JP2010265744A - 防潮壁および防潮壁用部品組 - Google Patents

防潮壁および防潮壁用部品組 Download PDF

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Abstract

【課題】 透明樹脂板やガラス板が表面の傷等によって透明度を低下させたとき、その樹脂板等を容易に取り替えられるようにした防潮壁、およびそのように防潮壁を構成するための防潮壁用部品組を提供する。
【解決手段】 透明樹脂板と、その透明樹脂板の縁部を挿入できる溝付きの枠体と、水密用のパッキンと、枠体の溝の内側に透明樹脂板の縁部を解除可能に拘束する拘束手段とを含む部品組を使用することにより、コンクリート製の防潮壁に透明樹脂板を取替可能に組み付けることとする。
【選択図】 図1

Description

請求項に係る発明は、透明樹脂板やガラス板が設けられたコンクリート製の防潮壁(淡水用の防水壁を含む)、および、コンクリート製の防潮壁に透明樹脂板等を組み付けるための防潮壁用部品組に関するものである。
高潮や洪水等で浸水のおそれがある地域では、海や川に防潮壁を築いて水の浸入等を防止することが広く行われている。防潮壁は、一般的にはコンクリート等で形成されるが、コンクリートのみだと景観にすぐれないうえ、水位の上昇時等にも、防潮壁を通して海や河川等の様子を知ることができない。そこで、下記の特許文献1・2では、アクリル等の透明樹脂板を一部に使用する防潮壁が提案されている。
特開2008−208681号公報 特許第4134242号公報
防潮壁に透明樹脂板を設けると、陸側から海や河川や湖沼等を眺めることができるため、景観にすぐれるほか、高潮や洪水等によって水位が上昇したときも防潮壁を通して海や河川等の様子を知ることができるため、警戒のレベルを把握したり避難準備をしたりすることが容易であるなど、安全面でも有利である。
アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透明樹脂板は、硬度が低く熱に弱いという短所を有している。そのため、傷が付いたり、タバコの火を押し付けられて一部が変形したりすることによって表面がクリアでなくなり、全体として透明度が低下する場合がある。
上記の特許文献1・2に記載された防潮壁は、そのような場合の対処について考慮したものではないため、樹脂板の透明度が次第に低下することを避けられない。そして、何年かの後には、樹脂板を通して海や河川等を明瞭に眺めることは難しくなり、景観や安全に関する利点が失われてしまう可能性がある。
本件出願の請求項に係る発明は、透明樹脂板が表面の傷等によって透明度を低下させたとき、その樹脂板を容易に取り替えできるようにした防潮壁、およびそのように防潮壁を構成するための防潮壁用部品組を提供するものである。透明樹脂板の代わりにガラス板が使用されている場合にも、表面が傷付いたり割れたり汚れたりして透明度が低下することがあり得るが、本願発明では、そのような場合にも上記と同様の取り替えができる防潮壁および防潮壁用部品組を提供する。
発明による防潮壁用部品組は、コンクリート製の防潮壁(防水壁を含む)に透明樹脂板(半透明のものを含む)を組み付けるための防潮壁用部品組であって、
・ 当該透明樹脂板と、
・ その透明樹脂板の縁部(全周縁とは限らない)を挿入できる溝付きの枠体と、
・ 透明樹脂板・枠体間の水密用のパッキンと、
・ 枠体の溝の内側に透明樹脂板の縁部を解除可能に拘束する拘束手段と
を含むことを特徴とする。
透明樹脂板としては、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリロニトリルースチレン共重合樹脂、メタクリル酸メチルースチレン共重合樹脂、アクリロニトリルーブタジエン共重合樹脂、ポリカーボネート樹脂およびアクリル樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂等を使用できる。上記の枠体としては鉄鋼等の金属(ステンレス鋼、アルミニウム鋼等)を使用し、上記パッキンとしては、板ゴム等を使用するとよい。
上のような部品組は、たとえば下記1)〜3)のように使用することにより、コンクリート製の防潮壁に対して透明樹脂板を取替可能に組み付けることを可能にする。
1) 防潮壁のコンクリートに、海や河川の側と陸の側とに通じる開口または切り欠き等を設け、そこに上記の枠体を取り付ける。枠体は、コンクリートの開口や切り欠きの内側にボルト等で固定する(その場合は枠体とコンクリートとの間にも水密部材を使用する)ようにしてもよく、開口や切り欠きの内側においてコンクリートに埋め込む(ただし溝の内側にはコンクリートを入れない)ようにしてもよい。
2) 透明樹脂板を、その縁部を上記枠体の溝に挿入することによって、上記コンクリートの開口または切り欠き等に取り付ける。
3) そうした透明樹脂板と枠体の溝との間に水密用のパッキンを取り付けるとともに、上記拘束手段によってその枠体の溝の内側に当該樹脂板の縁部を拘束し、固定する。
なお、上記1)〜3)に代えて、あらかじめ枠体の中にパッキンや拘束手段とともに透明樹脂板を組み込んでおき、そうして完成品となった上記部品組を防潮壁のコンクリートに取り付ける、という手順をとるのもよい。
上記のようにして、透明樹脂板は、枠体を介してコンクリート製の防潮壁に組み付けることができる。拘束手段により縁部を拘束するので同樹脂板をしっかりと固定することができ、また上記のようにパッキンを取り付けるので同樹脂板の周囲の防水性を確保できる。コンクリート製の防潮壁に透明樹脂板が設けられるため、前記のとおり景観の面でも安全の面でも好ましい。コンクリート製の防潮壁に直接に同樹脂板を取り付けるのではないことから、取り付けの際またはその後に、同樹脂板に無理な力が作用したり、そのために同樹脂板が変形したり割れたりする恐れがない。たとえば、枠体と同樹脂板との間に多少の隙間(変位しろ)をとることが容易なので、夏季等に同樹脂板が熱膨張する場合等にも同樹脂板が変形・破損等を起こしにくくなる。
発明の部品組を使用する場合、枠体を適切に構成すると、拘束手段による拘束を解除することにより、組み付けた透明樹脂板を再度枠体から取り出すことができる。また、別の透明樹脂板を、同じ枠体内に上記1)〜3)と同様に挿入し固定することも可能になる。そのため、発明の部品組によると透明樹脂板の取替が可能になり、表面の傷等によって樹脂板の透明度が低下した場合にも、透明度を回復させて景観や安全上の利点を維持することができる。
上記の拘束手段は、上記枠体の溝の内側面と透明樹脂板の縁部との間で溝の幅方向への寸法を変化させ得るものであるのが好ましい。たとえば、溝の内側面と同樹脂板の縁部との間に拘束手段として楔(くさび)を打ち込むようにすると、その打ち込みの量によって上記のように溝の幅方向への寸法を変化させることができる。両者間にスクリュー式または流体圧式のジャッキを入れたり、流体を充填されて膨らむ袋状の物を両者間にはさんだりする場合にも、それらの各拘束手段について、溝の幅方向への寸法を変化させることができる。そのほか、クリップ等による密着をはかるのもよい。
そのような拘束手段を使用すると、溝の幅方向への上記寸法を変化させて、溝の内側で透明樹脂板の縁部を圧迫し摩擦力を加えることにより、同樹脂板を容易に拘束し固定することができる。同樹脂板に穴をあけたり接着・溶着させたりする必要がないうえ、拘束を解除することもきわめて容易である。
上記の拘束手段が、とくに、両端に右ねじと左ねじ(いわゆる逆ねじ)とを有するナット部材またはボルト部材の当該各ねじ部に、右ねじ付きの押し出し部材と左ねじ付きの押し出し部材とをそれぞれはめ付けた(つまりねじ結合させた)ものであると好ましい。たとえば図2(b)は、そのような拘束手段を使用する例である。ナット部材やボルト部材にこのように押し出し部材を結合させるのは、スクリュー式ジャッキを簡易の手動型にしたものともいえる。
そのような拘束手段においては、ナット部材またはボルト部材を回すことにより、ねじの作用にて、上記二つの押し出し部材の間隔(つまり溝の幅方向への寸法)を広めたり狭めたりすることが容易である。ナット部材またはボルト部材と、各ねじ付きの二つの押し出し部材とで構成されるため、構造が簡単であってコストが低い。ナット部材またはボルト部材を回転させながらも上記の各押し出し部材は回転しないようにすることができるため、透明樹脂板や枠体を傷付ける恐れがない、という利点もある。
上記の枠体が、とくに、下辺とその両側の側辺とが互いに直角をなす透明樹脂板を挿入できるよう、底部とその両側の側部とが互いに直角に連続したものであり、当該側部が、防潮壁のコンクリート上に固定される支柱との連結部分を有しているのも好ましい。たとえば図8〜図10の各例のように防潮壁用部品組を構成するのである。支柱は、図8・図9(符号12P)のような斜めのものでも、図10(符号12Q)のような鉛直のものでもよい。また、透明樹脂板の上辺は直線状であっても曲線状であってもよく、いずれの場合にも、上辺に対しては枠体を設けても設けなくてもよい。
そのような防潮壁用部品組は、図8〜図10に例示するようにコンクリート製防潮壁の最上部に連続的に配置することにより、既設防潮壁の高さをかさ上げするとともに、上方部分に取替可能に透明樹脂板を設けることができる。枠体が上記の支柱によって支えられるので、水圧に抗する能力も確保される。
発明による防潮壁(防水壁を含む)は、コンクリート製のものであって、上記いずれかの防潮壁用部品組が使用されることにより、透明樹脂板が取替可能に組み付けられていることを特徴とする。
かかる防潮壁は、コンクリート製であるため水圧に耐える強度を発揮しやすいほか、透明樹脂板を有するため、景観面および安全面において好ましい。つまり、陸側から海や河川を眺めることができるほか、洪水等によって水位が上昇したときも、防潮壁を通して海や河川の様子を把握でき避難準備等を行いやすい。
透明樹脂板の組み付けに関して上記の防潮壁用部品組を使用することから、同樹脂板の固定やその周囲の防水、変形・割れ等の防止といった面で好ましいうえ、組み付けた透明樹脂板を交換することが可能になる。交換ができると、同樹脂板の表面が傷付いた場合等にも、景観や安全上の利点を回復させることができる。
透明樹脂板が四辺形(水平な上辺をもつもの)であり、上辺の水平の1辺を除く3辺が上記枠体を介してコンクリート(防潮壁をなすコンクリート壁)に取り付けられている、といった防潮壁も好ましい。たとえば図1のような防潮壁である。上辺である1辺については、枠体が使用されておらずコンクリートに取り付けられてもいないか、または、図1の例のように枠体が使用されていてもその枠体がコンクリートには取り付けられていないようにする。
そのように3辺が枠体を介してコンクリートに取り付けられる例では、上方が開放されたコンクリート壁の切り欠き部分(枠体用の溝等が形成されていると好ましい)に、上から差し込む等の要領で枠体を容易に組み込むことができる。また、上辺について枠体を使用しない場合や、上辺に枠体を使用するが当該上辺の枠体を他の辺の枠体とは分離可能にした場合には、コンクリートに取り付けた枠体から、取替等のために透明樹脂板を抜き出すことが容易である。
なお、透明樹脂板は、それが四辺形でなくて上辺が直線状でないものである場合にも、上記と同様にコンクリート壁に取り付けられる。すなわち、透明樹脂板が、下辺とその両側の側辺とが互いに直角をなす形状のもので(上辺は、曲線を含む任意の形とする)、その上辺を除く3辺が、上記枠体を介してコンクリートに取り付けられているようにするのもよい。
透明樹脂板が、陸側(海や河川に近い側と反対の側)を凸にし軸心を水平にした円筒面状の曲面(たとえば円筒面の一部をなす曲面)を有するものであれば、とくに好ましい。たとえば図4のような防潮壁である。
透明樹脂板が円筒状の曲面を有するなら、同じ材料の同じ厚さの樹脂板よりも機械的強度が高く水圧等に耐えやすい。そのため、上記のように樹脂板が四辺形であって上辺がコンクリートに取り付けられていない(したがって上辺はコンクリートによっては支持されない)場合にも、高潮や洪水に抗する十分な強度を樹脂板に付与することが容易である。同時に、透明樹脂板が曲面を有することによる美観の向上も期待できる。
また、陸側を凸にしたその透明樹脂板は、図4の例のように上方を海側に突き出すように設け、コンクリート壁も同様に上部が海側に出るように形成すると、いわゆる波返し構造の防潮壁を構成できる。そのようにすると、越波量を効果的に低減させることも可能になる。
発明の防潮壁は、
・ 透明樹脂板の縁部全周を枠体の溝に挿入してなる防潮壁用部品組が、周囲をコンクリートに囲まれて厚さ方向に貫通する開口の内側に使用され、
・ 当該開口が、上記部品組の枠体を嵌め入れ可能な大断面部分と当該枠体を嵌め入れ不能な小断面部分とを含み、両部分の境目において全周に段差(連続する段差)を有し、大断面部分の壁面にネジ穴(雌ネジ)付きアンカーが埋め込まれたものであり、
・ 防潮壁用部品組が、上記アンカーにボルトで固定された留め具を用いて上記枠体を上記段差に押し付けることにより、上記開口を塞いだ状態で固定されている
ものであるのも好ましい。
図11および図13にその例を示している。枠体は、透明樹脂板の縁部の形に沿った直線状または曲線状のものとし、当該長さ方向に複数片を分離可能に接続して一組の枠体を構成するのもよい。
このような防潮壁は、透明樹脂板を含む防潮壁用部品組を、コンクリート壁の開口における上記段差に全周的に押し付けられた状態で有することから、同部品組を強く保持することができる。上記ボルトを上記アンカーから抜き出して上記留め具を取り外すと、上記開口における大断面部分には突出物をなくすことができるため、同部品組を防潮壁から取り外し、透明樹脂板を交換したうえ再び防潮壁に組み入れることもできる。防潮壁に同部品組を組み入れると、元のように、上記アンカーにねじ込むボルトによって上記留め具を固定し、当該留め具にて上記枠体を上記段差に押し付ける。
発明の防潮壁は、あるいは、
・ 下辺とその両側の側辺とが互いに直角をなす透明樹脂板を挿入できるよう、上記の枠体が底部とその両側の側部とが互いに直角に連続したものであり、当該側部が、防潮壁のコンクリート上に固定される支柱との連結部分を有している、といった構成をもつ防潮壁用部品組が使用され、
・ 防潮壁のコンクリート上に、上記枠体の底部が固定されるとともに上記枠体の側部が上記支柱を介して固定されることにより、透明樹脂板が取替可能に組み付けられている
ものであるのも好ましい。
たとえば図8〜図10のいずれかのように防潮壁を構成するのである。そのような防潮壁は、コンクリート壁の上部にさらに透明樹脂板の壁を有することとなって防潮可能な水位が高いうえ、透明樹脂板の作用で景観面・安全面で有利である。透明樹脂板が取替可能であるため、そのような利点を永続させることもできる。当該コンクリート上に、上記枠体の底部が固定されるとともに上記枠体の側部が上記支柱を介して固定されることから、水圧に抗する能力も高い。
なお、このようにする場合にも、コンクリート製防潮壁の形状等によっては、透明樹脂板に、陸側を凸にし軸心を水平にした円筒面状の曲面に形成することができる。
なお、上に述べた部品組および防潮壁は、上記した透明樹脂板に代えてガラス板(強化ガラス板を含む)が使用される場合にも同様に機能し、同様の利点をもたらす。透明樹脂板またはガラス板が複数枚積層されてできた透明板、または積層された板の間に強化用のメッシュ(網)がはさまれている透明板が使用される場合にも、同様である。
発明の防潮壁用部品組によれば、透明樹脂板またはガラス板を含むゆえに景観と安全性にすぐれた防潮壁を容易に構成することができ、取り付けの際またはその後に透明樹脂板やガラス板を変形・破損等しがたくすることもできる。一たん組み付けた透明樹脂板やガラス板を枠体から取り出して取り替えることが可能になるので、表面の傷等によって樹脂板やガラス板の透明度が低下した場合にも、透明度を回復させて、防潮壁における景観や安全上の利点を維持することができる。
発明の防潮壁は、透明樹脂板またはガラス板を含むため景観面・安全面において好ましいほか、上記の防潮壁用部品組を使用することから、上記の利点をそのままもたらすものといえる。組み付けた透明樹脂板やガラス板を取り替えることができるので、景観や安全に関する利点が永続的に発揮される。
発明の第一の実施形態を示したもので、防潮壁1の正面図である。 図2(a)は、図1の防潮壁1におけるII−II断面図(防潮壁1の横断面図)、また同(b)は同(a)におけるb部詳細図である。 防潮壁1に組み付ける防潮壁用部品組10を示す正面図(図3(a))、側面図(同(b))、および底面図(同(c))である。 発明の第二の実施形態を示したもので、防潮壁1’の横断面図である。 図3に示す防潮壁用部品組10に代えて使用できる防潮壁用部品組を示す正面図(図5(a))、側面図(同(b))、および底面図(同(c))である。 図5の部品組を使用し、図1の防潮壁1に代えて構成した防潮壁を示す正面図(図6(a))、b−b断面図(同(b))、およびc部詳細図(同(c)である。 図4の防潮壁1’に代えて構成される防潮壁の横断面図である。 コンクリート壁2の上に防潮壁用部品組を設けて構成した防潮壁を示す正面図(図8(a))、b−b断面図(同(b))、およびc−c矢視詳細図(同(c)である。 コンクリート壁2の上に他の防潮壁用部品組を設けて構成した別の防潮壁を示す正面図(図9(a))、およびb−b断面図(同(b))である。 コンクリート壁2の上に他の防潮壁用部品組を設けて構成した、さらに別の防潮壁を示す正面図(図10(a))、およびb−b矢視詳細図(同(c)である。 コンクリート壁2の内部に防潮壁用部品組を設けて構成した防潮壁を示す正面図(図8(a))、b−b断面図(同(b))、およびc部詳細図(同(c)である。 図3の防潮壁用部品組10に代えて使用できる防潮壁用部品組30を示す正面図(図12(a))、側面図(同(b))、および底面図(同(c))である。 コンクリート壁2の内部に図12の防潮壁用部品組を設けて構成した防潮壁を示す正面図である。
図1〜図3に基づいて発明の第一の実施形態を紹介する。
図1および図2に示す防潮壁1は、海岸に沿ってコンクリート壁2を連続させるとともに、その複数箇所に図示のように透明樹脂板11を組み込んだものである。上部が開放された矩形状の切り欠きをコンクリート壁2の上半部に一定間隔で形成し、各切り欠きの内側に四辺形の透明樹脂板11を組み付けている。透明樹脂板11を通して陸側から海が見えるため、景観にすぐれるほか、防災上の利点ももたらされる。
図1・図2の防潮壁1は、図3に示す防潮壁用部品組10を使用することにより透明樹脂板11を組み付けている。部品組10は、アクリル製の透明樹脂板11を、透明樹脂板11の3辺の縁部を挿入する溝形の枠体12と、透明樹脂板11の上辺の縁部を挿入する溝形の枠体13とによって保持するよう構成したものである。
枠体12および13におけるコの字状の溝の中には、a)透明樹脂板11の縁部を挿入するほか、b)樹脂板11と枠体12・13との間をシール(水密)するとともに樹脂板11に局部的な力がかからないようにするためのゴム板製(水密性等を有するなら他の材料のものでもよい)のパッキン19A・19Bを、透明樹脂板11の表裏各面に当てて図示のように挿入する。また、c)透明樹脂板11の縁部における複数箇所を解除可能に拘束するための拘束手段14を、溝の一方の板状部材との間に挿入する。そのほか、d)樹脂板11の下辺の端面と枠体12の底部との間には、やはりゴム板製のクッション材18をはさむようにしている。
拘束手段14は、図2(b)に示すもので、両端に右ねじ16aと左ねじ17aとを有するナット部材15の各ねじ部に、右ねじ16a付きの押し出し部材16と左ねじ17a付きの押し出し部材17とをそれぞれはめ付けたものである。押し出し部材16は枠体12(または13)の内側面に溶接等で固定し、押し出し部材17は、枠体12(または13)に沿った長さを有する長尺体にして、いずれも回転しないようにしている。ナット部材15をスパナ等で回転させると、二つの押し出し部材16・17の間隔が図2(b)の左右に広がったり狭まったりする。そのため、拘束手段14は、枠体12(または13)の溝の内側で透明樹脂板11の縁部(端面から数十mmだけ内側の箇所)を圧迫して拘束し、またはその拘束を解除することができる。
上記の部品組10を用いて図1・図2の防潮壁1を構成するにあたっては、つぎのような手順をとる。
1) 防潮壁1のコンクリート壁2における上記の切り欠き部分において、コンクリート内に上記の枠体12を埋め込む。ただし、枠体12の溝の内側にコンクリートが入らないようにする。
2) 透明樹脂板11を、上辺以外の3辺の縁部が上記枠体12の溝にはまるよう、枠体12の上方から挿入する。樹脂板11の下辺端面と接触する枠体12の下辺の底面には、あらかじめクッション材18を接着しておく。また、枠体12の溝をなす一方の部分の内側にパッキン19Aを取り付けておき、拘束手段14の押し出し部材16・17の間隔は極力狭めておく。
3) 透明樹脂板11が枠体12の溝の間に入ると、拘束手段14のナット部材15を回すことにより、枠体12の内側に樹脂板11の縁部を拘束し固定する。そのうえで、樹脂板11と枠体12の一方の部分との間(拘束手段14の内側)にパッキン19Bを押し入れる。
4) 取り付けた透明樹脂板11の上辺と枠体12の上端部とに対して枠体13を被せ、枠体13内にパッキンを取り付けたうえ、拘束手段14を用いて枠体13と樹脂板11とを一体に組み付ける。枠体13により透明樹脂板11の上辺を保護するためである。
取替等のために透明樹脂板11を取り出す際には、上記4)で組み付けた上部の枠体13を拘束手段14を緩めて取り外し、枠体12に係る上記3)の拘束を拘束手段14を操作して解除したのち、上記2)とは逆に樹脂板11を上方へ抜き出すとよい。表面がクリアでなくなった透明樹脂板11をこうして取り出したうえ、新しい透明樹脂板11を上記2)〜4)の手順で組み付けると、景観や防災性能についての防潮壁1の利点を永続させることができる。
図4には、発明について第二の実施形態を示している。この例でも、図3と同じような部品を含む防潮壁用部品組を使用して、コンクリート壁2’の一部に透明樹脂板21を有する防潮壁1’を構成する。
ただし、図4の例では、コンクリート壁2’の海側の面が凹面状に湾曲して上部が海側に突き出しているのに合わせて、透明樹脂板21を、それに沿う湾曲面を有するものに形成している。つまり、透明樹脂板21が、陸側を凸にし軸心を水平にした円筒面状の曲面を有し、上方部分が海側に突き出た形になっている。したがって、防潮壁用部品組としては、上記のような曲面を有する透明樹脂板21と、それに沿う形状の溝を有する枠体22および23を、前記のようなパッキンやクッション材および拘束手段とともに含むよう構成している。
このように透明樹脂板が円筒状の曲面を有する場合、水圧に対する強度に関して利点があるほか、波返しの作用によって越波量を低減させられるという効果がある。
以上には、コンクリート壁の内部に透明樹脂板やガラス板を組み込む例を紹介したが、新設または既設の防潮壁の最上部に、かさ上げするように透明樹脂板またはガラス板を組み付けることもできる。それには、発明による防潮壁用部品組の枠体を防潮壁の上端面上に連続的に配置して固定するとよい。
図5には、図3に示す防潮壁用部品組に代えて使用できる防潮壁用部品組10を示す。この例は、図3のものとは異なり、透明樹脂板11の上辺となる縁部には枠体を取り付けていない。また、透明樹脂板11の縁部における両面、つまり図5(b)に示す樹脂板11・枠体12間と樹脂板11・拘束手段14間との双方に、対称的にパッキン(ゴム板)19Aを配置している。透明樹脂板11と枠体12との間であって透明樹脂板11の側から見える部分(雨水等が入りがちな部分)は、シール用の充填材19Cで覆っている。
図5の部品組10は、図6のようにコンクリート壁2に取り付けることができ、防潮壁の一部とすることができる。図6の防潮壁は、図1・図2の防潮壁と概ね同じ構成を有するが、透明樹脂板11の上辺は、枠体を取り付けられることなく開放されている。そして下辺から側辺へ続く枠体12の上端部には、キャップ12eを被せて(他のプレートを上部に載せたうえボルト等で留めるようにしてもよい)雨水の進入を防いでいる。なお、上記したシール用の充填材19Cの上面は、図6(c)のように外観を向上させるべくアクリル等のプレート19Dでさらに覆うのもよい。
図4に示したように海側の面が凹面状に湾曲して上部が海側に突き出したコンクリート壁2’に透明樹脂板を組み込むにあたり、図5のように上辺には枠体を設けない部品組を使用する場合には、断面が図7のようになるよう防潮壁を構成する。この場合、コンクリート壁2’の断面形状に合わせて、陸側を凸にし軸心を水平にした円筒面状の曲面を有する透明樹脂板21を使用するとよい。曲面状の透明樹脂板21は強度的に有利であるため水圧に強く、また波返しの作用をも発揮させることができる。
図8〜図10に示す防潮壁は、新設または既設のコンクリート壁の上部に、かさ上げするように透明樹脂板を配置する構造のものである。
まず図8の例では、長方形の透明樹脂板11の四辺の各縁部を、底部12a・側部12b・上部13を含む全周に及ぶ枠体12(の溝)に挿入し、その枠体12の底部12aをコンクリート壁2に固定するとともに、側部12bを、一体に設けた斜め支柱12Pを介してコンクリート壁2に固定している。コンクリート壁2への固定は、底部12aと支柱12Pの下端部にベース板12fを一体化し、そのベース板12fを、コンクリート壁2に埋設した基礎ボルト12gに締結することにより行っている。隣接する部品組における枠体12(側部12b)同士の間には、水密のためのパッキン(ゴム板)19Eをはさみ、その両側に充填材19Fを詰めている。
図9の防潮壁では、長方形の透明樹脂板11に対し、底部12aとその両側の側部12bとのみを有する枠体12を使用し、透明樹脂板11の上辺は枠体を設けずに開放している。そしてやはり、枠体12の底部12aをコンクリート壁2に固定するとともに、側部12bを、一体に設けた斜め支柱12Pを介してコンクリート壁2に固定している。ベース板12fや基礎ボルト12gを使用する点などは、図8の例と同じである。
図10の防潮壁は、図8の例と同様に、長方形の透明樹脂板11の四辺の各縁部を、底部12a・側部12b・上部13を含む枠体12に挿入し、その枠体12をコンクリート壁2の上に固定したものである。枠体12の底部12aをコンクリート壁2に固定するとともに、側部12bを、一体に設けた支柱12Qを介してコンクリート壁2に固定した点も図8と同様であるが、この例における支柱12Qはコンクリート壁2上に鉛直に立てたものである。図10(b)のように支柱12QはT字状の断面形状を有するものとし、両側のフランジ部に対し、枠体12の側部12bに沿って一体に設けた張出片12hを、パッキン19Gをはさみボルト12iにて接合している。
図11には、コンクリート壁2の中腹に窓のように設けた開口3に対して透明樹脂板11等を設ける例を示している。つまり開口3は、周囲をコンクリートに囲まれて厚さ方向に貫通するものであり、その開口3内に、透明樹脂板11を含む部品組10を設ける。部品組10としては、透明樹脂板11の縁部全周を枠体12の溝に挿入したもの(いうまでもなくパッキンや拘束手段を含む)を使用している。
この例では、上記の開口3を、部品組10の枠体12を嵌め入れ可能な大断面部分3aと当該枠体12を嵌め入れ不能な小断面部分3bとを同一中心線上に連続させて形成し、両部分3a・3bの境目の壁面には、全周に連続する段差(中心線に直角な面)3cを設けている。そして、大断面部分3aの壁面上には、周方向に間隔をおいてネジ穴(雌ネジ)付きアンカー4を複数個埋設している。
部品組10は、透明樹脂板11を枠体12等に組み付けたうえ、大断面部分3aの側から開口3に嵌め入れ、図11(c)のようにパッキン19Hをはさんで段差3cに押し当てる。そのようにして部品組10を取り付けることにより開口3を塞いだのち、大断面部分3aに設けた上記のアンカー4にボルト5によって留め具6を固定し、それに設けた押出ボルト6aによって、枠体12の端面を段差3c寄りに押し付ける。
以上により、部品組10は、枠体12の全周がパッキン19Hを介して段差3cに押し付けられた状態で開口3内に保持され、しかも再び取り出すことが可能になる。
図12には、図3または図5の部品組10に代わる円形の防潮壁用部品組30を示す。透明樹脂板31が円形(円盤状)であることから、その縁部に取り付ける枠体32も、全体として円形になるよう、90°ずつの円弧を描く各片を接続して使用することとしている。拘束手段34の一部である押し出し部材(樹脂板31等に接する板)にも、円弧状に曲がったものを使用している。
上記で構成した円形の透明樹脂板31を含む部品組30(図12)は、図13のように防潮壁に組み込むことができる。図13の防潮壁は、図11のものと同じく、コンクリート壁2の中腹にある開口3に窓のように透明樹脂板等を設けるもので、図11の例と同様に段差を設けて開口3を形成し、同様のアンカーや留め具を用いて部品組30を開口内に固定するとよい。
なお、以上の各例に示した透明樹脂板は、それぞれに代えてガラス(強化ガラス等)で形成した透明板(半透明のものを含む)を使用することができる。その場合にも、上記と同様に各部品を取り扱うことができ、同様の利点を得ることができる。
1・1’ 防潮壁
2・2’ コンクリート壁
3 開口
4 ネジ穴付きアンカー
6 留め具
10・30 防潮壁用部品組
11・21・31 透明樹脂板
12・13・22・23・32 枠体
12f ベース板
12g 基礎ボルト
12P・12Q 支柱
14・34 拘束手段
15 ナット部材
16・17 押し出し部材
18 クッション材
19A・19B パッキン

Claims (12)

  1. コンクリート製の防潮壁に透明樹脂板を組み付けるための防潮壁用部品組であって、
    透明樹脂板と、その透明樹脂板の縁部を挿入できる溝付きの枠体と、透明樹脂板・枠体間の水密用のパッキンと、枠体の溝の内側に透明樹脂板の縁部を解除可能に拘束する拘束手段とを含むことを特徴とする防潮壁用部品組。
  2. 上記の拘束手段が、上記枠体の溝の内側面と透明樹脂板の縁部との間で溝の幅方向への寸法を変化させ得るものであることを特徴とする請求項1に記載の防潮壁用部品組。
  3. 上記の拘束手段が、両端に右ねじと左ねじとを有するナット部材またはボルト部材の当該各ねじ部に、右ねじ付きの押し出し部材と左ねじ付きの押し出し部材とをそれぞれはめ付けたものであることを特徴とする請求項2に記載の防潮壁用部品組。
  4. 上記の枠体が、下辺とその両側の側辺とが互いに直角をなす透明樹脂板を挿入できるよう、底部とその両側の側部とが互いに直角に連続したものであり、当該側部が、防潮壁のコンクリート上に固定される支柱との連結部分を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防潮壁用部品組。
  5. 透明樹脂板の代わりにガラス板を組み付けるための防潮壁用部品組であって、上記透明樹脂板の代わりにガラス板を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防潮壁用部品組。
  6. コンクリート製の防潮壁であって、
    請求項1〜3のいずれかに記載の防潮壁用部品組が使用されることにより、透明樹脂板が取替可能に組み付けられていることを特徴とする防潮壁。
  7. 透明樹脂板が四辺形であり、上辺である水平の1辺を除く3辺が、上記枠体を介してコンクリートに取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の防潮壁。
  8. 透明樹脂板が、下辺とその両側の側辺とが互いに直角をなす形状のもので、その上辺を除く3辺が、上記枠体を介してコンクリートに取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の防潮壁。
  9. 透明樹脂板が、陸側を凸にし軸心を水平にした円筒面状の曲面を有するものであることを特徴とする請求項7または8に記載の防潮壁。
  10. 透明樹脂板の縁部全周を枠体の溝に挿入してなる防潮壁用部品組が、周囲をコンクリートに囲まれて厚さ方向に貫通する開口の内側に使用され、
    当該開口が、上記部品組の枠体を嵌め入れ可能な大断面部分と当該枠体を嵌め入れ不能な小断面部分とを含み、両部分の境目において全周に段差を有し、大断面部分の壁面にネジ穴付きアンカーが埋め込まれたものであり、
    防潮壁用部品組が、上記アンカーにボルトで固定された留め具を用いて上記枠体を上記段差に押し付けることにより、上記開口を塞いだ状態で固定されている
    ことを特徴とする請求項6または9に記載の防潮壁。
  11. コンクリート製の防潮壁であって、
    請求項4に記載の防潮壁用部品組が使用され、当該コンクリート上に、上記枠体の底部が固定されるとともに上記枠体の側部が上記支柱を介して固定されることにより、透明樹脂板が取替可能に組み付けられていることを特徴とする防潮壁。
  12. 上記透明樹脂板の代わりにガラス板が取替可能に組み付けられていることを特徴とする請求項6〜11のいずれかに記載の防潮壁。
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