JP2010263281A - スピーカ用振動板及びこれを用いたスピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】各種音響機器に用いられるスピーカ用振動板およびこれを用いたスピーカに関するものであり、クッションの剥離やガスケットの倒れや剥離を防止するものである。
【解決手段】ガスケットとエッジを振動板本体と一体成形し、ガスケットの幅を大きくして側面に80度以下の傾斜を構成することにより、ガスケットに水平方向にかかる力に対する強度が向上し、ガスケットが倒れたり剥がれたりする不都合を解消することができるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種音響機器に用いられるスピーカ用振動板に関するものである。
従来、この種のスピーカ用振動板は、図6や図7に示されるような構成を有していた。
図6、図7は従来の振動板の断面図である。
図6において、11は針葉樹パルプなどから成る抄紙振動板本体であり、振動板本体11の外周部を布や発泡ウレタンなどからなるエッジ12と貼り合わせることによって構成され、エッジ12の外周平坦部上には積層紙ガスケット13、さらにこのガスケット13上には振動板前面と背面の気密を保つためのクッション14がそれぞれ設けられている。
また、図7は近年、音質の向上や組立精度向上のためのエッジをインサート成形したスピーカ用振動板であり、振動板本体11の外周部をゴムによって一体成形しエッジ15を構成し、エッジ15の外周平坦部上には積層紙ガスケット13、さらにこのガスケット13上には振動板前面と背面の気密を保つためのクッション14がそれぞれ設けられている。
この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
特許第3562113号公報 特許第3991919号公報
しかしながら、上記従来の構成では、例えば大画面テレビなどに用いられるスピーカ口径のアスペクト比が大きな矩形形状が望まれるような場合、振動板に関しては少なくとも2箇所の貼り合わせ部分を有するので組立公差が大きくなってしまい、ガスケット13やクッション14の幅を大きく確保することができず、主に輸送時などにガスケット13が剥離したり倒れたり、クッション14が剥離するという問題点を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、クッションを貼り合わせることなくガスケットの弾性によって振動板の前面と背面の気密を保つことができ、振動板の組立工程を削減し、組立公差を小さくすることが可能となり、ガスケットに水平方向にかかる力に対する強度が向上し、ガスケットが倒れたり剥がれたりすることのないスピーカ用振動板を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。
本発明は、振動板本体の外周部に柔軟な高分子材料からなる一体成形されたエッジとガスケットとを有するスピーカ用振動板で、ガスケットの内側の側面に80度以下の傾斜を有するスピーカ用振動板としたものである。
この構成とすることで、クッションを貼り合わせることなくガスケットの弾性によって振動板の前面と背面の気密を保つことが可能となり、またガスケットとエッジを振動板本体と一体成形することにより、振動板組立公差を小さくすることができ、さらにガスケットの幅を大きくし、ガスケットの内側の側面に80度以下の傾斜を有することにより、ガスケットに水平方向にかかる力に対する強度を向上させることができ、ガスケットが倒れたり剥がれたりする不都合を解消することができる。
本発明のスピーカ用振動板は、ガスケットを柔軟な高分子材料で構成するので、クッションを貼り合わせることなくガスケットの弾性によって振動板の前面と背面の気密を保つことが可能となる。
また、ガスケットとエッジを振動板本体と一体成形することにより、振動板の組立工程を削減し、組立公差を小さくすることが可能となる。
これによりガスケットの幅を大きくし内側の側面に80度以下の傾斜を構成することができるため、ガスケットに水平方向にかかる力に対する強度が向上し、ガスケットが倒れたり剥がれたりすることをなくすという効果を奏するものである。
本発明のスピーカ用振動板の断面図 本発明の実施の形態1におけるスピーカ用振動板と金型の断面図 同実施の形態における他のスピーカ用振動板と金型の例を示す断面図 本発明の実施の形態2におけるスピーカ用振動板と金型の断面図 本発明の実施の形態3におけるスピーカの断面図 従来のスピーカ用振動板の断面図 従来のスピーカ用振動板における他の実施形態の断面図
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1から請求項4に記載の発明について説明する。
図1は本発明のスピーカ用振動板の断面図であり、図2は本発明の実施の形態1におけるスピーカ用振動板と金型の断面図、図3は同実施の形態における他のスピーカ用振動板と金型の例を示す断面図である。
図1および図2において、1は振動板本体であり、代表的なものとしては針葉樹パルプからなる抄紙振動板やインジェクション成形された樹脂振動板である。
振動板本体1は位置決め構造を有する金型5によって位置決めされ、金型5と一方の金型6とによって保持される。予め振動板本体外周部に柔軟な高分子材料を配置することで金型5と6とによりプレスされた時に金型5と6の間の空隙部分に、エッジ2と側面に傾斜8を有するガスケット3が一体成形される。
ここで、高分子材料としてはゴム系材料を代表として、柔軟な合成樹脂系材料や合成繊維系材料、セルロース系材料を使用し、よく使用される材料としては、SBRやNBR、発泡ゴム、エラストマー等があり、それぞれの使用上の要求に合わせてその柔軟性や気密保持性、音質上の特徴等を考慮して選択される。
以上のような構成において、ガスケットに水平方向にかかる力に対する強度が向上し、ガスケットが倒れたり剥がれたりしないという効果が得られる。
そして、振動板本体1とエッジ2とガスケット3とを一体成形することで、従来発生していた各部品の接着ズレや接着不良によるビリツキ音等の異常音の発生もなくなり、不良率を低減させることができる。
また、振動板本体1を抄紙振動板とした場合には、抄紙振動板としての効果である音質の細かい調整が可能となり、一方樹脂振動板とした場合には、樹脂振動板としての効果である耐湿性や耐水性の向上および生産性を向上できる等の効果が得られる。
さらに、抄紙振動板や樹脂振動板に竹からなる材料を使用することで、その物性から振動板の強度を向上させることができ、良好な音質と、品質および信頼性を向上させることができ、加えて良好な環境対応も実現することができる。
よって、音質向上、品質や信頼性向上、生産性向上、環境対応向上と大きな相乗効果を発揮させることができる。
なお、本実施の形態では、振動板本体中央部にボイスコイルと結合するための、円形や長円形の孔部を有しているが、他の例として、図3のように孔部を有さない振動板本体1によって形成してもよく、このスピーカ用振動板をパッシブラジエータとして構成しても、同様の効果が得られるものである。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項5に記載の発明について説明する。
図4は本発明の実施の形態2におけるスピーカ用振動板と金型の断面図である。なお、実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。
図4において、実施の形態1と相違する点として、エッジ外周平坦部の外側またはガスケットの外周部に柔軟な高分子材料を射出するゲート7が設けられている。
この構成により、ゲート7から金型5と6の間の空隙に柔軟な高分子材料が射出され、金型5と6の間の空隙部分に、エッジ2と側面に傾斜8を有するガスケット3が一体成形される。
以上のような構成において、ガスケットに水平方向にかかる力に対する強度が向上し、ガスケットが倒れたり剥がれたりしないという効果が得られるものである。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項6に記載の発明について説明する。
図5は本発明の実施の形態3におけるスピーカの断面図である。
図5に示すように、着磁されたマグネット21を上部プレート22およびヨーク23により挟み込んで内磁型の磁気回路24を構成している。
この磁気回路24のヨーク23にフレーム26を結合している。このフレーム26の周縁部に、請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の振動板27の外周を接着している。
そして、この振動板27の中心部にボイスコイル28の一端を結合するとともに、反対の一端を上記磁気回路24の磁気ギャップ25にはまり込むように結合して構成している。
以上は、内磁型の磁気回路24を有するスピーカについて説明したが、これに限定されず、外磁型の磁気回路を有するスピーカに適用しても良い。
この構成により、実施の形態1において説明したように、ガスケットが倒れたり剥がれたりすることなく、また各部品の接着ズレや接着不良によるビリツキ音等の異常音の発生もなくなり、不良率を低減させることができ、生産性も向上でき、環境面やコスト面に関しても優れたスピーカとすることができる。
本発明にかかるスピーカ用振動板は、ガスケット部分にて振動板の前面と背面の気密を保つ各種音響機器に適用できる。
1 振動板本体
2 エッジ
3 ガスケット
5 金型
6 金型
7 ゲート
8 傾斜
11 振動板本体
12 エッジ
13 ガスケット
14 クッション
21 マグネット
22 上部プレート
23 ヨーク
24 磁気回路
25 磁気ギャップ
26 フレーム
27 振動板
28 ボイスコイル

Claims (6)

  1. 振動板本体の外周部に柔軟な高分子材料からなる一体成形されたエッジとガスケットを有するスピーカ用振動板であって、前記ガスケットの内側の側面に80度以下の傾斜を有するスピーカ用振動板。
  2. 振動板本体が抄紙振動板からなる請求項1に記載のスピーカ用振動板。
  3. 振動板本体が樹脂振動板からなる請求項1に記載のスピーカ用振動板。
  4. 柔軟な高分子材料を金型内でプレスすることによりエッジとガスケットを構成した請求項1に記載のスピーカ用振動板。
  5. 柔軟な高分子材料を金型内に射出することによりエッジとガスケットを構成した請求項1に記載のスピーカ用振動板。
  6. 磁気回路に結合されたフレームと、このフレームの外周部に結合された請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のスピーカ用振動板と、このスピーカ用振動板に結合されるとともにその一部が前記磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルとからなるスピーカ。
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