JP2010265672A - 排水口用ゴミ収集かご及び排水口用ゴミ収集かご用通気管 - Google Patents

排水口用ゴミ収集かご及び排水口用ゴミ収集かご用通気管 Download PDF

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Abstract

【課題】ゴミ収集かご内にゴミが流れ込んだ場合でも、それらのゴミによって、水はけ性能が低下することを回避することのできるゴミ収集かごを得ること。
【解決手段】有底の筒状に形成され、少なくとも側壁部は通水可能な壁部とされたかご本体部10と、かご本体部10に設けられ、その上縁部近傍位置から底部10aの下側空間Xまでの間を連通させる通気手段12と、を有する。この構成により、ゴミ収集かごの下側空間とゴミ収集かご内のゴミより上の空間とは、通気手段12の存在により、常に連通された状態にあり、排水が流下していく状況においても、ゴミ収集かごの下側空間が負圧になることが回避され、ゴミのゴミ収集かご内壁への吸着が防止される。したがって、ゴミのかごへの密着が回避され、ある程度ゴミが溜まった状態でも、良好な排水性能が維持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、流しなどの排水口に設置され排水を通過させてゴミを収集する排水口用ゴミ収集かご、特に、通気手段付き排水口用ゴミ収集かご及び後付け用通気手段に関するものである。
例えば、流しなどには、最終的に下水道に連通する排水口が設けられており、この排水口には、ゴミなどがそのまま下水道側へ流下することを防ぐために、いわゆるゴミ収集かごが設置される。この様なゴミ収集かごには、水は円滑に通し、種々のゴミは、可及的にこれをかごの中に留め置くことが求められる。したがって、ゴミ収集かごは、通常、排水口の形状とサイズに対応して構成され、底部を有する略円筒状に形成されているのが一般的である。そして、その側壁部や底部は、網状体や多孔の部材によって形成されている。
図9は、一般的な流し台の排水口に設置されたゴミ収集かごの状態を示した概略断面図であり、図示のように、流し台100の底部100aには排水口102が形成され、その下方にはゴミ収集かご90を設置する空間Xが形成されその下方に排水管104が形成されている。なお、図上、符号108は、一般に設置されているゴム製のゴミ止めであり、ここで大きなゴミを制止しているものである。
また、他の構成例としては、後述する図5に示したように、空間Xの下部に、排水トラップ106が形成されたものが有り、これは常に水200の溜まる空間を形成し、水が流れ込んだときにその増加量だけ排水管104に流下させるようにした構造である。これにより、下水道側から上がってくる臭気等を水溜まりによって遮蔽している。
例えば、特許文献1には、「流し台の排水装置」が開示されており、その図2や図4には、上述のようなゴミ収集かごの設置例が示されている。
特開第2002−88850号公報
上記図9に示した従来のゴミ収集かご90によれば、空間Xの下部空間すなわち、ゴミ収集かご90の設置された下側の空間Xは、排水が排水管104に流れ込む際にその水流によって空気が下方に引かれ負圧の状態が発生する。したがって、ゴミ収集かご90に流れ込んできた種々のゴミYは、ゴミ収集かご90内に収集された後、上記空間Xに生じた負圧によってゴミ収集かご90の底部90aや側壁90bに吸い寄せられる。
この状況によって、ゴミ収集かご90内のゴミYは、後から流れ込んでくる水の圧力と下部空間Xの負圧により圧縮されて集積された状態となる。したがって、ゴミ収集かご90の底部90aや側壁部90bは、溜まったゴミYによって密閉された状態となる。
その状態で、更に水が流れ込んだ場合、流し台100内の水はけの円滑性が阻害される状況が生じる。また、図示のように、最後に水溜まりZが発生し、この状態がなかなか解消されないこととなる。したがって、流し台100におけるゴミ収集かご90内の清掃、すなわちゴミ捨ての頻度は増加せざるを得ない。また、水の溜まっている状況が継続することは、衛生上も好ましくなく、その様な水の溜まった状態でのゴミ捨て作業も煩雑なものとなる。
本発明は、上記種々の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ゴミ収集かご内にゴミが流れ込んだ場合でも、それらのゴミによって、ゴミ収集かごの水はけ性が低下することを回避し、常に良好な水はけ性能を維持することのできる排水口用ゴミ収集かご及び排水口用ゴミ収集かご用通気管を提供することにある。
上記目的を達成するため請求項1に記載の排水口用ゴミ収集かごは、
排水口に設置され排水を通過させてゴミを収集する排水口用ゴミ収集かごにおいて、
有底の筒状に形成され、少なくとも側壁部は通水可能な壁部とされたかご本体部と、該かご本体部に設けられ、該かご本体部の上縁部近傍位置からかご本体部の底部の下側空間までの間を連通させる通気手段と、を有することを特徴とする。
この構成により、ゴミ収集かご内にゴミや水が流れ込み、ゴミがせき止められ、水だけが流下していく際に、ゴミ収集かごの下部空間に負圧が生じることが回避される。すなわち、ゴミ収集かごの下側空間とゴミ収集かご内のゴミより上の空間とは、通気手段の存在により、常に連通された状態にある。したがって、排水が流下していく状況においても、ゴミ収集かごの下側空間が負圧になることが回避され、ゴミのゴミ収集かご内壁への吸着が防止される。したがって、ゴミ収集かごの底部や側壁が圧縮されたゴミによって密着遮蔽することが回避される。これにより、ゴミ収集かご内にある程度ゴミが溜まった状態でも、排水のゴミ収集かご溜まりを通しての流下を確保することができる。
請求項2に係る排水口用ゴミ収集かごは、
前記通気手段が、前記かご本体部の内側壁に沿って設けられ、該設置状態で開口された上端部は、前記かご本体部の前記上縁部近傍位置に有り、開口された下端部は、前記かご本体部の底部を貫通して前記底部の下側にある中空構造の通気管として構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、通気手段はゴミ収集かご底部を貫通しているので、ゴミ収集かごの下部空間とゴミ収集かごの上側の空間との連通状態を常に安定して確保することができる。すなわち、ゴミ収集かごの底部の通水ための孔部の有無やその位置に左右されす、安定した連通状態を確保することができる。
請求項3に係る排水口用ゴミ収集かごは、
前記かご本体部の底部が、通水可能な多孔構造とされ、前記通気手段は、中空の通気管として構成され、該通気管の下端開口は、前記底部の近接位置に在ることを特徴とする。
この構成によれば、かご本体部の底部は、通水可能な多孔構造となっていることから、通気手段は底部を貫通させることなく、下端開口が底部の近傍位置まで伸びた状況で構成される。これにより、製造工程の煩雑かを伴うことなく、請求項1に記載の構成による機能を奏することができる。
請求項4に係る排水口用ゴミ収集かご用通気管は、
有底の筒状に形成され、排水口内に設置され排水を通過させてゴミを収集する既製の排水口用ゴミ収集かごに取り付け可能な排水口用ゴミ収集かご用通気管において、
前記排水口用ゴミ収集かごの上端近傍位置から底部まで伸長可能な長さを有し、両端が開口された通気管本体と、該通気管本体を前記ゴミ収集かご内で該ゴミ収集かごの側壁に沿って取り付けるための係止手段と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、請求項1に記載の発明に係るゴミ収集かごの構成を既製のゴミ収集かごを用いて簡単に構成することができる。すなわち、本発明に係る通気管本体を係止手段によって、後付けでゴミ収集かごに取り付けることができる。これにより、既製のゴミ収集かごの底部下側空間とゴミ収集かごの上部側空間との連通状態を確保することができ、ゴミのゴミ収集かご底部や内壁への密着を回避することができ、良好な水はけ状態を維持することが可能となる。
請求項5に係る排水口用ゴミ収集かご用通気管は、
前記通気管本体が両端が開口の管として構成され、前記係止手段が前記パイプの外側部に設けられ、前記既製の排水口用ゴミ収集かごの側壁に係止可能な爪部として構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、ゴミ収集かごの側壁に爪部を係止させることで簡単に通気管本体を取り付けることができる。ゴミ収集かごの側壁は一般的には網状体で形成されており、爪部をその網状体の編み目に係止させることで容易に取付作業を行うことができる。また、爪部は種々の形状が適用可能であり、ゴミ収集かごの上端縁部に係止させる構成とすることも可能である。
請求項6に係る排水口用ゴミ収集かご用通気管は、
前記通気管本体が両端が開口の管として構成され、前記係止手段が前記管の一方の端部に該管に略直交する方向に伸長するように設けられ、前記既製の排水口用ゴミ収集かごの内側壁に沿って当接設置可能な弧状体として構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、ゴミ収集かご内に上記弧状体の設けられた端部側から通気管本体を入れ、ゴミ収集かごの底部で、弧状体をゴミ収集かごの内周壁に当接させるように設置することで、簡単に通気管本体のゴミ収集かご内への設置を行うことができる。この係止手段の構成によれば、ゴミ収集かご内へ落とし込む作業を行うことだけで簡単に通気管本体の設置を行うことができ、ゴミ収集かごの構造に左右されることなく常に簡単な設置作業による設置を確保することができる。
請求項7に係る排水口用ゴミ収集かご又は排水口用ゴミ収集かご用通気管は、請求項1から6の何れか1項に係る排水口用ゴミ収集かご又は排水口用ゴミ収集かご用通気管において、
前記通気管が、ゴミ収集かごへの設置状態における下側部分と上側部分とで分離可能に構成され、上側部分は、下側部分に対して着脱可能な構成を有し、且つ、下側部分に取り付けられた状態では、その上端開口部が前記ゴミ収集かごの上端縁から所定長さ突出する形態を有することを特徴とする。
この構成によれば、通常の使用状態では、上側部分をはずして、下側部分のみによる連通機能で円滑な排水状態を確保することができ、そして、排水口の使用状態が長い時間に亘る場合や一度に大量のゴミが出る場合、また、多くの水量使用が伴うような場合に、上側部分を取り付けることで、その様な水やゴミ収集かごの大量使用時においても円滑な排水状態を確保することができる。すなわち、上部側部分の上端開口部が排水口の部分の水面よりも上方に位置させることができるので、ゴミ収集かごの上部と下部とを常に良好に連通させることが可能となるものである。
本発明に係る排水口用ゴミ収集かごによれば、排水口の使用時におけるゴミ収集かごの下部空間における負圧の発生を可及的に回避することが可能となる。これにより、ゴミのゴミ収集かご内壁や底部への密着状態の発生を防止することができる。したがって、ゴミ収集かご内にある程度ゴミが溜まった状態でも、良好な排水作用を維持することができ、ゴミ捨て作業の頻度の低減や、水溜まりのは圧政防止による良好な衛生状態の確保が可能となる。
また、本発明に係る及び排水口用ゴミ収集かご用通気管によれば、既製のゴミ収集かごを簡単な極めて簡単な作業により上記の通気手段付きのゴミ収集かごとすることができ、既に設置しているゴミ収集かごの排水性能の向上を後付け部材によって達成することができる。
本発明の実施の形態に係るゴミ収集かごが流し台の排水口に設置された状態を示す概略縦断面図である。 図1に示したゴミ収集かごのみを取り出して示した概略縦断面図である。 本発明に係るゴミ収集かごの他の実施形態を示した概略縦断面図である。 本発明に係るゴミ収集かごの通気管の取付状態を示すゴミ収集かごの内側斜視図である。 本発明の実施の形態に係るゴミ収集かごがたの形態に係る流し台の排水口(トラップが付加された構造)に設置された状態を示す概略縦断面図である。 本発明に係る後付け式の通気手段の実施の形態がゴミ収集かごに取り付けられた状態を示す図であり、(A)はゴミ収集かごの概略縦断面図、(B)は平面図である。 本発明に係る後付け式の通気手段の他の実施の形態がゴミ収集かごに取り付けられた状態を示す図であり、(A)はゴミ収集かごの概略縦断面図、(B)は平面図である。 本発明に係る後付け式の通気手段の他の実施の形態を示す説明図である。 従来のゴミ収集かごが流し台の排水口に設置された状態を示す概略縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る排水口用のゴミ収集かご10が、排水口に設置されている状態を示す概略断面図であり、本実施の形態では、流し台の排水口に設置された状況を例にとって説明する。また、図2は図1に示されたゴミ収集かご10のみを示している。なお、図において、上記従来の技術の説明において説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図示の様に、本発明の実施の形態に係るゴミ収集かご10は、流し台100の排水口102に設置されている。ゴミ収集かご10は、一般的な構成であり、側壁部10bは多孔部材又は網状体にて形成されており、本図に示されたゴミ収集かご10では、底部10aも多孔部材又は網状体にて形成されている。
そして、ゴミ収集かご10には、本発明の特徴的構成である通気手段としての通気管12がゴミ収集かご10内に設置されている。通気管12は、中空直線状のシンプルな管の構成であり、長さは、ゴミ収集かご10の深さに近い長さに構成されている。したがって、図示のように、ゴミ収集かご10内で、その内側壁10bに設置された状態では、下端部12aはゴミ収集かご10の底部10aの内表面の近傍位置に有り、上端部12bは、ゴミ収集かご10の上端縁部の近傍に位置している。
上記構成によれば、図示のように、ゴミ収集かご10内にゴミYや水が流れ込み、ゴミYがせき止められた状態となった際に、ゴミ収集かご10の下部空間Xとゴミ収集かご10の上部位置との気圧の差は、通気管12の存在によって解消されている。すなわち、下部空間Xに負圧が生じることが回避される。
したがって、ゴミ収集かご10内に溜まったゴミYは、下側空間Xの負圧状態によってゴミ収集かご10の側壁部10びゃ底部10aに吸い付けられることがなく、通常の重なり状態で溜まっている。したがって、後から流れてくる水はこのゴミYに溜まることなく円滑に下方に流れ、排水管104から流下していく。
次に、図3は、通気管12の図1,2の構成例とは異なる取り付け形態を示している。すなわち、通気管12の下端部12aが底部10aを貫通する様に取り付けられている。この構成の場合、ゴミ収集かご10の製造過程において、底部10aには通気管12を貫通させるための孔を形成し、ここに通気管12の下端部12aを通して取り付ける工程が行われる。
この通気管12の底部貫通取り付けによれば、ゴミ収集かご10の下部空間と上側の空間との連通状態を常に安定して確保することができる。すなわち、ゴミ収集かご10の底部10aの通水ための孔部の有無の如何に関わらず連通作用を確保することができる。また、底部10aの孔部と通気管12の下端開口の位置合わせなどを行うことなく、安定した連通状態を確保することができる。
なお、図4は、上記各実施の形態に係るゴミ収集かご10の内側上部の状態を示す部分説明図であり、内側に取り付けられた通気管12はゴミ収集かご10の側壁部10bの内側面に沿って取り付けられ、その上端部がゴミ収集かご10の上端縁近傍まで伸長していることが理解される。
図5は、上述した排水トラップ106の構成を有する流し台100の排水口102に図4に示したゴミ収集かご10を設置した状態が示されている。この様な排水トラップ106の構成を有する排水口102排水管104内に水が流れ込んでいく際には、ゴミ収集かご10の下部の空間Xには、上記図1の構成の流し台100と同様に負圧の状態が発生する。したがって、ゴミ収集かご10内のゴミの側壁部10bや底部10aへの密着状態が発生するが、図示のように、ゴミ収集かご10を通気管12を備える構成とすることによって、空間Xの大気圧状態の確保がなされ、上述の通り円滑な排水機能を維持することが可能である。
図6は、既に排水口に設置されている既製のゴミ収集かご90に後付で、通気手段を構成することを可能とした後付け用の通気管20の構成例を示しており、同図(A)は、概略立て断面図、同図(B)は概略平面図である。
図示のように、通気管20は、上述の各通気管と同様に、直線上の管体である通気管本体20aを有しており、この通気管本体20aの外側部に、2つの爪部20bが設けられている。爪部20bは、通気管本体20aから突出して設けられ、途中で屈曲した構成となっている。この爪部20bをゴミ収集かご60の側壁部60bの孔や編み目部に挿通させて取り付けている。この様に、既製のゴミ収集かご60に通気手段を簡単に取り付け、上記図1〜5に示したような通気手段付きのゴミ収集かごを簡単に構成している。
次に、図7は、後付け可能な通気管の他の構成例を示しており、同図(A)は、当該通気管が設置された状態のゴミ収集かご概略立て断面図、同図(B)は同じく概略平面図である。図示のように、本実施の形態に係る後付け通気管70は、通気管本体70aが両端が開口の直線上の管体として構成されている。そして、ゴミ収集かご90へ取り付けるための係止手段として、通気管本体70aの一方の端部にこの通気管本体70aに略直交する方向に伸長するように、略円弧状の係止用部材70bが設けられている。
また、この略円弧状の係止用部材70bは、ゴミ収集かご90の側壁部90bの内側壁に当接して設置できるように、その側壁部90bの曲率に近い曲率で湾曲しているのが好適である。同図(B)に示された様に本実施の形態では、ぴったりと側壁部90bの内容面に当接されて設置されていることが理解される。また、略円弧状の係止用部材70bの材質を可撓性の有るものとすることで、種々のゴミ収集かごへの適宜設置時に曲げて合わせて装填することが可能となる。
また、この実施の形態に係る通気管70によれば、ゴミ収集かご90内に略円弧状の係止手段70側から通気管70を落とし込む作業だけで、簡単な設置が可能となり、様々な形態のゴミ収集かごにおいて、その構造に左右されることなく常に簡単な設置作業による設置を確保することができる。
図8は、更に他の通気管の構成例を示している。図示のように、本実施の形態に係る通気管80は、上側部分と下側部分とで分離可能な構成を有している。すなわち、予めゴミ収集かご90に取り付けられている直線上の両端開口の通気管ベース部80aに対して、着脱可能な取り付け上部80bを有している。本実施の形態では、取り付け上部80bの下端部が、通気管ベース部80aの上端開口部に装着可能な構成を有している。そして、特徴的なことは、取り付け上部80bは、通気管ベース部80aに取り付けられた状態では、その上端開口部80cは、流し台の底部100aの面よりもやや上方に位置していることである。なお、通気管ベース部80aの下端部は図示していないが、上述の各実施の形態と同様に、ゴミ収集かごの底部を貫通するか、底部近傍位置まで開口して伸長している。
この構成によれば、通常の使用状態では、取り付け上部80bをはずして、通気管ベース部80aのみによる連通機能で円滑な排水状態を確保することができる。そして、流し台の使用状態が長い時間に亘る場合や一度に大量のゴミが出る場合、更に、多くの水量が使用されるような場合に、流し台の底部100a上に常時水が存在するような場合に、この取り付け上部80bを取り付けることで、その開口上端80cは溜まっている水よりも上方で開口することとなる。
したがって、その様なゴミや水の大量発生時においてもゴミ収集かご90の下部空間と上方側空間の連通状態を確保することができ、下部空間での負圧状態の発生を的確に回避することができる。なお、取り付け上部80bは、可撓性、更には、弾力性を有する部材で構成することが好適である。
なお、本発明は、上記種々の実施の形態の構成に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、通気管の形状は、直線上の円筒体に限られるものではなく、ゴミ収集かごの上部と下部での連通状態が確保される構成であれば種々の変形が可能である。更に、上記各実施例では、通気管は、ゴミ収集かごの内部に設置する構成のものだけを示したが、必ずしもこれに限られるものではなく、ゴミ収集かごの構成を修正して外側に配置するようにすることも可能である。
10 排水口用ゴミ収集かご
10a 底部
10b 側壁部
12 通気管
12a 下端部
12b 上端部
20 通気管
20a 通気管本体
20b 爪部
70 後付け通気管
70a 通気管本体
70b 係止用部材
80 通気管
80a 通気管ベース部
80b 取り付け上部
80c 上端開口部

Claims (7)

  1. 排水口に設置され排水を通過させてゴミを収集する排水口用ゴミ収集かごにおいて、
    有底の筒状に形成され、少なくとも側壁部は通水可能な壁部とされたかご本体部と、
    該かご本体部内に設置され、かご本体部の上縁部近傍位置からかご本体部の底部の下側空間までの間を連通させる通気手段と、
    を有することを特徴とする排水口用ゴミ収集かご。
  2. 前記通気手段は、
    前記かご本体部の内側壁に沿って設けられ、該設置状態で開口された上端部は、前記かご本体部の前記上縁部近傍位置に有り、開口された下端部は、前記かご本体部の底部を貫通して前記底部の下側にある中空構造の通気管として構成されたことを特徴とする請求項1に記載の排水口用ゴミ収集かご。
  3. 前記かご本体部の底部は、通水可能な多孔構造とされ、
    前記通気手段は、中空の通気管として構成され、該通気パイプの下端開口は、前記底部の近接位置に在ることを特徴とする請求項1に記載の排水口用ゴミ収集かご。
  4. 有底の筒状に形成され、排水口内に設置され排水を通過させてゴミを収集する既製の排水口用ゴミ収集かごに取り付け可能な排水口用ゴミ収集かご用通気管において、
    前記排水口用ゴミ収集かごの上端近傍位置から底部まで伸長可能な長さを有し、両端が開口された通気管本体と、
    該通気管本体を前記ゴミ収集かご内で該ゴミ収集かごの側壁に沿って取り付けるための係止手段と、
    を有することを特徴とする排水口用ゴミ収集かご用通気管。
  5. 前記通気管本体は、
    両端が開口の管として構成され、
    前記係止手段は、
    前記パイプの外側部に設けられ、前記既製の排水口用ゴミ収集かごの側壁に係止可能な爪部として構成されたことを特徴とする請求項4に記載の後付け用通気管。
  6. 前記通気管本体は、
    両端が開口の管として構成され、
    前記係止手段は、
    前記管の一方の端部に該管に略直交する方向に伸長するように設けられ、前記既製の排水口用ゴミ収集かごの内側壁に沿って当接設置可能な略縁弧状体として構成されたことを特徴とする請求項4に記載の後付け用通気管。
  7. 前記通気管は、ゴミ収集かごへの設置状態における下側部分と上側部分とが分離可能に構成され、
    上側部分は、下側部分に対して着脱可能な構成を有し、且つ、下側部分に取り付けられた状態では、その上端開口部が前記ゴミ収集かごの上端縁から所定長さ突出する形態を有することを特徴とする請求項1から6に係る排水口用ゴミ収集かご又は排水口用ゴミ収集かご用通気管。
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