JP2010267512A - 光電気複合型コネクタ - Google Patents

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道知 澁谷
Shuji Suzuki
修司 鈴木
Takeshi Yamazaki
武史 山崎
Yoshiaki Sano
義昭 佐野
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Abstract

【課題】端子がより確実に所定位置に確実に固定されるように工夫された、光電気複合型コネクタを提供する。
【解決手段】光電気複合型コネクタの構成部品が配置される凹部を有するハウジングと、凹部に設けられ、光電気複合型コネクタと相手コネクタが嵌合したときに相手コネクタに設けた端子と接続される複数の端子と、を有する。複数の端子は各々、凹部の垂直部の外壁に設置される第一垂直部と、垂直部の頂部に設置される折返部と、垂直部の内壁に設置される第二垂直部と、凹部の水平部に設置される先端部を有する。先端部は、折返部、第二垂直部、先端部の少なくともいずれかの部分における弾性変位によって、凹部の水平部に押圧接触の状態で設置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、光電気複合型コネクタに関する。
従来の光電気複合型コネクタの一例が特開2007年328018号公報に開示されている。図11に、ここに開示された光電気複合型コネクタ100の中心線横断面図を示す。
コネクタ100は、互いに上下方向にて嵌合可能なプラグ側コネクタ(光モジュール側コネクタ)120とレセプタクル側コネクタ180の対から成る。レセプタクル側コネクタ180は、マザーボード110に実装され、この実装されたレセプタクル側コネクタ180にプラグ側コネクタ120が嵌合される。
マザーボード110に実装されたレセプタクル側コネクタ180は、上部に突出する端子160を含む。端子160の先端167付近は、プラグ側コネクタ120とレセプタクル側コネクタ160の嵌合時に、対応する相手部分との接触を確実ならしめるため、多少折り曲げた状態で外部に突出させている。
しかしながら、このような構成では、端子160を指等で触れ、静電気等で破損させてしまう可能性がある。また、端子160の固定は圧入誤差等により、接触が不十分になる危険もあり得る。
特開2007年328018号公報
本願発明は、このような従来技術における問題点を解決するためになされたものであり、端子をハウジングに沿って配置することによって、端子を手で直接触れる可能性を低くし、また、端子がより確実に所定位置に確実に固定されるように工夫された、光電気複合型コネクタを提供することを目的とする。
本発明は、相手コネクタと嵌合して光電気変換装置を構成する光電気複合型コネクタであって、前記光電気複合型コネクタの構成部品が配置される凹部を有するハウジングと、前記凹部に設けられ、前記光電気複合型コネクタと前記相手コネクタが嵌合したときに前記相手コネクタに設けた端子と接続される複数の端子と、を有し、前記複数の端子は各々、前記凹部の垂直部の外壁に設置される第一垂直部と、前記垂直部の頂部に設置される折返部と、前記垂直部の内壁に設置される第二垂直部と、前記凹部の水平部に設置される先端部を有し、前記折返部、前記第二垂直部、前記先端部の少なくともいずれかの部分における弾性変位によって、前記先端部が前記凹部の水平部に押圧接触の状態で設置されるコネクタを特徴とする。
上記コネクタにおいて、前記複数の端子を前記凹部に設置する際、前記水平部と前記先端部の接触を通じて前記先端部と前記第二垂直部の間の角度を変化させ、或いは、前記垂直部の頂部との接触を通じて前記折返部の角度を変化させることにより、前記先端部が前記水平部と平行に設置されるようになっていてもよい。
また、上記コネクタにおいて、前記複数の端子のうちの少なくとも1つはグランド端子として使用され、該グランド端子の先端部は、前記水平部に露出したグランド板の一部と直接接触していてもよい。
また、上記コネクタにおいて、前記複数の端子のうちの少なくとも1つは信号端子として使用され、前記信号端子は、前記構成部品とワイヤボンディングされてもよい。
また、上記コネクタにおいて、前記信号端子の先端部の上面を凹状としてワイヤボンディングに使用することもできる。
更に、上記コネクタにおいて、前記ハウジングを、前記複数の端子の固定位置との関係で外部に延出させて、前記凹部に設置された前記複数の端子の外部接触を防止することもできる。
また、上記コネクタは、前記相手コネクタのハウジングを利用して形成された嵌合部に嵌め込むことによって前記相手コネクタと嵌合可能であり、前記相手コネクタのハウジングやその外部を覆うシェルを前記相手コネクタに設けた端子の固定位置との関係で外部に延出させて、前記コネクタが前記相手コネクタと嵌合したときに、前記コネクタの前記凹部に設置された前記複数の端子の外部接触を防止してもよい。
本願発明によれば、端子を直接触れる可能性が低くなり、静電気等によって端子を破壊する可能性 を低くし、また、端子がより確実に所定位置に設置されるように工夫された光電気複合型コネクタを提供することを目的とする。
本願発明による光電気変換装置の使用例であって、レセプタクルコネクタとプラグコネクタの嵌合後の状態を示す斜視図である。 本願発明による光電気変換装置の使用例であって、レセプタクルコネクタとプラグコネクタの嵌合前の状態を示す斜視図である。 嵌合側から見たプラグコネクタの平面図である。 嵌合側からみたプラグコネクタの斜視図である。 グランド板の上面斜視図である。 グランド板と一体成形されたプラグハウジングの上面斜視図を、プラグ端子を取り付ける前の状態で示した図である。 グランド板と一体成形されたプラグハウジングの上面斜視図を、プラグ端子を取り付けた後の状態で示した図である。 グランド板と一体成形されたプラグハウジングの平面図である。 図8のI−I線断面図である。 図8のII−II線断面図である。 プラグ端子の拡大図である。 従来技術による光電気複合型コネクタの中心線横断面図である。
添付図面を参照しつつ、本願発明の好適な実施形態を以下に説明する。
図1、図2に、本願発明の一つの実施形態による光電気変換装置10の使用例を示す。光電気変換装置10は、互いに嵌合され得るレセプタクルコネクタ20(相手コネクタ)とプラグコネクタ(光電気複合型コネクタ)30の対から成る。図1は、嵌合後の状態、図2は、嵌合前の状態を、それぞれ示す。プラグコネクタ30は、レセプタクル20の凹状の嵌合部23に嵌め込んで使用する。プラグコネクタ30とレセプタクルコネクタ20は互いに嵌合されて初めて、1つの光電気変換装置10として形成され得る。
プラグコネクタ30は、図示のように、光ファイバケーブル12を介して互いに接続されてもよい。また、特に図示していないが、光ファイバケーブル12の一端にのみプラグコネクタ30を設け、他端を装置に接続してもよい。レセプタクルコネクタ20は、これと異なり、配線基板等(図示していない)に固定して使用する。
レセプタクルコネクタ20は、一般的な電気コネクタと考えてよい。一方、プラグコネクタ30は、様々な光電気交換部品を備えることによって、電気・光変換機能(送信機能と捉えることもできる)を発揮することもできるし、光・電気変換機能(受信機能と捉えることもできる)を発揮することもできる。例えば、レセプタクルコネクタ20とプラグコネクタ30の嵌合時には、プラグコネクタ30に設けた光電気変換部品の働きによって、光ファイバケーブル12を通じて伝達された光信号を電気信号に変換した後に、配線基板に伝達することもできるし、逆に、配線基板を通じて伝達された電気信号を光信号に変換した後に、光ファイバケーブル12に伝達することもできる。
レセプタクルコネクタ20は、枠状のレセプタクルハウジング21と、これに設置される複数のレセプタクル端子84、更に、レセプタクルハウジング21の外部を覆うレセプタクルシェル27を有する。図示のように、レセプタクルハウジング21を枠状として、プラグコネクタ30を嵌め込む嵌合部23を形成してもよい嵌合部23の底部は、レセプタクルコネクタ20自体によって形成されてもよいし、図示のように、レセプタクルコネクタ20を固定する配線基板等によって形成されてもよい。
レセプタクル端子84は、レセプタクルハウジング21に圧入固定される。レセプタクル端子84には、グランド端子(G)85と信号端子(S)86の2種類の端子が含まれる。これら2種類の端子85、86は、長手方向に並行に延びるレセプタクルハウジング21の側壁部29のそれぞれに、先端側からGSGSSSGの順に、嵌合部23の外側面と上面の双方を取り巻くように配置され、それらの端部は配線基板に半田付けされる。ただし、グランド端子85や信号端子86の数は任意である。これらグランド端子85及び信号端子86は各々、それらの一部87において嵌合部23に突出し、プラグコネクタ30が嵌合部23に嵌め込まれた際、プラグコネクタ30側の対応端子(プラグ端子34)と接続され得る。
レセプタクルシェル27は、レセプタクルハウジング21の側面の略全体と、その上面の一部を覆う。レセプタクルシェル27は、圧入部分24をレセプタクルハウジング21に圧入等することによって、レセプタクルハウジング21に固定されている。圧入部分24の先端付近は、嵌合部23に突出する弾性突出部22として形成され、レセプタクルコネクタ20の嵌合部23にプラグコネクタ30が嵌め込まれた際、この弾性突出部22がプラグコネクタ30側の対応ロック部65と係合して、プラグコネクタ30とレセプタクルコネクタ20の嵌合をロックする。
レセプタクルハウジング21やレセプタクルハウジング21の外部を覆うレセプタクルシェル27は、レセプタクル端子84の固定位置との関係で外部に延出されている。例えば、レセプタクル端子84の圧入位置は、レセプタクルハウジング21の上面25よりも深い位置に設定され、また、レセプタクルシェル27の上面28は、レセプタクル端子84よりも一段高く設定されている。このような構成とすることにより、レセプタクル端子84をレセプタクルハウジング21やレセプタクルシェル27の内側に位置付け、レセプタクル端子84が外部に出っ張らない構造とし、レセプタクルコネクタ20に触れたときでも、グランドであるレセプタクルシェル27にだけ触れるようにして、特に信号端子86の外部接触が効果的に防止されている。尚、レセプタクルハウジング21のこのような構成は、レセプタクル端子84自体を保護する他、レセプタクルコネクタ20とプラグコネクタ30の嵌合時に、プラグコネクタ30に設けたプラグ端子34の外部接触を防止する利点もある。
プラグコネクタ30は、プラグハウジング31と、これに設置される複数のプラグ端子34、更に、プラグハウジング31と一体成形されるグランド板60を有する。図3に、レセプタクルコネクタ20とプラグコネクタ30の嵌合側から見たプラグコネクタ30の平面図を、図4に、その斜視図を、それぞれ示す。更に、図5に、グランド板60だけの上面斜視図を、図6に、グランド板と一体成形されたプラグハウジングの上面斜視図をプラグ端子を取り付ける前の状態で、図7に、グランド板と一体成形されたプラグハウジングの上面斜視図をプラグ端子を取り付けた後の状態で、それぞれ示す。
プラグ端子34は、グランド端子85と同様に、グランド端子(G)35と信号端子(S)36の2種類の端子を含む。これら2種類の端子は、プラグハウジング31の先端側からGSGSSSGの順に配列される。このようにグランド端子35を信号端子36よりも先端側に配置することにより、例えば、先端側から位置決めを行うような方法でレセプタクルコネクタ20の嵌合部23にプラグコネクタ30を嵌め込んだときは(通常の取り付け方法と考えられる)、信号端子36よりも先にグランド端子35をレセプタクルコネクタ20側のグランド端子85と接触させることができ、雑音等が信号端子36に与える影響を少なくすることができる。尚、グランド端子や信号端子の数は、レセプタクル端子と同様、任意である。
プラグ端子34は、圧入端子として、プラグハウジング31に圧入固定される。プラグハウジング31とグランド板60を一体成形した後、プラグ端子34をプラグハウジング31に圧入するとしたことにより、一体成形の際にかかる熱や金型との接触による悪影響を無視することができる。レセプタクルコネクタ20とプラグコネクタ30の嵌合の際、プラグ端子34は、レセプタクル端子84と、対応端子同士で接続される。これらプラグ端子34やレセプタクル端子84は、プラグハウジング31やレセプタクルハウジング21の長手方向に沿って配列されていることから、嵌合時には、それらの長手方向に沿って複数の端子間接続が生じることになる。
プラグハウジング31は、全体として略直方形状であるが、プラグ端子34の固定位置との関係で外部に延出されている。言い換えれば、図7等に示すように、プラグ端子34の圧入位置は、プラグハウジング31の外側面73や上面74よりも深い位置に設定されている。例えば、プラグハウジング31の上面74は、プラグ端子34同士の間に設けた壁32を利用してプラグ端子34よりも一段高く設定されており、また、プラグハウジング31の外側面73は、壁32を利用してプラグ端子34よりも外部に突出した状態とされている。このような構成とすることにより、プラグ端子34をプラグハウジング31の内側に位置付け、プラグ端子34が外部に出っ張らない構造とし、プラグコネクタ30に触れたときでも、プラグ端子34には触れることがないようにして、特に信号端子36の外部接触が効果的に防止されている。信号端子36に指等が触れた場合には、静電気で内部チップを破損させる危険があるが、このような構成とすれば、危険を効果的に取り除くことができる。
プラグハウジング31は、レセプタクルコネクタ20との嵌合側に2つの凹部、即ち、第一の凹部46と第二の凹部47を有する。これら2つの凹部46、47に、様々な構成部品を配置して、装置の小型化を図っている。これらの凹部46、47は、長手方向に並行に延びる2つの側壁部49や、グランド板60と一体成形された底部或いはグランド板60の露出部を利用して形成されている。更に、これらの凹部46、47は、プラグハウジング31の一部等によって形成された仕切り39によって互いに仕切られ、異なるタイプの樹脂によって封止される。
第一の凹部46には、半導体レーザー或いはフォトダイオードのような面発光型の光半導体(VCSEL)43や、光半導体43を前面に支持するためのサブマウント44のような、光信号と電気信号の間で変換を行う光電気変換部品、或いは、光ファイバケーブル12のような、光信号を伝送する光部品(これらの光学関連部品を「第一のタイプの構成部品」と呼ぶ)が配置される。この第一の凹部46は、紫外線(UV)硬化樹脂(第一の樹脂)をそこに流し込むことによって封止される。第一の凹部46を封止する樹脂として紫外線硬化樹脂を用いることとしたのは、第一の構成部品については、短時間に精度よく固定するのが好ましいからである。
第二の凹部47には、ICパッド51や離れた端子への配線を可能にする信号中継部品52のような電気信号だけを処理する電気部品(この電気部品を「第二のタイプの構成部品」と呼ぶ)が配置される。信号中継部品52は、少なくとも一面にインピーダンス整合した伝送経路54を有し、伝送経路54の端部には、金属ワイヤー53の一端が結線され、金属ワイヤー53の他端はコネクタ端子36やICパッド51に接続される。第二の凹部47は、これらの電気部品を配置した後であって、好ましくは、紫外線硬化樹脂で第一の凹部46を封止した後に、熱硬化樹脂(第二の樹脂)をそこに流し込むことによって封止される。第二の凹部47を封止する樹脂として熱硬化樹脂58を用いることとしたのは、当該箇所に紫外線硬化樹脂を適用した場合には、光線が届かない部品(例えば、金属ワイヤー53やその他電気部品)の影部は樹脂が未硬化となるが、熱硬化樹脂を適用することにより、未硬化部が無くなり、製品の信頼性が向上するからである。
グランド板60は、図5に示すように予め所定の形状に折り曲げた状態で、プラグハウジング31と一体成形される。成形後のプラグハウジング31にグランド板60を実装すると、組立時間もコストもかかり、強度面でも不利になる。一体成形することにより、このような問題は解消される。但し、一体成形後も、グランド板60の一部は、プラグハウジング31から露出した状態とする。露出部には、例えば、グランド板60の底部62の一部や、先端側上面に設けたグランド端子接触部64、後端側側面に設けたロック部65が含まれる。
底部62の一部を露出させることとしたのは、光半導体43やサブマウント44等の実装を容易にするためである。実装部分を金属とすることにより、構成部品をリフロー等によって半田実装できる。構成部品からの電磁波の外部漏洩を防ぐため、グランド板60の中央付近で一部両側側面を垂直に立ち上げて壁63(図5参照)を形成してもよい。但し、これらの壁63は、プラグハウジング31によって完全に覆われており、外部には露出させていない。
グランド板60の一部を上方で折返すことによって、グランド端子接触部64が形成されている。グランド端子接触部64を露出させることにより、プラグコネクタ30のグランド端子35を直接接触させることができるようにして、グランド板60とグランド端子35の導通を容易にすることができる。
更に、ロック部65やその周辺付近でグランド板60を露出させ、ロック部を金属で形成してもよい。これにより、ロックを強化し、加えて、グランド機能を強化することができる。ロック部65は、例えば、光ファイバケーブル12、特に、そのファイバ素線14の配置付近で、グランド板60の一部両側側面を垂直に立ち上げることによって形成され得る。尚、ロック部65の上部は強度を保つため、或いは、弾性突出部22との衝突を和らげて嵌合をスムーズにする等のため、半円筒状に折り曲げておくのが好ましい。ロック部65の底部付近には、切欠67を設けてロック孔67を形成する。レセプタクルコネクタ20の嵌合部23にプラグコネクタ30を嵌め込んだ際、このロック孔67にレセプタクルコネクタ20の弾性突出部22を係合させて、プラグコネクタ30とレセプタクルコネクタ20の嵌合をロックすることができる。尚、この構成によれば、抜去力を強化し、ロック時にクリック感を持たせることもできる。更に、この構成では、ロック時に、レセプタクルシェル27の一部である弾性突出部22と、グランド板60の一部であるロック孔67等が直接接触するため、プラグコネクタ30のグランド板60とレセプタクルコネクタ20のレセプタクルシェル27を嵌合時に電気的に接触させて、グランド機能を強化することができる。尚、嵌合側に位置付けられたロック孔67の頂上部70、即ち、半円筒状の頂上付近は、プラグコネクタ30とレセプタクルコネクタ20の嵌合時に、ロック孔67よりもレセプタクルコネクタ20の嵌合部23に接近した側に位置付けられていることから、レセプタクルコネクタ20の弾性突出部22とプラグコネクタ30のロック孔67を係合させる前、更に言えば、プラグ端子34とレセプタクル端子84を接触させる前に、弾性突出部22と頂上部70を接触させることにより、グランド板60とシェル27を電気的に接続させて、グランド機能をより確実に発揮させることもできる。尚、プラグコネクタ30(グランド板60)の後端近傍に設けたツマミ37は、レセプタクルコネクタ20とプラグコネクタ30の嵌合を解除する際に使用され得る。
図8乃至図11を参照して、プラグ端子34の形状、及び、これらの設置方法を説明する。
図8に、グランド板と一体成形されたプラグハウジングの平面図、図9に、図8のI−I線断面図、即ち、グランド端子35における断面図、図10に、図8のII−II線断面図、即ち、信号端子36における断面図、更に、図11に、プラグ端子34(グランド端子35及び信号端子36)の拡大図を、それぞれ示す。尚、プラグ端子34には、グランド端子35と信号端子36の2種類が含まれるが、これらの端子35、36は全て同じ形状を有すると考えてよい。
グランド端子35や信号端子36は、第二の凹部47に設置される。これらグランド端子35や信号端子36には、第二の凹部47の垂直部42aの外壁88aに設置される第一垂直部35a、36aと、垂直部42aの頂部88bに設置される折返部35b、36b、垂直部42aの内壁88cに設置される第二垂直部35c、36c、更に、第二の凹部47の水平部42bに設置される先端部35e、36eが含まれる。尚、第二の凹部47に設置されたとき、図10等に示すように、信号端子36は、ハウジング31の水平部42b自体に設置されるのに対し、図9等に示すように、グランド端子35は、グランド板60(グランド端子接触部64)と直接接触させられ、このグランド板60を介して水平部42bに設置される。但し、この場合でも、グランド端子35と信号端子36の先端部35e、36eは、水平部42bにおいて、全て同じ高さに位置付けられる。
図11の拡大図や図9、図10の(a)に示すように、第二の凹部47に設置される以前にあっては、グランド端子35や信号端子36は、第二垂直部35c(36c)と先端部35e(36e)の間で鈍角「α」を成し、また、折返部35b(36b)において比較的小さな角度「β」を成している。これに対し、第二の凹部47に設置されたときは、折返部35b(36b)、第二垂直部35c(36c)、先端部35e(36e)の少なくともいずれかの部分における弾性変位によって、例えば、第二の凹部47の水平部42bと先端部35e(36e)との接触を通じて第二垂直部35c(36c)と先端部35e(36e)を互いに接近させる方向、換言すれば、鈍角「α」を鋭角にする方向に変化させ、また、垂直部42aの頂部88bとの接触を通じて折返部(56)の角度「β」が大きくなる方向に変化させ、これにより、先端部35eは、第二の凹部47の水平部42bに押圧接触の状態で設置される。また、このとき、端子34の先端部35e(36e)は水平部42bと平行に設置され、グランド端子35や信号端子36は、それらの弾性作用を利用して、より確実に凹部47に弾性設置される。このような構成によれば、プラグ端子34が外部に出っ張ることを防ぎ、プラグ端子34に手等が触れることを防止して、耐静電気性を向上させることもできる。
図9の(b)によく示されるように、グランド端子35の先端部35eは、露出させたグランド板60の一部(グランド端子接触部)75と直接接触させられる。この接触はグランド端子35の働きによって弾性接触とされているため、グランド端子35に応力が働いた場合でも、また、グランド端子35とグランド端子接触部75の間にずれが生じた場合でも、グランド端子35(プラグ端子34)の弾性作用によってグランド端子35とグランド板60の接触は確実に維持されることになる。更に、グランド端子35同士の間で圧入量にばらつきが生じても、グランド端子35の弾性作用によって、グランド板60とグランド端子35は電気的に安定して接続されることになる。尚、グランド端子接触部75とグランド端子35の間の導通状態を改善するため、それらの間に銀(Ag)ペーストを塗布してもよい。
図10の(b)によく示されるように、信号端子36の先端部36eは、グランド端子35と同様に、水平部42bに設置される。但し、グランド板60とは接触されず、代わりに、第二の凹部47に設置した構成部品43、44等とワイヤボンディングされるだけである。ワイヤボンディングの際、特に、信号端子36に、超音波振動を与えるが、信号端子36も、グランド端子35と同様に、弾性作用を利用して設置されているため、この振動によって信号端子36が水平部42bから浮いた状態とされることはなく、また、超音波振動が外部に逃げることはなく、安定したボンディング性が得られる。尚、信号端子36(或いはグランド端子35)の先端部36e(35e)の上面は、ワイヤボンディングに使用される部分であるため、ボンディング面に異物が触れないよう、これらの部分を凹状38としてワイヤボンディングを安定化させることもできる。また、グランド端子35と接触させるグランド板60の露出部75(グランド端子接触部)にも、同様の凹部64を設けることができる。
本願発明は、光と電気を混合して使用する通信に幅広く用いることができる。
10 光電気複合型コネクタ
20 レセプタクルコネクタ
21 レセプタクルハウジング
22 弾性突出部
27 レセプタクルシェル
30 プラグコネクタ
31 プラグハウジング
34 プラグ端子
35 グランド端子
36 信号端子
37 ツマミ
38 凹形状
39 仕切り
42 端子配列部
44 サブマウント
46 第一の凹部
47 第二の凹部
60 グランド板
84 レセプタクル端子(第2端子)
85 グランド端子
86 信号端子

Claims (7)

  1. 相手コネクタと嵌合して光電気変換装置を構成する光電気複合型コネクタであって、
    前記光電気複合型コネクタの構成部品が配置される凹部を有するハウジングと、
    前記凹部に設けられ、前記光電気複合型コネクタと前記相手コネクタが嵌合したときに前記相手コネクタに設けた端子と接続される複数の端子と、
    を有し、
    前記複数の端子は各々、前記凹部の垂直部の外壁に設置される第一垂直部と、前記垂直部の頂部に設置される折返部と、前記垂直部の内壁に設置される第二垂直部と、前記凹部の水平部に設置される先端部を有し、前記折返部、前記第二垂直部、前記先端部の少なくともいずれかの部分における弾性変位によって、前記先端部が前記凹部の水平部に押圧接触の状態で設置されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記複数の端子を前記凹部に設置する際、前記水平部と前記先端部の接触を通じて前記先端部と前記第二垂直部の間の角度を変化させ、或いは、前記垂直部の頂部との接触を通じて前記折返部の角度を変化させることにより、前記先端部が前記水平部と平行に設置される請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記複数の端子のうちの少なくとも1つはグランド端子として使用され、該グランド端子の先端部は、前記水平部に露出したグランド板の一部と直接接触している請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記複数の端子のうちの少なくとも1つは信号端子として使用され、前記信号端子は、前記構成部品とワイヤボンディングされる請求項1乃至3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 前記信号端子の先端部の上面を凹状としてワイヤボンディングに使用する請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記ハウジングを、前記複数の端子の固定位置との関係で外部に延出させて、前記凹部に設置された前記複数の端子の外部接触を防止している請求項1乃至5のいずれかに記載のコネクタ。
  7. 前記コネクタは、前記相手コネクタのハウジングを利用して形成された嵌合部に嵌め込むことによって前記相手コネクタと嵌合可能であり、前記相手コネクタのハウジングやその外部を覆うシェルを前記相手コネクタに設けた端子の固定位置との関係で外部に延出させて、前記コネクタが前記相手コネクタと嵌合したときに、前記コネクタの前記凹部に設置された前記複数の端子の外部接触を防止している請求項1乃至6のいずれかに記載のコネクタ。
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