JP2010268893A - 口腔清掃具 - Google Patents

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【課題】 親指及び人差指に装着された部分のそれらの指に対するずれを防止することができるとともに、唾液により着衣を汚すことを防ぐことができる口腔清掃具を提供する。
【解決手段】 親指が挿入されて該親指に密着する第一指部10と、人差指が挿入されて該人差指に密着する第二指部20と、前記第一指部及び前記第二指部に連なり手の平を全体的に密着して覆う手掌部31と、前記第一指部及び前記第二指部に連なり手の甲を全体的に密着して覆い、前記手掌部とともに袋体を形成する手背部32と、前記手掌部及び前記手背部に連なり環状に形成され、手首全周に密着する手首部40とを備える口腔清掃具1とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、場所に関係なく簡易に歯や歯茎を清掃するための口腔清掃具に関する。
歯ブラシに代替して口腔内を拭掃する口腔清掃具は、紙片状タイプあるいは指サックタイプなど種々の製品が公知である。例えば、このような口腔清掃具としては、人差し指に装着される第1鞘部10’と、親指に装着される第2鞘部20’とを備え、これら二つの鞘部10’,20’を使って歯垢の除去を行う口腔清掃具1’が存在している(図4参照)。
この口腔清掃具1’は、大小二枚の生地50’,60’が貼り合わされて形成されている。大型の主生地50’は、第1鞘部10’を構成して上下方向に長い第1装着片51’と、当該第1装着片51’の後端部に連続する上下に長い長掛止片52’と、第1装着片51’の長掛止片52’側の基端から斜め前方に張り出し形成されて、第2鞘部20’を構成する第2装着片53’とを備えている。一方、小型の従生地60’は、上記第1装着片51’及び第2装着片53’の外形形状と略一致する二股状に形成されている。従生地60’は、主生地50’に重ねられ、従生地60’の後端部を除く外縁と主生地50’の外縁が結着されており、これにより、人差し指及び親指の挿入を許す後端開口40a’を有するレ字状の二股手袋状の第1鞘部10’及び第2鞘部20’が形成されている。
上記長掛止片52’の基端部の左右方向の中央部位には、当該長掛止片52’を手首に掛けて、第1鞘部10’及び第2鞘部20’の手指からの抜け落ちを阻止するためのスリット52a’が設けられている。また、中指を掛けるためのスリット62a’を有する短掛止片62’が、第1鞘部10’の側面の前後中途部から張り出し形成されている。
上記口腔清掃具1’は、長掛止片52’のスリット52a’を拡開して輪体を形成し、当該スリット52a’内に全ての手指を通して、手首に輪体を掛け、次に、後端開口40a’から第2鞘部20’に親指を、第1鞘部10’に人差し指を挿入し、最後に短掛止片62’のスリット62a’に中指を通すことにより装着する。そして、使用者が、親指に装着した第2鞘部20’及び人差指に装着した第1鞘部10’を歯の表側及び裏側に当て、それらの鞘部を歯に対して摺接させることにより、歯に付着した歯垢を除去する(特許文献1)。
特開2005−334065号公報
しかし、上記口腔清掃具1’は、以下に示すように多くの問題点を有していた。
第1に、上記口腔清掃具1’は、第1鞘部10’及び第2鞘部20’がレ字状の主生地50’と従生地60’の重ね合わせにより形成されているので、それらの各鞘部10’,20’と指との間に隙間が生じ、口腔清掃時に各鞘部10’,20’が指からずれて清掃しにくいという問題を有していた。すなわち、上記口腔清掃具1’では、第1鞘部10’の側方に設けられた短掛止片62’のスリット62a’に中指を掛けることにより、本体が手から抜け落ちる事態を防止している。しかし、清掃に直接的に供する親指及び人差指以外の指である中指に、抜外れを防止するための力を入れなければならないとすると、歯を擦る清掃動作が難しくなってしまう。また、同様の原因から、中指により抜外れを防止することはできても、特に横方向(鞘部の周方向)の力が作用した場合には、各鞘部10’,20’が指に対して容易にずれたり、指に力が入り難いため歯茎部への圧力を強くかけてのマッサージを行うことができなかった。
第2に、使用時には唾液が指を伝って流下してくるが、唾液が第1鞘部10’及び第2鞘部20’から手の平や手の甲、あるいは、親指の基端付近を伝い、長掛止片52’のスリット52a’に挿通された手首を伝って肘の方にまで流れ落ちてくる。したがって、使用者が長袖の服を着用している場合には、そのままでは袖が唾液で汚れるので、使用時には服を脱いだり袖を捲ったりしなければならず、手軽に使用することができないという問題点を有していた。
第3に、上記口腔清掃具1’では、長掛止片52’のスリット52a’内に手首を掛け、短掛止片62’のスリット62a’に中指を通すなど、装着方法が煩雑であるという問題点を有していた。
本発明は、上記の各問題点を解決しようとするものであり、親指及び人差指に装着された部分のそれらの指に対するずれを防止することができ、圧力をかけて歯茎部に対するマッサージを行うことができるとともに、唾液により着衣を汚すことを防ぎ、使用時の抜け落ちを防止し、容易に装着することが可能となる口腔清掃具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の口腔清掃具は、親指が挿入されて該親指に密着する鞘状の第一指部と、人差指が挿入されて該人差指に密着する鞘状の第二指部と、上記第一指部及び前記第二指部に連なり手の平を全体的に覆う手掌部と、前記第一指部及び前記第二指部に連なり手の甲を全体的に覆い、前記手掌部とともに袋体を形成する手背部と、上記手掌部及び上記手背部に連なり環状に形成され、手首全周に密着する手首部とを備えている。
ここで、本発明における「密着」とは、必ずしも強い締付力、当接力等による密着作用を意味するものではなく、第一指部、第二指部、手掌部、手背部及び手首部が、素材の有する弾性等により指や手首の形状にある程度沿って一見して隙間が生じているとはいえない程度に、それらに接触している状態であれば本発明における密着に含まれる。
また、「連なり」とは各部が完成物において連続していればよい趣旨であり、例えば、第一指部あるいは第二指部と、手掌部あるいは手背部とが製造段階においては別工程で別素材により製作されていたとしても、それらが完成時に結合されていれば「連なり」という要件を満たす。
さらに、「手の甲を全体的に覆う」とは、ごく一部に露出されている部分が存在するとしても略全体的に覆われていれば足りるものである。
本発明によれば、親指が挿入される第一指部及び人差指が挿入される第二指部が、それぞれ親指及び人差指に密着するとともに、手の平を略全体的に覆う手掌部及び手の甲を略全体的に覆う手背部からなる袋体に連なりこれと一体的になっているので、親指と第一指部との間や人差指と第二指部との間に隙間が生じにくく、使用時に第一指部や第二指部に外力が作用してもそれらの親指や人差指に対する位置が袋体により保持される。よって、第一指部及び第二指部の親指及び人差指に対するずれを防止することができる。
また、手掌部及び手背部からなる袋体に連なり環状に形成された手首部が手首全周に密着するので、第一指部又は第二指部に指の先端方向に向かった強い外力が作用した場合であっても手首部ひいては袋体が手首に掛止されるため、第一指部及び第二指部の指から抜け外れることを防止できる。
加えて、本発明は、第一指部、第二指部、手掌部、手背部及び手首部を備え、手袋と類似する形状に形成されているため、容易に装着することができる。
さらに、手掌部が手の平を、手背部が手の甲を、手首部が手首の全周を覆うので、唾液が、それが伝って流下しやすい肌に付着することなく、手掌部、手背部又は手首部のいずれかに付着して、その流下が妨げられる。よって、唾液の前腕への流下を防止することができる。
また、上記口腔清掃具において、上記第一指部及び上記第二指部は吸水性能を備える不織布からなる構成とすることができる。
本発明によれば、第一指部及び第二指部が不織布からなるので、第一指部及び第二指部が歯、歯茎及び舌を傷めることなく、歯垢や舌苔等を除去しやすく形成することができる。
また、不織布が吸水性能を有しているため、使用時に分泌される唾液を効果的に吸収することができる。
また、上記発明において、上記手首部における上記第一指部と反対方向の端部が一定幅にわたり、複数層となるように形成することができる。
ここで、上記端部は、当初から複数層に形成されている場合は勿論であるが、装着した際に折り返すこと等によって、使用時に複数層に形成するものであってもよい。
本発明によれば、手首部が複数層に形成されているので、手首の締付作用により袋体(ひいては第一指部及び第二指部)が強固に位置決めされることから、第一指部及び第二指部の位置ずれや抜外れを防止することができるとともに、手首部の止水能力を高めることができるため、唾液の前腕への流下をより確実に防止することができる。
さらに、上記発明において、上記第一指部又は上記第二指部に、予め殺菌剤、消臭剤又は歯磨剤(以下「薬剤」という。)の少なくとも一種類が塗布又は含浸される構成とすることもできる。
ここで、塗布又は含浸とは、別途、塗布等させることなく、直ちに使用可能となるように、何らかの方法により、事前に上記第一指部又は上記第二指部に、薬剤が塗布等されているものであり、当該不織布の表面に塗布すること、薬液を含浸させること、当該不織布を構成する合成繊維の製造原料に薬剤を練り込んで用いることなど、その方法は問わないものである。
また、殺菌剤、消臭剤又は歯磨剤は、少なくとも一種類が用いられていれば良く、複数が使用されているものであってもよい。
本発明によれば、予め不織布に種々の薬剤が含浸等されているため、別途使用時に薬剤を塗布等することなく、当該薬剤の効能を得ることができる。したがって、場所に関係なく使用することができるため、携帯等に便利である。
本発明の口腔清掃具によれば、親指及び人差指に装着された部分のそれらの指に対するずれを防止することができるとともに、圧力をかけて歯茎部に対するマッサージを行うことができる。また、唾液により着衣を汚すことを防ぎ、容易に装着することが可能となる。
本発明の口腔清掃具を示す正面図である。 本発明の口腔清掃具を示す背面図である。 本発明の口腔清掃具の使用態様図である。 従来の口腔清掃具の斜視図である。
本発明の口腔清掃具(以下「本口腔清掃具1」という。)を実施するための一形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[構成]
図1及び図2に示すように、本口腔清掃具1は、第一指部10と、第二指部20と、袋体部30と、手首部40とを備えている。
第一指部10と第二指部20は、それぞれ、親指と人差し指が密着して挿入可能となるように、指の形状、すなわち細長形状である鞘状に形成されている。第一指部10と第二指部20は隣接した状態で略V字状に形成されており、互いに内側方向に引力が作用するように、隣接する内側の基端部10a,20aが結着している。
袋体部30は、手の平を略全体的に覆う手掌部31と、手の甲を略全体的に覆う手背部32とを備え、袋状に構成されている。手掌部31と手背部32は、それぞれ、同一の材質、かつ、手の平と手の甲に密着するように同一形状であり、小指の長手方向に沿って切り開いた場合には左右対称になるように形成されている(図1及び図2参照)。また、手掌部31と手背部32は、第一指部10及び第二指部20の各基端部10a,20aに連なっているとともに、第二指部20に隣接して、中指、薬指及び小指を貫通させる開口部33が形成されている。
手首部40は、手首全周に密着し、手首を被覆して保護する部分であり、上記袋体部30と一体的に連なり、腕方向に延びる管状に形成されている。手首部40の第一指部10及び第二指部20の反対側の端部から所定幅の部分が、当該第1指部10及び第2指部20の側に折り返されることによって二層に形成されており、この部分が唾液を止水するための止水部41となっている。なお、止水部に形成された装着時に各指及び掌を挿入するための開口部を開口基端部40aと称する。
[材質等]
本口腔清掃具1は、吸水性能を有する親水性繊維と、疎水性繊維とを混合した不織布から形成されている。このような混合繊維から形成されている理由は、使用時に口内から分泌される唾液を吸水しやすくするために吸水性能を有する親水性繊維を材料とすることが好ましい一方、使用中に口腔内で歯Tの清掃及び歯茎Gのマッサージを効果的に行うためのシール加工などを可能とするために疎水性繊維を一部に含むことが好ましいためである。
このような親水性繊維としては、例えば、綿、麻、絹、羊毛、パルプ、セルロースなどの天然繊維、ビスコースレーヨン、キュプラ等の再生繊維、アセテート、ポリビニルアルコール(特に好ましくは、綿、パルプ、ビスコースレーヨン、セルロース)を単独で使用し、又は、それらの材料を2種以上混合して使用することができる。
また、上記疎水性繊維としては、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリアクリル、ポリ塩化ビニル、エチレンビニルアルコールを単独で使用し、又は、それらの材料を2種以上混合して使用することができる。
このような不織布は、比較的短い繊維(15〜100mm、ステーブル・ファイバー)を薄いシート状に形成する乾式法(カーディング方式及びエアレイド方式等が代表的製法である)、ごく短い繊維(6mm以下)を水と混ぜ合わせ、紙のように漉いて形成する湿式法、及び、熱可塑性高分子を溶融させ、連続した長繊維状に吐出しながら形成するスパンボンド法など、種々の公知の製法により製造することができる。
さらに、本口腔清掃具1の不織布には、口腔内の殺菌剤、消臭効果のある消臭剤、歯磨剤(各種の研磨剤、発泡剤、保湿剤や結合材等)が含浸されており、当該薬剤の効果を奏することができるように形成されている。上記殺菌剤には周知の薬剤を適宜に採用すればよく、公知の抗菌性合成高分子化合物(例えば、クロロフェノール、ジクロロフェノール、ペンタクロロフェノール、ブロモフェノール等)を使用することができる。
上記親水性繊維と上記疎水性繊維とを混合した不織布の坪量は必ずしも限定されるものではないが、40g/m以下では使用時に破損しやすい欠点があり、300g/m以上では剛性が大きくなりすぎ使用性が劣るため、40〜300g/mであることが好適(特に好ましくは、60〜100g/m)である。
[使用方法及び作用効果]
続いて、本口腔清掃具1の使用方法について説明する。
まず、手首部40の開口基端部40aから、右手(左手でもよい)を挿入し、親指を第一指部10に、人差し指を第二指部20に挿通するとともに、中指、薬指及び小指を開口部33に貫通させる。そして、手の平及び手の甲を袋体部30の手掌部31と手背部32に密着させ、手首を手首部40に密着させることにより、本口腔清掃具1を装着する。
続いて、口を開け、清掃を行いたい歯Tの部分に第一指部10と第二指部20を移動させ、歯Tの表面を擦って歯垢を取ったり、歯茎Gをマッサージしたり、舌を擦って舌苔を取ることにより清掃を行う。
本口腔清掃具1によれば、予め不織布に種々の薬剤が含浸等されているため、別途使用時に薬剤を塗布等することなく、当該薬剤の効能を得ることができることになる。また、不織布から形成されているため、第一指部10及び第二指部20が歯Tや舌を傷めにくく歯垢や舌苔を除去しやすいものとなる。そのため、この作業を繰り返すことにより、所望の目的を達成することができる。
また、本口腔清掃具1によれば、第一指部10及び第二指部20がそれぞれ親指及び人差指に密着するとともに、手の平及び手の甲を全体的に密着して覆う手掌部31及び手背部32からなる袋体部30が第一指部10と第二指部20に連なりこれと一体的になっているので、親指と第一指部10との間や人差指と第二指部20との間に隙間が生じにくく、使用時に第一指部10や第二指部20に外力が作用してもそれらの親指や人差指に対する位置が袋体部30により保持される。よって、第一指部10及び第二指部20の親指及び人差指に対するずれを防止することができる。
また、手掌部31及び手背部32からなる袋体部30に連なり環状に形成された手首部40が手首全周に密着するので、たとえ第一指部10又は第二指部20に指の先端方向に向かった強い外力が作用したとしても手首部40(ひいては袋体部30)が手首に掛止し、第一指部10及び第二指部20の指からの抜外れを防止することができる。
さらに、本口腔清掃具1は吸水性能を備える親水性繊維を含む不織布によって形成されるとともに、手掌部31が手の平を略全体的に覆い、手背部32が手の甲を略全体的に覆い、手首部40が手首全周を覆うので、唾液が伝って流下しやすい肌に付着するのではなく、手掌部31、手背部32又は手首部40のいずれかに付着し、その流下が妨げられるため、使用時に発生する唾液の前腕への流下を防止することができる。
特に、舌の清掃を行うと多量の唾液が分泌されることになるが、本口腔清掃具1によれば、効果的に唾液の前腕への流下を防止することができる。
加えて、手首部40に二層となるように止水部41が形成されているので、不織布の弾性による手首の締付作用により袋体部30が強固に位置決めされるとともに、手首部40の止水能力を高めることができる。
また、第一指部10と第二指部20は、略V字状が形成され、互いに内側方向に引力が作用するように基端部10a,20aにおいて結着しているため、指から外れることなく、強い力で歯T及び歯茎Gをマッサージすることができる。
また、本口腔清掃具1は、第一指部10及び第二指部20が鞘状に形成され、手掌部31と手背部32が、それぞれ、同一の材質、かつ、手の平と手の甲に密着するように同一形状であり、小指の長手方向に沿って切り開いた場合には左右対称になるように形成されている。したがって、左右の何れの手にも装着可能であり、製造コストを減少させることができる。
また、本口腔清掃具1は、手袋と同様の感覚で簡易かつ容易に装着することができる。
なお、本口腔清掃具1を、犬、猫、馬等の動物の口腔を清掃する際に使用する場合も想定されうる。清掃時には、本口腔清掃具1を装着し、動物の口腔内に手を入れて、清掃作業を行うことになるが、万一、動物の歯で手首を噛まれるような不測の事態に陥った場合においても、本口腔清掃具1は手首部40を有しているため、歯が当たる恐れのある手首を露出させることを防止できることから、安全性を向上させることができる。この場合において、手首部を二重、三重の複数層となるように形成することにより、さらに、安全性を高めることができる。
言うまでもないが、本口腔清掃具1を使用したからといって、常にこのような危険な事態に陥ることにはならないことは勿論である
以上、本発明について、好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
すなわち、口腔清掃具を構成する各部の形状に関しても、同様の性能を奏するものであれば、上記形状と同様でなくてもよい。例えば、第一指部と第二指部は必ず必要であるが、袋体部の開口部は使用材料を少なくして安価に製造できるようにするために設けるものであり、人差し指や中指を挿通する第三指部等を設けても良い。さらに、上記実施形態では、手首部を折り返すことにより止水部を形成したが、予め、手首部の端部から所定幅の部分を複数層となるように形成してもよい。
また、不織布の原材料及び製造方法は、何ら限定されるものではなく、加えて、不織布には、殺菌剤、消臭剤及び歯磨剤以外の薬剤として、止血・抗炎症剤(例えば、グリチルリチン、アラントインネジヒドロコレステロール、アズレン、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸等)や、歯垢分解剤(例えば、デキストラナーゼ等)を、塗布又は含浸等させることもできる。
1 口腔清掃具
10 第一指部
20 第二指部
30 袋体部
31 手掌部
32 手背部
40 手首部
41 止水部

Claims (4)

  1. 親指が挿入されて該親指に密着する鞘状の第一指部と、
    人差指が挿入されて該人差指に密着する鞘状の第二指部と、
    前記第一指部及び前記第二指部に連なり手の平を全体的に密着して覆う手掌部と、
    前記第一指部及び前記第二指部に連なり手の甲を全体的に密着して覆い、前記手掌部とともに袋体を形成する手背部と、
    前記手掌部及び前記手背部に連なり環状に形成され、手首全周に密着する手首部とを備えることを特徴とする口腔清掃具。
  2. 前記第一指部及び前記第二指部は吸水性能を備える不織布からなることを特徴とする請求項1に記載の口腔清掃具。
  3. 前記手首部における前記第一指部と反対方向の端部が一定幅にわたり、複数層となるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の口腔清掃具。
  4. 前記第一指部又は前記第二指部に、予め殺菌剤、消臭剤又は歯磨剤の少なくとも一種類が、塗付又は含浸されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の口腔清掃具。

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