JP2010266303A - レーザ式ガス分析計 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価かつ簡易な構造であり、従来では不可能であった中赤外領域に固有の光吸収スペクトルがあるSO,NO,NO等のガス成分を測定するレーザ式ガス分析計を提供する。
【解決手段】レーザ駆動信号発生部は、波長走査駆動信号の可変駆動信号S1の出力時間に対してオフセット信号S2の出力時間を長い信号としてレーザ素子の発熱時間を短縮するとともに、温度安定化手段は、光源部および受光部を安定化させる安定範囲温度となるように光源部および受光部の温度調整を行い、受発光を安定して行うレーザ式ガス分析計とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、煙道内の各種の測定対象ガスの有無や濃度を分析するレーザ式ガス分析計に関する。
従来技術のレーザ式ガス分析計について説明する。まずレーザ式ガス分析計のガス濃度測定原理について説明する。図5はNHガスの吸収スペクトラム例を示す特性図である。気体状のガス分子には、それぞれ固有の光吸収スペクトルがあることが知られており、例えば、この図5のNH(アンモニア)ガスの吸収スペクトラムの特性図に示すように、波長別に吸収量が相違する。
そこで、レーザ式ガス分析計は、レーザ光をガスに照射し、特定波長のレーザ光をガスの濃度に比例して吸収させ、この吸収量に基づいてガス濃度を測定する。このようなレーザ式ガス分析計の測定方式は、さらに、2波長差分方式と周波数変調方式とに大別される。本発明は周波数変調方式に関するものである。
つづいて、周波数変調方式のレーザ式ガス分析計の計測原理について説明する。図6は、周波数変調方式の原理図を示している。この周波数変調方式のレーザ式ガス分析計では、中心周波数f、変調周波数fで半導体レーザの出射光を周波数変調し、測定対象ガスに照射する。ここで、周波数変調とは、半導体レーザに供給するドライブ電流の波形を正弦波状にすることである。
周波数変調方式で距離の影響をキャンセルするためには、半導体レーザ素子の出力を周波数変調すると同時に周波数fで振幅変調を行えばよいのであるが、半導体レーザ素子の出力に周波数変調を掛けると振幅変調も掛かるので、これが利用できる。
図6に示したように、ガスの吸収線は変調周波数に対してほぼ2次関数となっているので、この吸収線が弁別器の役割を果たし、受光部では変調周波数fの2倍の周波数の信号(2倍周波数信号)が得られる。ここで、変調周波数fは任意の周波数で良いため、例えば、変調周波数fを数kHz程度に選ぶと、ディジタル信号処理装置(DSP)または汎用のプロセッサを用いて、2倍周波数信号の抽出等の高度な信号処理を行うことが可能になる。
また、受光部によりエンベロープ検波を行えば振幅変調による基本波を推定でき、この基本波の振幅と前記2倍周波数信号の振幅との比を位相同期させて検出することで、距離に関係なく測定対象ガス濃度に比例した信号を得ることができる。
つづいて、周波数変調方式のレーザ式ガス分析計の構造について説明する。図7は従来技術のレーザ式ガス分析計を示す構造図であって、全体的な構成を示している。同図において、フランジ201a,201bは、例えば、煙道のように測定対象ガスが内部を通流する配管などの壁101a,101bに溶接等によって固定されている。一方のフランジ201aには、取付座202aを介して有底円筒状のカバー203aが取り付けられている。
カバー203aの内部には光源部204が配置されており、この光源部204から出射したレーザ光はコリメートレンズ205を含む光源側光学系によって平行光にコリメートされ、フランジ201aの中心を通って壁101a,101bの内部(煙道内部)へ入射される。前記平行光は、壁101a,101bの内部にある測定対象ガスを透過する際に吸収を受ける。
他方のフランジ201bには、取付座202bを介して有底円筒状のカバー203bが取り付けられている。煙道内部を通過した平行光は、カバー203b内部の受光側光学系である集光レンズ206により集光されて受光部207により受光され、電気信号に変換されて後段の信号処理回路208に入力される。
次に、光源部について説明する。図8は光源部204の構成を示している。この光源部204は、測定対象ガスの吸収波長を走査するようにレーザ素子の発光波長を可変とする波長走査駆動信号発生部204aと、測定対象ガスの吸収波長を検出するために、例えば10kHz程度の正弦波で波長を周波数変調するための高調波変調信号発生部204bと、からなるレーザ駆動信号発生部204sを備えており、これらの信号発生部204a,204bの出力信号が合成されてレーザ駆動信号が生成されるようになっている。上記レーザ駆動信号は電流制御部204cにより電流に変換され、半導体レーザからなるレーザ素子204eに供給される。
また、レーザ素子204eには温度安定化手段が設けられている。この温度安定化手段は、温度制御部204d、サーミスタ204f、ペルチェ素子204gを備える。レーザ素子204eに近接して温度検出素子としてのサーミスタ204fが配置され、このサーミスタ204fにはペルチェ素子204gが近接して配置されている。このペルチェ素子204gは、サーミスタ204fの抵抗値が一定値になるように温度制御部204dによって制御され、結果としてレーザ素子204eの温度を安定化するように動作するものである。
ここで、波長走査駆動信号発生部204aから出力される波長走査駆動信号は、図9に示すように、一定周期で繰り返されるほぼ台形波状の信号である。
図9において、信号S1は、吸収波長を走査する信号であり、電流制御部204cを介してレーザ素子204eに供給される電流の大きさを直線的に変えることにより、レーザ素子204eの発光波長を徐々にずらしていき、走査可能とする部分である。例えばアンモニアガスであれば、0.2nm程度の線幅を走査可能とする部分である。
また、信号S2は、吸収波長は走査しないがレーザ素子204eは発光させておくオフセット部分であり、レーザ素子204eの発光が安定するスレッショルド電流値以上の値にしておく。
また、信号S3は駆動電流をほぼ0にしたトリガ部分である。
そして、このような波長走査駆動信号発生部204aから出力される波長走査駆動信号に対し、高周波変調信号発生部204bからの高周波変調信号を合成して、レーザ駆動信号を生成する。このレーザ駆動信号は、図10で示すように、高周波変調信号の周波数を10kHz、波長走査駆動信号の周波数を50Hzとしてあり、λはオフセットに相当する波長、λ,λはNHガスの吸収波長に相当する走査範囲の上下限値を示している。
次に、図11は、受光部207および信号処理回路208の構成を示している。
なお、受光部207は例えばフォトダイオードによって構成されており、レーザ素子204eの発光波長に感度を持つ受光素子が使用される。この受光部207の出力電流はI/V変換器208aにより電圧に変換され、発振器208cからの2f信号(2倍波信号)が加えられる同期検波回路208bに入力される。
同期検波回路208bにおいて、測定対象ガスによるレーザ光の吸収が無い場合は、同期検波回路208bによって2倍波信号が検出されないので、同期検波回路208bの出力はほぼ直線となる。
一方、測定対象ガスによるレーザ光の吸収がある場合は、同期検波回路208bによって出射光の変調信号の2倍周波数成分の振幅のみが抽出された信号である2倍波信号が検出される。その出力波形は図10の長方形の枠内に図示された同期検波回路208bの出力波形に示すようになる。この振幅はフィルタ208dによりノイズが除去され、適宜増幅して後段のCPUやDSP等である演算処理部209へ出力される。この同期検波回路208bの出力波形のピーク値が測定対象ガスの濃度に相当するため、ピーク値を測定するか、あるいは波形の一部または全部を積分してその積分値から測定対象ガスの濃度を検出すればよい。
次いで、測定対象ガスの濃度測定方法について述べる。
まず、事前に、図8のレーザ素子204eの温度をサーミスタ204fにより検出し、図9に示した波長走査駆動信号のS1の中心部分で測定対象ガス(例えばNHガス)が測定できる(所定の吸収特性が得られる)ように、図8の温度制御部204dによりペルチェ素子204gの通電を制御してレーザ素子204eの温度を調整する。ペルチェ素子204gはサーミスタ204fの抵抗値が一定値になるようにPID制御等で制御される。そのような設定条件で、レーザ素子204eを駆動し、壁101a,101bの内部の測定対象ガスが存在する空間にレーザ光を出射し、集光した光を受光部207へ入射させ、上記のような信号処理を行ってガス分析を行う。以上のように本実施形態によれば、光源部204によりレーザ素子204eの発光波長を所定範囲にわたって走査して測定対象ガスによりガス濃度を測定することが可能となる。
また、レーザ式ガス分析計の他の従来技術として、例えば、特許文献1(国際公開第WO2008/096524号公報、発明の名称「レーザ式ガス分析計」)に記載の発明が知られている。
特許文献1に記載の従来技術のレーザ式ガス分析計も先に説明した原理と同様に検出を行うものである。
国際公開第WO2008/096524号公報
近年、半導体レーザの一種である、室温で連続発振可能な量子カスケードレーザ(以下、Quantum cascade laserの略称であるQCLと称する)が実用化された。QCLは従来の半導体レーザでは実現不可能であった中赤外領域(4〜10μm)という広範囲な領域の波長を発光することができる。このQCLを用いることにより、SO,NO,NO等のように中赤外領域レーザ光に吸収波長が含まれるガス成分を測定するというような、従来技術では不可能であったレーザ式ガス分析計とすることができる。
図12に、SOガスの吸収スペクトラム例を示す。前記の周波数変調方式と同様の装置構成によって、SO濃度測定を行う場合、QCLの波長は7.2〜7.4μmとすることが好ましい。また、受光素子として、前記波長領域に感度を有する赤外線検出素子、例えばMCT(Mercury_Cadmium_Tellurium)光導電素子(以下、MCTと表記する)を用いることが好ましい。
図13にSO濃度測定時の同期検波回路208bの出力を示す。この出力のピーク振幅を計測することにより、SO濃度測定が可能となる。
さてQCLは従来のレーザ式ガス分析計で使用している半導体レーザと比較して、大きな駆動電流を必要とするため、光源部204の放熱量が大きくなり、発光が安定しなくなるという特性がある。
また、MCTは300Kの背景放射によるノイズを受けることや周囲温度の変化により感度が変動するといった特性がある。
図14にノイズや温度を考慮しないときのSO濃度測定例を示す。このように、測定安定性が得られない場合があるが、これはQCLやMCTの前記特性が一因であると考えられる。
そこで、このような現象を防止するためには、高度なノイズ対策や温調制御が必要であるが、信号処理回路や冷却性能に関する発光部および受光部の装置構成が複雑かつ高コストになってしまうという問題があった。特にQCLを連続発光する場合は、光源部の発熱が過大となり、従来の構成では放熱不足となることからペルチェ素子による温度制御が困難であった。
そのためQCLを用いる場合には、例えば図15に示すように、フランジ301、レンズホルダ302、レーザマウント303、発光部回路ボックス306を有する発光部に対し、放熱フィン304、空冷ファン305により冷却している。このように放熱フィン304や空冷ファン305等を追加して設ける必要があり、高コストかつ複雑な構造となってしまう。構造の簡素化やコスト低減が要請されている。
そこで、本発明は上記した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、安価かつ簡易な構造で、従来では不可能であった中赤外領域に固有の光吸収スペクトルがあるSO,NO,NO等のガス成分を測定するレーザ式ガス分析計を提供することにある。
本発明の請求項1に係るレーザ式ガス分析計は、
周波数変調された中赤外領域レーザ光を出射する光源部と、この光源部からの出射光をコリメートする光源側光学系と、この光源側光学系から測定対象ガスが存在する空間を介して伝播された透過光を集光する受光側光学系と、この受光側光学系により集光された光を受光する受光部と、この受光部の出力信号を処理する信号処理回路と、を有し、前記信号処理回路が、前記受光部の出力信号に基づいて測定対象ガスの濃度を測定するレーザ式ガス分析計において、
前記光源部は、
中赤外領域レーザ光を発光するレーザ素子と、
前記レーザ素子の温度を安定化させる温度安定化手段と、
測定対象ガスの吸収波長を走査するように前記レーザ素子の発光波長を可変とする可変駆動信号と、前記レーザ素子の発熱量を減少させるように前記レーザ素子の発光を停止するオフセット信号と、同期用のトリガ信号と、をそれぞれ含む波長走査駆動信号に対し、前記発光波長を変調するための高周波変調信号を合成してレーザ駆動信号として出力するレーザ駆動信号発生部と、
このレーザ駆動信号発生部から出力された前記レーザ駆動信号を電流に変換して前記レーザ素子へこの電流を供給する電流制御部と、
を備え、
前記受光部は、
中赤外領域に感度を有する受光素子と、
この受光素子の温度を安定化させる温度安定化手段と、
を備え、
前記信号処理回路は、
前記受光部の出力信号から光源部における変調信号の2倍周波数成分の信号の振幅を検出して検出信号を出力する同期検波回路と、
前記受光部の出力信号に含まれるトリガ信号に基づいて前記同期検波回路の前記検出信号からガス吸収波形信号を抽出し、このガス吸収波形信号から測定対象ガスの濃度を検出する演算処理部と、
を備え、
前記レーザ駆動信号発生部は、前記波長走査駆動信号の前記可変駆動信号の出力時間に対して前記オフセット信号の出力時間を長い信号として前記レーザ素子の発熱時間を短縮するとともに、
前記温度安定化手段は、前記光源部および前記受光部を安定化させる安定範囲温度となるように前記光源部および前記受光部の温度調整を行い、
受発光を安定して行うことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るレーザ式ガス分析計は、
請求項1に記載のレーザ式ガス分析計において、
前記波長走査駆動信号の前記可変駆動信号は、前記レーザ素子への供給電流を直線的に変化させて前記レーザ素子の発光波長を徐々に変化させる信号であり、
前記波長走査駆動信号の前記オフセット信号は、前記レーザ素子のスレッショルド電流値未満の電流を前記レーザ素子に供給するような値の信号であり、
前記波長走査駆動信号の前記トリガ信号は、前記レーザ素子のスレッショルド電流値未満の電流を前記レーザ素子に供給するような値の信号であって、一の前記可変駆動信号および一の前記オフセット信号を挟んで挿入される信号であり、
前記波長走査駆動信号は、これら前記可変駆動信号、前記オフセット信号および前記トリガ信号からなる単位波形が一定周期で繰り返される信号であることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るレーザ式ガス分析計は、
請求項2に記載のレーザ式ガス分析計において、
前記演算処理部は、
前記受光部の出力信号のうちのトリガ信号に同期しつつ、前記同期検波回路からの前記検出信号をA/D変換してガス吸収波形信号データを生成し、このガス吸収波形データの最大値と最小値との差分から測定対象ガス濃度についての濃度データを算出する濃度データ算出手段と、
前記受光部の出力信号のうちのトリガ信号に同期しつつ、前記受光部の出力信号のオフセット信号箇所をA/D変換してオフセットデータを生成するオフセットデータ生成手段と、
最小値のオフセットデータである基準データおよび前記オフセットデータを用いて変動率データを算出する変動率データ算出手段と、
前記変動率データに基づいて前記濃度データを補正して補正濃度データを算出する補正濃度データ算出手段と、
として機能することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係るレーザ式ガス分析計は、
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のレーザ式ガス分析計において、
前記光源部の前記レーザ素子は、中赤外領域の波長を発光する量子カスケードレーザ(QCL:Quantum cascade laser)であり、
前記受光部の前記受光素子は、前記波長領域に感度を有するMCT(Mercury_Cadmium_Tellurium)光導電素子であることを特徴とする。
本発明によれば、安価かつ簡易な構造で、従来では不可能であった中赤外領域に固有の光吸収スペクトルがあるSO,NO,NO等のガス成分を測定するレーザ式ガス分析計を提供することができる。
本発明の実施の形態のレーザ式ガス分析計の受光部、信号処理回路および演算処理部の構成図である。 本発明の実施の形態のレーザ式ガス分析計の走査波形を示す図である。 オフセットデータを表す信号S4と濃度値との経時変化例を示す図である。 濃度値と補正濃度値との経時変化を示す図である。 NHガスの吸収スペクトラム例を示す特性図である。 周波数変調方式の原理図である。 従来技術(本形態)のレーザ式ガス分析計を示す構造図である。 光源部の構成図である。 波長走査駆動信号発生部からの出力信号図である。 レーザ素子の走査波形、NHガスの吸収波形、同期検波回路の出力波形を示す図である。 受光部および信号処理回路の構成図である。 SOガスの吸収スペクトラム例を示す図である。 SO濃度測定時の同期検波回路の出力波形を示す図である。 SO濃度測定結果例を示す図である。 発光部の放熱構造部を示す図である。
続いて、本発明を実施するための形態について図を参照しつつ以下に説明する。図1は、本発明の実施の形態のレーザ式ガス分析計のうち、変更された受光部、信号処理回路および演算処理部の構成図である。本形態のレーザ式ガス分析計は、その全体的な構成およびガス濃度測定方法が図5〜図11に示した従来技術例とほぼ同様であるが、以下に示す4点が相違点として挙げられる。
第1の相違点としては、図1に示すように、受光部207、信号処理回路208および演算処理部209の構成が変更されている。さらにレーザ素子204e(図8参照)はQCLを、受光素子207a(図1参照)は前記QCLによる中赤外領域レーザ光の波長領域に感度を有する赤外線検出素子、例えばMCT光導電素子を使用する点が挙げられる。
また、第2の相違点としては、MCT光導電素子は低温でないと十分な感度が得られないため、MCT光導電素子である受光素子207aに対して、図1で示すような温度安定化手段を受光部207に設けた点が第2の相違点として挙げられる。図11で示した受光部と比較すると、図1の受光部207は、受光素子207aとしてMCT光導電素子が選択され、さらにサーミスタ207b、ペルチェ素子207c、温度制御部207dによる温度安定化手段が追加された点で相違する。
この温度安定化手段は、サーミスタ207b、ペルチェ素子207c、温度制御部207dを備える。具体的には、MCT光導電素子内にサーミスタ207bやペルチェ素子207cが内蔵される。このようにレーザ素子207aに近接して温度検出素子としてのサーミスタ207bが配置され、このサーミスタ207bにはペルチェ素子207cが近接して配置されている。
このペルチェ素子207cは、サーミスタ207bの抵抗値が一定値になるように温度制御部207dによって制御され、結果として受光素子207aの温度を安定化するように動作するものである。このような温度安定化手段により、例えばMCT光導電素子の動作温度を−3℃で一定にする。
また、第3の相違点としては、波長走査駆動信号を変更する点が挙げられる。
波長走査駆動信号は、図2に示すように、可変駆動信号S1、オフセット信号S2およびトリガ信号S3により一の単位波形となり、このような単位波形が一定周期で繰り返される信号である。
波長走査駆動信号の可変駆動信号S1は、図8のレーザ素子204eへの供給電流を直線的に変化させてレーザ素子204eの発光波長を徐々に変化させる信号であり、図2における信号S1である。信号S1では、吸収波長を走査する信号であり、図8で示すように、電流制御部204cを介してレーザ素子204eに供給される電流の大きさを直線的に変える部分である。この信号S1によってレーザ素子204eの発光波長を徐々にずらしていくことができ、信号S1の傾き、すなわち、供給電流の変化量によって、発光波長をサブnm〜数nmの範囲で走査可能である。
なお、図2では、高周波変調信号の周波数を4kHz、波長走査駆動信号の周波数を5Hzとしてあり、λ、λはSOガスの吸収波長に相当する走査範囲の上下限値を示している。
波長走査駆動信号のオフセット信号S2は、レーザ素子204eの発光が安定するスレッショルド電流値未満の電流を前記レーザ素子に供給するような値とした信号であり、図2における信号S2である。図2における信号S2は、レーザ素子204eを発光させないオフセット部分である。波長走査駆動信号発生部204aがこのオフセット信号S2を出力しているタイミングではQCLは未発光である。
波長走査駆動信号のトリガ信号S3は、パルス状の信号であり、同期用に挿入された信号である。トリガ信号S3もレーザ素子204eを発光させない部分であり、レーザ素子204eの発光が安定するスレッショルド電流値未満の値(オフセット信号S2よりも低い値であり、例えば0)にしておく。したがって、波長走査駆動信号発生部204aがこのトリガ信号S3を出力しているタイミングではQCLは未発光である。この信号S3は、信号S1から信号S2へ切り替わる間に挿入されている。
なお、波長走査駆動信号のλ、λはSOガスの吸収波長に相当する走査範囲として説明しているが、SO以外にも、NOのガス成分を測定したり、または、NOのガス成分を測定することができる。しかしながら、QCLの特性(電流や温度による波長走査可能範囲)とSO,NO,NOの吸収スペクトルを勘案すると、SO,NO,NOの何れか一つについての単成分計として個別に測定するレーザ式ガス分析計となる。この場合レーザ式ガス分析計では、SO,NO,NO等の中から一つ選定された測定対象の吸収波長に対応した発光波長を持つQCLが選定され、この測定対象のガス成分に応じて中赤外領域のλ、λが設定される。
I/V変換器208aからの出力信号を入力した演算処理部209はこのトリガ信号S3を抽出することが可能である。このトリガ信号S3は、波長走査駆動信号の一周期を表しており、このトリガ信号の周期に対し、同期検波回路208bの検出信号との間には一定の時間的な相関関係がある。つまり、測定対象ガスが存在する場合に、トリガ信号の周期(トリガ信号S3の周期)から得られるトリガ発生タイミングに対してガス吸収波形の最大値や最小値が発生するタイミングは、予めほぼ正確に検出可能である。
このような波長走査駆動信号は、図9で示した従来技術の波長走査駆動信号と同様の波形である。
しかしながら、従来技術と比較すると、本発明における特徴的な相違点は、オフセット信号S2がレーザ素子204eの発光が安定するスレッショルド電流値未満であり、さらに可変駆動信号S1の時間に対してオフセット信号S2の時間が大幅に長い点にある。
このような間欠発光条件、すなわち、信号S1と信号S2の時間の比は、QCLであるレーザ素子204eの発熱量とペルチェ素子等の温度安定化手段の性能とを勘案して決定すれば良く、例えばS1:S2=1:4とすることにより、連続発光する場合と比較して、発熱量を1/5にまで低減することができる。
従来技術では光源部204を連続発光させたり、または、少し停止するが殆ど連続して発光させるというものであったため、仮にQCLを用いると光源部の発熱が過大となり、ペルチェ素子による温度制御が困難になることが予想されたが、本発明では上記のようにQCLを発光時間よりも消光時間が長いように間欠発光させることにより、QCLの発熱量を低減し、従来のレーザ式ガス分析計と同等の構成およびコストでQCLの使用が可能となる。発光時間と消光時間との割合は、温度安定化手段(図8の温度制御部204d、サーミスタ204f、ペルチェ素子204g)により温度安定化が可能な限界温度を想定したとき、この限界温度よりも低い温度となるように発光時間と消光時間との割合が決定される。この場合、少なくとも発光時間よりも消光時間を長くして、温度を低下させる。
また、第4の相違点としては、図1に示す演算処理部209が測定値を補正しながら計測を行う補正計測手段として機能する点が挙げられる。このような処理を行うため回路構成も変更されており、図11で示した従来技術の信号処理回路と比較すると、図1の信号処理回路208および演算処理部209において、トリガ信号抽出のため、I/V変換器208aと演算処理部209とが接続された点で相違する。
この補正計測手段は、主にMCTの特性変動に応じて測定値を補正する。まず、補正原理について図を参照しつつ説明する。図3にオフセットデータを表す信号S4と濃度値との経時変化例を示す。
図3の下側の波状の信号S4は、オフセット信号S2を、例えば、10秒毎に取得したものである。オフセット信号S2はトリガ信号S3を基準にすることで取得することができる。このような波状の線は、デジタルデータであるオフセットデータ(後述)をつなげてアナログ的に表現したものを表す。また、図3の上側の折れ線がSO濃度を表す濃度値を示す信号である。オフセット信号S2を取得したときの可変駆動信号S1から得られた濃度値をつなげてアナログ的に表現したものを表す。
このような特性において、外乱等によるMCTの特性変動により、濃度値も変動しており、ゼロ点安定性の規格値であるフルスケール比±2%(以下、±2%FSのように表記)を超過し、約±3%FSであることが分かる。また、本来は一定値であるオフセット信号S4も周囲温度の変動等の影響により所定周期で増減しており、また、時間が経過するにつれて上昇傾向にある。
ここで、信号S4は予め設定値が判っているため、変化傾向を判定することができる。そこで、SOの濃度測定とともに、オフセット信号S2をモニタリングし、このオフセット信号S2の変動率に応じて測定結果を補正するものである。
続いて具体的な補正について説明する。この補正処理は、所定期間のデータを一括して補正する処理である。まず、分析を開始したとする。
演算処理部209は、I/V変換回路208aにより電圧信号に変換された受光部207の出力信号のうちのトリガ信号S3に同期しつつ、同期検波回路208bからの検出信号を、内蔵するA/D変換器によりA/D変換してガス吸収波形信号データを生成し、このガス吸収波形データの最大値と最小値との差分から測定対象ガス濃度についての濃度データZを算出する手段(濃度データ算出手段)として機能する。測定対象ガス濃度についての濃度データZを算出する手法は従来技術と同様であり、トリガ信号S3を基準として特定したガス吸収波形データから算出する。
続いて演算処理部209は、I/V変換回路208aにより電圧信号に変換された受光部207の出力信号のうちのトリガ信号S3に同期しつつ(例えばトリガ信号S3を基準として数m〜数10ms後に)、I/V変換回路208aの出力信号のオフセット信号S2のある箇所を、内蔵するA/D変換器によりA/D変換してオフセットデータXを生成し、このオフセットデータXを演算処理部209の図示しないメモリに保存する手段(オフセットデータ生成手段)として機能する。
演算処理部209は、上記濃度データ算出手段および上記オフセットデータ生成手段を交互に所定期間(例えば10分間)まで行う。すると、演算処理部209の図示しないメモリ部には、上記のような濃度データZ(i=1,2,・・・,n)およびオフセットデータX(i=1,2,・・・,n)が蓄積される。このiが異なると取得された時間が異なる。つまりiは時間を表す。また、波形単位別にiを異ならせるように設定しても良い。
演算処理部209は、続いて、オフセットデータXの最小値である基準データXmin、および、オフセットデータXを用いて変動率データYを算出する手段(変動率データ算出手段)として機能する。
基準データXminは、具体的には、演算処理部209の図示しない内蔵メモリに保存されたオフセットデータXの中から最小値であるオフセットデータを探索して最小値であるオフセットデータを抽出し、以後基準データXminとして用いるため内蔵メモリへ別途保存する。
変動率データYは、具体的には、ある時点でのオフセットデータXから基準データXminを差分し、その差分データを基準データXminで除して算出したものである。このような変動率データYは次式のようになる。
[数1]
=(X−Xmin)Xmin=X/Xmin−1 (但し、i=1,2,・・・,n)
このような変動率データYは全てのオフセットデータX(i=1,2,・・・,n)についてそれぞれ算出される。つまり時間別(または波形単位別)に算出される。
この変動率データYは、MCT光導電素子の最低受光レベルを基準とし、時間別(または波形単位別)のMCT受光レベルを変動率データY(i=1,2,・・・,n)として表している。
演算処理部209は、変動率データYに基づいて濃度データZを補正して補正濃度データDを算出する手段(補正濃度データ算出手段)として機能する。具体的には、時間別(または波形単位別)の濃度データZに変動率データY と補正係数データcとを乗じ、その値を濃度データZから減ずることによって、補正濃度データDを得る。補正濃度データDは次式のようになる。
[数2]
=Z−cY=Z(1−cY
このような補正濃度データD(i=1,2,・・・,n)がそれぞれ算出される。つまり時間別(または波形単位別)に算出される。
このようにして補正濃度データを用いて以下のガスレーザ分析を行うこととなる。
図4に濃度データを表す濃度値と補正濃度データを表す補正濃度とを合わせて示す。この補正濃度データについては、前記補正によりゼロ点安定性は約±1.6%FSとなり、規格値(±2%FS)を満足することが可能となる。
なお、この補正ではMCTの特性変動を念頭においているが、仮にQCLの光量が変動したとしてもトリガ抽出信号が変化することからQCLの上記変動も補正される。このようにMCTやQCLの特性変動が補正されるため、計測精度の向上に寄与する。
以上、本発明のレーザ式ガス分析計について説明した。
本発明によれば、QCLを間欠的に発光させることにより、光源部の放熱量を低減することが可能となる。その結果、光源部の冷却機構を簡素化することが可能となり、従来のレーザ式ガス分析計では不可能であったSO,NO,NO等のガス成分を測定する、低コストなレーザ式ガス分析計を提供することができる。
さらに、MCTの特性変動をリアルタイムで監視し、その変動率に応じて測定値を補正することにより、QCLを用いたレーザ式ガス分析計の測定精度を向上させることができる。
本発明のレーザ式ガス分析計は、中赤外領域の固有の光吸収スペクトルがあるSO,NO,NO等のガス成分の測定に適用することができる。
101a,101b:壁
201a,201b:フランジ
202a,202b:取付座
203a,203b:カバー
204:光源部
204a:波長走査駆動信号発生部
204b:高周波変調信号発生部
204c:電流制御部
204d:温度制御部
204e:レーザ素子
204f:サーミスタ
204g:ペルチェ素子
204s:レーザ駆動信号発生部
205:コリメートレンズ
206:集光レンズ
207:受光部
207a:受光素子
207b:サーミスタ
207c:ペルチェ素子
207d:温度制御部
208:信号処理回路
208a:I/V変換回路
208b:同期検波回路
208c:発振器
208d:フィルタ
209:演算処理部
301:フランジ
302:レンズホルダ
303:レーザマウント
304:放熱フィン
305:空冷ファン
306:ケース

Claims (4)

  1. 周波数変調された中赤外領域レーザ光を出射する光源部と、この光源部からの出射光をコリメートする光源側光学系と、この光源側光学系から測定対象ガスが存在する空間を介して伝播された透過光を集光する受光側光学系と、この受光側光学系により集光された光を受光する受光部と、この受光部の出力信号を処理する信号処理回路と、を有し、前記信号処理回路が、前記受光部の出力信号に基づいて測定対象ガスの濃度を測定するレーザ式ガス分析計において、
    前記光源部は、
    中赤外領域レーザ光を発光するレーザ素子と、
    前記レーザ素子の温度を安定化させる温度安定化手段と、
    測定対象ガスの吸収波長を走査するように前記レーザ素子の発光波長を可変とする可変駆動信号と、前記レーザ素子の発熱量を減少させるように前記レーザ素子の発光を停止するオフセット信号と、同期用のトリガ信号と、をそれぞれ含む波長走査駆動信号に対し、前記発光波長を変調するための高周波変調信号を合成してレーザ駆動信号として出力するレーザ駆動信号発生部と、
    このレーザ駆動信号発生部から出力された前記レーザ駆動信号を電流に変換して前記レーザ素子へこの電流を供給する電流制御部と、
    を備え、
    前記受光部は、
    中赤外領域に感度を有する受光素子と、
    この受光素子の温度を安定化させる温度安定化手段と、
    を備え、
    前記信号処理回路は、
    前記受光部の出力信号から光源部における変調信号の2倍周波数成分の信号の振幅を検出して検出信号を出力する同期検波回路と、
    前記受光部の出力信号に含まれるトリガ信号に基づいて前記同期検波回路の前記検出信号からガス吸収波形信号を抽出し、このガス吸収波形信号から測定対象ガスの濃度を検出する演算処理部と、
    を備え、
    前記レーザ駆動信号発生部は、前記波長走査駆動信号の前記可変駆動信号の出力時間に対して前記オフセット信号の出力時間を長い信号として前記レーザ素子の発熱時間を短縮するとともに、
    前記温度安定化手段は、前記光源部および前記受光部を安定化させる安定範囲温度となるように前記光源部および前記受光部の温度調整を行い、
    受発光を安定して行うことを特徴とするレーザ式ガス分析計。
  2. 請求項1に記載のレーザ式ガス分析計において、
    前記波長走査駆動信号の前記可変駆動信号は、前記レーザ素子への供給電流を直線的に変化させて前記レーザ素子の発光波長を徐々に変化させる信号であり、
    前記波長走査駆動信号の前記オフセット信号は、前記レーザ素子のスレッショルド電流値未満の電流を前記レーザ素子に供給するような値の信号であり、
    前記波長走査駆動信号の前記トリガ信号は、前記レーザ素子のスレッショルド電流値未満の電流を前記レーザ素子に供給するような値の信号であって、一の前記可変駆動信号および一の前記オフセット信号を挟んで挿入される信号であり、
    前記波長走査駆動信号は、これら前記可変駆動信号、前記オフセット信号および前記トリガ信号からなる単位波形が一定周期で繰り返される信号であることを特徴とするレーザ式ガス分析計。
  3. 請求項2に記載のレーザ式ガス分析計において、
    前記演算処理部は、
    前記受光部の出力信号のうちのトリガ信号に同期しつつ、前記同期検波回路からの前記検出信号をA/D変換してガス吸収波形信号データを生成し、このガス吸収波形データの最大値と最小値との差分から測定対象ガス濃度についての濃度データを算出する濃度データ算出手段と、
    前記受光部の出力信号のうちのトリガ信号に同期しつつ、前記受光部の出力信号のオフセット信号箇所をA/D変換してオフセットデータを生成するオフセットデータ生成手段と、
    最小値のオフセットデータである基準データおよび前記オフセットデータを用いて変動率データを算出する変動率データ算出手段と、
    前記変動率データに基づいて前記濃度データを補正して補正濃度データを算出する補正濃度データ算出手段と、
    として機能することを特徴とするレーザ式ガス分析計。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のレーザ式ガス分析計において、
    前記光源部の前記レーザ素子は、中赤外領域の波長を発光する量子カスケードレーザ(QCL:Quantum cascade laser)であり、
    前記受光部の前記受光素子は、前記波長領域に感度を有するMCT(Mercury_Cadmium_Tellurium)光導電素子であることを特徴とするレーザ式ガス分析計。
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