JP2010258908A - 映像表示装置、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

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Hiroaki Okumoto
浩章 奥本
Koichi Takaku
晃一 高久
Kenji Watanabe
賢司 渡辺
Kenji Omori
健志 大森
Hitomi Nakagawa
仁美 中川
Koichi Hirata
浩一 平田
Hidehito Yagisawa
秀人 八木澤
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

【課題】2つの異なるユニットを備え、一方のユニットが、他方のユニットに関する情報を外部から取得する。
【解決手段】少なくとも第1の映像を表示するTVユニット10と、TVユニット10に少なくとも第2の映像を提供するPCユニット20とを備えた映像表示装置であって、TVユニット10はTVユニット10の機能に関する関連情報を取得するための制御情報をPCユニット20に送信する情報通信部18と、PCユニット20から上記関連情報を受信する情報通信部18と、上記受信された関連情報を処理する情報処理部30とを備え、上記第2のユニットは、上記第1のユニットから送信された上記制御情報を受信する情報通信部25と、上記受信された制御情報に基づき、上記関連情報を映像表示装置の外部から取得する外部通信部29と、上記取得された関連情報を上記第1のユニットに送信する情報通信部25とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のユニットによって構成される映像表示装置、プログラム、および記録媒体に関する。
近年、放送番組を視聴しながら、同一画面上で別の映像を見たいという要望が、視聴者の間に高まっている。これを背景に、子画面を用いて放送番組以外の他の映像を表示する技術が色々と提案されている。
特許文献1には、テレビ画面とインターネットに接続して得られたブラウザ画面を同時にディスプレイに表示する映像表示装置が開示されている。
特許文献2には、デジタル放送を高解像度で短時間に視聴するとともに、ユーザのTV/PC機能をシームレスに選択できるテレビ機能付きパーソナルコンピュータが開示されている。
特許文献3には、PCの負荷を増加することなくテレビや録画番組の視聴ができ、PC作業中にPCモニタ上の任意の位置にオーバーレイ表示によるテレビ画像を小画面表示することができるとともに、作業域とテレビのオーバーレイ領域が重なり操作性が悪くなった場合にも、作業域を任意の位置へ移動させ、かつ任意の大きさに変更することができ、操作性を大幅に改善することができる画像処理装置が開示されている。
特許文献4には、テレビ受像機にデジタル放送受信装置(セットトップボックス)を接続し、そのデジタル放送受信装置とパーソナルコンピュータとを接続した装置で、テレビジョン放送信号からEPGに関する情報を取り出し、パーソナルコンピュータを通じてウェブサイトを検索し番組に関する情報を取得する情報処理装置が開示されている。
特開2008−79077(公開日:2008年4月3日) 特開2006−310896(公開日:2006年11月9日) 特開2007−311958(公開日:2007年11月29日) 特開2004−023345(公開日:2004年1月22日)
しかし、上述した従来技術には次のような問題がある。
特許文献1の技術では、ブラウザ機能をテレビ装置の中で実現している。この構成では、テレビ装置のソフトウェアおよびハードウェアは、コンピュータのそれらに比べて貧弱であるため、限られたサービスしか処理できない。特に、インターネットを通じて提供されるサービスは日々進化しているため、特許文献1の技術では、オンラインゲームおよび動画再生サービスなど処理に多大な負荷を要する数多くのサービスには対応できない。その結果、ユーザに対して極僅かなサービスを提供できるに留まる。特許文献2の技術にも同様の問題がある。
特許文献3の技術では、テレビと外部PCとを接続することによって、テレビ画面とPC画面とを混在させて表示する。この技術では、別体の2つの装置を互いに接続するため、配線接続や2つの装置間の電源起動およびシステム設定操作等が複雑になる。結果、装置の設置および持ち運びが面倒なものとなる。また、テレビ放送の処理とコンピュータの処理とが互いに無関係に動作しているため、それぞれを別々の操作装置で操作せざるを得ない。また、両者の連携を実現することは困難である。
特許文献4の技術でも、テレビ、デジタル放送受信装置及びパーソナルコンピュータをそれぞれ互いに接続しなければならないため、テレビ放送信号の処理とコンピュータの処理とが互いに無関係に動作するので、それぞれを別々の操作装置で操作せざるを得ない。また、それぞれの装置の連携を実現することは困難である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、2つの異なるユニットを備え、一方のユニットが、他方のユニットに関する情報を外部から取得することができる映像表示装置、プログラム、および記録媒体を提供することにある。
本発明に係る映像表示装置は、上記の課題を解決するために、
少なくとも第1の映像を表示する第1のユニットと、当該第1のユニットに少なくとも第2の映像を提供する第2のユニットとを備えた映像表示装置であって、
上記第1のユニットは、
上記第1のユニットの機能に関する関連情報を取得するための制御情報を第2のユニットに送信する制御情報送信手段と、
上記第2のユニットから上記関連情報を受信する関連情報受信手段と、
上記受信された関連情報を処理する処理手段とを備え、
上記第2のユニットは、
上記第1のユニットから送信された上記制御情報を受信する制御情報受信手段と、
上記受信された制御情報に基づき、上記関連情報を映像表示装置の外部から取得する関連情報取得手段と、
上記取得された関連情報を上記第1のユニットに送信する関連情報送信手段とを備えていることを特徴とする。
上記の構成によれば、映像表示装置において、第1のユニットは、制御情報を通じて第2のユニットを制御することによって、第1のユニットの機能に関する関連情報を取得することができる。第2のユニットは、映像表示装置の外部から、第1のユニットの機能に関する関連情報を取得することができる。また、第1のユニットは、第2のユニットから関連情報を受信し、それを処理することができる。したがって、ユーザは、第1のユニットさえ操作すれば、第2のユニットにより関連情報を得ることができる。また、第1のユニットがたとえばテレビジョン機能を有し、一方第2のユニットがたとえばコンピュータ機能を有する場合には、ユーザは、第1のユニットによりテレビを視聴しながら、第2のユニットにより第1のユニットの機能に関する関連情報を取得することができる。
以上のように、映像表示装置は、2つの異なるユニットを備え、一方のユニットが、他方のユニットに関する情報を外部から取得することができる効果を奏する。
(関連情報=第1のユニットの機能の設定)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記関連情報は、上記第1のユニットの機能の設定に関する設定情報であり、
上記処理手段は、上記受信された設定情報を処理することによって、上記第1のユニットにおける上記機能の設定を変更することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザは、第1のユニットの機能の設定を容易に変更させることができる。
(第1のユニット=TV)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記第1のユニットは、
放送波を受信する放送波受信手段と、
上記受信された放送波をデコードして上記第1の映像を取得する第1の映像取得手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、第1のユニットが放送番組を再生できる。結果、映像表示装置をテレビジョン装置の一種として実現できる。
(関連情報=電子番組情報)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記第1の映像は、放送番組の映像であり、
上記関連情報は、上記放送番組に関する電子番組情報であり、
上記処理手段は、上記受信された電子番組情報を画面に表示することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザは、簡単に電子番組情報を利用できる。
(電子番組情報の区別化)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記第1のユニットは、
上記放送波を通じて他の電子番組情報を取得する電子番組情報取得手段をさらに備えており、
上記処理手段は、上記電子番組情報および上記他の電子番組情報を、互いに異なる表示形態によって上記画面に表示することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザは、電子番組情報の情報源がどこであるかを直感的に判断することができる。
(関連情報=GUI情報)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記関連情報は、上記第1のユニットにおけるグラフィカルユーザインターフェースを表すGUI情報であり、
上記処理手段は、上記受信されたGUI情報を処理することによって、上記第1のユニットにおける上記グラフィカルユーザインターフェースを変更することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザは、好みのグラフィカルユーザインターフェースを取得したり、複数のグラフィカルユーザインターフェースを使い分けたりすることを容易に行うことができる。したがって、映像表示装置は、ユーザの様々な好みに柔軟に対応することができる。
(関連情報=ソフトウェアアプリケーションの更新情報)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記関連情報は、上記第1のユニットにおいて実行されるソフトウェアアプリケーションの更新内容を表す更新情報であり、
上記処理手段は、上記受信された更新情報を処理することによって、上記ソフトウェアアプリケーションを更新することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザは、第1のユニットを操作することにより、簡単にソフトウェアアプリケーションを更新することができる。また、ユーザは、第2のユニットがソフトウェアアプリケーションを取得する間に、第1のユニットが表示する第1の映像を視聴して楽しむことができる。
(制御情報を外部に送信)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記関連情報取得手段は、上記制御情報を映像表示装置の外部に送信することによって、上記関連情報を取得することが好ましい。
上記の構成によれば、制御情報を外部に送信することによって、第1のユニットの機能により密接に関連する関連情報を取得することが可能になる。
(第1のユニットの動作状態を外部に送信)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記制御情報は、上記第1のユニットの動作状態を表す情報を含んでいることが好ましい。
上記の構成によれば、第1のユニットの動作状態を表す情報を、第2のユニットに送信することができる。また、第2のユニットは、この動作状態を表す情報を、映像表示装置の外部に送信することができる。したがって、第1のユニットは、動作状態に合った関連情報を取得することが可能になる。
(ユーザを識別する識別情報と設定に関する情報とをともに外部に送信)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記制御情報は、映像表示装置のユーザを識別する識別情報、および上記第1のユニットの機能の設定に関する情報を含んでいることが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザは、第1のユニットの機能の設定に関する情報を、識別情報とともに第2のユニットに送信する。第2のユニットは、これらの情報を映像表示装置の外部に送信することができる。したがってたとえば、ユーザは、映像表示装置の外部のサーバなどにこれらの情報を保存しておくことができ、必要なときに識別情報に基づいて以前に送信した第1のユニットの機能の設定に関する情報を取得することが可能になる。
(第2のユニット=PC)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記第2のユニットは、
ソフトウェアアプリケーションを実行する実行手段と、
上記ソフトウェアアプリケーションの実行時に生成される映像を、上記第2の映像として取得する第2の映像取得手段と、
上記第2の映像取得手段によって取得された上記第2の映像を上記第1のユニットに送信する映像送信手段とをさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、第2のユニットが汎用コンピュータとしての機能を有する。結果、映像表示装置を、コンピュータ機能を有する装置として実現できる。特に、第1のユニットが放送番組の再生機能を有する場合、映像表示装置は、コンピュータ内蔵のテレビジョン装置として実現できる。
(表示する映像の選択)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記第1のユニットは、
上記第1の映像、および上記第2のユニットから提供された上記第2の映像のうち少なくともいずれかを画面に表示する表示手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザは、画面に表示された第1の映像および第2の映像を視認することができる。
(合成映像の表示)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記第1のユニットは、
上記第1および第2の映像を合成して合成映像を生成する合成手段をさらに備えており、
上記表示手段は、上記合成映像を上記画面に表示することが好ましい。
上記の構成によれば、
上記の構成によれば、映像表示装置は、第1の映像と、第2の映像とを合成して一つの合成映像を得る。こうして得た合成映像を画面に表示してユーザに視聴させる。したがって、ユーザに、2つの異なる映像を同時に視認させることができる。
(関連情報の取得源)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記関連情報取得手段は、通信ネットワーク、外部記憶装置、および記録メディアの少なくともいずれかを通じて、上記関連情報を取得することが好ましい。
上記の構成によれば、映像表示装置は多種多様な情報を取得できる。
(着脱可能)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記第2のユニットは、上記第1のユニットから着脱可能であることが好ましい。
上記の構成によれば、映像表示装置の拡張性および保守性をより高めることができる。
(第2のユニットは内蔵)
また、本発明に係る映像表示装置では、
上記第2のユニットは、上記第1のユニットの筐体本体に内蔵されていることが好ましい。
上記の構成によれば、第2のユニットを外部環境から守ることができる。
(プログラム、記録媒体)
なお、上記映像表示装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記映像表示装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る映像表示装置は、2つの異なるユニットを備え、一方のユニットが、他方のユニットに関する情報を外部から取得することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビの要部構成を示すブロック図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビを表示画面側から見た場合の外観を示す図であり、(b)は、PC内蔵テレビを上から見た場合の外観を示す図である。 本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビの詳細な内部構成を示すブロック図である。 (a)は、リモコンを使用してPC内蔵テレビを操作する際の信号伝達の流れを図であり、(b)は、入力装置(キーボードまたはマウス)を使用してPC内蔵テレビを操作する際の信号伝達の流れを図である。 PC内蔵テレビにおける映像合成の流れの一例を示す図である。 ディスプレイに表示される画面の各例を示す図である。 PC内蔵テレビが、PC機能メニューの選択に応じてPC子画面の表示を切り換える様子の一例を示す図である。 PC内蔵テレビが、PC機能メニューを示す情報の選択結果に応じて、PC子画面を表示したりPC子画面の表示位置を変更したりする様子の一例を示す図である。 本発明のPC内蔵テレビにおいてTV全画面およびPC子画面を表示する際の情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図に示すシーケンス処理によってディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 各家庭のPC内蔵テレビとサーバとがインターネットを介して通信する際の情報の流れを示す図である。 各家庭のPC内蔵テレビにおけるディスプレイに表示された番組表の例を示す図である。 TVユニットにおけるGUIのパターンの例を示す図である。 TVユニットがEPG情報をディスプレイに表示させる際における情報の流れの一例を示す図である。 PC内蔵テレビが放送番組を再生している際のディスプレイの例を示す図である。 PC内蔵テレビが映画のコンテンツを再生している際の画面の例を示す図である。 PC内蔵テレビが、予め入力された所定の条件に基づいて取得した情報をディスプレイに表示する例を示す図である。 (a)は、着脱可能なPCユニットがTVユニットに装着された後のPC内蔵テレビを表示画面側から見た場合の外観を示す図であり、(b)は、着脱可能なPCユニットがTVユニットに装着される前のPC内蔵テレビを背面側から見た場合の外観を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るPC内蔵テレビの要部構成を示すブロック図である。 着脱可能なBDユニットがTVユニットに装着された後のBD内蔵テレビbの外観例を示す図である。
〔実施形態1〕
本発明に係るPC内蔵テレビ1の一実施形態について、図1〜図10を参照して以下に説明する。
(PC内蔵テレビ1の外観)
まず、PC内蔵テレビ1の外観について、図2を参照して以下に説明する。図2(a)は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1を表示画面側から見た場合の外観を示す図である。図2(b)は、PC内蔵テレビ1を横(PCユニット20の設置側)から見た場合の外観を示す図である。
図2(a)および(b)に示すように、PC内蔵テレビ1(映像表示装置)は、TVユニット10(第1のユニット)にPCユニット20(第2のユニット)が設けられた構成の装置である。本実施形態のTVユニット10は、液晶テレビジョン装置としての構成および機能を備えたサブユニット(サブシステム)である。一方、PCユニット20はいわゆるパーソナルコンピュータとしての構成および機能を備えたサブユニット(サブシステム)である。両者が一体化されて一つのPC内蔵テレビ1を構成する。さらに両者は互いに連携して動作することによって、ユーザに対し、これまでにない充実したコンテンツ再生(視聴、閲覧)体験を提供する。
ユーザはリモコン9を使用してPC内蔵テレビ1を操作する。リモコン9さえあれば、TVユニット10を操作して放送番組を視聴することができる。さらに、同じリモコン9を使用することによって、PCユニット20を操作して各種のソフトウェアアプリケーションを実行したり、インターネット上のウェブサイトにアクセスしてウェブページを閲覧したりすることができる。
(PC内蔵テレビ1の要部構成)
PC内蔵テレビ1の内部構成および機能について、図1を参照して以下に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、PC内蔵テレビ1のTVユニット10は、映像出力部11(表示手段)、音声出力部12、コンテンツ処理部13(第1の映像取得手段)、コンテンツ合成部14(合成手段)、コンテンツ取得部15(放送波受信手段、電子番組情報取得手段)、コンテンツ受信部16、ユーザ入力部17、情報通信部18(制御情報送信手段、関連情報受信手段)、制御部19、および情報処理部30(処理手段)を備えている。一方、PCユニット20は、コンテンツ処理部21、コンテンツ取得部22(第2の映像取得手段)、コンテンツ送信部23(映像送信手段)、記憶部24、情報通信部25(制御情報受信手段、関連情報送信手段)、ユーザ入力部26、制御部27、アプリケーション実行部28(実行手段)および外部通信部29(関連情報取得手段)を備えている。
本実施形態におけるPC内蔵テレビ1は、映像の合成機能を有している。具体的には、TVユニット10は、放送波(テレビ放送)を受信してデコードすることによって、放送番組を取得する。PCユニット20は、ウェブページ、動画コンテンツ等などのPCコンテンツを取得しTVユニット10に提供する。TVユニット10は、少なくとも放送番組内の映像(第1の映像)をディスプレイ2(画面)に出力する。また、PCコンテンツ内の映像(第2の映像)をディスプレイ2に出力することもある。さらに、放送番組内の映像およびPCコンテンツ内の映像を合成して一つの合成映像を生成し、ディスプレイ2に出力することもある。これによりディスプレイ2は様々な映像を表示する。ディスプレイ2は、たとえば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイとして実現される。
(TVユニット10の詳細)
TVユニット10に備えられる各ブロックの機能について、それぞれ以下に説明する。
映像出力部11は、コンテンツ合成部14から送られた映像信号をディスプレイ2に出力する。
音声出力部12は、コンテンツ合成部14から送られた音声信号をスピーカ3に出力する。
コンテンツ処理部13は、コンテンツ取得部15から入力されたコンテンツを処理する。本実施形態では、受信された放送波をデコードして放送番組を生成し、コンテンツ合成部14に出力する。
コンテンツ合成部14は、コンテンツ処理部13から入力された放送番組、およびコンテンツ受信部16がPCユニット20から受信したPCコンテンツを合成して、一つの合成コンテンツを生成する。
コンテンツ取得部15は、アンテナ4を通じて放送波を受信し、コンテンツ処理部13に出力する。なお、放送波の受信方法はアンテナ4を通じたものに限定されない。コンテンツ取得部15は、ケーブルテレビ放送網を通じて放送波を受信することもできる。他にも、インターネット8を通じてIP放送データ(IP放送波)を受信することもできる。
コンテンツ受信部16は、PCユニット20から送信されたPCコンテンツを受信し、コンテンツ合成部14に出力する。
ユーザ入力部17は、ユーザによるPC内蔵テレビ1に対する入力操作を受け付ける。具体的には、たとえばユーザによる入力操作に応じてリモコン9が発した信号を受信し、制御部19に出力する。他にも、TVユニット10本体へのユーザの直接操作によって発生せられた信号を受信することもできる。
情報通信部18は、PCユニット20と、制御情報および関連情報をやり取りする。具体的には、制御情報をPCユニット20の情報通信部25に送信したり、あるいは、情報通信部25から送信された制御情報、または関連情報を受信したりする。
関連情報とは、TVユニット10の機能に関する情報(以下、単に「関連情報」ともいう。)である。
ここで制御情報には、たとえば、PCユニット20またはTVユニット10を操作するための操作情報が含まれる。さらに、コンテンツを取得するための情報、取得したコンテンツを他方のユニットに提供すべき旨を規定した情報、コンテンツを取得するためのアクセス情報などが含まれることがある。
情報処理部30は、PCユニット20から受信した関連情報を処理する。
制御部19は、TVユニット10を構成する各ブロックを統括制御する。
(PCユニット20の詳細)
PCユニット20を構成する各ブロックの機能について、以下に説明する。
コンテンツ処理部21は、コンテンツ取得部22が取得したPCコンテンツを処理する。
コンテンツ取得部22は、外部からPCコンテンツを取得する。たとえば、記録ディスク7(記録メディア)またはインターネット(通信ネットワーク)8からPCコンテンツを取得する。PCコンテンツは、コンピュータによって処理され再生可能なコンテンツのことである。たとえばテキスト、映像、音声、動画等のコンテンツがこれに該当し、さらにこれらの組み合わせからなるマルチメディアコンテンツも該当する。他にも、ウェブページもPCコンテンツに含まれる。これらのPCコンテンツは各所から取得できる。取得先はたとえばインターネット8上のウェブサイト、PC内蔵テレビ1に接続された外部装置、および記録ディスク7である。
コンテンツ送信部23は、コンテンツ処理部21が処理したコンテンツをコンテンツ受信部16へ送信する。
記憶部24は、各種のPCコンテンツを記憶する。たとえば、ハードディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置として実現される。記憶部24には、PCコンテンツに加えて、アプリケーション実行部28によって実行される各種のソフトウェアアプリケーションが記憶されている。
情報通信部25は、情報通信部18と、制御情報および関連情報のやり取りをする。具体的には、制御情報または関連情報をTVユニット10の情報通信部18に送信したり、あるいは、情報通信部18から送信された制御情報を受信したりする。
ユーザ入力部26は、ユーザによるPC内蔵テレビ1に対する入力操作を受け付ける。具体的には、ユーザによる入力操作に応じて操作装置(本実施形態ではマウス5およびキーボード6)が発した信号を受信し、制御部27に出力する。当該操作装置の他の例として、トラックボールおよびトラックパッドなどのポインティングデバイス、ならびにジョイスティックも含まれる。
制御部27は、PCユニット20における各種動作を制御する。
アプリケーション実行部28は、記憶部24に記憶されているソフトウェアアプリケーションを読み出し、実行する。
外部通信部29は、インターネット8を介して外部のサーバ31と双方向に通信する。たとえば制御情報をサーバ31に送信したり、サーバ31から関連情報を取得したりする。なお、サーバ31とは、インターネット8内にあるサーバであればよく、たとえばデータベースサーバ、ウェブサーバなどが挙げられる。外部通信部29は、その通信内容によって、それぞれ別のサーバと通信することができる。
(PC内蔵テレビ1の詳細な内部構成)
次に、PC内蔵テレビ1の詳細な内部構成について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1の詳細な内部構成を示すブロック図である。図1に示す各機能ブロックは、図3に示す各ブロックのいずれかまたはその組み合わせによって、実現される。
RF(Radio Frequency)受信部101は、外部から送られてくる信号を受信する。すなわち、RF受信部101は、たとえば、地上波デジタル放送として無線で送られてくる映像信号等のデジタル放送信号を受け付ける映像信号入力部である。なお、RF受信部101が受信する信号は、地上波デジタル放送として送られてくる信号に限定されるものではなく、たとえば、一般のアナログ放送、衛星放送、またはケーブルテレビ放送等として送られてくる信号であってもよい。
これらの信号としては、たとえば、デジタル放送の場合はMPG2またはMPEG4等のシステムとしてデジタル化された映像信号が挙げられる。また、RF受信部101に入力される信号は、当該映像信号に限定されるものではなく、たとえば、デジタル化されたオーディオ信号、データ放送、電子番組情報またはネットワーク情報などのデジタル放送信号(放送波)であってもよい。
デモジュレータ102は、RF受信部101に入力されたデジタル放送信号を復調し、デコーダ103に送る。
デコーダ103は、たとえばMPEG2TSなどの復調された信号を、ビデオ成分(信号)とオーディオ成分(信号)とに分解する。また、デコーダ103は、分解した信号のうちビデオ信号をデコードし、オーディオ信号をオーディオプロセッサ104に送る。このとき、オーディオ信号に付随するデータは、CPU109に送られ、そこで処理される。
オーディオプロセッサ104は、デコーダ103から受け取ったオーディオ信号をデコードする。なお、オーディオ信号には多数のフォーマットがあるため、通常、オーディオ信号のデコード処理はオーディオプロセッサ104にて行う。しかしながら、これに限定されるものではなく、デコーダ103またはCPU109において、オーディオ信号をデコードしてもよい。処理されたオーディオ信号は、スピーカ105に送られる。
スピーカ105は、オーディオプロセッサ104においてデコードされたオーディオ信号を出力する。なお、本実施形態では、表示部112およびスピーカ105を備えたテレビの形態を示すが、これに限定されるものではなく、たとえば、BD(BluRay)レコーダまたはSTB(Set Top Box)などの場合、スピーカ105の代わりに、外部機器にオーディオ信号を出力してもよい。
リモコン通信部106は、図示しないリモコンからの制御信号を受信する。制御信号を送信するリモコン9としては、たとえば、1方向に信号を送信する赤外線リモコン、または双方向に信号を送信する無線リモコンが挙げられる。リモコン通信部106が受信した制御信号は、CPU109に送られる。
外部入力部107は、PCユニット20の映像出力部208から出力された信号を受信する。外部入力部107としては、たとえば、HDMIインターフェースまたはDVI・D端子などが挙げられる。また、外部入力部107が受信する信号は、デコードされたデータまたは圧縮形式のデータ(たとえば、MPEG4等)を含む。
外部入力部107が受信したオーディオ信号は、オーディオプロセッサ104に出力される。一方、外部入力部107が受信した映像信号は、グラフィックメモリ110に出力され、展開される。また、たとえば、外部入力部107が受信した映像信号が圧縮画像であって場合、受信した映像信号は、デコーダ103をいったん経由してグラフィックメモリ110に送られる。なお、デコーダ103を経由するか否かによって、グラフィックメモリ110に出力される映像信号に本質的な差異はない。
メモリ108は、プログラムまたはデータを格納するメモリである。
CPU109は、TVユニット10全体の制御を行うCPUである。
グラフィックメモリ110は、2つ以上の映像および表示データを保持する。表示データとしては、たとえば、データ放送、およびOSD(オンスクリーンディスプレイ)データ、および設定メニュー等のデータが挙げられる。グラフィックメモリ110は、複数のプレーンからなり、それぞれのプレーンを重ね合わせたり、アルファブレンディングを行ったりすることが可能である。
グラフィックコントローラ111は、グラフィックメモリ110に保持される映像および表示データを合成し、1画面を作成する。すなわち、グラフィックコントローラ111は、CPU109からの制御に応じて、たとえば、複数のプレーンの拡大縮小または位置設定などを行い、合成して最終画面を作り出す。この最終画面は、表示部112へ送られる。
表示部112は、グラフィックコントローラ111から受け取った映像を表示する。たとえば液晶パネルなどの表示デバイスに映像を表示してもよいし、外部機器に映像データを出力してもよい。
LAN(Local Area Network)コントローラ113は、ネットワークを通じて外部機器と接続する。LANコントローラ113は、DLNA(Digital Living Network Alliance)などのホームネットワーク規格によって他の機器と接続しても、インターネットを通じて映像サービスと接続してもよい。また、外部機器との接続は、有線または無線のどちらでもよい。なお、LANコントローラ113から取得された映像信号は、特に限定されないが、RF受信部101を通じて取得された映像信号と同様に扱うことが好ましい。
I/F部114は、LAN、USBまたはシリアル等を制御するインターフェース部である。I/F部114では、静止画等を含む制御情報および関連情報などをPCユニット20とやり取りする。なお、I/F部114における情報の送受信方式は、特に限定されない。
電源部115は、TVユニット10における電源回路である。また、電源部204は、PCユニット20における電源回路である。これらの電源部115,204は、共通の電源から電力の供給を受ける。この際、1つのACプラグによって電力の供給を受けることが望ましい。
入力部201は、外部からの入力を受け付ける。このように、PCユニット20は、独自の入力部が存在し得る。入力部201としては、たとえば、Bluetoothのワイヤレスキーボードまたはワイヤレスマウス等を利用できることが好ましい。
IOプロセッサ202は、各種外部インターフェースを制御する。
LANコントローラ203は、IPネットワークと接続する。なお、LANコントローラ113とLANコントローラ203とは、互いに1つのIPアドレスを共用することが好ましい。また、TVユニット10およびPCユニット20において、それぞれ個別のLANコントローラ113,203を備えている場合、PC内蔵テレビ1の内部においてブリッジ機能を有することが好ましい。これにより、たとえば、有線LANを接続する場合に、1つのLANケーブルを挿すだけで、TVユニット10およびPCユニット20を同時にネットワークに接続させることができる。
メモリ205は、各種制御を行うCPU206のメモリである。
CPU206は、PCユニット20に含まれる各ブロックを統括的に制御する。たとえば、圧縮されたPCコンテンツをソフトウェア的にデコードして、元のサイズのPCコンテンツに変換する。本実施形態において、PCユニット20は、TVユニット10におけるデコーダ103のようなハードウェアを備えていない。しかしながら、これに限定されるものではなく、たとえば、PCユニット20がデコーダ103のようなハードウェアを備えていてもよい。
グラフィックコントローラ207は、映像描画時のグラフィック処理を高速化する。
映像出力部208は、グラフィックコントローラ207によって処理された映像信号を、たとえばHDMI等の形式によって出力する。なお、オーディオ信号も映像信号と同様に、TVユニット10に送信される。
記憶部209は、インターネット8または記録ディスク7を通じて取得されたPCコンテンツなどを恒久的に記憶する。また、インターネット8を通じて取得された関連情報、TVユニット10の動作状態情報などを記憶する。記憶部209としては、たとえば、ハードディスク、BD(Blu−ray Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)またはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等が挙げられる。CPU206は、ネットワークを経由して取得した映像、または記憶部209に記憶されている映像を再生し、TVユニット10に送信する。
ここで、映像とは、動画に限定されるものではなく、音楽、書籍、写真、スライドショー、ワープロドキュメント、またはゲーム等のアプリケーションが作成する画面が挙げられる。
(PC内蔵テレビ1の操作方法)
図4(a)は、リモコン9を使用してPC内蔵テレビ1を操作する際の信号伝達の流れを示す図である。図4(b)は、入力装置(キーボード6またはマウス5)を使用してPC内蔵テレビ1を操作する際の信号伝達の流れを図である。
上述したように、ユーザは、リモコン9を使用してTVユニット10およびPCユニット20の両方を操作できる。ユーザの入力に応じてリモコン9が発信する信号(操作信号)は、ユーザ入力部17を経由して制御部19に入力される。制御部19は、操作信号を解析することによって、TVユニット10を操作するための信号か、PCユニット20を操作するための信号なのかを判定する。TVユニット10を操作するための信号だと判定した場合には、操作信号の内容に応じて、TVユニット10内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザはリモコン9を使用してTVユニット10を操作できる。
また、制御部19は、操作信号がPCユニット20を操作するための信号だと判定した場合には、PCユニット20を制御するための制御情報を生成し、情報通信部18を通じてPCユニット20に送信する。当該制御情報は情報通信部25を経由してPCユニット20の制御部27に入力される。制御部27は、入力された制御情報に基づき、PCユニット20内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザは、リモコン9を使用してPCユニット20を操作できる。
また、制御部19は、操作信号が関連情報を要求する信号だと判定した場合には、関連情報取得情報を含む制御情報を生成し、情報通信部18を通じてPCユニット20に送信する。当該制御情報は情報通信部25を経由してPCユニット20の制御部27に入力される。制御部27は、入力された制御情報に基づき、PCユニット20内の各ブロックを制御して関連情報を取得する。その後、制御部27は、情報通信部25を通じて当該関連情報をTVユニット10に送信する。当該関連情報は、情報通信部18を経由してTVユニット10の制御部19に入力される。制御部19は、情報処理部30を制御して入力された関連情報を処理させる。これらの処理の結果、ユーザは、リモコン9を使用して関連情報を取得できる。
上述したように、ユーザは、マウス5またはキーボード6(以下、操作装置と総称)を使用して、PCユニット20およびTVユニット10の両方を操作できる。ユーザの入力に応じて操作装置が発信する信号(操作信号)は、ユーザ入力部26を経由して制御部27に入力される。制御部27は、操作信号を解析することによって、PCユニット20を操作するための信号か、またはTVユニット10を操作するための信号なのかを判定する。前者だと判定した場合には、操作信号の内容に応じて、PCユニット20内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザはマウス5またはキーボード6を使用してPCユニット20を操作できる。
一方、制御部27は、操作信号がTVユニット10を操作するための信号だと判定した場合には、TVユニット10を制御するための制御情報を生成し、情報通信部25を通じてTVユニット10に送信する。当該制御情報は情報通信部18を経由してTVユニット10の制御部19に入力される。制御部19は、入力された制御情報に基づき、TVユニット10内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザは、操作装置(マウス5またはキーボード6)を使用してTVユニット10を操作できる。
以上のように、本実施形態のPC内蔵テレビ1は、1つの操作装置を使用して、まったく異なる機能を持った2つのユニット(TVユニット10、PCユニット20)を操作できる。特に、PCユニット20の操作がリモコン9によって可能になる点は、ユーザにとってのメリットが大きい。マウス5またはキーボード6に比べて、リモコン9の操作は洗練され、直感的で分かりやすいからである。したがって、本実施形態のPC内蔵テレビ1を使用するユーザは、PCユニット20によって提供される各種のサービス(アプリケーションの実行、ウェブページの閲覧)を、汎用のパーソナルコンピュータを用いる場合よりも手軽に体験できる。また、関連情報を、リモコン9によって手軽に取得することが可能になる。
(映像合成の流れの例)
PC内蔵テレビ1における、複数の映像の合成および表示処理の流れについて、図5を参照して説明する。図5は、PC内蔵テレビ1における映像合成および表示の流れの一例を示す図である。
この図に示すように、PCユニット20のコンテンツ取得部22は、映像50(第2のコンテンツに含まれる第2の映像)およびコンテンツ関連情報52を取得する。取得先はたとえばインターネット8または記録ディスク7である。これらの映像50およびコンテンツ関連情報52は、コンテンツ取得部22、コンテンツ処理部21、およびコンテンツ送信部23を経由してTVユニット10に送信される。TVユニット10では、コンテンツ受信部16を経由してコンテンツ合成部14に提供される。
一方、TVユニット10のコンテンツ取得部15は、映像54(第1のコンテンツに含まれる第1の映像)およびコンテンツ関連情報56を取得する。取得先はたとえば放送局である。これらの映像54およびコンテンツ関連情報52は、コンテンツ取得部15、コンテンツ処理部13を経由してコンテンツ合成部14に提供される。なお、PCユニット20には、TVユニット10から、映像50およびコンテンツ関連情報52をTVユニット10に提供すべきことを規定した制御情報が事前に送信されている。PCユニット20は、この制御情報の受信に応じて映像50およびコンテンツ関連情報52をTVユニット10に提供する。
コンテンツ合成部14は、入力された映像50、コンテンツ関連情報52、映像54、およびコンテンツ関連情報56を合成して1つの合成映像(合成コンテンツ)を生成する。本実施形態ではグラフィックメモリ110を利用し、3つのプレーンのそれぞれにデータを書き込む。具体的には第1のプレーンに映像50、第2のプレーンに映像54、そして第3のプレーンにコンテンツ関連情報52およびコンテンツ関連情報56を書き込む。こうして得た3つのプレーンを重ね合わせ、図5に示す1つの合成映像を生成する。当該合成映像は映像出力部11を経由してディスプレイ2に入力される。これらの処理の結果、ユーザはディスプレイ2を通じて当該合成映像を視認する。結果、放送番組を視聴しながら映画コンテンツをサブ画面で楽しむ、といったことが可能になる。
(ディスプレイ2に表示される画面の例)
図6は、ディスプレイ2に表示される画面の各例を示す図である。
図6(a)では、TV全画面60のみがディスプレイ2の全面に表示されている。このとき、リモコン9に設けられた「PCボタン」をユーザが押下することにより、図6(a)の画面が図6(b)のそれに切り替わる。図6(b)では、TV主画面61、PC機能メニュー62〜65、およびPC子画面66がディスプレイ2に表示されている。ユーザは、TVユニット10によって再生されるTVコンテンツ(放送番組)の視聴を中心にPC内蔵テレビ1を使用する。一方、PCコンテンツは補助的に視聴する。
図6(b)の画面が表示されているとき、リモコン9に設けられた「PCボタン」をユーザが押下することにより、図6(b)の画面が図6(c)のそれに切り替わる。図6(c)では、TV画面の表示位置とPC画面の表示位置とが入れ替わる。具体的には、TV主画面61の表示位置にPC主画面69が表示され、一方、PC子画面66の表示位置にTV子画面68が表示される。これらの処理によって、ユーザは、PCユニット20の操作および当該操作によって再生されるPCコンテンツの視聴を中心にPC内蔵テレビ1を使用する。一方、放送番組は補助的に視聴する。
図6(c)の画面が表示されている時、ユーザがPC機能メニュー62〜65におけるその他のメニューを選択すれば、図6(d)に示すように、PC子画面68を最大化することもできる。すなわち、PC全画面67がディスプレイ2に表示される。なお、ユーザが「PCボタン」を押下した場合も、同様に、図6(d)の表示に切り替わる。
(PC子画面の切り換えの例)
図7は、PC内蔵テレビ1が、PC機能メニューの選択に応じてPC子画面の表示を切り換える様子の一例を示す図である。
図7(a)では、ディスプレイ2に、TV主画面61、メニュー項目71〜74、およびPC子画面75を表示している。PC子画面75は、メニュー項目71を選択した時に表示される。ここで、ユーザがメニュー項目72を選択した時、図7(b)に示すように、当該メニュー項目72に関連するPC子画面76が直ちに表示される。
(PC機能メニューの選択に応じた処理の例)
本実施形態のPC内蔵テレビ1は、PC機能のメニューを表すHTML形式のデータを処理することによって、当該PC機能メニューをディスプレイ2に表示する。そのため、選択された項目に対応するリンク情報に応じた処理を実行する。この具体例について、図8を参照して以下に説明する。
図8は、PC内蔵テレビ1が、PC機能メニューを示す情報の選択結果に応じて、PC子画面を表示したりPC子画面の表示位置を変更したりする様子の一例を示す図である。
図8(a)の例では、PC内蔵テレビ1は、メニューデータ80を処理してPC機能メニューを表示する。メニューデータ80には、リンク情報81およびリンク情報82を含む4つのリンク情報が含まれている。各リンク情報は、項目名(グルメ、検索、ゲーム等)に個別に対応している。
ここで、ユーザが「グルメ」項目を選択したとする。このときPC内蔵テレビ1は、当該項目に対応したリンク情報81を処理する。具体的には、リンク情報(アクセス情報)81が示すウェブサイト(通信ネットワーク上の外部装置)にアクセスし、サーバが返信してくるウェブページ(第2のコンテンツ)を取得して、PC子画面84に表示する。なお、このときTV主画面83も同時に表示する。
一方、ユーザが「ゲーム2(サイズ指定)」項目を選択したとする。このときPC内蔵テレビ1は、当該項目に対応したリンク情報82を処理する。具体的には、リンク情報82が示すゲームアプリケーションを起動し、このアプリが出力するコンテンツ(第2のコンテンツ、第2の映像)をPC子画面85に表示する。このとき、リンク情報82に規定されている表示制御情報を参照して、PC子画面85の表示位置およびサイズを決定する。なお、ディスプレイ2にはTV主画面83も同時に表示する。TV主画面83のサイズは、ディスプレイ2の画面サイズからPC子画面85のサイズを演算(たとえば減算)して得た値に基づき決定する。
(画面表示処理の流れの例)
図9は、本発明のPC内蔵テレビ1においてTV全画面およびPC子画面を表示する際の情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図10は、図9に示すシーケンス処理によってディスプレイ2に表示される画面の一例を示す図である。
図9の処理が始まる前の前提として、TVユニット10は、事前に、放送局から放送波を受信してデコードし、放送番組を取得済みである。また、各種の放送関連情報を、放送波の受信に合わせて随時受信している。放送関連情報としては、たとえばデータ放送、電子番組表、字幕、クローズドキャプション、ネットワークからの情報、現在視聴しているチャネルを表す情報、ユーザの居住地域を表す情報などがある。
図9のシーケンスでは、まずTVユニット10がTV主画面61を表示する(ステップS1)。次にユーザがリモコン9を用いてPC表示コマンドを入力する(ステップS2)。この入力に基づきTVユニット10はメニュー情報をTVユニット10にリクエストする(ステップS3)。PCユニット20は受信したリクエストをサービスサーバ(外部装置)に転送する(ステップS4)。サービスサーバはメニュー情報をPC内蔵テレビ1に送信し、これをPCユニット20が受信する(ステップS5)。PCユニット20は受信したメニュー情報をTVユニット10に転送する(ステップS6)。TVユニット10は、受信したメニュー情報を処理してメニュー62〜65をディスプレイ2に表示する(ステップS7)。さらに、PC子画面66を表示する(ステップS8)。
ユーザは、リモコン9を用いてメニュー項目のいずれかを選択する(ステップS9)。TVユニット10は、選択されたメニュー項目を表す選択情報をPCユニット20に送信する(ステップS10)。PCユニット20は、受信した選択情報によって特定されるソフトウェアアプリケーションを実行する(ステップS11)。この実行時にアプリケーションが生成した映像をTVユニット10に送信する。なお、PCユニット20は、アクセス履歴、購買履歴、コンテンツ視聴履歴、アクセス時刻、アクセス時間等の各種PCコンテンツ情報も、TVユニット10に送信する。TVユニット10は、受信した映像をPC子画面66に表示する。結果、PC子画面66の表示が変化する(ステップS12)。
このときTVユニット10は、放送コンテンツ関連情報および受信したPCコンテンツ情報を使用して、これら2つの情報に基づく表示情報を生成し、メニュー項目62〜65のいずれかに表示してもよい。図10の例ではメニュー項目65がその例である。すなわちPC内蔵テレビ1は、放送関連情報およびPCコンテンツ関連情報を用いて、表示メニューを適応的に切り換える。なお、このような適応的なメニューの生成は、TVユニット10に限らずPCユニット20またはサービスサーバが実行することもできる。この場合、TVユニット10は生成されたメニューをPCユニット20から取得しディスプレイ2に表示する。
本実施形態のPC内蔵テレビ1は、また、上述したように、PCユニット20の外部通信部29が、インターネット8を介して外部のサーバ31と双方向に通信する。したがって、PCユニット20は、インターネット8を介してTVユニット10の情報と外部のサーバ31の情報とを共有することができる。すなわち、PCユニット20を介して、TVユニット10と外部のサーバ31とが通信することが可能であるともいえる。
また、TVユニット10がPCユニット20に送信する制御情報には、上述したものの他にも、たとえば、関連情報を取得するための情報(以下、単に「関連情報取得情報」ともいう。)、TVユニット10の動作状態を表す情報(以下、単に「動作状態情報」ともいう。)などが含まれることがある。また、PC内蔵テレビ1のユーザを識別する識別情報(以下、単に「識別情報」ともいう。)と、TVユニット10の機能の設定に関する情報(以下、単に「設定情報」ともいう。)とを含む場合もある。さらに、制御情報には、たとえば、関連情報を取得するためのアクセス情報(リンク情報)、当該制御情報を外部のサーバ31に送信すべき旨を規定した情報、取得した関連情報を他方のユニットに提供すべき旨を規定した情報などが含まれる。
さらに、PCユニット20がTVユニット10に送信する制御情報には、関連情報などが含まれる。
これにより、本実施形態のPC内蔵テレビ1は、さらに以下のような利用が可能である。
TVユニット10は、PCユニット20を介して、外部のサーバ31から関連情報を取得することができる。
関連情報は、たとえばTVユニット10の機能の設定に関する設定情報、TVユニット10において実行されるソフトウェアアプリケーションの更新内容を表す更新情報、TVユニット10におけるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表すGUI情報、放送番組に関する電子番組情報(EPG(Electronic Program Guide)情報)、放送番組に関する詳細情報、再生されるコンテンツに関する情報、予め入力された所定の条件に基づいた情報などであってもよい。
情報処理部30は、PCユニット20から受信した関連情報を、それぞれ適切に処理する。
たとえば、関連情報がTVユニット10の機能の設定を変更させる情報であれば、当該設定を変更する。
また、関連情報が、TVユニット10において実行されるソフトウェアアプリケーションの更新内容を表す更新情報であれば、当該更新情報を処理することによって、当該ソフトウェアアプリケーションを変更する。
また、関連情報が、TVユニット10におけるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表すGUI情報であれば、当該GUI情報を処理し、TVユニット10におけるグラフィカルユーザインターフェースを変更する。
また、関連情報が、放送番組に関する電子番組情報であれば、当該電子番組情報をディスプレイ2に表示する。
また、関連情報が、放送番組に関する詳細情報、再生されるコンテンツに関する情報、または予め入力された所定の条件に基づいた情報であれば、当該情報を、放送番組、再生中のコンテンツなどとともにディスプレイ2に表示する。
さらに、TVユニット10は、PCユニット20を介して、動作状態情報を外部のサーバ31に送信することができる。
動作状態情報には、たとえばTVユニット10において再生している放送番組に関する情報、TVユニット10の不具合、故障などに関する情報などが含まれる。
また、TVユニット10は、PCユニット20を介して、識別情報と設定情報とをサーバ31に送信することができる。
さらに、具体例を以下に示す。
(視聴情報の取得)
図11は、各家庭のPC内蔵テレビ1とサーバ31とがインターネット8を介して通信する際の情報の流れを示す図である。
ここでは、図11のサーバ31が、視聴情報を管理するデータベースサーバである場合について説明する。なお、各家庭のPC内蔵テレビ1におけるTVユニット10は、それぞれ複数の放送局のうちの1つから放送番組を取得して再生している。
なお、各PC内蔵テレビ1は、再生している放送番組の情報(動作状態情報)を含む制御情報を、PCユニット20を介してサーバ31に送信している。サーバ31は、各PC内蔵テレビ1から送信された制御情報に基づいて、たとえば同じ時間帯に放送されている各放送番組の視聴率を算出し、たとえば視聴率がある一定の閾値を越えている放送番組を注目番組とする注目番組に関する情報(関連情報)を生成する。
また、TVユニット10は、EPG情報を取得する。なお、EPG情報は、コンテンツ取得部15が放送波などを通じて取得したものでもよいし、PCユニット20のコンテンツ取得部22がインターネット8上などから取得したものを、コンテンツ送信部23およびコンテンツ受信部16を介してTVユニット10に送信したものでもよい。コンテンツ処理部13は、EPG情報から番組表を含む映像32を生成する。
ここで、各PC内蔵テレビ1におけるTVユニット10が、注目番組に関する情報を取得するための制御情報をPCユニット20に送信した場合、PCユニット20は、受信した制御情報に基づいて、サーバ31から注目番組に関する情報を取得し、TVユニット10に送信する。なお、制御情報は、たとえばユーザによる入力操作に応じてリモコン9が発した信号に基づいて生成される。
TVユニット10の情報処理部30は、PCユニット20から受信した注目番組に関する情報に基づいて、コンテンツ処理部13が生成した番組表を含む映像32を加工して、ディスプレイ2に表示させる。
ここで、ディスプレイ2に表示される番組表の例を図12に示す。図12は、各家庭のPC内蔵テレビ1におけるディスプレイ2に表示された番組表の例を示す図である。
図12に示すように、情報処理部30は、番組表を含む映像32のうち注目番組を示す部分を色分けして加工する。コンテンツ合成部14は、加工された映像32および他のコンテンツを合成し、合成された合成映像は、映像出力部11を経由してディスプレイ2に表示され、ユーザが視認できる。
なお、このように番組表を加工する方法に限らず、情報処理部30は、注目番組に関する情報を処理して、たとえば注目番組名をディスプレイ2の画面の下部にサムネイルとして表示させてもよい。
このように、ユーザは、TVユニット10を操作することにより、注目番組に関する情報など、放送番組に関する視聴情報を、PCユニット20、インターネット8を介してサーバ31から簡単に取得することができる。
(TVユニットの機能の設定の変更)
次に、各家庭のPC内蔵テレビ1が、インターネット8を介してサーバ31と通信する場合の他の例について、さらに図11を参照して説明する。ここでは、図11のサーバ31がウェブサーバである場合について説明する。
たとえばユーザは、TVユニット10から出力される映像の表示設定を変更したいとする。この場合には、たとえばユーザによる入力操作に応じてリモコン9が発した信号に基づいて、TVユニット10は、映像の表示設定を変更させる情報(関連情報)を取得するための関連情報取得情報を含む制御情報を生成し、PCユニット20に送信する。
PCユニット20は、受信した制御情報に基づいて、サーバ31から、たとえばAV機器評論家が調整したおすすめの映像パラメータを関連情報として取得し、TVユニット10に送信する。
TVユニット10の情報処理部30は、受信した関連情報に基づいて、TVユニット10の映像パラメータを変更する。
なお、TVユニット10の機能としては、TVユニット10の特性、性能などに関するどのような機能であってもよい。たとえば、TVユニット10がスピーカ3に出力する音の音質に関するものなどであってもよい。また、当該機能の設定を変更させる情報は、サーバ31に公開されている、各ユーザによるおすすめの設定などであってもよい。
これにより、ユーザは、TVユニット10の機能の設定を簡単に変更させることができる。
(ソフトウェアアプリケーションの更新)
次に、関連情報が、TVユニット10において実行されるソフトウェアアプリケーション(以下、単に「ソフトウェア」ともいう。)の更新内容を表す更新情報である場合の例について説明する。
TVユニット10は、たとえばPC内蔵テレビ1の起動時に、TVユニット10のソフトウェアを更新(アップデート)するためのプログラム(関連情報)を取得するための関連情報取得情報を含む制御情報を、PCユニット20に送信する。なお、TVユニット10は、制御情報を、たとえばユーザによる入力操作に応じてリモコン9が発した信号に基づいて生成してもよいし、ソフトウェアからの信号などにより生成してもよい。また、PC内蔵テレビ1の起動時に毎回生成してもよい。
PCユニット20は、受信した制御情報に基づいて、インターネット8を介してサーバ31から当該プログラムを取得(ダウンロード)し、情報通信部25、18を介してTVユニット10に当該プログラムを送信する。
TVユニット10の情報処理部30は、このプログラムを実行し、ソフトウェアをアップデートする。
なお、このとき、制御情報に、ソフトウェアのバージョン情報などが含まれていてもよい。これにより、PCユニット20は、このバージョン情報に基づいて、外部のサーバ31に当該ソフトウェアをアップデートすることが可能なプログラムがあるかないかを確認し、あった場合にのみダウンロードすることができる。また、PCユニット20は、ソフトウェアのバージョン情報を予めPCユニット20の記憶部24に記憶しておき、制御情報を受信したとき、このバージョン情報に基づいてサーバ31と通信してもよい。
さらに、PCユニット20は、サーバ31からのプログラムのダウンロード、およびTVユニット10へのプログラムの送信を、TVユニット10からの命令により実行してもよいが、たとえば自動で実行するように設定されていてもよい。
PCユニット20がプログラムのダウンロードを自動で実行する場合には、たとえばPCユニット20は、ソフトウェアのバージョン情報を記憶部24に記憶しておき、PC内蔵テレビ1が起動する際に、毎回、アップデート可能なプログラムがあるかないかをサーバ31との通信により確認し、アップデート可能なプログラムがあった場合にのみダウンロードしてもよい。
また、PCユニット20は、アップデート可能なプログラムがある場合には、ダウンロードを実行するか否かを問い合わせるための制御情報を生成し、情報通信部25、18を介してTVユニット10に送信してもよい。TVユニット10は、受信した制御情報に基づいて、たとえばダウンロードを実行するか否かを選択するためのOSD(on−screen display)画面をディスプレイに表示させる。ユーザは、OSD画面を見て、たとえばダウンロードを実行することを選択した場合には、リモコン9のボタンを押下することなどにより、ダウンロードを実行するための信号をTVユニット10に入力する。TVユニット10は、入力された信号に基づき、ダウンロードを実行させるための制御情報を生成してPCユニット20に送信する。PCユニット20は、受信した制御情報に基づき、プログラムのダウンロードを実行する。
PCユニット20は、サーバ31からダウンロードしたプログラムを、記憶部24に一旦記憶してもよい。また、PCユニット20は、プログラムをダウンロードした後、たとえばTVユニット10の動作状態情報を情報通信部18、25を介して取得し、TVユニット10がテレビなどを表示させている状態か、スタンバイ状態かを判定してもよい。そして、スタンバイ状態のときには、プログラムをTVユニット10に情報通信部25、18を介して送信してもよい。
一方、TVユニット10がテレビなどを表示させている状態のときには、PCユニット20は、プログラムをTVユニット10に送信することの可否を問い合わせるための制御情報を生成してTVユニット10に送ってもよい。TVユニット10は、受信した制御情報に基づいて、プログラムを受信して実行するか否かを選択するためのOSD画面をディスプレイ2に表示する。ユーザは、表示されたOSD画面を見て、たとえばプログラムを受信して実行することを選択した場合には、リモコン9のボタンを押下することなどにより、プログラムを受信して実行するための信号をTVユニット10に入力する。TVユニット10は、入力された信号に基づき、プログラムを送信させるための制御情報をPCユニット20に送信する。PCユニット20は、受信した制御情報に基づき、プログラムをTVユニット10に送信する。
さらに、PCユニット20は、プログラムのダウンロード完了時に、そのことを知らせるための制御情報を生成してTVユニット10に送信し、TVユニット10は、受信した制御情報に基づいて、ダウンロードが完了したことを知らせるためのOSD画面をディスプレイ2に表示させてもよい。ユーザは、表示されたOSD画面を視認することにより、ダウンロードが完了したことを容易に知ることができる。
なお、TVユニット10およびPCユニット20の各動作についての設定は、たとえばユーザがユーザ入力部17または26に入力することにより行うことができる。
このように、ユーザは、TVユニット10のソフトウェアのアップデートを、リモコン9への入力だけの操作により簡単に行うことができる。また、インターネット8を通じてプログラムを取得することができるので、たとえば衛星放送などを通じてソフトウェアのバージョンアップを行う必要がない。したがって、PC内蔵テレビ1は、衛星放送を受信していなくてもよい。さらに、TVユニット10は、一旦PCユニット20の記憶部24に記憶されたプログラムを受信することができるので、放送波を通じて行うよりも安定に、かつ高速にプログラムを受信することが可能である。さらにまた、PCユニット20がプログラムのダウンロードを行うので、その間にユーザは、TVユニット10により表示される放送番組などを楽しむことが可能である。
(GUIパターンの変更)
次に、関連情報が、TVユニット10におけるグラフィカルユーザインターフェースを表すGUI情報である場合の例について、図1を参照して説明する。
TVユニット10は、図1に示す情報通信部18および25を介して、PCユニット20に、GUI情報(関連情報)を取得するための関連情報取得情報を含む制御情報を送信する。なお、制御情報は、たとえばユーザからのリモコン9によるTVユニット10への入力により生成される。
なお、GUI情報は、たとえばGUIパターンを変更するプログラムなどである。
PCユニット20は、まずインターネット8を介して外部のサーバ31から、ダウンロード可能なGUI情報のリストを含むリスト情報を取得し、このリスト情報をTVユニット10に情報通信部25、18を介して送信する。
TVユニット10の情報処理部30は、受信したリスト情報から、リストを表示する映像を作成し、ディスプレイ2に表示する。なお、リストを表示する映像には、各GUIパターンのイメージの詳細情報または概略が分かるようにサムネイルなどが付いていてもよい。
ユーザは、表示されたリストを見て、ダウンロードしたいGUI情報を選択し、リモコン9などから選択した結果を表す信号をユーザ入力部17に入力する。TVユニット10は、入力された信号に基づき、選択されたGUI情報を取得するための制御情報を生成して、情報通信部18、25を介してPCユニット20に送信する。
PCユニット20は、受信した制御情報に基づいて目的のGUI情報をサーバ31からダウンロードし、情報通信部25、18を介してTVユニット10に送信する。
TVユニット10の情報処理部30は、受信したGUI情報を処理し、TVユニット10におけるGUIを変更する。
なお、PCユニット20は、TVユニット10から関連情報取得情報を含む制御情報を受信したとき、まず複数のGUI情報をダウンロードして記憶部24に記憶させた後、この複数のGUI情報のリストをTVユニット10に送信してもよい。このようにすれば、その後、TVユニット10からの要求に応じてGUI情報をTVユニット10に迅速に送信することができるので、たとえばユーザがいくつかのGUIパターンを実際に設定して試したいという場合にも柔軟に対応できる。
図13は、TVユニット10におけるGUIのパターンの例を示す図である。図13(a)は、GUIパターンの一例であり、図13(b)は、GUIパターンの他の例を示す。GUI情報の1つを実行することにより、TVユニット10のGUIは、ディスプレイ2において、たとえば図13(a)のように、テレビの表示設定に関するメニュー画面34をTV主画面33の上に重畳させて表示させるパターンとすることができる。また、他のGUI情報を実行することにより、たとえば図13(b)のように、メニュー画面36をTV主画面35の横に並べて表示させるパターンに変更することができる。
ユーザは、たとえば図13(a)と図13(b)とに示すような、異なる複数のGUIパターンを表すGUI情報をPCユニット20の記憶部24に記憶させておき、場面に応じて使い分けてもよい。
このように、本実施形態におけるPC内蔵テレビ1では、一般向けのGUIパターンから個性的なGUIパターンまで、大幅にGUIの変更を行うことができるので、ユーザの様々な好みにも柔軟に対応することができる。
(EPG情報の取得)
次に、関連情報が、放送番組に関するEPG情報である場合の例について説明する。
図14は、TVユニット10がEPG情報をディスプレイ2に表示させる際における情報の流れの一例を示す図である。
TVユニット10は、PCユニット20に、放送番組に関するEPG情報(関連情報)を取得するための関連情報取得情報を含む制御情報を送信する。PCユニット20は、受信した制御情報に基づいて、インターネット8を通じてEPG情報を配信するEPG情報配信サーバ38からEPG情報を取得する。なお、EPG情報配信サーバ38は、インターネット8内に存在し、EPG情報を配信するサーバであればよい。
PCユニット20は、受信したEPG情報をTVユニット10に送信する。
一方、TVユニット10のコンテンツ取得部15は、アンテナ4により、放送局37からEPG情報(他の電子番組情報)を受信する。このEPG情報は、たとえば、放送局37から送出される映像および音声データに重畳されたサービスインフォメーション情報などから取得できる。
TVユニット10は、PCユニット20から受信したEPG情報と、放送局37から受信したEPG情報とのうち、一方を選択して、EPG情報を表示する映像39を生成し、ディスプレイ2に表示させる。TVユニット10が、どちらのEPG情報を選択するかは、たとえばユーザによる入力操作により予め設定してもよい。また、たとえば、それぞれのEPG情報を取得するために要する時間が異なるなどの理由により、一方のEPG情報のみを取得している場合には、当該EPG情報を利用することとし、両方のEPG情報を取得した後には、予め設定したEPG情報を利用するよう、設定してもよい。これにより、EPG情報がディスプレイ2に表示されるまでに要する時間を短くすることができる。
さらに、TVユニット10の情報処理部30は、インターネット8を通じて取得したEPG情報および放送局37から受信したEPG情報を、互いに異なる表示形態によってディスプレイ2に表示してもよい。すなわち、ディスプレイ2に表示された映像39が、インターネット8を通じて取得したEPG情報によるものか、放送局37から受信したEPG情報によるものかを、表示形態を変えることによってユーザが容易に分かるようにしてもよい。たとえば、情報処理部30は、PCユニット20から受信したEPG情報から生成される映像の表示色、字体などを、所定の色、字体などに変換するなど、加工してもよい。なお、放送局37から受信したEPG情報から生成される映像を加工してもよい。これにより、ユーザは、ディスプレイ2に表示されたEPG情報が、インターネット8を通じて取得したものか、放送局37によるものかを、視覚的に直感的に認識し得る。
これにより、ユーザは、より早くEPG情報を取得することができるとともに、そのEPG情報の情報源がどこであるかを直感的に判断することができる。
なお、一般に、放送局から取得するEPG情報は、電波に重畳される情報量(帯域)が限られているため、たとえば1週間などの短い期間の情報に限られていたり、番組の詳細な情報などが含まれていなかったりすることがある。一方、インターネットから取得するEPG情報のなかには、長い期間の情報を含むもの、各番組の詳細な情報を含むものなどがある。さらに、インターネットから取得する場合には、高速ブロードバンドによって短時間で取得することができる場合もある。本実施形態であれば、PC内蔵テレビ1は、インターネットからもEPG情報を取得することができるので、ユーザは、より情報量の多いEPG情報を、より早く取得することができ、より快適にTVコンテンツの視聴を楽しむことができる。
(TVユニット10の不具合、故障などに関する情報)
次に、TVユニット10の不具合、故障などに関する情報(動作状態情報)をサーバ31に送信する場合について、図1を参照して説明する。
TVユニット10は、図1に示す情報通信部18および25を介して、TVユニット10の動作状態情報を含む制御情報をPCユニット20に送信する。なお、制御情報は、定期的に送信されてもよい。
PCユニット20は、受信した制御情報を、記憶部24に記憶する。
TVユニット10に不具合が生じたり、故障したりした場合、PCユニット20は、記憶部24に記憶されている、動作状態情報を含む制御情報を、サーバ31に送信する。なお、ここでのサーバ31は、たとえばメーカのサービスのためのサーバなどである。また、複数の動作状態情報が記憶部24に記憶されている場合は、最新のものを送信するように設定されていてもよい。
PCユニット20は、送信した制御情報に基づいてサーバ31により送信された関連情報を取得する。関連情報は、たとえば不具合を修正するための情報などである。
TVユニット10は、PCユニット20が送信する関連情報を処理し、たとえば不具合を修正するためのヘルプ情報などをディスプレイ2に表示する。
これにより、ユーザは、TVユニット10に不具合などが生じた場合に、サーバ31に簡単に問い合わせることができる。また、サーバ31は、PC内蔵テレビ1の動作状態を解析することができるので、不具合の修正、修理などのために充分な検討を行うことができ、ユーザに対してより適切な対応をとることができる。
(識別情報および設定情報の送信)
次に、PC内蔵テレビ1が、識別情報および設定情報をサーバ31に送信する場合の例について図1を参照して説明する。
TVユニット10は、図1に示す情報通信部18および25を介して、識別情報および設定情報を含む制御情報をPCユニット20に送信する。
識別情報は、PC内蔵テレビ1のユーザを特定できるものであればよく、たとえばユーザ、または当該ユーザが所有するPC内蔵テレビ1を識別するためのIDなどであればよい。
設定情報には、たとえば、PC内蔵テレビ1の型番、インチサイズなどの固定データ、ユーザが設定した固有のメニュー設定値などが含まれる。
PCユニット20は、当該識別情報と当該設定情報とをサーバ31に送信する。なお、ここでのサーバ31は、たとえば設定情報を管理するデータベースサーバなどである。また、PCユニット20は、受信した制御情報を記憶部24に保存しておき、TVユニット10から当該制御情報をサーバ31に送信するための制御情報を受信したときに、サーバ31に送信してもよい。また、定期的にサーバ31に送信するなど、自動で送信するように設定されていてもよい。
これにより、ユーザは、固有の設定情報をサーバ31に簡単に送信できる。また、自分の設定情報をいつでもサーバ31から取得することができる。
たとえば、自分の好みの設定情報などを、識別情報とともにデータベースサーバなどに保存することが可能である。したがって、ユーザは、PC内蔵テレビ1を買い換えるなど、別のPC内蔵テレビを購入した際に、保存した識別情報に基づいて自分の設定情報をデータベースサーバから取得し、新しいPC内蔵テレビに簡単に一括設定することができる。
また、ユーザは、複数の設定情報をデータベースサーバに保存しておき、場面に応じて必要な設定情報を取得することができる。たとえば、リビング用、ベッドルーム用などといった用途別の設定情報、または、子供用、お年寄り用といった使用者別の設定情報などを保存しておき、必要に応じて使い分けることができる。
また、メーカのおすすめの設定情報などといった汎用的な設定情報をメーカのサーバに用意しておき、ユーザがこれらの設定情報の中から好みのものを選択できるようにしてもよい。これにより、メーカは、ユーザに対して便利なサービスを提供することができる。
(放送番組に関連する詳細情報の取得)
次に、関連情報が、放送番組に関する詳細情報である場合の例について説明する。
図15は、PC内蔵テレビ1が放送番組を再生している際のディスプレイ2の例を示す図である。
TVユニット10は、放送局から放送波を受信してデコードし、放送番組を取得し、図15の(a)に示すように、TV主画面41に表示する。また、この放送番組に関連するコンテンツ情報を表す項目をTVサブ画面42に表示する。
なお、ここでのコンテンツ情報とは、たとえば、番組のタイトル、ジャンル、登場人物(出演者)、スポンサーなど、放送番組に関するあらゆる情報を含む。コンテンツ情報を表す項目は、たとえば取得した放送番組のジャンルなどに基づいて、予め設定されているものであってもよい。また、PCユニット20が、放送番組を分類および解析してコンテンツ情報を表す項目を導出してもよい。また、PCユニット20は、インターネット8を介してサーバ31と通信することによってコンテンツ情報を表す項目を導出してもよい。さらに、PCユニット20は、事前にユーザにより入力された条件(たとえばスポンサー、俳優名など)にしたがってコンテンツ情報を表す項目を導出してもよい。
ユーザは、TVサブ画面42に表示されたコンテンツ情報を表す項目のなかから、取得したい項目を選択して、たとえばリモコン9を介する入力操作により、当該項目の情報を取得するための信号をTVユニット10に入力する。図15の(a)では、「登場人物」を選択した場合を示している。
TVユニット10は、「登場人物」に関する情報(関連情報)を取得するための関連情報取得情報を含む制御情報をPCユニット20に送信する。また、TVユニット10は、図15の(b)に示すように、TVサブ画面42を、Web情報取得中であることを示す待機画面43に切り換える。
PCユニット20は、受信した制御情報に基づいて、インターネット8を介してサーバ31から「登場人物」に関する情報を取得し、取得した情報をTVユニット10に送信する。
TVユニット10は、受信した情報を処理して映像を生成し、図15の(c)に示すようにTVサブ画面44に表示する。
ユーザは、TVサブ画面44に表示された情報のなかから、さらに詳細情報を取得したい情報を選択して、上述したようにTVユニット10に入力する。
TVユニット10は、入力された情報に関する詳細情報を、新たな関連情報として取得するための、新たな関連情報取得情報をPCユニット20に送信し、その結果当該関連情報をPCユニット20から受信する。そして、図15の(d)に示すように、TVサブ画面45に表示する。
このように、ユーザは、放送番組を視聴しながら、リモコン9によりTVユニット10を操作することによって、その放送番組に関する詳細情報、これに関する情報などをサーバ31から次々に取得することができる。
また、取得された情報は、たとえば画面の下部などにサムネイルとして表示されてもよい。
(再生されるコンテンツに関する情報の取得)
次に、関連情報が、再生されるコンテンツに関する情報である場合の例について説明する。ここでは、DVDにより映画のコンテンツを視聴する際に、再生中の映画に関連する情報を取得する場合について説明する。
図16は、PC内蔵テレビ1が映画のコンテンツを再生している際の画面の例を示す図である。
TVユニット10は、DVDから映画のコンテンツを取得して再生し、図16の(a)に示すように、ディスプレイ2のDVD主画面46に表示する。なお、映画のコンテンツは、TVユニット10のコンテンツ取得部15が取得したものでもよいし、PCユニット20のコンテンツ取得部22が取得し、コンテンツ送信部23、コンテンツ受信部16を介してTVユニット10に送信したものでもよい。
また、TVユニット10は、再生中のコンテンツに関するコンテンツ情報を表す項目をDVDサブ画面47に表示する。
なお、ここでのコンテンツ情報とは、たとえば、映画名、ジャンル、登場人物(出演者)、スポンサーなど、再生中のコンテンツに関するあらゆる情報を含む。コンテンツ情報を表す項目は、予め設定されているものであってもよい。また、PCユニット20が、再生中のコンテンツを分類および解析してコンテンツ情報を表す項目を導出してもよい。また、PCユニット20は、インターネット8を介してサーバ31と通信することによってコンテンツ情報を表す項目を導出してもよい。さらに、PCユニット20は、事前にユーザにより入力された条件(たとえばスポンサー、俳優名など)にしたがってコンテンツ情報を表す項目を導出してもよい。PCユニット20は、導出したコンテンツ情報を表す項目をTVユニット10に送信し、TVユニット10は、受信したコンテンツ情報を表す項目をDVDサブ画面47に表示する。
ユーザは、DVDサブ画面47に表示されたコンテンツ情報を表す項目のなかから、取得したい項目を選択して、たとえばリモコン9によりTVユニット10に入力する。図16の(a)では、たとえば「映画名」を選択した場合を示している。
ユーザがコンテンツ情報のうちの「映画名」を選択して入力すると、TVユニット10は、再生中のコンテンツの「映画名」に関する情報を関連情報として取得するための関連情報取得情報を含む制御情報をPCユニット20に送信する。また、TVユニット10は、図16の(b)に示すように、DVDサブ画面47を、Web情報取得中であることを示す待機画面48に切り換える。
PCユニット20は、受信した制御情報に基づいて、インターネット8を介してサーバ31から「映画名」に関する情報を取得し、取得した情報をTVユニット10に送信する。
TVユニット10は、受信した情報を処理して映像を生成し、図16の(c)に示すようにDVDサブ画面49に表示する。
このように、ユーザは、PC内蔵テレビ1により再生されるコンテンツを視聴しながら、リモコン9によりTVユニット10を操作することによって、そのコンテンツに関する様々な情報をサーバ31から取得することができる。
また、取得された情報は、たとえば画面の下部などにサムネイルとして表示されてもよい。
(所定の条件に基づいた情報の取得)
次に、関連情報が、予め入力された所定の条件に基づいた情報である場合の例について説明する。
図17は、PC内蔵テレビ1が、予め入力された所定の条件に基づいて取得した情報をディスプレイ2に表示する例を示す図である。
ユーザは、リモコン9などにより、予め所定の条件をPC内蔵テレビ1に入力する。入力された所定の条件は、たとえばPCユニット20の記憶部24に記憶される。
なお、所定の条件とは、たとえばユーザが興味のあるキーワード、ジャンルなどであってもよく、具体例としては、テレビの番組表、天気予報、ニュースなどが挙げられる。また、ユーザは、所定の条件を、PCユニット20を介して、このような条件を公開するデータベースサーバなどから取得してもよい。
TVユニット10は、ディスプレイ2の主画面41に、図17に示すように、たとえば放送番組を表示する。なお、ユーザは、主画面41に、たとえばDVDから取得した映画のコンテンツなどを表示させていてもよい。
TVユニット10は、ユーザがリモコン9により入力した信号などに基づいて、予め入力されている所定の条件に基づいた情報(関連情報)を取得するための関連情報取得情報を含む制御情報をPCユニット20に送信する。
PCユニット20は、受信した制御情報に基づき、記憶部24に記憶してある所定の条件に基づいて関連情報を取得し、TVユニット10に送信する。TVユニット10は、受信した関連情報を処理して映像を生成し、図17に示すように、サブ画面91、92、93に表示する。なお、図17は、所定の条件が「テレビ番組表」、「天気予報」および「ニュース」である場合について示している。
なお、ユーザは、たとえばサブ画面91、92、93に表示される関連情報の内容が、一定時間ごとに自動的に更新されるように、設定することができる。また、取得した複数の情報を、一定時間ごとに繰り返し表示するように設定することもできる。
また、ユーザは、いつでも所定の条件を設定または変更できる。この設定および変更は、たとえばリモコン9によりTVユニット10を操作することによって、または、マウス5もしくはキーボード6によりPCユニット20を操作することによって行ってもよい。さらにユーザは、リモコン9などにより、たとえばサブ画面91、92、93のいずれかを選択することによって、これらを2画面表示、全画面表示などに遷移させることができる。
これにより、ユーザは、主画面41においてテレビなどを視聴しながら、同時にサブ画面91、92、93に表示される情報を取得して楽しむことができる。
以上に説明したほか、PC内蔵テレビ1には、さらに次のような様々な工夫が可能である。
(メニュー表示の工夫)
PC内蔵テレビ1では、カテゴリの分類および操作を直感的に分かり易くする。これにより、コンピュータの初心者であっても、PC内蔵テレビ1を簡単に操作することができる。ポータルウェブサイトを踏襲したカテゴリに対応したメニュー項目を一覧にして表示する。これによりユーザは、普段使用しているコンピュータと同じ操作によって、同様にメニュー項目を選択できる。
PC内蔵テレビ1は、フォーカス中のメニュー項目に応じたコンテンツをPC子画面に表示する。そのためユーザがコンテンツを選択するたびに、PC子画面に表示されている映像が切り換わる。結果、ユーザは直感的にコンテンツを選択できる。なお、初期設定として、ユーザにとって魅力的なウェブサイトを予め用意しておくことが好ましい。
さらにPC内蔵テレビ1にはカテゴリの一種として「便利機能」というメニュー項目がある。ユーザは、使用頻度の高いソフトウェアアプリケーションを当該便利機能に登録できる。なお、TV画面に表示されるメニュー項目の表示順位は、コンテンツプロバイダーに応じて変更してもよい。さらに、表示順位に応じて決まる掲載料金を、コンテンツプロバイダーから徴収するビジネスも可能になる。
PC内蔵テレビ1は、ディスプレイ2にたとえばユーザがよく利用するウェブサイトへのリンクをカテゴリ別に分類して項目として分かり易く表示する。この結果、インターネット8上のウェブサイトへアクセスする際の入り口として、PC機能メニューを活用できる。ユーザは、PC主画面69に切り換える設定等をすることなく、TV主画面61を通じて放送番組を視聴中に、この入り口(PC機能メニュー)から項目を選択することによって、インターネットに直接アクセスできる。これらの工夫によって本発明は、コンピュータの初心者から上級者に至るまで、PC内蔵テレビ1に対する購入意欲を高めることができる。
メニュー項目の具体例として、検索ウェブサイト、ウェブログ、SNS(Social Networking Service)、一般情報(たとえば、ニュース、天気、交通情報または路線案内)、暮らしの情報(たとえば、病気、地域情報または子育て)、食べ物(たとえば、飲食店またはレシピ集)、学習(たとえば、辞書または子供の教育)、趣味(たとえば、株、旅行、ショッピングまたはファッション)、または娯楽(たとえば、ゲーム、動画ウェブサイトまたは音楽ダウンロードウェブサイト)などが挙げられる。
ユーザは、次の手順によって、上述したカテゴリごとのウェブサイトに接続できる。まず、画面上に表示されたカテゴリ別のPC機能メニューの中から、所望のカテゴリに関するメニュー項目を選択する。次に、選択した項目のカテゴリに属するウェブサイトのURLリストが表示されるので、当該URLリストの中から所望のウェブサイトを選択する。具体的には、画面上にTV主画面、複数のメニュー項目、およびPC子画面が表示されているとき、ユーザがリモコン操作によって所望のカテゴリのメニュー項目を選択する。その後、たとえばPC主画面を表示するように選択すれば、画面上ではPC画面が大きくなり、インターネット視聴用に切り換わる。
(利用サービスの多様性)
PC内蔵テレビ1のユーザは、従来の汎用コンピュータによって利用可能なインターネットサービスを、全てPC内蔵テレビ1においても利用できる。完全なコンピュータとして機能し、TVユニット10と連携して動作するPCユニット20が、PC内蔵テレビ1に備えられているからである。したがってPC内蔵テレビ1は、従来のように限られたインターネットサービスしか利用できないネットテレビに比べて、その活用範囲は遥かに広い。
(大画面化による利点)
ディスプレイ2にPC全画面を表示した場合、ユーザは、PCユニット20をマウス5またはキーボード6を使用して操作できる。ディスプレイ2を大画面としたPC内蔵テレビ1では、ユーザは、PCコンテンツを大画面かつ高画質のディスプレイ2を通じて楽しむことができる。従来のコンピュータではこのような用途のためにはPC本体の他に別途大画面のディスプレイを用意する必要があった。しかしPC内蔵テレビ1はこれ一台で、コンピュータも大いに活用するパワーユーザの要望をも満たすことができる。特にPCユニット20はコンピュータであるため各種の周辺機器と連携して機能を柔軟に追加することが可能であり、こうした機能追加によって得られる利点を、大画面かつ高画質の表示を通じてユーザに実感させることができる。
(電源の連動)
ユーザは、PCユニット20を起動するための煩雑な操作をしなくてもよい。PC内蔵テレビ1において、TVユニット10の電源と、PCユニット20の電源とが連動するからである。すなわち、TVユニット10の電源を入れると同時にPCの電源も入る。TVユニット10の起動完了後、ユーザは直ちに放送番組の視聴が可能になる。一方、その後もPCユニット20の起動処理は続く。TVユニット10よりもPCユニット20の方が、起動の完了に要する時間が長いからである。ユーザは、PCユニット20の起動完了まで無用にまたせることなく、放送番組を楽しめる。また、PCユニット20の起動完了後は、リモコン9による簡単な操作によって、いつでもPCユニット20を操作できる。
(設置の容易性)
TVユニット10およびPCユニット20が一体化されているため、ユーザはPC内蔵テレビ1を簡単に設置できる。TVユニット10のディスプレイ2にLEDバックライト採用してもよい。これにより、TVユニット10の軽量化および薄型化が可能になるため、PC内蔵テレビ1の設置方向を縦横のいずれにも自由にできる。
(PC内蔵テレビ1の販売)
PC内蔵テレビ1の外観は、通常のテレビジョン装置のそれに酷似している。したがって、販売店はPC内蔵テレビ1をコンピュータ売り場ではなくテレビ売り場に置く。販売員は、PC内蔵テレビ1を見込み客に売り込むときに、簡単な操作でコンピュータも利用できることを訴求できる。結果、コンピュータ売り場は行かないがテレビの売り場なら行くような顧客、すなわちコンピュータは苦手だがテレビは使える一般的なユーザに対し、PC内蔵テレビ1への購入意欲を高めさせることができる。PC内蔵テレビ1はコンピュータも使えるという付加価値を有しており、その分単価を高く設定でき、利益率も高い。したがって、PC内蔵テレビ1の製造会社も、販売店もより高い利益をPC内蔵テレビ1によって得られる。
(消費電力の表示)
PC内蔵テレビ1は、自身の消費電力に関する情報を取得し、表示用の情報に変換して、ディスプレイ2に表示してもよい。
〔実施形態2〕
本発明に係る第2の実施形態について、図18および図19を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
(PC内蔵テレビ1aの外観例)
図18(a)は、着脱可能なPCユニット20aがTVユニット10aに装着された後のPC内蔵テレビ1aを表示画面側から見た場合の外観を示す図である。図18(b)は、着脱可能なPCユニット20aがTVユニット10aに装着される前のPC内蔵テレビ1aを背面側から見た場合の外観を示す図である。
この図に示すように、本実施形態のPC内蔵テレビ1aは、TVユニット10aおよびPCユニット20aによって構成されている。この点において、第1の実施形態に係るPC内蔵テレビ1と何ら変わりはない。しかし本実施形態のPC内蔵テレビ1aでは、PCユニット20aがPC内蔵テレビ1aから着脱可能である。したがって、PC内蔵テレビ1aの拡張性および保守性を高めることができる。なお、装着を解除した後、TVユニット10aもPCユニット20aもそれぞれ単独で利用できる。
PCユニット20aには、図18(a)に示すように、複数の外部端子150〜152が設けられている。具体的にはイーサネット(登録商標)端子150、USB端子151、および映像/音声入出力端子152である。また、図18(b)に示すように、PCユニット20aには、TVユニット10aと信号をやり取りするための外部端子153〜155も設けられている。具体的には、映像信号(HDMI信号を含むSDVO:Serial Digital Video OutPut)端子153、制御信号端子154、および電源端子155である。これらの端子があることによって、PCユニット20aとTVユニット10aとの間で、映像信号、制御信号、および電源信号を互いに送受信できる。なお、これらに加えて音声信号端子を設け、音声信号を互いに送受信することも当然に可能である。
PCユニット20aは単体で動作可能であり、製品として成り立つ。回路および配線はPCユニット20aの内部に全て収められ、外部には一切むき出しにされていない。TVユニット10aも同様である。したがって両者の接続時に配線の手間が一切不要である。結果、ユーザは簡便な手順によってPCユニット20aをTVユニット10aに装着できる。すなわち、PCユニット20aをその装着位置にただ差し込めば良いのである。
PC内蔵テレビ1から外したPCユニット20aは、周辺機器に接続させることによって、様々な用途に活用できる。たとえば、モニタと接続可能なクレードルに、取り外したPCユニット20aを装着する。こうすれば、PCユニット20aをデスクトップコンピュータとして使用できる。なお、PCユニット20aとクレードルとを接続する端子としては、他にもイーサネット(登録商標)端子、およびシリアルポート端子を利用できる。
(PC内蔵テレビ1aの要部構成)
図19は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、TVユニット10aのコンテンツ取得部15は、アンテナ4を通じての他、記録ディスク7からも、インターネット8を通じてからも、また外部機器(外部記憶装置)160からも、再生対象のコンテンツを取得できる。すなわち、本実施形態のTVユニット10aが処理するコンテンツは、放送番組に限らず、たとえばテキスト、映像、音声、動画等のコンテンツも該当し、さらにこれらの組み合わせからなるマルチメディアコンテンツも該当する。他にも、ウェブページも含まれる。
以上のように、PCユニット20aは周辺機器を活用した拡張性を有しており、従来の汎用コンピュータに比べて活用の幅が広い。また、仮にPCユニット20aをTVユニット10aから離脱させた状態でも、あるいはPCユニット20aが故障した場合でも、TVユニット10a単独で、放送番組および各種のコンテンツを外部から取得できる。
〔実施形態3〕
本発明に係る第3の実施形態について、図20を参照して以下に説明する。なお、上述した第1および第2の実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、本発明はBD内蔵テレビ1bとして実現される。ここで「BD」とはBlu−ray(ブルーレイ、登録商標)録画再生機器のことである。BD内蔵テレビ1bは、放送番組の再生および記録ディスク7への録画、ならびにブルーレイコンテンツの再生が可能な装置である。
(BD内蔵テレビの外観例)
図13は、着脱可能なBDユニット20b(第2のユニット)がTVユニット10aに装着された後のBD内蔵テレビ1bの外観例を示す図である。BDユニット20bはブルーレイ録画再生装置としての構成および機能を有しており、それ単体でも動作するユニットである。本実施形態では、PCユニット20aの装着が可能なTVユニット10aに、BDユニット20bを装着して1つのBD内蔵テレビ1bを構成する。すなわち、TVユニット10aの装着スロットにはPCユニット20aもBDユニット20bもそれぞれが着脱式で装着可能になっている。また、これらのユニット以外にも、たとえばDVDレコーダとしての構成および機能を有するDVDユニットも、TVユニット10aに装着可能である。
TVユニット10aは、装着されたBDユニット20bと連携して動作する。したがって、ユーザはリモコン9を使用してTVユニット10aもBDユニット20bも操作できる。すなわち、放送番組の視聴、放送番組の記録ディスク7への録画、記録ディスク7に録画されたコンテンツの再生は、1つのリモコン9によっていずれも可能である。
なお、BDユニット20bは、第1の実施形態に係るTVユニット10に支持される形で装着されることもできる。この場合、たとえばUSB2.0の規格に従った端子間での接続が可能である。
(付記事項)
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。当業者は、請求項に示した範囲内において、本発明をいろいろと変更できる。すなわち、請求項に示した範囲内において、適宜変更された技術的手段を組み合わせれば、新たな実施形態が得られる。
本発明の映像表示装置は、第1のユニットおよび複数の第2のユニットによって構成されていても良い。第2のユニットは、汎用コンピュータ、ブルーレイ再生(録画)機器、DVD再生(録画)機器、およびハードディスクレコーダのいずれかとして実現され得る。これらのうち任意の複数の第2のユニットと、第1のユニットとを組み合わせて、1つの映像表示装置を構成する。結果、たとえば1つの映像表示装置が2つのPCユニット20を備えている構成、ならびに、1つの映像表示装置が1つのPCユニット20aおよび1つのBDユニット20bを備えている構成は、いずれも本発明の範疇に含まれる。如何なる第2のユニットも、第1のユニットから着脱可能とすることもできるし、または、第1のユニットの筐体本体に内蔵することもできる。
PCユニット20aがTVユニット10aの筐体本体に内蔵された構成のPC内蔵テレビ1も、実現可能である。この場合、PCユニット20aはTVユニット10aの内部に完全に隠されている。したがって、PCユニット20aを外部環境から守ることができる。なお、ユーザは、PCユニット20aをTVユニット10aの内部から取り出して、別のPCユニット20aに交換することができる。
また、本発明の映像表示装置は、関連情報取得手段が、通信ネットワークに限らず、外部記憶装置、記録メディアなどを通じて関連情報を取得してもよい。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、PC内蔵テレビ1に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわちPC内蔵テレビ1は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、このプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。
この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアであるPC内蔵テレビ1のプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。PC内蔵テレビ1に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしてのPC内蔵テレビ1(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードをPC内蔵テレビ1に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、PC内蔵テレビ1を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介してPC内蔵テレビ1に供給する。この通信ネットワークはPC内蔵テレビ1にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえばインターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえばIEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、コンピュータを内蔵したテレビジョン装置として幅広く利用できる。
1 PC内蔵テレビ(映像表示装置)
1a PC内蔵テレビ(映像表示装置)
1b BD内蔵テレビ(映像表示装置)
2 ディスプレイ(画面)
3 スピーカ
4 アンテナ
5 マウス
6 キーボード
7 記録ディスク(記録メディア)
8 インターネット(通信ネットワーク)
9 リモコン
10 TVユニット(第1のユニット)
10a TVユニット(第1のユニット)
11 映像出力部(表示手段)
12 音声出力部
13 コンテンツ処理部(第1の映像取得手段)
14 コンテンツ合成部(合成手段)
15 コンテンツ取得部(放送波受信手段、電子番組情報取得手段)
16 コンテンツ受信部
17 ユーザ入力部
18 情報通信部(制御情報送信手段、関連情報受信手段)
19 制御部
20 PCユニット(第2のユニット)
20a PCユニット(第2のユニット)
20b BDユニット(第2のユニット)
21 コンテンツ処理部
22 コンテンツ取得部(第2の映像取得手段)
23 コンテンツ送信部(映像送信手段)
24 記憶部
25 情報通信部(制御情報受信手段、関連情報送信手段)
26 ユーザ入力部
27 制御部
28 アプリケーション実行部(実行手段)
29 外部通信部(関連情報取得手段)
30 情報処理部(処理手段)
31 サーバ

Claims (18)

  1. 少なくとも第1の映像を表示する第1のユニットと、当該第1のユニットに少なくとも第2の映像を提供する第2のユニットとを備えた映像表示装置であって、
    上記第1のユニットは、
    上記第1のユニットの機能に関する関連情報を取得するための制御情報を第2のユニットに送信する制御情報送信手段と、
    上記第2のユニットから上記関連情報を受信する関連情報受信手段と、
    上記受信された関連情報を処理する処理手段とを備え、
    上記第2のユニットは、
    上記第1のユニットから送信された上記制御情報を受信する制御情報受信手段と、
    上記受信された制御情報に基づき、上記関連情報を映像表示装置の外部から取得する関連情報取得手段と、
    上記取得された関連情報を上記第1のユニットに送信する関連情報送信手段とを備えていることを特徴とする映像表示装置。
  2. 上記関連情報は、上記第1のユニットの機能の設定に関する設定情報であり、
    上記処理手段は、上記受信された設定情報を処理することによって、上記第1のユニットにおける上記機能の設定を変更することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 上記第1のユニットは、
    放送波を受信する放送波受信手段と、
    上記受信された放送波をデコードして上記第1の映像を取得する第1の映像取得手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  4. 上記第1の映像は、放送番組の映像であり、
    上記関連情報は、上記放送番組に関する電子番組情報であり、
    上記処理手段は、上記受信された電子番組情報を画面に表示することを特徴とする請求項3に記載の映像表示装置。
  5. 上記第1のユニットは、
    上記放送波を通じて他の電子番組情報を取得する電子番組情報取得手段をさらに備えており、
    上記処理手段は、上記電子番組情報および上記他の電子番組情報を、互いに異なる表示形態によって上記画面に表示することを特徴とする請求項4に記載の映像表示装置。
  6. 上記関連情報は、上記第1のユニットにおけるグラフィカルユーザインターフェースを表すGUI情報であり、
    上記処理手段は、上記受信されたGUI情報を処理することによって、上記第1のユニットにおける上記グラフィカルユーザインターフェースを変更することを特徴とする請求項1または3に記載の映像表示装置。
  7. 上記関連情報は、上記第1のユニットにおいて実行されるソフトウェアアプリケーションの更新内容を表す更新情報であり、
    上記処理手段は、上記受信された更新情報を処理することによって、上記ソフトウェアアプリケーションを更新することを特徴とする請求項1または3に記載の映像表示装置。
  8. 上記関連情報取得手段は、上記制御情報を映像表示装置の外部に送信することによって、上記関連情報を取得することを特徴とする請求項1または3に記載の映像表示装置。
  9. 上記制御情報は、上記第1のユニットの動作状態を表す情報を含んでいることを特徴とする請求項8に記載の映像表示装置。
  10. 上記制御情報は、映像表示装置のユーザを識別する識別情報、および上記第1のユニットの機能の設定に関する情報を含んでいることを特徴とする請求項8に記載の映像表示装置。
  11. 上記第2のユニットは、
    ソフトウェアアプリケーションを実行する実行手段と、
    上記ソフトウェアアプリケーションの実行時に生成される映像を、上記第2の映像として取得する第2の映像取得手段と、
    上記第2の映像取得手段によって取得された上記第2の映像を上記第1のユニットに送信する映像送信手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項1または3に記載の映像表示装置。
  12. 上記第1のユニットは、
    上記第1の映像、および上記第2のユニットから提供された上記第2の映像のうち少なくともいずれかを画面に表示する表示手段をさらに備えていることを特徴とする請求項11に記載の映像表示装置。
  13. 上記第1のユニットは、
    上記第1および第2の映像を合成して合成映像を生成する合成手段をさらに備えており、
    上記表示手段は、上記合成映像を上記画面に表示することを特徴とする請求項12に記載の映像表示装置。
  14. 上記関連情報取得手段は、通信ネットワーク、外部記憶装置、および記録メディアの少なくともいずれかを通じて、上記関連情報を取得することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  15. 上記第2のユニットは、上記第1のユニットから着脱可能であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  16. 上記第2のユニットは、上記第1のユニットの筐体本体に内蔵されていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の映像表示装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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