JP2010267915A - 積層型セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

積層型セラミック電子部品の製造方法 Download PDF

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稔 堂岡
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透悟 松井
Hiroyoshi Takashima
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健一 岡島
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Abstract

【課題】未焼成の積層体チップ側面に露出している内部電極を覆うようにセラミックペーストを高精度にかつ容易に形成でき、材料の使用効率を高めることができるとともに、セラミックペースト層におけるひびや密度のばらつきが生じ難く、信頼性に優れた積層型セラミック電子部品の製造を可能とする方法を得る。
【解決手段】長さL方向、幅W方向及び厚みT方向を有し、複数の内部電極が第1,第2の側面に露出している複数の積層体チップ11を用意し、該複数の積層体チップ11の一方の側面が同一平面内に位置するように複数の積層体チップ11を集合させて集合体を形成し、前記集合体中の一面にセラミックペーストを塗布する、各工程を備える、積層型セラミック電子部品の製造方法。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば積層コンデンサのような積層型セラミック電子部品の製造方法に関し、より詳細には、セラミックペーストの塗布により、内部電極側方のギャップ領域が形成される工程を備えた積層型セラミック電子部品の製造方法に関する。
積層コンデンサなどのセラミック電子部品では、より一層の小型化及び高容量化が求められている。図16(a)及び(b)は、一般的な積層セラミックコンデンサにおける内部電極形状を説明するための各模式的平面断面図である。積層セラミックコンデンサ1001では、セラミック焼結体1002内に、内部電極1003,1004が形成されている。内部電極1003と内部電極1004とはセラミック層を介して交互に積層されている。
小型化及び高容量化を図るには、内部電極1003,1004の対向面積を大きくする必要がある。そのため、図16(a)に示すように、内部電極1003の先端の外側に位置しているギャップ領域の寸法L−Gapを狭くし、かつ内部電極1003の幅方向両側におけるギャップの領域の寸法領域の寸法W−Gapを小さくすることが必要である。
しかしながら、L−Gapを小さくすると、内部電極1003,1004が他方電位に接続される外部電極と短絡するおそれがある。
そこで、下記の特許文献1では、図17(a)に斜視図で示すように、複数の積層コンデンサを得るためのマザーの積層体に溝1011を形成する。溝1011の両側には、それぞれ、複数の積層コンデンサを得るための第2のマザーの積層体1012,1012が配置されることになる。第2のマザーの積層体1012の溝1011に露出している面には、内部電極1013,1014が露出している。
次に、図17(b)に示すように溝1011にセラミックペースト1015を充填する。それによって、内部電極1013,1014を覆い隠す。しかる後、セラミックペースト1015が形成されている部分をセラミックペースト1015よりも細い幅の切断刃で切断する。この方法によれば、上記セラミックペースト1015の切断により得られたセラミック部分により、上記ギャップ領域が形成され、W−Gapの寸法を小さくすることができる。
また、下記の特許文献2には、同様に、内部電極が露出している積層体側面にセラミックペーストを塗布し、それによって、W−Gapを小さくする方法が記載されている。もっとも、特許文献2では、塗布方法については具体的には記載されていない。
特開2006−351820号公報 特開平9−153433号公報
特許文献1に記載の方法では、マザーの積層体に複数本の溝1011を形成し、溝1011に設けられている部分の材料を除去しなければならなかった。そのため、材料の使用効率が低下し、コストが高くなっていた。
加えて、溝1011にペーストを充填し、乾燥する際に、セラミックペースト1015が収縮し、ひびが入ることがあった。また、充填されたセラミックペースト1015の収縮が均一でないため、第2のマザーの積層体を個々の積層セラミックコンデンサ単位の積層体に切断する工程において、積層体が歪み、切断位置がずれることがあった。
材料の使用効率を高め、さらに小型化及び高容量化を図るには、溝1011を細くしなければならない。その場合、幅の細い溝1011にセラミックペーストを確実に充填することは非常に困難であった。すなわち、比較的高い圧力をかけねばならず、その場合には、セラミック積層体に歪みが生じ、上記切断位置のずれが生じたり、密度ばらつきが生じたりし、信頼性に優れた積層コンデンサを得ることはできなかった。
本発明の目的は、上述してきた従来技術の現状に鑑み、内部電極が露出しているセラミック積層体側面にセラミックペーストを高い精度でかつ容易に塗布することができ、材料の使用効率の悪化を防止することができ、さらにセラミックペーストの乾燥に際してのひびや歪み等が生じ難く、信頼性に優れた積層型セラミック電子部品を得ることを可能とする製造方法を提供することにある。
本願の第1の発明によれば、長さ方向に沿う辺と、幅方向に沿う辺とを有する矩形の上面及び下面と、前記長さ方向と、厚み方向を含む平面内に位置している第1,第2の側面と、前記幅方向と厚み方向とを含む平面内に位置している第3,第4の側面とを有する直方体状の形状を有する積層体チップであって、直方体状の未焼成のセラミック積層体と、該未焼成のセラミック焼結体内に形成されており、前記第1,第2の側面または第3,第4の側面に幅方向端縁が露出している複数の内部電極とを有する積層体チップを用意する工程と、前記積層体チップの内部電極の幅方向端縁が露出している側面が同一平面内に位置するように複数の積層体チップを集合させて集合体を形成する工程と、複数の積層体チップの内部電極が露出している側面からなる前記集合体の一面にスキージを用いセラミックペーストを塗布する工程と、前記セラミックペーストが塗布された積層体チップを焼成し、セラミック焼結体を得る工程とを備える、積層型セラミック電子部品の製造方法が提供される。
第1の発明のある特定の局面では、前記セラミックペーストが塗布される側面が、前記長さ方向と前記厚み方向に沿う前記第1または第2の側面である。この場合には、長さ方向と厚み方向に沿う第1または第2の側面にセラミックペーストが塗布され、内部電極側方のギャップ領域の寸法W−Gapの小さい積層型セラミック電子部品を確実に得ることができる。
第1の発明の製造方法の他の特定の局面では、前記集合体を形成するにあたり、前記積層体チップの幅方向寸法よりも厚いブロック材により前記集合体を囲み積層体チップ同士を密接させる。この場合には、ブロック材により、複数の積層体チップを確実に密着させて集合体を形成することができる。
第1の発明のさらに別の特定の局面では、前記セラミックペーストを塗布した後に、前記集合体を分割する工程がさらに備えられる。この場合には、分割により、個々の積層型セラミック電子部品単位の積層体チップを容易にかつ効率良く得ることができる。好ましくは、前記集合体を分割する工程が、前記集合体の前記セラミックペーストが塗布された面にローラーを圧接することにより行われる。この場合には、集合体にローラーを圧接するだけで、簡単に集合体を分割することができる。
本願の第2の発明によれば、長さ方向に沿う辺と、幅方向に沿う辺とを有する矩形の上面及び下面と、前記長さ方向と、厚み方向を含む平面内に位置している第1,第2の側面と、前記幅方向と厚み方向とを含む平面内に位置している第3,第4の側面とを有する直方体状の形状を有する積層体チップであって、直方体状の未焼成のセラミック焼結体と、該未焼成のセラミック焼結体内に形成されており、前記第1,第2の側面に幅方向端縁が露出している複数の内部電極とを有する積層体チップを用意する工程と、前記積層体チップが挿入される凹部を有する治具を用意する工程と、前記積層体チップの前記第1,第2の側面または第3,第4の側面が凹部から突出した状態で露出するように、前記積層体チップを前記凹部に挿入する工程と、前記積層体チップの内部電極が露出している側面に、スキージによりセラミックペーストを塗布する工程と、前記セラミックペーストが塗布された積層体チップを焼成し、セラミック焼結体を得る工程とを備える、積層型セラミック電子部品の製造方法が提供される。
第2の発明のある特定の局面では、前記凹部が、前記積層体チップの厚み方向寸法よりも深くされている。この場合には、凹部に積層体チップを容易に振り込むことができる。
好ましくは、前記治具の前記凹部が、弾性体で被覆されている。この場合には、積層体チップを弾力的に挟持させることができ、それによって積層体チップの姿整特性を安定化することができる。
第2の発明の別の特定の局面では、前記凹部が貫通孔であり、前記凹部に前記積層体チップを挿入する工程において、該貫通孔から前記第1の側面もしくは第2の側面または第3の側面もしくは第4の側面が露出するように、前記積層体チップを前記貫通孔に挿入される。この場合には、貫通孔から第1の側面もしくは第2の側面または第3の側面もしくは第4の側面が露出するように積層体チップを貫通孔に送り込むだけで第1の側面もしくは第2の側面または第3の側面もしくは第4の側面にセラミックペーストを容易に塗布することができる。
第1,第2の発明(以下、本発明と適宜総称する。)の他の特定の局面では、前記積層体チップを用意する工程が、セラミックグリーンシートを準備する工程と、前記セラミックグリーンシート上に複数本の帯状のマザーの内部電極を形成する工程と、前記帯状のマザーの内部電極が形成されたセラミックグリーンシートを前記内部電極の幅方向にずらせて積層し、マザーの積層体を得る工程と、前記マザーの積層体を厚み方向に切断することにより、前記帯状のマザーの内部電極の長さ方向が長さ方向とされており、前記帯状のマザーの内部電極の幅方向が幅方向とされており、前記マザーの積層体の厚み方向が厚み方向とされている前記積層体生チップを得ることにより行われる。
本発明のさらに他の特定の局面では、前記セラミックペーストの20℃における粘度が50〜5000Pa・sの範囲にある。この場合に、セラミックペーストの粘度が適度な値であるため、上記積層体チップの外表面にセラミックペーストを容易にかつ高精度に塗布することができる。粘度が50Pa・sを下回ると、セラミックペーストが流れてしまうので、厚みを制御することが難しく、W−Gapが形成しにくい。また、5000Pa・sを上回ると、塗布時にかすれたり、セラミックペーストが糸引きしたりするのでW−Gapが形成しにくい。
第1の発明に係る積層型セラミック電子部品の製造方法では、積層体チップの内部電極が露出している1つの側面が同一平面内に位置するように複数の積層体チップが集合されて集合体が形成されるが、この状態で、スキージを用いてセラミックペーストを高精度にかつ容易に塗布することができる。従って、セラミックペーストが塗布された積層体生チップを焼成することにより、内部電極の外側のギャップ領域の寸法が小さいセラミック焼結体を得ることができる。
よって、積層型セラミック電子部品の小型化及び高容量化などを果たすことができる。
しかも、上記セラミックペーストの塗布に際し、材料を除去する溝加工等を必要としないので、使用する材料の使用効率を高めることができ、コストを低めることができる。さらに、セラミックペーストの乾燥に伴うひびや歪み等も生じ難いため、信頼性に優れた積層型セラミック電子部品を提供することができる。
本願の第2の発明においても、治具の凹部に積層体チップの内部電極が露出している側面が露出するように、積層体チップを凹部に送り込んだ状態で、積層体チップの内部電極が露出している側面にスキージによりセラミックペーストを塗布するので、スキージを用いてセラミックペーストを高精度にかつ容易に塗布することができる。従って、セラミックペーストが塗布された積層体生チップを焼成することにより、内部電極の外側のギャップ領域の寸法が小さいセラミック焼結体を得ることができる。
よって、積層型セラミック電子部品の小型化及び高容量化などを果たすことができる。
しかも、上記セラミックペーストの塗布に際し、材料を除去する溝加工等を必要としないので、使用する材料の使用効率を高めることができ、コストを低めることができる。さらに、セラミックペーストの乾燥に伴うひびや歪み等も生じ難いため、信頼性に優れた積層型セラミック電子部品を提供することができる。
(a)は第1の実施形態において積層される第1,第2のマザーのセラミックグリーンシートとマザーの内部電極の形状を説明するための斜視図であり、(b)はマザーの積層体を示す斜視図である。 (a)は第1の実施形態で用意される積層体チップを示す斜視図であり、(b)及び(c)は、それぞれ、積層体チップ内の第1及び第2の内部電極の形状を説明するための各模式的平面断面図である。 (a)は積層体チップの上面をハッチングで示す模式的斜視図であり、(b)は積層体チップを集合してなる集合体を示す斜視図である。 第1の実施形態において、積層体チップをピックアップする工程を説明するための模式的正面図である。 (a)及び(b)は、第1の実施形態において、積層体チップをピックアップし、集合する工程を説明するための各模式的正面図である。 第1の実施形態において、集合体を形成する工程を説明するための斜視図である。 (a)は第1の実施形態において、集合体の片面にセラミックペースト層を形成した状態を示す斜視図であり、(b)はセラミックペースト層を分割する工程を説明するための斜視図であり、(c)は集合体に形成されたセラミックペースト層が分割された状態を示す斜視図である。 第1の実施形態の変形例において、セラミックペースト層を分割する方法の他の例を説明するための斜視図である。 (a)〜(c)は、第1の実施形態の製造方法において、集合体にセラミックペースト層を形成した後に、反対側の面にセラミックペーストを塗布する工程を説明するための模式的正面断面図である。 本発明の第2の実施形態の製造方法において用意される振込治具を示す斜視図である。 第2の実施形態において、振込治具の下方に整列治具を配置した状態を示す正面断面図である。 第2の実施形態において、振込治具から整列治具に積層体チップを落下させた状態を示す正面断面図である。 (a)は整列治具内において積層体チップを移動させた状態を示す正面断面図であり、(b)は整列治具からペースト塗布用治具に積層体チップを移し替える工程を説明するための正面断面図である。 第2の実施形態において、ペースト塗布用治具に積層体チップが保持されている状態を示す正面断面図である。 第2の実施形態において、ペースト塗布用治具に保持されている積層体チップにセラミックペーストを塗布する工程を説明するための斜視図である。 (a)及び(b)は、従来の積層コンデンサの内部電極側方のギャップ領域を説明するための模式的平面断面図である。 (a)及び(b)は、従来の積層コンデンサの製造方法を説明するための各斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態では、矩形のマザーのセラミックグリーンシートを用意する。マザーのセラミックグリーンシートの厚みは特に限定されないが、3μm以下程度とされる。
上記セラミックグリーンシートを構成するセラミック材料については、例えばチタン酸バリウム系誘電体セラミック粉末を含有するセラミックスラリーを用いて形成することができる。なお、使用するセラミック粉末は特に限定されるものではない。
次に、マザーのセラミックグリーンシートの片面に、導電ペーストをスクリーン印刷することにより、複数本の帯状のマザーの内部電極を形成する。電極形成方法については、スクリーン印刷法に限らず、インクジェット法やグラビア印刷法などの他の方法を用いてもよい。上記マザーの内部電極の厚みは、特に限定されないが、1.5μm以下程度とされる。
マザーの内部電極を構成する材料については特に限定されず、Ag、Ag−Pd、Ni、Cuなどの適宜の金属もしくは合金からなる導電性粉末を含有する導電ペーストを用いることができる。
次に、複数本の帯状のマザーの内部電極が形成されたセラミックグリーンシートを複数枚積層する。図1は、この積層工程を説明するための斜視図である。ここで、下方の第1のマザーのセラミックグリーンシート1上において、複数本の帯状のマザーの内部電極2が互いに平行に形成されている。帯状のマザーの内部電極2の長さ方向を以下、X方向、幅方向をY方向とする。
第1のマザーのセラミックグリーンシート1上に、同じく上面に複数本の帯状のマザーの内部電極2が互いに平行に形成されている第2のマザーのセラミックグリーンシート3を用意する。
第1のマザーのセラミックグリーンシート1上のマザーの内部電極2に対し、第2のマザーのセラミックグリーンシート3上のマザーの内部電極2がY方向においてずれるようにして、マザーのセラミックグリーンシート3をマザーのセラミックグリーンシート1に積層する。このようにして、第1のマザーのセラミックグリーンシート1と第2のマザーのセラミックグリーンシート3を交互に複数枚積層し、上下に無地のマザーのセラミックグリーンシートを積層する。それによって、図1(b)に斜視図で示す第1のマザーの積層体4を得る。第1のマザーの積層体4は、上記X方向に沿う辺と、上記Y方向に沿う辺と、厚み方向であるT方向に沿う辺とを有する矩形板状の形状を有する。上記マザーの積層体4を厚み方向に切断し、それによって、個々の積層体チップを得る。
図2(a)に示す積層体チップ11は、直方体状の形状を有する。すなわち、積層体チップ11は、Lで示す長さを有する長さ方向と、幅Wの方向に沿う幅方向と、厚みTの方向に沿う厚み方向とを有する。以下、長さ方向をL方向、幅方向をW方向及び厚み方向をT方向とする。この積層体チップ11は、マザーの積層体4を図1(b)のX方向及びY方向に沿って順に切断することにより得られる。
積層体チップ11は、矩形の上面11aと、矩形の下面11bと、L方向及びT方向に沿う第1,第2の側面11c,11dと、W方向及びT方向に沿う第3,第4の側面11e,11fとを有する。
図2(b)及び(c)は、上記内部電極12,13が形成されている部分の各模式的平面断面図である。積層体チップ11内においては、複数の第1の内部電極12と複数の第2の内部電極13とが厚み方向において交互に配置されており、隣り合う内部電極12,13がセラミック層を介して重なり合っている。また、複数の第1の内部電極12は、第3の側面11eに露出しており、第4の側面11fとの間にはギャップ領域が形成されている。第2の内部電極13は第4の側面11fに露出しており、第3の側面11eとの間にはギャップ領域が形成されている。さらに、複数の内部電極12,13は、いずれも、その幅方向端縁が積層体チップ11の第1,第2の側面11c,11dに露出している。
これは、上記マザーの積層体4をX方向及びY方向に切断することにより積層体チップ11が得られているため、切断面である第1,第2の側面11c,11dに、内部電極12,13が露出していることによる。
次に、上記複数個の積層体チップ11を図3(b)に示すように集合する。以下においては、複数の積層体チップ11の集合状態における各積層体チップ11の向きを明瞭とするために、図3(a)に示すように、上面11aに、場合によってはクロスのハッチングを付して上面11aであることを明確にすることとする。
図3(b)に示すように、本実施形態では、複数の積層体チップ11を、上記下面11bが手前側の側面となるように、従って第2の側面11dが上方において水平方向に位置するように集合されている。このようにして、複数個の積層体チップ11がマトリクス状に集合されて、集合体14が構成される。
集合体14を得るにあたっては、適宜の方法を用いることができる。例えば、図4に示すように、粘着剤層15aを有する長尺状の粘着テープ15を用意する。この粘着テープ15上に複数の上記積層体チップ11を貼り付けておく。粘着剤層15aの粘着力はさほど強くないため、粘着テープ15を矢印方向に搬送しつつ、真空吸引チャック16を用いて搬送されてきた積層体チップ11を順次ピックアップする。しかる後、図5(a)に示すように、吸引チャック16によりピックアップされた積層体チップ11を集合ステージ17上に、移送する。図5(b)に示すように、吸引チャック16による吸引を解除し、吸引チャック16を積層体チップ11から分離する。
次に、押動部材17aにより集合ステージ17上に載置された積層体チップ11を横方向に移動させる。このようにして、先に集合ステージ17上に載置されていた積層体チップ11に、新たにピックアップされてきた積層体チップ11を密接させることができる。
さらに、図6に示すように、集合ステージ17上に、図示の矢印で示す方向にスライドし得る複数のブロック材18a〜18dを集合ステージ17上で矢印方向にスライドさせる。このようにして、複数の積層体チップ同士が密着された平面形状が矩形の集合体14を得ることができる。集合体14では、複数の積層体チップ11が図3(b)に示したようにマトリクス状に配置されている。
なお、本実施形態では、上記ブロック材18a〜18dは、セラミックペーストを塗布する場合の金型としても用いられるものである。そのため、ブロック材18a〜18dの集合体14側に位置している面は、集合ステージ17の上面に対して垂直方向に延びる面であり、かつその高さである厚みは、積層体チップ11の幅方向寸法Wよりも大きくされている。すなわち、ブロック材18a〜18dの厚みをT1とした場合、T1>Wとされている。このT1とWとの差であるT1−Wは、塗布されるセラミックペーストの厚みと等しくされている。
従って、図6に示す状態で、スキージ19を用いてセラミックペースト20を塗布することにより、集合体14の上面に上記T1−Wの厚みのセラミックペースト層を形成することができる。セラミックペーストの20℃における粘度が50〜5000Pa・sの範囲にあることが好ましい。この場合に、セラミックペーストの粘度が適度な値であるため、上記積層体チップの外表面にセラミックペーストを容易にかつ高精度に塗布することができる。粘度が50Pa・sを下回ると、セラミックペーストが流れてしまうので、厚みを制御することが難しく、W−Gapが形成しにくい。また、5000Pa・sを上回ると、塗布時にかすれたり、セラミックペーストが糸引きしたりするのでW−Gapが形成しにくい。
セラミックペーストはスキージ19を用いて塗布されるものであるため、各積層体チップ11の第2の側面11dに非常に薄いセラミックペースト層を高精度に形成することができる。
図7(a)は、このようにして集合体14の上面にセラミックペースト層20Aが形成されている状態を示す模式的斜視図である。ここでは、複数個の積層体チップ11の第2の側面11dにまたがるようにセラミックペースト層20Aが形成されている。従って、集合体14の上面には、各積層体チップ11を区画する境界線は表れていない。次に、セラミックペースト層20Aを乾燥させる。
しかる後に、図7(b)に示すように、ローラー22を集合体14の上面から圧接させ、矢印で示すように走行させる。それによって、セラミックペースト層20Aが積層体チップ11毎に分割される。このようにして、図7(c)に示すように、個々の積層体チップ11の側面11d上にセラミックペースト層20Aを分割してなるセラミックペースト層20aが形成されることになる。
なお、上記実施形態では、ローラー22を圧接させたが、例えば図9に斜視図で示すように、金属などの剛体からなるブレード24を用い、集合体14を個々の積層体チップ11に分割してもよい。ここでは、直線状に延びる刃先を有するブレード24が、集合体14の上面のセラミックペースト層20Aを分割するラインに沿って押し当てられる。それによって、セラミックペースト層20Aが分割される。なお、図8では、積層体チップ11のW方向に沿うようにブレード24が配置されていたが、この後に、前述したL方向に沿うようにブレード24を集合体14の上面に当接させればよい。
上記のようにして、集合体14の各積層体チップ11の第2の側面11d上にセラミックペースト層を形成することができる。なお、ここまでの工程は、上記集合ステージ17上で行われる。
次に、図9(a)に示すように、集合ステージ17上に配置されている集合体14上に、移替治具25を配置する。ここで、集合体14の側方には、前述したブロック材18a〜18dからなる金型18が配置されている。
そして、上記移替治具25は、金型18の上面に載置されているが、上記集合体14が配置されている部分の上方において、下方に開いた凹部25aを有する。
凹部25aの深さは、前述したセラミックペースト層20aの厚みとほぼ等しくされている。
次に、図9(b)に示すように、図9(a)に示した構造を反転させる。その結果、移替治具25の凹部25a内に、上記集合体14がはまり込み、セラミックペースト層20aが、上記凹部25a内に位置することとなる。従って、集合体14のセラミックペースト層20aが形成されている側とは反対側の面と集合ステージ17との間に隙間Sが形成される。この隙間Sの厚みは、セラミックペースト層20aの厚み、すなわち凹部25aの深さと等しくなることとなる。
よって、図9(c)に示すように、集合ステージ17を取り除いた状態で、スキージを用い、金型18の上面からセラミックペーストを塗布することにより、集合体14の反対側の面にもセラミックペースト層を容易にかつ高精度に形成することができる。
しかる後、図7(a)〜(c)に示した方法等を用い、集合体14の反対側の面に形成されたセラミックペースト層を分割することにより、集合体14を再度分割できる。それによって、個々の積層体チップ11の第1,第2の側面11c,11dの双方にセラミックペースト層を形成することができる。
このようにして得られた積層体チップ11を焼成することにより、セラミック焼結体を得ることができる。次に、第1の内部電極及び第2の内部電極にそれぞれ電気的に接続されるように、積層体チップ11の第3,第4の側面11e,11fに相当するセラミック焼結体の第3,第4の側面に導電ペーストを塗布し、焼き付ける。このようにして、第1,第2の外部電極を形成し、積層セラミックコンデンサを得ることができる。なお、外部電極形成工程は、積層体チップ11の焼成に先立ち導電ペーストを塗布し、焼成に際しセラミックスの焼成と導電ペーストの焼き付けによる外部電極の形成とを同時に行なってもよい。
また、外部電極形成方法は、導電ペーストの焼き付け法に限定されるものではない。
本実施形態は、上記のように、集合体14を形成し、スキージによりセラミックペーストを集合体14の一方面及び他方面に順次塗布することにより厚みの薄いセラミックペースト層を容易にかつ高精度に形成することができる。しかも、集合体14はあとで分割すればよいだけであるため、特許文献1に記載の方法のように、溝の形成のために余分な材料を消費することもない。加えて、溝内にセラミックペーストを充填し、乾燥する方法では、充填されたセラミックペーストの乾燥に際しての歪みにより、ひびが生じたり、密度のばらつきが生じていたのに対し、本実施形態では、このようなひびの発生や密度のばらつきも生じ難い。
従って、信頼性に優れた積層型のセラミックコンデンサを提供することができる。
〔第2の実施形態〕
第1の実施形態では、個々の積層体チップ11を集合させ集合体14を形成していたが、第2の実施形態においては、積層体チップ11を、図11に示す振込治具31の貫通孔31aに挿入する。ここで、振込治具31においては、上面31bに複数の貫通孔31aが開口している。複数の貫通孔31aは、図示のようにマトリクス状に配置されている。各貫通孔31aの開口部は矩形の形状を有する。貫通孔31aに代えて、有底の凹部を形成してもよい。本実施形態では、凹部を形成している貫通孔31aは、上記積層体チップ11が容易に振り込まれ得る大きさとされている。なお、積層体チップ11のW,T寸法が異なる場合は、容易にLT面を上に向けて振り込むことが可能であるが、W,T寸法が同じである場合はさらに移し替えが必要となり、第2実施例はこの場合に好適に用いられる。
図11に示すように、振込治具31の下方に、下方プレート34と上方プレート33とを積層してなる整列治具32が配置されている。整列治具32の上方プレート33には、上述した貫通孔31aよりも大きな貫通孔33aが形成されている。そして、貫通孔33aと同じ大きさの開口部を有する凹部34aが、貫通孔33aに連なるように下方プレート34に形成されている。この凹部34aは、開口部分よりも下方に段差34bを有する。この段差34bよりも下方において、開口面積が相対的に小さくされている。そして、凹部34aは、底面34cを有する。底面34cの中央に、下方プレート34の下面に連なる細い貫通孔35が形成されている。
整列治具32を用いて、複数の積層体チップ11のセラミックペースト塗布面を整列させる。より具体的には、図12に示すように、整列治具32の上方プレート33上に、振込治具31を載置し、振込治具31の貫通孔31aに、それぞれ、積層体チップ11を挿入する。この場合、貫通孔31aは、上記積層体チップ11の横断面形状と等しい開口形状を有する。従って、図11に示すように、上面11aが上下方向に延びるように、積層体チップ11が貫通孔31a内に振り込まれる。ここでは、貫通孔31aは、下方の整列治具32の貫通孔33aとずらされている。従って、貫通孔31aに振り込まれた積層体チップ11は、貫通孔33a内に進入していない。
次に、図11の矢印で示すように、振込治具31を図11の右方に移動させ、貫通孔33aの上方に貫通孔31aを位置させる。その結果、図12に示すように、貫通孔31a内の積層体チップ11が下方の貫通孔33aに落下する。しかる後、振動を与えることにより、大きな貫通孔33aお凹部34a内において、上記積層体チップ11が移動し、回転する。その結果、図13(a)に示すように、凹部34a内に積層体チップ11がはまり込む。この場合、段差34bの下方部分では、底面34cの開口部の形状は、積層体チップ11の第1または第2の側面11c,11dの形状とほぼ同じとされている。従って、積層体チップ11は、第1の側面11cまたは第2の側面11dが凹部34aの底面34cに接触し、第2の側面11dまたは第1の側面11cが上方を向くようにして整列治具32内において位置決めされる。
しかる後、図13(a)に示すように、振込治具31を取り除く。さらに、整列治具32の上方プレート33を取り除き、代わりに下方プレート34上にペースト塗布用治具36を配置する。ペースト塗布用治具36は、図15に示すように、マトリクス状に配置された貫通孔36aを有する。また、ペースト塗布用治具36は、貫通孔36aの内周面が少なくともゴムなどの弾性体により形成されている。本実施形態で、ペースト塗布用治具36の全体がゴムからなるが、貫通孔36aの内周面に弾性体層を形成してもよい。
上記貫通孔36aの寸法は、積層体チップ11が図13(b)及び図14に示すように圧入された場合、積層体チップ11が弾力保持される大きさとされている。この場合、積層体チップ11の上面が手前側を向いており、貫通孔36a内においては、上方に第2の側面11dが位置する向きとなるように積層体チップ11が貫通孔36aに挿入される。
挿入に際しては、図13(b)に示すように、下方に、上面に突き上げピン37が形成された突き上げ部材38を配置し、突き上げピン37を上方に移動させ、他方、ペースト塗布用治具36を矢印で示すように下方に移動させる。なお、突き上げピン37のみを上方に移動させてもよく、あるいは突き上げピン37の位置は固定し、ペースト塗布用治具36を下方に移動させてもよい。いずれにしても、突き上げピン37で突き上げられて、積層体チップ11がペースト塗布用治具36の貫通孔36a内に圧入される。
このようにして、図14に示すように、ペースト塗布用治具36の貫通孔36a内に積層体チップ11が挿入され、弾力保持される。この状態において、積層体チップ11の第1の側面11c及び第2の側面11dが上面及び下面に露出している。従って、図15に示すように、ペースト塗布用治具36の上面において、スキージ19を走行させ、セラミックペースト20を塗布することにより、各積層体チップ11の第1の側面11cにセラミックペースト層を形成することができる。次に、ペースト塗布用治具36を反転させ、同じくスキージを用いてセラミックペーストを塗布すればよい。このようにして、積層体チップ11の第2の側面11dにもセラミックペーストを塗布することができる。
第2の実施形態においても、上記のように積層体チップ11の第1,第2の側面11c,11dにセラミックペースト層を形成した後、第1の実施形態と同様の工程によりセラミック焼結体を得、外部電極を形成すればよい。
第2の実施形態においても、セラミックペースト層の形成を容易にかつ高精度に行い得る。また、特許文献1に記載の先行技術では、溝の形成が必要であり、溝の形成に際し、セラミックスや電極材料が除去されていたため、コストが高くついていたのに対し、本実施形態においても、材料の使用効率を高めることができる。従って、製造コストを低めることができる。
加えて、セラミックペーストの溝への充填及び乾燥といった工程を必要としないので、セラミックペースト層においてひびが生じ難く、密度のばらつきも生じ難い。よって、第2の実施形態においても信頼性に優れた積層セラミックコンデンサを提供することができる。
なお、第1,第2の実施形態及び上記各変形例は、積層型のセラミックコンデンサの製造に限らず、複数の内部電極が設けられている適宜の積層型セラミック電子部品の製造に一般的に適用することができる。
1…セラミックグリーンシート
2…内部電極
3…セラミックグリーンシート
4…積層体
11…積層体チップ
11a…上面
11b…下面
11c,11d,11e,11f…第1〜第4の側面
12,13…第1,第2の内部電極
14…集合体
15…粘着テープ
15a…粘着剤層
16…吸引チャック
17…集合ステージ
17a…押動部材
18…金型
18a〜18d…ブロック材
19…スキージ
20…セラミックペースト
20A…セラミックペースト層
20a…セラミックペースト層
22…ローラー
24…ブレード
25…移替治具
25a…凹部
31…振込治具
31a…貫通孔
31b…上面
32…整列治具
33…上方プレート
33a…貫通孔
34…下方プレート
34a…凹部
34b…段差
34c…底面
35…貫通孔
36…ペースト塗布用治具
36a…貫通孔
37…突き上げピン
38…突き上げ部材

Claims (11)

  1. 長さ方向に沿う辺と、幅方向に沿う辺とを有する矩形の上面及び下面と、前記長さ方向と、厚み方向を含む平面内に位置している第1,第2の側面と、前記幅方向と厚み方向とを含む平面内に位置している第3,第4の側面とを有する直方体状の形状を有する積層体チップであって、直方体状の未焼成のセラミック積層体と、該未焼成のセラミック積層体内に形成されており、前記第1,第2の側面または第3,第4の側面に幅方向端縁が露出している複数の内部電極とを有する積層体チップを用意する工程と、
    前記積層体チップの内部電極の幅方向端縁が露出している側面が同一平面内に位置するように複数の積層体チップを集合させて集合体を形成する工程と、
    複数の積層体チップの内部電極が露出している側面からなる前記集合体の一面にスキージを用いセラミックペーストを塗布する工程と、
    前記セラミックペーストが塗布された積層体チップを焼成し、セラミック焼結体を得る工程とを備える、積層型セラミック電子部品の製造方法。
  2. 前記セラミックペーストが塗布される側面が、前記長さ方向と前記厚み方向に沿う前記第1または第2の側面である、請求項1に記載の積層型セラミック電子部品の製造方法。
  3. 前記集合体を形成するにあたり、前記積層体チップの幅方向寸法よりも厚いブロック材により前記集合体を囲み、積層体チップ同士を密接させる、請求項1または2に記載の積層型セラミック電子部品の製造方法。
  4. 前記セラミックペーストを塗布した後に、前記集合体を分割する工程をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層型セラミック電子部品の製造方法。
  5. 前記集合体を分割する工程が、前記集合体の前記セラミックペーストが塗布された面にローラーを圧接することにより行う、請求項4に記載の積層型セラミック電子部品の製造方法。
  6. 長さ方向に沿う辺と、幅方向に沿う辺とを有する矩形の上面及び下面と、前記長さ方向と、厚み方向を含む平面内に位置している第1,第2の側面と、前記幅方向と厚み方向とを含む平面内に位置している第3,第4の側面とを有する直方体状の形状を有する積層体チップであって、直方体状の未焼成のセラミック積層体と、該未焼成のセラミック積層体内に形成されており、前記第1,第2の側面に幅方向端縁が露出している複数の内部電極とを有する積層体チップを用意する工程と、
    前記積層体チップが挿入される凹部を有する治具を用意する工程と、
    前記積層体チップの前記第1,第2の側面または第3,第4の側面が凹部から突出した状態で露出するように、前記積層体チップを前記凹部に挿入する工程と、
    前記積層体チップの内部電極が露出している側面に、スキージによりセラミックペーストを塗布する工程と、
    前記セラミックペーストが塗布された積層体チップを焼成し、セラミック焼結体を得る工程とを備える、積層型セラミック電子部品の製造方法。
  7. 前記凹部が、前記積層体チップの厚み方向寸法よりも深い、請求項6に記載の積層型セラミック電子部品の製造方法。
  8. 前記治具の前記凹部が、弾性体で被覆されている、請求項6または7に記載の積層型セラミック電子部品の製造方法。
  9. 前記凹部が貫通孔であり、前記凹部に前記積層体チップを挿入する工程において、該貫通孔から前記第1の側面もしくは第2の側面または第3の側面もしくは第4の側面が露出するように、前記積層体チップを前記貫通孔に挿入する、請求項8に記載の積層型セラミック電子部品の製造方法。
  10. 前記積層体チップを用意する工程が、セラミックグリーンシートを準備する工程と、
    前記セラミックグリーンシート上に複数本の帯状のマザーの内部電極を形成する工程と、
    前記帯状のマザーの内部電極が形成されたセラミックグリーンシートを前記内部電極の幅方向にずらせて積層し、マザーの積層体を得る工程と、
    前記マザーの積層体を厚み方向に切断することにより、前記帯状のマザーの内部電極の長さ方向が長さ方向とされており、前記帯状のマザーの内部電極の幅方向が幅方向とされており、前記マザーの積層体の厚み方向が厚み方向とされている前記積層体生チップを得る、請求項1〜9のいずれか1項に記載の積層型セラミック電子部品の製造方法。
  11. 前記セラミックペーストの20℃における粘度が50〜5000Pa・sの範囲にある、請求項1〜10のいずれか1項に記載の積層型セラミック電子部品の製造方法。

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