JP2010262565A - リアルタイムWeb共有システム、リアルタイムWeb共有方法、及びプログラム - Google Patents

リアルタイムWeb共有システム、リアルタイムWeb共有方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】Webページ共有システムにおいて、WWWブラウザの利用者の属性によらず同期が制限された入力内容を適切にWebサーバに送信することを可能にする。
【解決手段】WWWブラウザにおいて、サブミット検知手段及び結合情報付加手段を追加し、WWWブラウザからサブミットにより利用者の入力した内容を中継サーバに送信する前に、中継サーバにおいて不整合が発生したリクエスト内容を適切に結合できるよう指示する結合情報をリクエストに付加すると共に、中継サーバにおいてサブミットによるリクエストをそれぞれのブラウザから受け取った際に、リクエスト結合手段において付加されている結合情報からそれぞれのリクエストを結合し、Webサーバに対して適切なリクエストを転送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リアルタイムWeb共有システムに関し、特に複数のWWWブラウザでリアルタイムに同じWebページを共有できるリアルタイムWeb共有システムに関する。
近年、ネットワーク技術の発達により、その通信手段として様々な技術が登場してきている。なかでもWWW(World Wide Web)と呼ばれるインターネット通信技術は、全世界的に標準的な技術として利用されている。
WWWでは、情報提供者が用意したWWWサーバと呼ばれるホストコンピュータに対して、情報利用者(以下、利用者)がWWWブラウザと呼ばれるプログラムを用いてアクセスし、利用者が所望の情報を取得するという通信形態がとられている。
この情報は、一般にタグ(tag)と呼ばれる文字情報で構成されるHTML(Hyper Text Markup Language)で記述されている。WWWブラウザは、このHTMLを解釈してWebページとして画面に表示する。すなわち、Webページは、HTMLで記述されている構造化文書である。
このWebページには、文字情報や画像以外に、ボタン、テキスト入力、項目選択といった入力操作が可能なタグを記述できる。利用者は、WWWブラウザに表示された各タグに対してマウスでのクリックやキーボードからのテキスト入力を実行することで、Webページに対して情報を埋め込み、一般にサブミット(submit)として知られる操作を実施することで、Webページに入力した内容をWWWサーバに送信できる。
また、このWebページには、他のWebページへのリンク情報が埋め込まれている場合がある。利用者は、このリンクを操作することによって、別のWebページをWWWサーバから取得できる。
また、WWWサーバ上のWebページは、URL(Uniform Resource Locator)という規定に則った名前で、その所在を一意に指定できる。Webページ上のリンクは、このURLを持つことによって他のWebページを指定している。例えば、「http://サーバA/パス1/ファイル1.html」というURLは、WWWサーバである「サーバA」上の「/パス1/」というディレクトリ配下の「ファイル1.html」というファイル記述子を持つWebページを指定している。
近年のパーソナルコンピュータの普及に伴い、より多くの利用者が、前述のWWWを用いて、インターネット上のWWWサーバにアクセスし、WWWサーバからの情報の取得のみならず、WWWサーバを介した電子帳票の提出やオンラインショッピング等のサービスを利用できるようになった。
しかし、利用者の全てがパーソナルコンピュータの操作やインターネット技術に精通している訳ではなく、少なからず操作方法がわからない利用者が存在するといった問題が発生している。
そのため、利用者のインターネット利用を支援する技術として、特開2004−178268号公報(特許文献1)では、複数のWWWブラウザの操作を同期させることによって、遠隔地に離れた利用者同士がリアルタイムに同じWWWブラウザの画面を表示することができるWebページ共有システムについて記述されている。
また、特開2006−018795号公報(特許文献2)では、Webページ共有システムにおいてWWWブラウザで表示するWebページを同期させるため、WWWブラウザからのWebページ取得要求を一旦受け取る中継サーバを用い、中継サーバがWWWブラウザの代わりにWWWサーバからWebページを取得して、各WWWブラウザにWebページを配信する。
また、特開2007−193415号公報(特許文献3)では、同じWebページを共有している各WWWブラウザに対してWebページ内に表示されたボタンやテキスト入力等に対する操作の同期処理を制限することができる。
特開2007−193415号公報(特許文献3)では、特開2006−018795号公報(特許文献2)と同様に、WWWブラウザの代わりに、Webページを取得する中継サーバを用いる。
特開2007−193415号公報(特許文献3)では、まず各WWWブラウザに当該WWWブラウザの利用者を示す利用者属性情報を設定しておく。更に、中継サーバにおいてWebページ全体若しくはWebページ中のタグに対する操作の同期を制限するため、WebページのURL及びWebページ中のタグに対して、各利用者のどのような操作を制限するかについて定義しておく。
中継サーバに対して、各WWWブラウザから中継サーバにWebページの取得リクエストが送信されると、中継サーバは、WWWブラウザの代わりに、取得リクエストに含まれるURLで示されるWWWサーバからWebページを取得する。中継サーバは、取得リクエストのURLと、定義した操作の同期を制限したいURLとを比較し、一致すればWebページ中の各タグ若しくはWebページ全体に操作同期制限情報を付加して、WWWブラウザに送信する。
WWWブラウザでは、各タグ若しくはWebページ全体に付加された操作同期制限情報と利用者属性情報とから、WWWブラウザのどの操作の同期を制限するかを決定し、利用者がそのタグに対して操作をしても同期情報を他のブラウザに送信しないことにより、利用者の入力内容を秘匿できる。
また、特開2002−109147号公報(特許文献4)では、各ブラウザの利用者属性をユーザとオペレータの二つに分け、ユーザはWebページ中の任意のタグに同期を制限できる。同期が制限されたタグに対してユーザが操作すると、その操作情報はオペレータに送信されない。
特開2007−193415号公報(特許文献3)及び特開2002−109147号公報(特許文献4)で述べられている手法を用いた場合、操作の同期が制限されたWebページを利用者が操作した場合、その操作が他方のWWWブラウザに送信されず、Webページに入力された内容がそれぞれ異なってしまう。この時、利用者がブラウザを操作してサブミットを実行すると、双方のWWWブラウザから中継サーバに送信されるWebページの取得リクエストに含まれる利用者の入力内容が異なってしまい、中継サーバから更にWWWサーバに取得リクエストを送信する際に取得リクエストをどのように送信すべきか判断できない。
特開2002−109147号公報(特許文献4)では、このような場合にユーザのリクエストをWWWサーバに送信するとしている。しかし、この方式ではオペレータが操作した内容をWWWサーバに送信する必要がある場合、WWWサーバにその内容を送信することができない。また、実際にユーザとオペレータの間でリクエストに含まれる内容が異なっていた場合、意図的に同期を制限することで内容が異なったのか、それとも不具合若しくは誤操作によって異なっているのかが判断できない。
特開2004−178268号公報 特開2006−018795号公報 特開2007−193415号公報 特開2002−109147号公報
Webページ共有システムにおいて、従来技術では操作の同期が制限されたWebページを利用者が操作した場合、その操作が他方のWWWブラウザに送信されず、Webページに入力された内容がそれぞれ異なってしまう。
この時、利用者がブラウザを操作してサブミットを実行すると、双方のWWWブラウザから中継サーバに送信されるWebページの取得リクエストに含まれる利用者の入力内容が異なってしまい、中継サーバから更にWWWサーバに取得リクエストを送信する際に取得リクエストをどのように送信すべきか判断できない。
また、実際にユーザとオペレータの間でリクエストに含まれる内容が異なっていた場合、意図的に同期を制限することで内容が異なったのか、それとも不具合若しくは誤操作によって異なっているのかが判断できない。
本発明では、WWWブラウザにおいて、サブミット検知手段及び結合情報付加手段を追加し、WWWブラウザからサブミットにより利用者の入力した内容を中継サーバに送信する前に、中継サーバにおいて不整合が発生したリクエスト内容を適切に結合できるよう指示する結合情報をリクエストに付加すると共に、中継サーバにおいてサブミットによるリクエストをそれぞれのブラウザから受け取った際に、リクエスト結合手段において付加されている結合情報からそれぞれのリクエストを結合し、Webサーバに対してリクエストを転送する。
本発明のリアルタイムWeb共有システムは、ネットワーク上のWWWサーバと、WWWサーバからWebページを取得して表示し、利用者からのWebページへの入力を受け付けてWWWサーバに送信するWWWブラウザと、WWWブラウザからのWebページ取得リクエストを受け付け、WWWサーバからWebページ取得リクエストに対応したWebページを取得して、WWWブラウザに対して返信する中継サーバとを含む。
WWWブラウザは、ネットワークを通じてWWWサーバからWebページを取得するためのWebページ取得手段と、利用者が使用する画面装置にWebページを表示し、利用者が入力した操作を画面上のWebページに反映させるHTML表示手段と、Webページに指定された同期の可否を指定する同期制限に基づいて、HTML表示手段での利用者の操作に関する操作情報を中継サーバに送信する送受信手段と、HTML表示手段においてサブミットによる利用者の入力内容の送信が発生した際に、サブミットを検知するサブミット検知手段と、サブミットを検知した際に、入力内容の同期制限及び中継サーバでの入力内容の結合方法を指定した結合指示属性に応じた結合情報を、入力内容に付加する結合情報付加手段とを具備する。
中継サーバは、WWWブラウザからのリクエストを受け取り、WWWサーバにリクエストを中継し、WWWサーバからWebページを取得し、WebページをWWWブラウザに送信するWebページ中継手段と、Webページ中継手段でWWWブラウザからのリクエストを取得すると、リクエストに付加された結合情報を検出し、リクエストに結合情報が付加されている場合、Webページを共有している他のWWWブラウザからのリクエストを待機し、Webページを共有している各WWWブラウザからのリクエストが全て揃った時点で、結合情報に指定されている結合方法に基づいてリクエストを結合して結合リクエストを作成し、Webページ中継手段にWWWサーバへの結合リクエストを送信するリクエスト結合手段と、WWWブラウザから送信されてきた操作情報を、他のWWWブラウザに対して転送する操作情報転送手段とを具備する。
Webページ共有システムにおいて、WWWブラウザの利用者の属性によらず同期が制限された入力内容を適切にWebサーバに送信することが可能となる。
本発明のリアルタイムWeb共有システムの構成例を示すブロック図である。 WWWブラウザでのWebページの表示、及びそのWebページ上での操作の同期に関する処理を示すフローチャートである。 入力内容が中継サーバに送信されるサブミット処理を示すフローチャートである。 WWWブラウザからのリクエストを受信した時の中継サーバの処理を示すフローチャートである。 WWWブラウザからのリクエストを受信した時の中継サーバの処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明のリアルタイムWeb共有システムは、WWWサーバ1と、WWWブラウザ2と、中継サーバ3を含む。
WWWサーバ1は、ネットワーク上で、HTML(Hyper Text Markup Language)で記述されているWebページを提供するサーバである。ここでは、HTMLを例に説明するが、実際には、HTMLに限らず、Webページを記述するためのマークアップ言語(Markup Language)であれば良い。例えば、Webページは、HTMLではなく、XML(Extensible Markup Language)で記述されていても良い。
WWWブラウザ2は、ネットワーク上のWWWサーバ1からWebページを取得して表示し、利用者からのWebページへの入力を受け付けてWWWサーバ1に送信する。ここでは、WWWブラウザ2は、複数とする。複数のWWWブラウザ2は、同一のコンピュータ上に存在していても良いし、それぞれ異なるコンピュータ上に存在していても良い。
中継サーバ3は、WWWサーバ1とWWWブラウザ2との間の通信を中継する。ここでは、中継サーバ3は、WWWブラウザ2からのWebページ取得リクエストを受け付け、WWWサーバ1から当該リクエストに対応したWebページを取得して、取得されたWebページをWWWブラウザ2に対して返信する。
WWWサーバ1の例として、PC(パソコン)、シンクライアントサーバ、ワークステーション、メインフレーム、スーパーコンピュータ等が考えられる。但し、実際には、これらの例に限定されない。
WWWブラウザ2を有するコンピュータの例として、PC、シンクライアント端末、ワークステーション、携帯電話機、カーナビ(カーナビゲーションシステム)、携帯ゲーム機、家庭用ゲーム機、双方向テレビ、デジタルチューナー、デジタルレコーダー、情報家電(information home appliance)、OA(Office Automation)機器等が考えられる。WWWブラウザ2を有するコンピュータは、車両や船舶、航空機等の移動体に搭載されていても良い。但し、実際には、これらの例に限定されない。
中継サーバ3の例として、プロキシサーバ、ゲートウェイ、ファイアウォール等の中継機能を有するコンピュータが考えられる。また、中継サーバ3は、ルータやスイッチングハブ等の中継装置、アクセスポイント、基地局、交換機でも良い。更に、中継サーバ3は、WWWサーバ1やWWWブラウザ2が通信の際に使用する通信装置や、通信に関与するNIC(Network Interface Card)等の拡張カードでも良い。但し、実際には、これらの例に限定されない。
ネットワークの例として、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wireless LAN)、ケーブルテレビ(CATV)回線、固定電話網、携帯電話網、WiMAX、3G(第3世代携帯電話)、専用線(lease line)、IrDA(Infrared Data Association)、Bluetooth(登録商標)、シリアル通信回線、データバス等が考えられる。但し、実際には、これらの例に限定されない。
WWWブラウザ2は、Webページ取得部201と、HTML表示部202と、送受信部203と、サブミット検知部204と、結合情報付加部205を備える。
Webページ取得部201は、ネットワークを通じて、WWWサーバ1等のサーバ機器からWebページを取得する。
HTML表示部202は、取得されたWebページを利用者が使用する画面装置に表示する。また、HTML表示部202は、利用者がマウスやキーボード等の入力装置から入力した操作を、画面上のWebページに反映させる機能を持つ。
送受信部203は、利用者のHTML表示部202での操作を取得し、Webページに指定された同期の可否を指定する同期制限に基づいて操作情報を中継サーバ3に送信する。
サブミット検知部204は、HTML表示部202においてサブミットによる利用者の入力内容の送信が発生した際に、その発生を検知する。
結合情報付加部205は、サブミット検知部204においてサブミットを検知した際に、HTML表示部202を操作し、入力内容の同期制限及び中継サーバ3での入力内容の結合方法を指定した結合指示属性に応じた結合情報を入力内容に付加する。
また、中継サーバ3は、Webページ中継部301と、リクエスト結合部302と、操作情報転送部303を備える。
Webページ中継部301は、WWWブラウザ2からのリクエストを受け取り、WWWサーバ1にリクエストを中継し、WWWサーバ1から取得したWebページをWWWブラウザ2に送信する。
リクエスト結合部302は、Webページ中継部301でWWWブラウザ2からのリクエストを取得すると、リクエストに付加された結合情報を検出する。リクエスト結合部302は、結合情報が付加されている場合、同じWebページを共有している他のWWWブラウザ2からのリクエストを待機する。その後、リクエスト結合部302は、各WWWブラウザ2からのリクエストが全て揃った時点で、結合情報に指定されている結合方法に基づいてリクエストを結合して結合リクエストを作成し、Webページ中継部301にWWWサーバ1への結合リクエストを送信する。
操作情報転送部303は、WWWブラウザ2から送信されてきた操作情報を、各WWWブラウザ2に対して転送する。
また、Webページ取得部201及びHTML表示部202の処理は、一般のWWWブラウザに含まれる機能で実施可能であるため、具体的なWebページの取得手法及び表示手法、操作方法についての説明は省略する。
また、操作情報送受信部203、サブミット検知部204、結合情報付加部205は、WWWブラウザが持つプログラミング機能を用いて実装されることを想定しており、一般的に、「JavaScript(登録商標)」、「Javaアプレット(登録商標)」、「ActiveX(登録商標)」、「プラグイン(登録商標)」と呼称されるいずれかの技術を用いて実装される。
また、WWWブラウザ2は、各WWWブラウザ2を操作する利用者を特定するためログイン等の処理を実施し、WWWブラウザ2に対して、その利用者がユーザとして動作するか、オペレータとして動作するかを特定する情報を利用者属性として付加する。このログイン処理は、Webアプリケーションでは一般的な処理であり、その詳細については、ここでは述べない。
また、利用者としては、ユーザ、オペレータ、システム管理者のみでなく、他の利用者も想定できる。
更に、図1では、同じWebページを共有する2つのWWWブラウザ2を示しているが、実際には、WWWブラウザ2は2つには限定されず、3つ以上のWWWブラウザ2が同時に同じWebページを共有しても構わない。
更に、中継サーバ3は、各WWWブラウザ2からのリクエストを受け取る際、前述の利用者情報を取得できる。これは、WWWブラウザ2において、前述の利用者属性情報を一般にクッキー(Cookie)と呼ばれる付加情報としてリクエストに付加して送信することにより実現される。この処理は、WWWブラウザでは一般的な処理であり、その詳細についてはここでは述べない。
以上により、各WWWブラウザ2は、利用者属性を管理できる。また、中継サーバ3は、WWWブラウザ2からリクエストを受け取った際、当該WWWブラウザ2の利用者を特定することが可能である。
次に、図2を用いて、WWWブラウザ2でのWebページの表示、及びそのWebページ上での操作の同期について説明する。
(1)ステップS201
WWWブラウザ2は、Webページ取得部201を用いて、中継サーバ3よりWebページを取得する。WWWブラウザ2は、通常のWWWにおける処理と同じくリクエストを中継サーバ3に送信することで、中継サーバ3から返信されたWebページを受信する。この時、中継サーバ3は、WWWブラウザ2からのリクエストを受け取って、WWWサーバ1に対してアクセスし、Webページを取得してWWWブラウザ2に返信するが、中継サーバ3がWWWサーバ1にアクセスする際には、特開2006−018795号公報(特許文献2)で示される方法を用いて、中継サーバ3に対するURL中にWWWサーバ1を指定するURLを含ませても構わないし、他の手法を用いて中継サーバ3にアクセスするWWWサーバ1を通知しても構わない。
(2)ステップS202
Webページ取得部201は、HTML表示部202に取得したWebページを渡す。HTML表示部202は、Webページに記述されているHTMLに従って画面に表示する。
例えば、WebページのHTMLが以下のように記述されているとする。
**************************************
<HTML>
....
<BODY>
以下の項目を入力してください。
<FORM METHOD=POST ....>
パスワード:<INPUT TYPE=TEXT NAME=PWD none>
識別番号:<INPUT TYPE=TEXT NAME=IDNM nouser>
住所:<INPUT TYPE=TEXT NAME=ADDR>
年齢:<INPUT TYPE=TEXT NAME=YR >
特記事項:<INPUT TYPE=TEXT NAME=EXT noop sendop>
<INPUT TYPE=SUBMIT ...>
</FORM>
</BODY>
</HTML>
**************************************
本HTML記述では、テキストを入力するタグとして「PWD」、「IDNM」、「ADDR」、「YR」、「EXT」が定義されており、それぞれパスワード、識別番号、住所、年齢、特記事項に対応している。また、入力内容を送信するためのサブミット実行するためのサブミットボタンが最後に定義されている。
また、「IDNM」タグ、「PWD」タグ、「EXT」タグには、同期制限を指定する「none」、「nouser」、「noop」の同期制限属性が記述されている。これは、利用者としてユーザ及びオペレータの二者を想定した場合において、それぞれのタグに対する操作の同期を制限することを示す。
「none」は、非同期指定であり、ユーザ、オペレータ共に操作した内容を同期しないことを示す。
「nouser」は、ユーザ非同期指定であり、ユーザが操作した内容を同期しないことを示す。
「noop」は、オペレータ非同期指定であり、オペレータが操作した内容を同期しないことを示す。
これにより、前述のHTML記述の例におけるパスワードは、ユーザ、オペレータどちらで操作しても同期されない。また、前述のHTML記述の例における識別番号は、ユーザが入力した内容は同期されず、オペレータが入力した場合はユーザに同期されてユーザで確認が可能である。また、特記事項については、ユーザが入力するとオペレータで確認できるが、オペレータが入力した内容はユーザに秘匿できる。その他の住所及び年齢は、制限が付加されていないため、入力内容がオペレータ、ユーザ双方向に同期される。
このタグ属性は、WWWサーバ1において直接Webページに対して記述しても良いし、特開2007−193415号公報(特許文献3)で示される手法を用いて、中継サーバ3上でHTMLページに記述を追加しても良い。
また、上記の同期制限属性の記述は一例であり、他の文字列を指定しても構わない。
また、指定方法もタグ属性としてではなく、他にコメントとして記述する、表示されないタグとして記述する等の手法があるが、ここではその方法を問わない。
(3)ステップS203
この時、操作情報送受信部203は、利用者が上記のタグに対して操作をしたかどうか確認する。
(4)ステップS204
操作情報送受信部203は、利用者が上記のタグに対して操作をした場合、その操作に対するイベント情報を取得する。
(5)ステップS205
操作情報送受信部203は、利用者の操作等によりイベントが発生したタグ(イベント発生元のタグ)に、同期制限属性が指定されていないかを確認する。
(6)ステップS206
操作情報送受信部203は、同期制限属性が指定されていない場合、その操作情報を中継サーバ3に送信する。
(7)ステップS207
操作情報送受信部203は、同期制限属性が指定されている場合、WWWブラウザ2に設定されている利用者属性と比較する。すなわち、操作情報送受信部203は、WWWブラウザ2の利用者に対して、同期が制限されていないかを確認する。
(8)ステップS208
操作情報送受信部203は、同期が制限されていない場合、その操作情報を中継サーバ3に送信する。
(9)ステップS209
操作情報送受信部203は、同期が制限されている場合、その操作の操作情報の送信を中止する。
なお、ステップS207及びステップS208において、WWWブラウザ2が操作情報を中継サーバ3に送信した場合、中継サーバ3は、その操作情報を操作情報転送部303で他のWWWブラウザ2に転送する。
他のWWWブラウザ2は、操作情報送受信部203において操作情報を取得すると、HTML表示部202を操作して、その操作情報に従って同期処理を実行する。
今、上記の処理により、例えばオペレータにおいて、以下の入力内容となったとする。
**************************************
パスワード:(入力無し)
識別番号:123456
住所:東京都港区
年齢:20
特記事項:0x−xx−xxxxに電話連絡の依頼あり。依頼伝票ABCD。
**************************************
また、ユーザにおいて、以下の入力内容になったとする。
**************************************
パスワード:password
識別番号:−123456
住所:東京都港区
年齢:20
特記事項:要電話
**************************************
図3を用いて、この時、上記の内容が中継サーバ3に送信されるサブミット処理について説明する。
(1)ステップS301
ユーザ若しくはオペレータ等の利用者が、WWWブラウザ2上のHTML表示部202により画面装置に表示されたWebページ中のサブミットボタンを押したり、「JavaScript(登録商標)」等のプログラムでサブミットが呼び出されることにより、サブミット処理が開始される。操作情報送受信部203は、サブミット処理が開始された場合、その操作を他方のWWWブラウザ2に送信する。この場合、もう一方(他方)のWWWブラウザ2も、サブミット処理を開始する。
(2)ステップS302
この時、WWWブラウザ2上のサブミット検知部204は、そのサブミット開始を検知し、結合情報付加部205に結合情報の付加を指示する。
(3)ステップS303
結合情報付加部205は、HTML表示部202を操作して、Webページ中の同期制限属性の付いているタグを検索する。
(4)ステップS304
ここで、結合情報付加部205は、同期制限属性の付いているタグがない場合、通常のサブミット処理を実行する。
(5)ステップS305
結合情報付加部205は、同期制限属性の付いているタグがある場合、元々のタグの名前の前に、結合情報文字列を追加する。
この結合情報文字列は、ユーザやオペレータ等の利用者属性に応じて入力内容をWWWサーバ1に送信すべきかどうかを中継サーバ3に指示する文字列である。例えば、結合情報付加部205は、オペレータの入力内容をWWWサーバ1に送信する場合、「_o_」を結合情報文字列に指定し、ユーザの入力内容をWWWサーバ1に送信する場合は、「_u_」を結合情報文字列に指定する。
例えば、WWWブラウザ2は、「none」及び「noop」の同期制限属性が付いているタグに応じてユーザの情報を送信し、「nouser」が付いているタグに応じてオペレータの情報を送信するものとする。この場合、上記において、「PWD」、「IDNM」、「ADDR」、「NM」、「EXT」の各タグの名前は、「_u_PWD」、「_o_IDNM」、「ADDR」、「NM」、「_u_EXT」となる。
更に、この時、結合情報付加部205は、各タグに結合指示属性が付いていないか確認する。結合指示属性は、オペレータ若しくはユーザのどちらの入力内容を送信するか直接指示することができる。
また、結合情報付加部205は、この結合指示属性に合わせてタグ名の結合情報文字列を変更する。例えば、操作情報送受信部203は、「EXT」タグには「sendop」という結合指示属性が付いているため、タグの名前を「_o_EXT」に変更する。このとき、結合情報付加部205は、各タグの名前を直接変更せず、クッキー(Cookie)等のリクエスト送信時に一緒に送信される付加情報に、変更後のタグの名前を追加、指定するようにしても構わない。
(6)ステップS306
以上により、結合情報付加部205は、各タグの名前を変更し、WWWブラウザ2においてサブミットが処理される際に、各タグの変更された名前を、その値と共にパラメータとしてリクエストに付加する。この処理は、WWWブラウザ2における一般的な処理である。
これにより、前述のHTML記述の例では、操作情報送受信部203は、オペレータから、以下のURLを中継サーバ3に送信する。
・URL
「http://中継サーバ/....?_u_PWD=&_o_IDNM=123456&ADDR=東京都港区&YR=20&_o_EXT=0x−xx−xxxxに電話連絡の依頼あり。依頼伝票ABCD。」
また、前述のHTML記述の例では、操作情報送受信部203は、ユーザから、以下のURLを中継サーバ3に送信する。
・URL
「http://中継サーバ/....?_u_PWD=password&_o_IDNM=−123456&ADDR=東京都港区&YR=20&_o_EXT=要電話」
上記は、サブミット処理において、一般に、URLに入力内容を指定する「GET」と呼ばれる方法を用いた例であるが、リクエストの中身に入力内容を指定する「POST」と呼ばれる方法を用いても構わない。
次に、図4A、図4Bを用いて、WWWブラウザ2からのリクエストを受信した時の中継サーバの処理について説明する。
(1)ステップS401
中継サーバ3のWebページ中継部301は、前述の結合情報文字列を含むリクエストを受信する。そして、Webページ中継部301は、当該リクエストをリクエスト結合部302に渡す。
(2)ステップS402
リクエスト結合部302は、Webページ中継部301からリクエストを受け取ると、オペレータとユーザ等の各利用者(各WWWブラウザの利用者)のリクエストを全て受信したかを確認する。
(3)ステップS403
リクエスト結合部302は、各利用者のリクエストを全て受信していない場合、全て受信するまで待機する。
(4)ステップS404
リクエスト結合部302は、各利用者のリクエストを全て受信し、各利用者のリクエストが揃うと、各利用者のリクエストからパラメータを省いたWWWサーバ1に対するURLだけを持った結合リクエストを作成する。すなわち、リクエスト結合部302は、WWWサーバ1のURLを指定したパラメータを持たない結合リクエストを作成する。
(5)ステップS405
次に、リクエスト結合部302は、各利用者のリクエストのパラメータを、パラメータの名前毎に取得する。
(6)ステップS406
リクエスト結合部302は、そのパラメータの名前に結合情報文字列が指定されているかを確認する。
(7)ステップS407
リクエスト結合部302は、そのパラメータの名前に結合情報文字列が指定されている場合、その結合情報文字列が送信を指示している利用者を特定する。すなわち、リクエスト結合部302は、その結合情報文字列に基づいて、送信を指示している利用者を特定する。
(8)ステップS408
リクエスト結合部302は、当該利用者のパラメータから結合情報文字列を削除する。
(9)ステップS409
リクエスト結合部302は、結合情報文字列を削除したパラメータを結合リクエストに追加する。すなわち、リクエスト結合部302は、特定された利用者のパラメータを結合リクエストに追加する。
例えば、前述のHTML記述の例においては、リクエスト結合部302は、ユーザのパラメータである「_u_PWD」パラメータをWebサーバ1のリクエストに追加し、オペレータのパラメータである「_o_IDNM」パラメータ及び「_o_EXT」パラメータをWebサーバ1のリクエストに追加する。
(10)ステップS410
また、リクエスト結合部302は、パラメータの名前に結合情報文字列が指定されていない場合、そのパラメータにおいて全ての利用者のパラメータの値が一致するかどうかを確認する。
(11)ステップS411
リクエスト結合部302は、そのパラメータにおいて全ての利用者のパラメータの値が一致すれば、そのパラメータをそのまま結合リクエストに追加する。
(12)ステップS412
リクエスト結合部302は、そのパラメータにおいて全ての利用者のパラメータの値が一致しない場合は、異常が発生したとして各利用者に対して通知する。
この時、WWWブラウザ2に対してWebページを返信して異常を知らせる方法や、操作情報転送部303を用いて操作情報として異常を知らせる方法等が考えられるが、ここではその方法は問わない。
(13)ステップS413
リクエスト結合部302は、全てのパラメータを処理したかを確認する。リクエスト結合部302は、全てのパラメータを処理していない場合、ステップS406〜S412における処理を、全てのパラメータに対して実行する。
上記により、例えば、前述のHTML記述の例では、以下の結合リクエストが作成される。
・結合リクエスト
「http://WWWサーバ/....?PWD=password&IDNM=123456&ADDR=東京都港区&YR=20&EXT=0x−xx−xxxxに電話連絡の依頼あり。依頼伝票ABCD。」
(14)ステップS414
リクエスト結合部302は、全てのパラメータを処理した場合、Webページ中継部301に対して、結合リクエストを渡す。Webページ中継部301は、結合リクエストをWWWサーバ1に送信する。
WWWサーバ1では、通常のアクセスと同様に処理を実行し、中継サーバ3にWebページを返信する。
中継サーバ3のWebページ中継部301は、Webページを取得すると、各WWWブラウザ2に対して、Webページを返信する。
以上により、Webページにおいて同期制限が設定されている入力内容に対して、中継サーバに対してユーザ、オペレータ等の利用者を指定したパラメータの送信を指示することが可能となる。
また、同期制限がされていないパラメータについて異なる値がリクエストされてきた場合でも、それが同期制限によるものか、誤送信若しくは誤処理によるものかの判別が可能となる。
以上のように、本発明では、WWWブラウザにおいて、サブミット検知手段及び結合情報付加手段を追加し、WWWブラウザからサブミットにより利用者の入力した内容を中継サーバに送信する前に、中継サーバにおいて不整合が発生したリクエスト内容を適切に結合できるよう指示する結合情報をリクエストに付加すると共に、中継サーバにおいてサブミットによるリクエストをそれぞれのブラウザから受け取った際に、リクエスト結合手段において付加されている結合情報からそれぞれのリクエストを結合し、Webサーバに対してリクエストを転送する。
WWWブラウザは、ネットワーク上のWWWサーバからWebページを取得して表示し、利用者からのWebページへの入力を受け付けて、WWWサーバに送信する。
中継サーバは、WWWブラウザからのWebページ取得リクエストを受け付け、WWWサーバから当該リクエストに対応したWebページを取得して、WWWブラウザに対して返信する。
WWWブラウザは、Webページ取得手段と、HTML表示手段と、送受信手段と、サブミット検知手段と、結合情報付加手段を備える。
Webページ取得手段は、ネットワークを通じてWWWサーバ等のサーバ機器からWebページを取得する。
HTML表示手段は、取得したWebページを利用者が使用する画面装置に表示し、利用者が入力装置から入力した操作を画面上のWebページに反映させる機能を持つ。
送受信手段は、利用者のHTML表示手段での操作を取得し、Webページに指定された同期の可否を指定する同期制限に基づいて操作情報を中継サーバに送信する。
サブミット検知手段は、HTML表示手段においてサブミットによる利用者の入力内容の送信が発生した際に、その発生を検知する。
結合情報付加手段は、サブミットを検知するとHTML表示手段を操作し、入力内容の同期制限及び中継サーバでの入力内容の結合方法を指定した結合指示属性に応じた結合情報を入力内容に付加する。
このとき、サブミット検知手段は、WWWブラウザにおいてサブミット処理が開始された際、そのサブミット開始を検知して結合情報付加手段に結合情報の付加を指示する。
また、結合情報付加手段は、HTML表示手段を操作してWebページ中の同期制限が指定されている入力内容(同期制限の付いている入力内容)を検索する。
結合情報付加手段は、同期制限の付いている入力内容がない場合、通常のサブミット処理を実行する。
結合情報付加手段は、同期制限の付いている入力内容がある場合、元々の入力内容の名前の前に、同期制限及びそれに付随して指定される結合指示に基づいて、複数の利用者から受信した入力内容のうち、どの利用者の入力内容をWWWサーバへのリクエストとして送信するかを中継サーバに指示する結合情報文字列を追加し、各入力内容を名前及び値というパラメータの形式にして中継サーバに送信する。
中継サーバは、Webページ中継手段と、リクエスト結合手段と、操作情報転送手段を備える。
Webページ中継手段は、WWWブラウザからのリクエストを受け取り、WWWサーバにリクエストを中継し、WWWサーバから取得したWebページをWWWブラウザに送信する。
リクエスト結合手段は、Webページ中継手段でWWWブラウザからのリクエストを取得すると、リクエストに付加された結合情報を検出する。
リクエスト結合手段は、結合情報が付加されている場合、同じWebページを共有している他のWWWブラウザからのリクエストを待機し、各WWWブラウザからのリクエストが全て送信されるまで待機する。
リクエスト結合手段は、全てのリクエスト揃った時点で、結合情報に指定されている結合方法に基づいてリクエストを結合して結合リクエストを作成し、Webページ中継手段を介してWWWサーバへ結合リクエストを送信する。
操作情報転送手段は、WWWブラウザから送信されてきた操作情報を、各WWWブラウザに対して転送する。
中継サーバのWebページ中継手段は、結合情報文字列を含むリクエストを受信した時、当該リクエストをリクエスト結合手段に渡す。
リクエスト結合手段は、Webページ中継手段からリクエストを受け取ると、各利用者のリクエストを全て受信するまで待機する。
リクエスト結合手段は、各利用者のリクエストが揃うと、各利用者のリクエストからパラメータを省いたWWWサーバに対するURLだけを持った結合リクエストを作成する。
リクエスト結合手段は、各リクエストのパラメータをパラメータの名前毎に取得して、そのパラメータの名前に結合情報文字列が指定されているかを確認する。
リクエスト結合手段は、パラメータの名前に結合情報文字列が指定されている場合、その結合情報文字列が送信を指示している利用者を特定し、当該利用者のパラメータから結合情報文字列を削除したパラメータを結合リクエストに追加する。
リクエスト結合手段は、パラメータの名前に結合情報文字列が指定されていない場合、当該パラメータにおいて全ての利用者のパラメータの値が一致するかどうかを確認する。
リクエスト結合手段は、全ての利用者のパラメータの値が一致する場合、そのパラメータをそのまま結合リクエストに追加する。
リクエスト結合手段は、全ての利用者のパラメータの値が一致しない場合、異常が発生したとして各利用者に対して通知して処理を終了する。
リクエスト結合手段は、全てのパラメータに対して処理を実行した後、Webページ中継手段に対して結合リクエストを渡す。
Webページ中継手段は、結合リクエストをWWWサーバに送信する。
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、実際には、上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。
1… WWW(World Wide Web)サーバ
2… WWWブラウザ
201… Webページ取得部
202… HTML表示部
203… 送受信部
204… サブミット検知部
205… 結合情報付加部
3… 中継サーバ
301… Webページ中継部
302… リクエスト結合部
303… 操作情報転送部

Claims (12)

  1. ネットワーク上のWWWサーバと、
    前記WWWサーバからWebページを取得して表示し、利用者からの前記Webページへの入力を受け付けて前記WWWサーバに送信するWWWブラウザと、
    前記WWWブラウザからのWebページ取得リクエストを受け付け、前記WWWサーバから前記Webページ取得リクエストに対応したWebページを取得して、前記WWWブラウザに対して返信する中継サーバと
    を含み、
    前記WWWブラウザは、
    前記ネットワークを通じて前記WWWサーバから前記Webページを取得するためのWebページ取得手段と、
    前記利用者が使用する画面装置に前記Webページを表示し、前記利用者が入力した操作を画面上の前記Webページに反映させるHTML表示手段と、
    前記Webページに指定された同期の可否を指定する同期制限に基づいて、前記HTML表示手段での前記利用者の操作に関する操作情報を前記中継サーバに送信する送受信手段と、
    前記HTML表示手段においてサブミットによる前記利用者の入力内容の送信が発生した際に、前記サブミットを検知するサブミット検知手段と、
    前記サブミットを検知した際に、入力内容の同期制限及び前記中継サーバでの入力内容の結合方法を指定した結合指示属性に応じた結合情報を、入力内容に付加する結合情報付加手段と
    を具備する
    リアルタイムWeb共有システム。
  2. 請求項1に記載のリアルタイムWeb共有システムであって、
    前記サブミット検知手段は、
    前記WWWブラウザにおいてサブミット処理が開始された際、前記サブミット処理の開始を検知する手段と、
    前記サブミット処理の開始を検知すると、前記結合情報付加手段に前記結合情報の付加を指示する手段と
    を具備し、
    前記結合情報付加手段は、
    前記Webページ中の同期制限が指定されている入力内容を検索する手段と、
    前記Webページ中の同期制限が指定されている入力内容がない場合、通常のサブミット処理を実行する手段と、
    前記Webページ中の同期制限が指定されている入力内容がある場合、入力内容の名前の前に、同期制限、及び同期制限に付随して指定される結合指示に基づいて、複数の利用者から受信した入力内容のうち、どの利用者の入力内容を前記WWWサーバへのリクエストとして送信するかを前記中継サーバに指示する前記結合情報文字列を追加する手段と、
    各入力内容を名前及び値というパラメータの形式にして前記中継サーバに送信する手段と
    を具備する
    リアルタイムWeb共有システム。
  3. 請求項1又は2に記載のリアルタイムWeb共有システムであって、
    前記中継サーバは、
    前記WWWブラウザからのリクエストを受け取り、前記WWWサーバにリクエストを中継し、前記WWWサーバから前記Webページを取得し、前記Webページを前記WWWブラウザに送信するWebページ中継手段と、
    前記Webページ中継手段で前記WWWブラウザからのリクエストを取得すると、前記リクエストに付加された前記結合情報を検出し、前記リクエストに前記結合情報が付加されている場合、前記Webページを共有している他のWWWブラウザからのリクエストを待機し、前記Webページを共有している各WWWブラウザからのリクエストが全て揃った時点で、前記結合情報に指定されている結合方法に基づいてリクエストを結合して結合リクエストを作成し、前記Webページ中継手段に前記WWWサーバへの結合リクエストを送信するリクエスト結合手段と、
    前記WWWブラウザから送信されてきた前記操作情報を、前記他のWWWブラウザに対して転送する操作情報転送手段と
    を具備する
    リアルタイムWeb共有システム。
  4. 請求項3に記載のリアルタイムWeb共有システムであって、
    前記Webページ中継手段は、
    前記結合情報文字列を含むリクエストを受信した時、前記リクエストを前記リクエスト結合手段に渡す手段
    を具備し、
    前記リクエスト結合手段は、
    前記Webページ中継手段からリクエストを受け取ると、前記Webページを共有している各WWWブラウザからのリクエストを全て受信するまで待機する手段と、
    前記Webページを共有している各WWWブラウザからのリクエストが揃うと、前記各WWWブラウザからのリクエストからパラメータを省いた前記WWWサーバに対するURLだけを持った結合リクエストを作成する手段と、
    前記各WWWブラウザからのリクエストのパラメータをパラメータの名前毎に取得する手段と、
    前記各WWWブラウザからのパラメータの名前に前記結合情報文字列が指定されているかを確認する手段と、
    前記各WWWブラウザからのパラメータの名前に前記結合情報文字列が指定されている場合、前記結合情報文字列が送信を指示している利用者を特定する手段と、
    前記特定された利用者のパラメータから前記結合情報文字列を削除したパラメータを前記結合リクエストに追加する手段と、
    前記各WWWブラウザからのパラメータの名前に前記結合情報文字列が指定されていない場合、前記各WWWブラウザからのパラメータにおいて全ての利用者のパラメータの値が一致するかどうかを確認する手段と、
    全ての利用者のパラメータの値が一致する場合、前記各WWWブラウザからのパラメータをそのまま前記結合リクエストに追加する手段と、
    全ての利用者のパラメータの値が一致しない場合、異常が発生したとして各利用者に対して通知して処理を終了する手段と、
    全てのパラメータに対して前記処理を実行した後、前記Webページ中継手段に対して前記結合リクエストを渡す手段と
    を具備し、
    前記Webページ中継手段は、
    前記結合リクエストを前記WWWサーバに送信する手段
    を具備する
    リアルタイムWeb共有システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のリアルタイムWeb共有システムで使用されるWWWブラウザ。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のリアルタイムWeb共有システムで使用される中継サーバ。
  7. 中継サーバにおいて、WWWブラウザからのWebページ取得リクエストを受け付け、ネットワーク上のWWWサーバから前記Webページ取得リクエストに対応したWebページを取得して、前記WWWブラウザに対して返信することと、
    前記WWWブラウザにおいて、前記ネットワークを通じて前記WWWサーバから前記Webページを取得することと、
    利用者が使用する画面装置に前記Webページを表示し、前記利用者が入力した操作を画面上の前記Webページに反映させることと、
    前記Webページに指定された同期の可否を指定する同期制限に基づいて、前記利用者の操作に関する操作情報を前記中継サーバに送信することと、
    サブミットによる前記利用者の入力内容の送信が発生した際に、前記サブミットを検知することと、
    前記サブミットを検知した際に、入力内容の同期制限及び前記中継サーバでの入力内容の結合方法を指定した結合指示属性に応じた結合情報を、入力内容に付加することと
    を含む
    リアルタイムWeb共有方法。
  8. 請求項7に記載のリアルタイムWeb共有方法であって、
    前記WWWブラウザにおいて、
    サブミット処理が開始された際、前記サブミット処理の開始を検知することと、
    前記サブミット処理の開始を検知すると、前記結合情報の付加を実行することと、
    前記Webページ中の同期制限が指定されている入力内容を検索することと、
    前記Webページ中の同期制限が指定されている入力内容がない場合、通常のサブミット処理を実行することと、
    前記Webページ中の同期制限が指定されている入力内容がある場合、入力内容の名前の前に、同期制限、及び同期制限に付随して指定される結合指示に基づいて、複数の利用者から受信した入力内容のうち、どの利用者の入力内容を前記WWWサーバへのリクエストとして送信するかを前記中継サーバに指示する前記結合情報文字列を追加することと、
    各入力内容を名前及び値というパラメータの形式にして前記中継サーバに送信することと
    を更に含む
    リアルタイムWeb共有方法。
  9. 請求項7又は8に記載のリアルタイムWeb共有方法であって、
    前記中継サーバにおいて、
    前記WWWブラウザからのリクエストを受け取り、前記WWWサーバにリクエストを中継し、前記WWWサーバから前記Webページを取得し、前記Webページを前記WWWブラウザに送信することと、
    前記WWWブラウザからのリクエストを取得すると、前記リクエストに付加された前記結合情報を検出することと、
    前記リクエストに前記結合情報が付加されている場合、前記Webページを共有している他のWWWブラウザからのリクエストを待機することと、
    前記Webページを共有している各WWWブラウザからのリクエストが全て揃った時点で、前記結合情報に指定されている結合方法に基づいてリクエストを結合して結合リクエストを作成することと、
    前記WWWサーバへの結合リクエストを送信することと、
    前記WWWブラウザから送信されてきた前記操作情報を、前記他のWWWブラウザに対して転送することと
    を更に含む
    リアルタイムWeb共有方法。
  10. 請求項9に記載のリアルタイムWeb共有方法であって、
    前記中継サーバにおいて、
    前記結合情報文字列を含むリクエストを受信した時、前記Webページを共有している各WWWブラウザからのリクエストを全て受信するまで待機することと、
    前記Webページを共有している各WWWブラウザからのリクエストが揃うと、前記各WWWブラウザからのリクエストからパラメータを省いた前記WWWサーバに対するURLだけを持った結合リクエストを作成することと、
    前記各WWWブラウザからのリクエストのパラメータをパラメータの名前毎に取得することと、
    前記各WWWブラウザからのパラメータの名前に前記結合情報文字列が指定されているかを確認することと、
    前記各WWWブラウザからのパラメータの名前に前記結合情報文字列が指定されている場合、前記結合情報文字列が送信を指示している利用者を特定することと、
    前記特定された利用者のパラメータから前記結合情報文字列を削除したパラメータを前記結合リクエストに追加することと、
    前記各WWWブラウザからのパラメータの名前に前記結合情報文字列が指定されていない場合、前記各WWWブラウザからのパラメータにおいて全ての利用者のパラメータの値が一致するかどうかを確認することと、
    全ての利用者のパラメータの値が一致する場合、前記各WWWブラウザからのパラメータをそのまま前記結合リクエストに追加することと、
    全ての利用者のパラメータの値が一致しない場合、異常が発生したとして各利用者に対して通知して処理を終了することと、
    全てのパラメータに対して前記処理を実行した後、前記結合リクエストを前記WWWサーバに送信することと
    を更に含む
    リアルタイムWeb共有方法。
  11. 請求項7乃至10のいずれか一項に記載のリアルタイムWeb共有方法におけるWWWブラウザとしての処理を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項7乃至10のいずれか一項に記載のリアルタイムWeb共有方法における中継サーバとしての処理を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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