JP2010267617A - 低圧ガス放電灯を駆動する回路装置および低圧ガス放電灯の駆動方法 - Google Patents

低圧ガス放電灯を駆動する回路装置および低圧ガス放電灯の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低圧ガス放電灯を駆動する回路装置を特に低コストに製造できるようにする。
【解決手段】本発明の回路装置では、変換器の1次巻線が共振キャパシタに直列に接続されかつ制御装置の基準電位に直接に接続されており、さらに、変換器の1次巻線に対して並列に接続された電気スイッチが設けられており、当該の電気スイッチの制御端子は制御装置に接続されており、制御装置は点弧基準が満たされた場合に電気スイッチを電気的に導通する切換状態へ移行させるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも1つの低圧ガス放電灯を駆動する回路装置であって、直流給電電圧の印加される第1の入力端子および第2の入力端子を備えた入力側と、少なくとも1つの低圧ガス放電灯に接続される第1の出力端子対および第2の出力端子対を備えた出力側と、前記第1の入力端子および前記第2の入力端子に接続されて前記直流給電電圧から交流給電電圧を形成するインバータと、所定の予熱基準が満たされた場合に前記インバータを所定の予熱周波数で駆動する予熱フェーズを導入し、また、所定の点弧基準が満たされた場合に前記交流給電電圧の周波数を所定の点弧周波数へ調整する制御ユニットと、共振チョークおよび共振キャパシタを備えた共振回路と、前記低圧ガス放電灯の電極を予熱する変換器とが設けられており、前記共振チョークの第1の端子は前記インバータへ接続され、第2の端子は共振接続点へ接続されており、前記共振キャパシタは前記共振接続点と前記制御ユニットの基準電位とのあいだに接続されており、前記変換器は1次巻線、前記第1の出力端子に接続された第1の2次巻線および前記第2の出力端子に接続された第2の2次巻線を備えている回路装置に関する。また、本発明は、こうした回路装置を用いて低圧ガス放電灯を駆動する方法にも関する。
本発明は、欧州公開第0748146号明細書に記載されている回路装置を基礎としている。この公知の回路装置では、インバータが低圧ガス放電灯(蛍光灯)に対する交流給電電圧を形成する。インバータには共振チョークが接続されている。共振キャパシタは低圧ガス放電灯に対して並列に接続される。インバータによってガス放電灯の全ての機能が制御される。回路装置の使用が開始されると、つまり、電源の交流電圧がインバータに接続された電源部に印加されると、ガス放電灯を"ソフトに"点弧させるための予熱フェーズが開始され、インバータは、共振チョークおよび共振キャパシタを含む共振回路の無負荷共振周波数ならびに点弧周波数を上回る周波数で駆動される。予熱フェーズ中、予熱電流がガス放電灯の電極を介して流れる。当該の予熱電流はガス放電灯の電極を放出温度まで加熱する。予熱フェーズ中の交流給電電圧の周波数はガス放電灯の点弧周波数より高いので、ガス放電灯の早期の点弧は阻止される。共振回路の共振周波数を上回ると、共振キャパシタの電圧の振幅が間接的に周波数に比例する。
ガス放電灯の電極を予熱するために、前掲した文献の回路装置では、変換器が用いられている。この変換器の1次巻線は結合キャパシタを介してインバータの出力側に接続されている。他方では、1次巻線は半導体スイッチを介して基準電位へ接続されている。この変換器には2つの2次巻線が設けられており、これらがガス放電灯の電極に接続されている。このようにして電極を予熱することができる。
したがって、欧州公開第0748146号明細書の回路装置では、1次巻線に対して、高電圧での動作の可能な半導体スイッチが必要である。同様に、電圧トランスとして駆動される変換器も必要である。また、予熱スイッチの電圧をインバータの給電電圧へ制限するためのクランプダイオードも設けなければならない。ここで、欧州公開第0748146号明細書で保証されている電極の確実な予熱をより簡単かつ低コストに行えるようにすることが要求されている。
米国出願第2006/0267519号明細書には、同様に、低圧ガス放電灯を駆動する回路装置が記載されている。ここでは、オペレータが基準電位となるアースに立ってガス放電灯に触れるときにこのオペレータを感電から保護するという問題が考察されている。この文献の発明では、ガス放電灯の基準電位をスイッチおよびキャパシタの並列回路を介してインバータの基準電位へ接続している。スイッチはガス放電灯が正しく点弧された場合にのみ閉成される。そうでない場合にはスイッチは開放されたままであり、ガス放電灯の端子はインバータの低周波数の基準電位から分離されたままとなる。スイッチに対して並列に接続されたキャパシタにより、ガス放電灯の端子とインバータの基準電位との分離が保証される。
欧州公開第0748146号明細書 米国出願第2006/0267519号明細書
本発明の課題は、欧州公開第0748146号明細書の回路装置を基礎として、こうした低圧ガス放電灯を駆動する回路装置を特に低コストに製造できるようにすることである。
この課題は、本発明の請求項1の特徴を有する低圧ガス放電灯を駆動する回路装置によって解決される。また、この課題は、本発明の請求項7の特徴を有する低圧ガス放電灯の駆動方法によって解決される。本発明の有利な実施形態は従属請求項に記載されている。
本発明の回路装置では、変換器の1次巻線が共振キャパシタに直列に接続されかつ制御装置の基準電位に直接に接続されており、さらに、変換器の1次巻線に対して並列に接続された電気スイッチが設けられており、当該の電気スイッチの制御端子は制御装置に接続されており、制御装置は点弧基準が満たされた場合に電気スイッチを電気的に導通する切換状態へ移行させるように構成されている。
つまり、本発明では、変換器の1次巻線が一方で共振キャパシタに直列に接続されており、他方で制御装置の基準電位に直接に接続されており、低圧ガス放電灯の点弧の際に1次巻線が橋絡されることが特徴である。換言すれば、本発明は、ガス放電灯に対して並列に接続された共振キャパシタを介して流れる電流が予熱フェーズ中に制御装置の基準電位に接続された1次巻線にも流れ、この1次巻線の1次側が電気スイッチを介して予熱フェーズ後に制御装置の基準電位に置かれるのである。
本発明の回路装置の実施例の概略図である。
欧州公開第0748146号明細書の回路装置とは異なり、本発明の回路装置によれば、変換器の1次巻線に対する付加的な結合キャパシタを設ける必要がないという利点が得られる。本発明では、当該の結合キャパシタの機能を共振キャパシタが担当するからである。また、本発明の回路装置では従来技術で使用されるクランプダイオードも必要ない。これは、1次巻線がガス放電灯の点弧の際に電気スイッチを介して短絡されるからである。さらに、欧州公開第0748146号明細書の回路装置とは異なり、本発明の回路装置では、1次巻線の橋絡に対して100V未満の低電圧用のスイッチを使用することができ、コストの点で有利である。これに対して、従来技術では、1次巻線で降下する電圧などの高電圧での動作の可能な、600V程度の高電圧用のスイッチが必要である。
また、本発明の回路装置は、米国出願第2006/0267519号明細書の回路装置に比べて使用される素子の個数が少なく、コストの点で有利である。当該の文献では、1次巻線と基準電位とのあいだにキャパシタを挿入しなければならない。また、ここで使用されている1次巻線およびキャパシタを橋絡するスイッチは高電圧に耐えなければならず、低電圧用のスイッチに比べて付加的なコストがかかる。
米国出願第2006/0267519号明細書の回路装置では、その技術的課題に基づいて、インバータと共振チョークとのあいだに結合キャパシタを接続しなければならない。これに対して、本発明の回路装置の結合キャパシタは出力側の第2の出力端子対と制御装置の基準電位とのあいだ、すなわち、ガス放電灯のローサイドに接続される。このようにすれば、結合キャパシタを対称に構成することができ、入力側に対して並列に接続される中間回路キャパシタの電流負荷と、ガス放電灯のアースに対する電圧とが低減される。
また、本発明の回路装置では、1次巻線で降下する電圧を制御装置によって検出できるという重要な利点も達成される。本発明の回路装置の変換器の1次巻線は、米国出願第2006/0267519号明細書の回路装置とは異なり、制御装置の基準電位に直接に接続されるからである。1次巻線で降下する電圧を検出すれば、2次巻線および回路装置の出力側のその時点での駆動状態を推論することができる。当該の電圧を評価することにより、個々の出力端子対の端子が短絡される駆動状態、あるいは、ガス放電灯の取り外しまたはコイルの焼き切れなどによって端子間が無負荷となる駆動状態を識別することができる。例えば回路装置の出力側に許容不能な駆動状態が発生したことが識別されると、制御装置はインバータの交流給電電圧UVを遮断する。
特に有利には、電気スイッチは阻止型または導通型の双方向半導体スイッチである。例えば、電気スイッチは、対称に構成された阻止型または導通型のMOSFETである。こうした寄生ダイオードを有さないMOSFETは少し前から市販で容易に入手可能である。MOSFETにより、一方では従来のリレーに比べて切換時間が短縮され、他方ではコストが低減される。
前述したように、1次巻線で降下する電圧を測定することにより、回路装置の出力側のその時点での駆動状態を識別することができる。ここで、有利な実施形態によれば、制御装置が1次巻線と共振キャパシタとのあいだに配置された検出接続点へ接続されており、1次巻線での電圧降下が検出される。この場合、2次巻線を有する電流回路のインピーダンスが変化すると、変換器の1次巻線の有効インピーダンスも変化するという関係が利用される。2次側のインピーダンスの変化は1次巻線の電圧を評価することによって直接に識別される。1次巻線で降下する電圧が許容不能な値範囲にある場合、制御装置は交流給電電圧を遮断する。これは例えば次のようなシナリオに置き換えて考えることができる。すなわち、最初にオペレータが電源を投入し、ガス放電灯をスイッチオンしようとする。すると、電源部が電源交流電圧から回路装置用の直流給電電圧を形成する。ガス放電灯の電極を予熱する予熱フェーズの開始前には、制御装置は、1次巻線を介して小さい電流しか流れないように、インバータを駆動する。ついで、制御装置は、1次巻線で降下する電圧が許容可能な所定の値範囲内に入っているか否かを検査する。つまり、制御装置はガス放電灯が正しく出力側に接続されており、放電灯の電極が正しく動作するか否かを検査する。例えばガス放電灯が回路装置に接続されていないことが確認された場合、制御装置はインバータを遮断する。
別の有利な実施形態では、制御装置は、予熱フェーズを導入する前にインバータを駆動し、その駆動中に1次巻線で降下した電圧を検出し、予熱基準を用いてこの電圧が設定された値範囲内にあるか否かを判別するように構成されている。したがって、予熱フェーズは、ガス放電灯が回路装置に正しく接続されている場合にのみ、制御装置によって開始される。例えば、ガス放電灯が接続されておらず、オペレータが高電圧に接触する危険がある場合には、予熱フェーズの開始は阻止される。本発明の回路装置は、前述した構成により、従来技術でガス放電灯の電極の有無の検査に用いられる高電圧抵抗、結合キャパシタ、変換器の2次側のダイオードも省略することができる。
制御装置は、予熱フェーズ中、1次巻線で降下する電圧を検出する。このとき、当該の電圧が設定された値範囲内に入っているか否かという点弧基準にしたがって評価が行われる。制御装置は、予熱フェーズ中、回路装置の出力側の許容不能な駆動状態を識別して、その場合に予熱フェーズを阻止する。これは、例えば、予熱フェーズ中にガス放電灯が取り外されたり、ガス放電灯のコイルが焼き切れたりしたケースで生じる。これは例えば次のようなフローに置き換えて考えることができる。すなわち、最初にオペレータが電源のスイッチを投入し、ガス放電灯をスイッチオンしようとする。ここで、回路装置の入力側には直流給電電圧が印加される。制御装置はインバータを相応に駆動して予熱フェーズを開始する。ここで、制御装置は、予熱フェーズ中、1次巻線で降下する電圧を検出する。予熱フェーズの開始時には、当該の電圧は許容可能な所定の値範囲内にあり、予熱フェーズが続行された。しかし、予熱フェーズの途中でガス放電灯のコイルが焼き切れ、相応の出力端子対の端子間に無負荷状態が発生した。この無負荷状態は、1次巻線の電圧が許容可能な値範囲から外れたことにより、制御装置に識別される。無負荷状態が識別された直後、制御装置はインバータを遮断する。
これに加えてまたはこれに代えて、点弧基準は、予熱フェーズが導入された後に所定の時間が経過したという条件であってもよい。これにより、ガス放電灯の電極が所定の時間にわたって予熱され、ガス放電灯がソフトに点弧されることが保証される。
さらに、本発明は、少なくとも1つの低圧ガス放電灯の駆動方法に関する。本発明の方法によれば、予熱フェーズ中、共振キャパシタを介して流れる電流が、制御装置の基準電位に直接に接続された変換器の1次巻線にも導通される。点弧基準が満たされると、電気スイッチが閉成され、これにより1次巻線が橋絡される。
本発明の低圧ガス放電灯の駆動方法の特徴および利点は本発明の低圧ガス放電灯を駆動する回路装置の特徴および利点に相応する。
本発明の特徴は、明細書、特許請求の範囲および図面に示されている。本発明の各特徴は、それが明細書、特許請求の範囲および図面のいずれに示されているかにかかわらず、単独であるいは任意に組み合わせて、本発明の対象となりうる。
本発明を図示の有利な実施例に即して詳細に説明する。
図1に示されている回路装置1は第1の入力端子3および第2の入力端子4を備えた入力側2を有する。入力側2には、給電電源の交流電圧から電源部を介して直流給電電圧UGが供給される。入力側2に対して並列に中間回路キャパシタ5が接続されており、ここに直流給電電圧UGが印加される。
入力側2および中間回路キャパシタ5に対して並列に第1の電気スイッチ7および第2の電気スイッチ8を含むインバータ6が接続されている。インバータ6は電源電圧の周波数より格段に高い周波数を有する交流給電電圧UVを形成するために用いられる。
インバータ6を駆動するために制御装置9が設けられている。この制御装置9は交流給電電圧UVの周波数がインバータ6の駆動に相応するように調整する。制御装置9は第1の基準電位10に置かれている。この第1の基準電位10は第2の入力端子4に接続されており、インバータ6の基準電位にもなっている。
交流給電電圧UVは2つの電気スイッチ7,8間の接続点11と第1の基準電位10とのあいだで形成される。
また、回路装置1は、共振チョーク13および共振キャパシタ14を含む共振回路12を有する。共振チョーク13は一方では接続点11およびインバータ6に接続されており、他方では共振接続点15に接続されている。共振キャパシタ14は共振接続点15と第1の基準電位10とのあいだに接続されている。
さらに、回路装置1は、第1の出力端子対17および第2の出力端子対18を含む出力側16を有する。第1の出力端子17は第1の端子17aおよび第2の端子17bを有し、第2の出力端子対18は第1の端子18aおよび第2の端子18bを有する。出力側16には回路装置1によって駆動される低圧ガス放電灯19が接続されている。
第2の出力端子対18の第1の端子18aは一方では第1の結合キャパシタ20を介して第1の基準電位10へ接続されている。つまりこの第1の端子18aは第1の結合キャパシタ20によって第1の基準電位10から電流に関して分離されている。第1の端子18aは、他方では、第2の結合キャパシタ21を介して第1の入力端子3に接続されている。第2の出力端子対18の第1の端子18aは第2の基準電位22に置かれており、これはガス放電灯19のいわゆるローサイドである。2つの結合キャパシタ20,21はガス放電灯19を介して直流電流が流れないようにする。直流電流は電気泳動によりガス放電灯19から放出される光の明らかな不均一をもたらすからである。また、結合キャパシタ20,21を対称に配置することにより、中間回路キャパシタ5の電流負荷が最小化されるという利点も得られる。
ガス放電灯19の"ソフトな"点弧を保証するために、ガス放電灯19の電極はまず予熱される。このために、回路装置1は、1次巻線24,第1の2次巻線25および第2の2次巻線26を含む変換器23を有する。1次巻線24は、一方では共振キャパシタ14に直列に接続されており、他方では第1の基準電位10に直接に接続されている。第1の2次巻線25は、一方では第1の出力端子対17の第1の端子17aに接続されており、他方では第2の端子17bに接続されている。第2の2次巻線26は、一方では第1の出力端子対18の第1の端子18aに接続されており、他方では第2の端子18bに接続されている。
変換器23の1次巻線24に対して並列に電気スイッチ27が接続されており、この電気スイッチ27の制御端子は制御装置9に接続されている。したがって、電気スイッチ27は、制御装置9によって、1次巻線24を橋絡する導通状態とこれを阻止する阻止状態とのあいだで切り換えられる。電気スイッチ27は例えばMOSFETであり、特に、寄生容量を有さない対称のMOSFETである。
制御装置9はさらに共振キャパシタ14と1次巻線24とのあいだに配置された接続点28に高オームの抵抗29を介して接続されている。オーム性の抵抗29の抵抗値は例えば1MΩである。制御装置9は、接続点28に接続されていることにより、1次巻線24で降下する電圧を検出することができる。制御装置9は当該の電圧を評価し、評価結果に基づいて出力側16に生じる駆動状態を求める。出力側16すなわち第1の出力端子対17および/または第2の出力端子対18のインピーダンスが変化すると、1次巻線24で降下する電圧も変化する。電圧の変化分を評価することにより、制御装置9では、例えばガス放電灯19のコイルの焼き切れに起因して、端子17a、17b間または端子18a,18b間に短絡が生じたか否かを知ることができる。したがって、1次巻線24の電圧がガス放電灯19の電極の予熱フェーズのあいだ許容不能な値となる場合には、制御装置9がインバータ6および交流給電電圧UVを遮断する。
次に、本発明の回路装置1の動作を詳細に説明する。まず、例えばオペレータが電源のスイッチを投入することにより、直流給電電圧UGが形成される。直流給電電圧UGが入力側2に生じると、制御装置9が動作を開始し、インバータ6を駆動してガス放電灯19に対する交流給電電圧UVを形成させる。予熱フェーズが導入されるまでは、制御装置9は、1次巻線24にきわめて小さな電流しか流れないようにインバータ6を駆動する。これは、制御装置9が、交流給電電圧UVの周波数を予熱周波数および点弧周波数よりも格段に高くなるように調整することによって達成される。駆動中、制御装置9は、1次巻線24で降下する電圧が所定の値範囲内に入っているか否かを検査する。当該の電圧が所定の値範囲内に入っていることが確認されれば、ガス放電灯19が正しく出力側16に接続されていることになる。当該の電圧が許容不能な値範囲にある場合、制御装置9はインバータ6を遮断し、出力側16に電圧がかからないようにする。
あらかじめ定められた予熱基準が満たされると、制御装置9は予熱フェーズ2を開始する。予熱フェーズでは、ガス放電灯19の電極がガス放電灯19のソフトな始動に適した温度まで予熱される。ここで、予熱基準とは、一方では直流給電電圧UGが入力側2に印加され、他方では1次巻線28の電圧がインバータ6の駆動中に、つまり1次巻線24を介して電流がほとんど流れない期間中に、設定された値範囲内に入っているという条件である。
当該の予熱基準が満たされると、制御装置9は、交流給電電圧UVの周波数を予熱周波数へ調整して、予熱フェーズを開始する。予熱フェーズ中、交流給電電圧UVはガス放電灯19が点弧されない値となっている。
予熱フェーズ中、出力端子対17,18およびガス放電灯19の電極を介して、変換器23で形成された電流が流れる。この電流がガス放電灯19の電極を加熱するのである。
予熱フェーズ中にも、制御装置9は、1次巻線24で降下する電圧が所定の値範囲内に入っているか否かを検査する。ここで、あらかじめ定められた点弧基準が満たされると、制御装置9は予熱フェーズを終了し、交流給電電圧UVの周波数を低下させ、ガス放電灯19を点弧する。点弧基準が満たされてガス放電灯19が点弧されると、制御装置9は電気スイッチ27を閉成し、1次巻線24が橋絡されるようにする。
ここでの点弧基準とは、予熱フェーズ中に検出された1次巻線24で降下する電圧が所定の値範囲内に入っており、かつ、設定された時間が経過した(予熱フェーズが設定時間にわたって持続した)という条件である。このようにすれば、ガス放電灯19の電極が所望の温度まで加熱され、ガス放電灯19がソフトに点弧されることが保証される。
全体として、本発明の回路装置1は、従来技術の装置に比べて低コストに製造できる。本発明の回路装置1には、欧州公開第0748146号明細書に挙げられているような、高電圧スイッチ、ダイオード、1次巻線に対する付加的な結合キャパシタなどのコストのかかる素子は必要ない。本発明の回路装置1では、共振キャパシタ14が1次巻線24に対する結合キャパシタの機能を担当している。
また、前述したように、本発明の回路装置1によれば、予熱用の変換器の1次側で、ガス放電灯19の電極が存在しているか否か、あるいは、ガス放電灯19の電極が正しく接続されているか否かを確認することができる。したがって、従来技術で用いられる高電圧抵抗、結合キャパシタ、変換器の2次側のダイオードも省略することができる。
1 回路装置、 2 入力側、 3,4 入力端子、 5 中間回路キャパシタ、 6 インバータ、 7,8 電気スイッチ、 9 制御装置、 10 第1の基準電位、 11 接続点(Pol)、 12 共振回路、 13 共振チョーク、 14 共振キャパシタ、 15 共振接続点(Resonanzpol)、 16 出力側、 17,18 出力端子対、 17a,17b,18a,18b 出力端子、 20,21 結合キャパシタ、 22 第2の基準電位、 23 変換器、 24 1次巻線、 25 第1の2次巻線、 26 第2の2次巻線、 27 電気スイッチ、 28 検出接続点(Erfassungspol)

Claims (7)

  1. 少なくとも1つの低圧ガス放電灯(19)を駆動する回路装置(1)であって、
    直流給電電圧(UG)の印加される第1の入力端子(3)および第2の入力端子(4)を備えた入力側(2)と、
    前記少なくとも1つの低圧ガス放電灯に接続される第1の出力端子対(17)および第2の出力端子対(18)を備えた出力側(16)と、
    前記第1の入力端子および前記第2の入力端子に接続されて前記直流給電電圧から交流給電電圧(UV)を形成するインバータ(6)と、
    所定の予熱基準が満たされた場合に前記インバータを所定の予熱周波数で駆動する予熱フェーズを導入し、また、所定の点弧基準が満たされた場合に前記交流給電電圧の周波数を所定の点弧周波数へ調整する制御ユニット(9)と、
    共振チョーク(13)および共振キャパシタ(14)を備えた共振回路(12)と、前記低圧ガス放電灯の電極を予熱する変換器(23)と
    が設けられており、
    前記共振チョークの第1の端子は前記インバータへ接続され、第2の端子は共振接続点(15)へ接続されており、
    前記共振キャパシタは前記共振接続点と前記制御ユニットの基準電位(10)とのあいだに接続されており、
    前記変換器は1次巻線(24)、前記第1の出力端子対に接続された第1の2次巻線(25)および前記第2の出力端子対に接続された第2の2次巻線(26)を備えており、
    前記変換器の前記1次巻線は前記共振キャパシタに直列に接続されかつ前記制御装置の前記基準電位に直接に接続されており、
    さらに、前記変換器の前記1次巻線に対して並列に電気スイッチ(27)が接続されており、該電気スイッチの制御端子は前記制御装置に接続されており、
    前記制御装置は前記点弧基準が満たされた場合に前記電気スイッチを電気的に導通する切換状態へ移行させる
    ことを特徴とする少なくとも1つの低圧ガス放電灯を駆動する回路装置。
  2. 前記電気スイッチは阻止型または導通型の双方向半導体スイッチ、特に阻止型または導通型の双方向MOSFETである、請求項1記載の少なくとも1つの低圧ガス放電灯を駆動する回路装置。
  3. 前記制御装置は、前記1次巻線と前記共振キャパシタとのあいだに配置され、前記1次巻線で降下した電圧を検出する検出接続点(28)に接続されている、請求項1または2記載の少なくとも1つの低圧ガス放電灯を駆動する回路装置。
  4. 前記制御装置は、前記予熱フェーズを導入する前に前記インバータを駆動し、該インバータの駆動中に前記1次巻線で降下した電圧を検出し、該電圧が設定された値範囲内にあるか否かを表す予熱基準を用いて判別を行うように構成されている、請求項3記載の少なくとも1つの低圧ガス放電灯を駆動する回路装置。
  5. 前記制御装置は、前記予熱フェーズ中に前記1次巻線で降下した電圧を検出し、該電圧が設定された値範囲内にあるか否かを表す点弧基準を用いて判別を行うように構成されている、請求項3または4記載の少なくとも1つの低圧ガス放電灯を駆動する回路装置。
  6. 前記予熱フェーズを導入した後に所定の時間が経過したか否かを表す点弧基準を用いて判別が行われる、請求項1から5までのいずれか1項記載の少なくとも1つの低圧ガス放電灯を駆動する回路装置。
  7. 少なくとも1つの低圧ガス放電灯を駆動する回路装置(1)の駆動方法であって、
    直流給電電圧(UG)の印加される第1の入力端子(3)および第2の入力端子(4)を備えた入力側(2)と、少なくとも1つの低圧ガス放電灯(19)に接続される第1の出力端子対(17)および第2の出力端子対(18)を備えた出力側(16)と、前記第1の入力端子および前記第2の入力端子に接続されて前記直流給電電圧から交流給電電圧(UV)を形成するインバータ(6)と、所定の予熱基準が満たされた場合に前記インバータを所定の予熱周波数で駆動する予熱フェーズを導入し、また、所定の点弧基準が満たされた場合に前記交流給電電圧の周波数を所定の点弧周波数へ調整する制御ユニット(9)と、共振チョーク(13)および共振キャパシタ(14)を備えた共振回路(12)と、前記低圧ガス放電灯の電極を予熱する変換器(23)とが設けられており、
    前記共振チョークの第1の端子は前記インバータへ接続され、第2の端子は共振接続点(15)へ接続されており、前記共振キャパシタは前記共振接続点と前記制御ユニットの基準電位(10)とのあいだに接続されており、
    前記変換器は1次巻線(24)、前記第1の出力端子対に接続された第1の2次巻線(25)および前記第2の出力端子対に接続された第2の2次巻線(26)を備えている、
    少なくとも1つの低圧ガス放電灯を駆動する回路装置の駆動方法において、
    予熱フェーズ中、前記共振キャパシタを介して流れる電流を、前記共振キャパシタに直列に接続されかつ前記制御装置の前記基準電位に直接に接続された前記1次巻線へ導通させ、前記点弧基準が満たされた場合に電気スイッチ(27)を電気的に導通する切換状態へ移行させて前記1次巻線を橋絡する
    ことを特徴とする少なくとも1つの低圧ガス放電灯を駆動する回路装置の駆動方法。
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