JP2010267890A - 光共振装置 - Google Patents
光共振装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010267890A JP2010267890A JP2009119374A JP2009119374A JP2010267890A JP 2010267890 A JP2010267890 A JP 2010267890A JP 2009119374 A JP2009119374 A JP 2009119374A JP 2009119374 A JP2009119374 A JP 2009119374A JP 2010267890 A JP2010267890 A JP 2010267890A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- laser crystal
- optical
- parallel
- crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
- Lasers (AREA)
Abstract
【解決手段】HRコーティングM1を形成した第1面1aとそれに対向する第2面1bとが平行でない形状の第1のレーザ結晶1の第2面1bに、第1面2aとそれに対向する第2面2bとが平行な波長変換素子2の第1面2aを接合し、第1のレーザ結晶1と同一構成の第2のレーザ結晶3の第1面3aが第1のレーザ結晶1の第1面1aと平行になるように該第2のレーザ結晶3の第2面3bを波長変換素子2の第2面2bに接合した。
【効果】光共振器内部での反射による無用の光共振を十分に抑制でき、安定したレーザ発振が得られる。
【選択図】図1
Description
この光学素子のレーザ結晶を光励起すると、レーザ結晶が基本波を発生し、この基本波がHRコーティングの間で反射し往復することにより基本波のレーザ発振が起こり、この基本波のレーザ光が波長変換素子で波長変換されて外部へ出力される。
しかし、光の反射を十分に抑制できず、反射した光が光共振を起こして、本来のレーザ発振に悪影響が及んでしまうことがある問題点があった。
そこで、本発明の目的は、光共振器内部での反射による無用の光共振を十分に抑制でき、安定したレーザ発振が得られるレーザ光共振装置を提供することにある。
上記第1の観点によるレーザ光共振装置では、共振器ミラーM1に入射した光と反射した光は同じ経路を通ると共に共振器ミラーM2に入射した光と反射した光は同じ経路を通るため、光は共振器ミラーM1と共振器ミラーM2の間を往復し、光共振によりレーザ光の発振が起こる。一方、界面Sjに入射した光と反射した光は別の経路を通るため、光共振が起こらない。すなわち、光共振器内部での反射による無用の光共振を十分に抑制でき、安定したレーザ発振が得られる。
上記第2の観点によるレーザ用光学素子では、HRコーティング(M1,M2)に入射した光と反射した光は同じ経路を通るため、光は第1のレーザ結晶(1)のHRコーティング(M1)と第2のレーザ結晶(3)のHRコーティング(M2)の間を往復し、光共振によりレーザ光の発振が起こる。一方、内部の界面に入射した光と反射した光は別の経路を通るため、光共振が起こらない。すなわち、光共振器内部での反射による無用の光共振を十分に抑制でき、安定したレーザ発振が得られる。
図1は、実施例1に係るレーザ用光学素子10を示す正面図である。
このレーザ用光学素子10は、HRコーティングM1を形成した第1面1aとそれに対向する第2面1bとが平行でない形状の第1のレーザ結晶1の第2面1bに、第1面2aとそれに対向する第2面2bとが平行な波長変換素子2の第1面2aを接合し、第1のレーザ結晶1と同一構成の第2のレーザ結晶3の第1面3aが第1のレーザ結晶1の第1面1aと平行になるように該第2のレーザ結晶3の第2面3bを波長変換素子2の第2面2bに接合した構成である。
レーザ結晶1,3は、Nd:YVO4基板である。
波長変換素子2は、周期的分極反転領域を形成したMgOドープ定比組成タンタル酸リチウム基板2cの両面に光学用接着剤2e,2eでダミー用タンタル酸リチウム基板2d,2dを接着した基板(以下、QPM基板と呼ぶ)である。
第1のレーザ結晶1に励起レーザ光Leを入射させると、第1のレーザ結晶1が基本波レーザ光Lbを発生し、この基本波レーザ光LbがHRコーティングM1,M2の間で反射し往復することによりレーザ発振が起こり、この基本波レーザ光Lbが波長変換素子2で波長変換されて高調波レーザ光Lhとして外部へ出力される。
[1]第1のレーザ結晶1は、Nd:YVO4基板のC面(1a)およびそれに対向するC面から角度θだけA軸側に傾斜させた面(1b)を鏡面研磨する。
波長変換素子2は、QPM基板の両X面(2a,2b)を平行に鏡面研磨する。
第2のレーザ結晶3は、Nd:YVO4基板のC面(3a)およびそれに対向するC面から角度θだけA軸側に傾斜させた面(3b)を鏡面研磨する。
[2]波長変換素子2の一方の研磨X面(2a)に第1のレーザ結晶1の傾斜研磨面(1b)を接合する。
第1のレーザ結晶1のC面(1a)と第2のレーザ結晶3のC面(3a)とが平行になるように、波長変換素子2の他方の研磨X面(2b)に第2のレーザ結晶3の傾斜研磨面(3b)を接合する。
[3]第1のレーザ結晶1のC面(1a)にHRコーティング(M1)を施す。
第2のレーザ結晶3のC面(3a)にHRコーティング(M2)を施す。
図6は、実施例2に係るレーザ用光学素子20を示す正面図である。
このレーザ用光学素子20は、HRコーティングM1を形成した第1面1aとそれに対向する第2面1bとが平行でない形状の第1のレーザ結晶1の第2面1bに、第1面2aとそれに対向する第2面2bとが平行な波長変換素子2の第1面2aを、第1の接着剤層4を介して接着し、第1のレーザ結晶1と同一構成の第2のレーザ結晶3の第1面3aが第1のレーザ結晶1の第1面1aと平行になるように該第2のレーザ結晶3の第2面3bを波長変換素子2の第2面2bに、第1の接着剤層4と同じ接着剤による第2の接着剤層5を介して接着した構成である。
4aは第1の接着剤層4の第1面であり、4bは第2面である。
5aは第2の接着剤層5の第1面であり、5bは第2面である。
第1のレーザ結晶1に励起レーザ光Leを入射させると、第1のレーザ結晶1が基本波レーザ光Lbを発生し、この基本波レーザ光LbがHRコーティングM1,M2の間で反射し往復することによりレーザ発振が起こり、この基本波レーザ光Lbが波長変換素子2で波長変換されて高調波レーザ光Lhとして外部へ出力される。
なお、接着の際、Naランプ光で干渉縞をチェックするなどして、波長変換素子2の一方の研磨X面(2a)と第1のレーザ結晶1の傾斜研磨面(1b)とが平行になるように、また、波長変換素子2の他方の研磨X面(2b)と第2のレーザ結晶3の傾斜研磨面(3b)とが平行になるようにする。
2 波長変換素子
3 第2のレーザ結晶
4 第1の接着剤層
5 第2の接着剤層
10,20 レーザ用光学素子
M1,M2 HRコーティング
N1〜N5 屈折率
S1〜S4 界面
Lb
Claims (2)
- kを1以上の整数として、光軸方向に、共振器ミラーM1/屈折率N1の媒質/屈折率N2の媒質/…/屈折率N2k+1の媒質/共振器ミラーM2、なる構成を持ち、jを1からkまでの整数として、屈折率Nj=N2k+2-j、屈折率Njの媒質と屈折率Nj+1の媒質の界面をSjとするとき、共振器ミラーM1と共振器ミラーM2とが平行、界面Sjと界面S2k+1-jとが平行、且つ、共振器ミラーM1と共振器ミラーM2の間を往復して発振するレーザ光に対して界面Sjは垂直でないことを特徴とするレーザ光共振装置。
- HRコーティング(M1)を形成した第1面(1a)とそれに対向する第2面(1b)とが平行でない形状の第1のレーザ結晶(1)の第2面(1b)に、第1面(2a)とそれに対向する第2面(2b)とが平行な波長変換素子(2)の第1面(2a)を接合または接着し、前記第1のレーザ結晶(1)と同一構成の第2のレーザ結晶(3)の第1面(3a)が前記第1のレーザ結晶(1)の第1面(1a)と平行になるように該第2のレーザ結晶(3)の第2面(3b)を前記波長変換素子(2)の第2面(2b)に接合または前記接着と同一種類の接着剤で接着したことを特徴とするレーザ用光学素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009119374A JP5343699B2 (ja) | 2009-05-18 | 2009-05-18 | 光共振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009119374A JP5343699B2 (ja) | 2009-05-18 | 2009-05-18 | 光共振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010267890A true JP2010267890A (ja) | 2010-11-25 |
JP5343699B2 JP5343699B2 (ja) | 2013-11-13 |
Family
ID=43364599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009119374A Expired - Fee Related JP5343699B2 (ja) | 2009-05-18 | 2009-05-18 | 光共振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5343699B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011074215A1 (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | パナソニック株式会社 | 波長変換レーザ光源、光学素子及び画像表示装置 |
JP2012169506A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Shimadzu Corp | 小型固体レーザ素子 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0758379A (ja) * | 1993-08-18 | 1995-03-03 | Nippon Steel Corp | 固体レーザ装置 |
JP2000133863A (ja) * | 1998-10-28 | 2000-05-12 | Shimadzu Corp | 固体レーザ装置 |
JP2008532305A (ja) * | 2005-03-04 | 2008-08-14 | オキシウス | デュアル波長型レーザ・デバイス、および該デバイスを備えた装置 |
JP2008536322A (ja) * | 2005-04-15 | 2008-09-04 | オキシウス ソシエテ・アノニム | 単周波数モノリシック線形レーザ・デバイス、および該デバイスを備えた装置 |
-
2009
- 2009-05-18 JP JP2009119374A patent/JP5343699B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0758379A (ja) * | 1993-08-18 | 1995-03-03 | Nippon Steel Corp | 固体レーザ装置 |
JP2000133863A (ja) * | 1998-10-28 | 2000-05-12 | Shimadzu Corp | 固体レーザ装置 |
JP2008532305A (ja) * | 2005-03-04 | 2008-08-14 | オキシウス | デュアル波長型レーザ・デバイス、および該デバイスを備えた装置 |
JP2008536322A (ja) * | 2005-04-15 | 2008-09-04 | オキシウス ソシエテ・アノニム | 単周波数モノリシック線形レーザ・デバイス、および該デバイスを備えた装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011074215A1 (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | パナソニック株式会社 | 波長変換レーザ光源、光学素子及び画像表示装置 |
US8743917B2 (en) | 2009-12-14 | 2014-06-03 | Panasonic Corporation | Wavelength conversion light source, optical element and image display device |
JP2012169506A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Shimadzu Corp | 小型固体レーザ素子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5343699B2 (ja) | 2013-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5721812B2 (ja) | 波長変換結晶および波長変換レーザ装置 | |
WO2014087468A1 (ja) | 平面導波路型レーザ励起モジュールおよび平面導波路型波長変換レーザ装置 | |
JPWO2009093431A1 (ja) | 波長変換レーザ及び画像表示装置 | |
JP5529153B2 (ja) | 波長変換レーザ光源及び画像表示装置 | |
JP5343699B2 (ja) | 光共振装置 | |
JP2011197432A (ja) | 波長変換レーザ装置 | |
JP5420810B1 (ja) | 波長変換素子 | |
JP2004295088A (ja) | 波長変換素子 | |
JP5267247B2 (ja) | 小型レーザ用光学素子 | |
JP2006310743A (ja) | レーザ発振装置 | |
JP2005055528A (ja) | 青色レーザ光の発振方法および装置 | |
JP2008224972A (ja) | 光学素子および光学素子の製造方法 | |
JP5855229B2 (ja) | レーザ装置 | |
JP5826409B2 (ja) | レーザ装置 | |
JP2012248558A (ja) | レーザ光源装置 | |
JP5272700B2 (ja) | 光学素子および光学素子の製造方法 | |
JP2011197349A (ja) | 擬似位相整合素子およびその擬似位相整合素子を備えたレーザー装置 | |
US20080020083A1 (en) | Method for joining optical members, structure for integrating optical members and laser oscillation device | |
JP5232884B2 (ja) | 紫外レーザ装置 | |
JPH0856042A (ja) | レーザ共振器組立方法 | |
JP4939576B2 (ja) | 高調波発生デバイスおよびその製造方法 | |
JP5742127B2 (ja) | 光モジュールおよび固体レーザ装置 | |
JP5018685B2 (ja) | 光学素子および光学素子の製造方法 | |
JPH10270780A (ja) | ビームスプリッタ | |
JP6107397B2 (ja) | 波長変換素子および波長変換レーザ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110826 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130716 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130729 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5343699 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |