JP2010269289A - 排気ガスの脱臭方法 - Google Patents

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潔 島村
Yusuke Masuko
祐助 増子
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博 加藤
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Abstract

【課題】脱臭剤を高効率で接触可能であり、消費量が少く、メインテナンスが簡単である、排気ガスの脱臭方法を提供する。
【解決手段】排気ガスの吸気のためのフード部内、または吸気された該ガスを排気口へ送るための排気ダクト部内に、気化された植物精油を導入することにより、該ガスを脱臭する。
【選択図】図1

Description

本発明は排気ガスの脱臭方法に関する。
各種飲食店等の等給食施設、家庭等における厨房設備、等の油脂を含んだ蒸気や塵埃を有し、臭いの強いガスを発生する場合には、作業環境改善、周辺への対策から、排気ガスの脱臭の必要性が生じる。そこで、種々の方法が行なわれており、たとえば洗浄剤、
脱臭剤を希釈して、フード、ダクト内等に散布することが行なわれている。
しかしながら、この方法では、臭い成分との接触を高効率で行なうことが困難であり、ダクト内に水分が付着し、装置類の腐食の原因となり得る。
本発明は、臭い成分との接触を高効率で行なうことができ、かつダクト内への水分付着がない排気ガスの脱臭方法を提供する。
本願発明は、上記の課題を解決するために以下の発明を提供する。
(1)排気ガスの吸気のためのフード部内、または吸気された該ガスを排気口へ送るための排気ダクト部内に、気化された植物精油を導入することにより、該ガスを脱臭することを特徴とする排気ガスの脱臭方法;
(2)排気ガスが厨房機器から発生する排気ガスである上記(1)に記載の排気ガスの脱臭方法;
(3)植物精油が樹皮または葉から抽出されたものである上記(1)または(2)に記載の排気ガスの脱臭方法;
(4)気化が容器内で液体状の植物精油をバブリングすることにより行なわれる上記(1)〜(3)のいずれかにに記載の排気ガスの脱臭方法;
(5)バブリングが空気バブリングである上記(4)に記載の排気ガスの脱臭方法;
(6)容器とフード部またはダクト部とが、気化された植物精油をフード部または排気ダクト部内に導入することができるように配管接続されている(4)または(5)に記載の排気ガスの脱臭方法;
(7)植物精油の気化量と気化された植物精油をフード部または排気ダクト部内に導入する導入量が制御される上記(1)〜(6)のいずれかに記載の排気ガスの脱臭方法;ならびに
(8)液体状の植物精油をバブリングにより気化するための気化容器;気化された植物精油を、排気ガスの吸気のためのフード部内、または吸気された該ガスを排気口へ送るための排気ダクト部内に、導入するための配管接続部;液体状の植物精油を氣化する量と気化された植物精油の導入量を制御するための制御部を備えてなる排気ガスの脱臭装置、
である。
本発明によれば、脱臭剤として植物精油を気化して導入するために高効率で接触可能であり、消費量が少く、メインテナンスが簡単である、排気ガスの脱臭方法を提供し得る。
本発明の排気ガスの脱臭方法の一例を示す概要図。
本願発明の排気ガスの脱臭方法においては、排気ガスの吸気のためのフード部内、または吸気された排気ガスを排気口へ送るための排気ダクト部内に、気化された植物精油を導入することにより、排気ガスを脱臭する。排気ガス源は特に制限されないが、たとえば厨房設備等からの排気ガスに好適に適用し得る。
植物精油は、樹皮、葉、花、果皮、根、全草等から得られるが、樹皮、葉から得られるものが好適であり、たとえばトドマツ、ヒノキ、スギ、ヒバ、クスノキ、シキミ、ユーカリ、オレンジ等の葉、樹皮等を原料として得られる。その製法は、特に制限されず、水蒸気で芳香族成分を蒸発させる水蒸気蒸留法、アルコール等の溶剤を用いる溶剤抽出法、ローラー等で圧搾する圧搾法によるのが一般的である。たとえば、水蒸気蒸留法においては、芳香族成分を含む水蒸気は冷却器で冷却され、得られる液体の上澄みとして精油を取得し得る。
本発明において、植物精油の気化は、容器内で液体状の植物精油をバブリングすることにより行なわれる。バブリングは空気バブリングであるのが好適である。気化するための容器は特に制限されず、液体状の植物精油を充填するために、液体残量センサーを備えたタンクが通常用いられる。植物精油の液面レベルが低下した場合には、低下が表示され自動的に補給もしくは停止するように構成されるのが好適である。空気バブリングは、たとえばエアポンプで空気を導入することにより行なわれ、植物精油は気化される。
本発明においては、植物精油を気化して導入するために排気ガスの臭い成分と高効率で接触可能であり、消費量が少く、たとえば標準的な業務用厨房フライヤーからの排気ガスの場合、植物精油の消費量は5〜10mL/時間程度で十分である。
上記容器と上記フード部または排気ダクト部とが、気化された植物精油を上記フード部または排気ダクト部内、好適にはダクト部内、に導入することができるように負圧側に配管接続される。導入された、気化された植物精油はブロワにより排気ダクト部内で混合されることになる。ここで、植物精油の気化量と気化された植物精油をフード部または排気ダクト部内に導入する導入量が制御される。気化量はエアポンプを用いる場合にはスライドインバーターにより調整するのが好ましく、導入量は、たとえばエアポンプによる吹き込み量を調節して行なわれが、通常、臭気の強さに応じた所要導入量に見合って気化量を制御される。
また、本発明においては、気化された植物精油の導入に際して、風量を適宜変えることにより、種々のタイプの排気ダクト部に適用し得る。
気化された植物精油は、排気ガス中の臭い成分と接触し、化学反応、マスキングまたはいわゆる相互干渉により臭い成分を中和し得る。
このように、本発明の排気ガスの脱臭方法は、液体状の植物精油をバブリングにより気化するための気化容器;気化された植物精油を、排気ガスの吸気のためのフード部内、または吸気された該ガスを排気口へ送るための排気ダクト部内に、導入するための配管接続部;液体状の植物精油を氣化する量と気化された植物精油の導入量を制御するための制御部を備えてなる脱臭装置を用いて行なわれる。
本発明によれば、1〜2ヶ月に1回程度の定期的な管理時に、気化容器への植物精油の補充、厨房排気ダクト部入り口部分(通常フィルタが設けられている)の清掃、を行なうという簡単なメインテナンス作業で足りる。
実施例1
本発明の排気ガスの脱臭方法の一例を示す概要図である図1において、排気ガスは厨房設備のフライヤー部1から排気され、フード部2で吸気され、入り口部分にフィルター3を備えた排気ダクト部4に導入された。気化された植物精油を排気ダクト部4内に導入した。植物精油の気化は気化器5内にエアポンプで空気を吹き込む空気バブリングによった。気化器5と排気ダクト部4との間は配管接続部6で導通されており、この配管接続部を介して気化された植物精油を導入した。導入量約8mL/時間に合わせて気化量を調節した。排気ダクト部4内では臭い成分分子が気化された植物精油とブロワで混合され、中和分解が促進され、排気ダクト部4の排気口7では顕著な脱臭効果が得られた。
本発明によれば、脱臭剤として植物精油を気化して導入するために高効率で接触可能であり、消費量が少く、メインテナンスが簡単である、排気ガスの脱臭方法を提供し得る。
1 フライヤー部
2 フード部
3 フィルター
4 排気ダクト部
5 気化器
6 配管接続部
7 排気口

Claims (8)

  1. 排気ガスの吸気のためのフード部内、または吸気された該ガスを排気口へ送るための排気ダクト部内に、気化された植物精油を導入することにより、該ガスを脱臭することを特徴とする排気ガスの脱臭方法。
  2. 排気ガスが厨房機器から発生する排気ガスである請求項1に記載の排気ガスの脱臭方法。
  3. 植物精油が樹皮または葉から抽出されたものである請求項1または2に記載の排気ガスの脱臭方法。
  4. 気化が容器内で液体状の植物精油をバブリングすることにより行なわれる請求項1〜3のいずれかにに記載の排気ガスの脱臭方法。
  5. バブリングが空気バブリングである請求項4に記載の排気ガスの脱臭方法。
  6. 容器とフード部または排気ダクト部とが、気化された植物精油をフード部または排気ダクト部内に導入することができるように配管接続されている請求項4または5に記載の排気ガスの脱臭方法。
  7. 植物精油の気化量と気化された植物精油をフード部または排気ダクト部内に導入する導入量が制御される請求項1〜6のいずれかに記載の排気ガスの脱臭方法。
  8. 液体状の植物精油をバブリングにより気化するための気化容器;気化された植物精油を、排気ガスの吸気のためのフード部内、または吸気された該ガスを排気口へ送るための排気ダクト部内に、導入するための配管接続部;液体状の植物精油を氣化する量と気化された植物精油の導入量を制御するための制御部を備えてなる排気ガスの脱臭装置。
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