JP2010269687A - 車両用シートのスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構造であってもセーフティロックを備えた車両用シートのスライド装置を提供することである。
【解決手段】ロアレール10に対するアッパレール20のスライドを規制するスライドロック30とを備え、スライドロック30は、ロアレール10の長手方向に沿って形成されている複数の係止孔12aのいずれかに差し込み可能にアッパレール20側に組み付けられているロックアーム92から構成されている車両用シート1のスライド装置であって、アッパレール10のスライドに伴って回動するローラ48を備えており、係止孔12aに対してロックアーム92が差し込まれたスライドロック30のロック状態から、その差し込みが解除されたロック解除状態になってアッパレール20がスライドすると、このスライドに伴うローラ48の回動によって、スライドロック30はロック状態へと戻される。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートのスライド装置に関し、詳しくは、セーフティロックを備えた車両用シートのスライド装置に関する。
従来、フロアに対してシートを前後にスライドさせることができる車両用シートのスライド装置が既に知られている。ここで下記特許文献1には、乗員の所望するスライド位置で車両用シートを固定することができるスライドロックを備えた車両用シートのスライド装置が開示されている。これにより、乗員は車両用シートのスライド位置を調節して使用することができる。
特開2007−69694号公報
しかしながら、上述した従来技術では、車両用シートのスライド位置を調節するため乗員がスライドロックを解除しているときに、例えば、車両の急発進または急停止等によって車両用シートに急激な加速度が作用すると、その加速度によって車両用シートがスライドしてしまうことがあった。すなわち、車両用シートにおいて、乗員の意図しないスライド動作が行われることがあった。この問題を解決するために、スライドロックとは別に補助ロックを設けて、乗員がスライドロックを解除しているときの乗員の意図しないスライド動作を防止する、いわゆる、セーフティロックを備えたスライド装置も考えられた。しかしながら、このスライド装置では、2個のロック(スライドロックと補助ロック)を必要とするため、その構造が複雑になっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、簡便な構造であってもセーフティロックを備えた車両用シートのスライド装置を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、車両フロア側に組み付けられるロアレールと、このロアレールに対してスライド可能に車両のシート側に組み付けられるアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールのスライドを規制するスライドロックとを備え、スライドロックは、ロアレールの長手方向に沿って形成されている複数の係止孔のいずれかに差し込み可能にアッパレール側に組み付けられているロックアームから構成されている車両用シートのスライド装置であって、アッパレールのスライドに伴って回動するローラを備えており、係止孔に対してロックアームが差し込まれたスライドロックのロック状態から、その差し込みが解除されたロック解除状態になってアッパレールがスライドすると、このスライドに伴うローラの回動によって、スライドロックはロック状態へと戻されることを特徴とする。
この構成によれば、車両用シートのスライド位置を調節するため乗員が左右のスライドロックを解除しているときに、例えば、車両の急発進または急停止等によって車両用シートに急激な加速度が作用しても、乗員の意図しないスライド動作を防止することができる。いわゆる、セーフティロックを作動させることができる。このセーフティロックは、通常時に車両用シートのスライドを固定するロックアームによって行われるため、従来技術で考えられた2個のロックを必要とすることなく、簡便な構造で実施できる。
図1は、本発明の実施例に係る車両用シートのスライド装置の分解斜視図である。 図2は、図1の組み付け後の斜視図である。 図3は、図1のスライドロックをベースアッシとロックアッシとに分解した斜視図である。 図4は、図3を組み付けた状態の斜視図である。 図5は、図3のベースアッシの分解斜視図である。 図6は、図3のロックアッシの分解斜視図である。 図7は、ロック状態における、スライドロックの縦断面模式図(A)と、そのリンク機構の縦断面模式図(B)である。 図8は、ロック解除状態における、スライドロックの縦断面模式図(A)と、そのリンク機構の縦断面模式図(B)である。 図9は、図8において、車両用シートに急激な加速度が作用した状態における、スライドロックの縦断面模式図(A)と、そのリンク機構の縦断面模式図(B)である。 図10は、図9において、再度、ロック状態に戻ったときの、スライドロックの縦断面模式図(A)と、そのリンク機構の縦断面模式図(B)である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜10を参照して説明する。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した各図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両用シート1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
はじめに、図1、2を参照して、本発明の実施例に係る車両用シート1のスライド装置4の概略構成を説明する。なお、車両用シート1のスライド装置4の例として、助手席のスライド装置4を例に説明することとする。
スライド装置4は、車両フロアFの前後方向に沿って組み付けられた左右一対のロアレール10、10と、この両ロアレール10に対してそれぞれスライド可能に車両用シート1のシートクッション2に組み付けられた左右一対のアッパレール20、20と、この両アッパレール20にそれぞれ組み付けられ両ロアレール10に対する両アッパレール20のスライドをそれぞれ規制する左右のスライドロック30、30とを備えている。この両ロアレール10の底面12には、左右のスライドロック30、30の後述するロックアーム92の係止爪92bを差し込ませることができる複数の係止孔12aがその長手方向に沿って形成されている。
次に、図3〜6を参照して、左右のスライドロック30、30の詳細な構造を説明する。左右のスライドロック30、30は、左右のアッパレール20、20に前後対称を成すように組み付けられている。そのため、以下の説明にあたって、左右のスライドロック30、30のうち、左のスライドロック30のみを説明することで、右のスライドロック30の説明を省略することとする。
左のスライドロック30は、左のアッパレール20の側壁22の左面にその長手方向の略中央に組み付けられている。この左のスライドロック30は、ケース状のベースアッシ40と、その内部に組み付けられるロックアッシ70とから構成されている(図3、4参照)。以下に、これら各アッシ40、70を個別に説明していく。
はじめに、図5を参照して、ベースアッシ40を説明する。このベースアッシ40は、主として、アウタケース42と、ローラ48と、伝達部材60とから構成されている。
まず、アウタケース42を説明する。アウタケース42は、左右に対を成すように略コ字状に形成された左アウタケース44と、右アウタケース46とから構成されている。そして、左アウタケース44の前後端と右アウタケース46の前後端をそれぞれ接合させることで、アウタケース42は構成されている。また、左右のアウタケース44、46の内面には、その上下に沿ってガイド溝44a、46aがそれぞれ形成されている。
この両ガイド溝44a、46aには、後述する左右のインナケース74、76のガイド74a、76aを案内させることができる。これにより、インナケース72をアウタケース42の内部に組み付けても、ガタを生じさせることなく組み付けることができる。また、左アウタケース44の前後の下縁には、互いに向かい合う格好となるように突出した抜け止め片44c、44cがそれぞれ形成されている。これにより、インナケース72をアウタケース42の内部に組み付けても、インナケース72がアウタケース42の内部から抜け落ちることを防止できる。
次に、ローラ48を説明する。ローラ48は、その外周面48aが左のロアレール10の底面12に接するように、左アウタケース44の表面に盛り上がり状に形成されている段差面44bに枢着されている。このローラ48の表面48bには、第1の歯車50が一体的に組み付けられている。このとき、第1の歯車50は、その軸芯がローラ48の軸芯と一致するように組み付けられている。
最後に、伝達部材60を説明する。伝達部材60は、左アウタケース44の段差面44bに枢着されている揺動体62と、この揺動体62の両端にそれぞれ枢着されている第1のプーリ64、第2のプーリ66と、この両プーリ64、66に掛け止めされているベルト68とから構成されている。このベルト68の表面には、上述した第1の歯車50のギヤ50aと噛み合い可能なギヤ68aが形成されている。
なお、揺動体62は、左のスライドロック30がロック状態のとき、そのベルト68のギヤ68aが後述する第2の歯車82のギヤ82aと噛み合うように設定されている(後述する図7(B)参照)。また、この揺動体62は、左のスライドロック30がロック状態からロック解除状態になると、さらに、そのベルト68のギヤ68aが第1の歯車50のギヤ50aとも噛み合うように設定されている(後述する図8(B)参照)。ベースアッシ40は、上述したアウタケース42と、ローラ48と、伝達部材60とから構成されている。
次に、図6を参照して、ロックアッシ70を説明する。このロックアッシ70は、主として、インナケース72と、プレート78と、フック90と、ロックアーム92とから構成されている。
まず、インナケース72を説明する。インナケース72は、左右に対を成すように略コ字状に形成された左インナケース74と、右インナケース76とから構成されている。そして、左インナケース74の前後端と右インナケース76の前後端をそれぞれ接合させることで、インナケース72は構成されている。また、左右のインナケース74、76の外面には、その上下に沿って既に説明したガイド74a、76aがそれぞれ形成されている。
また、左右のインナケース74、76の内面には、その前後に沿ってガイド溝74b、76bがそれぞれ形成されている。この両ガイド溝74b、76bには、後述するプレート78の長手方向の両縁を案内させている。これにより、インナケース72に対してプレート78を前後にスライドさせることができると共に、インナケース72に対してプレート78が上下方向へ移動することを規制できる。
また、左インナケース74の左面(正面)には、第2の歯車82が軸84を介して枢着されている。この軸84の一端側には、第2の歯車82が一体的に締結され、同他端側には、第3の歯車86が一体的に締結されている。この第3の歯車86のギヤ86aは後述するプレート78の表面のラック78dに噛み合うように設定されている。この第3の歯車86は、その内部にラチェット機構を備えている。これにより、第2の歯車82の前回り方向(図6において、矢印方向)の回動のみを第3の歯車86に伝達することができる。
次に、プレート78を説明する。プレート78は、略矩形に薄板状に形成された部材である。このプレート78には、その長手方向の中央に長孔78aが形成されていると共に、その長孔78aの前方に短孔78bが形成されている。この両孔78a、78bは、互いに同一直線上に配置されるように形成されている。また、この両孔78a、78bには、後述するフック90の基部90aと前側の腕部90bとを差し込むことができる。
また、このプレート78の長孔78aの左方には、既に説明したラック78dが形成されている。また、このプレート78の短孔78bの前方には、突起78cが形成されている。この突起78cには、引っ張りばね80の一端側が掛け止めされている。この引っ張りばね80の他端側は、左インナケース74に形成された引っ掛け孔74cに掛け止めされている。
次に、フック90を説明する。フック90は、基部90aとその基部90aの前後に一体的に形成された腕部90b、90とから成る略逆T字状に形成された板部材である。このフック90には、レバー94の先端に形成されたピン94aが掛け止めされている。このレバー94は、乗員が操作可能なノブ(図示しない)と操作ケーブル(図示しない)を介して接続されている。そして、乗員がノブの操作を行うと、フック90はレバー94の回動に伴って上昇する構造となっている。なお、このノブは、左右のスライドロック30において共通のものである。そのため、乗員のノブの操作に伴うフック90の上昇動作は、左右のスライドロック30において同時に行われる。
最後に、ロックアーム92を説明する。ロックアーム92は、フック90の両腕部90bを収容可能な凹み部92aが形成された部材である。このロックアーム92の下端には、例えば、左のロアレール10の複数の係止孔12aのうち、連続する2個の係止孔12aに同時に差し込み可能な2個の係止爪92bが形成されている。このロックアーム92は、その凹み部92aにフック90の両腕部90bを収容した状態で、その前後端が左インナケース74の前後の内面に接合されている。
そして、ロックアーム92の係止爪92bが左のロアレール10の係止孔12aに差し込まれると、左のアッパレール20は左のロアレール10に対してロックされた状態となる。このことは、説明を省略した右のスライドロック30においても同様である。そのため、このロックは、左右のスライドロック30、30において同時に行われる。以下、このロックされた状態を、「スライドロック30のロック状態」と記す。この状態になると、乗員は車両用シート1を固定して使用することができる。
これに対し、この係止爪92bの差し込みが解除された状態になると、左のアッパレール20は左のロアレール10に対してロック解除された状態となる。このことは、説明を省略した右のスライドロック30においても同様である。そのため、このロック解除も、上述した乗員のノブの操作に起因して、左右のスライドロック30、30において同時に行われる。以下、このロック解除された状態を、「スライドロック30のロック解除状態」と記す。この状態になると、乗員は、車両用シート1をスライドさせることができる。ロックアッシ70は、上述したインナケース72と、プレート78と、フック90と、ロックアーム92とから構成されている。
続いて、図7〜10を参照して、上述した構成から成るスライド装置4の作用を説明する。図7に示すスライドロック30のロック状態から、車両用シート1のスライド位置を前方へ調節する場合、まず、乗員はノブの操作を行ってレバー94を回動(図8(A)において、想像線に示す状態から実線に示す状態への回動)させてフック90を上昇させる。すると、フック90の両腕部90bの上面90b1はプレート78の裏面(図8(A)において、下面)にそれぞれ接触するため、この接触に伴ってプレート78も上昇していく。
このとき、既に説明したように、インナケース72に対してプレート78の上下方向の移動は規制されているため、このプレート78の上昇に伴ってインナケース72とロックアーム92も上昇していく。これにより、ロアレール10の係止孔12aに対してロックアーム92の係止爪92bの差し込みが解消されスライドロック30はロック状態からロック解除状態に切り替わる。
また、このとき、インナケース72に枢着されている第3の歯車86の上昇に伴って、伝達部材60の揺動体62は、そのベルト68のギヤ68aが第1の歯車50のギヤ50aに噛み合う方向へ回動していく。これにより、第1の歯車50を基点として、伝達部材60、第2の歯車82、第3の歯車86およびラック78dを終点とするリンク機構が形成される(図8(B)参照)。
次に、このロック解除状態のまま、乗員は車両用シート1を前方の所望する位置までスライドさせノブの操作を解除する。すると、上昇していたフック90は自重によって下降し始める。この下降に伴ってインナケース72とロックアーム92も自重によって下降するため、ロックアーム92の係止爪92bをロアレール10の係止孔12aに差し込ませスライドロック30をロック解除状態からロック状態へと戻すことができる。このようにして、乗員は車両用シート1のスライド位置を前方へ調節することができる。
なお、この作用の説明において、乗員がノブの操作を行っているときに、例えば、車両の急停止によって車両用シート1に急激な加速度が作用すると、その加速度によって車両用シート1が前方へスライドしていく。すなわち、車両用シート1において、乗員の意図しない前方へのスライド動作が行われていく。このとき、ローラ48の外周面48aはロアレール10の底面12に接しているため、ローラ48も前方へ向けて回動していく。
この回動に伴ってローラ48と一体の第1の歯車50も回動するため、この回動がリンク機構を介してプレート78のラック78dへ伝達される(図9(B)の矢印がリンク機構の回転方向を示している)。これにより、プレート78は引っ張りばね80の付勢力に抗して後方へスライドしていく。すると、フック90はプレート78に対して相対的に前方へスライドするため、その前側の腕部90bがプレート78の短孔78bに嵌り込み可能な位置にスライドしていき、その後側の腕部90bもプレート78の長孔78aに嵌り込み可能な位置にスライドしていく(図9(A)参照)。
そのため、フック90が上昇していても、インナケース72とロックアーム92は自重によって下降する。したがって、ロックアーム92の係止爪92bはロアレール10の係止孔12aに差し込まれ、スライドロック30はロック解除状態からロック状態へと戻される。このようにして、乗員がノブの操作を行っているときに、乗員の意図しないスライド動作が行われても、直ぐに、車両用シート1のスライドをロックすることができる。いわゆる、セーフティロックを作動させることができる。
なお、このセーフティロックの作動によって車両用シート1のスライドがロックすると、乗員はノブの操作を解除すればよい。すると、フック90は自重によって下降していく(図10(A)参照)。これにより、フック90の両腕部90bがプレート78の両孔78a、78bに嵌り込んだ状態が解除されるため、プレート78は引っ張りばね80の付勢力によってスライド前の状態へと戻される。なお、揺動体62の回動に伴ってリンク機構も形成される前の状態へと戻される(図10(B)参照)。
また、この作用の説明において、乗員がノブの操作を行っているときに、上記とは逆に、車両の急発進によって車両用シート1に急激な加速度が作用すると、その加速度によって車両用シート1が後方へスライドしていく。すなわち、車両用シート1において、乗員の意図しない後方へのスライド動作が行われていく。このとき、ローラ48も後方へ向けて回動していく。そのため、この回動に伴って第1の歯車50も回動していくが、既に説明したように、第3の歯車86に内蔵のラチェット機構によって、この回動がプレート78のラック78dへと伝達されることはない。
そのため、左のスライドロック30はロック解除状態のままである。しかし、この左のスライドロック30と前後対称となるように設けられている右のスライドロック30がロック状態になるため、車両用シート1のスライドをロックすることができる。
本発明の実施例に係る車両用シート1のスライド装置4は、上述したように構成されている。この構成によれば、ロアレール10の係止孔12aに対してロックアーム92の係止爪92bが差し込まれたスライドロック30のロック状態から、その差し込みが解消されたロック解除状態で車両用シート1がスライドすると、このスライドに伴うローラ48の回動によってリンク機構が作動して、左右のスライドロック30、30のいずれか一方はロック状態へと戻される。そのため、車両用シート1のスライド位置を調節するため乗員が左右のスライドロック30、30を解除しているときに、例えば、車両の急発進または急停止等によって車両用シート1に急激な加速度が作用しても、乗員の意図しないスライド動作を防止することができる。いわゆる、セーフティロックを作動させることができる。このセーフティロックは、通常時に車両用シート1のスライドを固定するロックアーム92によって行われるため、従来技術で考えられた2個のロックを必要とすることなく、簡便な構造で実施できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、車両用シート1のスライド装置4の例として、助手席のスライド装置4を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、後部座席のスライド装置であっても構わない。
また、実施例では、乗員が車両用シート1を前方の所望する位置までスライドさせノブの操作を解除すると、上昇していたフック90が自重によって下降し始める構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、付勢部材(例えば、ばね)によって下降し始める構成でも構わない。このことは、ロックアーム92においても同様である。
10 ロアレール
12a 係止孔
20 アッパレール
30 スライドロック
48 ローラ
92 ロックアーム
F 車両フロア


Claims (1)

  1. 車両フロア側に組み付けられるロアレールと、このロアレールに対してスライド可能に車両のシート側に組み付けられるアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールのスライドを規制するスライドロックとを備え、
    スライドロックは、ロアレールの長手方向に沿って形成されている複数の係止孔のいずれかに差し込み可能にアッパレール側に組み付けられているロックアームから構成されている車両用シートのスライド装置であって、
    アッパレールのスライドに伴って回動するローラを備えており、
    係止孔に対してロックアームが差し込まれたスライドロックのロック状態から、その差し込みが解除されたロック解除状態になってアッパレールがスライドすると、このスライドに伴うローラの回動によって、スライドロックはロック状態へと戻されることを特徴とする車両用シートのスライド装置。









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