JP2010259125A - 保護回路、保護方法 - Google Patents

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一樹 中野
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Abstract

【課題】二次電池を適切なタイミングで保護状態することにより電池パックの使用上の安全性をより向上させることが可能な保護回路、保護方法を提供することを目的としている。
【解決手段】二次電池の異常を検出した回数に二次電池を保護するタイミングが設定されるため、カウンタがオフされて遅延時間が初期化されて場合にも二次電池を適切なタイミングで保護状態することができ、電池パックの使用上の安全性をより向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池と負荷又は充電装置との間に接続されており、前記二次電池を保護する保護回路、保護方法に関する。
近年では、リチウムイオン電池等の二次電池で駆動するデジタルカメラや携帯電話等の携帯機器が普及している。リチウムイオン電池等の二次電池は過充電や過放電に弱いため、過充電及び過放電等の電池異常から二次電池を保護する保護回路を備えた電池パックの形態で使用される。例えば特許文献1には、電池パックが指定外の充電装置で充電された場合に電池パックを保護する技術が開示されている。
従来の保護回路は、電池異常として、過充電、過放電、放電過電流、充電過電流、異常充電器検出、短絡検出等を検出する検出回路を有している。保護回路は、各検出回路において電池異常を検出してから所定の遅延時間経過後、二次電池に対する充電又は放電を禁止することで二次電池を保護状態とする。遅延時間のカウントは、保護回路の有するカウンタにより行われる。保護回路に設けられたカウンタは、各検出回路からの異常検出の信号によりオン/オフが制御される。
特開2006−92850号公報
従来の保護回路では、例えば検出回路からのノイズや充電中の瞬間的な放電等の実使用上の要因によりカウンタがオフされる場合がある。従来の保護回路では、カウンタがオフされると遅延時間が初期化される。このため従来の保護回路では、電池異常を検出した後の遅延時間のカウント中にカウンタがオフされると、遅延時間が経過したことを検出できず、二次電池を適切なタイミングで保護状態とすることができない。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、二次電池を適切なタイミングで保護状態することにより電池パックの使用上の安全性をより向上させることが可能な保護回路、保護方法を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の如き構成を採用した。
本発明は、二次電池(110)と負荷(130)又は充電装置(120)との間に接続され、前記二次電池(110)を保護する保護回路(100)であって、
前記二次電池(110)と前記負荷(130)又は前記充電装置(120)とを接続する配線に設けられたスイッチ手段(M10、M20)と、
前記二次電池(110)の異常を検出する異常検出手段(210)と、
前記二次電池(110)の異常が検出されてから所定時間が経過した後に前記スイッチ手段(M10、M20)をオフさせる制御手段(220)と、
前記異常検出手段(210)により異常が検出された回数が記憶される記憶手段(230)と、を有し、
前記制御手段(220)は、前記記憶手段(230)に記憶された前記回数が所定回数以上であるとき、前記所定時間が経過する前に前記スイッチ手段(M10、M20)をオフさせる構成とした。
本発明は、二次電池(110)と負荷(130)又は充電装置(120)とに接続され、前記二次電池(110)と前記負荷(130)又は前記充電装置(120)とを接続する配線に設けられたスイッチ手段(M10、M20)のオン/オフを制御して前記二次電池(110)を保護する保護回路(200)であって、
前記二次電池(110)の異常を検出する異常検出手段(210)と、
前記二次電池(110)の異常が検出されてから所定時間が経過した後に前記スイッチ手段(M10、M20)をオフさせる制御手段(220)と、
前記異常検出手段(210)により異常が検出された回数が記憶される記憶手段(230)と、を有し、
前記制御手段(220)は、前記記憶手段(230)に記憶された前記回数が所定回数以上であるとき、前記所定時間が経過する前に前記スイッチ手段(M10、M20)をオフさせる構成とした。
また本発明の保護回路は、前記異常が検出されてから前記スイッチ手段(M10、M20)がオフされるまでの前記所定時間を変更する変更手段(225)を有し、
前記変更手段(225)は、
前記記憶手段(230)に記憶された前記回数が所定回数以上であるとき、前記所定時間を短くする構成としても良い。
また本発明の保護回路は、前記二次電池(110)の保護を解除するか否かを判断する解除判断手段(226)を有し、
前記解除判断手段(226)が、前記二次電池(110)の保護を解除すると判定した場合に、前記記憶手段(230)に記憶された前記回数が所定回数以上であるとき、
前記制御手段(220)は、
前記スイッチ手段(M10、M20)をオフさせたままとする構成としても良い。
本発明は、二次電池(110)と負荷(130)又は充電装置(120)とを接続する配線に設けられたスイッチ手段(M10、M20)を有し、前記二次電池(110)と前記負荷(130)又は前記充電装置(120)との間に接続されて前記二次電池(110)を保護する保護回路(100)による保護方法であって、
前記二次電池(110)の異常を検出する異常検出手順(ステップS402)と、
前記二次電池(110)の異常が検出されてから所定時間が経過した後に前記スイッチ手段を(M10、M20)オフさせる制御手順(ステップS408)と、
前記二次電池(110)の異常が検出された回数を記憶させる記憶制御手順(ステップS403)と、を有し、
前記制御手順(ステップS408)は、前記記憶制御手順(ステップS403)において記憶させた前記回数が所定回数以上であるとき、前記所定時間が経過する前に前記スイッチ手段(M10、M20)をオフさせる方法とした。
本発明は、二次電池(110)と負荷(130)又は充電装置(120)とに接続され、前記二次電池(110)と前記負荷(130)又は前記充電装置(120)とを接続する配線に設けられたスイッチ手段(M10、M20)のオン/オフを制御して前記二次電池(110)を保護する保護回路(200)による保護方法であって、
前記二次電池(110)の異常を検出する異常検出手順(ステップS402)と、
前記二次電池(110)の異常が検出されてから所定時間が経過した後に前記スイッチ手段をオフさせる制御手順(ステップS408)と、
前記二次電池(110)の異常が検出された回数を記憶させる記憶制御手順(ステップS403)と、を有し、
前記制御手順(ステップS408)は、前記記憶制御手順(ステップS403)において記憶させた前記回数が所定回数以上であるとき、前記所定時間が経過する前に前記スイッチ手段(M10、M20)をオフさせる方法とした。
尚上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば二次電池を適切なタイミングで保護状態することにより電池パックの使用上の安全性をより向上させることができる。
第一の実施形態の保護回路を説明する図である。 第一の実施形態の論理回路の機能構成を説明する図である。 第一の実施形態の保護ICの基本的な動作を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の保護ICの特徴的な動作を説明するフローチャートである。 第二の実施形態の論理回路の機能構成を説明する図である。 第二の実施形態の保護ICの動作を説明するフローチャートである。 第三の実施形態の論理回路の機能構成を説明する図である。 第三の実施形態の保護ICの動作を説明するフローチャートである。
本発明は、二次電池の異常を検出した回数に二次電池を保護するタイミングが設定されるため、カウンタがオフされて遅延時間が初期化されて場合にも二次電池を適切なタイミングで保護状態することができ、電池パックの使用上の安全性をより向上させることができる。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の保護回路を説明する図である。
本実施形態の保護回路100は、二次電池110と充電器120又は負荷130との間に接続されている。保護回路100は、充電器120からの二次電池110に対する過充電、二次電池110から負荷130への過放電等の電池異常から二次電池110を保護する。
保護回路100は、二次電池110と接続される端子T10、T20と、充電器120又は負荷130と接続される端子T30、T40とを有する。端子T10は二次電池110の正極と接続され、端子T20は、二次電池110の負極と接続される。端子T30は充電器120又は負荷130の正極へ接続され、端子T40は充電器120又は負荷130の負極へ接続される。
本実施形態の保護回路100は、トランジスタM10、トランジスタM20、保護IC200を有する。トランジスタM10、トランジスタM20は、二次電池110への充電及び放電の制御に用いられるスイッチ手段である。保護IC200は、二次電池110の電池異常を検出してトランジスタM10、トランジスタM20のオン/オフを制御し、二次電池110に対する充電又は放電を禁止する。
保護IC200は、端子VDD、端子VSS、端子DOUT、端子COUT、端子V−を有する。端子VDDは、二次電池110の正極に接続される端子T10と、抵抗R1を介して接続される。端子VSSは、二次電池110の負極と接続される端子T20と接続される。
端子DOUTはトランジスタM10のゲートに接続されており、端子COUTはトランジスタM20のゲートと接続されている。端子V−は、抵抗R2を介して端子T40と接続されている。
保護IC200は、異常検出回路210、論理回路220、レジスタ230、発振回路240、遅延回路250、レベルシフト回路260、過大充電器270を有する。
保護IC200において、異常検出回路210は、二次電池110の電池状態の異常を検出すると、異常を検出したことを示す異常検出信号を論理回路220と発振回路240とに送信する。発振回路240は、異常検出信号を受けてオンされ、クロック信号の生成を開始する。発振回路240で生成されたクロック信号は、遅延回路250へ供給される。遅延回路250は、所定の遅延時間が経過すると異常検出信号を論理回路220へ送信する。論理回路220は、異常検出信号を受けるとトランジスタM10又はトランジスタM20をオフさせる。
尚本実施形態の論理回路220は、過充電が検出された場合はトランジスタM20をオフさせて充電を禁止し、二次電池110を保護状態とする。また本実施形態の論理回路220は、過放電が検出された場合はトランジスタM10をオフして放電を禁止し、二次電池110を保護状態とする。
また本実施形態の論理回路220は、異常検出回路210から異常検出信号を受けると、異常が検出された回数(異常検出回数)をレジスタ230へ記憶させる。本実施形態の論理回路220は、レジスタ230に記憶された異常検出回数が予め設定された所定回数以上となったとき、トランジスタM10又はトランジスタM20をオフさせる。
本実施形態の異常検出回路210は、過充電検出回路211、過放電検出回路212、放電過電流検出回路213、充電過電流検出回路214、短絡検出回路215を有する。尚本実施形態の異常検出回路210は、各検出回路から出力される信号を異常検出信号として出力する。
過充電検出回路211は、二次電池110の電池電圧に基づき二次電池110に対する過充電を検出し、過充電検出信号を出力する。過放電検出回路212は、二次電池110の電池電圧に基づき二次電池110からの過放電を検出し、過放電検出信号を出力する。
放電過電流検出回路213は、二次電池110から流れる電流に基づき放電過電流(過放電)を検出し、過放電検出信号を出力する。充電過電流検出回路214は、二次電池110へ流れる電流に基づき充電過電流(過充電)を検出し、過充電検出信号を出力する。短絡検出回路215は、二次電池110と充電器120又は負荷130との短絡を検出し、短絡検出信号を出力する。
論理回路220は、異常検出回路210による異常検出信号に基づきトランジスタM10又はトランジスタM20のオン/オフを制御する。論理回路220の詳細は後述する。
レジスタ230は、異常検出回路210により二次電池110の異常が検出された回数を記憶する。発振回路240は、異常検出回路210からの異常検出信号によりオンされてクロック信号を遅延回路250へ供給する。遅延回路250は、例えばカウンタ等により構成されており、異常検出信号を所定時間遅延させた後に論理回路220へ供給する。
レベルシフト回路260は、論理回路220から出力される信号のレベルをトランジスタM20のオン/オフの制御が可能なレベルにシフトさせる。過大充電器270は、端子T30と端子T40との間に、二次電池110に対して過大な電圧を充電する充電器が接続された場合に、これを検知してトランジスタM20をオフし、充電を禁止する。
次に、図2を参照して本実施形態の保護IC200の論理回路220の機能について説明する。図2は、第一の実施形態の論理回路の機能構成を説明する図である。
本実施形態の論理回路220は、異常カウント部221、記憶制御部222、スイッチ制御部223、回数判定部224を有する。
異常カウント部221は、異常検出回路210において二次電池110の電池異常が検出された回数をカウントする。本実施形態の異常カウント部221は、異常検出回路210から異常検出信号が出力されたとき、電池異常を検出したものとしてカウントする。尚本実施形態では、例えば異常検出回路210から出力される信号がHレベルとなったとき、異常検出信号が出力されたものとしても良い。
記憶制御部222は、異常検出回路210から異常検出信号が出力された回数をレジスタ230へ記憶させる。スイッチ制御部223は、トランジスタM10又はトランジスタM20のオン/オフを制御する。回数判定部224は、レジスタ230に記憶された回数が予め設定された所定回数以上か否かを判断する。
以下に本実施形態の保護IC200の動作について説明する。始めに本実施形態の保護IC200の特徴的な動作の説明に先立ち、保護IC200の基本的な動作について説明する。
図3は、第一の実施形態の保護ICの基本的な動作を説明するフローチャートである。
保護IC200は、二次電池110の状態が通常状態から異常状態となると(ステップS301)、異常検出回路210が電池異常を検出し、異常検出信号を出力する(ステップS302)。異常検出回路210から異常検出信号が出力されると、発振回路240はオンされる(ステップS303)。
保護IC200は、異常検出回路210が継続して異常検出信号を出力している場合(ステップS304)、遅延回路250に設定された遅延時間が経過したか否かを判断する(ステップS305)。
ステップS305において遅延時間が経過すると、異常検出信号は論理回路220へ供給される。論理回路220は、スイッチ制御部223によりトランジスタM10又はトランジスタM20をオフさせる信号を出力する(ステップS306)。トランジスタM10又はトランジスタM20がオフされると、発振回路240はオフされ(ステップS307)、二次電池110の保護状態へ移行する(ステップS308)。
保護IC200は、二次電池110の状態が保護解除条件を満たすと、異常検出回路210からの異常検出信号の出力が停止する(ステップS309)。尚本実施形態の保護解除条件とは、例えば二次電池110の電池電圧が所定電圧以下となり、過充電状態ではなくなった場合や、二次電池110の電圧が所定電圧以上となり、過放電状態ではなくなった場合等である。
異常検出回路210からの異常検出信号の出力が停止されると、発振回路240は再度オンされる(ステップS310)。発振回路240がオンされた後に異常検出回路210から異常検出信号が出力されていない場合(ステップS311)、遅延回路250は遅延時間のカウントを開始する(ステップS312)。
ステップS312において遅延時間が経過すると、スイッチ制御部223は、ステップS306でオフしたトランジスタM10又はトランジスタM20をオンとする(ステップS313)。二次電池110は、トランジスタM10又はトランジスタM20がオンされると、保護が解除される。そして保護IC200は、発振回路240をオフし(ステップS314)、二次電池110を充放電可能な通常状態とする(ステップS315)。
次に図4を参照して本実施形態の保護IC200の特徴的な動作について説明する。図4は、第一の実施形態の保護ICの特徴的な動作を説明するフローチャートである。
図4のステップS401とステップS402は、図3のステップS301とステップS302と同様であるから説明を省略する。
ステップS402において、異常検出信号が出力されると、論理回路220の異常カウント部221は異常出力信号が出力された回数をカウントし、記憶制御部222はカウントされた回数をレジスタ230へ記憶させる(ステップS403)。
回数判定部224により、異常を検出した異常検出回数が所定回数(n回)以上と判定された場合(ステップS404)、後述するステップS408へ進む。ステップS404において回数判定部224により異常検出回数が所定回数未満であると判定された場合、発振回路240がオンされる(ステップS405)。
ステップS406からステップS417までの処理は、図3のステップS304からステップS315までの処理と同様であるから説明を省略する。
尚本実施形態において、記憶制御部222が異常検出回数をレジスタ230へ記憶する場合、過充電、過放電等の電池異常の種類を判別せずに異常検出信号が出力された回数のみ記憶させても良い。また本実施形態では、異常カウント部221は、電池異常の種類毎の異常検出信号が出力された回数をカウントし、記憶制御部222は、レジスタ230には電池異常の種類毎に異常検出信号が出力された回数を記憶させても良い。この場合所定回数n回は、電池異常の種類毎に設定されていることが望ましい。
以上に説明したように、本実施形態では、二次電池110の電池異常を検出した回数に基づき二次電池110を保護状態とするか否かを判定する。このため本実施形態によれば、実使用上の要因によりカウンタがオフされた場合にも、二次電池を適切なタイミングで保護状態することができ、電池パックの使用上の安全性をより向上させることができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態では、異常検出回数に基づき遅延時間を変更できる点が第一の実施形態と相違する。よって以下の本発明の第二の実施形態では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図5は、第二の実施形態の論理回路の機能構成を説明する図である。
本実施形態の論理回路220Aは、異常カウント部221、記憶制御部222、スイッチ制御部223、回数判定部224、遅延時間設定部225を有する。
本実施形態の異常カウント部2121は、スイッチ制御部223によりトランジスタM10又はトランジスタM20がオフされた回数を異常検出回数としてカウントする。本実施形態の遅延時間設定部225は、異常検出回数に基づき、予め設定された遅延時間を変更する。本実施形態の遅延時間設定部225には、例えば異常検出回数と、異常検出回数と対応した遅延時間とが記憶されている。遅延時間設定部225は、異常検出回数が設定された回数と同じになると、設定された回数と対応した遅延時間を遅延回路250へ設定する。
以下に図6を参照して本実施形態の論理回路220Aの動作を説明する。図6は、第二の実施形態の保護ICの動作を説明するフローチャートである。
図6のステップS601からステップS604までの処理は、図3のステップS301からステップS304までの処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS604において異常検出信号が出力されている場合、回数判定部224は、レジスタ230に記憶された異常検出回数が所定回数n回以上であるか否かを判定する(ステップS605)。ステップS605において異常検出回数が所定回数n未満の場合、論理回路220Aは、遅延回路250に設定された遅延時間(以下、遅延時間1)が経過した後(ステップS606)、スイッチ制御部223によりトランジスタM10又はトランジスタM20をオフにする(ステップS607)。
ステップS605において異常検出回数が所定回数n回以上の場合、論理回路220Aは、遅延時間設定部225により、遅延時間1よりも短い遅延時間2を遅延回路250に設定する(ステップS608)。尚遅延時間2は、所定回数n回と対応付けられて遅延時間設定部225に保持されていても良い。
論理回路220Aは、遅延時間2が経過した後(ステップS609)、ステップS607へ進み、スイッチ制御部223によりトランジスタM10又はトランジスタM20をオフにする。
トランジスタM10又はトランジスタM20がオフにされると、異常カウント部221は、二次電池110の電池異常を検出したものとして、記憶制御部222により異常検出回数をレジスタ230へ記憶させる(ステップS610)。
図6のステップS611からステップS619までの処理は、図4のステップS409からステップS417までの処理と同様であるから説明を省略する。
このように本実施形態では、異常検出回数に対応して遅延時間を変更することができる。本実施形態では、異常検出回数が増えた場合に、遅延時間を短くすることで、二次電池110が劣化した場合等にも適切なタイミングで二次電池110を保護することができる。また本実施形態は、第一の実施形態と組み合わせて本発明に適用することができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第三の実施形態について説明する。本発明の第三の実施形態では、異常検出回数に基づき二次電池の保護の解除を制御する点が第一の実施形態と相違する。よって以下の本発明の第三の実施形態では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図7は、第三の実施形態の論理回路の機能構成を説明する図である。
本実施形態の論理回路220Bは、異常カウント部221、記憶制御部222、スイッチ制御部223、回数判定部224、解除判断部226を有する。
本実施形態の異常カウント部2121は、スイッチ制御部223によりトランジスタM10又はトランジスタM20がオフされた回数を異常検出回数としてカウントする。本実施形態の解除判断部226は、二次電池110の保護を解除するか否かを判断する。本実施形態の解除判断部226は、二次電池110の状態が通常状態となった場合にも、異常検出回数が所定回数以上であった場合には二次電池110の保護を解除しない。
以下に図8を参照して本実施形態の論理回路220Bの動作を説明する。図8は、第三の実施形態の保護ICの動作を説明するフローチャートである。
図8のステップS801からステップS806のまでの処理は、図3のステップS301からステップS306までの処理と同様であるから説明を省略する。
トランジスタM10又はトランジスタM20がオフされると、異常カウント部221は、異常を検出した回数をカウントする(ステップS807)。
ステップS808からステップS810までの処理は、図3のステップS307からステップS309までの処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS810において異常検出信号が出力されていない場合、回数判定部224はレジスタ230に記憶された異常検出回数が所定回数n未満か否かを判定する(ステップS811)。ステップS811において異常検出回数が所定回数n未満の場合、発振回路240をオフにする(ステップS812)。ステップS811において異常検出回数が所定回数n以上の場合、ステップS809に戻り、二次電池110の保護を継続する。
ステップS813からステップS817までの処理は、図3のステップS311からステップS315までの処理と同様であるから説明を省略する。
このように本実施形態では、異常検出回数が所定回数以上の場合には、二次電池110の保護を継続する。よって本実施形態では、電池パックの使用上の安全性をより向上させることができる。また本実施形態は、第一の実施形態、第二の実施形態と組み合わせて本発明に適用することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 保護回路
200 保護IC
210 異常検出回路
220、220A、220B 論理回路
221 異常カウント部
222 記憶制御部
223 スイッチ制御部
224 回数判定部
225 遅延時間設定部
226 解除判断部
230 レジスタ
240 発振回路
250 遅延回路



Claims (6)

  1. 二次電池と負荷又は充電装置との間に接続され、前記二次電池を保護する保護回路であって、
    前記二次電池と前記負荷又は前記充電装置とを接続する配線に設けられたスイッチ手段と、
    前記二次電池の異常を検出する異常検出手段と、
    前記二次電池の異常が検出されてから所定時間が経過した後に前記スイッチ手段をオフさせる制御手段と、
    前記異常検出手段により異常が検出された回数が記憶される記憶手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記回数が所定回数以上であるとき、前記所定時間が経過する前に前記スイッチ手段をオフさせる保護回路。
  2. 二次電池と負荷又は充電装置とに接続され、前記二次電池と前記負荷又は前記充電装置とを接続する配線に設けられたスイッチ手段のオン/オフを制御して前記二次電池を保護する保護回路であって、
    前記二次電池の異常を検出する異常検出手段と、
    前記二次電池の異常が検出されてから所定時間が経過した後に前記スイッチ手段をオフさせる制御手段と、
    前記異常検出手段により異常が検出された回数が記憶される記憶手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記回数が所定回数以上であるとき、前記所定時間が経過する前に前記スイッチ手段をオフさせる保護回路。
  3. 前記異常が検出されてから前記スイッチ手段がオフされるまでの前記所定時間を変更する変更手段を有し、
    前記変更手段は、
    前記記憶手段に記憶された前記回数が所定回数以上であるとき、前記所定時間を短くする請求項1又は2記載の保護回路。
  4. 前記二次電池の保護を解除するか否かを判断する解除判断手段を有し、
    前記解除判断手段が、前記二次電池の保護を解除すると判定した場合に、前記記憶手段に記憶された前記回数が所定回数以上であるとき、
    前記制御手段は、
    前記スイッチ手段をオフさせたままとする請求項1ないし3の何れか一項に記載の保護回路。
  5. 二次電池と負荷又は充電装置とを接続する配線に設けられたスイッチ手段を有し、前記二次電池と前記負荷又は前記充電装置との間に接続されて前記二次電池を保護する保護回路による保護方法であって、
    前記二次電池の異常を検出する異常検出手順と、
    前記二次電池の異常が検出されてから所定時間が経過した後に前記スイッチ手段をオフさせる制御手順と、
    前記二次電池の異常が検出された回数を記憶させる記憶制御手順と、を有し、
    前記制御手順は、前記記憶制御手順において記憶させた前記回数が所定回数以上であるとき、前記所定時間が経過する前に前記スイッチ手段をオフさせる保護方法。
  6. 二次電池と負荷又は充電装置とに接続され、前記二次電池と前記負荷又は前記充電装置とを接続する配線に設けられたスイッチ手段のオン/オフを制御して前記二次電池を保護する保護回路による保護方法であって、
    前記二次電池の異常を検出する異常検出手順と、
    前記二次電池の異常が検出されてから所定時間が経過した後に前記スイッチ手段をオフさせる制御手順と、
    前記二次電池の異常が検出された回数を記憶させる記憶制御手順と、を有し、
    前記制御手順は、前記記憶制御手順において記憶させた前記回数が所定回数以上であるとき、前記所定時間が経過する前に前記スイッチ手段をオフさせる保護方法。
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JP2013090496A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Toyota Motor Corp 電気自動車用充電装置
WO2023054907A1 (ko) 2021-09-30 2023-04-06 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 보호 방법 및 시스템

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