JP2010264104A - 洗濯機 - Google Patents

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【課題】回転槽内の洗濯物の重量が重い場合でも軽い場合でも、その重量を精度良く検知する。
【解決手段】洗濯物が投入される回転槽と、回転軸が回転槽に直結されたモータと、モータを構成するロータのロータコアに挿入され、着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有する永久磁石と、モータを構成するステータの巻線に励磁電流を発生させて、永久磁石の着磁量を変化させる着磁量制御手段と、回転槽内の洗濯物の重量を検知する重量検知手段とを備え、重量検知手段は、第1段階として、着磁量制御手段によって永久磁石の着磁量を増加させた状態で重量を検知し(ステップA1)、重量がしきい値以下である場合には(ステップA2:NO)、第2段階として、着磁量制御手段によって永久磁石の着磁量を減少させた状態で重量を検知する(ステップA8)。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転槽内に投入された洗濯物の重量を検知し、その検知結果に応じて運転内容を設定するように構成された洗濯機に関する。
従来、洗濯機の回転槽内に投入された洗濯物の重量を検知する技術として、例えば特許文献1に記載の洗濯機が考えられている。この洗濯機は、回転槽を回転駆動するモータに流れる電流を検出可能に構成されており、洗濯物が投入された回転槽を高速回転させるときにおけるモータのトルク電流の大きさに基づいて、回転槽内の洗濯物の重量を判別するようになっている。
特開2004−113286号公報
上記特許文献1の洗濯機は、回転槽(この回転槽を回転駆動するモータ)を高速回転させることによって、洗濯物の重量を検知する。この場合、回転槽内に投入されている洗濯物の重量が重い場合(重負荷の場合)であれば、洗濯物の重量が回転槽(モータ)に伝達され易いことから、モータを高速回転で駆動したとしても洗濯物の重量を精度良く検知することができる。しかしながら、回転槽内に投入されている洗濯物の重量が軽い場合(軽負荷の場合)にモータを高速回転で駆動すると、洗濯物の重量が回転槽(モータ)に正確に伝達され難くなり、洗濯物の重量を精度良く検知することができない。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転槽内の洗濯物の重量が重い場合でも軽い場合でも、その重量を精度良く検知することができる洗濯機を提供することにある。
本発明の洗濯機は、洗濯物が投入される回転槽と、回転軸が前記回転槽に直結されたモータと、前記モータを構成するロータのロータコアに挿入され、着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有する永久磁石と、前記モータを構成するステータの巻線に励磁電流を発生させて、前記永久磁石の着磁量を変化させる着磁量制御手段と、前記回転槽内の洗濯物の重量を検知する重量検知手段とを備え、前記重量検知手段は、第1段階として、前記着磁量制御手段によって前記永久磁石の着磁量を増加させた状態で前記重量を検知し、前記重量がしきい値以下である場合には、第2段階として、前記着磁量制御手段によって前記永久磁石の着磁量を減少させた状態で前記重量を検知するように構成されていることに特徴を有する。
本発明の洗濯機によれば、重量検知手段は、第1段階として、永久磁石の着磁量を増加させた状態で洗濯物の重量を検知するので、回転槽内に投入されている洗濯物の重量が重い場合(重負荷の場合)に、正確で信頼性の高い重量検知を行うことができる。また、第1段階では回転槽内の洗濯物の重量の検知が困難な場合(軽負荷の場合)であっても、重量検知手段は、第2段階として、永久磁石の着磁量を減少させた状態で回転槽内の洗濯物の重量を検知するので、正確で信頼性の高い重量検知を行うことができる。これにより、回転槽内の洗濯物の重量が重い場合でも軽い場合でも、その重量を精度良く検知することができる。
本発明の第1実施例を示すものであり、洗濯物の重量センシングの制御内容を示すフローチャート ロータの停止位置と回転位置センサの各信号出力レベルとの関係を示す図 (a)はアルニコ磁石を最大に増磁させる場合、(b)は減磁を最大とする場合、(c)は減磁を小さく行う場合のd軸電流の出力パターンを示す図 一般的な洗濯機が全自動運転を行う場合の工程と、モータ回転数の推移とを示す図 (a)はドラムモータの全体構成を概略的に示す平面図、(b)はロータの一部を拡大して示す斜視図 洗濯乾燥機の構成を示す縦断側面図 ドラムモータの駆動系を概略的に示す図 ドラムモータについて行なうセンサレスベクトル制御の機能ブロックを示す図 (a)はアルニコ磁石の増磁処理、(b)は同減磁処理を示すフローチャート 洗濯物の重量とドラムモータの出力トルクとの関係を示すものであって、(a)は増磁した状態、(b)は減磁した状態を示す図 本発明の第2実施例を示す図1相当図 本発明の第3実施例を示す図1相当図
(第1実施例)
以下、本発明をヒートポンプ式洗濯乾燥機(ランドリー機器)に適用した第1実施例について、図1ないし図10を参照しながら説明する。洗濯乾燥機(洗濯機)の縦断側面を示す図6において、外箱1の内部には、水槽2が複数の支持装置3により弾性支持されて、その軸方向がほぼ横方向(ほぼ水平状態)となるように配設されている。この水槽2の内部には、これと同軸状態で回転ドラム4(回転槽に相当)が回転可能に配設されている。この回転ドラム4は、周側壁および後壁に通風孔を兼ねる通水孔4a(一部のみ図示)を多数有していて、洗濯槽、脱水槽および乾燥室としても機能する。なお、回転ドラム4の内周面には、複数のバッフル4b(1個のみ図示)が設けられている。
外箱1、水槽2および回転ドラム4において、いずれも前面部(図中、右側部)には、洗濯物出し入れ用の開口部5,開口部6,開口部7をそれぞれ有しており、開口部5と開口部6とは、弾性変形可能なベロー8により水密に連通接続されている。また、外箱1の開口部5には、これを開閉する扉9が設けられている。この扉9は、閉じられた状態で、回転ドラム4の開口部7を覆うようになっている。また、回転ドラム4は、背面部に回転軸10を直結して有しており、この回転軸10は、軸受(図示せず)に支持されて、水槽2の背面部の外側に取り付けられたアウタロータ型の三相ブラシレスDCモータからなるドラムモータ11(洗い・脱水モータ,永久磁石モータ)により回転駆動される。なお、回転軸10はドラムモータ11の回転軸と一体であり、回転ドラム4は、ダイレクトドライブ方式により駆動される。
外箱1の底板1aには、複数の支持部材12を介してケーシング13が支持されており、そのケーシング13の右端部上部および左端部上部には、吐出口13aおよび吸入口13bがそれぞれ形成されている。また、底板1aには、ヒートポンプ14(冷凍サイクル)の圧縮機15が設置されている。さらに、ケーシング13内には、ヒートポンプ14の凝縮器16および蒸発器17が図中右側から左側に向け順に設置されているとともに、右端部に位置して送風ファン18が配設されている。ケーシング13における蒸発器17の下方に位置する部位には、皿状の水受け部13cが形成されている。
水槽2において、前面部の上部には吸気口19が形成され、背面部下部には排気口20が形成されている。吸気口19は、直線状ダクト21および伸縮自在な連結ダクト22を介してケーシング13の吐出口13aに接続されている。また、排気口20は、環状ダクト23および伸縮自在の連結ダクト24を介してケーシング13の吸入口13bに接続されている。環状ダクト23は、水槽2の背面部の外側に取り付けられており、ドラムモータ11と同心円状をなすように形成されている。即ち、環状ダクト23の入口側が排気口20に接続され、出口側が連結ダクト24を介して吸入口13bに接続されている。そして、上記ケーシング13、連結ダクト22、直線状ダクト21、吸気口19、排気口20、環状ダクト23および連結ダクト24は、空気循環経路25を構成する。
外箱1内において、その後方上部には、三方弁からなる給水弁26が配設され、また、前方上部には、洗剤投入器26aが配設されている。給水弁26は、その入水口が給水ホースを介して水道の蛇口に接続され、第1の出水口が洗い用給水ホース26bを介して洗剤投入器26aの上段の入水口に接続され、第2の出水口がすすぎ用給水ホース26cを介して洗剤投入器26aの下段の入水口に接続されている。そして、洗剤投入器26aの出水口は、水槽2の上部に形成された給水口2aに給水ホース26dを介して接続されている。
水槽2の底部の後方部位には、排水口2bが形成されており、この排水口2bは、排水弁27aを介して排水ホース27に接続されている。なお、排水ホース27の一部は伸縮自在になっている。そして、ケーシング13の水受け部13cは、排水ホース28および逆止弁28aを介して排水ホース27の途中部位に接続されている。
外箱1の前面上部には操作パネル部29が設けられており、この操作パネル部29には、図示はしないが、表示器および各種の操作スイッチが設けられている。また、操作パネル部29の裏面には、表示・操作用基板84が設けられており、基板ケース110には、表示・操作用基板84と通信可能な制御回路30(着磁量制御手段、重量検知手段に相当)が内蔵されている。制御回路30は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、操作パネル部29の操作スイッチの操作に応じて給水弁26、ドラムモータ11および排水弁27aを制御し、洗い運転、すすぎ運転および脱水運転や、ドラムモータ11および圧縮機15を駆動する三相ブラシレスDCモータからなる圧縮機モータ(コンプレッサモータ,図示せず)を制御することで乾燥運転を実行する。
図7は、ドラムモータ11の駆動系を概略的に示すものである。インバータ回路32(PWM制御方式インバータ)は、6個のIGBT33a〜33f(半導体スイッチング素子)を三相ブリッジ接続して構成されており、各IGBT33a〜33fのコレクタ−エミッタ間には、フライホイールダイオード34a〜34fが接続されている。
下アーム側のIGBT33d,33e,33fのエミッタは、シャント抵抗35u,35v,35w(電流検出手段)を介してグランドに接続されている。また、IGBT33d,33e,33fのエミッタとシャント抵抗35u,35v,35wとの共通接続点は、夫々レベルシフト回路36を介して制御回路30に接続されている。なお、ドラムモータ11の巻線11u〜11wには最大で15A程度流れるので、シャント抵抗35u〜35wの抵抗値は、例えば0.1Ωに設定されている。
レベルシフト回路36はオペアンプなどを含んで構成され、シャント抵抗35u〜35wの端子電圧を増幅すると共にその増幅信号の出力範囲が正側(例えば、0〜+3.3V)に収まるようにバイアスを与える。また、過電流比較回路38は、インバータ回路32の上下アームが短絡した場合、回路の破壊を防止するために過電流検出を行なう。
インバータ回路32の入力側には駆動用電源回路39が接続されている。駆動用電源回路39は、100Vの交流電源40を、ダイオードブリッジで構成される全波整流回路41および直列接続された2個のコンデンサ42a,42bにより倍電圧全波整流し、約280Vの直流電圧をインバータ回路32に供給する。インバータ回路32の各相出力端子は、ドラムモータ11の各相巻線11u,11v,11wに接続されている。
制御回路30は、レベルシフト回路36を介して得られるドラムモータ11の巻線11u〜11wに流れる電流Iau〜Iawを検出し、その電流値に基づいて2次側の回転磁界の位相θおよび回転角速度ωを推定すると共に、三相電流を直交座標変換およびd−q(direct−quadrature)座標変換して励磁電流成分Id、トルク電流成分Iqを得る。
そして、制御回路30は、外部より速度指令が与えられると、推定した位相θおよび回転角速度ω、並びに、電流成分Id,Iqに基づいて、電流指令Idrefおよび電流指令Iqrefを生成し、それを電圧指令Vd,Vqに変換すると直交座標変換および三相座標変換を行なう。最終的には、駆動信号がPWM信号として生成され、インバータ回路32を介してドラムモータ11の巻線11u〜11wに出力される。
第1電源回路43は、インバータ回路32に供給される約280Vの駆動用電源を降圧して15Vの制御用電源を生成して制御回路30および駆動回路44に供給するようになっている。また、第2電源回路45は、第1電源回路43によって生成された15V電源より3.3V電源を生成し、制御回路30に供給する三端子レギュレータである。高圧ドライバ回路46は、インバータ回路32における上アーム側のIGBT33a〜33cを駆動するために配置されている。
また、ドラムモータ11のロータには、起動時に使用するための例えばホールICで構成される回転位置センサ78(u,v,w)が配置されており、回転位置センサ78(位置検出手段)が出力するロータの位置信号は、制御回路30に与えられている。即ち、ドラムモータ11の起動時において、ロータ位置の推定が可能となる回転速度(例えば、約30rpm)までは、回転位置センサ78を使用してベクトル制御を行い、上記回転速度に達した以降は、回転位置センサ78を使用しないセンサレスベクトル制御に切り替える。
そして、圧縮機モータについては、具体的には図示しないが、ドラムモータ11の駆動系とほぼ対称な構成が配置されている。
また、駆動用電源回路39の出力端子とグランドとの間には、抵抗素子79a,79bの直列回路が接続されており、それらの共通接続点は、制御回路30の入力端子に接続されている。制御回路30は、抵抗素子79a,79bにより分圧されたインバータ回路32の入力電圧を読み込み、PWM信号デューティを決定するための基準とする。
また、インバータ回路32のW相出力端子とグランドとの間には、ダイオード80,抵抗素子81a,81bの直列回路が接続されており、抵抗素子81bには、コンデンサ82が並列に接続されている。そして、抵抗素子81a,81bの共通接続点は、制御回路30の入力端子に接続されており、制御回路30は、ドラムモータ11が空転している場合に巻線11Wに発生する誘起電圧を検出する。
制御回路30は、扉スイッチ9a(開閉検知手段に相当),扉ロック機構などを備えて構成されたドアロック制御回路を備えている。扉スイッチ9aは、扉9の開閉を検知して制御回路30に入力するようになっている。
その他、制御回路30は、各種電装品83(例えば乾燥用ファンモータなど)の制御や、前述した表示・操作用基板84との間で操作信号や制御信号等の入出力を行うようになっている。
図8は、制御回路30が、ドラムモータ11(並びに圧縮機モータ)について行なうセンサレスベクトル制御の機能ブロックを示す図である。この構成は、例えば特開2003−181187号公報などに開示されているものと同様であり、ここでは概略的に説明する。なお、図8において、(α,β)はドラムモータ11の各相に対応する電気角120度間隔の三相(UVW)座標系を直交変換した直交座標系を示し、(d,q)は、ドラムモータ11のロータの回転に伴い回転している2次磁束の座標系を示す。
減算器62には、速度指令出力部60より目標速度指令ωrefが被減算値として、エスティメータ63(Estimator)により検出されたドラムモータ11の検出速度ωが減算値として与えられ、減算器62の減算結果は、速度PI制御部65(Proportional-Integral)に与えられる。速度PI制御部65は、目標速度指令ωrefと検出速度ωとの差分量に基づいてPI制御(比例積分制御)を行い、q軸電流指令値Iqrefとd軸電流指令値Idrefとを生成して減算器66q,66dに被減算値として夫々出力する。減算器66q,66dには、αβ/dq変換部67より出力されるq軸電流値Iq,d軸電流値Idが減算値として夫々与えられ、減算結果は、電流PI制御部68q,68dに夫々与えられる。なお、速度PI制御部65における制御周期は1m秒に設定されている。
電流PI制御部68q,68dは、q軸電流指令値Iqref,d軸電流指令値Idrefの差分量に基づいてPI制御を行い、q軸電圧指令値Vq,d軸電圧指令値Vdを生成してdq/αβ変換部69に出力する。dq/αβ変換部69には、エスティメータ63によって検出された2次磁束の回転位相角θ(ロータ位置角)が与えられ、その回転位相角θに基づいて電圧指令値Vd,Vqを電圧指令値Vα,Vβに変換する。
dq/αβ変換部69が出力する電圧指令値Vα,Vβは、αβ/UVW変換部70により三相の電圧指令値Vu,Vv,Vwに変換されて出力する。電圧指令値Vu,Vv,Vwは、切換スイッチ71u,71v,71wの一方の固定接点71ua,71va,71waに与えられ、他方の固定接点71ub,71vb,71wbには、初期パターン出力部76より出力される電圧指令値Vus,Vvs,Vwsが与えられる。切換スイッチ71u,71v,71wの可動接点71uc,71vc,71wcは、PWM形成部73の入力端子に接続されている。
PWM形成部73は、電圧指令値Vus,Vvs,Vws又は電圧指令値Vu,Vv,Vwに基づいて15.6kHzのキャリア(三角波)を変調した各相のPWM信号Vup(+,-),Vvp(+,-),Vwp(+,-)をインバータ回路32に出力する。PWM信号Vup〜Vwpは、例えばドラムモータ11の各相巻線11u,11v,11wに正弦波状の電流が通電されるよう、正弦波に基づいた電圧振幅に対応するパルス幅の信号として出力される。
A/D変換部74は、IGBT33d〜33fのエミッタに現れる電圧信号をA/D変換した電流データIau,Iav,IawをUVW/αβ変換部75に出力する。UVW/αβ変換部75は、三相の電流データIau,Iav,Iawを所定の演算式に従って直交座標系の2軸電流データIα,Iβに変換する。そして、2軸電流データIα,Iβをαβ/dq変換部67に出力する。
αβ/dq変換部67は、ベクトル制御時にはエスティメータ63よりドラムモータ11のロータ位置角θを得ることで、所定の演算式に従って2軸電流データIα,Iβを回転座標系(d,q)上のd軸電流値Id、q軸電流値Iqに変換すると、それらを前述のようにエスティメータ63および減算器66d、66qに出力する。
エスティメータ63は、q軸電圧指令値Vq,d軸電圧指令値Vd,q軸電流値Iq,d軸電流値Idに基づいてロータの位置角θおよび回転速度ωを推定し、各部に出力する。ここで、ドラムモータ11は、起動時には、初期パターン出力部76による起動パターンが印加され強制転流が行われる。その後、回転位置センサ78によりセンサ信号に基づきベクトル制御を行うと、エスティメータ63が起動されてドラムモータ11のロータの位置角θおよび回転速度ωが推定されるセンサレスベクトル制御に移行する。なお、圧縮機モータの場合は、強制転流からセンサレスベクトル制御に移行する。
切換制御部77は、PWM形成部73より与えられるPWM信号のデューティ情報に基づいて切換スイッチ71の切り換えを制御する。なお、以上の構成において、インバータ回路32を除く構成は、制御回路30のソフトウエアによって実現されている機能をブロック化したものである。ベクトル制御における電流制御周期は例えば128μ秒に設定されている。但し、PWM搬送波周期は、ドラムモータ11側が64μ秒,圧縮機モータ側が128μ秒となっている。そして、制御回路30とインバータ回路32とがインバータ装置99を構成している。
図5(a)は、ドラムモータ11の全体構成を概略的に示す平面図であり、図5(b)は、ドラムモータ11の一部を拡大して示す斜視図である。ドラムモータ11は、ステータ91と、これの外周に設けたロータ92とから構成されている。ステータ91は、ステータコア93とステータ巻線11u,11v,11wとから構成されている。ステータコア93は、環状のヨーク部93aと、当該ヨーク部93aの外周部から放射状に突出する多数のティース部93bとを有している。各ティース部93bには、ステータ巻線11u,11v,11wが巻装されている。
ロータ92は、フレーム94とロータコア95と複数の永久磁石96,97とを図示しないモールド樹脂により一体化した構成となっている。フレーム94は、磁性体である例えば鉄板をプレス加工することで扁平な有底円筒状に形成されている。そして、永久磁石96,97は、ロータマグネット98を構成している。
ロータコア95は、フレーム94の周側壁の内周部に配置されており、その内周面は、内方に向けて円弧状に突出する複数の凸部95aを有した凹凸状に形成されている。これら複数の凸部95aの内部には、軸方向に貫通し、短辺の長さが異なる矩形状の挿入穴95b,95cが形成されており、それらが1つずつ交互に、環状に配置されている。各挿入穴95b,95cには、ネオジム磁石96(第1永久磁石)と、着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有するアルニコ磁石97(第2永久磁石)とが挿入されている。この場合、ネオジム磁石96の保磁力は約900kA/m、アルニコ磁石97の保磁力は約100kA/mであり、保磁力が9倍程度異なっている。
また、これら2種類の永久磁石96,97は、それぞれ1種類で1磁極を形成しており、その磁化方向が永久磁石モータ1の径方向に沿うように、例えば各24個ずつ、合計で48個配置されている。このように2種類の永久磁石96,97を交互に、且つ、その磁化方向が径方向に沿うように配置することで、隣同士に配置された永久磁石96,97が互いに反対方向に磁極を有する状態(一方のN極が内側、他方のN極が外側となる状態)となり、これらネオジム磁石96とアルニコ磁石97との間に例えば矢印Bで示す方向に磁気経路(磁束)が生ずる。即ち、保磁力が大きいネオジム磁石96と保磁力が小さいアルニコ磁石97の双方を通過する磁気経路が形成されるようになっている。
図4は、一般的な洗濯機が全自動運転を行う場合の工程を示すもので、横軸が経過時間(分)、縦軸がドラムモータ11の回転数(rpm)である。なお、上記で説明した構成は洗濯乾燥機であるが、説明の都合上、乾燥運転の内容については省略している。
この場合、全自動運転は、(A)給水・攪拌工程,(B)洗い工程,(C)排水工程,(D)バランス取り1工程,(E)すすぎ脱水1工程からなるからなる洗い運転と、(F)給水行程,(G)すすぎ攪拌1工程,(H)排水工程,(I)バランス取り2工程,(J)すすぎ脱水2工程からなる第1すすぎ運転と、(K)給水行程,(L)すすぎ攪拌2工程,(M)排水工程からなる第2すすぎ運転と、(N)バランス取り工程,(O)最終脱水工程からなる脱水運転とからなる。
これらのうち、ドラムモータ11の回転数の変化が顕著となる主たる工程は、(B)洗い工程,(E)すすぎ脱水1工程,(G)すすぎ撹拌1工程,(J)すすぎ脱水2工程,(L)すすぎ撹拌2工程,(O)最終脱水工程である。工程(B),(G),(L)におけるドラムモータ11の最高回転数は50rpm程度であり、工程(E),(J)における最高回転数は1300rpm程度であり、工程(O)における最高回転数は800rpm程度である。また、工程(B),(G),(L)におけるドラムモータ11の出力トルクは280kgf・cm程度であり、工程(E),(J)における出力トルクは20〜30kgf・cm程度である。即ち、工程(B),(G),(L)は低速回転・高出力トルクでの運転となり、工程(E),(J)は高速回転・低出力トルクでの運転となる。
なお、洗濯乾燥機が、回転ドラム4内の洗濯物に熱を加えながら脱水を行う「プリヒート脱水」運転の場合は、(E),(J)のすすぎ脱水工程と同様なパターンとなる。
そして、本実施例では、制御回路30は、ドラムモータ11を構成するステータ91の巻線11u,11v,11wに励磁電流を発生させて、ドラムモータ11のロータ92を構成するロータマグネット98(アルニコ磁石97)の着磁量を変化させることで(着磁量制御手段)、ドラムモータ11を、洗濯機の各運転について要求される特性に適合するようにロータマグネット98の磁束をダイナミックに変化させるようになっている。即ち、洗い運転・すすぎ運転のように低速回転・高出力トルクが要求される場合には、アルニコ磁石97の着磁量を増加(増磁)させることでロータマグネット98全体の磁束を増加させ、脱水運転のように高速回転・低出力トルクが要求される場合は、アルニコ磁石97の着磁量を減少(減磁)させることでロータマグネット98全体の磁束を減少させるように制御する。
以下、アルニコ磁石97の着磁量を変化させる処理について説明する。図9(a)は、脱水運転から洗い運転・すすぎ運転に移行する場合に、アルニコ磁石97が減磁されている状態から増磁させる場合の処理を示すフローチャートである。
制御回路30は、脱水運転における回転ドラム4(ドラムモータ11)の回転を停止させるためブレーキ動作を開始し(ステップS1)、回転が停止すると(ステップS2:YES)、アルニコ磁石97を増磁させるようにd軸電流を出力する(ステップS3)。この場合、d軸電流を与えることでロータ92の回転位置が固定される。次に、その状態からロータ92を1電気角度分(1/24機械角分)移動させるように通電相を変化させて(ステップS4)、再度、d軸電流を出力すると(ステップS5)処理を終了する。
ここで、図5(a)に示すように、アルニコ磁石97は時計回りにU,V,W,…の順に並んでおり、例えば最上部のU相を基準にロータ92を位置決めすると、ステータ91のティース部93bが相対するアルニコ磁石97は、U,W,V,U,W,V,…の1つ置き順となる。したがって、ステップS3では上記のようにアルニコ磁石97が1つ置きに増磁され、それらの間に位置するアルニコ磁石97は、着磁が不完全な状態となる。そこで、ステップS4でロータ92を1電気角度分移動させると、残りのアルニコ磁石97を良好に増磁させることが可能となる。
また、ステップS3においてd軸電流を発生させて最初の増磁を行う場合には、それ以前に、回転位置センサ78により停止状態にあるロータ92の位置を把握した後に、その停止位置に応じて通電相を決定する。即ち、図2に示すように、ロータ92の停止位置に応じて、回転位置センサ78u,78v,78w(ホールセンサ)の各信号A,B,Cの出力レベルは、電気角60度毎に異なる6つの状態がある。そこで、センサ信号A,B,Cの出力レベルに対応した通電相でd軸電流を与え、ロータ92を、30度,90度,150度,…の各位置に固定すれば、通電時におけるロータ92の回転移動量が少なくなるため、騒音を抑制することができる。なお、洗濯機は室内に設置される場合が多いため、騒音を低減することは極めて重要である。
また、図9(b)は、洗い運転・すすぎ運転から脱水運転に移行する場合に、アルニコ磁石97を、増磁されている状態から減磁させる場合の処理を示すフローチャートである。基本的な手順は、図9(a)のケースと同じであり、ステップS3,S5に対応するステップS8,S10が「減磁電流出力」となっているだけである。
なお、洗濯機の工程が図4に示すパターンの場合に、それらをドラムモータ11の駆動パターン(回転速度,出力トルク)に応じて分類すると、
第1パターン:工程(B),(G),(L)
第2パターン:工程(O)
第3パターン:工程(E),(J)
の3パターンに分類される。そして、最高の出力トルクが要求される第1パターンでは、アルニコ磁石97を最大に増磁させ、第2パターンはその状態から少しだけ減磁を図り、最高の回転数が要求される第3パターンでは減磁量を最大にする。即ち、アルニコ磁石97の磁力を極力低くする。例えば、図5に示す構成でシミュレーションを行った結果では、ロータ92の界磁磁力(ロータマグネット98の磁束)を、最大の状態から30%まで減少させることが可能となっている。
図3は、図9のステップS3,S5で増磁処理を行う場合、ステップS8,S10で減磁処理を行う場合にd軸電流をどのように出力させるかを示したもので、(a)はアルニコ磁石97を最大に増磁させる場合(第1パターン)、(b)は減磁を最大とする場合(第3パターン)、(c)は減磁を小さく行う場合(第2パターン)に対応する。なお、何れの場合もq軸電流は「0」とする。
図3(a)の場合は、d軸電流を0.3秒間で0Aから(+)方向に8Aまで上昇させて、その状態を0.01秒間維持した後、0.1秒間で8Aから0Aに戻す。一方、図3(b)の減磁の場合は、同じタイミングでd軸電流を(−)方向に12Aまで上昇させ、図3(c)の場合は、d軸電流の負側ピークを8Aとする。このように適度な傾きを付与して徐々にd軸電流を増減させることで、増磁処理や減磁処理を行う場合の騒音の発生も抑制できる。
以上のように、ドラムモータ11のロータ92に、ネオジム磁石96と、アルニコ磁石97とからなるロータマグネット98を備えた洗濯機において、インバータ装置99の制御回路30は、アルニコ磁石97の着磁量を変化させるようにd軸電流を発生させるようになっている。そして、制御回路30は、脱水運転では、その出力特性に適合するようにロータマグネット98の磁束を減少させた状態で運転を行い、洗い運転・すすぎ運転では、その出力特性に適合するようにロータマグネット98の磁束を増加させた状態で運転を行う。
本実施例の洗濯機において、制御回路30は、ロータマグネット98の着磁量を変化させることを利用して、回転ドラム4内の洗濯物の重量検知(重量センシング)を行うように構成されている(重量検知手段)。次に、この洗濯物の重量センシングの制御内容について図1を参照しながら説明する。
操作パネル部29が備えるスタートスイッチ(図示せず)が操作されると、制御回路30は、この制御を開始して、ロータマグネット98の着磁量を増磁して、第1段階の重量センシングを行う(ステップA1)。
ここで、本実施例における重量センシングの方法について説明する。制御回路30は、ドラムモータ11の回転数を制御パラメータとし、このドラムモータ11の回転数が目標回転数(設定値)に上昇するまでの間に得られるドラムモータ11の出力トルク(q軸電流値Iq)の積算値に基づいて、洗濯物の重量を検知するようになっている。なお、この場合、制御回路30は、制御パラメータであるドラムモータ11の目標回転数を例えば200rpmに設定する。
即ち、制御回路30は、速度PI制御により、ドラムモータ11の回転速度が所定時間(例えば、3分)で目標回転数(200rpm)に達するように加速させる。このとき、ドラムモータ11の出力トルクは、回転数の上昇に比例するようにして上昇するが、回転ドラム4内の洗濯物の重量に応じて出力トルクの上昇態様は異なる。そして、この出力トルクは、ベクトル制御において得られるq軸電流値Iqにほぼ比例したものとなっている。
そこで、制御回路30は、所定時間(約3分)の加速期間においてq軸電流値Iqを一定時間毎にサンプリングして積分(積算)し続ける。即ち、回転ドラム4の回転速度が変化している状態におけるドラムモータ11の出力トルクは、負荷たる洗濯物の重量に応じて変化するので、その期間におけるq軸電流値Iq(出力トルクに相当する)を積分すれば、洗濯物の重量を推定することができる。
制御回路30は、重量センシングを終えると、検知された重量がしきい値T1(この場合、3kg)よりも大きいか否かを判断する(ステップA2)。
検知重量がしきい値T1よりも大きい場合(YES)、制御回路30は、第1段階の重量センシングにおける検知重量に基づいて洗剤量を設定し、操作パネル部29が備える表示部(図示せず)に表示する(ステップA3)。なお、制御回路30は、このときの検知重量に基づいて、水槽2内に給水する水量(水槽2内の水位)や各運転の実行時間なども設定するようになっている。そして、制御回路30は、上述した洗い運転(ステップA4)、第1すすぎ運転(ステップA5)、第2すすぎ運転(ステップA6)、脱水運転(ステップA7)を順に実行する。
ここで、ロータマグネット98の着磁量を増磁した状態で重量センシングを行うステップA1において、正確な重量検知が可能な範囲について図10を参照しながら説明する。
図10(a)は、ロータマグネット98の着磁量を増磁した状態における洗濯物の重量とドラムモータ11の出力トルクとの関係を示している。この場合、回転ドラム4内に投入されている洗濯物の重量(総重量)が重ければ(洗濯物量が多ければ)、洗濯物の重量が回転ドラム4(ドラムモータ11)に伝達され易くなることから、洗濯物量に対するドラムモータ11の出力トルク(q軸電流値)の変化量も大きくなる。従って、洗濯物の重量が重ければ、ロータマグネット98の着磁量を増磁した状態で洗濯物の重量を正確に検知することができ、信頼性の高い重量検知結果を得ることができる。
しかし、回転ドラム4内に投入されている洗濯物の総重量が軽ければ(洗濯物量が少なければ)、洗濯物の重量が回転ドラム4(ドラムモータ11)に伝達され難くなることから、洗濯物量に対するドラムモータ11の出力トルクの変化量が急激に小さくなる。従って、ロータマグネット98の着磁量を増磁した状態では、重量検知結果が不正確で信頼性の低いものとなってしまう。
このように、ロータマグネット98の着磁量を増磁した状態で重量センシングを行う場合、洗濯物の重量が重い場合(重負荷の場合)には、正確で信頼性の高い重量検知を行うことができるが、洗濯物の重量が軽い場合(軽負荷の場合)には、正確で信頼性の高い重量検知が困難となる。即ち、ロータマグネット98の着磁量を増磁した状態では、正確で精度の良い重量検知が可能な範囲が、洗濯物の重量が重い場合に限られてしまう。
そこで、上記ステップA2において、検知重量がしきい値T1以下である場合(NO)、制御回路30は、ロータマグネット98の着磁量を減磁して、第2段階の重量センシングを行う(ステップA8)。図10(b)に示すように、ロータマグネット98の着磁量を減磁すると、ロータマグネット98の着磁量を増磁したときに比べ、洗濯物量に対するドラムモータ11の出力トルクの変化が緩やかなものとなる。これにより、洗濯物の総重量が軽い場合(軽負荷の場合)であっても、洗濯物量に対するドラムモータ11の出力トルクの変化量が急激に小さくなることがなく、正確で信頼性の高い検知重量を得ることができるようになる。即ち、ロータマグネット98の着磁量を減磁することによって、正確で精度の良い重量検知が可能な範囲を、洗濯物の重量が軽い場合にまで広げることができる。
そして、制御回路30は、ロータマグネット98の着磁量を減磁した状態で行った第2段階の重量センシングにおける検知重量に基づいて、洗剤量(水位や運転時間なども含む)を設定して表示し(ステップA3)、洗い運転(ステップA4)、第1すすぎ運転(ステップA5)、第2すすぎ運転(ステップA6)、脱水運転(ステップA7)を順に実行する。
以上に説明したように本実施例の洗濯機によれば、制御回路30は、第1段階として、ロータマグネット98の着磁量を増加させた状態で洗濯物の重量を検知するので、回転ドラム4内に投入されている洗濯物の重量が重い場合(重負荷の場合)に、正確で信頼性の高い重量検知を行うことができる。また、第1段階では回転ドラム4内の洗濯物の重量の検知が困難な場合(軽負荷の場合)であっても、制御回路30は、第2段階として、永久磁石の着磁量を減少させた状態で回転ドラム4内の洗濯物の重量を検知するので、正確で信頼性の高い重量検知を行うことができる。これにより、回転ドラム4内の洗濯物の重量が重い場合でも軽い場合でも、その重量を精度良く検知することができる。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について図11を参照しながら説明する。この第2実施例は、重量センシングを複数段階で行う点が上述の第1実施例とは異なる。以下、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。
制御回路30は、第2段階の重量センシング(ステップA8)を行うと、検知重量が第2段階のしきい値T2(この場合、2kg)よりも大きいか否かを判断する(ステップA9)。なお、第2段階のしきい値T2は、上述の第1段階のしきい値T1よりも低い値に設定されている。
検知重量がしきい値T2よりも大きい場合(YES)、制御回路30は、検知重量に基づいて洗剤量(水位や運転時間なども含む)を設定して表示し(ステップA3)、洗い運転(ステップA4)、第1すすぎ運転(ステップA5)、第2すすぎ運転(ステップA6)、脱水運転(ステップA7)を順に実行する。
上記ステップA9において、検知重量がしきい値T2以下である場合(NO)、制御回路30は、ロータマグネット98をさらに減磁して、第3段階の重量センシングを行う(ステップA10)。そして、制御回路30は、検知された重量が第3段階のしきい値T3(この場合、1kg)よりも大きいか否かを判断する(ステップA11)。なお、第3段階のしきい値T3は、上述の第2段階のしきい値T2よりも低い値に設定されている。
検知重量がしきい値T3よりも大きい場合(YES)、制御回路30は、検知重量に基づいて洗剤量(水位や運転時間なども含む)を設定して表示し(ステップA3)、洗い運転(ステップA4)、第1すすぎ運転(ステップA5)、第2すすぎ運転(ステップA6)、脱水運転(ステップA7)を順に実行する。
上記ステップA11において、検知重量がしきい値T3以下である場合(NO)、制御回路30は、ロータマグネット98をさらに減磁して、第4段階の重量センシングを行う(ステップA12)。そして、制御回路30は、第4段階の重量センシングにおける検知重量に基づいて洗剤量(水位や運転時間なども含む)を設定して表示し(ステップA3)、洗い運転(ステップA4)、第1すすぎ運転(ステップA5)、第2すすぎ運転(ステップA6)、脱水運転(ステップA7)を順に実行する。
以上に説明したように本実施例の洗濯機によれば、制御回路30は、第2段階において検知された検知重量が第1段階のしきい値T1よりも低い値に設定された第2段階のしきい値T2以下である場合には、第3段階、第4段階として、ロータマグネット98の着磁量をさらに減少させた状態で洗濯物の重量を検知する。即ち、洗濯物の重量の検知が困難な場合には、複数段階に分けてロータマグネット98の着磁量を段階的に減磁して重量センシングを行うようにしたので、より細かく精度の良い重量検知を行うことができる。
なお、例えば、第5段階,第6段階を設けて、ロータマグネット98をさらに複数段階に減磁して重量センシングを行うようにしてもよい。
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例について図12を参照しながら説明する。この第3実施例は、扉9の開閉が検知された場合に重量センシングを再実行する点が上述の第1実施例とは異なる。以下、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。
制御回路30は、洗濯物の重量センシング(ステップA1,A8)を終えて洗剤量を表示すると(ステップA3)、洗濯物の追加投入を可能とするために扉9のロックを解除するとともに、扉スイッチ9aからの信号に基づいて、扉9が開かれて再び閉じられたか否かを監視する(ステップA31)。
扉スイッチ9aから信号が入力されない場合は(NO)、制御回路30は、洗い運転(ステップA4)、第1すすぎ運転(ステップA5)、第2すすぎ運転(ステップA6)、脱水運転(ステップA7)を順に実行する。
一方、例えば使用者が扉9を開いて回転ドラム4内に洗濯物を追加投入し再び扉9を閉じると、扉スイッチ9aから制御回路30に信号が入力される(YES)。そして、スタートスイッチ(図示せず)が再び操作されると、制御回路30は、第1段階の重量センシング(ステップA1)に戻り、第1段階から重量検知を再実行するようになっている。
以上に説明したように本実施例の洗濯機によれば、制御回路30は、重量センシングを行った後に扉スイッチ9aによって扉9の開閉が検知された場合、つまり、回転ドラム4内に洗濯物が追加された(負荷が増加した)と推定される場合には、運転再開時に、第1段階から重量センシングを再実行する。これにより、回転ドラム4内に洗濯物が追加されて洗濯物の重量が変動した場合であっても、回転ドラム4内の実際の洗濯物の重量に応じて運転を実行することができる。
なお、制御回路30は、操作パネル部29が備える一時停止ボタン(図示せず)が操作されて運転が中断され、その後、スタートボタンが操作されたときに、第1段階から重量検知を再実行するようにしてもよい。
(第4実施例)
次に、本発明の第4実施例について説明する。この第4実施例は、ロータマグネット98の着磁量を減少させた状態では、ロータマグネット98の着磁量を増加させた状態よりも制御パラメータの設定値(ドラムモータ11の目標回転数)を低くする点が上述の第1実施例とは異なる。以下、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。
即ち、制御回路30は、ロータマグネット98の着磁量を増加させて行う第1段階の重量センシング(図1に示すステップA1参照)では、制御パラメータであるドラムモータ11の目標回転数を300rpmに設定する。つまり、制御回路30は、ドラムモータ11の目標回転数を上述の第1実施例における目標回転数(200rpm)に比べ高く設定する。
一方、制御回路30は、ロータマグネット98の着磁量を減少させて行う第2段階の重量センシング(図1に示すステップA8参照)では、制御パラメータとしてのドラムモータ11の目標回転数を100rpmに設定する。つまり、制御回路30は、ドラムモータ11の目標回転数を上述の第1実施例における目標回転数(200rpm)に比べ低く設定する。
以上に説明したように本実施例の洗濯機によれば、制御回路30は、ロータマグネット98の着磁量を増加させた状態では、ロータマグネット98の着磁量を減少させた状態よりもドラムモータ11の目標回転数(制御パラメータ)の設定値を高くする。これにより、回転ドラム4内の洗濯物量が多い場合であっても、洗濯物の重量を迅速に回転ドラム4(ドラムモータ11)に伝達することができ、重量センシングの所要時間を短くすることができる。この場合、ドラムモータ11の回転速度を高くしたとしても、洗濯物の重量は回転ドラム4(ドラムモータ11)に伝達し易いことから、重量検知の精度が低下することはない。
一方、制御回路30は、ロータマグネット98の着磁量を減少させた状態では、ロータマグネット98の着磁量を増加させた状態よりもドラムモータ11の目標回転数(制御パラメータ)の設定値を低くする。これにより、回転ドラム4内の洗濯物量が少ない場合であっても、洗濯物の重量を回転ドラム4(ドラムモータ11)に確実に伝達することができ、重量センシングの精度を向上することができる。
(その他の実施例)
なお、本発明は、上述の各実施例にのみ限定されるものではなく、例えば次のように変形または拡張することができる。
制御回路30は、ドラムモータ11の回転数ではなく出力トルク(q軸電流値Iq)を制御パラメータとして設定するようにしてもよい。この場合、制御回路30は、ドラムモータ11の出力トルクを目標設定値に維持したときにおけるドラムモータ11の回転数に基づいて、洗濯物の重量を検知するようにするとよい。
また、本発明は、水槽2および回転ドラム4の軸方向がほぼ横方向となる上述の洗濯機のみならず、例えば、水槽や回転槽の軸方向が縦方向となる縦型洗濯機にも適用可能である。この場合、重量センシングの方法は、回転槽内のパルセータ(撹拌体)を回転駆動するモータの回転数を第1回転数まで上昇させた後、モータ(回転槽)を空転させ、その後、モータの回転数が第2回転数に低下するまでの減速度合い(例えば、この間に得られる回転パルスの減少度合い)に基づいて、洗濯物の重量を検知するようにしてもよい。
しきい値T1,T2,T3は、上記した値に限られるものではなく、適宜変更して実施することができる。
制御パラメータとしてのドラムモータ11の回転数や出力トルクの設定値は、適宜変更して実施することができる。
第1すすぎ運転、第2すすぎ運転、脱水運転の開始時に、洗濯物の重量センシングを行うようにしてもよい。このように、各運転において得られる検知重量の変化に基づいて、洗濯物の布質を判断することができ、この布質判断の結果に応じて、脱水運転後に行われる乾燥運転の設定内容を変更するようにしてもよい。
永久磁石は、ネオジム磁石,アルニコ磁石に限らず、後者の着磁量を変化させる場合に前者の着磁状態が影響を受けない程度に両者の保磁力に差があるものであれば、適宜選択して使用することができる。
着磁量を変更可能な永久磁石の数は、上述の実施例に記載の数に限定されるものではなく、例えば、全ての永久磁石をアルニコ磁石97で構成してもよい。
増磁処理,減磁処理を行う場合のd軸電流の出力パターンは、個別の設計に応じて適宜変更することができる。また、ロータ92の位置に応じてd軸電流の通電相を決定する処理は、必要に応じて行えばよい。また、回転ドラム4の回転軸は、水平に対して傾きを持たせて配設するようにしてもよい。
本発明は、乾燥機能を備えていない洗濯機にも適用することができる。また、本発明は、ベクトル制御を行う洗濯機に限ることなく適用することができる。また、本発明は、アウターロータ型の永久磁石モータを備えた洗濯機に限ることなく、インナーロータ型の永久磁石モータを備えた洗濯機にも適用することができる。
図面中、4は回転ドラム(回転槽)、9aは扉スイッチ(開閉検知手段)、11はドラムモータ、11u,11v,11wはステータの巻線、30は制御回路(着磁量制御手段,重量検知手段)、91はステータ、92はロータ、95はロータコア、97はアルニコ磁石(着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有する永久磁石)、98はロータマグネットを示す。

Claims (6)

  1. 洗濯物が投入される回転槽と、
    回転軸が前記回転槽に直結されたモータと、
    前記モータを構成するロータのロータコアに挿入され、着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有する永久磁石と、
    前記モータを構成するステータの巻線に励磁電流を発生させて、前記永久磁石の着磁量を変化させる着磁量制御手段と、
    前記回転槽内の洗濯物の重量を検知する重量検知手段とを備え、
    前記重量検知手段は、
    第1段階として、前記着磁量制御手段によって前記永久磁石の着磁量を増加させた状態で前記重量を検知し、
    前記重量がしきい値以下である場合には、第2段階として、前記着磁量制御手段によって前記永久磁石の着磁量を減少させた状態で前記重量を検知するように構成されていることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記重量検知手段は、前記第2段階において検知された前記重量が前記第1段階のしきい値よりも低い値に設定されたしきい値以下である場合には、第3段階として、前記着磁量制御手段によって前記永久磁石の着磁量をさらに減少させた状態で前記重量を検知するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記回転槽の開口部を覆う扉の開閉が行われたことを検知する開閉検知手段を備え、
    前記重量検知手段は、前記重量検知を行った後に前記開閉検知手段によって前記扉の開閉が検知された場合には、運転再開時に、前記第1段階から前記重量検知を再実行するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記重量検知手段は、
    前記モータの回転数と出力トルクとの何れか一方を制御パラメータとして前記モータの回転を制御し、他方の出力結果に基づいて前記重量を検知するように構成されているとともに、
    前記永久磁石の着磁量を減少させた状態では、前記永久磁石の着磁量を増加させた状態よりも前記制御パラメータの設定値を低くするように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の洗濯機。
  5. 前記重量検知手段は、前記モータの回転数を前記制御パラメータとする場合には、前記回転数が前記設定値に上昇するまでの間に得られる前記モータの出力トルクの積算値に基づいて、前記重量を検知することを特徴とする請求項4記載の洗濯機。
  6. 前記重量検知手段は、前記モータの出力トルクを前記制御パラメータとする場合には、前記出力トルクを前記設定値に維持したときにおける前記モータの回転数に基づいて、前記重量を検知することを特徴とする請求項4記載の洗濯機。
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