把持して操作することを可能として車両の前後方向に延びるハンドル本体14aと、該ハンドル本体14aの長手方向中間部の背面に直交するように連なるガイド腕部14bと、前記ハンドル本体14aの他端部背面に連なって略L字状に形成される支持腕部14cとを一体に有して合成樹脂により形成される。一方、前記ベース部材13には、車両ユーザーがその手の一部を入れて前記ハンドル本体14aの一端部を把持するための凹部18と、前記ハンドル本体14のガイド腕部14bを貫通せしめるガイド孔19と、前記ハンドル本体14の支持腕部14cを貫通せしめる貫通孔20とが設けられる。
前記ベース部材13には、前記アウターパネル12の背面側で前記凹部18から離隔する側に延びる支持枠部13aが一体に設けられており、前記アウトハンドル14における支持腕部14cの先端部が、該アウトハンドル14の中立位置から車両内方側への押し操作ならびに車両外方側への引き操作を可能として、前記支持枠部13aに第1支軸21を介して回動可能に支承される。
図6を併せて参照して、前記アウトハンドル14には、該アウトハンドル14の前記中立位置からの押し操作時に第1戻しばね22による戻し側のばね力が作用するものであり、この第1戻しばね22は、その一端を前記支持枠部13aに設けられたばね受け部23に当接、係合せしめて前記第1支軸21を囲繞するねじりばねであり、この第1戻しばね22の他端は、前記支持腕部14cに当接可能である。
支持腕部14cには、第1戻しばね22の他端を当接させ得るばね当接部24aを内端に有して前記ばね受け部23側に向けて開放した収容凹部24が、第1戻しばね22の他端部を収容可能として設けられており、ばね当接部24aに第1戻しばね22の他端が当接した状態では、第1戻しばね22のばね力がアウトハンドル14に作用する押し操作力に対抗するように作用することになる。
しかも前記アウトハンドル14の前記中立位置からの引き操作時に前記第1戻しばね22のばね力が前記アウトハンドル14に作用することは、前記ベース部材13の背面側に配設される第1規制手段25によって規制されるものであり、この実施の形態では、前記ベース部材13における支持部13aに第1規制手段25が一体に突設される。
第1規制手段25は、第1戻しばね22の他端に当接することで第1戻しばね22のばね力がアウトハンドル14に作用することを規制する機能を果たすものであり、図6で示すようにアウトハンドル14が中立位置にある状態では第1戻しばね22の他端はアウトハンドル14のばね当接部24aおよび第1規制手段25に当接しており、図7で示すようにアウトハンドル14が前記中立位置から押し操作されたときには、アウトハンドル14のばね当接部24aが第1規制手段25を置き去りにしてばね受け部23側に移動するので、アウトハンドル14に第1戻しばね22による戻し側のばね力が作用する。また図8で示すように、アウトハンドル14が中立位置から引き操作されたときには、アウトハンドル14のばね当接部24aは、第1戻しばね22の他端を第1規制手段25に当接させたまま前記ばね受け部23から遠ざかる側に移動し、この状態では第1戻しばね22のばね力がアウトハンドル14に作用することはない。
図9を併せて参照して、前記アウトハンドル14には、該アウトハンドル14の前記中立位置からの引き操作時に第2戻しばね28による戻し側のばね力が作用するものであり、前記アウトハンドル14の前記中立位置からの押し操作時に前記第2戻しばね28のばね力が前記アウトハンドル14に作用することを規制する第2規制手段29が、前記ベース部材13の背面側に配設される。しかも第2戻しばね28のばね荷重は第1戻しばね22のばね荷重と同一に設定される。
第2規制手段29は、ベース部材13との間に前記第2戻しばね28が設けられるようにして前記ベース部材13に回動可能に支承されるレバー部材30と、前記第2戻しばね29による回動付勢方向での前記レバー部材29の回動限を前記ベース部材13で規制する際に該ベース部材13および前記レバー部材30間に介在すべく前記ベース部材13および前記レバー部材30の少なくとも一方に取付けられる弾性部材31と、前記中立位置からの前記アウトハンドル14の引き操作時には第2戻しばね28のばね力に抗して前記レバー部材30に当接するようにして前記アウトハンドル14に設けられるレバー当接部32とで構成される。
前記ガイド孔19に対応する部分で前記レバー部材13の上部内面には、前記アウトハンドル14におけるハンドル本体14aの長手方向に間隔をあけて配置される一対のブラケット13b,13cが一体に設けられており、前記レバー部材30は、前記ハンドル本体14aの長手方向に沿う軸線を有する第2支軸33を介して両ブラケット13b,13cに回動可能に支承されるレバー基部30aに、該レバー基部30aから側方に突出する当接腕部30b、連結腕部30cおよび規制腕部30dが一体に連設されて成る。
前記アウトハンドル14におけるガイド腕部14bには、前記レバー部材30の当接腕部30bを収容する収容孔34が、ガイド腕部14bの長手方向に長く延びるとともにガイド腕部14bの前記第2支軸33側の側面ならびに前記第2支軸33とは反対側の側面に開口するようにして設けられており、前記当接腕部30bにはゴム等の弾性材から成るキャップ35が装着される。而して前記収容孔34においてアウトハンドル14におけるハンドル本体14aとは反対側の側面に、前記レバー当接部32が、前記キャップ35を介してレバー部材30の当接腕部30bに当接することを可能として形成される。
前記レバー部材30の連結腕部30cにはホルダ36が弾発、係合されており、このホルダ36にロッド37の一端部が連結され、ロッド37の他端部は、車両用ドア11に設けられたドアロック装置38に連結される。すなわち前記連結腕部30cは、アウトハンドル14がその中立位置から引き操作されたときにレバー当接部32で当接腕部30bが押されることでレバー部材30が回動する際に、前記ロッド37から押圧力を作用せしめるようにしてドアロック装置38に連結される。
而して前記ドアロック装置38は、前記ロック・アンロックスイッチ15によって車両ユーザーのロック意志を確認したときに車両ユーザーが携帯している携帯器および車両間の通信によって正規の携帯器であることが確認された状態で車両用ドア11をロック状態に保持し、また車両用ドア11のロック状態で前記ロック・アンロックスイッチ15によって車両ユーザーのアンロック意志を確認したときに車両ユーザーが携帯している携帯器および車両間の通信によって正規の携帯器であることが確認された状態で車両用ドア11のロック状態を解除するものであり、そのアンロック状態で車両ユーザーがアウトハンドル14を引き操作して前記ロッド37からの押圧力を前記ドアロック装置38に作用せしめることによって車両用ドア11を開放することができる。
第2戻しばね28は、第2支軸33を囲繞するねじりばねであり、ベース部材13におけるブラケット13cおよびレバー部材30間に設けられ、レバー部材30は、その規制腕部30dを、車両用ドア11におけるアウターパネル12の内方でベース部材13に一体に突設された規制部13dに近接させるように第2戻しばね28によりばね付勢される。而して前記ベース部材13および前記レバー部材30の少なくとも一方、この実施の形態ではベース部材13の前記規制部13dに弾性部材31が弾発、係合によって取付けられており、この弾性部材31は、ゴム等の弾性材料によって内部に空洞39が生じるように形成される。
ところで図9で示すように、アウトハンドル14が中立位置にある状態では、第2戻しばね28のばね力によって、レバー部材30はその規制腕部30dを弾性部材31に押しつけた状態にあり、この状態で、アウトハンドル14におけるレバー当接部32はレバー部材30の当接腕部30bにキャップ35を介して当接した状態にあり、その中立位置からアウトハンドル14を押し操作すると、図10で示すように、アウトハンドル14のレバー当接部32はレバー部材30の当接腕部30bから離間するように移動し、この状態でアウトハンドル14には第2戻しばね28のばね力は作用しない。また押し操作によるアウトハンドル14の回動限は、ガイド孔19および貫通孔20間でベース部材13の外面に一体に突設される第1ストッパ部40にアウトハンドル14におけるハンドル本体14aの内面が当接することによって規制される。
さらに図11で示すように、アウトハンドル14をその中立位置から引き操作すると、アウトハンドル14のレバー当接部32はキャップ35を介して当接腕部30bに当接し、レバー30を第2戻しばね28のばね力に抗して回動駆動することになり、アウトハンドル14に第2戻しばね28による戻し側のばね力が作用する。また引き操作によるアウトハンドル14の回動限は、アウトハンドル14におけるガイド腕部14bの先端部にその側方に突出するようにして一体に設けられる第2ストッパ部41が、ガイド孔19の周縁でベース部材13の内面に当接することによって規制される。
ロック・アンロックスイッチ15は弾性部43を有し、前記ベース部材13に設けられたL字状の支持突起45を挿通することでベース部材13に取付けられるものであり、前記アウトハンドル14のガイド腕部14bに突設された押圧部44がアウトハンドル14の中立位置からの押し操作に応じて前記弾性部43を押圧することによってスイッチング態様を変化させる。しかも前記ドアロック装置38がアンロック状態にあるときの前記アウトハンドル14の中立位置からの押し操作に応じてロック・アンロックスイッチ15から出力される信号で車両ユーザーのロック意志が確認され、前記ドアロック装置38がロック状態にあるときの前記アウトハンドル14の中立位置からの押し操作に応じてロック・アンロックスイッチ15から出力される信号で車両ユーザーのアンロック意志が確認される。
而してアウトハンドル14は、ベース部材13に設けられた第1ストッパ部40にハンドル本体14aが当接することにより、中立位置からの押し操作時の回動限が規制されており、アウトハンドル14のガイド腕部14bに設けられた押圧部44からロック・アンロックスイッチ15の弾性部43に作用する荷重も制限されるので、車両ユーザーが直接操作するロック・アンロックスイッチに比べると、過度の押圧操作による故障がロック・アンロックスイッチ15に生じる心配がない。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、アウトハンドル14の前記中立位置からの押し操作時には該アウトハンドル14に第1戻しばね22によって戻し側のばね力が作用し、アウトハンドル14の中立位置からの引き操作時には該アウトハンドル14に第2戻しばね28によって戻し側のばね力が作用するのであるが、アウトハンドル14の中立位置からの引き操作時に第1戻しばね22のばね力がアウトハンドル14に作用することは第1規制手段25で規制され、中立位置からの押し操作時に第2戻しばね28のばね力がアウトハンドル14に作用することは第2規制手段29によって規制されるので、第1および第2戻しばね22,28のばね荷重を個別に設定することが可能であり、アウトハンドル14を中立位置に保持するために第1および第2戻しばね22,28の一方のばね荷重を他方のばね荷重よりも大きく設定する等のばね荷重の設定管理を行う必要がなく、第1および第2戻しばね22,28のばね荷重の設定が容易となる。
しかも第1および第2戻しばね22,28のばね荷重が同一に設定されており、アウトハンドル14の押し操作および引き操作の操作荷重を同一としてアウトハンドル14の操作性を高めることができる。
さらに第1および第2規制手段25,29はベース部材13の背面側に配設されるので、車両用ドア11の外部から第1および第2規制手段25,29が視認されることはなく、優れた外観見栄えを得ることができる。
また第2規制手段29は、車両用ドア11に設けられたドアロック装置38に連結されるとともにベース部材13との間に第2戻しばね28が設けられるようにしてベース部材13に回動可能に支承されるレバー部材30と、第2戻しばね28による回動付勢方向でのレバー部材30の回動限をベース部材13の規制部13dで規制する際に該規制部13dおよびレバー部材30間に介在すべく規制部13dおよびレバー部材30の少なくとも一方(この実施の形態では規制部13d)に取付けられる弾性部材31と、中立位置からのアウトハンドル14の引き操作時には第2戻しばね28のばね力に抗してレバー部材30に当接するものの中立位置からのアウトハンドル14の押し操作時には前記回動限にあるレバー部材30から離隔するようにしてアウトハンドル14に設けられるレバー当接部32とで構成される。
したがって第2規制手段29では、アウトハンドル14の中立位置では該アウトハンドル14のレバー当接部32が当接した状態にあるレバー部材30が弾性部材31を介してベース部材13の規制部13dに当接することでアウトハンドル14の中立位置が保持されることになり、レバー部材30がベース部材13に当接する際の異音の発生を抑えることができ、またアウトハンドル14の非操作時にはレバー部材30が第2戻しばね28のばね力によって弾性部材31を介してベース部材13側に押圧されているので、振動等による異音の発生を抑えることができる。
特に弾性部材31は内部に空洞39を有するように形成されているので、レバー部材30の規制腕部30dが弾性部材31に当接する際の異音の発生をより効果的に抑えることができる。
またレバー部材30およびレバー当接部32は、アウトハンドル14の引き操作力をドアロック装置38に伝達する機能をも果たすものであり、第2規制手段29専用に設けられるものではないので、第2規制手段29を構成するのに新たに必要となるのは弾性部材31だけであり、第2規制手段29を構成することによる部品点数の増大を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
11・・・車両用ドア
13・・・ベース部材
14・・・アウトハンドル
22・・・第1戻しばね
25・・・第1規制手段
28・・・第2戻しばね
29・・・第2規制手段
30・・・レバー部材
31・・・弾性部材
32・・・レバー当接部
38・・・ドアロック装置

Claims (4)

  1. 車両用ドア(11)に固定されるベース部材(13)と、中立位置から車両内方側への押し操作ならびに車両外方側への引き操作を可能として前記ベース部材(13)に回動可能に支承されるアウトハンドル(14)と、該アウトハンドル(14)の前記中立位置からの押し操作時に戻し側のばね力を発揮する第1戻しばね(22)と、前記アウトハンドル(14)の前記中立位置からの引き操作時に戻し側のばね力を発揮する第2戻しばね(28)とを備える車両用ドアのアウトハンドル装置において、前記アウトハンドル(14)の前記中立位置からの引き操作時に前記第1戻しばね(22)のばね力が前記アウトハンドル(14)に作用することを規制する第1規制手段(25)と、前記アウトハンドル(14)の前記中立位置からの押し操作時に前記第2戻しばね(28)のばね力が前記アウトハンドル(14)に作用することを規制する第2規制手段(29)とが、前記ベース部材(13)の背面側に配設されることを特徴とする車両用ドアのアウトハンドル装置。
  2. 前記第2規制手段(29)が、前記ベース部材(13)との間に前記第2戻しばね(28)が設けられるようにして前記ベース部材(13)に回動可能に支承されるレバー部材(30)と、前記第2戻しばね(28)による回動付勢方向での前記レバー部材(30)の回動限を前記ベース部材(13)で規制する際に該ベース部材(13)および前記レバー部材(30)間に介在すべく前記ベース部材(13)および前記レバー部材(30)の少なくとも一方に取付けられる弾性部材(31)と、前記中立位置からの前記アウトハンドル(14)の引き操作時には第2戻しばね(28)のばね力に抗して前記レバー部材(30)に当接するものの前記中立位置からの前記アウトハンドル(14)の押し操作時には前記回動限にあるレバー部材(30)から離隔するようにして前記アウトハンドル(14)に設けられるレバー当接部(32)とで構成されることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアのアウトハンドル装置。
  3. 前記レバー部材(30)が、前記車両用ドア(11)に設けられたドアロック装置(38)に連結されることを特徴とする請求項2記載の車両用ドアのアウトハンドル装置。
  4. 第1および第2戻しばね(22,28)のばね荷重が同一に設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用ドアのアウトハンドル装置。
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