JP2010264199A - 筋肉トレーニング器 - Google Patents

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豊 前田
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Abstract

【課題】 足腰の筋肉をストレッチする運動と縮める運動の二種類をスムーズに行える器具を提供する。
【解決手段】 上記課題を解決する為に、本発明は、上面に足を乗せる足置き部を有する足置き部材の任意の箇所に、或る長さを有し、且つ柔軟性と伸縮性を有する伸縮部材の一方を取り付ける。そして他方には足を掛ける手段を有する足掛け部を形成する。少なくとも以上の構成で成る筋肉トレーニング器の足置き部材の端部の側面に、ストレッチ部材を接続する。該ストレッチ部材は回転軸を有する接続部を介して足置き部材に接続しており、ストレッチ部材を回転させて立てた際、其の頂部が足置き部の面より少なくとも1cm以上上方に突出し、更に頂部が足置き部材の底部から5cm以上の高さに位置する様に形成されていることを特徴とする筋肉トレーニング器を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は足腰の筋肉を鍛えるための筋肉トレーニング器に関する。
従来、足腰の筋肉を鍛えるための器具は色々提供されているが、其の一つに本発明の発明者が平成21年4月4日に出願した特許出願に次ぎの如き器具が有る。それは本発明と同様に足を乗せる部分を有する部材にゴム紐を取り付け、更に其の先に足を掛ける部材を取り付け、その足を掛けた部材を引き動かして筋肉を鍛えるものであるが、其の出願において段落(0010)の最後に(足置き部材1の端部の縁に沿って突起を伸長させて形成すると踵を床に付けた状態でふくらはぎを伸ばす運動ができる)と記述している。これは足を乗せる部材の端部を上方に突出させ、其処に足先を乗せた状態で踵を下げられる様にし、ふくらはぎのストレッチ運動を行える様にすると云うものであるが、この出願の構造では足を掛ける部材を引き張った際に足の先が突出した部分に引っ掛かり易く、使い辛いものとなっていた。
発明が解決しようとする課題
本発明の器具の構造にすることで使用する際に足の引っ掛かりを無くし、足腰の筋肉のストレッチ運動と収縮運動の二種類を容易ならしめる器具を提供する。
課題を解決するための手段
上記課題を解決する為に本発明は次ぎの如き筋肉トレーニング器を提供する。
1、上面に足を乗せる足置き部を有する足置き部材の任意の箇所に、或る長さを有し、且つ柔軟性と伸縮性を有する伸縮部材の一方を取り付ける。そして他方には足を掛ける手段を有する足掛け部を形成する。少なくとも以上の構成で成る筋肉トレーニング器の足置き部材の端部の側面に、ストレッチ部材を接続する。該ストレッチ部材は回転軸を有する接続部を介して足置き部材に接続しており、ストレッチ部材を回転させて立てた際、其の頂部が足置き部の面よりも少なくとも1cm以上上方に突出し、更に頂部が足置き部材の底部から5cm以上の高さに位置する様に形成されていることを特徴とする筋肉トレーニング器。
発明実施の形態
以下、図面を参照しながら本発明の各種態様に係る筋肉トレーニング器に関して説明する。以下の説明は本発明の技術思想を具現化する幾つかの具体例を説明するものであり、本発明は以下の説明に限定されるものでは無い。
図1は本発明の一態様に係る筋肉トレーニング器の全体の形態を示す斜視図(a)と一部分の構造を示す側面図(b)と(c)である。図1(a)に示す筋肉トレーニング器は上面に足を乗せる足置き部2を有した足置き部材1の上面に、或る長さを有し、且つ柔軟性と伸縮性を有する紐状の伸縮部材3の一方が取り付けられており、該伸縮部材3のももう一方には足の先を掛ける手段を有する足掛け部4が形成されている。図1において、該足掛け部4は環状の且つ帯状の形態で形成されている。更に足置き部材1の端部の側面には頂部8を丸くした板状のストレッチ部材5が回転軸6を有する接続部7で足置き部材1から伸長した部分に取り付けられている。図(b)はストレッチ部材5と接続部7と足置き部材1の取り合いを部分拡大して示す側面図であり、ストレッチ部材を立てた形態となっている。図(c)は同様に拡大した側面図であるが図(c)はストレッチ部材5を倒した形態となっている。以上が本発明の筋肉トレーニング器の構造である。
これを使用するには足置き部材1の上面の足置き部2に片足を乗せて足掛け部4にもう一方の足の先を差し入れて掛け、任意の方向に引き張る。この様にすることで伸縮部材3が伸縮し、その張力で足腰に負荷を与え、筋肉のトレーニングを行うことができる。更に傾斜したストレッチ部材5の側面に足の裏を宛がって立ち、踵を床に下ろすことでふくらはぎを引き伸ばす運動ができるのである。ストレッチ部材5を使用する際には図(b)で示す様にストレッチ部材5を立てて其の頂部8が足置き部2の面より上方に突出させることが必要である。この様に突出させることでストレッチ部材5だけを足置き部材1の底部から高く形成することができ、これにより足置き部2を床から低く形成することができるのである。足置き部2を低く形成することは使用する際の使い易さ及び安全に繋がるものである。又、頂部8が突出することで足置き部2に足を置いた状態で、ストレッチ部材5の頂部8を上から踏み付け、足の裏を押すことができ、更に前述の如く、側面の傾斜部分に足の裏を宛がい立つことに依り、ふくらはぎのストレッチ運動ができるのである。然しながらストレッチ部材5が突出した状態の侭では、足掛け部4を足置き部に沿って引き張った際に足先がストレッチ部材5に当たってしまい、スムーズな引き張り運動ができなくなる。それを解決する為に、本発明においてはストレッチ部材5と足置き部材1を回転軸6を有する接続部7で接続し形成するものである。この様にすることでストレッチ部材5を回転させて倒すことができ、引き張る運動をする際に、足が当たる不具合を無くすことができるのである。
次ぎに各部分の詳細に就いて説明する。図1に示す足置き部材1は或る高さを有する箱状の部材で形成されているが形状は任意である。実施上は縦30cm以上、横20cm以上、高さ10cm以内程度が好ましい。材質も任意である。実施上はプラスチックなどで良い。又、材質の異なる部材を複合させたものでも良い。次ぎに足置き部2であるが、これは足置き部材1の上面の足を乗せる部分を示すものである。或る広さ、即ち片足を乗せられる広さを有していれば良い。広さは任意であるが縦横10cm以上の広さを有していれば良く、材質も任意である、足置き部材1と同じでも良く又は異なる材質であっても良い。又、表面に高さ5mm程度の突起を複数個形成し足の裏を押す機能を付加しても良い。次ぎに伸縮部材3であるが図1では紐状の形態で示されているが、実施上はゴム材で形成したものが好ましい。ゴム材の場合チューブ状のものでも良い。該伸縮部材3の伸縮率は伸びていない時を1とすると、伸びた時に2以上になることが好ましい。寸法は任意であるが長さは50cm以上で太さは1cm程度が好ましい。図1では伸縮部材3は足置き部材1の表側に取り付けられているが、実施上、足置き部材1に脚を形成して、其の裏側に配置しても良い。其の場合は足置き部材1の上面に孔を形成してそこから伸縮部材を表に引き出して、其の先に足掛け部を形成しても良い。又、伸縮部材3は直接に足置き部材1に取り付けられていても、別の部材を介して間接に取り付けられていても良い。次ぎに足掛け部4であるが足掛け部4は足の先を掛ける手段を有していれば良く、形状は任意である。実施上は図1で示す様に環状で且つ帯状で形成することが好ましい。実施上、環の差し渡しは10cm以上で、帯の幅は5cm以上が好ましい。これ以外では袋状や筒状などが選択できる。又、伸縮部材3と切り離しができる構造でも良い。材質は柔軟性を有する部材が好ましい。又、足掛け部は伸縮部材3に直接取り付けられても、間接に或る部材を介して取り付けられても良い。
次ぎにストレッチ部材5であるが、使用する際の形態が図1(a)と(b)に示されている。図(b)で示す様にストレッチ部材5は板状の部材の頂部8を丸く形成し、其の側面を傾斜させて足置き部材に接触させた形態となっており、更にストレッチ部材5の下部には回転軸6を有する接続部7が左右二箇所に形成されており、該接続部7を介して足置き部材1と接続している。又、該接続部7は足置き部材1から板状の部材を伸長させて其の先に形成されている。この板状の部材も足置き部材1の一部である。図(c)は接続部7でストレッチ部材5を回転させ、横に倒した形態を示す図である。この様にすることで、足置き部2の上面に突出していたストレッチ部材5の頂部8を足置き部材1の側面に移動させることができるのである。このストレッチ部材5の形状及び寸法は任意であるが、実施上は図1(a)と(b)で示す様に回転させ立てた際に、傾斜する面を縦方向に8cm以上を有し、厚みは1cm以上を有することが好ましい。又、頂部8の形状も任意である。形状・寸法は経験的に決定されて良い。又、ストレッチ部材5に滑り止めの線状の小さな凹みを横方向に複数本形成しても良い。又、頂部8に足の裏を押す為の凹凸を形成しても良い。又、材質も任意である。足置き部材1と同じでも良いし、別の材質でも良い。
上記において、本発明の筋肉トレーニング器の各部の好ましい形状及び寸法及び材質に就いて説明したが、形状、材質は適宜経験的に決定できる。但し寸法は本発明の規定する寸法に基づき経験的に決定できる。限定していない寸法に就いては任意である。
発明の効果
本発明の筋肉トレーニング器によれば足の筋肉のストレッチ運動と収縮運動をスムーズに行うことができる。
本発明の一態様に係る筋肉トレーニング器の形態を示す斜視図(a)と一部分の構造を示す側面図(b)と(c)である。
1、足置き部材
2、足置き部
3、伸縮部材
4、足掛け部
5、ストレッチ部材
6、回転軸
7、接続部
8、頂部

Claims (1)

  1. 上面に足を乗せる足置き部を有する足置き部材の任意の箇所に、或る長さを有し、且つ柔軟性と伸縮性を有する伸縮部材の一方を取り付ける。そして他方には足を掛ける手段を有する足掛け部を形成する。少なくとも以上の構成で成る筋肉トレーニング器の足置き部材の端部の側面に、ストレッチ部材を接続する。該ストレッチ部材は回転軸を有する接続部を介して足置き部材に接続しており、ストレッチ部材を回転させて立てた際、其の頂部が足置き部の面よりも少なくとも1cm以上上方に突出し、更に頂部が足置き部材の底部から5cm以上の高さに位置する様に形成されていることを特徴とする筋肉トレーニング器。
JP2009133515A 2009-05-12 2009-05-12 筋肉トレーニング器 Pending JP2010264199A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6946590B1 (ja) * 2021-04-26 2021-10-06 兵誠 堀口 下肢牽引器
US11329228B2 (en) 2016-12-19 2022-05-10 Corning Incorporated Polar elastomer microstructures and methods for fabricating same

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