JP2010263672A - 振動型駆動装置および振動型駆動装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動周波数を最適化できる振動型駆動装置を提供する。
【解決手段】電気機械変換素子と、電気機械変換素子によって振動させられる駆動部材と、駆動部材に摩擦係合する移動体とを有する振動型駆動装置において、電気機械変換素子に、移動体を駆動部材に対して相対変位させない周期的な検出電圧を印加し、検出電圧と、電気機械変換素子を流れる電流との位相差を検出し、この位相差に基づいて、移動体を駆動部材に対して相対変位させる駆動電圧の周波数を決定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、振動型駆動装置および振動型駆動装置の制御方法に関する。
電気機械変換素子によって駆動部材を軸方向に非対称に振動させて、駆動部材に摩擦係合する移動体を駆動軸に対して滑り変位させる振動型の駆動装置が公知である。振動型の駆動装置では、移動体の駆動速度が装置毎にばらつきやすく、同じ装置であっても温度変化等によって駆動速度が変化することがある。
特に、電気機械変換素子および駆動部材の弾性による駆動部材変位量の共振を利用して、矩形波駆動電圧によって駆動する振動型駆動装置では、電気機械変換素子および駆動部材の温度変化による弾性率のずれによって、共振周波数が変化するために駆動速度がばらつく問題がある。
特許文献1には、電気機械変換素子の電流を増幅発振させて、電気機械変換素子の共振点で駆動する発明が記載されている。特許文献2には、電気機械変換素子の電流に応じて駆動周波数を調節する発明が記載されている。特許文献3には、圧電素子の電流をシャント抵抗で測定することで圧電素子の容量変化を検出し、駆動速度を標準化することが記載されている。これらの発明では、駆動時の電流を駆動電圧にフィードバックするので、制御回路が複雑になったり、制御が不安定になったりしやすい。
他にも、振動型駆動装置の駆動を最適化または標準化するために、温度センサを設けて検出温度に応じて駆動周波数を変更したり、センサで移動体の速度を検出して駆動周波数を調節したりする場合もある。
特開2006−81290号公報 特開2005−323450号公報 特開2008−199774号公報
前記問題点に鑑みて、本発明は、駆動周波数を最適化できる振動型駆動装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明による振動型駆動装置は、電気機械変換素子と、電気機械変換素子によって振動させられる駆動部材と、前記駆動部材に摩擦係合する移動体と、前記電気機械変換素子に、前記移動体を前記駆動部材に対して相対変位させる周期的な駆動電圧と、前記移動体を前記駆動部材に対して相対変位させない周期的な検出電圧とを印加可能な駆動回路と、前記検出電圧と、前記電気機械変換素子を流れる電流との位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差に基づいて前記駆動電圧の周波数を決定する周波数設定手段とを有するものとする。
共振を利用した振動型駆動装置では、駆動効率が最も高くなる駆動電圧の周波数は、電気機械変換素子の共振周波数と共に変動する。上記構成によれば、検出電圧の周波数が電気機械変換素子の共振周波数に近いとき、検出電圧の周波数が高い程、電気機械変換素子の電流が検出電圧に対して遅れ、検出電圧の周波数が電気機械変換素子の共振周波数に一致するとき、電気機械変換素子の電流の検出電圧に対する位相差がゼロになる。周波数設定手段は、電気機械変換素子の電流と検出電圧との位相差に基づいて電気機械変換素子の共振周波数を推測することができ、電気機械変換素子の共振周波数に応じて駆動電圧の周波数を選択することで、駆動効率を最大化することができる。
また、本発明の振動型駆動装置において、前記位相差が所定値以下になるまで、前記検出電圧の周波数を変更して前記位相差を検出し直し、前記位相差が所定値以下になったときの前記検出電圧の周波数に一定の係数を乗じた周波数を前記駆動電圧の周波数としてもよい。
この構成によれば、実際に共振状態になるまで検出電圧の周波数を変化させるので、共振周波数を正確に検出でき、共振点と一定の比にある最適な駆動周波数を選択できる。
また、本発明の振動型駆動装置において、前記駆動電圧を印加する直前に、前記検出電圧を印加して前記駆動電圧の周波数を設定してもよい。
この構成によれば、駆動の直前に駆動電圧の周波数を最適化するので、駆動効率が高く、駆動誤差も小さくなる。
また、本発明の振動型駆動装置において、前記検出電圧および前記駆動電圧は、共に矩形波電圧であって、前記検出電圧は、デューティ比が50%であってもよい。
この構成によれば、駆動回路を、直流電圧をスイッチングするだけの簡単な構成にすることができる。また、デューティ比50%の矩形波であれば、高調波成分が小さいために、共振周波数を精度よく検出できる。
また、本発明によれば、電気機械変換素子と、電気機械変換素子によって振動させられる駆動部材と、前記駆動部材に摩擦係合する移動体とを有する振動型駆動装置の制御方法は、前記電気機械変換素子に前記移動体を前記駆動部材に対して相対変位させない周期的な検出電圧を印加し、前記検出電圧と、前記電気機械変換素子を流れる電流との位相差を検出し、前記位相差に基づいて、前記移動体を前記駆動部材に対して相対変位させる周期的な駆動電圧の周波数を決定する方法とする。
この方法によれば、電気機械変換素子の電流と検出電圧との位相差に基づいて電気機械変換素子の共振周波数を推測し、駆動電圧の周波数を最適な値に設定できるので、駆動効率を常に高く維持できる。
以上のように、本発明によれば、電気機械変換素子の電流と検出電圧との位相差を検出することとで、電気変換素子の共振周波数を推定し、共振周波数に応じて最適な駆動電圧の周波数を選択することで、振動型駆動装置の駆動を最適化できる。
本発明の一実施形態の振動型駆動装置の構成図である。 図1の駆動装置の周波数特性を示す図である。 図1の駆動装置の検出信号の関係を示す図である。 図1の駆動装置の判定基準を示す図である。 図1の駆動装置における駆動制御の流れ図である。 図5の周波数設定制御の流れ図である。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1に、本発明の1つの実施形態の振動型駆動装置1の構成を示す。この振動型駆動装置1は、機械的構成要素であるアクチュエータ2と、アクチュエータ2に電圧を印加する駆動回路3と、駆動回路3の出力する電圧と電流との位相差を検出する位相差検出回路(位相差検出手段)4と、外部から入力される駆動信号に応じてアクチュエータ2を駆動するために、位相差検出回路4が検出した位相差を考慮して駆動回路3を制御するマイコンからなる制御装置(周波数設定手段)5とを有する。
アクチュエータ2は、一端が錘6に固定され、駆動電圧が印加されると伸縮する圧電素子(電気機械変換素子)7と、圧電素子7の伸縮によって軸方向に振動する軸状の駆動部材8と、駆動部材8に滑り移動可能に摩擦係合する移動体9とを有する。
駆動回路3は、制御装置5から入力される制御信号S1、S2,S3,S4によってそれぞれスイッチングされる4つのFET10,11,12,13によって、圧電素子7の両電極を、直流電源14に接続、または、接地するブリッジ回路である。
駆動回路3は、移動体9を駆動部材8に対して滑り変位させるために、デューティ比30%または70%の周期的な矩形波電圧である駆動電圧を圧電素子7に印加することができると共に、移動体9を駆動部材8に対して滑り変位させないデューティ比50%の検出電圧を印加することができる。
位相差検出回路4は、駆動回路3と圧電素子7との間の電路に設けたシャント抵抗15の両端の電位差を出力する比較器16と、比較器16の出力を十分に大きなゲインで増幅してディジタル化する整形器17と、整形器17の出力信号とFET10に入力される制御信号S1との排他論理和(XOR)を出力するXOR演算子18と、XOR演算子18の出力の平均電圧を出力する整流器19と、整流器19の出力電圧をディジタル変換して制御装置5に入力するAD変換器20とを有する。
シャント抵抗15を圧電素子7側から駆動回路3側に電流が流れている場合、シャント抵抗15の圧電素子7側の電位が高くなる。このため、比較器16は、正の電圧を出力し、整形器17は、制御用電源電圧(例えば5V)と等しい電圧を出力する。逆に、シャント抵抗15を駆動回路3から圧電素子7に向かって電流が通過している場合は、シャント抵抗15の圧電素子7側の電位が低くなるが、比較器16は、負の値を出力できないので0Vを出力し、整形器17の出力も0Vとなる。
つまり、整形器17の出力は、圧電素子7を流れる電流がシャント抵抗15を介して流出する正の位相であるときはON状態になり、圧電素子7を流れる電流がゼロまたはシャント抵抗15から圧電素子7に電流が流れ込む負の位相であるときはOFF状態になる。
図2に、アクチュエータ2の駆動部材8の変位(振幅)および圧電素子7を流れる電流の電圧に対する周波数特性を示す。アクチュエータ2では、圧電素子7および駆動部材8が一体となって振動するので、この駆動部材8の変位の周波数特性(A図)は、圧電素子7の見かけ上の周波数特性と一致する。図示するように、圧電素子7および駆動部材8は、圧電素子7に印加された電圧の周波数が低いときは、一定のゲインを示し、ある周波数において共振してゲインが最大になり、共振点を過ぎるとゲインが減少する。
また、図示するように、圧電素子7および駆動部材8の変位の周波数特性は、温度によって共振周波数が変化する。その温度による周波数特性の変化は、そのプロファイルを略保持したまま周波数帯を平行移動したものとなる。具体的には、圧電素子7および駆動部材8の共振周波数は、30℃において500kHzであるが、50℃では450kHzに低下し、10℃では550kHzに上昇する。
さらに、B図に示すように、温度に拘わらず、圧電素子7および駆動部材8の変位が最大となる共振周波数において、圧電素子7を流れる電流の位相は、電圧の位相と同位相となる。詳しく説明すると、圧電素子7は、低周波域では位相が進むキャパシタと同視することができ、容量性の特性を示すが、周波数が高くなると圧電素子7および駆動部材8の慣性力および弾性力による圧電素子7の伸縮に対する抵抗が、圧電素子7に流れる電流の抵抗となり、インダクタのように電流の位相を遅らせる作用を呈する。駆動部材8のゲインが最大となる共振点は、このキャパシタとインダクとが打ち消し合う点であるから、共振周波数において圧電素子7の力率は100%となり、その電流は電圧と同位相となる。共振点よりも周波数が高くなると、インダクタの作用が強くなるため、電流が電圧に対して遅れる誘導性の特性を呈する。
図3に、デューティ比が50%の検出電圧を入力したときの、検出電圧と同位相の制御信号S1、圧電素子7の電流の位相を示す整形器17の出力、XOR演算子18の出力および整流器19の出力を示す。図において、左側は圧電素子7の力率が100%である場合を示し、右側は、圧電素子7を流れる電流が、駆動電圧に対して遅れている場合を示す
XOR演算子18の出力は、駆動電圧の位相と、圧電素子7の電流の位相とが食い違っているときだけONとなる。つまり、XOR演算子18は、圧電素子7の電流の駆動電圧に対する位相差に比例するデューティ比の矩形波を出力し、位相差が±180°で100%のデューティ比となる。但し、図2に示されるように、位相差は、±90°の範囲内でしか変動せず、XOR演算子18の出力のデューティ比の最大値は50%である。
図4に示すように、整流器19は、XOR演算子18の出力電圧を平均化し、XOR出力のデューティ比に比例した電圧の直流電圧、つまり、アナログ電圧信号を出力する。ここで、XOR出力を平均化するため、整流器19からはその絶対値が出力され、電流の位相が駆動電圧に対して進んでいるか遅れているかの情報は失われる。制御装置5は、整流器19の電圧信号をAD変換器20によってディジタル変換した信号が入力される。
図5に、制御装置5による、外部から入力される駆動信号に応じた変位量だけアクチュエータ2の移動体9を変位させるための駆動制御の流れを示す。制御装置5は、ステップS1において、駆動信号が入力されるのを待つ。駆動信号が入力されると、ステップS2において、駆動回路3にデューティ比50%の検出信号を出力させて、XOR演算子18の出力電圧から圧電素子7の電流の検出電圧に対する位相差を確認して、駆動電圧の周波数fdを設定する、後述の周波数設定を行う。
駆動電圧の周波数fdが設定されたなら、ステップS3において、駆動回路3に、駆動信号に応じた距離だけ移動体9を滑り変位させるのに必要なパルス数の駆動電圧を出力させる。その後、ステップS4において、駆動終了信号が入力されていなければ、ステップS1に戻って、次の駆動信号の入力を待つ。
図6に、図5のステップS2の周波数設定の詳細を示す。周波数設定では、先ず、ステップS11において、駆動回路3に、基準周波数fnで、デューティ比50%の矩形波状の検出電圧を出力させる。基準周波数fnの初期値は、設計上の圧電素子7の共振周波数(例えば500kHz)とする。そして、ステップS12において、この周波数f=fnの検出電圧を印加しながら、XOR演算子18の出力を確認し、圧電素子7の電流の検出電圧に対する位相差φ(fn)を検出する。このために必要な検出電圧は、100パルス程度である。
ステップS13で、XOR演算子18の出力が所定電圧VSH、例えば0.05V以下であれば、つまり、圧電素子7の電流の駆動電圧に対する位相差φ(fn)の絶対値が所定値φSH(0.9°)以下であれば圧電素子7が共振状態にあり、駆動部材8のゲインが最大となっているとみなす。
振動型駆動装置1のような振動型駆動装置では、駆動部材8のゲインの共振周波数の約70%の周波数でデューティ比約30%または約70%程度の矩形波状の駆動電圧を圧電素子7に印加すれば、移動体9を駆動部材8に対して効率よく移動させられることが知られている。よって、ステップS13で、圧電素子7の電流の位相差φ(fn)が所定値φSH(0.9°)以下であれば、ステップS14で、この基本周波数fnの0.7倍の周波数を、移動体9を駆動部材8に対して滑り変位させるための駆動電圧の周波数fdに設定してこの周波数設定処理を終了する。
尚、制御装置5は、駆動回路3に、移動体9を圧電素子7から遠ざける方向に移動させるときは、デューティ比30%の駆動電圧を出力させ、移動体9を圧電素子7に近づける方向に移動させるときは、デューティ比70%の駆動電圧を出力させる。
ステップS13において、位相差φ(fn)が大きく、基本周波数fnが圧電素子7の共振周波数でないと判断されたならば、ステップS15に進んで、駆動回路3に、基本周波数fnから微小周波数dfだけ増加させた周波数f=(fn+df)で、デューティ比50%の検出電圧を出力させ、ステップS16において、圧電素子7の電流の検出電圧に対する位相差φ(fn+df)を検出する。微小周波数dfは、例えば1kHz程度とする。
さらに、ステップS17において、位相差φ(fn)と位相差φ(fn+df)との差である位相差偏差dφを算出する。また、図4に示すように、XOR演算子18の出力は絶対値であるため、圧電素子7の電流の位相差が遅れ領域にあるときには、周波数が増加すると位相差が大きくなり、位相差偏差dφは負の値となるが、圧電素子7の電流の位相差が進み領域にあるときには、周波数が減少すると位相差が小さくなるので、位相差偏差dφは正の値となる。
よって、ステップS18において、位相偏差dφがゼロより大きいか否かを確認し、位相偏差dφがゼロより大ければ、位相が進み領域にあるので、図2に示すように、現在の基本周波数fnが、圧電素子7の共振周波数より小さい。よって、この場合、ステップS19に進んで基本周波数fnを微小周波数dfだけ増加させる。
逆に、ステップS18において、位相偏差dφがゼロより小さければ、現在の基本周波数fnが、圧電素子7の共振周波数より大きいので、ステップS20に進んで基本周波数fnを微小周波数dfだけ減少させる。ステップS19またはステップS20において、基本周波数fnを更新したなら、再び、ステップS11に戻って、検出電圧による位相差検出を繰り返す。尚、ステップS19およびステップS20における基本周波数の増減量は、ステップS15の微小周波数dfと必ずしも一致させる必要はない。
尚、本実施形態の振動型駆動装置1は、外部から駆動信号が入力される毎に、周波数設定処理を実行し、圧電素子7の共振周波数を検出して、駆動電圧の周波数fdを設定し直すが、電源投入時、所定時間毎、その他、いかなるときに、周波数設定処理を実行するようにしてもよい。
また、振動型駆動装置1において、移動体9を駆動部材8に対して相対変位させる駆動の頻度が高く、共振周波数の検出に多くの時間を割けない場合、所定の基本周波数fnの検出電圧に対する圧電素子7の電流の位相差φ(fn)のみを検出し、この位相差φ(fn)に基づいて、図2に示す関係から共振周波数を推測して、駆動電圧の周波数を設定してもよい。
本実施形態において、検出電圧は、デューティ比50パーセントの矩形波を用いているが、これは、矩形波の中で最も高調波成分の少ない波形であるからである。検出電圧として正弦波電圧を利用できれば、最も正確に圧電素子7の共振周波数を検出できることはいうまでもない。
また、本実施形態の駆動回路3において、FET10,11をオフし、FET12,13をオンすることで、圧電素子7の両電極を短絡させることで、充電電流を節約し、駆動電流に中間電位を設けることも可能である。この場合、圧電素子7の両電極の短絡時間を長くすることで、より高調波成分を小さくした電圧波形にすることもできる。この場合、FET10の制御信号S1ではなく、制御装置5から駆動電圧の位相を示す別の制御信号をXOR演算子18に入力することが好ましい。
1…振動型駆動装置
2…アクチュエータ
3…駆動回路
4…位相差検出回路
5…制御装置(周波数設定手段)
7…圧電素子(電気機械変換素子)
8…駆動部材
9…移動体
14…直流電源
15…シャント抵抗
16…比較器
17…整形器
18…XOR演算子
19…整流器
20…AD変換器

Claims (8)

  1. 電気機械変換素子と、
    電気機械変換素子によって振動させられる駆動部材と、
    前記駆動部材に摩擦係合する移動体と、
    前記電気機械変換素子に、前記移動体を前記駆動部材に対して相対変位させる周期的な駆動電圧と、前記移動体を前記駆動部材に対して相対変位させない周期的な検出電圧とを印加可能な駆動回路と、
    前記検出電圧と、前記電気機械変換素子を流れる電流との位相差を検出する位相差検出手段と、
    前記位相差に基づいて前記駆動電圧の周波数を決定する周波数設定手段とを有することを特徴とする振動型駆動装置。
  2. 前記位相差が所定値以下になるまで、前記検出電圧の周波数を変更して前記位相差を検出し直し、前記位相差が前記所定値以下になったときの前記検出電圧の周波数に一定の係数を乗じた周波数を前記駆動電圧の周波数とすることを特徴とする請求項1に記載の振動型駆動装置。
  3. 前記駆動電圧を印加する直前に、前記検出電圧を印加して前記駆動電圧の周波数を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の振動型駆動装置。
  4. 前記検出電圧および前記駆動電圧は、共に矩形波電圧であって、
    前記検出電圧は、デューティ比が50%であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の振動型駆動装置。
  5. 電気機械変換素子と、電気機械変換素子によって振動させられる駆動部材と、前記駆動部材に摩擦係合する移動体とを有する振動型駆動装置の制御方法であって、
    前記電気機械変換素子に前記移動体を前記駆動部材に対して相対変位させない周期的な検出電圧を印加し、
    前記検出電圧と、前記電気機械変換素子を流れる電流との位相差を検出し、
    前記位相差に基づいて、前記移動体を前記駆動部材に対して相対変位させる周期的な駆動電圧の周波数を決定することを特徴とする振動型駆動装置の制御方法。
  6. 前記位相差が前記所定値以下になるまで、前記検出電圧の周波数を変更して前記位相差を検出し直し、前記位相差が前記所定値以下なったときの前記検出電圧の周波数に一定の係数を乗じた周波数を前記駆動電圧の周波数とすることを特徴とする請求項5に記載の振動型駆動装置の制御方法。
  7. 前記駆動電圧を印加する直前に、前記検出電圧を印加して前記駆動電圧の周波数を設定することを特徴とする請求項5または6に記載の振動型駆動装置の制御方法。
  8. 前記検出電圧および前記駆動電圧は、共に矩形波電圧であって、
    前記検出電圧は、デューティ比が50%であることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の振動型駆動装置の制御方法。
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