JP2010265539A - スリーブ煉瓦交換用治具及び転炉出鋼口の補修方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】炉外側より隙間充填材を圧入する際の事前準備時間を短縮する。
【解決手段】転炉出鋼口1bに設けたブロック煉瓦4の内側に、スリーブ煉瓦5を挿入する際の治具21である。スリーブ煉瓦5を挿入する円筒金物22の一方端にスリーブ煉瓦5の一方端側を支持するシール鉄板23を固定する。円筒金物22の他方端部の所定位置にスリーブ煉瓦5の他方端側を支持して抜け防止と位置決めを行うずれ防止金物24を固定する。前記スリーブ煉瓦5の一方端側の外周部におけるシール鉄板23の円筒金物側に粘土質不定形耐火物25を配置する。シール鉄板23と粘土質不定形耐火物25を貫通して隙間充填材7の圧入用パイプ26を取り付ける。このスリーブ煉瓦5を出鋼口1bの内部に挿入し、炉外よりスリーブ煉瓦5とブロック煉瓦4の隙間に隙間充填材7を充填する。
【効果】炉外側より隙間充填材を圧入する際の事前準備時間を短縮できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、転炉の出鋼口に設けられたスリーブ煉瓦の寿命による捲き替えに際し、新しいスリーブ煉瓦をブロック煉瓦の内部に挿入位置決めする際に使用するスリーブ煉瓦交換用治具、及びこの交換用治具を用いた転炉出鋼口の補修方法に関するものである。
鉄皮1aの炉内側に、パーマ煉瓦2を介してウエア煉瓦3を築設した転炉1の出鋼口1bは、ブロック煉瓦4とスリーブ煉瓦5で築炉するのが一般的である(図5参照)。なお、図5中の6はブロック煉瓦4と出鋼口1bの鉄皮間に設けられた調整用煉瓦、7はブロック煉瓦4とスリーブ煉瓦5の隙間に充填された隙間充填材を示す。
前記構成の転炉出鋼口に設けられたスリーブ煉瓦は、転炉内溶鋼の出鋼により溶損するので、所定チャージの溶鋼を出鋼した後に、使用済みのスリ−ブ煉瓦を新しいスリーブ煉瓦と取り換えられる。
このスリーブ煉瓦の取り換え補修は、図6(a)に示すように、使用済みのスリ−ブ煉瓦を孔捲き機8にて解体した後、図7に示すような治具9に挿入した新しいスリーブ煉瓦5をブロック煉瓦4の内部に挿入することによって行われる。
前記ブロック煉瓦4の内部に挿入した後は、図6(b)のように、外面より吹付け材7aを吹き付けて新しいスリーブ煉瓦5を固定する。その後、図6(c)に示すように、出鋼口1bが下方に位置するように転炉1を傾転し、図6(d)に示すように、炉内側よりスリーブ煉瓦5とブロック煉瓦4の隙間に隙間充填材7を充填する。
なお、前記治具9は、円筒金物9aと、この円筒金物9aに挿入されたスリーブ煉瓦5の、一方端側への過挿入を防止すべく一方端部に固定されたプレート9bと、他方端側への抜けを防止すべく他方端部に固定するストッパー9cとからなるものである。
しかしながら、前記隙間充填材の充填を自重落下によって行う場合は、充填が不十分となる。
加えて、隙間充填材として吹付け材を使用する場合は、材料に混合する水分量が調合不良の場合、緻密性低下による充填不良も発生する。一方、焼付け材を使用する場合は、補修部位の温度が低いために材料の燃焼不足から緻密性が低下し充填不良が発生する。
この充填不良部位、いわゆる空洞部が発生すると、図8(a)に示すような転炉1からの溶鋼10の出鋼中に、高温にさらされるスリ−ブ煉瓦5は熱膨張を起こし、図8(b)に示すように、空洞部11から亀裂12や割れが生じる原因となる。亀裂や割れが生じると、図8(c)に示すように、スリーブ煉瓦5が割損する。
また、焼付け材を使用する補修は、材料の燃焼のための養生時間が必要であることから、補修時間が大幅に長くなる。一方、吹付け材を使用する補修は、焼付け材を使用する補修に比べて補修時間は短いが、吹付け材の充填中、緻密性の向上を図る上で水分蒸発と材料充填を交互に繰り返えして補修を完結させるため、大幅な時間短縮は望めない(図9参照)。
さらに、転炉の炉内側から隙間充填材を充填する際に、炉内上部に付着した滓や地金が落下して充填中の工具に当たり、その弾みで作業者が負傷するおそれもある。
そこで、上記問題点を改善するために、転炉の炉外側より隙間充填材を圧入する方法が、例えば特許文献1,2で提案されている。
しかしながら、特許文献1で提案された方法は、出鋼口にセットしたスリーブ煉瓦とブロック煉瓦の隙間に圧入ノズルを挿入し、前記隙間に不定形耐火物を吹付けて仮止めした後に、隙間充填材の圧入補修を実施する必要があり、準備に時間がかかる。
また、転炉内もしくは出鋼口のブロック煉瓦内でスリーブ煉瓦を保持できないため、特許文献3,4に示されるような、凸状条線又は一定間隔に設けた点状突起列、ダボ等をスリーブ煉瓦の外面に設ける必要がある。このようなスリーブ煉瓦とするには、厚みが厚くなって加工費用も増加するデメリットがある。
一方、特許文献2で提案された方法は、隙間充填材の圧入前に、スリーブ煉瓦を支える鉄パイプに接合した固定部材を出鋼口のフランジに溶接した後、突出部に形成した凹所を前記固定部材に嵌合させた状態で圧入フランジを前記フランジに溶接する必要がある。また、隙間充填材の圧入後は、圧入フランジを取り外す必要がある等、溶接作業が多く、準備や片付けに時間を要する。さらに、圧入フランジの周辺を溶接するため、スリーブ煉瓦の芯ずれは、多少は緩和できるものの完全ではない。
特開昭62−284008号公報 特開昭63−235419号公報 実開平3−125049号公報 特開平3−104812号公報
本発明が解決しようとする問題点は、従来の炉外側からの圧入による転炉出鋼口の補修は、隙間充填材の圧入前の準備に時間がかかるという点である。また、スリーブ煉瓦に加工を要したり、隙間充填材の圧入後の片付けに時間を要するという点である。
本発明のスリーブ煉瓦交換用治具は、
転炉の炉外側より隙間充填材を圧入する際の事前準備に要する時間を短縮するために、
転炉出鋼口に設けられたブロック煉瓦の内側に、新たなスリーブ煉瓦を挿入する際に位置決めする治具であって、
前記新たなスリーブ煉瓦を挿入する円筒金物と、
前記円筒金物の一方端に固定され、円筒金物に挿入された新たなスリーブ煉瓦の一方端側を支持するシール鉄板と、
前記円筒金物の他方端部の所定位置に固定され、前記円筒金物に挿入された新たなスリーブ煉瓦の他方端側を支持して新たなスリーブ煉瓦の抜け防止と位置決めを行うずれ防止金物と、
前記新たなスリーブ煉瓦の一方端側の外周部に配置すべく、前記シール鉄板の円筒金物側に接触配置される粘土質不定形耐火物と、
前記シール鉄板と前記粘土質不定形耐火物を貫通して取り付けられる隙間充填材の圧入用パイプと、
からなることを最も主要な特徴としている。
そして、転炉出鋼口の補修を行う場合には、
本発明のスリーブ煉瓦交換用治具の、円筒金物の他方端側から一方端に固定したシール鉄板に当接するまで新たなスリーブ煉瓦を挿入した後、当該円筒金物の他方端部にずれ防止金物を挿入固定して、前記シール鉄板とずれ防止金物とで前記新たなスリーブ煉瓦を位置決め支持した後、粘土質不定形耐火物を前記新たなスリーブ煉瓦の外周部における前記シール鉄板に接触配置し、その後圧入用パイプを前記シール鉄板と粘度質不定形耐火物を貫通させて挿入する事前処理後、
当該位置決め支持された新たなスリーブ煉瓦を出鋼口のブロック煉瓦の内部に挿入し、
その後、
(1) 出鋼口が水平となるように転炉を傾転し、当該状態下において炉外より前記位置決め支持された新たなスリーブ煉瓦とブロック煉瓦の隙間に不定形材を充填する、
或いは、
(2) 出鋼口が鉛直下方にくるように転炉を傾転し、当該状態下において炉外より前記位置決め支持された新たなスリーブ煉瓦とブロック煉瓦の隙間に不定形材を充填する、
ことにより行う。これが本発明の転炉出鋼口の補修方法である。
本発明のスリーブ煉瓦交換用治具を使用すれば、転炉の炉外側より隙間充填材を圧入する際の事前準備に要する時間を短縮できる。従って、本発明のスリーブ煉瓦交換用治具を使用した本発明の転炉出鋼口の補修方法によれば、転炉の炉外側より隙間充填材を圧入することとの相乗効果により、補修時間を大幅に短縮することができる。
本発明のスリーブ煉瓦交換用治具の一例を示した図で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。 (a)は本発明のスリーブ煉瓦交換用治具にセットした新たなスリーブ煉瓦を転炉の出鋼口のブロック煉瓦の内部に挿入する状態を説明した図、(b)は(a)図の要部拡大図、(c)は新たなスリーブ煉瓦を転炉の出鋼口のブロック煉瓦の内部に挿入後に出鋼口が水平となるように転炉を傾転した図、(d)は(c)図の要部拡大図である。 転炉出鋼口が水平状態の場合における隙間充填材の圧入について説明する図である。 転炉出鋼口が鉛直下方の場合における隙間充填材の圧入について説明する図である。 転炉出鋼口の煉瓦積み構造の説明図である。 転炉出鋼口の補修方法を説明する図で、(a)はスリーブ煉瓦の解体作業状態、(b)は解体後に挿入した新たなスリーブ煉瓦の炉外側の固定作業、(c)は新たなスリーブ煉瓦の炉内側の固定作業、(d)は(c)の拡大図である。 従来のスリーブ煉瓦挿入治具を示した図で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。 スリーブ煉瓦とブロック煉瓦の隙間の充填不良による空洞から亀裂が発生してスリーブ煉瓦が割損する場合の示した図である。 スリーブ煉瓦とブロック煉瓦の隙間に炉内側から吹付け材を充填する作業の説明図である。
本発明では、事前準備に要する時間を短縮するという目的を、円筒金物の一方端に固定したシール鉄板と円筒金物の他方端部所定位置に固定するずれ防止金物でスリーブ煉瓦を支持し、粘土質不定形耐火物とずれ防止金物で位置決めすることによって実現した。
以下、本発明を実施するための最良の形態例について、図1〜図4を用いて説明する。
図1は本発明のスリーブ煉瓦交換用治具を示した図である。
21は、転炉の出鋼口に設けられたブロック煉瓦の内側に、新たなスリーブ煉瓦5を挿入する際の位置決めに使用する本発明のスリーブ煉瓦交換用治具であり、以下の部品から構成されている。
22は新たなスリーブ煉瓦5を挿入する円筒金物であり、スリーブ煉瓦5の内径より小さい外径を有し、スリーブ煉瓦5の軸方向長さより長い軸方向長さを有している。
この円筒金物22の一方端には、円筒金物22に挿入されたスリーブ煉瓦5の一方端側を支持する例えば外径が500mmで厚さが2mmの円形状シール鉄板23が溶接により固定されている。一方、前記円筒金物22の他方端部には例えばねじ22aが設けられ、このねじ22aに噛み合うねじを有するずれ防止金物24が、所定の位置で固定できるようになっている。
従って、前記円筒金物22に挿入されたスリーブ煉瓦5は、一方端を前記シール鉄板23によって、他方端を前記ずれ防止金物24によって挟持状に支持されることで、円筒金物22から抜け出るのを防止される。
さらに、前記ずれ防止金物24は、例えば円筒金物22に嵌合するボス部24aの外周等角度位置から半径方向に4本の腕24bを延ばし、これらの腕24bからシール鉄板23側に対をなす4つの爪24cを突出させている。そして、前記対をなす爪24cの内周側の径をスリーブ煉瓦5の外径と一致させることで、スリーブ煉瓦5が半径方向にもずれないようにしている。また、前記対をなす爪24cの外周側の径をブロック煉瓦とスリーブ煉瓦の隙間に合致するように決定している。
25は前記シール鉄板23の円筒金物22側におけるスリーブ煉瓦5の外周部に、接触配置させるリング状の粘土質不定形耐火物である。
この粘土質不定形耐火物25は、隙間充填材をブロック煉瓦4とスリーブ煉瓦5の隙間に圧入する時に、出鋼口から隙間充填材が漏れることが無いように、シール鉄板23と出鋼口の鉄皮間をシールして、取り付け状態を保持するためのものである。
従って、良好なシール性を得るためには、前記粘土質不定形耐火物25は、冷間での可塑変形が15〜30%のものを使用することが、また、厚みは20〜50mmのものを使用することが望ましい。
26は隙間充填材の圧入用パイプであり、前記粘土質不定形耐火物25とシール鉄板23の、スリーブ煉瓦5の外径よりも外側円周上の同じ位置に貫通孔23a,25aが設けられ、これら貫通孔23a,25aに、この圧入用パイプ26を挿入するようになっている。
本発明のスリーブ煉瓦交換用治具21は上記の構成であり、次に、スリーブ煉瓦5の寿命による捲き替えに際し、本発明のスリーブ煉瓦交換用治具21を用いて転炉出鋼口の補修を行う本発明方法について説明する。
補修に先立ち、オフラインで、本発明のスリーブ煉瓦交換用治具21にスリーブ煉瓦5を以下のようにしてセットする。
先ず、円筒金物22にスリーブ煉瓦5を挿入してシール鉄板23の位置まで押し込む。その後、ずれ防止金物24にてスリーブ煉瓦5を固定する。
最後に、炉外側から圧入する隙間充填材がブロック煉瓦とスリーブ煉瓦の隙間外に噴出しないよう、粘度質不定形耐火物25をスリーブ煉瓦5の外周部におけるシール鉄板23に接触するように配置する。その後、圧入用パイプ26をシール鉄板23と粘度質不定形耐火物25の貫通孔23a,25aに挿入する。
上記のようにスリーブ煉瓦5を本発明のスリーブ煉瓦交換用治具21にセットし、圧入用パイプ26を取り付けた後は、図2(a)に示す状態の転炉1の出鋼口1bのブロック煉瓦4の内部に、ずれ防止金物24が炉内側となるように挿入する(図2(b)参照)。この状態で、ブロック煉瓦4とスリーブ煉瓦5の間の隙間は周方向に均一になっている。
粘土質不定系耐火物25は300〜400℃にて硬化するので、粘土質不定形耐火物25の全周シ−ル具合を確認した後、図2(c)(d)に示すように、出鋼口1bが水平となるように転炉1を傾転する。
出鋼口1bが水平となるように転炉1を傾転した後は、図3に示すようにして、水平状態で隙間充填材7の圧入充填を開始する。なお、図3中の27は圧入ポンプを示す。
この炉外側からの隙間充填材7の圧入による充填は、緻密性の向上と、ブロック煉瓦4とスリーブ煉瓦5の間の隙間の全てに隙間充填材7が均一に流れ込むという利点がある。加えて、出鋼口1bを水平状態にして圧入する場合には、転炉1の傾転角度が少ないので、傾転に要する時間も短縮できる。
また、出鋼口1bが水平となるように転炉1を傾転するのに代えて、図4に示すように、出鋼口1bが鉛直下方となるように転炉1を傾転しても良い。この場合、当該状態下において炉外より前記位置決め支持された新たなスリーブ煉瓦5とブロック煉瓦4の隙間に隙間充填材7を充填する。
この方法の場合は、出鋼口1bを水平状態にして圧入する場合に比べて転炉1の傾転角度が多くなるので、傾転に要する時間が多くなるが、炉内側で隙間充填材7が爛れ落ちるのを効果的に防止することができる。
ちなみに、図1に示した本発明のスリーブ煉瓦交換用治具21を使用して、図3に示したように出鋼口1bが水平となるように転炉1を傾転させて隙間充填材7を圧入する本発明方法と、図6で説明した従来方法の場合の補修時間を下記表1に示す。
Figure 2010265539
表1より、本発明によれば、従来方法に比べてスリーブ煉瓦の炉外側からの固定・養生に要する時間、転炉の傾転に要する時間、スリーブ煉瓦とブロック煉瓦の隙間に隙間充填材を充填する時間を短縮できることが分かる。
また、本発明では、転炉外側から隙間充填材を圧入するので、スリ−ブ煉瓦とブロック煉瓦の隙間に隙間充填材の充填不良部がなくなり、スリ−ブ煉瓦の割損トラブルが減少する。
本発明は上記の例に限らず、各請求項に記載された技術的思想の範疇であれば、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
以上の本発明は、側壁に出鋼口を有する溶鋼容器の補修であれば、転炉以外の溶鋼容器の出鋼口の補修にも有効である。
1 転炉
1b 出鋼口
4 ブロック煉瓦
5 スリーブ煉瓦
7 隙間充填材
7a 吹付け材
21 スリーブ煉瓦交換用治具
22 円筒金物
23 シール鉄皮
24 ずれ防止金物
25 粘土質不定形耐火物
26 圧入用パイプ

Claims (5)

  1. 転炉出鋼口に設けられたブロック煉瓦の内側に、新たなスリーブ煉瓦を挿入する際に位置決めする治具であって、
    前記新たなスリーブ煉瓦を挿入する円筒金物と、
    前記円筒金物の一方端に固定され、円筒金物に挿入された新たなスリーブ煉瓦の一方端側を支持するシール鉄板と、
    前記円筒金物の他方端部の所定位置に固定され、前記円筒金物に挿入された新たなスリーブ煉瓦の他方端側を支持して新たなスリーブ煉瓦の抜け防止と位置決めを行うずれ防止金物と、
    前記新たなスリーブ煉瓦の一方端側の外周部に配置すべく、前記シール鉄板の円筒金物側に接触配置される粘土質不定形耐火物と、
    前記シール鉄板と前記粘土質不定形耐火物を貫通して取り付けられる隙間充填材の圧入用パイプと、
    からなることを特徴とするスリーブ煉瓦交換用治具。
  2. 前記粘土質不定形耐火物は、常温での可塑変形が15〜30%であることを特徴とする請求項1に記載のスリーブ煉瓦交換用治具。
  3. 前記円筒金物の他方端部の所定位置へのずれ防止金物の固定は、ねじによるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のスリーブ煉瓦交換用治具。
  4. 円筒金物の他方端側から一方端に固定したシール鉄板に当接するまで新たなスリーブ煉瓦を挿入した後、当該円筒金物の他方端部にずれ防止金物を挿入固定して、前記シール鉄板とずれ防止金物とで前記新たなスリーブ煉瓦を位置決め支持した後、粘土質不定形耐火物を前記新たなスリーブ煉瓦の外周部における前記シール鉄板に接触配置し、その後圧入用パイプを前記シール鉄板と粘度質不定形耐火物を貫通させて挿入する事前処理後、
    当該位置決め支持された新たなスリーブ煉瓦を出鋼口のブロック煉瓦の内部に挿入し、
    その後、出鋼口が水平となるように転炉を傾転し、当該状態下において炉外より前記位置決め支持された新たなスリーブ煉瓦とブロック煉瓦の隙間に隙間充填材を充填することを特徴とする転炉出鋼口の補修方法。
  5. 前記出鋼口が水平となるように転炉を傾転するのに代えて、前記出鋼口が鉛直下方となるように転炉を傾転し、当該状態下において炉外より前記位置決め支持された新たなスリーブ煉瓦とブロック煉瓦の隙間に隙間充填材を充填することを特徴とする請求項4に記載の転炉出鋼口の補修方法。
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