JP2010262869A - ソケット及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品と回路基板との距離に分布を生じても、全ての接続端子の接触圧が均一に維持されるようにしたソケット。
【解決手段】 電子部品下面の複数の素子電極3aと、回路基板上面の複数の基板電極10aとの間に介在し、素子電極3aと基板電極1aとに圧接されて電気的に接続する複数の接続導体4を有するソケットにおいて、接続導体4を支持する支持基板2cと、支持基板2cに設けられた複数の貫通孔2c−1と、各貫通孔2c−1内に設けられ、伸縮自在な材料からなる互いに絶縁された中空体5と、中空体を連結する連通管6と、中空体5及び連通管6の内部に密閉された流体と、中空体5の表面を被覆する導電材料からなる前記接続導体4と、を備えるソケット2。
【選択図】図2

Description

本発明は回路基板上面および電子部品下面にそれぞれ形成された外部接続用の電極間を電気的に接続するための複数の接続導体を有するソケット及びそのソケットを用いた電子機器に関し、とくに、接続導体と電極との接触圧が全ての接続導体に対して均等に維持されるソケット及び電子機器に関する。
電子機器には、外部機器との接続に用いられる、接続面が平坦な多数の電極(以下「素子電極」という。)を備える電子部品、例えばLGA(Land Grid Array:ランド・グリッド・アレイ)パッケージに収容された半導体装置が広く使用されている。かかる電子部品は、上面に素子電極に対向して配置された接続面が平坦な電極(以下「基板電極」という。)を有する回路基板上に、ソケット、例えばLGAソケットを介して搭載される。
かかるソケットは、素子電極及び基板電極の間を電気的に接続する、弾性を有する良電気伝導体からなる接続導体と、接続導体を相互に電気的に絶縁して支持する支持基板とを備える。このソケットは、接続導体の下端が基板電極上面に当接するように回路基板上に位置決めされて載置され、そのソケット上に、電子部品が、素子電極下面を接続導体上端に当接するように位置決めされて回路基板上に載置される。そして、電子部品は回路基板上に押圧されて搭載される。従って、電子部品と回路基板とは、素子電極と基板電極とがその間に挟持されたソケットの接続導体を押圧するように固定される。
このような電子部品の回路基板上への固定は、通常、回路基板及び電子部品を挟持する一対の板状の固定治具を用いてなされる。固定治具は、その4隅をねじにより上下方向に締めつけられ、固定治具に挟持された回路基板及び電子部品を上下から押圧する。これにより、ソケットの接続導体は素子電極と基板電極とにより押圧され、これらの電極間の電気的接続が保持される。
電子部品をかかるソケットを介して回路基板上に搭載する電子機器では、電子部品は回路基板上に着脱自在に固定される。即ち、固定治具による押圧を解除することで、回路基板から容易にソケット及び電子部品を取り外すことができる。従って、電子部品の交換が容易であるという利点がある。
従来のソケットでは、接続導体材料として、安価に製造することができる導電性樹脂が多用されている(例えば特許文献1、2を参照。)。しかし、導電性樹脂の弾性限界は金属ばねに比べて小さいため、接触不良を招来することがある。
特開2000−164270号公報 特開平09−115577号公報
上述したように、従来のソケットは、素子電極と基板電極間の電気的接続が電極と接続導体との押圧(接触圧)により実現されている。このため、電極間の押圧のばらつきがあると接触抵抗もばらつき、その結果、電気的接続不良を招来することがある。
例えば、固定治具を締めつける4隅のねじの締めつけが、締めつけ時の不良あるいは長期間経過後の緩み等により不均等になることがある。その結果、素子電極の形成面(電子部品下面)と基板電極の形成面(回路基板上面)が非平行になり傾くことがある。また、例えば電子部品の発熱により、固定治具を用いて固定されている電子部品又は回路基板が反ることがある。
かかる電子部品又は回路基板の傾き又は反りは、素子電極と基板電極との間隔の面内分布を発生させる。このとき、弾性体からなる接続導体は、ばね性を有するため、素子電極と基板電極との間隔に応じて伸縮し接続を保持する。しかし、弾性体としての接続導体に印加される押圧は、その間隔が拡がると小さくなり、逆に狭まると大きくなる。従って、素子電極と基板電極との間隔に面内分布があると、多数の接続導体のそれぞれに印加される押圧も面内分布を有するものとなる。その結果、押圧の小さな接続導体の接触圧が小さくなり電気的接続の信頼性が損なわれるという問題がある。
従来、ソケットの接続導体には、安価かつ容易に成形することができる導電性樹脂が多用されている。しかし、導電性樹脂は弾性限界が小さいため、かかる電子部品又は回路基板の傾き又は反りにより容易にソケットの接触不良を生じる。他方、弾性限界が大きな金属ばねを用いたのでは、製造コストが高くなる。
本発明は、電子部品又は回路基板が傾いたり反ったりして、接続導体により接続されるべき素子電極と基板電極との間隔に面内分布が生じた場合でも、常に全ての接続導体が均一な接触圧に保持されるソケット及びかかるソケットを用いた電子機器を安価な製造コストで提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のソケットは、電子部品の下面に設けられた複数の素子電極と、前記素子電極に対向して回路基板の上面に設けられた複数の基板電極との間に介在し、前記素子電極と前記基板電極とに圧接されて前記素子電極と前記基板電極とを電気的に接続する複数の接続導体を有するソケットにおいて、前記接続導体を支持する支持基板と、前記支持基板に設けられた複数の貫通孔と、各前記貫通孔内に設けられ、伸縮自在な材料からなる互いに絶縁された中空体と、前記中空体を相互に連結する連通管と、前記中空体及び前記連通管の内部に密閉された流体と、前記中空体の表面を被覆する導電材料からなる前記接続導体と、を備えたことを特徴として構成する。
本発明によれば、接続導体は、伸縮自在の中空体の表面を被覆するように形成される。中空体の内部は、連通管を介して互いに連結されており、流体が密閉されている。この構成では、接続導体と接する素子電極及び基板電極との押圧(接触圧)は中空体の内圧によりほぼ定まる。従って、電極間距離が変動して接触圧が変わった場合、各中空体の内圧(即ち接触圧)が等しくなるまで各中空体が伸縮するので、電極間距離の分布が変化しても、全ての接続導体の接触圧は常に均一に保持される。
本発明の第1実施形態の電子機器断面図 本発明の第1実施形態のソケットの平面図 本発明の第1実施形態のソケットの垂直断面図 本発明の第1実施形態のソケットの水平断面図 本発明の第1実施形態の一体成形体斜視図 本発明の第1実施形態のソケットの効果を説明する断面図 本発明の第1実施形態のソケットの製造工程断面図(その1) 本発明の第1実施形態のソケットの製造工程断面図(その2) 本発明の第1実施形態のソケットの製造工程断面図(その3) 本発明の第1実施形態の一体成形体の他の製造工程断面図 本発明の第2実施形態のソケット部分断面図 本発明の第2実施形態の変形例のソケット部分断面図 本発明の第2実施形態の第2変形例の製造方法を説明するための断面図
本発明の第1実施形態は、上下端面に上下に移動可能な金属電極(接触部)を備えた円柱形中空体を有するソケットを用いた電子機器に関する。
図1は本発明の第1実施形態の電子機器断面図であり、回路基板上にソケットを介して電子部品を接続し搭載した電子機器の主要な構成を表している。
図1を参照して、本第1実施形態の電子機器100では、電子部品3と回路基板1とがソケット2を挟持するように配置される。
電子部品3は、その下面に多数の外部接続用の素子電極3aが配置されている。かかる電子部品3として、例えば半導体チップをLGAパッケージに収容したLGA半導体パッケージがある。また、回路基板1上面には、基板電極1aが各素子電極3aに対向して、例えば格子状に配置されている。これら素子電極3a及び基板電極1aは、それらの対向面、即ち接続導体4が接触する接続面が平坦な平面形状を有する。
ソケット2は、絶縁性の支持基板2cと、連通管6により接続された円柱状の中空体5と、中空体5の側面及び中空体5の上下端面を被覆する接続導体4とを有する。接続導体4は、支持基板2cを貫通するビア2bと、接続導体4の上下端を構成する接触部2aとからなり、接続導体4の上下端面は、支持基板2cの上下面から突出している。なお、ソケット2の詳細は後述する。
ソケット2は、接続導体4の下端面が回路基板1上面の基板電極1aに当接するように回路基板1上に位置合わせされて載置される。そのソケット2上に、電子部品3を、接続導体4の上端面が電子部品3下面の素子電極3aに当接するように位置合わせして載置する。
固定治具は、回路基板1の下面に配置された補強板9と、電子部品3上面に配置された放熱板7と、補強板9と放熱板7とをばね締結するボルト8a及びナット8bを有する。
放熱板7は、上面に放熱フィン7aが形成されており、下面中央に窪みを有する押し板10bを介して電子部品3上面を押圧する。なお、電子部品3と押し板10bとは、押し板10bの窪みに配置された良熱伝導性の接着剤10aにより固着されている。
補強板9、回路基板1及び放熱板7の4隅に、ボルト8aを回路基板1の垂直方向に貫通させる貫通孔が設けられている。この貫通孔の直上に位置する放熱板7上面に、穿孔7bが形成されている。補強板9の下方から貫通孔を通して挿入されたボルト8aは、上端を穿孔7b内に挿入され、穿孔7b内でコイルばね8cを介してナット8bにより螺着され、コイルばね締結がなされる。
4隅でコイルばね締結された補強板9と放熱板7は、回路基板1を上方に、電子部品3を下方に押圧する。これにより、ソケット2の接続導体4は、素子電極3aと基板電極1aとにより押圧され、挟持されて固定される。同時に、この押圧に起因して生じた接続導体4と素子電極3a又は基板電極1aとの接触圧により、両電極3a、1a間の電気的接続がとられる。
次に、本第1実施形態で用いられたソケット2の詳細を説明する。
図2は本発明の第1実施形態のソケットの平面図であり、接続導体4の面内配置を表している。図3は本発明の第1実施形態のソケットの垂直断面図であり、図2中の直線AA’断面を表している。
図2を参照して、ソケット2を構成する支持基板2cは、矩形平板形の絶縁体からなり、その表面に接続導体4が、素子電極3aに対応する位置にグリッド状に配置されている。なお、本第1実施形態では、説明を簡明にするため4×4の接続導体4の配置を示すが、本発明のソケット2はこれに限られず、より多数の、例えば40×40以上の配置のLGA半導体パッケージ(電子部品3)の素子電極3aに対応したソケットに適用することができるのは当然である。
図2及び図3を参照して、支持基板2cには、支持基板2cを上下に(垂直に)貫通する貫通孔2c−1(ビアホール)が形成されている。この貫通孔2c−1内に、円柱形の外形を有する中空体5が貫通孔2c−1と同心円状に緩挿される。
貫通孔2c−1の内部側壁と中空体5との隙間には、弾性を有する導電体、例えば導電性樹脂が埋め込まれ、支持基板2cを上下に貫通するビア2bを形成する。中空体5の上端面及び下端面には、中空体5と同径の導電性金属円柱からなる接触部2aが固着されている。
ビア2bは、中空体5の側面を被覆し、接触部2aの側面に接触するよう設けられる。即ち、ビア2bは、その弾性力により接触部2aの側面を押圧して接触を保持する。このため、後述するように、接触部2aが上下に移動しても、接触部2aの側面はビア2bに押圧されてビア2bの内壁面上を摺動し、ビア2bとの安定した接触が維持される。従って、中空体5の上端面及び下端面に設けられた接触部2aは、常にビア2bにより電気的に接続される。
中空体5は、中空構造の円柱形の外形を有し、伸縮性の大きな絶縁材料、例えばエラストマーから構成される。この中空体5は、内部空洞内が流体で満たされており、内部空洞内の圧力の変化により、あるいは、中空体5の上下端面に印加される圧力により、上下方向(柱軸方向)に伸縮する。なお、中空体5の側壁面はビア2bにより抑えられており、直径方向への伸縮はない。
図4は本発明の第1実施形態のソケットの水平断面図であり、図3中の直線AA’を含む水平断面を表している。
図4を参照して、全ての中空体5の内部空洞は、支持基板2c中に埋設された連通管6を介して連結されている。従って、全ての中空体5の内部空洞の圧力は常に等しい。なお、連通管6は、中空体5の内部空洞を連結するものであればよく、例えば、支持基板2cの外部に設けることもできる。
上述した中空体5及び連通管6は、絶縁性のエラストマーを用いた一体成形体として製造することができる。一体成形体とすることで、安価に製造することができる。
図5は本発明の第1実施形態の一体成形体斜視図であり、エラストマー成形された中空体5及び連通管6の一体成形体を表している。図5を参照して、4×4の各格子点に配列された円柱形に成形された中空体5が、格子状に配置された連通管6により連結されている。
図6は本発明の第1実施形態のソケット2の効果を説明する断面図であり、素子電極3aと基板電極1aの間隔の変動に伴う接続導体の形状変化を表している。
図6(b)を参照して、電子部品3及び回路基板1が互いに平行に支持されている正常な状態では、接続導体4の上下端面(図6中で、接続導体4の上端に設けられた接触部2aの上面及び下端に設けられた接触部2aの下面)間の距離は全ての接続導体4について等しい。このとき、全ての接続導体4の上下端面は、支持基板2cの表面から高さHoだけ突出し、それぞれ素子電極3a及び基板電極1aに当接している。なお、この高さHoは、接続導体4上下端面に印加される押圧と、弾性材料からなるビア2b及び中空体5の反力とが釣り合う高さとして定まる。
より具体的に説明すると、接触部2a及び中空体5は、ビア2bの内壁面を摺動して上下方向にそれぞれ移動可能に設けられる。従って、接続導体4に印加される押圧は、ビア2bと接触部2aとに分散されて支持される。このとき、ビア2bに分散された押圧は、ビア2bの弾性力により支持される。他方、接触部2aに分散された押圧は、中空体5の内圧により支持される。通常、ビア2bが電極1a、3aと接する上下の平坦面の面積は接触部2aに比べて非常に小さいので、接続導体4に印加される押圧の大部分は接触部2aが担うことになる。
接触部2aに印加された押圧は、中空体5の内圧により支持される。これは、中空体5が伸縮自在の材料、例えばエラストマーからなり、外圧(例えば押圧)と内圧とが等しくなるまで自由に膨張する(本第1実施形態形態では、中空体5の側壁面はビア2bにより膨張が抑制されるため、中空体5は上下方向に膨張する。)ためである。即ち、接触部2aに印加される押圧が中空体5の内圧に等しくなるまで、中空体5は上下に膨張し、それに応じて接触部2aは上下に移動する。
中空体5は互いに連通しており、その内圧は全ての中空体5で同一である。このため、接触部2aにより支持される押圧は全ての接続導体4について同一であり、従って、接続導体4により支持される押圧は、全ての接続導体についてほぼ等しい(ビア6bが支持する分だけ異なる場合がある。)
なお、弾性体からなるビア2bは、常に接触部2a及び中空体5の側壁面、即ち摺動面を押圧する。従って、ビア2bと接触部2aの電気的接続は常に良好に保たれる。
次に、電子部品3又は回路基板1の反り又は電子部品3及び回路基板1の締めつけの不均衡により、素子電極3aと基板電極1aとの間隔が、支持基板2c面内で面内分布を生じた場合を説明する。このとき、当接する素子電極3aと基板電極1aの間隔が広くなる接続導体4と、間隔が狭くなる接続導体4とが生ずる。
素子電極3aと基板電極1aの間隔が広くなった領域に配置された接続導体4では、図6(a)を参照して、その両端に印加される押圧(接触圧)が減少する。従って、中空体5は膨張し(柱軸方向に伸長する。)又ビア2bも伸長する。その結果、接続導体4は伸長し、接続導体4の上下端面は、支持基板2cの表面から当初の高さHoよりΔhだけ高い高さHo+Δhまで突出する。なお、高さの変化Δhがビア2bの弾性限界を超えたとき、図6(a)に示すように、接触部2aの上面が支持基板2c上面から高さHo+Δhまで、ビア2の上端面を超えて突出するように接触部2aが移動してもよい。
他方、素子電極3aと基板電極1aの間隔が狭くなった領域に配置された接続導体4では、図6(b)を参照して、その両端に印加される押圧(接触圧)が増大する。その結果、接続導体4は縮小し、接続導体4の上下端面の支持基板2cの表面からの突出高さは、当初の高さHoよりΔhだけ低い高さHo−Δhまで低下する。この高さの低下、即ち中空体5の圧縮は、接触部2にかかる押圧と中空体5の内圧が等しくなるまで進行する。
上述したように、素子電極3aと基板電極1aの間隔が一部領域で広く,残りの領域で狭くなるように変化した場合、その間隔の広狭に応じて接続導体4の高さが伸縮する。この接続導体4の伸縮は、接続導体4が素子電極3a及び基板電極1aを押圧する圧力、即ち接触圧が、中空体5の内圧に等しくなるまで進行し、そこで停止する。既に説明したように、全ての中空体5の内圧は等しいから、かかる素子電極3aと基板電極1aの面内間隔分布が変化しても、接続導体4にかかる押圧(接触圧)は常に全ての接続端子4に対して均等に分配される。このため、間隔が広い一部の接続端子4に印加される押圧が低下して引き起こされる接触不良は回避される。
本第1実施形態のソケットでは、図6(c)を参照して、接続導体4が圧縮されたとき、ビア2bの先端は当初より低い位置まで押下されるので、ビア2b先端の平坦面は広くなる。その結果、ビア2bが担う押圧が増加する。これにより、一部の中空体5のみが大きく圧縮されることを防ぐことがてきる。
以下、本第1実施形態のソケットの製造方法を説明する。本第1実施形態形態のソケットは、エラストマーの一体成形体11の製造工程、支持基板2cの製造工程及び接続導体4の製造工程を順次経て製造される。
図7は本発明の第1実施形態のソケットの製造工程断面図(その1)であり、図4に示すエラストマーの一体成形体11からなる中空体5及び連通管6の製造工程を表している。なお、図7は(b−1)を除き、図4に示す中空体5及び連通管6の軸芯を含む断面を表している。
本第1の実施形態に用いられたソケット2を構成する中空体5及び連通管6からなる一体成形体11は、一体成形体11の上半分及び下半分をそれぞれ金型を用いて製造した後、上下半分を張り合わせて製造される。
図7(a)を参照して、上型21Uと下型21Dからなる金型21は、中空体5を形成する上底が閉じた円筒状の空洞24、及び、連通管6を形成する、空洞24を繋ぐ円管の上半分からなる空洞23とを形成する。この空洞23、24は、中空体5及び連通管6の上半分の形状に加えて、下端に糊代となる部分を形成する。この金型21に、熱可塑性のエラストマーを射出して、図7(b)を参照して、中空体5及び連通管6の上半分に相当する半製品11Aを製造する。なお、半製品11Aは、他の成形方法、例えば上述した上型21Uと下型21Dと同様の金型21を用いて、エラストマーシートを熱プレス成形して製造することもできる。
図7(b−1)は、図7(b)中のAA’断面であり、半製品11Aの連通管6部分の管軸に垂直な断面を表している。図7(b−1)を参照して、半製品11Aの下端は垂下して、長さεの糊代を形成する。
次いで、2個の半製品11Aを上下対象に上下に重ね、互いの糊代を用いて貼着する。これにより、上下の半製品11Aが重なり、ほぼ図4に示す一体成形体11に近い形状のエラストマー成形体11Bが製造される。なお、互いの糊代は重ならないように、下側の糊代を上側の糊代の上方に貼着するようにする。従って、貼着部分の幅は糊代のほぼ2倍の幅2εになる。また、貼着部分のエラストマーの厚さは、他の部分の2倍になる。
次いで、図7(c)を参照して、半製品11Aを重ねて貼着したエラストマー成形体1Bを、上型22Uと下型22Dからなる加熱された金型22の空洞内に収納する。この金型22の空洞は図4に示す一体成形体11の外形に嵌合する。次いで、図7(d)を参照して、エラストマー成形体11Bの内部に空気を吹き込み、ブロー成形する。次いで、図7(e)を参照して、金型22を開くことにより、糊代部分が薄くされ、同時に金型22の空洞で規定される外形を有するエラストマーの一体成形体11が製造される。
なお、一体成形体11の内部には流体が密閉される。かかる流体の密閉は、一体成形体11のブロー成形終了時に一体成形体11を密閉することでなすことができる。また、ブロー成形された一体成形体11に液体又は気体を注入して封止してもよい。封止する気体として、例えば空気、窒素を用いることができ、封止する液体として、例えば水、オイルを用いることができる。液体は気体に比べて熱膨張率が小さく、温度変化による内圧の変動が小さいという利点がある。
一体成形体11を形成する材料として、絶縁性、弾性及び伸縮性を有し、かつ熱プレス成形、ブロー成形又は射出成形により容易に加工可能な熱可塑性の材料が好ましい。かかる材料として、ポリウレタン、スチレン−ブタジエンゴム、イソプロピレンゴム、ブタジエンゴム又は天然ゴム等のエラストマーがある。さらに、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン又はポリエチレン等のプラスチック樹脂を用いてもよい。
上述した中空体5及び連通管6は一体成形体11として製造された。しかし、これに限らず、中空体5と連通管6をそれぞれ異なる工程又は材料により形成し、接合して形成することもできる。
次に、支持基板2cの製造工程を説明する。支持基板2は、上述の工程で製造された一体成形体11を絶縁樹脂中に埋め込むモールド加工により形成することができる。
図8は本発明の第1実施形態のソケットの製造工程断面図(その2)であり、一体成形体11が埋め込まれた支持基板の製造途中の断面を表している。なお、図8(a)〜(c)は図4の直線AA’に沿う垂直断面を、図8(d)は図4の直線BB’に沿う垂直断面を表している
図8(a)を参照して、まず、上下対象の上型25U及び下型25Dからなる金型25の空洞25a〜25c中に、中空体5及び連通管6の一体成形体11を嵌め込む。
図8(b)は、一体成形体11が嵌め込まれた金型25を表している。図8(a)及び図8(b)を参照して、金型25は、空洞25a〜25cを備える。
空洞25cは、円柱状をなし、一体成形体11を構成する中空体5に嵌合する。そして、金型25には、空洞25cの周囲を円筒状に囲み、金型25の接合面側に突出する円筒状突起25dが設けられている。この円筒状突起25dは、空洞25cの側壁の一部を構成し、支持基板2cに開設される貫通孔2c−1(図8(c)参照。)を画定する。また、円筒状突起25dには、連通管6に嵌合する空洞25aが開設される。
空洞25bは、平面外形が支持基板2c外周を画定する矩形なし、その矩形内の空洞25c及び円筒状突起25dを除く部分に形成される。即ち、空洞25bの平面形状は、外形矩形で、空洞25c及び円筒状突起25dで画定される円形部分を除く平面形状を有する。この空洞25bは、支持基板2cの厚さに等しい高さを有し、連通管6の中央部分(隣接する空洞25aに挟まれた区間の部分)を収容する。従って、連通管6の中央部分は空洞25b内に表出している。
次いで、金型25の空洞25b内に、絶縁性樹脂からなるモールド材料を射出し、連通管6を埋め込む支持基板2cを形成する。これにより、図8(c)及び図8(d)を参照して、支持基板2c中に一体成形体11が埋め込まれたソケット中間製品2Aが製造される。
ソケット中間製品2Aの支持基板2cは、空洞25bにより画定される高さ及び矩形平面形状を有する矩形板状をなし、空洞25c及び円筒状突起25dに対応する部分が支持基板を貫通する貫通孔2c−1となっている。一体成形体11の中空体5がこの貫通孔2c−1内に緩挿され、その周囲、即ち円筒状突起25dに対応する部分が円筒形の隙間を形成する。中空体5を格子状に連通する連通管6は、円筒状突起25dに対応する隙間内で表出する他、それ以外の連通管6の部分(中央部分)は支持基板2cに埋め込まれている。
モールド材料として、例えばポリイミド、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、エポキシ樹脂を用いることができる。また、必要ならば、機会強度に優れるエンジニアリングプラステック、例えばポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホンからなる補強体(スティフィナー)を組み合わせるてもよい。
なお、支持基板2cは、ソケット11として必要な機械的強度と電気的絶縁性を有するならば、他の材料、例えばモールド樹脂以外の絶縁樹脂又はセラミック材料を用いることができる。この場合、これらの材料を、機械加工又は型を用いて空洞25bと同様の形状を有する上下2つの平板に形成し、これら上下の平板で一体成形体11を挟持して、ソケット中間製品2Aを製造してもよい。
次に、接続導体4の製造工程を説明する。
図9は本発明の第1実施形態のソケットの製造工程断面図(その3)であり、ソケット中間製品2Aに接続導体4を形成する工程を表している。
図9(a)を参照して、ソケット中間製品2Aを、互いに上下面対象な上型31U及び下型31Dからなる金型31で挟持する。図9(b)はソケット中間製品2Aを挟持した金型の断面を表している。
図9(a)及び図9(b)を参照して、上型31U及び下型31Dは、ソケット中間製品2Aを挟持したとき、支持基板2cの上下面の略全面に当接して支持基板2cを挟持する平面端面を有する凸部31aと、中空体5の収容部分に錐台状に窪む凹部31cとを備える。この凹部31cの開口径は貫通孔2c−1と同程度とし、底面は中空体5の上面と同じ平面形状を有する。さらに、凹部31cの底面には、中空体5の上面と同じ平面形状を有する柱状凸部31bが設けられる。中空体5の上下端は、柱状凸部31bの端面に密着して支持される。その結果、中空体5の側面周囲を円筒状に囲む空洞31dが形成される。
この空洞31dの外形は、上下部分は金型31の凹部31cにより画定され、その間は支持基板2cの貫通孔2c−1により画定される。また、空洞31dの内形は、柱状の中空体5及び柱状凸起31bにより画定される。従って、空洞31dは、上下部分が錐台をなす柱体状を、柱軸に沿って中空体5と同形断面を有する柱体で切り取った形状をなす。
次いで、金型31の空洞31dに導電性材料を注入し、図9(c)を参照して、空洞31dと同形のビア2bを形成する。即ち、ビア2bの上下端は円錐台状をなし、その中央に中空体5の上下端面を表出する柱状の穴が開口する。
このビア2bの材料には導電性を有する弾性材料、例えば導電性フィラーを分散した絶縁弾性材料が用いられる。絶縁弾性材料として、例えば、熱硬化性エラストマー、ウレタン系、オレフィン系若しくはポリフチレン系等の熱可塑性エラストマー、ウレタンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、イソプロピレンゴム、フッソゴム若しくはエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)等の合成ゴム、又は、天然ゴムを用いることができる。また、導電性フィラーとして、金、銀、銅、白金、パラジウム、鉛、錫、鉄、亜鉛、アルミニウム、クロム若しくはチタン等の金属、鉄ニッケル、ステンレス、はんだ、ベリリウム銅、青銅、リン青銅若しくは黄銅等の合金、カーボン、又は、セラミックスからなる針状、球状、板状若しくは不定形の粉末を用いることができる。なお、絶縁性の粉末は、導電性処理を施して使用される。
次いで、予め容易された、金型31の柱状凸部31bと同形を有する円柱形の導電性材料、例えば良導電性の金属又は合金からなる接触部2aを、ビア2bの上下端に開設され、底面に中空体5の上下端面を表出する柱状の穴に嵌入し、中空体5上面に貼着する。
以上の工程を経て、ソケット2が製造される。
上述のソケット2の製造工程では、一体成形体11を、上下半分の半製品11Aを合わせて製造した。エラストマー袋を成形加工することで、直接一体成形体11を製造することもできる。この方法では、半製品11Aの製造工程を省略することができるので、安価に製造することができる。
図10は、本発明の第1実施形態の一体成形体の他の製造工程断面図であり、エラストマー袋体の成形加工により一体成形体11が製造される工程を表している。
図10(a)を参照して、エラストマーの袋体33を予め用意する。袋体33は、その一端に外部から気体を吹き込むための吹き込み口を備え、例えば平板状の外形を有する。この袋33を上型32U及び下型32Dからなる金型32で挟持する。この金型32は、中空体5及び連通管6の外形と同形の空洞32a、32bを形成する。
次いで、図10(b)を参照して、挟持された袋体33内部に気体を圧入し、ブロー成形により袋体33を成形する。これにより、袋体33は、中空体5が連通管6で接続された構造の一体成形品11に成形される。このとき、中空体5及び連通管6の外側では、袋体33の上下の皮膜が貼着すると同時に、僅かの幅の貼着代を残して貼着する部分は切断分離される。次いで、図10(c)を参照して、金型32から取り出し、一体成形体11が製造される。
この製造方法では、中空体5及び連通管6の上下方向の中央に貼着代が形成され、この貼着代が一体成形体を取り巻くバリとして残される。かかる貼着代は幅が狭く、通常はそのまま使用しても問題は生じない。しかし、このように製造された貼着代を有する一体成形体を、図7(b)に示す金型22を用いてブロー成形することで、貼着代のない滑らかな皮膜からなる一体成形体11を形成することもできる。この滑らかな一体成形体11は、機械的強度、とくに疲労強度の観点から好ましい。
本発明の第2実施形態は、接続導体4が導電性の弾性体からなるソケット2に関する。図11は本発明の第2実施形態のソケット部分断面図であり、接続導体の形状を表している。なお、図11(b)は正常な圧縮状態を、図11(a)は正常な状態より伸長した状態を、図11(c)は正常な状態より圧縮された状態を表している。
図11(b)を参照して、本第2実施形態の接続導体4は、既述の第1実施形態形態における接続導体4の接触部2aを、ビア2bと同一材料により構成する。その他は、形状各部材の材料及び形状ともに第1実施形態と同様である。
かかる接続導体4は、図9(a)〜(b)に示す第1実施形態の接続導体4を製造するための金型31を、柱状凸部31bを除去して用いることで、第1実施形態のビア2bと同様の工程で製造することができる。
図11(b)を参照して、接続導体4が正常な押圧の下で正常な圧縮状態にあるとき、接続導体4は、その上面が支持基板2cの上下面より高さHoだけ突出している。これは第1実施形態の接続導体4と同様である。
次いで、押圧が減少した結果中空体5が伸長すると、全体がビア4bと同じ弾性材料からなる接続導体4は、中空体5と共に伸長し、接続導体4上面は支持基板2cの上下面より高さΔhだけ高い高さHo+Δhまで突出する。
図11(c)を参照して、逆に押圧が減少して中空体5が圧縮される、接続導体4は中空体5と共に圧縮され、接続導体4上面は支持基板2cの上下面より高さΔhだけ低い高さHo−Δhまで押し下げられられる。
このように、本第2実施形態の接続導体4は、第1実施形態と同様、素子電極3aと基板電極1a間の距離の変動ないし面内分布を接続導体4の伸縮により吸収することで、全ての接続端子の押圧(接触圧)を常に均一に維持する。
本実施形態では、接続導体4を一工程で形成することができるので、製造コストを容易に低くすることができる。
図12は本発明の第2実施形態の変形例のソケット部分断面図であり、中空体5及び接続導体4の形状を表している。なお、図12(a)は第2実施形態の第1変形例を、図12(b)は第2実施形態の第2変形例を表している。
図12(a)を参照して、第1変形例では、球形の中空体5の表面全面(連通間6との接続部を除く)を被覆して、導電性弾性材料からなる接続導体4が形成されている。なお、接続導体4の上下端は接続面積を増加するために平面にすることが好ましい。かかる接続導体は第2実施形態と同様にして形成することができる。
この第1変形例では、素子電極3aと基板電極1a間の距離が変動すると、それに応じて球形の中空体5が膨張又は縮小する。従って、接続導体4も伸縮して接続導体4の高さが変化し、第1実施形態と同様に、全ての接続導体4にかかる押圧(接触圧)が均一化される。
図12(b)を参照して、第2変形例では、既述の第2実施形態における接続導体4を、その上下端部分に水平に切り込みを入れ、上下方向の押圧に対する実効的な弾性定数(ばね定数)を小さくしたものである。この第2変形例では、弾性限界が大きくなるので、大きな伸縮に容易に追従することができる。その他は第2実施形態と同様である。
図13は本発明の第2実施形態の第2変形例の製造方法を説明するための断面図であり、第2変形例の接続導体4を形成するための金型34を表している。
金型34は、中空体5近傍を除き第1及び第2実施形態形態の金型31と同様である。図13を参照して、中空体5が収納される金型34の空洞34aは、4個の割り子34RU〜34LDにより形成される。割り子34RU及び割り子34LUは、上型34Uの窪み内に嵌挿され、合わせたときに、蛇腹状の断面を有する円柱状の空洞34aの上部を形成する。同様に、割り子34RD及び割り子34LDは、下型34Dの窪み内に嵌挿され、合わせて蛇腹状の断面を有する円柱状の空洞34aの下部を形成する。
導電性を有する弾性材料を空洞34a内に注入し、図12(b)に示す第2変形例の接続導体4が形成される。その後、上型34U及び下型34Dを外した後、割り子34RU及び割り子34LU、割り子34RD及び割り子34LDをそれぞれ左右に水平に分離することで、金型31から接続導体4が分離される。
なお、第2変形例の接続導体4は上記形状に限られず、伸縮性を高める他の形状を採用することができる。例えば、上述した蛇腹状外形に代えて、水平又は垂直のスリットを設ける、あるいはプリーツ又は螺旋状の外形とすることもできる。さらに、第2変形例の接続導体4の樹腹状外形を有する部分を、別体の中空の蛇腹構造を有する導電性部品により構成することもできる。このように、接続導体4の上下部分をビア2bと別体とすることで、複雑な形状により付与される優れた伸縮性を有する接続導体4を作成することができる。
本発明をLGAパッケージに収容された半導体部品を回路基板に搭載するためのLGAソケットに適用することで、半導体部品と回路基板間の距離の面内分布が発生しても、常に均一な接触圧を維持する信頼性の高い接続を保持することができる。
1 回路基板
1a 基板電極
2 ソケット
2a 接触部
2b ビア
2c 支持基板
2c−1 貫通孔
2A ソケット中間製品
3 電子部品(半導体パッケージ)
3a 素子電極
4 接続導体
5 中空体
6 連通管
7 放熱板
7a 放熱フィン
8a ボルト
8b ナット
8c ばね
9 補強板
10a 接着剤
10b 押し板
11 一体成形体
11A 半製品
11B エラストマー成形体
21、22、25、31、32、34 金型
31a 凸部
31b 柱状凸部
31c 凹部
31d、34a 空洞
21U、22U,25U、31U、32U、34U 上型
21D、22D,25D、31D、32D、34D 下型
33 袋体
100 電子機器

Claims (5)

  1. 電子部品の下面に設けられた複数の素子電極と、前記素子電極に対向して回路基板の上面に設けられた複数の基板電極との間に介在し、前記素子電極と前記基板電極とに圧接されて前記素子電極と前記基板電極とを電気的に接続する複数の接続導体を有するソケットにおいて、
    前記接続導体を支持する支持基板と、
    前記支持基板に設けられた複数の貫通孔と、
    各前記貫通孔内に設けられ、伸縮自在な材料からなる互いに絶縁された中空体と、
    前記中空体を相互に連結する連通管と、
    前記中空体及び前記連通管の内部に密閉された流体と、
    前記中空体の表面を被覆する導電材料からなる前記接続導体と、
    を備えたことを特徴とするソケット。
  2. 前記中空体及び前記連通管は、絶縁性を有するエラストマーの一体成形体からなることを特徴とする請求項1記載のソケット。
  3. 前記中空体は、前記支持基板に垂直な柱軸を有する柱体からなり、
    前記接続導体のうち少なくとも前記柱体の側面を被覆する部分は、弾性を有する導電材料からなることを特徴とする請求項1又は2記載のソケット。
  4. 前記中空体は球体からなり、
    前記接続導体は、前記中空体の全面を被覆する弾性を有する導電材料からなることを特徴とする請求項1又は2記載のソケット。
  5. 下面に複数の素子電極が設けられた電子部品と、上面に前記素子電極に対向する複数の基板電極が設けられた回路基板と、前記素子電極と前記基板電極とに圧接されて前記素子電極と前記基板電極とを電気的に接続する複数の接続導体を有するソケットとを有する電子機器において、
    前記ソケットは、
    前記接続導体を支持する支持基板と、
    前記支持基板に設けられた複数の貫通孔と、
    各前記貫通孔内に設けられ、伸縮自在な材料で形成され中空部が流体で充満された中空体と、
    前記中空体を相互に連結する連通管と、
    前記中空体の表面を被覆する導電材料からなる前記接続導体と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
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