JP2010268291A - 無線基地局、無線基地局におけるデータ処理方法 - Google Patents

無線基地局、無線基地局におけるデータ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線基地局内における特定の信号経路のデータ転送容量に上限がある場合でも極力多くの端末装置からの受信データを処理できるようにすること。
【解決手段】無線部20は、複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換する。同期検波処理部43は、受信データを同期検波する。SIR測定部45は、受信データの無線通信品質(SIR)を測定する。チャネルデコーディング部50は、一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して、同期検波処理部43から受信データ(RXdata)を取得し、取得した受信データの復号処理を行う。転送データ制御部46は、信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、信号経路を介して同期検波処理部43から転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線基地局における受信データに対するデータ処理技術に関する。
近年、移動体通信の無線アクセス方式として、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)方式が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。図11に、W−CDMA方式の無線基地局(BTS:Base Transceiver Station)の一般的な構成を示す。W−CDMA方式の無線基地局は、無線部120と、ベースバンド受信部131とを主に有している。無線部120は、帯域制限部121と、LNA(Low Noise Amplifier:低雑音増幅器)122と、周波数変換器123と、A/D(Analog to Digital)変換器124と、アンテナ125とを主に有している。ベースバンド受信部131は、RAKE(レイク)受信部140と、チャネルデコーディング部150と、コード発生部160と、メモリ170と、遅延プロファイル測定部180とを主に有している。
無線部120では、UE(User Equipment:例えば移動体通信端末装置などのユーザ装置)(図示せず)において拡散処理された送信信号が、アンテナ125により受信される。アンテナ125により受信された受信信号は、帯域制限部121において帯域制限される。さらに、受信信号は、LNA122で増幅された後、周波数変換器123に入力される。周波数変換器123には、局部発振器(図示せず)からの局発信号が入力されている。周波数変換器123では、受信信号は、局発信号を用いて周波数変換される。この結果、ベースバンド周波数帯域の受信信号が得られる。さらに、受信信号は、A/D変換器124でディジタルデータ(受信データ)に変換される。受信データは、RAKE受信部140に入力されるとともに、メモリ170を介して遅延プロファイル測定部180に入力される。
遅延プロファイル測定部180は、マッチドフィルタ(相関器)181と、平均化処理部182と、遅延量・パス数検出部183とを主に有している。無線基地局(受信側)においては、UE(送信側)で用いられている上りデータの拡散コードが既知となっている。拡散コードは、コード発生部160からメモリ170を介して遅延プロファイル測定部180に提供される。マッチドフィルタ181は、メモリ170から取得した受信データと拡散コードとの相関演算を行う。平均化処理部182は、マッチドフィルタ181による相関演算の結果を平均化処理し、受信データと拡散コードとが一致した数(相関値)を出力する。これにより、UEから送信された信号の遅延量の時間方向の広がりを表すパラメータとしての遅延プロファイルデータが出力される。遅延量・パス数検出部183は、入力される遅延プロファイルデータから、到来波と遅延時間とを検出するとともに、直接到来波と遅延到来波との時間遅延間隔に相当するパスタイミングを算出し、RAKE受信部140に対してパスタイミングを出力する。以上により、遅延プロファイル測定部180は、無線基地局におけるパスサーチ機能を実行し、遅延プロファイルデータから、UEが送信する上りデータのパスタイミング(到達時間)を検出し、RAKE受信部140にパスタイミングを通知する。
RAKE受信部140は、逆拡散処理部141と、逆拡散コード生成部142と、同期検波処理部143と、CH(Channel:チャネル)推定処理部144とを主に有している。逆拡散処理部141は、遅延量・パス数検出部183からパスタイミングを取得し、逆拡散コード生成部142からのレプリカコード(逆拡散コード)の先頭と受信データの先頭とを一致させ、受信データをレプリカコードに同期させて相関検出する。逆拡散処理部141は、直接到来波及び遅延到来波のそれぞれに対して逆拡散回路を有している。各逆拡散回路では、遅延プロファイル測定部180から通知されたパスタイミングで受信データと拡散コードとの相関をとって受信データの復調を行う。CH推定処理部144では、例えば、予め振幅と位相とが既知のパイロットシンボルなどを用いて、フェージングによる振幅・位相変動量(チャネル変動量)を検出する。さらに、同期検波処理部143では、CH推定処理部144により検出された振幅・位相変動量(チャネル変動量)に基づいて、各逆拡散回路により復調された受信データの補償を行うとともに、補償された受信データの合成を行う。以上により、逆拡散処理後の受信データ、すなわち元のデータが取り出される。RAKE受信部140で復調された受信データRXdataは、チャネルデコーディング部150にて復号処理される。具体的には、ビタビ復号、誤り訂正、レートマッチングなどの処理が行われる。
図12は、UEから送信された上りデータ(無線フレーム)、RAKE受信部140からチャネルデコーディング部150に対して転送される受信データRXdataを示している。上りデータ及び受信データRXdataは、フレーム長が10msの基本フレーム(Frame)から構成されている。1フレームは、15スロット(Slot)から成っており、ユーザデータと制御情報とが格納されている。上りデータが無線基地局で受信され、RAKE受信部140で受信データRXdataの復調が行われまでには、同期検波処理などによる処理遅延が発生する。また、RAKE受信部140からチャネルデコーディング部150への受信データRXdataの転送に際しても、転送遅延が発生する。
特開2008−283320号公報
ところで、RAKE受信部140からチャネルデコーディング部150への受信データRXdataの転送は、データバス(パラレル又はシリアル)により転送容量の上限が決まってしまう。このため、ベースバンド受信部131において同時に処理できるUE数(呼数)が制限されてしまう。すなわち、RAKE受信部140やチャネルデコーディング部150の処理量に余裕がある場合でも、データ転送容量(又は、データ転送帯域)がボトルネックとなってベースバンド受信部131を搭載するプリント回路板1枚当たりの処理UE数を増やすことが難しい。
この点について、具体的に説明すると以下のとおりである。
例えば、システムチップレートが3.84Mcps、拡散率(Spreading Factor:SF)が16である場合、シンボルレートは、3.84Mcpsを16で割った値240kspsとなる。このとき、1スロット単位時間(666.66μs)当たり、160シンボルが含まれることになる。ここで、1シンボルが16bitの固定小数点データであるとし、データバスのデータ転送容量が400Mbpsであるとすると、1スロット単位時間で処理可能な処理UE数の上限は、104UE分と定まる。この処理UE数の上限を増加させるためにデータ転送容量を増加させることとした場合、バス幅を広げる、クロック速度を増やす方策が考えられる。しかしながら、このような方策を採るとすれば、高速クロックによるバス幅の拡張、受信データを処理する回路の大幅な変更等による回路規模の増大に帰結する。そのため、データ転送容量を増加させずに処理UE数の上限を増加させたいという要請がある。
よって、発明の1つの側面では、無線基地局内における特定の信号経路のデータ転送容量に上限がある場合でも極力多くの端末装置からの受信データを処理できることを可能とする無線基地局、無線基地局におけるデータ処理方法を提供することを目的とする。
第1の観点では、無線基地局が提供される。
この無線基地局は、
(A)複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換する無線部と、
(B)前記受信データを同期検波する同期検波部と、
(C)前記受信データの無線通信品質を測定する通信品質測定部と、
(D)一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、前記信号経路を介して同期検波部から転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御するデータ制御部と、
を備える。
第2の観点では、上記無線基地局の各部と同様の動作を行う、無線基地局におけるデータ処理方法が提供される。
無線基地局内における特定の信号経路のデータ転送容量に上限がある場合でも極力多くの端末装置からの受信データを処理することができる。
第1実施形態としての無線基地局の概略構成を示すブロック図。 転送データ制御について説明するフローチャート。 転送データのメモリマッピングについて説明する概略図。 転送データのメモリマッピングについて説明する概略図。 転送データのメモリマッピングについて説明する概略図。 第2実施形態としての無線基地局の概略構成を示すブロック図。 転送帯域制御について説明するフローチャート。 転送データの制御の概略について説明する概略図。 第3実施形態としての無線基地局の概略構成を示すブロック図。 転送帯域制御について説明するフローチャート。 背景技術としての無線基地局の概略構成を示すブロック図。 W−CDMAのスロット・フレーム構造について説明する概略図。
<第1の実施形態>
図1〜5を用いて、第1の実施形態としての無線基地局について説明する。図1に、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)方式の無線基地局(BTS:Base Transceiver Station)の構成を示す。W−CDMA方式の無線基地局は、無線部20と、ベースバンド処理カード(第1処理部の一例)30とを主に有している。無線部20は、複数のUE(User Equipment:例えば移動体通信端末装置などのユーザ装置)(図示せず)との間でW−CDMA方式により無線通信を行う。無線部20は、帯域制限部21と、LNA(Low Noise Amplifier:低雑音増幅器)22と、周波数変換器23と、A/D(Analog to Digital)変換器24と、アンテナ25とを主に有している。ベースバンド処理カードは、無線部20を介して受信したUEの受信データを処理する。ベースバンド処理カード30は、ベースバンド受信部31と、MPU(Micro Processing Unit:超小型演算処理装置)32とを主に有している。ベースバンド処理カード30は、例えば、ベースバンド受信部31やMPU32などを実装するプリント回路板などである。ベースバンド受信部31は、RAKE(レイク)受信部40と、チャネルデコーディング部50(復号部の一例)と、コード発生部60と、メモリ70と、遅延プロファイル測定部80とを主に有している。
無線部20は、UEにおいて拡散処理された送信信号をアンテナ25により受信する。アンテナ25により受信された受信信号は、帯域制限部21において帯域制限される。さらに、受信信号は、LNA22で増幅された後、周波数変換器23に入力される。周波数変換器23には、局部発振器(図示せず)からの局発信号が入力されている。周波数変換器23では、受信信号は、局発信号を用いて周波数変換される。この結果、ベースバンド周波数帯域の受信信号が得られる。さらに、受信信号は、A/D変換器24でディジタルデータ(受信データ)に変換される。受信データは、RAKE受信部40に入力されるとともに、メモリ70を介して遅延プロファイル測定部80に入力される。
遅延プロファイル測定部80は、マッチドフィルタ(相関器)81と、平均化処理部82と、遅延量・パス数検出部83とを主に有している。無線基地局(受信側)においては、UE(送信側)で用いられている上りデータの拡散コードが既知となっている。拡散コードは、コード発生部60からメモリ70を介して遅延プロファイル測定部80に提供される。マッチドフィルタ81は、メモリ70から取得した受信データと拡散コードとの相関演算を行う。平均化処理部82は、マッチドフィルタ81による相関演算の結果を平均化処理し、受信データと拡散コードとが一致した数(相関値)を出力する。これにより、UEから送信された信号の遅延量の時間方向の広がりを表すパラメータとしての遅延プロファイルデータが出力される。遅延量・パス数検出部83は、入力される遅延プロファイルデータから、到来波と遅延時間とを検出するとともに、直接到来波と遅延到来波との時間遅延間隔に相当するパスタイミングを算出し、RAKE受信部40に対してパスタイミングを出力する。以上により、遅延プロファイル測定部80は、無線基地局におけるパスサーチ機能を実行し、遅延プロファイルデータから、UEが送信する上りデータのパスタイミング(到達時間)を検出し、RAKE受信部40にパスタイミングを通知する。
RAKE受信部40は、逆拡散処理部41と、逆拡散コード生成部42と、同期検波処理部43(同期検波部の一例)と、CH(Channel:チャネル)推定処理部44と、SIR(Signal to Interference Ratio:希望波対干渉波比)測定部(通信品質測定部の一例)45と、転送データ制御部(データ制御部の一例)46とを主に有している。逆拡散処理部は、受信データを逆拡散処理する。具体的には、逆拡散処理部41は、遅延量・パス数検出部83からパスタイミングを取得し、逆拡散コード生成部42からのレプリカコード(逆拡散コード)の先頭と受信データの先頭とを一致させ、受信データをレプリカコードに同期させて相関検出する。逆拡散処理部41は、直接到来波及び遅延到来波のそれぞれに対して逆拡散回路を有している。各逆拡散回路では、遅延プロファイル測定部80から通知されたパスタイミングで受信データと拡散コードとの相関をとって受信データの復調を行う。CH推定処理部44では、例えば、予め振幅と位相とが既知のパイロットシンボルなどを用いて、フェージングによる振幅・位相変動量(チャネル変動量)を検出する。さらに、同期検波処理部43では、CH推定処理部44により検出された振幅・位相変動量(チャネル変動量)に基づいて、各逆拡散回路により復調された受信データの補償を行うとともに、補償された受信データの合成を行う。以上により、同期検波処理部43は、逆拡散処理後のRAKE合成された受信データ、すなわち元のデータが取り出される。この受信データは、例えば、図12を用いて説明した従来と同様のフォーマットを有している。すなわち、受信データは、フレーム長が10msの基本フレーム(Frame)から構成されている。また、1フレームは、15スロット(Slot)から成っており、ユーザデータと制御情報とが格納されている。例えば、システムチップレートが3.84Mcps、拡散率(Spreading Factor:SF)が16である場合、シンボルレートは、3.84Mcpsを16で割った値240kspsとなる。このとき、1スロット単位時間(666.66μs)当たり、160シンボルが含まれることになる。ここで、1シンボルが16bitの固定小数点データを含んでいる。
SIR測定部45は、逆拡散処理部41により復調された受信データに基づいて、チャネル毎(UE毎)の無線通信品質を示すSIRを演算する。SIRは、受信データに含まれる希望信号の電力と干渉信号の電力との比として演算される。具体的な演算については、従来から知られた、基準信号(パイロット信号等)による演算方法を用いることができるため、ここでは詳細な説明は省略する。なお、SIR測定部45では、逆拡散処理部41により復調された受信データに基づいてSIRを演算するとしたが、RAKE合成後の受信データ、すなわち同期検波処理部43の出力としての受信データを用いてチャネル毎のSIRを演算してもよい。
転送データ制御部46は、SIR測定部45が演算したチャネル毎のSIRを用いて、同期検波処理部43から出力されるチャネル毎の受信データのデータ量を制御する。さらに、転送データ制御部46は、データ量が制御された受信データを転送データRXdataとして出力する。具体的には、転送データ制御部46は、転送データRXdataのデータ量の総和がRAKE受信部40とチャネルデコーディング部50との間の一定のデータ転送容量(又は、データ転送帯域)を超えないように受信データの転送データ量を制御する。
図2は、転送データ制御部46の転送データ制御について説明するフローチャートである。転送データ制御部46は、チャネル毎(UE毎)の受信データに対して、図2に示す転送データ制御を行い、受信データの転送データ量を削減する。具体的には、転送データ制御部46は、SIR測定部45が演算したチャネル毎のSIRを取得する(ステップS11)。次に、転送データ制御部46は、取得したSIRが予め設定された所定の閾値以上か否かを判断する(ステップS12)。SIRが所定の閾値以上である場合、すなわち受信データの無線通信品質が良好である場合(ステップS12においてYes)、受信データの各シンボルの転送データ量を16bitから上位の12bitに削減し、出力bitとして出力する(ステップS13)。すなわち、転送データ制御部46は、受信データの各シンボルのデータの下位4bitを間引く。一方、SIRが所定の閾値未満である場合、すなわち受信データの無線通信品質が良好でない場合(ステップS12においてNo)、受信データの各シンボルのデータ量を16bitのまま維持し、出力bitとして出力する(ステップS14)。なお、ステップS11〜S14の処理は、各チャネルの受信データのスロット毎に行うことができる。これにより、スロット毎に受信データの各シンボルのデータ量を適切に制御することが可能となる。
なお、受信データの無線通信品質が良好である場合には、高い復号利得が得られるため、受信データの各シンボルの転送データ量を間引いたとしても、復号結果が大きく悪化することはない。
MPU32は、転送データ制御部46から出力される転送データRXdataの転送帯域の監視や、転送タイミングの制御などを司る。例えば、MPU32は、転送データRXdataのデータ量の総和を監視し、そのデータ量の総和に対する、転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間のデータバスのデータ転送容量の余裕を判断する。MPU32は、転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間のデータバスのデータ転送容量の余裕があると判断する場合には、空いたデータ転送容量を用いて、受信処理中のUEとは別のUEの受信処理(データ転送)を行う。
図3〜5は、転送データ制御部46から出力される転送データRXdataの構成を説明する概略図である。具体的には、図3〜5は、転送データ制御部46からチャネルデコーディング部50へのデータ転送に際して、チャネルデコーディング部50が参照するメモリへの転送データRXdataのメモリマッピングの一例を示している。図3は、図2のステップS14で説明したように、各シンボルのデータ量が16bitのまま維持された場合の1スロット分の出力bitのメモリマッピング例を示している。図3に示す出力bitは、各シンボルが16bit幅で転送されることを示す情報を含むヘッダと、それぞれ16bit幅を有する160個のシンボルとを有している。図3に示すように、各シンボルが16bit幅で転送される場合には、チャネルデコーディング部50が参照するメモリは、1アドレスにつき4個のシンボルを格納している。図4は、図2のステップS13で説明したように、各シンボルのデータ量が12bitに削減された場合の1スロット分の出力bitのメモリマッピング例を示している。図4に示す出力bitは、各シンボルが12bit幅で転送されることを示す情報を含むヘッダと、それぞれ12bit幅を有する160個のシンボルとを有している。図4に示すように、各シンボルが12bit幅で転送される場合には、チャネルデコーディング部50が参照するメモリは、1アドレスにつき5個のシンボルを格納している。図5は、無線通信品質が良好であると判断されたチャネル(UE#2,UE#3)と、無線通信品質が良好でないと判断されたチャネル(UE#1,UE#4)とが混在する場合に、転送データ制御部46から1スロット単位時間当たりに出力される転送データRXdataのメモリマッピング例を示している。
図4に示すように、各シンボルを12bit幅で転送する場合には、1アドレスにつき5個のシンボルを転送する。一方、図3に示すように、各シンボルを16bit幅で転送する場合には、1アドレスにつき4個のシンボルを転送する。このため、各シンボルを12bit幅で転送する場合には、各シンボルを16bit幅で転送する場合に比して、約1.25倍の転送を実現することが可能となる。すなわち、転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間のデータバスのデータ転送容量に上限がある場合にも(例えば、400Mbpsなど)、16bit幅で転送していた各シンボルのデータ量を削減して12bit幅で転送することにより、処理UE数を増加させることが可能となる。
具体的な例で説明すると以下のとおりである。
例えば、システムチップレートが3.84Mcps、拡散率(Spreading Factor:SF)が16である場合、シンボルレートは、3.84Mcpsを16で割った値240kspsとなる。このとき、1スロット単位時間(666.66μs)当たり、160シンボルが含まれることになる。ここで、1シンボルが16bitの固定小数点データであるとし、データバスのデータ転送容量が400Mbpsであるとすると、1スロット単位時間で処理可能な処理UE数の上限は、104UE分と定まる。ここで、各シンボルを12bit幅で転送する場合には、処理可能な処理UE数の上限を、データ転送容量を変更せずに130UE分(=104×1.25)に増加させることが可能となる。
チャネルデコーディング部50は、RAKE受信部40で復調された転送データRXdataを復号処理する。具体的には、ビタビ復号、誤り訂正、レートマッチングなどの処理が行われる。より詳しくは、チャネルデコーディング部50は、転送データRXdataの先頭アドレスにあるヘッダから各シンボルが16bit幅で転送されているか、12bit幅で転送されているかを判断する。さらに、転送データRXdata中のあるチャネルの各シンボルが16bit幅で転送されている場合には、チャネルデコーディング部50は、16bitの各シンボルの復号処理を行う。各シンボルが12bit幅で転送されている場合には、チャネルデコーディング部50は、各シンボルの下位側に4bitのゼロパディングを行い、各シンボルを16bit化した後に復号処理を行う。例えば、12bit幅のシンボルの値が[0xFFF]である場合には、4bitの[0000]を値[0xFFF]の下位側に埋め込み、[0xFFF0]と16bit化した後に復号処理を行う。
以上説明したように、第1の実施形態としての無線基地局では、受信データの無線通信品質が良好である場合には、受信データの各シンボルの転送データ量を間引いたとしても復号結果が大きく悪化することはない点に着目し、受信データの無線通信品質に基づいて転送データ量を制御するようにした。このため、ベースバンド処理カード30では、例えばデータバスのデータ転送容量に上限がある場合にも、データ転送のクロック速度やデータバスのバス幅を広げることなく、処理UE数を増加させることが可能となる。言い換えれば、同じ数のUEを処理するのに必要とされるベースバンド処理カード30の枚数を削減することが可能となる。
<第2の実施形態>
図6〜8を用いて、第2の実施形態としての無線基地局について説明する。なお、図1を用いて説明した第1の実施形態の無線基地局を構成する各部と同様の処理を行う部分については、図1に示したのと同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6に示す無線基地局は、複数枚(図6では3枚)の第1、第2及び第3ベースバンド処理カード(第1処理部及び第2処理部の一例)30a,30b及び30cを有している。第1〜第3ベースバンド処理カード30a〜30cは、それぞれ図1を用いて説明したベースバンド処理カード30と同様の構成を有している。第1〜第3ベースバンド処理カード30a〜30cは、それぞれのMPU32によりお互いにMPU間通信を行う。
図7は、第1〜第3ベースバンド処理カード30a〜30cのそれぞれのMPU32の転送帯域制御について説明するフローチャートである。例えば、第1ベースバンド処理カード30aのMPU32は、転送データ制御部46から、転送データ制御部46が転送データ制御(図2参照)しているそれぞれのUEについてのSIRを取得する(ステップS21)。さらに、MPU32は、転送データ制御中のあるUEのSIRが劣化し12bit幅での転送(bit削減モード)を解除して16bit幅での転送に戻す場合に、第1ベースバンド処理カード30aにおいて受信処理を行っているすべてのUEの転送データRXdataのデータ量の総和が、転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間の転送帯域の上限を超えるかどうかを判断する(ステップS22)。
具体的には、MPU32は、転送データ制御中のそれぞれのUEのSIRが図2のステップS12で用いた所定の閾値以上か否かを判断する。あるUEのSIRが所定の閾値未満の場合、すなわちあるUEの無線通信品質が良好でない場合には、そのUEの受信データを16bit幅で転送すると仮定した上で、第1ベースバンド処理カード30aにおいて受信処理を行っているすべてのUEの転送データRXdataのデータ量の総和を計算する。さらに、MPU32は、転送データRXdataのデータ量の総和が所定の閾値(転送帯域の上限値)を超えるか否かを判断する。転送データRXdataのデータ量の総和が所定の閾値を超える場合(ステップS22においてYes)、MPU32は、そのUEの受信処理を第2又は第3ベースバンド処理カード30b,30cに移動させる(ステップS23)。具体的には、第1ベースバンド処理カード30aのMPU32は、第2及び第3ベースバンド処理カード30b,30cのMPU32とのMPU間通信により、第2及び第3ベースバンド処理カード30b,30cにおける転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間のデータ転送容量の余裕を判断する。さらに、第1ベースバンド処理カード30aのMPU32は、第1ベースバンド処理カード30aで転送データ制御中のそのUEを、データ転送容量に余裕のある第2及び第3ベースバンド処理カード30b,30cのいずれか一方により受信処理させる。一方、転送データRXdataのデータ量の総和が所定の閾値(転送帯域の上限値)以下である場合(ステップS22においてNo)、MPU32は、第1ベースバンド処理カード30aによるそのUEの受信処理を続け、転送データ制御部46からチャネルデコーディング部50にそのUEの受信データを16bit幅で転送する。
次に、図8を用いて、第1ベースバンド処理カード30aと第2ベースバンド処理カード30bとの間での受信処理の移動について具体的に説明する。例えば、図8(A)に示すように、第1ベースバンド処理カード30aの転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間のデータバスのデータ転送容量の制約により、16bit幅で各シンボルを転送する場合には、スロット単位時間当たりの処理UE数が96(UE#1〜UE#96)であるとする(先に述べた具体例では、理論的には108UEまで処理可能)。第1ベースバンド処理カード30aで受信処理中の各UEの無線通信品質が良好な場合には、各UEの受信データの各シンボルを12bit幅で転送する。これにより、図8(B)に示すように、処理UE数は、130(UE#1〜UE#130)に増加している。第1ベースバンド処理カード30aのMPU32は、12bit幅で各シンボルを転送していたUE#100の無線通信品質が劣化したことを検知すると、UE#100の受信データの各シンボルを16bit幅で転送すると仮定した場合の転送データRXdataのデータ量の総和を予測する。さらに、MPU32は、予測した転送データRXdataのデータ量の総和がデータ転送容量の上限を超えるか否かを判断する。例えば、図8(C)に示すように、UE#100の受信データの各シンボルを16bit幅で転送するとデータ転送容量の上限を超える場合には、図8(D)に示すように、第1ベースバンド処理カード30a(図8ではカード#1)のMPU32は、別の第2ベースバンド処理カード30b(図8ではカード#2)にUE#100の受信処理を移動させる。
以上説明したように、第2の実施形態の無線基地局では、図2を用いたデータ転送処理により、それぞれの第1〜第3のベースバンド処理カード30a〜30cにおける処理UE数を転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間のデータバスのデータ転送容量の制約のもとで最大にすることが可能となる。さらに、それぞれの第1〜第3ベースバンド処理カード30a〜30cでは、無線通信品質に応じて効率的なデータ転送を行いつつ、データ転送量の総和がデータ転送容量を超えることが予測される場合には、それぞれの第1〜第3ベースバンド処理カード30a〜30cのMPU32間で直接的に通信し、それぞれのUEの受信処理の移動を行うことが可能となる。
なお、第2の実施形態では、第1ベースバンド処理カード30aから第2又は第3ベースバンド処理カード30b,30cへのUEの受信処理の移動に関して説明したが、第2又は第3ベースバンド処理カード30b,30cからその他のベースバンド処理カードへの受信処理の移動に関しても同様である。さらに、第2の実施形態では、無線基地局が3枚の第1〜第3ベースバンド処理カード30a〜30cを有する場合について説明したが、第2の実施形態において説明した処理は、ベースバンド処理カードの枚数が3枚以外の複数枚の場合であっても同様である。
<第3の実施形態>
図9及び10を用いて、第3の実施形態としての無線基地局について説明する。なお、図1及び図6を用いて説明した第1及び第2の実施形態としての無線基地局を構成する各部と同様の処理を行う部分については、図1及び図6に示したのと同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9に示す無線基地局は、複数枚(図9ではn枚)の第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dを有している。第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dは、それぞれ図1を用いて説明したベースバンド処理カード30と同様の構成を有している。さらに、無線基地局は、それぞれの第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dのMPU32とそれぞれ通信し、第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dの受信処理を管理する基地局内リソース管理カード90(管理部の一例)を有している。
図10は、それぞれの第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dのMPU32と基地局内リソース管理カード90とにより実行される転送帯域制御について説明するフローチャートである。基地局内リソース管理カード90は、それぞれの第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dのMPU32を介して、各ベースバンド処理カードからリソース管理情報を収集する(ステップS31)。具体的には、基地局内リソース管理カード90は、それぞれの第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dの転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間の転送データRXdataのデータ量の総和を監視する。それぞれのベースバンド処理カードのMPU32は、そのベースバンド処理カードで受信処理中のあるUEのSIRが劣化し、12bit幅での転送(bit削減モード)を解除して16bit幅での転送に戻す場合に、そのベースバンド処理カードで受信処理を行っているすべてのUEの転送データRXdataのデータ量の総和が、転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間の転送帯域の上限を超えるかどうかを判断する(ステップS32)。
以下、一例として、第1ベースバンド処理カード30aのMPU32の処理について説明する。第1ベースバンド処理カード30aのMPU32は、転送データ制御部46から、第1ベースバンド処理カード30aの転送データ制御部46が転送データ制御(図2参照)しているそれぞれのUEについてのSIRを取得する。さらに、MPU32は、転送データ制御中のあるUEのSIRが劣化し12bit幅での転送(bit削減モード)を解除して16bit幅での転送に戻す場合に、第1ベースバンド処理カード30aにおいて受信処理を行っているすべてのUEの転送データRXdataのデータ量の総和が、転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間の転送帯域の上限を超えるかどうかを判断する(ステップS32)。より具体的には、MPU32は、転送データ制御中のそれぞれのUEのSIRが図2のステップS12で用いた所定の閾値以上か否かを判断する。あるUEのSIRが所定の閾値未満の場合、すなわちあるUEの無線通信品質が良好でない場合には、そのUEの受信データを16bit幅で転送すると仮定した上で、第1ベースバンド処理カード30aにおいて受信処理を行っているすべてのUEの転送データRXdataのデータ量の総和を計算する。さらに、MPU32は、転送データRXdataのデータ量の総和が所定の閾値(転送帯域の上限値)を超えるか否かを判断する。転送データRXdataのデータ量の総和が所定の閾値を超える場合(ステップS32においてYes)、基地局装置内リソース管理カード90は、そのUEの受信処理を第2〜第nベースバンド処理カード30b〜30dのいずれかに移動させる(ステップS33)。具体的には、基地局内リソース管理カード90は、第2〜第nベースバンド処理カード30b〜30dのMPU32との通信により、第2〜第nベースバンド処理カード30b〜30dにおける転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間のデータ転送容量の余裕を判断する。そして、第1ベースバンド処理カード30aのMPU32により、転送データRXdataのデータ量の総和が所定の閾値を超えると判断された場合には、第1ベースバンド処理カード30aで受信処理されているそのUEを、データ転送容量に余裕のある第2〜第nベースバンド処理カード30b〜30dのいずれかに受信処理させる。一方、転送データRXdataのデータ量の総和が所定の閾値以下である場合(ステップS32においてNo)、MPU32は、第1ベースバンド処理カード30aによるそのUEの受信処理を続け、転送データ制御部46からチャネルデコーディング部50にそのUEの受信データを16bit幅で転送する。なお、上述の説明では、第1ベースバンド処理カード30aから第2〜第nベースバンド処理カード30b〜30dへのUEの受信処理の移動に関して説明したが、第2〜第nベースバンド処理カード30b〜30dからその他のベースバンド処理カードへの受信処理の移動に関しても同様である。
以上説明したように、第3の実施形態の無線基地局では、図2を用いたデータ転送処理により、それぞれの第1〜第nのベースバンド処理カード30a〜30dにおける処理UE数を転送データ制御部46とチャネルデコーディング部50との間のデータバスのデータ転送容量の制約のもとで最大にすることが可能となる。さらに、それぞれの第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30dでは、無線通信品質に応じて効率的なデータ転送を行いつつ、データ転送量の総和がデータ転送容量を超えそうな場合には、基地局内リソース管理カード90を介してそれぞれの第1〜第nベースバンド処理カード30a〜30c間でUEの受信処理の受け渡しを行うことが可能となる。
なお、第1〜第3の実施形態としての無線基地局では、各シンボルのデータ量を16bitから12bitに削減する場合を一例として説明したが、各シンボルのデータ量の値は、これらの値に限定されるものではない。例えば、誤り訂正機能や、その他チャネルデコーディング部50の復号処理によっては、各シンボルのデータ量の値は、別の値であってもよい。
また、第1〜第3の実施形態としての無線基地局では、移動体通信の無線アクセス方式として、W−CDMA方式が用いられる場合を一例として説明したが、無線基地局は他の通信方式、例えばOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)方式などにより通信を行うものであってもよい。各実施形態の無線基地局では、検波後の受信データの転送効率の向上を意図しており、個々の通信方式に依拠するものでないことは明らかである。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換する無線部と、
前記受信データを同期検波する同期検波部と、
前記受信データの無線通信品質を測定する通信品質測定部と、
一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、前記信号経路を介して同期検波部から転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御するデータ制御部と、
を備えた、無線基地局。(1)
(付記2)
前記データ制御部は、受信データの無線通信品質が良好な場合に、当該受信データのデータ量よりも当該受信データの前記転送データ量を低下させる、
付記1に記載の無線基地局。(2)
(付記3)
前記通信品質測定部は、受信データの信号対干渉電力比を測定する、
付記2に記載の無線基地局。(3)
(付記4)
前記データ制御部は、受信データの信号対干渉電力比が所定の閾値を超える場合に、当該受信データの無線通信品質が良好であると判断する、
付記3に記載の無線基地局。(4)
(付記5)
前記データ制御部は、受信データの信号対干渉電力比が所定の閾値を超える場合に、当該受信データを構成する複数の単位ビット列毎のビット数を削減する、
付記4に記載の無線基地局。
(付記6)
前記ベースバンドの受信データを逆拡散処理する逆拡散処理部をさらに有する、
付記1〜5のいずれかに記載の無線基地局。
(付記7)
広帯域符号分割多元接続方式により各端末装置と無線通信を行う、
付記1〜6のいずれかに記載の無線基地局。
(付記8)
前記データ制御部は、前記信号経路を介して転送されるデータ量の総和に対する前記データ転送容量の余裕に応じて、前記信号経路にて転送される受信データに対応する前記端末装置の数を変更する、
付記1〜7のいずれかに記載の無線基地局。
(付記9)
前記同期検波部、通信品質測定部と、復号部と、データ制御部とをそれぞれ備えた第1処理部、第2処理部を有しており、
第1処理部において、第1受信データに対する転送データ量の制御を行う前に、当該制御を行ったとしたときの前記信号経路を介して転送されるデータ量の総和を予測し、予測したデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超える場合には、前記第1受信データは第2処理部へ移動させられる、
付記1〜4のいずれかに記載の無線基地局。
(付記10)
前記第1処理部は、前記第2処理部と直接的に通信することにより、前記第1受信データを第2処理部へ移動させる、
付記9に記載の無線基地局。
(付記11)
前記第1処理部及び前記第2処理部における前記受信データの処理を管理する管理部、
をさらに備え、
前記第1処理部は、管理部を介して、前記第1受信データを第2処理部へ移動させる、
付記9に記載の無線基地局。
(付記12)
複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換し、
前記受信データを同期検波し、
前記受信データの無線通信品質を測定し、
一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、前記信号経路を介して転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御する、
無線基地局におけるデータ処理方法。(5)
(付記13)
さらに、受信データの無線通信品質が良好な場合に、当該受信データのデータ量よりも当該受信データの前記転送データ量を低下させる、
付記12に記載の無線基地局におけるデータ処理方法。
20…無線部
21…帯域制限部
22…LNA
23…周波数変換器
24…A/D変換器
25…アンテナ
30…ベースバンド処理カード
31…ベースバンド受信部
32…MPU
40…RAKE受信部
41…逆拡散処理部
42…逆拡散コード生成部
43…同期検波処理部
44…CH推定処理部
45…SIR測定部
46…転送データ制御部
50…チャネルデコーディング部
60…コード発生部
70…メモリ
80…遅延プロファイル測定部
81…マッチドフィルタ
82…平均化処理部
83…遅延量・パス数検出部

Claims (5)

  1. 複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換する無線部と、
    前記受信データを同期検波する同期検波部と、
    前記受信データの無線通信品質を測定する通信品質測定部と、
    一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、前記信号経路を介して同期検波部から転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御するデータ制御部と、
    を備えた、無線基地局。
  2. 前記データ制御部は、受信データの無線通信品質が良好な場合に、当該受信データのデータ量よりも当該受信データの前記転送データ量を低下させる、
    請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記通信品質測定部は、受信データの信号対干渉電力比を測定する、
    請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記データ制御部は、受信データの信号対干渉電力比が所定の閾値を超える場合に、当該受信データの無線通信品質が良好であると判断する、
    請求項3に記載の無線基地局。
  5. 複数の端末装置の各々から受信する無線信号をベースバンドの受信データに変換し、
    前記受信データを同期検波し、
    前記受信データの無線通信品質を測定し、
    一定のデータ転送容量を備えた信号経路を介して転送されるデータ量の総和が前記一定のデータ転送容量を超えないように、前記信号経路を介して転送される受信データの転送データ量を、当該受信データの無線通信品質に基づいて制御する、
    無線基地局におけるデータ処理方法。
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