JP2010268291A - 無線基地局、無線基地局におけるデータ処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線部20は、複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換する。同期検波処理部43は、受信データを同期検波する。SIR測定部45は、受信データの無線通信品質(SIR)を測定する。チャネルデコーディング部50は、一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して、同期検波処理部43から受信データ(RXdata)を取得し、取得した受信データの復号処理を行う。転送データ制御部46は、信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、信号経路を介して同期検波処理部43から転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御する。
【選択図】図1
Description
例えば、システムチップレートが3.84Mcps、拡散率(Spreading Factor:SF)が16である場合、シンボルレートは、3.84Mcpsを16で割った値240kspsとなる。このとき、1スロット単位時間(666.66μs)当たり、160シンボルが含まれることになる。ここで、1シンボルが16bitの固定小数点データであるとし、データバスのデータ転送容量が400Mbpsであるとすると、1スロット単位時間で処理可能な処理UE数の上限は、104UE分と定まる。この処理UE数の上限を増加させるためにデータ転送容量を増加させることとした場合、バス幅を広げる、クロック速度を増やす方策が考えられる。しかしながら、このような方策を採るとすれば、高速クロックによるバス幅の拡張、受信データを処理する回路の大幅な変更等による回路規模の増大に帰結する。そのため、データ転送容量を増加させずに処理UE数の上限を増加させたいという要請がある。
この無線基地局は、
(A)複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換する無線部と、
(B)前記受信データを同期検波する同期検波部と、
(C)前記受信データの無線通信品質を測定する通信品質測定部と、
(D)一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、前記信号経路を介して同期検波部から転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御するデータ制御部と、
を備える。
第2の観点では、上記無線基地局の各部と同様の動作を行う、無線基地局におけるデータ処理方法が提供される。
図1〜5を用いて、第1の実施形態としての無線基地局について説明する。図1に、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)方式の無線基地局(BTS:Base Transceiver Station)の構成を示す。W−CDMA方式の無線基地局は、無線部20と、ベースバンド処理カード(第1処理部の一例)30とを主に有している。無線部20は、複数のUE(User Equipment:例えば移動体通信端末装置などのユーザ装置)(図示せず)との間でW−CDMA方式により無線通信を行う。無線部20は、帯域制限部21と、LNA(Low Noise Amplifier:低雑音増幅器)22と、周波数変換器23と、A/D(Analog to Digital)変換器24と、アンテナ25とを主に有している。ベースバンド処理カードは、無線部20を介して受信したUEの受信データを処理する。ベースバンド処理カード30は、ベースバンド受信部31と、MPU(Micro Processing Unit:超小型演算処理装置)32とを主に有している。ベースバンド処理カード30は、例えば、ベースバンド受信部31やMPU32などを実装するプリント回路板などである。ベースバンド受信部31は、RAKE(レイク)受信部40と、チャネルデコーディング部50(復号部の一例)と、コード発生部60と、メモリ70と、遅延プロファイル測定部80とを主に有している。
例えば、システムチップレートが3.84Mcps、拡散率(Spreading Factor:SF)が16である場合、シンボルレートは、3.84Mcpsを16で割った値240kspsとなる。このとき、1スロット単位時間(666.66μs)当たり、160シンボルが含まれることになる。ここで、1シンボルが16bitの固定小数点データであるとし、データバスのデータ転送容量が400Mbpsであるとすると、1スロット単位時間で処理可能な処理UE数の上限は、104UE分と定まる。ここで、各シンボルを12bit幅で転送する場合には、処理可能な処理UE数の上限を、データ転送容量を変更せずに130UE分(=104×1.25)に増加させることが可能となる。
図6〜8を用いて、第2の実施形態としての無線基地局について説明する。なお、図1を用いて説明した第1の実施形態の無線基地局を構成する各部と同様の処理を行う部分については、図1に示したのと同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6に示す無線基地局は、複数枚(図6では3枚)の第1、第2及び第3ベースバンド処理カード(第1処理部及び第2処理部の一例)30a,30b及び30cを有している。第1〜第3ベースバンド処理カード30a〜30cは、それぞれ図1を用いて説明したベースバンド処理カード30と同様の構成を有している。第1〜第3ベースバンド処理カード30a〜30cは、それぞれのMPU32によりお互いにMPU間通信を行う。
なお、第2の実施形態では、第1ベースバンド処理カード30aから第2又は第3ベースバンド処理カード30b,30cへのUEの受信処理の移動に関して説明したが、第2又は第3ベースバンド処理カード30b,30cからその他のベースバンド処理カードへの受信処理の移動に関しても同様である。さらに、第2の実施形態では、無線基地局が3枚の第1〜第3ベースバンド処理カード30a〜30cを有する場合について説明したが、第2の実施形態において説明した処理は、ベースバンド処理カードの枚数が3枚以外の複数枚の場合であっても同様である。
図9及び10を用いて、第3の実施形態としての無線基地局について説明する。なお、図1及び図6を用いて説明した第1及び第2の実施形態としての無線基地局を構成する各部と同様の処理を行う部分については、図1及び図6に示したのと同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9に示す無線基地局は、複数枚(図9ではn枚)の第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dを有している。第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dは、それぞれ図1を用いて説明したベースバンド処理カード30と同様の構成を有している。さらに、無線基地局は、それぞれの第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dのMPU32とそれぞれ通信し、第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dの受信処理を管理する基地局内リソース管理カード90(管理部の一例)を有している。
(付記1)
複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換する無線部と、
前記受信データを同期検波する同期検波部と、
前記受信データの無線通信品質を測定する通信品質測定部と、
一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、前記信号経路を介して同期検波部から転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御するデータ制御部と、
を備えた、無線基地局。(1)
(付記2)
前記データ制御部は、受信データの無線通信品質が良好な場合に、当該受信データのデータ量よりも当該受信データの前記転送データ量を低下させる、
付記1に記載の無線基地局。(2)
(付記3)
前記通信品質測定部は、受信データの信号対干渉電力比を測定する、
付記2に記載の無線基地局。(3)
(付記4)
前記データ制御部は、受信データの信号対干渉電力比が所定の閾値を超える場合に、当該受信データの無線通信品質が良好であると判断する、
付記3に記載の無線基地局。(4)
(付記5)
前記データ制御部は、受信データの信号対干渉電力比が所定の閾値を超える場合に、当該受信データを構成する複数の単位ビット列毎のビット数を削減する、
付記4に記載の無線基地局。
(付記6)
前記ベースバンドの受信データを逆拡散処理する逆拡散処理部をさらに有する、
付記1〜5のいずれかに記載の無線基地局。
(付記7)
広帯域符号分割多元接続方式により各端末装置と無線通信を行う、
付記1〜6のいずれかに記載の無線基地局。
(付記8)
前記データ制御部は、前記信号経路を介して転送されるデータ量の総和に対する前記データ転送容量の余裕に応じて、前記信号経路にて転送される受信データに対応する前記端末装置の数を変更する、
付記1〜7のいずれかに記載の無線基地局。
(付記9)
前記同期検波部、通信品質測定部と、復号部と、データ制御部とをそれぞれ備えた第1処理部、第2処理部を有しており、
第1処理部において、第1受信データに対する転送データ量の制御を行う前に、当該制御を行ったとしたときの前記信号経路を介して転送されるデータ量の総和を予測し、予測したデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超える場合には、前記第1受信データは第2処理部へ移動させられる、
付記1〜4のいずれかに記載の無線基地局。
(付記10)
前記第1処理部は、前記第2処理部と直接的に通信することにより、前記第1受信データを第2処理部へ移動させる、
付記9に記載の無線基地局。
(付記11)
前記第1処理部及び前記第2処理部における前記受信データの処理を管理する管理部、
をさらに備え、
前記第1処理部は、管理部を介して、前記第1受信データを第2処理部へ移動させる、
付記9に記載の無線基地局。
(付記12)
複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換し、
前記受信データを同期検波し、
前記受信データの無線通信品質を測定し、
一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、前記信号経路を介して転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御する、
無線基地局におけるデータ処理方法。(5)
(付記13)
さらに、受信データの無線通信品質が良好な場合に、当該受信データのデータ量よりも当該受信データの前記転送データ量を低下させる、
付記12に記載の無線基地局におけるデータ処理方法。
21…帯域制限部
22…LNA
23…周波数変換器
24…A/D変換器
25…アンテナ
30…ベースバンド処理カード
31…ベースバンド受信部
32…MPU
40…RAKE受信部
41…逆拡散処理部
42…逆拡散コード生成部
43…同期検波処理部
44…CH推定処理部
45…SIR測定部
46…転送データ制御部
50…チャネルデコーディング部
60…コード発生部
70…メモリ
80…遅延プロファイル測定部
81…マッチドフィルタ
82…平均化処理部
83…遅延量・パス数検出部
Claims (5)
- 複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換する無線部と、
前記受信データを同期検波する同期検波部と、
前記受信データの無線通信品質を測定する通信品質測定部と、
一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、前記信号経路を介して同期検波部から転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御するデータ制御部と、
を備えた、無線基地局。 - 前記データ制御部は、受信データの無線通信品質が良好な場合に、当該受信データのデータ量よりも当該受信データの前記転送データ量を低下させる、
請求項1に記載の無線基地局。 - 前記通信品質測定部は、受信データの信号対干渉電力比を測定する、
請求項2に記載の無線基地局。 - 前記データ制御部は、受信データの信号対干渉電力比が所定の閾値を超える場合に、当該受信データの無線通信品質が良好であると判断する、
請求項3に記載の無線基地局。 - 複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換し、
前記受信データを同期検波し、
前記受信データの無線通信品質を測定し、
一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、前記信号経路を介して転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御する、
無線基地局におけるデータ処理方法。
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